プレゼント

彼女に携帯灰皿をもらった。
首からぶら下げるタイプの灰皿。

でも携帯灰皿ってのは何となくおかしな品物だ。
携帯灰皿を使う場面というのは、
タバコを吸うべきではない場所で吸う場合のみ使うような気がする。
タバコを吸ってよい場所にはナチュラルに灰皿が設置されてるものだ。

携帯灰皿を持ってるとマナーが良さげな人に思われがちだが、
実は灰皿のない場所でも吸っちゃうぜ、
とマナーの悪い人なのかもしれない。
なんとなく矛盾を感じる。

それはそうと彼女に貰った携帯灰皿。
嬉しくていつも首からぶら下げているのだが、
汚すのが悪い気がして灰皿として使えない。
タバコを消したら汚れてしまうじゃない。
使えないよ。

うん、なんとなく矛盾を感じる。
2002年12月28日(土)

靴下の異常

本人にとってはいつものことなのに、
他人とっては異常なことってのがある。

本人はごく当たり前で普通のつもりなのに
それに気づいた他人は鬼の首取ったかのように得意げに指摘する。

今日、職場にて同僚に指摘された。

「あ、靴下の色が左右違いますよ」

そんなの僕にとって当たり前なのに。
むしろ、左右の靴下が同じ色であることのほうが異常だ。
今まで気がつかなかったのだろうか。

僕のとっては普通でも、彼にとっては異常だったのだ。
よくよく考えると、靴下自体が異常だ。
位置的には靴の上にはくべきものだと思うのだが、
何故いn靴下と言うのだろうか。

もしかしたら、靴底の下にはくのが正当な靴下なのかもしれない。
僕ら全員が異常な靴下のはき方をしているのかも。

どうでもいいが、どこかに左右が対に連なった靴下がないものだろうか。
2002年12月27日(金)

忘年会

職場の忘年会だった。

まさに年を忘れる会。恨み辛みを忘れてフレッシュな気分で来年を迎えようという会だ。

行った店は「カニ」「しゃぶしゃぶ」食べ放題の店。

「今日は無礼講だぞ」

という上司の言葉を信じて、本当に無礼講に振舞った。
上司が鍋の中で育てていた渾身の肉を横取りした時、
物凄い表情で睨まれた。

全然無礼講じゃない。

たぶん上司は、あの肉の恨みを来年まで忘れずに抱いているだろう。
それほどの睨みっぷりだった。

全然忘年会じゃない。
2002年12月26日(木)

マニュアル

職場にて、新たに導入された機械のマニュアルを読む。
複雑な機械になればなるほどマニュアルは厚くなる。
このマニュアルの厚さは辞書ぐらい。
全く読む気にならない。意味が分からない。

それでも上司に命令されて嫌々読むなければならない。

皆が分かりやすいように簡易マニュアルを作れ!

そう言われて、泣き言を言いながら読み始めた。

マニュアルを読みながらマニュアルを作る徒労感。
なんとも表現し難い。
2002年12月25日(水)

イルミネーション

クリスマスイブ。
アメリカナイズされた日本においては、
さまざまな家庭が庭先にイルミネーションを施している。
どうも新興住宅地なんかに多いような気がする。

ツリーをかたどったイルミネーション。
サンタの形をしたイルミネーション。
星のような形をしたロマンティックなものまで。

夜の闇の中で光り輝くイルミネーション。
すごくクリスマス気分を盛り上げてくれる。

そんな中、ある家庭のイルミネーションが目にとまる。

「2003」

とデカデカと書かれたイルミネーションが瞬いている。

いや、それクリスマスじゃないやん。
正月やん。

漠然とやるせない気持ちになった。
2002年12月24日(火)

タバコ

部屋でテレビを見ながらタバコを吸う。
灰皿にタバコを放置し、しばし作業をする。

そして、またタバコに火をつける。
見ると灰皿には火のついた二本のタバコが。

さっきまでタバコを吸っていたのを忘れて
また新たなタバコに火をつけた自分の愚かさよ。

絹のような白い筋を上げて燃え盛る二本のタバコたち。
それを見てふと思った。

タバコが二本。
鼻の穴が二つ。

なんだか無性に、鼻からタバコを吸ってみたくなった。
湧き上がる衝動を抑えられない自分がいた。

そっと二本のタバコを手にし、
鼻の中に注意深く押し込める。
両の鼻から伸びる二本のタバコ。
オーダーメイドかと思うほどにジャストフィット。
そして一気に吸い込む。




死ぬかと思った。
2002年12月23日(月)

マンガ喫茶再び

休日ということで、またもやマンガ喫茶に行ってきた。
何も予定がない週末はマンガ喫茶に限る。

ちゃちな壁で仕切られた個人スペース
フカフカのリクライニングシート
温かい飲み物飲み放題
面白いマンガも読み放題
暖房だって効いていて温かい。

何よりも、一人ぼっちで週末を過ごしている人間が数多くいる。
独りなのは自分だけじゃないって心強くなれる。
なんて居心地が良いのだろうか、マンガ喫茶ってやつは。

などと、完全にリラックスしてたら、
リクライニングシートで熟睡してしまった。
マンガも読みかけで熟睡。

時間だけが過ぎる。

目が覚めてチャックアウトしたら4000円ぐらい請求された
漠然と納得がいかない。
もう二度と行かない
2002年12月22日(日)

語彙

仕事で取引先なんかに手紙を書いていると
自分の語彙の貧困さを呪う。

自分はどうしてこんなにも言葉を知らないんだろう、
使える言葉がなんて少ないんだろう。

知ってはいるけど、意味を正確に知らない言葉も沢山ある。
友人相手に軽やかに手紙を書くときなんかは気にならないが、
取引先ともなれば話は別。

間違った使い方をしてないか。失礼になってないか。
真剣に職場備え付けの国語辞典に目を通し、手紙を書く。
一文書いては国語辞典。
また一文書いては国語辞典。
全然仕事にならない。書くのが遅すぎる。

そんな折、パラパラとその国語辞典をめくっていると、

ちぶさ「乳房」−哺乳類雌の胸・腹の左右に膨らむ器官

の部分に見事に蛍光ペンでラインが。

職場の誰かが、こんないかがわしい言葉に蛍光ペンをっっ!!
定規であてたかのような正確に真っ直ぐなラインをっっ!!
今時、小学生でもやらないような行為をっっ!!

いったい誰がと気になって、別の意味で仕事にならなかった。
2002年12月21日(土)

機械

いそいそと自動販売機でジュースを買って、
目的と違う物が出てきた時は切ない気分になる。

コーラを押したのにコーヒーが出てきたり
コーヒーを押したのに暖かいファンタグレープが出てきたりと、

切ないと思うと同時に、なんだか機械にバカにされたように感じてしまう。


今日、外回りの際に、ちょっとだけサボってゲームセンターに行った。
脱衣マージャンをやろうと財布の中を見たが、100円玉がない。

両替機の前に行くが、千円札もない。
仕方なく万札を両替機に入れたその瞬間

ジャラジャラジャラ

メダルゲーム用のコインが1万円分出てきた。

嬉しいやら悲しいやら。いや、嬉しくない。
両替機とコイン販売機を間違えた自分が悪いのだけど
何も一万円分も出てくることないじゃないか。
すごく機械にバカにされた気分。
叩き壊したい気分。

泣きながらビンゴゲームやってました。
2002年12月20日(金)

白壁

職場の入ってるビルの一階。
ものすごく低俗なエレベーターホールがある。

エレベーターを待つ場所の壁に、ありえないほど卑猥な落書きが。
どうやら低俗な輩がここまで入り込んで落書きしているらしく
「SEX」だとか「夜露死苦」とか「俺様参上」などと
スプレーでカオスに落書きされている。

さすがに見るに見兼ねたビルの管理人。
この間の休日を利用して壁の塗り替えをしたようだ。

月曜日。
ビックリするほど白く輝いているエレベーターホールの壁。
ここが綺麗なだけでこうまで印象が変わるものなのかと。
言い換えれば、あの落書きかかなり印象を悪くしていたようだ。
なんにせよ気分が良い。

火曜日。
いきなり、塗り替えたばかりの白壁に
「SEX」と小さくスプレーで書かれたいた。
申し訳なさそうに「SEX」と。
たった一日でもうSEXが刻まれていた。

その執念。そのスピードは驚嘆に値する。

よほどSEXが好きなのか。
よほど白壁が嫌いなのか。
2002年12月18日(水)

原因不明

最近妙に尻が痒い。
尻というよりは尻の穴が痒い。

痒くて痒くて、考えることは尻の穴のことばかり。
耳掻きみたいなもので心行くまで掻きたい衝動に駆られる。
それほどに痒い。

原因は不明。
妙な病気にかかってるのか。
変な虫が住み着いてるのか。
そういう年頃なのか。
全く持って不明。

それでも一つ新発見をした。

あまりに痒くて、我慢できずに掻くのだけど。
さすがにパブリックな場所でお尻を出して掻くわけにも、
パンツに手を突っ込んで掻くわけにもいかないので、
ズボンの上から指を駆使して掻くのだけれども、なんと。

例えズボンの上からでも、
尻の穴を掻けば指は臭くなる。
ズボンを通して臭さが指に伝わる。
物凄い新発見だ。

別に何も得しないけど。
2002年12月17日(火)

またトイレ

職場のトイレは、水が集中してるのですよ。
いや、それだけじゃ意味が分かりませんね。
なんというか、小便器の上部に水を貯めるようなタンクがあって、
そこにたまった水が定期的に各小便器に流れるようになってるんです。
小学校とかの男子便所みたいなものです。

そういった水集中管理システム式の小便器で小便をしていたらですね。

ゴボゴボゴボ

と、この世の終わりのようなサウンドが上部からしてきました。
なにやら、集中管理タンクに水が充填されているみたいです。
水が充填されるのも定期的にですから、
このサウンドが聞けることって滅多にないんですよ。
だから、ちょっとラッキーとか思ってましたら

ゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボゴボッ

とか、サウンドがクライマックスをむかえるんですよ。
信じられないぐらい水が暴れまわってる音が。
こりゃあ、溢れるんじゃないか?
と心配してたら、案の定溢れてきました。

小便をしながら、上から水が降ってくる悲しさ。
排出中だから水が降ってきたからといって逃げるわけにも行きません。

一人で泣きました。
まるでレイプされて泣きながらシャワーを浴びる小娘のように。
ずぶ濡れになりながら一人トイレで泣きました。
2002年12月16日(月)

続けて

三万円負けた。計6万円。もう死にたい
2002年12月15日(日)

パチンコ

三万円負けた。もう何もやる気がしない
2002年12月14日(土)

13日の金曜日

13日の金曜日です。
恐怖の金曜日です。
戦慄の金曜日です。

13日の金曜日ということで、朝から妙に興奮していた私。
職場の同僚どもに

「今日は13日の金曜日なんだぜ!」

と熱弁しておりました。

鬱陶しいほどに熱弁。
うるさいほどに熱弁。

すると、よほど鬱陶しかったのか同僚の一人が

「ふーん、で、なに?13日の金曜日だからなんなの?」

などと物凄く冷静に聞き返されました。
すごくドライに。ちょっとインテリ風に。

私も興奮を抑えて冷静に考え直してみるのですが、
別に13日の金曜日だからって何もないような気がします。
ただの花金です。

はしゃいでた自分がちょっと恥ずかしかったです。
2002年12月13日(金)

サンタの衣装

クリスマスです。
めっきりクリスマスです。

12月も半ばになると、
ショーウィンドーは赤や緑に飾られ、
イルミネーションが瞬き、
気分はすっかりクリスマス。
まだまだ2週間もあるのにね。

タクシーの運転手さんが、サンタの格好で運転してました。
カラオケ屋の店員さんが、サンタの格好で接客してました。
キャバクラの呼び込みの姉ちゃんが、サンタのミニスカでした。

こういうの大好き。色々な働く人がサンタになるって素敵。
すごくクリスマス気分が盛り上がってくる。
12月の日本に自分がいると自覚ができる。

ルンルン気分で行きつけのゲーセンに行くと、
ゲーセンの店員さんもサンタの衣装でした。

オタクなお兄さんのサンタ衣装。
アニメ好き、ゲーム大好きな、陰鬱なお兄さんのサンタコスプレ。

なんか、これだけはちょっとどうかと思った。
すごくコアな品物とかプレゼントされそう
2002年12月12日(木)

コタツ

さすがに寒すぎる。
朝から深々と雪が降る天候では、寒さの限界。
エアコンだけではどうしても暖が取れない。

というか、エアコンが冷気しか吐き出さない
決定的にフィルターが詰まっているらしく
暖房能力はゼロである。

仕方ないので、ついにコタツを出す決意をする。
我が家のコタツは、シーズンオフは普通の机として使えるタイプなので
コタツ布団を装備すれば良いだけで簡単だ。
これでめくるめくコタツライフが。
あとはミカンでもあれば完璧。


手の施しようがないほど散らかっていた部屋を片付け、
コタツ布団を押入れから引っ張り出してくる。
意味不明にカレーなどが付着していたので洗濯する。
準備完了。

これで至福のコタツライフが。

と、思ったら電源コードを紛失してました。

電源を入れられない。
スイッチ自体がない。
コタツの中は暗いまま。

コタツなんて電源コードがなければ、ただの布団のやぐら。
全然暖かくありません。

ホント、とにかく寒い。
身も心も
2002年12月11日(水)

ディズニーシー

ディズニーシーに行った
寒いのにディズニーシーに行った。

氷点下になろうかという寒空の中、何時間も並ばされる。
並んだ末に待ち受けるアトラクションは5分ほどで終わる。
あっけないほどに終わる。
その狂おしいまでの仕打ちはマゾにはたまらないだろう。

なぜか、クソ寒いのに園内ではアイスクリームを販売している。
当然、誰も買わない。
他の温かい食物は行列しててロシアみたいなのに、
アイスは誰も買わない。これは販売員がマゾ。
放置プレイを楽しんでいるに違いない。

パンの中にソーセージが入ってるチンコみたいな食物を
買うために並んだ。
ああ、インフレのように高いチンコのような食物を買うために並んでる。
僕は寒い中、チンコのような食物を買うために並んでいる。
などとマゾっ気を心の中で養っていたところ、
後ろのカップルの女性が言う

「ディズニーシーって子供だましね。来なきゃよかった。早く帰ろうよ」

せっかく彼氏が頑張って寒い中連れてきてくれたというのに
この仕打ち。
その後も彼女は罵詈雑言の嵐。

「池袋で遊んでたほうがよかった」

などと訳の分からない結論に。
彼氏は涙目になってた。
多分彼女はS。彼氏はM。

SMの楽園、ディズニーシー。なんと素敵な所だろうか
2002年12月10日(火)


朝起きると、一面が銀世界だった。
東京にこんなにも雪が降るなんて。

おかげで、朝から電車は大遅れ。
さらに超満員のラッシュサワー。じゃないやラッシュアワー。
ギュウギュウ詰めで死ぬかと思いました。
中央線に殺されるところでした。

満員の電車の中で、
ブサイクなカップルが体を密着させて接吻とかしてました。
ブサイクなカップルが。

さらには、その密着度を利用して、
頬を合わせたり、鼻と鼻をスリスリしたりと、
見るに耐えない愛情表現でした。ブサイクカップルが。

車窓から覗く白い雪。
降り積もる綺麗な雪は純真という言葉が似合うほど無垢。
それとは対照的に、ブサイクカップルのなんと醜いことか。

たぶん、僕が日本刀を持ってたら、他の乗客ごと斬っていたと思う。
2002年12月09日(月)

格闘技

東京ドームまでK-1を観にいった。
7万人を超える大観衆は圧巻で、
試合よりも、人の多さのほうが面白かった。

隣の席に座った格闘技オタ二人組が、試合開始前からヒートアップ

「ボブサップの方が強よいよ!」
「ホーストの方が安定感がある」

などと大激論。
先程まで仲良くしていたのに、
喧嘩しそうな勢いで戦っていた。
ホーストの方が強かろうが、サップの方が強かろうが
僕らの生活には何も影響ないのにね。
それでも真剣になれる格闘技ファンは素敵だね。

とにかく、サップとホーストが対戦するより、
この大激論オタ二人がリングの上で対戦した方が面白いと思った。
2002年12月08日(日)

夢の中へ

テレビをつけたまま眠ってしまった。

テレビの音が流れてくる横で、眠りに入ってしまうと、
夢とテレビの内容が混じってしまうことがある。
すべては浅い眠りが原因だろう。

テレビでは、筑紫さんが出てきてニュースを読んでいた。

僕は、なぜか女子高生と援助交際をするという、
不謹慎極まりない夢を見ていた。

すごく嫌なのだが、現実と夢が混ざり合う。

夢の中では、筑紫さんがセーラー服を着て援助交際をしていた。
死ぬほど嫌だけど、お金のために・・・・と恥らう筑紫。
恥ずかしいから電気消して・・・という筑紫。
キスだけはダメ、それだけは好きな人じゃないと・・・と筑紫。

悪夢とはこういうことなんだろうな・・・。
2002年12月07日(土)

不良高校生

街を歩いてたら、不良に遭遇しました。
今時見ないような時代錯誤な不良高校生。

鳥の巣のような頭をして、
改造学生服を着てました。
多分、あのズボンはワタリ60はあるに違いない。

元々、僕は地元でも評判の悪い不良高校の出身でした。
同級生どもは鳥の巣のような頭をし、
校内のガラスを割ったり、廊下をバイクで走ったり、旗を燃やしたり
スクールウォーズみたいな学校でした。

だから、時代錯誤な不良高校生を見ても
「懐かしい」という気持ちしかありませんでした。

道行く人々を威嚇する彼を見ていると
高校時代の同級生たちを思い出します。
みんな元気なんだろうか。

などと、陽だまりのような暖かさで彼を眺めていたら、
彼がおもむろに近づいてきて、

「なにガン飛ばしてるんだよ!」

とツバを吐きながら言うではありませんか。
殺されるかと思った。

不良高校生に喧嘩を売られる26歳の社会人。
ちょっと情けなかったです。
2002年12月06日(金)

怖い人

コンビニで買い物してたら、怖い人がいました。

夜なのに、サングラスをかけて、
殺し屋のようなコートを羽織って
他者を威圧しながら店内を闊歩してました。

僕はすごく怖くて、目を合わさないようにエロ本を立ち読みしてました。

怖い人は、ウロウロと店内を歩いた後に、
人目を避けるかのようにコッソリと
モーニング娘。のフィギア(480円)を買ってました。

しかも大人買い。
あるだけゴッソリと。

照れ隠しから、レジに行く前にサングラスを外した彼の目は、
フィギアを買えた喜びに満ち満ちており、
ウミガメのような優しさを備えてました。

両手いっぱいにモーニング娘。フィギア(480円)を持つ彼を見て、
別の意味で怖い人だなって思いました。
2002年12月05日(木)

世の中捨てたものじゃない

色々暗いニュースとかあって、世の中のことを嫌になりがちだけど、まだまだ現代の日本は捨てたものじゃないと思う。

先日、銀行ATMで下ろした1万円を取り忘れた話をしたと思うのだけど、失意のうちに、今日もう一度お金を下ろしに行ったのです。
ついでに通帳持って行って、通帳記入も。

そしたら、ビックリですよ。

先日取り忘れた1万円。あれが口座から減ってないんです。
よくよく通帳を見ると

「ヨキントリワスレ 10000円」

とか書かれて、銀行側から一万円振り込まれてました。

多分、あの取り忘れた日、後から来た誰かが銀行側に届けたのだと思う。銀行側はATM側の記録をチェックし、僕が取り忘れたと断定。
そして振り込んでくれたのだと。

「ヨキントリワスレ 10000円」

この無機質な文字を見て泣きそうになった。
世の中って捨てたもんじゃない。ありがとうありがとう。

と感動してたら、また下ろした金をトリワスレそうになったり
2002年12月04日(水)

香水

最近、我が職場の若手の間で香水が大ブレイクしています。
主に男性ばかりが香水をつけてるようなんですけど、
最近の若い男の子ってのは臭いに敏感なのですかね。

その若者たちは、朝から物凄い臭いをムンムンとさせて出社してきます。

柑橘系のソリッドな臭いで決める若者もいれば
甘い香りで誘うような若者も。
独特のスメルで個性を主張する人もいれば、
すっぱい臭いをさせてくるヤツもいます。

あ、すっぱい臭いは香水じゃないか。
単純に風呂に入ってないだけだ。

とにかく、朝は色々な臭いがオフィスに立ち込めて
少々ガスとかが漏れてても気づかないんじゃない?という状態なのです。

僕は元々、そういった人工的な臭いが苦手で、
さらに人一倍嗅覚が敏感なため、
朝っぱらか死にそうな思いをしているわけなんです。

色々な臭いをかいでると、頭痛がして吐き気がしてくるわけで、
仕方ないから僕も自己防衛をするわけで、
朝の時間帯は臭いを遮断するべく、鼻にティッシュを詰めてるんです。
鼻ティッシュで真顔で仕事。これで臭いをシャットアウト。

そうしてるとね、絶対に聞いてくるやつがいるんですよ。

「どうしたの?鼻血?エロ〜〜い」

とか。鼻ティシュ=鼻血=エロという短絡さもビックリですが、
ソイツがすっぱい臭いの持ち主だからさらにビックリです。

お前らの香水の臭い、特にお前のすっぱい臭いがキツイんだよ
どうでもいいから風呂に入れ!

とか思うのですが、シャイで気の弱い僕には言えません。
鼻に詰めたティッシュをポンポンと飛ばすぐらいしかできません。
それが精一杯の反抗。

とにかく、臭いはとても勘弁です。特に男性の臭いは。
一番良いのは、女性からほのかに香るシャンプーの匂いです。
それだったら根こそぎ嗅いでやる。
鼻に髪の毛を吸い込む勢いで。

とか思ってたら、自分の靴から一番すっぱい臭いがしてました。
2002年12月03日(火)

男性用トイレ問題

とある清掃員さんとお話した際のこと、
その人はトイレなどを専門に清掃している人で、
いわゆる「トイレクリーナー」なのだ。

どんな職業にも悩みがあるもので、
トイレクリーナーさんの目下の悩みは、男性便所の尿らしい。

なんでも、最近の若者たちは、便器から離れて排尿をするらしいのだ。
小便器からかなりの距離をあけて排尿をする。

自分の飛距離やコントロールに自信があるのか、
自分のイチモツに自信があるのか。

昔の人なんかは小便器に下半身が入り込むぐらいの勢いで排泄したものだ。
隣の人に見られたくないから。

小便器から距離を開けて排尿をする人が多くなると、
便器周りに飛び散る尿もすさまじい量になってくるらしい。
自分では、ど真ん中ストライクと思っていても、
尿というのは意外と飛び散るものなのだ。

掃除する側としては、飛び散った尿は非常に厄介らしく
こすってもこすってもなかなか落ちないそうだ。
清掃員さん、困ってた。

そういえば、よく行く立体駐車場のトイレに、

「尿が飛びますので、便器に近づいてください」

と注意書きされているのを見たことがある。
手書きの紙に赤と黒のマジックで書かれた紙が、便器の上に貼ってあった。
多分、駐車場の管理人さんが掃除しているのだろう。
飛び散った尿に頭を悩ませているのが伺える。

それでも、距離をおいて排尿をする人は絶えないらしく、
しばらくすると

「1歩前に出てやれ!」

と喧嘩のような口調に変わっていた。
よほど怒っているのだろう。

それでも聞き分けのない駐車場ユーザーたち、
ロングディスタンスで小便をするのをやめない。

すると、張り紙による注意書きは

「前進しろ!」

に変わっていた。もはや意味が分からない。

それを読んだ僕は、なんだか妙に励まされたような気がした。
頑張って前進していこう。
2002年12月02日(月)

ゲームセンター

同僚と夕飯を食いに行った際に、
どうしても行きたいと駄々をこねられて
仕方なくゲームセンターに行くことになった。

ゲームの類は熱くなると止まらない危険性があるので、極力やらない。
隅っこのほうでスロットゲームをする。

ふと見ると、なにやらトチ狂ったように踊る一人の若者が。
今風のナウなヤングなのだが、どこかズレてるような格好。
言うなれば、田舎のオートバックスなどにいそうなタイプ。
しかも、英字が無数にプリントされたシャツを着ている。

Jack!Tony!

などの文字が山のようにプリントされている。

その若者は何を狂ったように踊っているのかというと、
どうやらDDRとかいうゲームらしい。
画面に出てくるステップに合わせて実際に踊るゲーム。

彼はそれを必死に踊っていた。
汗だくになりながら。
少々肉つきの良い体を小刻みに揺らしながら。

溢れるビート。震えるビート。もう止まらない。

なぜか、プリクラを取りに来た婦女子などが見ていると
オーバーアクションになってビートが増す。

踊り終えた彼は、ゼイゼイ言いながら何処かへと消えていった。

かと思ったら、両替に行っただけだったようで、
山ほどの百円玉を右手に忍ばせて
ダンスマシーンのステージへと上がっていった。
その後は怒涛の連コイン。彼のワンマンショーだった。

いったい、何がそこまで彼をダンスに駆り立てるのか。

とりあえず、冬だというのに汗だくになって、ビッショリと背中に張り付いていたシャツの「Jack!」の文字が印象的だった。
2002年12月01日(日)

Iremun2 / Ota.P

My追加