青の階

2008年09月28日(日) 月を待て



自由に体が動かせて
ものが食べられるということは
なんてありがたく幸せなんだろう



2008年09月27日(土) この道の先は



明日晴れたら
明日晴れたら、と
夢ばかりみていたけれど

はっきりと現実のことがわかったので
考えるしかないね
どこに行きたいかを



2008年09月21日(日) 焼かれている



ひとが築いたものが崩れるのを見てしまった
絆が残酷に裏切られるということを知ってしまった

信じているわたしたちの心は
まるで焼かれているようだ



2008年09月18日(木) 目をひらいて



何もかもが
この手で



2008年09月16日(火) 願い



信じることが
正しいのかはわからないけど



2008年09月13日(土) 寂しい赤に頬を寄せて



もう大人のはずなのに
まだ何にもなっていない
いつ「何か」になるのかな
ちゃんと「何か」になれるのかな

一年なんてあっという間で
瞬きしている間に時間が過ぎていく

寂しいのは秋だからかな



2008年09月10日(水) シャリシャリ



どんどん新しいものが入ってきて
こわくもあるし
面白くもある



2008年09月09日(火) 手の鳴るほうへ



今回の出張は今までに比べて格段によく働けた気がするので
すごくよかった気がする
先週の出張もよかったけど
それよりずっとよかった



2008年09月06日(土) 理想の夏



激しいにわか雨に見舞われ、しばし雨宿り。
雨が止んで蝉が鳴きだし
外の気温がぐっとあがっても、
畳の部屋は涼しいままだった。

墨を動かすと伝わってくる硯の表面の感覚、
蝉の声と池からする水音、
眩しい日差しと薄暗い部屋、
なにもかもが夏で、
うつくしくしずかな午後だった。



2008年09月03日(水) 鏡の国



目を開けても
まだ夢を見ているみたい
昼間なのに薄暗くて
こんなとき部屋のどこかが
別の世界につながっている気がする



2008年09月02日(火) 疲れたわけではないけれど



いろんなものが恋しくなる



2008年09月01日(月) 目覚めよ体



どうかおねがい
目よ覚めて
力よわいてきて
この体に


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