2003年11月27日(木) |
辰巳渚『「捨てる!」技術』宝島新書★★★★☆ |
『「捨てる!」技術』 辰巳 渚 宝島社 (2005/12)
ベストセラーかくあるべし。
だいぶすっきりした(もとがゴミタメでしたから)我が家。 いろいろ読んだけど、収納じゃない、小手先じゃない、どう生きるかどう生きたいか、そこまでつきつめなくちゃ意味がないことに、やっと気づけたよ。
そして、それでも捨てきれなかった物への執着に、とどめをさしてくれたというか、背中をおしてくれた、この本の、まさにエッセンス。
ききたい? 一読をおすすめするけど、エッセンスだけ、先に聞きたい?
よいでしょう。 じゃーん。
『アンタッチャブルだと思っているのは、じつは自分だけなのである。あなたが、そのモノを捨てられないのは、あなたがそのモノに寄りかかっているからなのだ。
◆こう考えよう この考え方に抵抗するには”あなたが死ねばみんなゴミ”というしかない』 (P78)
そう。 だから私は着ましょうぞ。誰も着ない祖母や母の訪問着を。 だから私は送りましょうぞ。集めに集めたポストカードを。 だから私は捨てましょうぞ。生きてるうちにスッキリできるように。
「今」しかないんだ。「今」は。 こどもたちの「今」も、その大切さもかわいさも、落ち着いたらやっと感じられてきた。さっきなんかちょっと泣けちゃった。 たかがトイレの自立であんなに、あんなに、あーんなに、怒ってごめんよ。 子離れできてないってやつかな?
てことでゴミを減らしてすっきり気持ちよく暮らすぞう。
というモチベーションをもらえた一冊でした。
『「捨てる!」技術』
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