2004年08月30日(月) |
あなたに手紙を書こうと思ってた週末 |
んーと、その日食べられなかったものは早いうちに処分しましょう、というのが一倫理になりつつある。 今日食べなかったものは明日食べない。 ご馳走さまを言い終わってしまったら今日の分の胃袋はもう満杯で、明日はもう古くなってしまった何かを食べている余裕はない。 人生は短い。 美味しく食べられるものは限られる。
いや、もちろんそれが資源の浪費だということはわかってるけど。 昔よりもずっと僕はエゴイストで、徹底しつつある。 というより食べきれない量を食べようとするな、ということ。最初から。 自分でマネジメントできる範囲を考えろ、ということ。 大事なのは自己管理。 それからそれが不可能であった場合のエゴイズム。
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明日何をしようかと考える。 詩を書かなければと考える。 それらもすぐに一時で流れ去るんだけど。 色々、今つらいことをあなたに話せばよかった。 話せたらよかった。
よしよし、追いついてきたぞ。(ひとりごと)
進歩。 親と話していて、相手よりも早いタイミングで相手が傷付くであろう台詞を吐くことができるようになった。 進歩だ。 と言えるのか。 なんだかすごく、すごく、自分が汚いモノになってしまったような。 神経の鈍化。 あるいは良心に否と言えること。
あなたと同じように、私もさみしくなったりするのです
この日は恋人と散歩した。 散歩と言えるのかは謎だけど。 たまには鞄を持たずに散歩がしたい。 革靴を履かずに散歩がしたい。 なんだか、時々そう思うのに疲れる。 思うことに。 疲れる。
心が弱くなって、息もできなくなりそうになるのだもの
知り合いの個展に行く。 進歩を感じる。 やさしい雰囲気。強さ弱さではなくて、主張だけでない自己実現。 天女の羽衣の色。
2004年08月22日(日) |
Let somebody love you, before it's too late |
ねぇK、
とみじかく歌ってみる。 歌うとわずかに何か軽くなるのはなんでだろうね。 ちょっと泣きそうになるのをあわてて押し殺す。 明日も生きていかなきゃならないのが少しつらいよ。
ねぇK、僕はきっと間違っていたよ。
とまぁ、今なら言えるんだけど。 限りない後悔のようなものを、僕はあなたの遺影にしている。 それは手の付けられないほどに甘く重い
ほんとうはさみしくなんてない、あなたに甘えた僕を赦してください。
そう祈っても祈ってもきっとあなたはそれを聞かない。
お前は己が手に入れられないものばかり欲しがるんだね
誰かに愛してもらいなよ 手遅れになる前にさ
その日僕は午後の予定を全て忘れることにして電車に乗った、
窓の外は鮮やかな白と青のコントラスト 夕立のありそうなまぶしい夏の日。
欲しいものが直射日光みたいにまっすぐに照らされてしまうことがある、 僕は電車の中、おだやかな揺れと陰になった座席のやわらかな光の中に座っている。
遠くへ行くのは造作もないこと。
途中で急に雨が 電車が駅に止まると雨の匂いがどっとなだれ込んできた 不穏な匂い。 傘を持ってきてないなぁ、とぼんやりと空を見る。
どこへ行こうね、
急にさみしく心細い。 みんな遠くにいる。近いのは日常だけだ。
そして列車は雨の中に突入する。 わずかに細く開いた窓から、重く湿った草のような空気が流れ落ちる。 雨の砕片が飛び込んできて僕を濡らす 僕は溺れそうになる。
ふと 気が付くと、 さっきから電車は同じ町の中だけを走っている。 何度も繰り返し同じ駅に止まる。
不親切だなぁ、と他人事のように怒りながら、 僕はやっぱりさみしいだけの自分を持て余している。
そんな日だったら良かったな、と。
2004年08月17日(火) |
まずは言い訳から始めましょう |
このところPC部屋を兄貴に占領されてしまったので日記が書けないのでありました。おわり。
簡潔だ。 やっぱり他人がそばにいると集中して文章を書くなんてできない。 とりあえず僕は。 兄貴が下宿に戻ったらまた書くよ。 ちゃんと。 たぶん。
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またいつでも会いに行けるって思ってる
他人はみんなけっこうすごい。 そんなの当たり前だ。そうでない人生なんてつまんねー。
3年後の僕のことを考える。 自分に誇りを持てる生活ができてるか、そうでないか。 今じゃないいつか、努力しよう、なんて間違ってる。 わかってる、わかってるから。 でも今はちょっと無理。 明日はきっと。
僕には逃れられないものがいくつかある。 それはわかってる。 自分の枷や限界を知るのも、おそらく、前進するためのもの。
気付かないあいだに雨が降っていた。 雨に濡れながら歩いているひとが居た。 気付かれないまま高い窓から見下ろす僕。 思った。 なんて自由なんだろう、と。
家に親が居ないとつい寝る時間が遅くなってしまう。こういうのなんだかガキみたいだ。 たくさん読みたい本があって終わらないんだもの。 不意に、 妄想は視界をゆがめて僕は顔が熱くなってしまう。
なんだか例えばそれは、 声に出されることのなかった別れの挨拶や 誰にも告白できない罪の意識だとか 夢のあとに重く残る苦い余韻のようなものなのだけど、
so, take me.
閉店間際の百貨店に駆け込んで酒を買った。 明日は父の誕生日だけど僕は家に居ないので。 父親の好きな純米酒、しかも大吟醸、しかも京都の地酒(これは僕の趣味)。
余談だが酒は好きだ。 大量に飲むのは苦手だけど味わうのは好き。 水とは違うけれどどこかやさしくていい。 友人の家に行く時はたいてい酒を下げていく。けっこうイイのを。 明日は神戸に行く。 花火を見に。
このあいだ恋人に怒られてから電話をする勇気が出ない。 メールを見たり書いたりする気が起こらなくてパソコンは閉じたまま。 それでも僕を囲む世界はあんまり変わってなかった。 オーストラリアにいる友人から掲示板に書き込み。それとイギリスから帰ってきてる友人から電話。 それくらい。
最近は司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んでいる。 読んだことがある、と勝手に思っていたのだけど、どうやら「竜馬が行く」と混同していたらしい。 なかなか面白い。 もう3巻目に突入している。とうとう子規が死んでしまう。
酒と一緒に塩辛を買ってみた。 帰ってみると塩辛が既に冷蔵庫に存在していた。 往々にしてそんなものだ。思い立った親切がたいていのばあい徒になるようなもの。 そのほかにゼリーも買ってみた。 はっきり言って美味しくない。 こんなだったら五割り増しくらいの値段だった小さめのホールケーキにすればよかった。
そして世界は残酷だ。 あなたに会えないあいだ僕は死んでいる。
さみしいので ずるい、ずるいとつぶやき続けてみる。 何もかも僕が自分で選んだこと。 そう言い切れる人生を歩んできたことは僕の誇り。 ただ時々しんどい。 ちょっとね。
僕は自分を時々嫌う。 僕は自分を時々蔑む。 忙しい時が救いなのは、自分を客観視する暇が無くなるから。 僕の内宇宙で思考は観覧車みたいにぐるぐる回る。 宇宙は広くて、 広くて、 そしてたったひとつ。
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札幌のピクニックコンサートの映像を見ていたらピクニックに行きたくなってしまった。 荷物を少なくして、できれば曇りがちの日に、低めの山を登るんだ。 そんなのをしてみたい。
けっこう最近色んなことをほったらかして僕自身もほったらかされてるので、なんだか妙に身が軽い。 罪悪感も妙に色白でやるせない。 どうでもいいからさ、もう少し真剣になれないのかね。 って神様仏様に言われそうな。 いつの間にかばちがあたりそうな。 でもいいんだ。 そういう人間みたいだし。ここんとこは特に。
それがあんまり飽きないんだな。 僕バカだから。
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