気分刊日記

2007年03月31日(土) 花見リターンズ

今年も野川公園の花見に行ってきました。根本的にあまり酒を飲みたくないってスタンスでのみの席に出向くので、喰いに走ります。で、後片付けとかを率先して行います。でも、皆酔っていてゴミの分別をしてくれないので少し凹みます。出来れば、天気のいい昼間からお酒はちょっとで、美味しいお茶と上手い物一杯食って〆は和菓子と熱ーいお茶でってのはどうでしょう。

まあ、実際はそうはいきませんが、上手いこと乗り切ったので地元に戻ってから折り返し府中のシネコンにフラフラ出かけて『ホリディ』観てきました。終映が深夜2時半だったので、歩いて帰って来たのですが実質1時間で家の前に到着。靴が合ってなかったようで途中から少しペースダウンしまたし、まあ、こんな物ですよ。

ホリディ』・imdb



2007年03月30日(金) 何がみたいのだろうか

なんていうか、最近邦画好いている・・・のか?これは、昨年から言われているほうがバブルのせいだろうか?それほど面白い作品が増えているのか邦画は?では無くて、単に最近の私は“自棄酒”や“衝動買い”のごとく、ヤフオクで映画のチケットを買っては財布に貯め、僅かな休日をつぶしてまで無理やり観にいくという気晴らしなのか、プレッシャーなのか、精神的疾病なのか微妙な行動パターンに陥っているだけだ。

特に、ミニシアター系の邦画のチケットは洋画それよりも競争率が低かったり、可愛い女の子が出ている映画(詰まりアイドル映画)なので思わず入札に参加してしまう。そんな関係で先日も「どろろ」(これは貰い物)、「僕は妹に恋をする」を観に行った。ああ、どちらも面白くない事この上ないのだが興行的には非常に成功しているらしい。

で、まあ「どろろ」は別として「僕〜」はもうそのプロットと小松彩夏を目当てに行ったのですよ。主犯各の1人、榮倉奈々はCX「ダンドリ」(加藤ローサ目当て)を観てはいたけど全く性的魅力を感じない、演技もパッとしない、その背丈スタイルはスポーツ選手にでも成ったほうが良いのではないかと思う。モデルにしては地味な顔立ちだし・・・。

ところが、私のヤフオク衝動買いの結果手元にあるのが『渋谷区円山町』『檸檬のころ』と、どちらも榮倉奈々主演作品なのだ。『檸檬のころ』は谷村美月ちゃんが観たかったからなのだけど、『渋谷区円山町』は多分無意識に榮倉奈々観るモードが働いたかも?と言うか、ユーロスペースとか、イメージフォーラムとかアミューズとかシネ・ラ・セットとか、QA-Xとかでかかる映画って案外安いチケットが出回るタイミングが普通と違うし、あんまり安い事も無いのですよ、実は。

でも、これらの作品を劇場に観に来る層ってやっぱり野郎ばかりなのかなぁ?「僕妹」は松潤が有ったから女の子が多かったけど、場所的にもキャスト的にも作品的にも今ひとつ客層が想像できなところも有るし。(じゃあ俺はどういう層だって言うと、やっぱりアイドル好きとでも言うのか?)

先日、谷村美月が出ていたCX「トリハダ〜夜ふかしのあなたにゾクッとするお話を〜」でHDD録画の予約して裏のTX「武装錬金」最終話とザッピングしてたら、「トリハダ〜」の録画が放送中に終了しやがる。調べたら放送時間が少し繰り下げになっていやがった!全く毎夜自動で番組表を参照しているんだからそれぐらい修正して録画しろっての我家のHDD!で、最後に一言。谷村美月って薬師丸ひろ子っぽい・・・



2007年03月25日(日) 煮え切らない一日

搾取されているんだか寄生しているんだかだまし合いの様な平日を乗り切ると、魂の抜ける週末がやってくる。給料が入ったばかりの月初めは、なんとか魂が踏みとどまってくれるので肩こりのため爆発的に血行不良の身体を操って暗い映画二時間も取り付かれた様に籠れる。でも、せっかく出かけたのにシネクイントの「さくらん」が激込みで入れなかったので、下のアートスペースで「映画 蟲師展〜大友克洋 幻想と神秘の世界〜」と言う催しをみた。

で、時間が余ったので、神山町、松濤、神泉、円山町、の辺を散歩してたら、おかゆの文字に惹かれてふらりと入った店は『みず茶屋』。入ってびっくりDJブースのある小粋なバーです!一人で入る店では有りませんね、女の子としけこんでいい感じに成ってから裏の円山町ホテルへ直行!って感じの店です。でも、入ったからには、おかゆ大と黒糖焼酎れんとを一杯いただいてきました。店の雰囲気も悪くないし、価格も手頃。また何かの縁でこの辺来たら入ってみようかしら。

と、ここまでが土曜のはなしで、日曜はと言うと、家のことグタグタやっていたらまた出かける時間を逸してしまい、結局近所で『あるいは裏切りと言う名の犬』をみてきました。

あるいは裏切りという名の犬わざと捨てた伏線の方がかっこ良かったんじゃないかなぁ。最後にダニエル・オットーユも武器商人の娘に殺されて、娘も彼が捕まえた強盗犯に殺されてしまうとか。三池だったらそれくらいベタにやるなぁ。香港映画でもそれぐらいやるでしょ?



2007年03月22日(木) 客を選ぶ飲み屋

客を選ぶ飲み屋だと解っていてその飲み屋にのみに行くのと、普通の飲み屋と同じ感覚で店に入るのとはちょっと違うだろう。普通は金を出すのだから店側が勝手に客のニーズに応えるもんだと思っている人が多いと思う。もちろん飲食店は飲食の対象にお金を払う訳だが、私は同時にその店のスタッフ、お店の雰囲気&空間&時間、そしてサービスをも含めての総合評価に対してお金を払う物だと思っている。

で、地元の行きつけの飲み屋は結構客を選ぶ店なのですが、そこの店主に私の職場の近くに貝専門で喰わせてくれる店が有るらしいと聞いたので、同僚と仕事を早めに切り上げて行ってみたら、その店はまさに“客を選ぶ店”だった。って言うか店長が、よくTVにでていた”なんでんかんでん”の社長や昔イカ天で審査員をやっていて吉田拓郎のステージなどでベースを担当されている吉田健みたいな頑固な人(禿げ方が特に)だった。

ちょっと気取った人には無理かもしれないけど、私的には総合評価で十分満足。ただ、場所的に毎週は行けないけど月一位や貝の美味しい季節に行ってみるには面白い店だと思う。誕生日や久しぶりに会う友達へのサプライズで使うとっておきの店としても良いかもしれない。私にはそんなとっておきの店が他に3軒くらいあるのだが、友達も少なくサプライズも無いのでせっかくのお店たちは疎遠状態が続いている。

築地の活貝焼専門屋台【和光】



2007年03月21日(水) 度を越したいい加減さと言う病

総合失調症、パニック障害、摂食障害、アスペルガー症候群・・・近年様々な(精神)障害と呼ばれる病状があり、そのように診断分類される人が増えて来ている。でも、これらの病状で語られる人々は昔から社会にいたと思う。ただ、昔は普通に社会の中でも許容されていた(時には迫害されていた)し特別な物(ここでは異物)としてのレッテルを貼るのではなくユニークな個性の一部だったのではないだろうか。(どうして今そのように分類されなければならない時代なのかを語るには勉強不足なので)

近年の学問、とりわけ心理学などの範囲で研究が進んだ結果、病気としての冠が付いたことで、今まで「変わった人、ユニークな人」だったのが、「ああ、あの人はやっぱり病気なのか」っと言った認識に追いやられる、又は自分は病気なんだと言う第三者の認定をもらうことで周りも自分も納得すると言う“不確かな物を定義する”技術・カテゴライズする学問分野が発達認知されたと言うことなのだろう、それがいいことかどうかは解らないけど。(詳しい人にとっては認識甘い又は間違ってるって言われそうですが。)

で、何が言いたいかと言うと、私の「度越したいい加減で怠け者さ加減」はもう病気かな?と思った訳ですよ。あれですよ、“片付けられない女”みたいな・・・、そもそもケジメが無い子と言われ続けた“集中力が無い&決断力&判断力の弱さ”は心の弱さ=心の病気な訳ですよ、多分。(本当に病気な人御免なさい)

・・・と自分に言い聞かせてみても何にも満足できない。ああ、最近仕事していても私のダメな要素の主犯格“飽き”(集中力の無さ)が疼きまくる今日この頃に意味も無くいい加減な言訳をつけてみたりしました。

さて、週の真ん中のお休みは『松ヶ根乱射事件』を観てきました。山下監督売れっ子です!この夏には夏帆で「天然コケッコー」が公開されます。ペ・ドゥナや香椎由宇なんかを使った「リンダリンダ」とかも有ったし、児童買春でその座を追われた、元祖アイドル映画専門監督”今関あきよし”(wikiの大林宣彦との親交も厚いって一文もどうかと思う)の座を奪うのだろうか?

あ、そう言えば薬物所持だった豊田監督はまだ復帰しないのかなぁ〜?こっちは復帰早そうだし、付いた前科も芸術家(映画監督に対しては使える者かどうか微妙だが)の特権みたいな物なので執行猶予期間を過ぎたら仕事してください。なにより、映画をディレクトする才能はつまらない商業映画よりはきちんと有ると思うので。

松ヶ根乱射事件
この、徐々に崩壊してゆく日常みたい感じって、昔から有ったと思うのだが私が思い出せたのはデヴィッド・リンチ的感覚とかジョン・カサヴェテスかともおもうけど、それらの巨匠とは雲泥の差なのは当たり前。

キャラ、シーン毎にはいいのだが全体を通して緊張と緩和の積み重ねがない。徐々にずれてゆく砂の土台が今一つ最後までしっくりこない。単純にタイトルのために最後に乱射しときましたってネタオチかとも思った。



2007年03月11日(日) 「忘れる」って便利なのだが・・・

久しぶりに土曜は一日中家でごろごろ。夜中に行きつけの飲み屋の2号店にブラッと顔出ししてアイリッシュを3杯程のんでねた。家から1分もしない所にあるのですが、知らないとなかなか入り辛いし、スコッチ、バーボン、原酒と、高いお酒ばかりなのでそう簡単には踏み込めないお店です。今後どうなるのでしょう?

日曜はやっと『叫』を観てきました。いやしかし、黒沢清は毎度同じことをやっているのによく映画撮らせてもらえているなぁ・・・と、関心です。たぶん、業界には黒沢清信奉者がかなりいるのでしょう。って、これは悪い意味で行っているのではありません。でなきゃ、観に行かないよ!でも、黒沢清の映画を観ると日本社会で次に起こる人間関係の進化のポートフォリオを観れる様にも思います。


幽霊は内的要因か外的要因か?次元はどの次元に存在しているのか?存在とは量子レベル、それともここの認知によるものなのか?あっ、難しい言葉を使ってみましたが、意味的に何処か被っていますね。無視してください。



2007年03月07日(水) 久しぶりにアイドル話

今更な話ですが、去年の後半から新垣結衣が可愛いなぁと、最近見た目膨張&態度増長(噂)の激しい長澤まさみタイプの女優さんかなぁと思うんですが、今後の変化の度合いが長澤程では無いかと踏んでいます。あと、「デス・ノート」とかにミサ役で出ていた戸田なんとかさんはそれ程ピンと来ません。あと、『あしたの私のつくり方』のTOP画像(頬杖付いているやつ)にやられた成海璃子は、芸歴長いなぁ!「瑠璃の島」とか「雨の町」の頃はそれ程でもなかったんだけどなぁ〜。でも男顔だよなぁ〜男装とか似合うよ、きっと。

で、グラビアはと言うと一昨年、昨年(?)位にTBSのドキュメント・ナウで見た時にマネージャーのお兄さんがとても職人の様でかっこ良かった南明奈がやっとブレイクしてきましたね。満島ひかりに似ていなくもないのですが、まぁ事務所がオスカーなんで上手く育てて来たなと。先日、吉田豪がインタビューした際の話を“豪さんのポッドキャスト”で話していましたが、素もなかなかの素材らしいです。それを聴くと、TVとか出だしたらあっという間にジャニーズに喰われちゃいそうな感じで、おばかアメリカンアイドル(ブリトニー、パリス、リンジーなど)っぽい。

そう言えば、全く関係ないのですが最近アブリル・ラヴィーンが誰かに似ているなぁ(普通は逆)と思っていたんですが、解りました。以前知り合いにもらった洋物のエロ○デオに出ていた女優さんが激似です!体つきも目の色も髪型も。

最近帰りが遅いので『武装連金』見ています。クオリティーが高いですねぇ!



2007年03月04日(日) 惰性以外の何者でもない

フラフラと近所の映画館で『バブルでGO!!〜タイムマシンはドラム式〜』を観て来たっす。夕食はゴルゴンゾーラのペンネと、新キャベツとアンチョビとじゃこのペンネ。あっと結う間に週末は終わる。

バブルでGO!! タイムマシンはドラム式〜
細かいネタは数え上げる程積み込むのが最近の日本映画の癖ですよ。それも、過去のネタだからアルアルじゃなくて、「あったねぇ〜(しみじみ)」って言う感じ。カット割りすら仮面ライダーだったりするのね。ううん、全体的にはやっぱりこの程度の映画は細かい金はかかっている様に見えても作品(ドラマ)のレベルとしては「月曜ドラマランド」の域を超えていない。ホイチョイもその辺は十分承知だろう。

あ、言わずもがなですが根本的に『バック・トゥー・ザ・フューチャー』をベースにしている(パクってる)ので、見返しておいたりすると楽しめるって言うか(そこまでやるかってくらい)あきれる。こんな志の低い映画を、ナメ切ったマーケティングでバンバン公開してしまう所が東宝&フジTV&ホイチョイ!!



2007年03月03日(土) 憂鬱の種を抱え込む

昨日はほぼ同期の女の子の送別会だった。2次会のカラオケまでいってさすがに帰れなくなるのはやだったので申し訳ないけど中座して吉祥寺経由で帰って来た。その後、地元で友人に呼び出されて朝までカラオケにつきあわされたのは誤算だった。そのくせ、おいら以外が寝ちまいやがるので勝手に小泉今日子ばかりを歌ってきた。

いや、しかし「迷宮のアンドローラー」「夜明けのμ」「スターダストメモリー」「水のルージュ」「スマイルアゲイン」「魔女」(順不同)など改めて歌ってみると初期kyon2の曲って凄いね。曲や作詞が筒井京平や松本隆、高見沢なんてのばかり。もちろんkyon2はそれ程歌上手くないのでオッサンでも音程変えずにほぼ歌いきれる。いやはや良かった。

で、毎度のごとく昼起きでふらりと銀座まで『モーツァルトとクジラ』『不都合な真実』を観てきました。語弊が有るけどまだまだ社会的にマクロでマイナーな病状の人々の範囲でも起こる男の子と女の子が永遠に悩む恋の話を普遍的な共通項を持って描く話と、地球規模で悩まなきゃ行けないのだけど一部の権力者や利益享受者達によって悩みだと言うことをずらされまくっているポピュラーな問題という、社会の複雑さが見せられる2本。前者はいい映画(ストーリー)、後者は問題定義の方法として最良の手段の一つとしての映画(映像)です。

モーツァルトとクジラ』・imdb
不都合な真実』・imdb


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