青の階

2005年01月30日(日) 体を竦めて口を押さえて

耳の片隅で鈴の音がする
その音が聞こえるとわたしは動けなくなる
体を竦めて口を押さえ、
硬直したまま時が過ぎるのを待つ



2005年01月25日(火) 指の先から音色よ響け

何かの講義を受けていた時、
後ろの席に座っていた知らない男が友人らしき隣の男に向かって
「おれは引きこもりじゃない、インドア派だ」と
なんだか熱く主張していたのを時々思い出すんですが、
多分わたしもインドア派なんだと思います。
外に出るのが億劫…。
特に冬は。
しかし昨年一年間一体何をしてきたのだろうとなんだか虚しくなったので
ヴァイオリン教室にまた通い出すことにしました。
これで少しは生活に張りが出よう。
楽器を弾くのが一年ぶりなので色々心配なんですが
まあ旅の恥はかき捨て、じゃないけど、
練習の恥はかき捨ての精神でしばらくまた頑張ってみます。



2005年01月24日(月) 白紙の整列

試験が半分終わって、ようやく一息つくことができました。
レポートが試験代わりの科目もあったのですが、
レポートを書くことの何がいいって、
書いている途中は結論も見えないまま(苦笑)、
足りない時間に悪態つきながら懸命にキーボードを打つのですが
書きあがったものを印刷して、
最後にバチッとホッチキスを留める瞬間が一番幸せ。
自分が作ったグラフを見て、こう、うっとりしたりしています。
ああー、頑張ったなー、とか思いながら。
しかし大学に行くとクラスメートが
さらに精緻な考察とグラフを持つレポートを提出していたりして
うおお、と驚くのでした。
刺激されて次のレポートはもっと頑張るのですが、
次は次でクラスメートも進化しているので結局また驚かされることに。
課題はしんどいけれど、皆やる気があるので刺激的で楽しいです。
とりあえず早く残りの試験を終えて
春休みに入りたいものです。



2005年01月15日(土) 冬の星、シリウスを胸に

まだ授業は終わっていませんが
最終講義で試験がある科目が多いので
実質的にはすでに試験週間に突入しています。
今週は嫌な嫌な実験の発表会と、数学などの試験をこなしました。
来週は熱、力学、英語英語と重要科目の試験だらけで早くも山場です。

何もしないうちに一回生が終わってしまう…、
かすかに焦りながら昨年の今頃のことを思い出していました。
2ヵ月後、自分がどこで何をしているか全くわからず、
不安だらけなまま雪の降る中センター会場に向かいました。
会場が公立の割りにやたら綺麗だったことも、
男子学生が10人ぐらいしかいなくてそこらじゅう女子だらけだったことも、
数学が全然解けなくて焦ったことも、
まだ鮮明に覚えています。
今日、わたしの親友はセンター試験を受験しに行きました。
彼女の数年の努力が実りますようにと強く願っています。


ところでこの日記を書いている最中
ものすごい大音響でサイレンが鳴り出しました。
隣の部屋の友人は外出中、同じ階で人の動く気配もしないし、
しばらくは(誰かのいたずらだろう)と思っていたんですが
いつまでたっても鳴り止まないので慌てて避難しました。
マンションのエントランスに結構人が集まっていたんですが
何しろ冬・雨・夜、
やたら寒かったわけで、みんなガタガタしていました。
帽子、マフラー、手袋、コートに財布などを装備しているのはわたしぐらいでした…。
(それでも寒かった…)
階段で下りるかエレベータを使うか一瞬迷った後、
ええい!とエレベータに乗って下りたんですが、
たむろしている学生の中にはちゃんとハンカチ(口を押さえる)を持っている人もいて
かしこいなあと感心しました。
結局警備会社の人が来てサイレンを止めてくれたんですが
「何かあったのか、何もなかったのか」は
最後まで誰も知らないようでした。
まあ今消防車が来ていないってことは大丈夫なんでしょう。多分。
一人でサイレンの鳴っている部屋にいるのは怖かったです。



2005年01月11日(火) やさしかった昼間のことを

成人式、別の区の式に出席した友人の会場では
壇上でお酒を飲んだりしている人がいたとか。…怖い!
うちの区では式の間もみんな静かになっていたし、
式の後もお酒を飲んだりしている人はおらず、
嫌な気分になることなく楽しめました。
ちなみに上記の友達は高校が他の区だったので
午前と午後、二つの式を掛け持ちしたとのたもうてました。若い。
誰でもわかっていると思うけれど、大部分の人は
TVで報道されているような"困った"成人じゃなくて
もっとずっとまともだと思います。
ただ、昔は20になるともう働いている人が結構いたと思うけれど、
今は20っていうと学生が殆どだと思うので
そのせいでみんなまだ"大人らしくない"んじゃないかな。
わたしがほんとに20になるのはあと一月半後、
楽しみなような少し怖いような。



2005年01月10日(月) 成人式

成人式でした。
綺麗に着物を着せてもらって、
髪の毛も普段しないような髪形に結ってもらって、
友達に会って、写真を沢山撮って、
おまけに天気も良くて、
とても楽しい一日でした。
着物を着るのは七五三以来じゃないかな…。
振袖は予想よりずっと動きやすいし、
綺麗な柄だったので着ている間中ずっとうれしかったです。
またそのうち自分でも着物の着付けできるようになったらいいな。
式はあっと言う間で、30分も立たないうちに終わってしまいました。
わたしは小中高ずっと地元の学校に行っていなかったので、
同じ区には友達が4人しかいなかったんですが、
それでも十分楽しく過ごせました。
パーティーの時、ファッションが凄い人や行動が凄い人など
色んな珍しい人がいるのを見ながら
世の中には色んな人がいるもんだなあとしみじみ思いました。
そして女の子が沢山集まったら怖い!とも。。
なんにせよ一生に一度の成人式の日に
いい思い出が作れて満足しています。
成人したからというわけではないけれど、
今年は何か形に残る活動をしたいなどと思っています。



2005年01月08日(土) 零れる水

震える夜には
自由な場所に行きたい
わたしには
欲しいものがありすぎる
こわいことが多すぎる



2005年01月06日(木) シャコンヌ

成人式の日に同窓会します、とお知らせがきたものの
なんか人が沢山集まっているのって苦手なのでパスすることに。
誰がどこの大学に合格したとか彼がいるとか美人になったとか
そういう話をするのは嫌だし、嫌だけどのって話してしまう自分がもっと嫌だ。

大学が始まっていよいよ後期も残り半月強、
試験、試験、発表、試験の毎日で辛い日々が待ち構えています。
おまけに毎日寒い。
はやく春がきて夏がくるように(気が早い)
強く祈りながら過ごす毎日です。



2005年01月05日(水) 冬の女王

ここ(下宿してる街)は雪積もらないよ、なんて言ったのは
一体誰だったのか。
朝からじゃんじゃん雪が降って、
みるみるうちに眼下の町並みが白くなりゆくのを窓から眺めていました。
遠くの山の白い部分が日に日に多くなっていくのも面白い。
大阪の雪はぼたっとしていて、降っても積もらずすぐに溶けてしまいますが
ここの雪は少しさらさらしている気がします。
雪が珍しいので寒いながらも少しわくわくしております。

休みは短く、明日からもう大学。
一週間の授業のなかで一番きついのが木曜で
明日は木曜。
やれやれ。



2005年01月03日(月) →2005

あけましておめでとうございます
今年もよろしくおねがいいたします

今日滋賀に帰ってきました。
同じ関西なのに大阪とはえらい違いでそこらじゅう雪だらけ、
とても寒い思いをしています。
暖めても暖めても部屋が冷たくなる…。
しかもあと二日で大学がまた始まるのかと思うと早くも憂鬱です。
お正月はたいしたこともせず
ずっと家でごろごろして過ごしました。
何人か地元の友達には会ったんですが
昔は「恋?なにそれ美味しい食べ物?」とか言っていた友たちが
次々に恋人の紹介などをしてくれたので
ああ時代は変わるのだなと思ったのでした。

これからの楽しみは週末の成人式と、2月からの春休みです。


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