忙しい忙しい、と言い続けていたら今日と明日の境目がわからなくなっていた。
・・・いや、境界なんて無いんだろうけど。 そもそも。
でも明日を思うのも今日を思うのもおんなじ。 今日も、明日も、大体同じことをして同じように生きる。 それって僕にゆとりが無いからかな。 余裕が無いからかな。 日々焦るのはたぶん、僕自身の問題で外的要因のせいじゃない。 もう少し建設的に生きようよ。 と思いながら、 でもなんだかそれってちょっと違う、と 思ってしまったりするのでした。
僕の明日は今日の輪郭に重なっている。
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死ぬことのはなし。
死に顔は綺麗でなくてイイ。 死に様も綺麗でなくてイイ。 供養なんかしないでイイ。 墓もイラナイ。 写真もキライ。
それらは死んだ後のはなし。 だからどうでもいい。 どうでも。
死んで断ち切りたいものがあることを否定しない。 「彼は死ぬべきだった」と言われる人々があることを否定しない。 死が美しいものだと考える風潮をそこまで非難はできない。
ただ友よ、 あなたたちには僕を忘れて欲しくない。
は、と気が付いたら日記が1週間近く空いていた。 何やってんだ。 謎だな。
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先週の火曜 あのひとの骨は再び焼かれ より小さな壺に詰め直される それらは白いさらさらとした粉末に近く 白墨に似ている と 誰かが脳裏にささやく
先週の火曜 あのひとの骨が焼かれるころ 僕は滑走路から空へ飛び立つ 離陸は予想以上に軽やかで 風は南 雲を裂いて 重力を振り切る空は瞑いほど青い
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なんだか、 書きかけたんだけどダメになってしまった。 またそのうち。 そのうち、忙しくないときに、また。
2004年07月19日(月) |
ねむねむ。ひさびさに頭痛だ。 |
今日も映画漬け。 ここんとこ毎日映画見てるんじゃないか。
今日は祇園会館まで「ファインディング・ニモ」と「リーグ・オブ・レジェンド」を2本立てで観に行ってきたのです。 ニモの方はなかなか良かった。なんてゆーか、カワイイ。 ほのぼの系で、会場を埋めた親子連れにも好評。
・・・もう一本の方はなかなかファンキーな設定でありえなかった。 くだらないとか言うレベルではない。なんだかなぁ。 ジキル博士とモリアーティ教授とトムソーヤーとが出て来てる時点でもう笑えない。 てゆかその作戦はどうなんだ。その潜水艦はどうなんだ。 まず最初に聞きたいんだけどどこまで現実世界とかぶってる設定なんだ? うにゃ。 突っ込みどころ満載、と言うかそもそも存在自体から突っ込まなきゃいけない羽目になるというありえなさっぷりが妙にマゾヒスティックだった。 そしてそれを観に行こうと思う僕も僕だ。 久しぶりに会う友人に提案してしまう僕も僕だ。(ニガヒ笑ヒ)
うにゃ、しかし久しぶりに2本立てを見ると肩が凝るなぁ。 明日からまた忙しいんだけどな。 うん。 とゆーわけで早く寝よう。
しかしそろそろ、パソコン部屋がサウナな季節になってきたなぁ・・・。
TSU○AYAで半額キャンペーンをやってたのでDVDを借りまくってきた。 で、さっきまで「アマデウス ディレクターズ・カット版」を見てたりした。 なんてゆーか、名作だな。 この作品のおかげでサリエリは確実に有名になれたよな。 とか思いながら。 憑かれたようにへらへらと笑う顔が誰かに似ていたりして。 実はちょっと(かなり)イタい映画ではあったけど。
他に借りてきたDVDの中には「永遠のマリア・カラス」とかもあったりして、無意識のうちに他人の生き様に興味でも覚えてるのかな僕。 伝記系よりは文芸系が好きなんだけど。 前に英語の授業でシェイクスピアの「から騒ぎ」を映画化したヤツを見て、かなり面白かったからまた見たいと思ってるんだけど見つからない。
てゆかたぶん今週は映画づいてます。 月曜と水曜と週末に。 水曜までに「スパイダーマン」見ときたいんだけど無理かなぁ。 レンタルのを探してみたんだけど出払ってたし。素直にDVD買えってか。 うにゃ。
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あぁ、その為だったの、と 独り呟いてみる。
僕は寂しさを受容する。 全ての侘びも哀願も、いつか僕があなたに追いついてから、あなたに語ろう。
恨み言なんか、それまでに忘れておく。
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そして今日の名言(世迷事) ⇒ 2万5千円のベルトをあえて買うような人間を僕は許容しない。
2004年07月15日(木) |
そこには間違いなく間違いなんかなく。 |
暑い。
最近発見したこと。 いかなる非日常も日常に変わりうるということ。そして更には虚構にまで姿を変えうるということ。
僕は怒りを許容する。 僕は怯えを許容できる。 僕は恐れを許容できない。 僕は諦めを許容しない。
早いうちにやるべきことをやっておこう、と思う。 明日を、僕は信頼しない。
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暑い。
京都は人が多すぎる。 こんなんじゃテロが起こってもおかしくない、と思ってしまう夕方。 あのひとに会えないからこんなことを思うのかしら。 明日は祇園祭の某所でチマキを売ってたりします。 頼むから知り合いに会いませんように。
ここんとこ睡眠時間が足りなくて昼間もぼんやり、あるいはうつらうつらしてたり。 忙しいのにさ。 足は不安定な中空を踏みしめながら頭ははるかな青空を夢見る、 京都に生まれて良かったけど疲れる日もある。 確かに、 睡眠不足は良い結果も過程も産まない。
彼は弱い匂いがした。
一方で彼は僕を打ちのめす匂いがした。
その部屋は、
寒くもなく、暑くもなく、
絵と無機質なものに占領されて根底に煙草の匂いがした。
そこでは僕はその部屋の主のことなど忘れて何時間でも過ごせる気がした。
薄暗く、窓の外は白く曇ってカーテンがいつも4分の1に満たないくらい閉じていた。
僕には音の出し方のわからない電子ピアノと使い方のわからないパソコンとが玩具のように置かれていた。
壁にはポスター。そして彼の描いたクレヨン描きのハガキ大の絵。
そこで僕は彼女の長い髪を思い出す。
ジーンズから覗く肉づきの良い腰を思い出す。
煙草、
ほんの少しだけ良い匂いがした。
彼女の黒い、人形のような瞳。
彼は弱い匂いがした。
茶色い髪と猫のように笑う目。
挑戦に切なく負ける気弱な決意のような。
それでいていつか彼は僕を打ちのめす匂いがした。
あっけないほど、
彼は
僕の前から唐突に消える。
2004年07月11日(日) |
いつまで経っても手紙が書けない、 |
なんだかもう、言葉を書くことを忘れそうだ。
と思いはじめた頃に、ちょりの出たイベント-good WORDS only-を観に行った。 会場は大阪のビルの地下にあるカフェで、緑色が妙に落ち着く場所。 common cafeというイベントもできるスペースで、日替わりでバーテンダーならぬ店長が変わるという所。 イベントが始まってから到着したので、終わってから見るとなんだか壁が色々面白そうだった。梅田から歩いて行ける場所で、時間さえあればまた行きたい。
イベントとしては、なんだかもう、感想言わなくてもイイっすか。 て感じでした。 そう書くとなんだか(じゃなくても)失礼だから、言えるのはちょりと河野さん以外は本格的にどうでも良かったな、と。 いや、金払うべき朗読しろよ、と。 朗読を音読と間違えてる人がいましたね。 うにゃ。 いや、僕がこんなに何かをこき下ろして書くの初めてじゃないっすか?? あれー。
ちょりの朗読(?)、久しぶりにちゃんと、かつお客さんとして聞いたら、「こんなに良かったっけ?」って思った。 いやー、進化を感じた。 進化か羽化か、変身か、変態か、なんだかよくわかんないけどさ。 イイ舌の回り方をしてた気がします。 後で聞いたら5時間ほど前から呑み続けてたとか。 それどうなんだ。 とりあえず金とって聞かせていいと思った。 N○Kのオンエアバトル出てもいいとか思った。そこまで行くとちょっと身内びいきか。
でもちょっと、イベント行って良かったって思った。 久しぶりにいろんな言葉を聞いた。 どんなでもイイから素敵なものが欲しかったりする。 明日を待つのが苦痛でたまらなかったり時々するし。 今はとにかく時間つぶしをしているだけのようなそんな。 そんな、いろんなものに対して申し訳ないような気持ちが止まらなかったりするのです。 悪いね。
悪いねみんな。
選挙とか、どうでもいいやん!とか日本国民にあるまじきことを言ったり。 それ以前に憲法学んだ人間としてあるまじきこと。 わぁぁんっ。(←今頃になって後悔。爆)
七夕の日、僕は高いビルの上から熱気にうだる外を見下ろして 大阪に行きたいと思っていました。 揺らぐ陽炎の中に沈んでいるようなトタンと赤錆と路地の町。 息をするたびに肺が焼けそうになる そんな濡れたように色褪せた町並みを 僕はさまよいたいと思ったのでした。
ビルの上からは大文字が綺麗に見えました。それも二つ。 送り火の夜は此処に来たいね と ヒトを亡くしたことのない僕なら言ったのでしょう。
7月7日、梅雨を忘れた空では織姫が 年に一度の僅かな逢瀬のため天の川を渡ってゆきます
明日も晴れ、けれど最後まで 僕はビルの谷間を見下ろさず一日を終える
2004年07月01日(木) |
僕はあなたの痛みを感じる |
今日はうさぎの店に行きました。 帰り道、見ると駅を越えて月が黄色く浮かんでいた。 妙に赤っぽい黄色で、 なんだか笑っているようだと思えてしまった。
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とうとう恋人に当たってしまった。 注意してた、というか注意してなくても大丈夫だと思ったのに。
僕は何か大切なものを失くさなくちゃいけないような気がするんだ。
死はいつだって残酷だ。周りの人間にとっては。 目を背けようが何をしようが否応なく訣別を突き付けられるような気持ち。
僕だってあのひとに死んで欲しくなんかなかったさ。 だってこんなにこんなにつらい
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変かもしれないんですが、昔、自分の肌に触れている自分の指先の感覚と触れられている肌の感覚がごっちゃになってしまってうろたえたことがあります。 なんだか今思えば、 感覚を切り替えることに鈍いガキだったんでしょう。
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