活字中毒のワタシの日記

2004年01月31日(土) 富田富士也『「いい子」に育ててはいけない』★★★☆☆

「いい子」に育ててはいけない―くだらない話ができる子ほど輝いている
「いい子」に育ててはいけない―くだらない話ができる子ほど輝いている
富田 富士也
ハート出版 (2003/09)

内容や感想をかけそうにない状態なので、記録のみ。

副題は「くだらない話ができる子ほど輝いている」。

今精神的に不調なので(明日クスリもらいに行きます。イライラと億劫さがひどい)どの本も「むかつく」。

くだらない話のできないわたし。
実のある話もできないけれど。

そんな私で悪かったわね。

輝いてないよ。
だからどうしろっていうの?
今さら何ができる?

119ページより。
「富田さん、ほんとうに甘えてもいいのですか」
「弱音を言っても、悪くないのですか。弱音を吐いたら、だれかに迷惑がかかるのではないですか」
「泣くことは、負けることにはならないのですか。泣いたら、自分がダメになってしまわないのですか」

そういうこと。
そこを私も、越えられていない。

「いい子」に育ててはいけない―くだらない話ができる子ほど輝いている



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2004年01月30日(金) 飯久保嗣『質問力』日本経済新聞社★★★☆☆

不調のため、読んだ記録のみ。

生きた質問をするために。
なんのために質問をするのか。
質問を通して、何を得るのか。

そんなことを考えさせられ、またヒントが載ってたように思います。

アマゾンで見てみたいという方は、こちらからどうぞ。



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2004年01月25日(日) 東野圭吾『殺人の門』★★★☆☆

殺人の門
殺人の門
東野 圭吾
角川書店 (2003/08)

最初から最後まで、東野圭吾さんでした。
ふうう、一気に読ませていただきました。

帯より。
「あいつを殺したい。
でも、私には殺せない。
人間の心の闇に潜む殺人衝動。その深層をえぐり出す、衝撃の問題作!」

自分の人生をいつも狂わせる男。
20年もの間、持ち続ける殺意。
殺人の門をくぐれないのはなぜなのか。
どうすれば、その門をくぐれるのか。
主人公の苦悩は続く。

まいど、最後の最後に「うわーっ」とさせられるので、気合を入れて読みました。最後10ページくらいでチビたちの襲撃にあって集中力がとぎれたけれども、読み切りました。
うわぁそうかもしれないと思ったけどやっぱりそうきたか。
いたすぎるよそれって。

でも、多数読ませてもらってきた中では、中くらいかな?
策士(詐欺師?)倉持のしくんだ罠(いや、でも罠ではないかもしれない
。証拠がないから)の連続は『白夜行』を思わせる。
情けない父が衝動的に刃物を持ち出す。母による祖母殺害の疑い。それらは『手紙』を思い出させる。
ただもうおひとよしのお坊っちゃんの主人公も、どっかで読んだような気がする。
学習しろよと。気づけよと。暴露しちゃいなさいよと。
言ってやりたい思いになるのは私だけではないでしょう。

お見事でした、と、はりめぐらされた伏線や展開に感服しつつも、要求レベルが高くなっているのでしょう、気になる点がちらほら。

しまいっぱなしの青酸カリ。
由希子の存在薄くない?
カモになりすぎるのもたいがいじゃない?
刺されて植物状態ってあるもの?

ラスト、倉持の師匠から聞かされた倉持にとっての自分の存在。
この衝撃を主人公とともに受け止めて、読者はがあんとなるのでしょう。
こんな人間関係があっていいのか。
なんて人生なのか。

おすすめです。

一点相方と同意しちゃったこと。
主人公の妻美晴のダメ主婦ぶりへの感想。
↑押すと続きが読める投票ボタンです。(ネタバレなし)
ここにもダメ主婦とそれにあきらめさせられた哀れな夫が一組…。

スミマセン…。
殺人の門



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2004年01月20日(火) 山崎えり子『節約生活12ヶ月』★★★☆☆

節約生活12ヵ月―気持ちいいラクチン家事のヒント
節約生活12ヵ月―気持ちいいラクチン家事のヒント
山崎 えり子
大和書房 (2001/03)

副題「気持ちいいラクチン家事のヒント」。

まさにそのままの内容。

四季に渡って手をつけやすいコツが書かれているので、節約生活デビューのお供によいかも。

目次
1 春から夏へ―さあ、新しい気分でシンプル生活!(一年のスタート!今年のマネープランは?
貯金は自分への投資も忘れずに ほか)
2 夏から秋へ―見直したい家事の常識・非常識(暑中見舞いで一年のごあいさつ
「感謝の気持ちを形にする」が贈り物の基本 ほか)
3 秋から冬へ―工夫生活で豊かに暮らす!(倹約はするけれどケチはしない
新聞はとるけれどチラシは配達してもらわない ほか)
4 冬から春へ―「わが家流」でモノを活かす技術(お正月には縁起をかついで
一年に一度の楽しみ、愉しみ ほか)

節約生活12ヵ月―気持ちいいラクチン家事のヒント



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2004年01月14日(水) 松岡圭佑『千里眼の死角』★★★★☆

千里眼の死角
千里眼の死角
松岡 圭祐
小学館 (2003/11)

暫定2004年、もっともハラハラドキドキした小説の一位。

千里眼シリーズの10巻目。
え?全十巻?
えええもう終わりなの???

そりゃこれ以上規模でかくすると岬美由紀は宇宙人と戦ったり対話したりしなきゃならなくなるわけだけど…そっか、残念。

というわけで、帯より。
『シリーズ第10巻 200万部記念作
ついにメフィスト・コンサルティングと決着。日本ミステリー界最高の娯楽巨編シリーズ最新作』

そうです、ついに世界を何世紀にも渡り混乱に陥れてきた『メフィスト・コンサルティング』との対決。

途中、あまりの面白さに相方に
「あのね、今途中なんだけど続きが気になってしょーがないの」
「スターウォーズ計画ってほんとにあったの?」(バカです)
「刃物が持てないの」
「世界中ですごいことになってるの」
と意味不明なことを口走って相手にしてもらえませんでした。

絶体絶命、人類は猫の目を持つマリオンに支配されることになるのだろうか。
岬美由紀は敵に、自分に負けずにいられるのだろうか。
メフィスト・コンサルティングとは一体なんなのか。

そして、美由紀の、恋は。

ああもう、も一回読もうかしら。
しおりを挟む度、ページが進んでラストに近付くのがかなしくなる本に久々に会った。

登場人物の脇役まで手抜きなく魅力的に描かれているのがまたこの作者の魅力。

続きはないんだ…。

千里眼の死角



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2004年01月12日(月) 松岡圭佑『カウンセラー』★★★☆☆

カウンセラー
カウンセラー
松岡 圭祐
小学館 (2005/02)

お久しぶりー!の松岡圭佑さん。
嬉しい嬉しい。しかも大好きな千里眼シリーズ。
一気に、といいたいところですがこの頃早寝早起きなので、二日かかって読みました。毎日読みたいのに、寂しい…。

ベストセラー『催眠』の続編。

ピアノの音から弾き手の気持まで読み取り、それを教育の場で活かしてきた教師、響野由佳里。
表彰もされ、認められ、社会的成功を手に入れたと思った矢先、「ムカついた」少年に両親とこどもを惨殺される。
少年法に守られ、罪を問われることなく日常生活へ戻る少年。
親の責任を果たしていると思えない親。
由佳里は聴覚以外の感覚も狂っていく。

そしてその由佳里のためにじっとしてられないのが、臨床心理士嵯峨。
嵯峨は由佳里を救えるのか。
救うのは、命か、心か。

読んでいる間も読み終えてからも、うううーんとうなってた。
世田谷の事件や他の実際の事件をふまえているのは確か。
由佳里が使ったツールもいまどき当然のものだし。

重い。『煙』のような重さがある話。
あれ?岬美由紀は出てこないの?とちょっと残念ではあったんだけど、粘り強く成長した嵯峨さんの活躍ぶりもよかったです。

面白かった、とだけじゃ伝えられない重いモノを残していってくれるんだなぁこの松岡圭佑さんは。
東野圭吾さんとこのオミヤゲの残し方は似ているなぁ。
続きが早く、読みたいです。(早すぎ?)

カウンセラー



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2004年01月11日(日) 町田貞子『暮し上手の家事ノート』★★★☆☆

暮し上手の家事ノート
町田 貞子
三笠書房 (1995/03)

心に残った箇所をご紹介。

『いつもと違う席に座ってみませんか』(P68)

視点を変えることで、見えなかったものがよく見えるように。
気づきのための、簡単な方法の一つ。

『私たちは、ものを持ちすぎています。(略)家が狭い、押入れが少ないといいながら、ほとんど使わないようなものまでとっておいて、いっそう家の中を狭くしているのは本当にもったいない話だと思います。(略)適量で暮らすことは実に爽やかです。(略)あの世には何一つ持っては行かれないということを念頭におきたいものです。』(P82)

収納やシンプルに暮らすための指針になる本をけっこうたくさん読んできたけれど、どの本もやはり同じことを書いている。
今読んでる『金持ち父さん貧乏父さん』だっけ、もやはりそう。

昨日、コドモたちにアンパンマンの茶わんを買いました。
これまで使ってたふたつは処分する予定です。

一つは、相方が独身時代から使ってた「まにあわせ」の物。
一つは、私の手作りの「早く割ってくれないものか」と思ってた物。
十分使ったし、4個おさめるスペースも用意したくないから、処分。

使える物を処分するのは心いたむ話だけれど、長い目で見て自分のココロが(物理的な手間も)ラクなのが一番!

また流されてしまいそうになったら、読んで自分に喝を入れたい、そんな一冊。

暮し上手の家事ノート



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2004年01月10日(土) 西村佳哲『自分の仕事をつくる』★★☆☆☆

自分の仕事をつくる
自分の仕事をつくる
西村 佳哲
晶文社 (2003/10/01)

こころに残ったところ。

「仕事を通じて、自分を証明する必要はない。というか、それはしてはいけないことだ。
最大の敵は、常に自意識である。(略)
仕事とは自分を誇示する手段ではなく、自分と他人に対するギフト(贈与)であり、それが結果としてお互いを満たす。」(P264)

「仕事は大きく二つあると思う。『ありがとう』と言われる仕事と、そうでない仕事だ。」(P264)

どちらもあとがきです。
伝えたいことがダイレクトに伝わってきて、心に響きました。

残念なことを言うと、本文は、読みづらかった。
書くプロじゃないからまぁしかたないか、と思うのとデザインの世界の仕事とは何か、と形に見えないもの、高次元のものを文字にしようとする難しさ(と単純に私の理解力のなさもあるでしょう)なのだろうな、という感想。

デザインに興味がある方、仕事について考えてみたい方など読んでみてもいいかも。

自分の仕事をつくる



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2004年01月09日(金) 高畠純『わんわん わんわん』★★★★☆

わんわん わんわん
高畠 純
理論社 (1993/04)

クレヨンハウスのブッククラブの案内に載っていて借りた一冊。

あかちゃんから3歳8ヶ月(うちの息子)まで楽しめる、どうぶつたちがたくさん登場し、鳴き声で楽しめる一冊。
シンプルな絵もいい感じ。

「にわとりはコーケコッコーだよ」といいながら「クワックワッ」も覚え、猫の鳴き真似は妙に上手く、ウシをウマといいヒヨコを「ぴよこ」という息子ですが、妹と一緒に楽しんでいます。
ふたりで「わんわんわんわん!」とうるさいことうるさいこと。

これは買ってもいいかな、と思える一冊。
赤ちゃんがいるおうちにプレゼントしてもハズレはないでしょう。

寝かし付けの時に暗くしててもなんとなく読めるから、親もラクな一冊です(^^;)。

わんわん わんわん



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2004年01月08日(木) 岸本裕紀子『もっと、モテる女たち』★★☆☆☆

もっと、モテる女たち
もっと、モテる女たち
岸本 裕紀子
講談社 (2000/04)

タイトルがなんだかなーという感じですが、借りてみました。
元題は『たしかな自分が欲しいあなたに』で、それに加筆したものだそうだ。

今さらモテたい、という思いはないというか、違う「モテ」方をしたいと思ってる。
例えば年賀状のおつきあいだけでも「あ、元気にしてるんやー」と思ってもらえたらそれで嬉しい。
そんな私やあなたなら、この本、興味深く読めるのではないでしょうか。

心に残ったところを紹介すると。

『生活の中に非日常のドラマ性を入れること。(略)そして何といっても、違う自分を演出する楽しさ。
今まで演出というと他人に向けてのことだったけれど、自分のために、別の自分を演じる遊び心は可愛いと思う。』

うんうん、著者はドラムとタップダンスだそうだけど、私は茶の湯とサルサとバイクツーリング(もちろんキャンプ!)、挫折したけど再びリコーダーとウクレレかな。
ああなんて欲張りで、口ばかりなのでしょう。
でもいいのだ。
人生80年とすると、まだ50年近くあるじゃないの。
50年よ50年。
どうしましょう、じゃないですか?
弱って本も読めなくなるかもしれないけど、それにしたって2、30年は元気でいけそう。

なんでもやれるじゃん。
始めるのに遅いこと、ないじゃん。

えらい前向きだねわたし。

いいことだ。
読む本がいっぱいあるのもご機嫌な証拠でしょう。

朝から息子(トイレトレーニング苦戦中)が「うんちでそう!」といってトイレでできたのもご機嫌な理由でしょう。(それが一番ちゃうか)

『女の人は年をとることに正面きって向かい合ってほしい。』(P192)

若さへの執着をしている間に、自分を磨くことに時間をとろう。

エステや美容院に行くな、というわけではなくて、若くみえるように、ではなくて、今の自分が一番ステキに見えるように、だったらいいんじゃないかな、と思うのだ。
といいつつ増えつつある白髪が困ったもんだと思っている凡人の私。

みんな、ステキになろうね。

もっと、モテる女たち



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2004年01月07日(水) 秋山滋『はじめての茶道1茶の湯をはじめよう』★★☆☆☆

はじめての茶道〈1〉茶の湯をはじめよう
はじめての茶道〈1〉茶の湯をはじめよう
秋山 滋 田沢 梨枝子
汐文社 (2003/12)

お茶を始めたいなぁと新年早々思いながら図書館へ行くと(予約本がいっぱいだとのいつもの連絡がきたので)、子ども用の新着棚にこの本が。
借りましたとも、ええ。

というわけで、小学生向けの茶の湯入門。

1から3まであるので予約して借りよう。
ちなみに2は茶の湯の楽しみ、3は茶の湯の心とマナーだそうです。

今日は寒いし、キモノでも着ようかな。
(さっきはコドモにプールに行こうかと言ってたくせに)

で、この本はふくさってなあに?とか表千家と裏千家とのおじぎや立ち居振る舞い、お菓子の種類などなどを知ることができ、最後は大茶会に参加してみよう、というところで終わる。

ああ私もいってみたい。
今年中に茶会に行こう。行けるように計画しよう。

そして、来年には、茶事に。
無理かなー。
お金もかかりそうだしなー。そこまで、という気もするしなー。
茶事ってなあに?という人は二つ前の読書日記の『日々是好日』を読んでくだされ。あなたもその気になるかも。

はじめての茶道〈1〉茶の湯をはじめよう



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2004年01月06日(火) キャメル・ヤマモト『「稼ぐ人」に育てる7つの才』★★☆☆☆

「稼ぐ人」に育てる7つの才―子供のうちに伝えたい、ビジネスで成功する方法
「稼ぐ人」に育てる7つの才―子供のうちに伝えたい、ビジネスで成功する方法
キャメルヤマモト
ゴマブックス (2002/09)

子どもを将来「稼ぐ人」にするのは親次第、と見返しにあります。

私の父は中卒で高額納税者です。
一所懸命事業を続けて、現在があります。

で、コドモたちは5人いるけれど、正月にビーズ作りで小遣い稼ぎする人、それを売りたいと思う人などそれなりに親の姿から学んだような、そうでないような。
ムスメ4人はパートナーにはサラリーマンを選んでいるし。
少なくとも私は自分がそうだからか、事業を起こしそうな野心家はパス、だと長いこと思っていたし。
自営業や社長業は、ほんと好きでやってるならいいけど、身もココロもぼろぼろになります。家族や家庭も犠牲にして。

うーん、かなしかったんだなぁ、当時のコドモだったワタシ。
思い出されてきた。

で、この本は「やりたいことを自分で見つけて頑張れて、それで稼ぐ人になれたらとてもハッピー。子どもにその力をつけるにはどうすればよいか」を考えた本。

本文で強く共感できたのは「こどもの遊びを邪魔しない」。

あとは、あまりピンときませんでした。

が、ずしり、ときたのが、あとがき。

めちゃめちゃ痛かった。
正月に、夜中3時まで話し込んだ内容ズバリだったから。

「幸せに成功している人は、『やりたいことをやっている』ということです。」

「やりたいことをやっていなくて、成功している人や稼ぐ人になっている人ももちろんいます。しかし、私は、あるとき、それは非常に不幸なことだろうと思うに至りました。もしも自分が本当はやりたくないことを我慢してやって、それがたまたま成功して、稼げるようになったとします。そうすると、その成功がもたらす地位とお金に目がくらみ、本当は大してやりたくないことをやり続けるはめになります。
その結果、成功のために一生を棒に振るという、ジョークのような人生を送ることになるかもしれません。」

なんにせよ、まず最初は「食って行けること」だけど、次にくるのは「それで自分は幸せか」。
でも、時代もあるし、選択の余地がなかったというのもあるだろうし…。

詳しく書かずに自分一人で過去を振り返りつつで意味不明な文ですみません。
この頃しあわせってなんだろうなーと考えることが多くて。

読んでくれてるあなたも幸せだといいね。
私は今読みかけの次の本が楽しくて、また書きにくるのが楽しみです。

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「稼ぐ人」に育てる7つの才―子供のうちに伝えたい、ビジネスで成功する方法




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2004年01月05日(月) 片山健『だーれもいない だーれもいない』★★☆☆☆

だーれもいない だーれもいない
片山 健
福音館書店 (1990/01)

こっこさんが昼寝から目を覚ますと、家の中にも外にも誰もいない。
かなしくて、かなしくて…そして「こっこさん、起きてたの」とおかあさんの声。
泣いて、だっこ。

それだけのお話なのだけど、片山健さんの絵がいいんだなー。
息子3歳8ヶ月は読み始めて作者の名前を言ったら「カタマヤケンって、『タンゲくん』とおんなじ?」と鋭い気づき。
『タンゲくん』の絵とはずいぶん違うけど、私はこちらの色使いが好き。

こっこさんが庭にたたずみ、音のない見開きページは、見とれるほど美しい。
こっこさんかわいそうなんだけど。

コドモたちの反応も良好です。

だーれもいない だーれもいない



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2004年01月04日(日) 森下典子『日日是好日「お茶」が教えてくれた15の幸せ』★★★★☆

日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
森下 典子
飛鳥新社 (2002/01)

新年早々、それにふさわしい素敵な一冊に出会えました。

お茶のお稽古に通い続けて25年。
その間に著者に訪れる様々な人生の転機。
そしてその時々での、きづき、成長。

それらが、とてもまぶしい。
『五感で季節を味わうよろこび』(帯より)を、いながらにして感じさせてくれます。

といって近寄りがたい世界を語っているわけではなくて、始めた当初の「お茶なんて古くさい」「順番完璧にすればいいんでしょ」「手順覚えよう」「茶会はオホホのおばちゃんの世界」といった印象も私も私も!と親しみを感じられてよいです。

長いことお茶の稽古を続けて初めて見えてくる(人によりけりでしょうが)ものを、書いて下さって教えてくださってありがとう森下さん、と伝えたい。
その境地までは無理でも近いところまで行ってみたいな、と思いました。

湯と水の音の違いや、季節をこまやかに感じられるようになったらとても素敵だろうこと。
野の花たちにも名前がつくと、「雑草」がいとおしいものになる不思議。

「お勉強」とひとりでしゃん!としてらっしゃるおばあさまの話も素敵。
読んでいて背筋をのばさなくてはと思います。

今年、お茶も始めてみたいと強く思っております。
せめて、親に用意してもらったお茶の道具でほっとするひとときを持ちたい。

実は熱しやすく冷めやすい金持ちの父親は、かつて家に茶室まで作ったハマリようで先生に来ていただいて家族で習っていたのだけど、私だけやってないのです。
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』



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2004年01月03日(土) ジェズ・オールバラ作・絵『ぎゅっ』★★★☆☆

ぎゅっ
ぎゅっ
ジェズ オールバラ Jez Alborough
徳間書店 (2000/11)

クレヨンハウスのブッククラブの案内に載っていて借りた一冊。

主人公のジョジョが、かーわいい。
表紙の手をひろげて「ぎゅっ」と寄ってくる小猿のジョジョ、だっこしたくなる。

小猿のジョジョがママを探していなくて不安になって、見つかってほっとする話。
途中に「ぎゅっ」(英語タイトルは”Hug”)している動物たちが出てくるのだけど、象や蛇やライオンたちもかわいくていい。ほほえましくて、和める。

読み終えるとコドモたちも「ぎゅっ」を期待して、目がキラキラ。
自然とスキンシップができるのもステキ。

ちなみに出てくるセリフは「ぎゅっ」「ジョジョ」「ママ」のみ。
きっとすぐに覚えちゃって赤ちゃん一人でも読むでしょう。
その姿もかわいくて、「ぎゅっ」したくなること間違いなし!

ぎゅっ



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2004年01月02日(金) ジョン・バーニンガム著 青山南訳『アボカド・ベイビー』ほるぷ出版★☆☆☆☆

アボカド・ベイビー
ジョン バーニンガム John Burningham 青山 南
ほるぷ出版 (1993/07)

クレヨンハウスのブッククラブの案内に載っていて借りた一冊。

なんとなくかわいらしい絵は、きらいじゃないけど好きでもない。
なんかいまいちぐっとこない絵とお話。

いじめっこにやられた兄と姉、ベイベにやっつけてもらって当座はいいだろうけど、そのままでいいのか?

現実的すぎ?

『今日はみんなでくまがりだ』は好きなんだけどな。
コドモたちの反応も、可もなく不可もなくという印象でした。
さ、次行ってみよう!

アボカド・ベイビー



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2004年01月01日(木) 吉本由美『かっこよく年をとりたい』筑摩書房★☆☆☆☆

かっこよく年をとりたい
かっこよく年をとりたい
吉本 由美
筑摩書房 (2001/03)

かっこいいスタイリストさんによる、かっこいい年のとり方をいろんな角度から考えてみた一冊。

まだ年をとった、また年をとりゆく自覚のない(ずうずうしい)私には、いまいちピンときませんでした。
あんまりかっこよく年をとりたいという欲もないし。
それをひとはオバタリアンという。

ひとつ共感したのは、年取ってからの肌のお手入れ。
年輪なんだからいいじゃん、と少し前まで思っていたけれど、この頃少し変わってきた私です。
きれいな方がいいな、と。
ただそれはいかに化けるか、じゃなくて内面からきれいにするか、という方への関心。

規則正しい生活や食べること、ストレスとの対処法。
そういうのって、ほんとは生まれた時からベストな状況をめざしていくのがいいんだと思う。小学生のうちからスキンケアが必要かというのはオバサン理解できないけれど。

というわけで、害がなくお肌にもよいという、サプリなのかな、を毎日飲み続けている私です。これのみで、洗顔のみで、さあきれいなお肌になれるかな。


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効いてるかはよくわかりませんが、飲み始めてからは風邪ひかず、本も新聞も読め(鬱の億劫さが消えた)、メルマガを何本も立ち上げたりして前向き。
こころの風邪が治ったせいかも。

かっこよく年をとりたい



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