I don't know how to love him |
I don't know how to love him, what to do how to move him
I've been changed, Yes really changed
In these past few days when I've seen myself
I seem like someone else
私は彼をどう愛したらいいか分からないの。 この何日か私が私でないみたい。 私、本当に変わってしまったわ。
I don't know how to take this
I don't see why he moves me
He is a man, he's just a man
And I've had so many men before in very many ways
He is just one more
いったい私に何が起きているのかしら? どうして彼にこんなに心を動かされるの? 彼は男、ただの男 今までたくさんの男をいろんな形で見てきたわ。 彼もそんな男の中の一人でしょう?
Should I bring him down? Should I scream and shout?
Should I speak of love, let my feelings out?
I never thought I'd come to this, what's it all about?
堕落させてやろうかしら? それともこの愛を声の限りに叫ぼうか? こんな気持ちになるなんて思いもしなかった。
Don't you think it's rather funny I should be in this position?
I'm the one who's always been so calm, so cool, no lover's fool
Running every show. He scares me so.
こんな私、可笑しいでしょう。 いつも冷ややかに物事を見てきたわ。 なのに彼が私をおびえさせるの。
If he said he loved me, I'd be lost, I'd be frightened
I couldn't cope, just couldn't cope
もしも彼に「愛してる」って言われたら 私は自分を見失ってしまう。それが怖いの。
I'd turn my head I'd back away. I wouldn't want to know
He scares me so, I want him so, I love him so
気持ちを切り替えなくちゃ。前の私に戻らなくちゃ。 彼にこれ以上深入りしたらダメ。。 彼は私をおびえさせる。
だけど 私 狂おしいぐらい彼を愛しているの。
(from the musical"Jesus Christ Superstar")
アンドリュー・ロイド・ウェーバー(日本では劇団四季が上演)の ミュージカル「ジーザス・クライスト・スーパースター」の中で マグダラのマリア(Mary Magdalene)が歌う曲です。(訳は私の言葉で異訳しています。)
私がこの歌を初めて聴いたのは、学生時代「聖書講読」の時間でした。 とても美しい曲だったので、授業が終わった後 先生に「もう一度聴きたいのですが」とお願いしたところ 先生がこのミュージカルと歌詞を全曲コピーして下さいました。
マグダラのマリアは聖書を読んだことのある方ならご存知ですが 娼婦でした。
罪深い職業を持つ彼女は周りの人間からも冷たい仕打ちをうけています。 そんな彼女にイエス・キリストは許しを与えます。
多くの罪を持つものは、罪の少ないものより愛も大きい。 そして多く愛したものは赦される。 罪あるものこそ深く愛さねばならない。
なかなか理解するのは難しい言葉ですね。
聖書の中でも印象深い彼女ですが ミュージカルの中の彼女はヒロインです。 キリストを神の子と崇める人々の中で マグダラのマリアだけが、彼を一人の人間として男として愛しました。
実際にこのミュージカルを見たのは社会人になってから。 劇団四季で野村玲子さんがマリアの役をやっていて 美しく響く歌声で歌っていました。 『私は分からない。どうしてあげたらいいか。 堕落させようか?この想い声限り叫ぼうか こんなことってあるの?私にも 好きと言われたら何も分からなくなるわ それなのにどうして? あの人は怖くない・・・愛してる・・・』
まだ若かった私は 好きな人を堕落さたい想いってどんなものだろう? 大人になったらそんな激しい恋もあるのかな? そんな恋が私にも訪れるのかしら?情熱的! と単純に憧れていました。
それから20年の時が流れて そんな恋はとうとう出来ずに終わってしまいました。 少し残念? だけど、やはり 好きな人にはいつも、幸せで輝いていて欲しいと思います。
最後まで読んでくれた人、ありがとう。 今日の日記、長くてごめんなさい。
2004年09月09日(木) |
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