2003年12月12日(金) |
上之二郎『ミツバチが泣いている』集英社インターナショナル刊★☆☆☆☆ |
『ミツバチが泣いている―天然ハチミツを探せ!』 上之 二郎 集英社インターナショナル (2003/09)
異色のノンフィクション!
ていうからけっこう期待したのに。 そういうのってたいてい面白いのに。
ある意味、「面白」かったし勉強にもなりました。
こんなノンフィクションも、ありなのか、と。
けど。
これっていわゆる「提灯記事」ってやつではないの? 検索してみたら、書評は一つも見当たらなかったし。 そーとージェーアールジェーという会社を疑っている私。 というか相方だったら途中で放り出してるかもしれない。 「気づけよ!」とツッコミはいるかも。
商品はいいと思うよ。 今日から飲みはじめてみましたよ、ローヤルゼリー。 ちょっと様子を見てみようと思います。 でも。 売り方がマルチだものなぁ。 売ってる人がどうこうじゃなく、システムが嫌いだもんなぁ。
ミツバチとか蜂蜜ってなあに? 効能や最近の食料事情についてなど、ためになる面もあります。 ハチミツってすごいいい加減な保管でも腐らないし、白く固くなる理由も読んで納得した。
で結局このライターさんの主張は、私が読み取るには以下。
食料輸入国の日本で本当に安全な物を食べるにはコストがかかる。 この”JRJのように”安全で良質な物を作る知識を持った技術者が”JRJのように”安全な外国で生産し輸入するしかない。 (日本国内じゃあ農薬なしは無理って。もう輸入ありき) ”JRJのように”安全な食品を作る熱意のある農家や研究者が”JRJのように”海外へ指導にでかけていくようになればよい。 それくらい現在の日本の状況は深刻であることに、皆気づくべきだ。
と、でかい夢と見解を述べてらっしゃるのだけど、
結局ヨイショやん。
違うの? 帯もすごそうなこと書いてるけど、ひいた。ひいちゃった。
こうやってネットに書くのもアンタッチャブルだったりして。 (だって見たところ書評が一つもないノンフィクションなんて、あり?)
こうやって書くのも宣伝のひとつになるから、実はワタシも内部の者だと思われたりして。ほんとに疑り深いわ私。 日記に書く気力もわかない本は読んでも書かないことが多いけど、この本は別の意味で迷った。
ううむ。 宣伝ではありません。間違っても読まずに買わないで。ひとまず図書館で借りて(なかったらあきらめましょう)手元に置きたいと思ったら買ってもいいんではないでしょうか。感銘受けたら人にすすめるもよし。
『ミツバチが泣いている (続)』も出ていた。びっくりだ。でも一応読まなくちゃ。
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