気分刊日記

2007年04月22日(日) そうはいかない

渋谷のシネクイントで観るつもりだった『さくらん』をテアトル銀座で鑑賞しました。その後、シャンテ・シネでジュード・ロー主演の『こわれゆく世界の中で』と言うのを観ました。今月は結構順調に消化しているようですが、残念ながら「蟲師」を観ることは出来なそうです。ううん、美術展見といて本編見ないとは。

あ、そう言えば月9の『プロポーズ大作戦」って「バタフライ・エフェクト」や「君といた未来のために」なんかのパクリだとは思うんですが、「バタフライ〜」をコメディー調にしたって所は少し買うかな。

さくらん

こわれゆく世界の中で』・imdb
予告編を観て面白そうかなぁ〜と思ったんですが、かなり薄っペラな感じです。っていうか、「イングリッシュ・ペイシェント」「コールドマウンテン」「リプリー」の名匠アンソニー・ミンゲラ監督って・・・どれも面白いと思えなかった作品ではないですか。

ジュード・ローより寧ろ、2人の女優、ジュリエット・ビノシュとロビン・ライト・ペンに惹かれて観に行ったんですが、二人ともええオバハンですな、ジュード・ローの後退した生え際に負けず劣らず厳しいですわ。

それにしても主人公の設定が感情移入できないことこの上ない!百歩譲って生え際の厳しいジュード・ローはイケメンのモテ夫くんですが、なんだか自己中で、<女の心が離れそう>とか<とにかく謝る>とか女性に対して都合が悪くなると強引にキスしてハグしてsexして愛してるとか言ってごまかす様にしか見えないんですが。

カップルで観に来てる人が多かったんですが、女性はどう思ったのか?ジュード・ローなら許しちゃう!のであろうか、それとも、感情移入どころか女の敵として気分悪くなるんだろうか・・・聞いてみたい。



2007年04月21日(土) 大統領と女王

先日は、本年度アカデミー賞主演男優賞のフォレスト・ウィッテカー主演「ラスト・キング・オブ・スコットランド」を観てきましたが、本日は主演女優賞のヘレン・ミレン主演の『クイーン』を観てきました。

ヘレン・ミレンと言うと近々では昨年無くなったロバート・アルトマンの「ゴスフォード・パーク」で良い演技をしていたのが印象的でしたが、もっと昔からイギリスBBC制作の連続ドラマ「第一容疑者」が記憶に有ります。以前、某レンタルショップのデータ入力をやっていた時に、BBC制作のサスペンスドラマってこんなに有るのか!?と驚いたことが有ります。ヘレン・ミレンの「第一容疑者」を筆頭に「検死医マッカラム」「メグレ警視」「バーナビー警部」「主任警部モース」「心理探偵フィッツ」「マクベス巡査」(ロバート・カーライル主演)とかやたら地味に有ったし何クールも続いていた。

クイーン』・imdb
まあ、映画はおおよそヘレン・ミレンonステージで、イギリス社会を皮肉ったユーモアもあり、それなりに楽しめました。いやぁ、ブレア役の人が「アンダーワールド」のライカンのボス役=ケイト・ベッキンセールの元旦那とは!額の後退っぷり以外は全く別人ですよ。総じて、男達が非常に頼りなく描かれているのはイギリス的なのでしょうか?



2007年04月15日(日) 青春とは走ることなり

満を持して邦画を2本みてきました。どちらも榮倉奈々主演。『渋谷区円山町』『檸檬のころ』どちらも榮倉奈々はたいした演技していません。寧ろ回りに喰われまくっています。ここまで色気の無いアイドルもいないですね、ってよく見りゃ一瞬宮崎あおいに似ていたりもする。けど、圧倒的に一重ってことで微妙な訳です。

渋谷区円山町
榮倉奈々に告白して、OKもらえたと勘違いする幸せな野郎を演じた佐藤貴広くんがいい味出していました。たぶん、「ナイスの森」観た時にも結構印象のこっていたんで個性的な役者として大成する可能性はあるんですが、イメージとして森下能やスティーブン・ブシェイミ、DJクアルズてきなギーク、ナードなポジションが似合いますね。やっぱりネットシネマ上がりの予算と言った作品です。劇場は、榮倉目当てのオッサンが多いかと想いや、マキダイ目当ての女の子も結構いました。

檸檬のころ
青春て言うのは走ることなんでですよ、大人に成ると走らないよねマラソンでもしない限りは。走るっって言ってもダッシュ!ダッシュしなくなるんですよ。その点、谷村美月走る!そして笑う!いやぁ、やっぱり演技上手いよ美月ちゃんは、特に最近演じることに自覚的になって来た気がする。今回は等身大の役柄だったことも有って、リラックスしていて、コメディエンヌも十二分にこなすし、もし榮倉奈々が彼女と共演時間が多かったら、自分の演技力の無さに自己嫌悪に陥るんじゃないかな。

あと、男性陣もよかった!石田法嗣も良いし、佐々木役の柄本裕もいい!で、名前と顔つきが気になって、もしやと思って調べたらやっぱり彼は柄本明の息子なんだね。「それって、エロくねぇ!?」ってのがまた自然で良い台詞だった。平川地一丁目はまぁ素でしょ?いい感じの自然体で、可もなく不可もないです。元FLYING KIDSの浜崎さんがすっかり貫禄のある演技で笑った。昔中山美穂とか浜田雅功なんかと共演した「もしも願いが叶うなら」では台詞の少ない、自閉症気味の兄貴役で影が薄かったのが嘘のようだ。何処もかしこも、ほんとに甘酸っぱい映がでした。



2007年04月14日(土) 洋画が続いてます

年初めに、今年は邦画を多く観そう!?なんて言ってたら、ここの所洋画が続いています。

で、今日は夕方から地元の映画館のレイトショーで『マリー・アントワネット』観てきました、オカンと。たいそう行きたがっていたのですが、当日料金で入るつもりだったらしいので、そんな無駄なことせんでも、テアトルの優待券持ってるんで、ワシも観たかったから一緒に行きました。

観る前に、飯とか喰ったんですが、オカンと外食するのは何年ぶりでだったかしら。三崎寿司で食べたんだが、昔みたいに腹いっぱい喰う訳にも行かないので、腹八分目で辞めときましたよ。後に映画が有ったので酒も飲まん、と言うかオカンと酒飲むことは滅多に有りません。晩酌にもつきあいません、だっておいら根本的に家で酒なんか飲もうと思わないもん。

観賞後、一旦家に帰って私は夜中に車で府中のシネコンでジャッキー&マイケル・ホイ&ルイス・クーの『プロジェクトBB』を観てきました。寝たのは3時ですよ。

マリー・アントワネット』・imdb
一応聞いておきますが、気付きましたよね?コンバースの(?)スニーカーがでて来たシーンが有ったことは。他にも色々遊んでるとは思うんですが、とにかく服やお菓子やお菓子のお皿とか細部に至るまで可愛いですよ、美しいですよ!美術と衣装は最高ね。キルスティンもスパイダーマンで喰らったブス呼ばわりを払拭するくらいキレイにとってもらえてよかったね。

ってかさ、映画界のゴッドファーザーの娘にしてガーリーセンス抜群のソフィアが自分のダチ集めて時代物をモダンにリメークした本作と、演劇界の重鎮の娘にしてJAPANEASEガーリーフォトの先駆者蜷川実花がやっぱり被写体でもあり旧知の土屋アンナを使って時代劇をとったって言うことは、両作品のスタンスはほぼ同じですよね?この点について長谷川町蔵さんあたりにちょっと書いてもらいたいですわ。(兄ローマン・コッポラがセカンドユニットの監督として使われていた・・・がんばれお兄ちゃん!)

プロジェクトBB
何はともあれ、昭和BOYは李小龍よりジャッキー!ガンダムと言えばファースト、ドリフよりはひょうきん族世代な訳ですよ。とにも、香港返還10周年の今年は・・・なんか有るんじゃないデカ?(書いていて何も思い浮かばなかった)

まあ、そんな昭和組ジャッキー世代には懐かしい、「Mr.Boo」マイケル・ホイ、「チャンピオン鷹」ユン・ピョウも観れて感慨ひとしお。でも、最も嬉しいのは、ハリウッド進出して『タキシード』やら『メダリオン』とか『ミスティー』とかどうにも納得いかない微妙な作品が続いていたジャッキーが、『新警察故事』の地に足がついた復活を本作でも維持している点は、壮年期に入ってからの後期ジャッキー節の確立と言っても良いのではないだろうか。

近年の作品では、肉体的にもピークを過ぎているジャッキー、臨機応変で体当たりのアクションとはいえ、どんなにがんばってもコミカルっと言う程愉快さを全面に押していないし、寧ろどことなく悲壮感や無理している様ないた痛さがでて来てしまう。それを、人生の辛酸を刷り込んだ重厚なドラマで補う手法のバランスが素晴らしい。

もちろん、コミカルさと言う点も無くなった訳ではない。「ラッシュアワー」のクリス・カッター、「シャンハイナイト」のオーエン・ウィルソンとのコンビで得た笑いの分業制(コント)のノウハウを取り込み、今回はシリアスな演技も定評のあるルイス・クーという抜群の相手役を得て息が切れない程度の笑い・アクション・シリアス、のリズムをバランスよくしかけている(でも、相変わらずオールタイム100%)。そう考えると、ジャッキーの行き着いた先って実は「コント55号」に近いのかもしれない。

最後に、昭和組ジャッキー世代の皆が思うTV放送時の吹き替えは石丸=ジャッキー&広川=ホイでお願いします。いや、むしろ最近のユニバーサルならDVD化の時点でそれくらいのサプライズをかましてくれるでしょ(半ば脅迫)!



2007年04月13日(金) コピーロボット一台

有った所で引き蘢るだけなんですけどね。で、時間の都合をつけて『ラストキング・オブ・スコットランド』を観てきました。仕事や人間関係やその他諸々が初夏の咽せ返す様な爽やかさに誘われて、煮詰まってます。意味解んないです。

ラストキング・オブ・スコットランド』・imdb



2007年04月10日(火) いろいろ

瀧がNHKの語学番組にでていたり、「パッチギ! LOVE&PEACE」のキョンジャってユリマリのユリなんだね。とか、大人計画の宮崎吐夢と伊勢志摩でバラエティーやるなんてテレ東も無茶なことしますねぇ〜『モテケン』。

えっと、久しぶりにドラマチェック始めました。
『花嫁とパパ』
石原さとみと白石美帆以外の女性陣が面白そうです。ってかギャル&コメディとしてみればいいのかなぁ?で、相手役の田口淳之介ってジャ●ーズですか?よく知らないんだけどメインキャストのくせにHPで画像を使っていないってことはそう言うことですよねぇ。これだけで減点です。

『セクシーボイス アンド ロボ』
塚本 晋也と片桐はいりが夫婦で、それも連ドラにでているとは!?で、主演の大後寿々花って池脇千鶴的なセンスを感じるのですが、ビジュアルは酒井美紀っぽいと言うか、その辺は14歳の外見はまだまだ未知数ですから解りませんな。ドラマは4chなのでベーシックなレベルは低そうです。

TBSのドラマはどれも観たいと思わないのですが、上野樹里の日曜日は考えるなぁ。で、「帰って来た 時効警察」は今回は観ますよ。「私たちの教科書」は観る予定ではなかったのだが、マッキー(真木よう子)がでていると言うことに気付いてしまったので、取り敢えずチェックします!その他に「恋する日曜日 ニュータイプ」と「戦場のガールズライフ」をチェック中!



2007年04月07日(土) 飽きるかも

昨晩、と言うより今朝方まで飲んでたのですが、昼から渚音楽祭・春 2007に行ってきました。二日酔いでかなりダメダメでしたが、久々にクラムボンのライブ聞けてよかったですね。郁子ちゃんも観れたし。フェスって本当は飲みながらダラダラレイブのはずなんですが、ひたすら水飲んでました。

これと“LIVE LOVES”(ライブがカッコいいです!)と“REBEL FAMILIA”が良かったです。



2007年04月05日(木) まだまだですねぇ

仕事を端折って会社帰りに『今宵、フィッツジェラルド劇場で』を観てきた。ロバート・アルトマンは「ゴスフォードパーク」は面白いと思えたのだが、本作は殆ど面白いと思えなかった。彼の作品を余り観た記憶が無く、晩年に至ってはだらだらと長いと言う印象しか聞かない。

でも、本作はかなりロングラン・ヒットしているようだし、ハリウッドでも芸達者な役者が多数出演しているのだが、感情移入とかは勿論、わざわざ注視するような人もいず淡々と進んで終わっていった。まぁ、“香典代”位のつもりで劇場を後にしたと言うのが正直な感想だ。多分、まだまだ私の勉強が足りないのだろう。

今宵、フィッツジェラルド劇場で』・imdb



2007年04月01日(日) 携帯買い替えました

今日は映画の日で日曜日と言う、貧乏サラリーマンの映画オタクにはスケジュール組んで映画館巡りをしたくなる最良の日です。とは言え、安いからってどんな映画でも良い訳ではなく、観たい映画を観に行く物です。

で、この時期あまり観た映画も無かったので、日頃安く観に行けない映画館でかかっている作品の中で、主演の二人“ヘレナ・ボナム・カーター”(ティム・バートンの嫁)、“アーロン・エッカート”(「サンキュースモーキング」で気に入った)がまぁ気になっていた作品『カンバセーションズ』。そして、取り敢えず観に行かなければいけないノルマ『ドリームガールズ』に重い腰を上げて行ってきました。前者は、2画面分割の手法が殆ど活きていないと言うか、観辛くて目が疲れました。後者は流石に音楽は凄い!でも、物語が薄くて何度も観たいかって言うと特にいいです。

カンバセーションズ』・imdb

ドリームガールズ』・imdb


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