あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2004年04月27日(火) 行間



ここに居なくていいといわれるとほっとしてしまいます、
ひとが僕をひつようとしていないのはわかっていましたので、


にげてしまおう、
たくさんいろんなものを買います
きらきらした
すこしだけ どこかいびつなかたちをしたものたち


われて
いました
きえて
いました
柑橘系の攻撃的ないのりの破片を
今は
わるびれずこの身に受けて とかされて
いきます







2004年04月25日(日) ぼやけ て しまう



あなたのりんかく。


走ってゆくよ。
わたし が
みどりのくさはら。


大地からの熱気と
さやかな風のコントラスト。
黒い髪をなびかせて、
低い姿勢のまま走ってゆく
丈の高い草に見え隠れするその背。


目的は
信じること。
がむしゃらに純粋なのは 必須条件。
それだけで終わってしまう
世界のまるさ に
憧れている。


憧憬はあなたのわるいくせだ
くちびるがわらう。
ひみつが僕の
生きる糧であるように
信じ抜くあなたが
それだけで生きていけたらいい
最後まで 残酷。


行方は
血の匂い。
わらうきみを
あいしているよ
自分の嘘さえも
信じるということ。
深紅の匂い。


走っていく その背が
黒い髪が
遠ざかる。
信じているよ
そう
つぶやく声が いつか
ぼやけ て しまう






↑倒れ伏して息絶えて心をなくす日。

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それ を ゆめみている。



2004年04月24日(土) 距離感



さみしさは幻想的だ。
それは不意に僕自身を知覚させる。

自分と他との距離を。
あるいは、
自分が独りであるということを。

明日なんか来なければいい、という積極性。

明日なんか来なくていい、という消極性。


僕が微笑むのに掛かる時間をあなた、測ってみたことがありますか。


 **

切りたくなかった繋がりが、相手の手をつかみそこねたように途切れてしまうと、急に胸の内がシンとする。
別にどうでも良かったんだ、と
言い直して言い聞かせなければならなくなる。
明日は遠い。

遠いのは単純な明日という時間の単位ではなくて希望の叶う日のこと。
ときどきそれを間違える。
間違えて、間違えた自分に茫然としたりする。

がむしゃらだとさみしいのはわかっていたことでした

イイから早く、
新聞を持ってきて僕の朝を始めてください。





↑そんなの気に病んじゃいないんだけど。

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2004年04月20日(火) 知らないでいてもいなくても




 つかれたの。けっこう。

って言うのは容易い。僕にとっては容易くないけど。
なんだかもう、いそがしくて疲れて疲れてホントにもう、って言うのは簡単なんだろうけど僕にとっちゃかなりな高さのハードル。
僕が100%できるって言えることは何だろう。
できないことと、中途半端にしかできないことがたくさん。
たくさん、ある。








  頑張れとか。
  軽く、言うな。























空色の夢に飢えている。
それはあのひとの色だ。
あえかな空気の色だ。
はかない色だ。

揚々とした太陽は憧れのためだけに、ひまわりの憧れのためだけに存在し
星など濁るこの眼には見えない
月は気まぐれ、満ちては欠け満ちては欠けてまるで恋のように移り気

空は時間のために存在する。
過去から未来をそのひろびろとしたたなごころに映す






↑残るのは卑小な人生の欠片。

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2004年04月17日(土) 鮮明なもの





明日を見つめている。
駆けていくのは言葉だけ、地平線を越えて遠くへ。
憂鬱な希望。
止まってしまった時計の螺子を巻く。


ここになんて居なくていいでしょう、とあのひとが言った
肯定の言葉で僕はうなずく
それでもあのひとはそこにとどまり僕もとどまる。
居なければならない場所なんて何処にも無いのだ。


感触と現実は少しずれている。
涙は簡単だ。
精密に作られる海のほうが余程難しい





↑うろうろと探す

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2004年04月13日(火) イイからおだてやがれ。(ヤケ)



いっぱいいっぱい。
かなり。
たぶんこれからしばらくはずっと。
なんてゆーか、僕けっこう怖がりなんだ、とようやく気付いたというかなんてゆーか。
脳みそがきゅっと緊張してる感じ。
ストレス溜まらないようにしたいんだけど、なかなかそうもいかなくて。
てゆか何でそんなに試練ばっか課すんですか。って感じです(涙)。

うにゃ、僕はすごいって言って!って感じです。
僕ならできるって言って!
僕なら頑張れるって。
なんとかなるさ。
たぶん。頑張れば。
うぅ。
僕別にナルシストってわけじゃないですけど。
でも自分を暗示にかけたいくらいな気分。
僕はすごいって言って!(泣)






↑すごく心細いんだけどさ。

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2004年04月12日(月) 信じるものはどこ







答えにするより先に論理は常に追い求める
真実らしく真理により近い何か遠い絵姿


花の澱みに立つ静かな樹を見ていた。
そして花びらが浮かぶ黒い淵の中を。








   さみしい、ときっと 

    僕は言いたいのでしょう。








↑不安定なんだけどね。

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2004年04月11日(日) うすべにのはなごろも



この週末はゆったり過ごせたのでイイ感じでした。
てか勉強もできたし。
ふふん。(違

髪を切りに行きました。また短くなったなー。
洗い髪から今日は使ってないはずのシャンプーの匂いがする。何故だ。
髪型を決めるポイントはとりあえず手間が掛からないもの。
寝癖直してる暇ないし。(爆

うにゃ、元気を取り戻そう僕!って気分です。
まだ寝られないので。
明日までにやらなきゃいけないことがまだあと1つ。
明日までじゃないけどやっときたいことがまだあと幾つか。
早く寝られるといいな。

本当はこの週末、どこか遊びに行きたかったんだけど。
でも何となく出掛けづらくてどこにも行けなかった。
今日は昼間、外に出ると公園を吹き抜けてくる風に山桜の花びらが混じって、ずいぶんな遠くまで飛んできていました。


  その日は
  風が大きく
  花はやわらかに吹雪いてまるで春を惜しむかのように遠くまで
  うすべにの花びらを散らすのでした。
 風が
 花を運び
 やがてどの樹が春を
 散らしてしまったのかがわからなくなるころ
 今度は遠い川べりで
 また別の樹が応えるように花を
 風にうすべにの衣を与えるのでした。






↑そのあいだのために眼に焼き付けておきましょう

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2004年04月10日(土) あなただけを愛していたいのに










  あなたを愛していたいのに、

    そばに居ない時のあなたはひどくおぼろげだ。















↑ひどすぎるし。

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2004年04月09日(金) いっしょにおいしいものをたべにいくはずだったのに



電話を少しだけ待ってみた。
けどもう寝よう。


自分が悲しいと他人に対してやさしくは、なれない。
明日期待していた予定が失われてしまうと、もう明日というものがぽっかりと空白に遠のいたようにあてどころなく消えてしまうイメージ。

どうしよう、と思う。

もう本は読みたくなくなってしまった。
誰かにたくさんたくさん本の話をしたいのに、とそれでも思う。
だけど最後に読んだ本があまりに独善的だったのでなんだか嫌になってしまった。
もういいや。
勉強も、計画も、宿題も、とりあえず横に置いてしまおう。
今日は埋葬記念日なんだ、と思う。
アニバーサリィ。
世の中にはかなしいことがいっぱいだ。
乾杯。


あのひとに会いに行こう。
終わりかけた桜を一緒に見に行こうと言おう。
じっとしているとすごくつらいんだ、
なぜだかとても、
とても、
とても、

そんなふうに夢の中でふるまってみよう




いっしょにおいしいものをたべにいくはずだったのに




↑それが摂理というもの。

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 **

3人の日本人が拘束されている。
もしも自衛隊を撤退すれば、日本政府は「テロに屈した」という汚名をきるだけで済む。
けれどこれで3人が殺害されれば、その人たちは自衛隊がイラクに派遣されたために殺されたということになる。
日本はそのどれに甘んじるのだろう。
平和をうたい自衛隊は軍隊ではないと言いながら、民間人を犠牲にしても政府へのアメリカの恩寵を保ちたい。
なんだよ、「ひと一人の命は地球より重い」んじゃなかったのかい。



2004年04月07日(水) なまぬるく。



なまぬるい日々。
めちゃくちゃしんどいわけでもなくめちゃくちゃ楽なわけでもなく、しかしてめちゃくちゃ苦手な状況。
うにゃ。
ときどきぎゅっとしかめっ面がしたくなる。
ぎゅっと。
ぐしゃっと。
表情、にこにこ、じゃなくて、ちょーぶあいそに。
明日もまだまだありますよ。
あさってもまだまだ。
なんだろう、帰っていく足取りがみんな逃げていく鳥みたいにかろがろとしているのは。

 *

昨日文旦をがんばって剥いていたら人さし指が裂けました。
じわじわ滲みます。
いろんなものが。
痛痒いのでバンソーコーを貼ってみたり。
するといつまで経っても治らなかったり。
痛し痒し。

今日は何故かいつもの場所に黒猫がいませんでした。
僕がはりきって早く帰って来すぎたのかしら。
犬の散歩をしている人をたくさん見かけました。
黒ラブかわいい。柴犬もヨークシャーテリアもかわいい。犬もいいなぁ。

昼間、遠くに目をやると桜色に霞がかかって山がぼやけて見える。
なんとなく、あのひとと見られないんだったらもうさっさと桜なんか散ってしまえって思ってたんだけど。
でも風も無い朝方、地面に垂直に散り落ちていく花びらを見ていると、何だか不思議に凪いだ気持ちになってしまう。





↑なまぬるい、ような。

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2004年04月06日(火) 悪いけど僕は本が読みたいんだ



なんとなく休んでしまうと続けられない気がしている。日記。
書いてない間に色々あったのですよ。
うにゃ。
でもまぁそんなことはいいかな。

いつも帰り道、午後6時半から7時の間ぐらい、その頃に広場の片隅のゴミ箱の前にじっと座りこんでいる黒猫がいる。
今日は少しだけ、帰りが早かったのでふと見ると、黒猫とにらめっこをしているおばさんがいる。
黒猫は辟易したように立ち上がって、しっぽを振りながらゆったりと4,5歩、ゴミ箱の向こう側へ歩いてまた優雅に座りこんだ。
おばさんはちょっと名残惜しげに立ち去っていく。
いいなぁ、黒猫。
きっとあのおばさんもそう思ってる。

今日の夕暮れは空に大きく×が1つ。
ヒコーキ雲が交差する、見ると何本も何本も細い雲の筋が空に。
なんとなく今日にバッテンをつけられたような気がしたけど、桜がまだ綺麗に残っているのでいいってことにする。
ちょっと疲れてきてるんだけど、でもまだ大丈夫だと思う。
何が。
でも大丈夫だと思う。
明日もまだ頑張れると思う。


ホントに僕は集団生活に向いてないらしい。
隣にずぅっと人がいるとうざったくてしょうがない。
てゆか本が読みたいのに思うように読めなくて、その反動で家に帰ってくると活字漬けだったりする。
昨日は梨木香歩の「家守綺譚」。今日は恩田陸の「黄昏の百合の骨」。鞄さえ重くなかったら、帰り道の本屋で平岩弓枝の本を立ち読みしてる。
うにゃ。
仕方ないなぁ。





↑いや、てゆかね。

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2004年04月05日(月) はやく遠くへ行きましょう



くたくた。鞄が重い。

たらったた、とステップを踏んでみる。
白く一面に散り敷いた花びらの上。
あのひとがいないと桜はこんなに寂しい。

ぱたぱた坂道を駆けていく。
花びらですべりそう、と思っていたら案の定すべった。
ペンギンのように黒いスーツの腕を振り回してよたよたする。
朝は青空がキレイ。
最近よく使うケータイのカメラで写真を撮ってみる。
真っ青な空と桜のコントラスト。

くたくたは夕方。
素直に家に帰ろう、と思って、空を見上げるとヒコーキ雲。
短く、宇宙へ燃えていくジェット噴射みたいに赤く。
家に帰りつくまでの200メートルがすごくしんどい。
すごくさみしい。


春はいつも僕の手のひらからすべり落ちていく。
いつも追いつけなかったり、簡単に追い越してしまったりで僕はおたおたするばかり。
春はいつも僕の手のひらからすべり落ちる。
あとには白く、桜の花びらと疼くようなせつなさ。





↑きっとね。

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春眠暁、と言っている暇が無いと思うこのごろ。



2004年04月04日(日) あなたは僕を理解できない



花は満開に零れていた。

花の重みに枝はたわみ、やさしく大地に腕を横たえるように伸ばして、
花は微笑んでいた。
知りようのない愛おしさで。

 *

僕は淋しがってばかりいる、と誰かに言われたような気がしました。
たぶんそうなんだろう。実際。
誰に理解してもらえなくったっていい、と言いながら、現実に理解されないと悲しい。
たぶん誰よりも僕が、心を開くのが遅いのです。

少し気楽に生きよう。
そんなふうに、力を抜いて生きないと僕自身壊れていきそうです。
そもそも体力無いし。
精神力もそんなに無いし。
いつも肩こりで死にそうです。
うにゃ。

夕方、家に帰ってきて短く昼寝をすると、少し世界が遠のいたように穏やかに見えます。
寂しい寂しいと言っている自分が少し遠くから見えます。
やさしい自分になるのは難しい。
いつも変わらず穏やかでいるのは難しいです。
神様でも仏様でもなくて、どこかで無言のまま僕の戯言を聞いている誰か。
少しでいいので僕のために祈ってください。
僕がいい人であれますように。
僕がやさしい人間であれますように。
やさしさなんか、ほんのちょっとしたことなんです。たぶん。
あなたに触れる指が羽のように軽いか、そうでないかの違いみたいに。
ね。

だからアイシテルと言って、怒らないで。






↑そうでないといいんだけど。ふぅっ。

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少し体調崩しました。
でも今のとこ、復調しつつあるので。
頑張ります。



2004年04月03日(土) やさしいライオンと逃げていく。



やさしいライオンと逃げていく。
彼にはたてがみがある。
僕には無い。
彼にはやさしいハートがある。
僕には無い。
彼には強い爪がある。
僕には無い。

ひとつだけ、僕には強いコトバがある。
彼には無い。

そしてお互いに僕たちは淋しがり屋で、背中合わせに眠る夜のあいだもとても、お互いの存在があたたかでやさしい。


ライオンはときどき僕を彼の背に乗せてくれる。
大地を蹴って奔ってゆく、地平線はいつまでたっても遠いのだけど。
さみしい?
と訊くとライオンは、独りじゃないのにどうして、という顔をする。

君がいるじゃない。

彼にはやさしいハートがある。
僕には無い。
どこまでも。


やさしいライオンと逃げていく。
その背はとても、あたたかなのだ。






↑それだからこそ裏切らない。僕も。

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