活字中毒のワタシの日記

2004年04月30日(金) 秋山滋・文/田沢梨枝子・絵『はじめての茶道2茶の湯の楽しみ』汐文社★★★☆☆

はじめての茶道〈2〉茶の湯の楽しみ
はじめての茶道〈2〉茶の湯の楽しみ
秋山 滋 田沢 梨枝子
汐文社 (2004/02)

前回借りた『はじめての茶道〈1〉茶の湯をはじめよう』のその2。
これもぱらぱらと眺めただけ。

これ一冊あれば一通り、茶の湯を楽しめます。
いちおう、ルールにそって。
細かいイラストもあって、ほんと大人向けでいいんでは?

レッスンも2度行ったきりで、予定をいれないようにしている昨今だけど、これもそのうち再開したいな。
せめて、うちで、えーと、盆略手前(裏千家流)略盆手前(表千家流)くらいやれるくらいに。

ゆっくりお茶をたて、いただく時間を大事にしたい。

おきものも着たいしね。

参考までに。
おすすめを★で表しました。

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』★★★★★
はじめての茶の湯―和のお稽古BOOK』★★★
はじめての茶の湯』★★★
はじめてみよう茶の湯を―裏千家』』★★★
千利休』★★
お茶のお稽古 茶道入門―すべての所作がやさしくわかる』★★
入門 裏千家のお茶に親しむ』★★
裏千家茶道教科 (1) 初歩の茶道 割稽古』★★
必携 茶の湯はじめて便利帳』★
はじめての茶の湯―作法ともてなしの心が身につく』★



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2004年04月29日(木) 新井素子『近頃、気になりません?』★★☆☆☆

近頃、気になりません?
近頃、気になりません?
新井 素子
講談社 (1999/11)

ほんわか、ぞくっと、そんな不思議なミステリー?SF小説を書かれる新井素子さんのエッセイ集。
たしか、昔も読んだような気がするのだけど。

共感したのは、ちょっとしたことでも薬、病院、の夫と、病気は寝て直す!の妻。

私も子どもの頃病院に行ったり、なにかあると薬を飲んだ、という記憶がなく。
お腹が痛いというと、梅干しを煮詰めたのを食べさせられたなぁ。
野菜嫌いの私に、これさえ食べとけば癌にならない、と言われてから食べるようになった、パセリ。

親もむちゃくちゃ。

でも元気に育ちましたおかげさまで。
ここんとこきてココロが不調ですが、本も読めるようになってきたし、ここも書けるようになってきたし、薬があっているのでしょう。

でも睡眠剤は絶対にあってない。
飲んでから10分くらいでもおらめ、かけないいい。となりそうなものなのに、3時間はたってる。耐性ついちゃたのかな。よくないね。
ちなみにアモバンとロプヒノールというのを飲んでます。

素子さん、とても前向き。
そして夫さんをとても愛してらっしゃる。
そんな彼のために、料理に家事を覚えさせる方法に、工夫をこらしている様子がほほえましくて、いい。

うちも、こんな明るい家庭に、早くなりたいと思います。

アマゾンで見てみたいという方は、こちらからどうぞ。

ちなみに目次
1章 素子流・健康管理を工夫する
2章 共稼ぎ家庭で夫に家事を教える法
3章 世間には不便なことや困ったことが一杯
4章 女性の気持ちは奥が深い
5章 いろいろ、あれこれ

近頃、気になりません?



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2004年04月28日(水) 海老原薫監修『誰でもできる個人事業の経理』★★★☆☆

誰でもできる個人事業の経理
誰でもできる個人事業の経理
海老原 薫
西東社 (1997/12)

読みかけで終わってしまいました。
読了したのしか書かないルールを自分に課しているのですが、これはまた借りておべんきょしたいので、覚え書きさせてください。

ちょっと、自営を始めて見ようかと。

すでにアレは自営なのではないか、と。

アレも確定申告必要になるんではないか、と。

いろいろ思うところがありまして、経理の勉強始めたいと思ってます。
なんてったってうつとつきあいながらだから、いつになるかわからないけど、いつか。

個人事業主さんの手もとに一冊。
おすすめだと思います。イラストもあってわかりやすい♪

誰でもできる個人事業の経理



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2004年04月27日(火) 宮部みゆき『誰か』★☆☆☆☆

誰か Somebody
誰か Somebody
宮部 みゆき
光文社 (2005/08/20)

読み終えるの、つらかった…。
相方のアンチ宮部みゆきが、ちょっとわかったような。

帯より
「事件は小さいけれど、悩みは深い。
稀代の物語作家が魂を揺さぶる新たな代表作を、いまここに生み出した--」

いいすぎ。
稀代の物語作家は認める。彼女の時代ものなんてもう没頭しちゃうし、大好き。
代表作といっていいものもたくさん、ある。

けど。

この本はちがうんでないの。

「財閥会長の運転手・梶田が自転車に轢き逃げされて命を落とした。
広報室で働く編集者・杉村三郎は、義父である会長から遺された娘二人の相談相手に指名される。妹の梨子が父親の思い出を本にして、犯人を見つけるきっかけにしたいというのだ。
 しかし姉の聡美は出版に反対している。聡美は三郎に、幼い頃の”誘拐”事件と、父の死に対する疑念を打ち明けるが、妹には内緒にしてほしいと訴えた。姉妹の相反する思いに突き動かされるように、梶田の人生をたどり直す三郎だったが…」

途中が、退屈すぎます。
伏線も、バレバレ。

最後の「おおおっ、そうきたか」も(予測できなかった私もたいしたことないが)たいしたことなく。

どの人物像も掘りさげ方が浅い。
『模倣犯』の豆腐やのおじいちゃんほどじゃなくていいから、もすこし書いてくれないと気持ちがはいりこめない。

私が、ただいまうつのお薬飲んでて、やっとこ本が読めるようになった状況で何もかも悲観的だからこんな酷評になるのかも。
でも同時に読んでるもう一冊では涙流して感動もしてる。

大好きな宮部みゆきさん、次回に期待したいと思います。
誰か Somebody



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2004年04月03日(土) 『どうしても、感じてしまう子育てストレス―みんなはどうしているんだろう?』★★★☆☆

子育てストレス―みんなはどうしているんだろう?
子育てストレス―みんなはどうしているんだろう?
主婦の友編集部
主婦の友社 (2000/09)

子育て中の主婦48人を月刊誌「主婦の友」編集部が取材、再構成して1冊にまとめたものです。
内容はこんな感じ。↓

第1章 「こんなはずじゃなかった」
「私だって、ひとりになりたい、自由が欲しい」―子育て中というだけで、いろいろあきらめなければいけないの?
第2章 「慣れない育児で感情的にしかってしまう」
「これって虐待?やつあたり?」―自分のイライラ、ピリピリした気分を子どもにぶつけて自己嫌悪に
第3章 「子どもがいても働ける?」
「子どもが小さいうちは家にいるほうがいい?」―外で働こうと決めるまでも、いざ働き始めてからも、悩みは尽きなくて
第4章 「ほめて育てたいけど現実は…」
「育児書にとらわれて余裕のないしかり方に」―思いどおりにはいかない子育て。子どもをしかるのは、ほんとうにむずかしい
第5章 「べったりはいや。仲間はずれもつらい」
「子どもに影響しそうで自分をおさえちゃう」―お母さん同士のおつきあいはストレスの温床?うまく切り抜けたいけれど
第6章 「なにげないひと言に救われた」
「忘れかけていた優しさに気がつけた」―母親として、主婦として、なんとかやっていこうと思えた「あのひと言」

私の子どもは、2歳と4歳になりました。
だいぶ、人間らしくなってきました。私がケモノになってきたかも。
だから読みながら、「うんうん、そうなの」とハンカチ握りしめて涙を流すというより、「そうね、そんなことも思ったよねー」というスタンスで読んだ。

といっても、穏やかにこやかな日常を過ごしているかというと、それはまた別の話で。

ひとりひとり、試行錯誤するしかないんだよね。

時々は、自分をほめて、回りに感謝して。

参った時は助けを求めて。

今、参ってる私ですが、けっこう鬱をカミングアウトして入院の話もしたりしたら、励ましの手紙が一通、二通。
嬉しくて泣けました。

私でさえ、ひとりじゃない。

だからもしあなたがつらくても、だいじょうぶ。
たすけて、っていえれば。

よくなりたいね。

って誰にいってんでしょう。

子育てストレス―みんなはどうしているんだろう?



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