活字中毒のワタシの日記

2005年01月31日(月) 斉藤茂太『女房の不満 亭主の不安』★☆☆☆☆

帯より
『夫婦ってなんだろう
親離れ、子離れでホッとしたのもつかの間、一番近くて遠い人の存在に気づいてしまった男と女。
茂太さんが送るこころのビタミン夫婦編』。

内容はいまいちぴんとこなかった。
というか、パンチがなさすぎ。
これは発行元によるものなんだろうね。退屈でした。
でも、自分がいざその年にさしかかったらズドンとくるのかもしれない。

帯のもうひとつの『幻滅は人生のスタート』というのはなかなか気に入りました。

188ページに「夫婦ゲンカにもルールがある」というのがあり、仲良くケンカしていくためのポイントがかかれてるのだけど、けっこう納得。

相手にゆずるという気持ちを忘れずに

まずはほめることも忘れずに

相手を非難する前に、自分を批判する

相手を過度に要求しない

ジョークを絶やさない

経済的なことはキチンと話し合う

他にもあるのだけど、こんなあたりが参考になりました。けど星はいっこ。



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2005年01月30日(日) 赤川次郎『森がわたしを呼んでいる』★★☆☆☆

夜、ねつけないでいると、何かが落ちたようなドスンという音。
次の日、主人公左知子の家は森につつまれていた。
そして聞こえる、今は亡き父の声。
それから始まる不可思議な死の連続…。

森がわたしを呼んでいる
赤川 次郎
新潮社 (2004/12/22)
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なかなか面白かったです。
主人公左知子のけなげさやがんばりについ応援したくなったりして。
でも結局、守の秘密、っていったい何だったんでしょう。
あなたならわかるかも?



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2005年01月29日(土) 岸田衿子『いそがなくてもいいんだよ』★★★☆☆

いそがなくてもいいんだよ
岸田 衿子
童話屋 (1995/10)
おすすめ度の平均: 5
5 精魂尽き果てた時に開く本
5 岸田さん素敵★



タイトルだけで★よっつくらいな気分。
たぶん自分が誰かにそういってほしいからなんだろうなあと自己分析。

自然の中で暮らす、岸田さんの、自然の風や空、雲、広がる大地に虫たちの存在を感じさせてくれる詩集です。

ちょっと、こころが軽くなりました。
さわやかな風にあたってきたような気分になれました。

ちっこい本のサイズがまたかわいくていいんだなぁ。
おともに連れて歩きたくなる。

たまには詩集も、こんなソフトな詩集も、いいものですね。



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2005年01月16日(日) デイヴィッド・K・レイノルズ『人生は行動を待っている―なすべきことから達成していく「建設的な生き方」』★★★★★

人生は行動を待っている―なすべきことから達成していく「建設的な生き方」
『人生は行動を待っている―なすべきことから達成していく「建設的な生き方」』 ワニの選書
ディヴィッド・K. レイノルズ (著), David K. Reynolds (原著), 遠間 美保子 (翻訳), 小木 晴代 (翻訳)


内容(「BOOK」データベースより)
腹が立ったとき、あまりの悲しみに会ったとき、簡単にその気持ちを抑えることはできません。でも、そのままでいいのです。そんなときは、泣きながら、怒りながら行動すればいい。感情のしまいどころを考えるより、まず動くこと。絶対行動人生を歩むための「建設的な生き方」集大成版。

もう、ふせんだらけ。
一部を紹介しますね。

「建設的な生き方のキーポイントは次の三つです。」

●事実を受け入れる
●目標を知る
●なすべきことをする

それが建設的に生きられるコツなのだけど、ついつい感情に流されてなすべきことをなさずにいいわけしたり、落ち込んだり、またそんな自分をせめたり。
その落ち込んでる瞬間にも「なすべきこと」はあり、感情はそれとして、なすべきことをたんたんとすること。

相田みつおさんのひめくりにもあったね。
私、共感して(つまり、できてなくて)長いことかけてたページ。
やってみようよとりあえず具体的にね、とかいうメッセージ。

これって、きっと同じコンセプトだ。

「『努力すれば何とかなる』わけではない」(p87)
「自分を抱きしめてみませんか」(p87)
「不完全なままの自分でいい」(p88)

「本当に価値があり、<ここ写しミス。不明。すみません>外の少ない価値観は次のようなものです。
1 信頼され、尊敬され、隣人と共に暮らすことができる人生
2 よく気づき、好奇心や探究心が旺盛で、チャレンジをする人生
3 死ぬまで、なすべきことをし続ける人生
4 他人のために時間と労力をかけて何かをする人生
5 建設的な行動で自分を消す人生」(p99)

「よく生きるためには失望が必要」(p104)

不快な時や逆境の時にも感情に流されずに目的に着手するためにできることとして148ページから
●気をそらす
●待つ
●体を動かす
●受け入れる

あとためになるなぁとこころに響いたところ。
「やめたい癖をやめるためのヒント」(P155)
「どうにもならないイライラに効く心の手当て」(p158)
「『後回し』への対応」(p162)
「泣きながら行動すればいい」(p169)
「痛みや不調とともに生きてみる」(p172)
「やたらに過去のシナリオを掘り起こす人へ」(p175)
「ストレス減少のための三つのステップ」
「あらゆる場面でのパートナーと二人で『貴重な時間』を築くために」(P189)
「行動的に生きるための18項」(P200)
ここ、ぜひ借りてでもゆっくり読んでもらいたいと思います。
今よりよく生きたいと思っている人に。
アクセルとブレーキ踏んで疲れてる人に。
私もまた忘れそうになったら読もう。

ちなみに帯にあったのですが、「ジュラシックパーク」作者のマイケル・クライトン氏絶賛!!だそーです。
私も絶賛!!2005年を行動の年にしたい、と思えて実行に移せそうな気がします。(気だけで終わりませんように)


『人生は行動を待っている―なすべきことから達成していく「建設的な生き方」』 ワニの選書
ディヴィッド・K. レイノルズ (著), David K. Reynolds (原著), 遠間 美保子 (翻訳), 小木 晴代 (翻訳)



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2005年01月15日(土) 加藤諦三『今日という日の使い方』★★★★☆

今日という日の使い方
『今日という日の使い方』
具体的なのがとてもいいです。好きな所だけぱらぱら読むのにもヨシ。

ココロに残ったところだけ(だらけ!)。

「夢を叶えたければ、『焦るな、先を急ぐな、人生に無駄なときはない』と自分に言い聞かせること。」(P45)

「下着をきれいにする。だんだんときれいなものにしていこう。それが心の贅沢である。

いつも清潔なものを身につけている。身ぎれいにする。
そして着心地の良さを感じる。
『気持ちいいなー』と言ってみる。

できるだけ生活を『きちんとする』。
きちんとするとは、、たとえばお茶碗をきれいに洗う。
そして崩れていく自分をくい止める。

逆に人から見えるところをきれいにしようとしているとイライラする」(P54)

「どうも自信は二種類あるような気がする。一つは受け入れられ、愛されることによって生まれるもの。もう一つは必死で戦うことに寄って生まれるもの。
前者は人によって与えられるものであり、後者は自分が作り出すものである。」(p60)

「今の休憩はこれからの長い人生の目的を達成するための大切な休養の時期だと思うこと。
ここで休むからこそ先に良いことがあると思うこと。
燃え尽き症候群の人々は「休むことは無駄なこと、不幸に通じること」と考える。
この感じ方をあらためることである。」(P99)

「今、悩んでいる人がすること。

それは、自分らしく生きること。
それは、うれしいことを探すこと。
それは、楽しいことを見つけること。
どんな小さなことでもいい。」(p124)

「素直な生き方とは、自分らしく生きること。
そこから苦しみが生まれるかもしれない。
でもこうして、悩んでいる人は自分だけの人生を作っていく。」(P125)

もっとふせんはりまくりだったのですが、厳選してみました。
これがぴんとこないあなたはきっと幸せな人。
ずしんとくる人はこれから幸せになれる人。
そう、思います。

私も、小さな幸せ見つけて生きていきたい。
あなたもそうだといいね。

『今日という日の使い方』



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