気分刊日記

2006年07月31日(月) 久しぶりのアンニュイなフランス映画

職場的には今日明日はお休みなんですよ本当は。でも、取引先が休みではない部署なので今日は出ました。明日は映画の日なんで、一応、お休みしますけどね。

色々と使わなきゃ行けない券を使い切るために帰りに銀座で『ジョルジュ・バタイユ ママン』を観てきました。なんつうか、退廃的で独善的で後ろ向きで超フランス的な内向的アイデンティティーの吐露というか・・・私が昔フランス映画に対して漠然と持っていた嫌な印象をかなり満たした、辛い作品でした。

『ジョルジュ・バタイユ ママン』



2006年07月30日(日) ディセントる

いやぁ、今月はかなり怠けていたので自分で自分の尻拭いの月末。新宿渋谷とハイペースで3本ハシゴしてきました。天気がいいのに映画館の中にいると言う引き蘢りのインドア派。

えっとですね、『時をかける少女』『パイレーツ・オブ・カリビア 2』『ディセント』の3本見てきました。

どれもそれぞれ違い毛色で楽しめたんですが、最後に見た『ディセント』の印象が凄くて・・・。何はともあれ、いや「ディセント」凄かったよ・・・

 『時をかける少女』:リメイクなんだけど大幅にアレンジしていて、前作(小説版)の後日談と言うかその次の世代の話し。混んでいるとは聞いていたが、公開3週目だし朝一の回だからちょっとなめてギリギリに行ったら行列!上映時間少し送らせてスターとしていた。夏向きの爽やかな話しだし、おたくだけじゃなくて親子で観てもかなりおすすめなので、出来れば劇場広げてほしいなぁ〜。で、作品はっていうと、なんか、爽やかな青春恋愛映画で伏線とかは簡単なんだけどドラマがキュンです、これも上出来。

 『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』imdb:新宿のタイムズスクエアーで吹き替えを観たんだけど、家族連れが多数、そこに持って来て予告編の最初に流れた「トリノ/24時からの恋人達」でいきなり乳がドアップですよ!一緒に行ったお父さんお母さんはキチンと苦情を言っとく様に!!で、映画自体はeiga.comの記事読んでいたので、全くその通りでした。デイビー・ジョーンズ船長役のビル・ナイ(「銀河ヒッチハイク」の神様)はお気に入りの役者なんだけど、あのメイクじゃわからん!それに今回は吹き替えで見たので声もさっぱり。

 『ディセント』imdb:『キャリー』だったり『タイムマシン』だったり、『ブレード・ランナー』のタイレルコーポレーションよりっ凄かったり、『13日の金曜日』かと思いきや、『死霊のはらわた』っぽかたり、『エーリアン』とか『ターミネーター』も感じられる凄い作品ですよ。なんっつうかサスペンスホラーとしてスゲー怖いし、どぎつい映画でした。



2006年07月26日(水) その場所に居続ける厳しさ

 予告通りお仕事を早退して、『下北沢CLUB Que夏の陣halデビュー10周年記念ライブBlue×3 special LIVE』行ってきました。

実は下北でのライブは初めて、本多系の小劇場は全部行った事有るんだけど、ライブとなると屋根裏ですら行った事無い。で、下北沢CLUB Queは・・・箱の大きさ的にも下北らしいというか、身の丈に合った大きさと言うか手作りな雰囲気が十分伝わる大きさで、これ位の箱で大好きな音楽が聴けるのはすご幸せな事だし、ステージに立つ人もちょうどいい緊張で、ビビットな客席の反応が掴めて気持ちいいんじゃないかな?

スタートから入っていたんだけど、年齢層が不思議な感じで、若い娘っ子も多いし、お姉さんになりかけの女性も多い。案外若い男性が少ないかなって感じで、お兄さん系やオッサンが多めだったかな。仕事帰りの背広系が遅れてくる感じも多し。

さて、久々に見たhalさんは老けてた、と言うか外見的には10年の年月を微妙に感じさせつつ、私が初めて見た16・17歳少女の頃、歌うために単身東京に出て来てつんのめりそうなくらい踏ん張って健気な姿は逆に大人っぽくも見えたのだが、今日ステージで語る彼女は、最初の方こそ緊張はしていたが、徐々に肩の力も抜けた自然体で(昔も天然だとは思ったけど)、昔よりもむしろ少女の様に歌う事・歌い続けて来た事・そしてそこに集まった人々への純粋な感謝の気持ち・喜びが心から湧き出ている様子がひしひしと伝わって来た。

ほんとに歌う事が好きなんだなぁって言うのが伝わって来て、この10年どんな状況が有ったかわからないけど、好きな事をしっかり続けて来れた彼女の心の強さに、さて自分の10年はと言えば・・・なんて考えさせられてしまった。

私の中でのhalさんの楽曲は唯一持っているアルバム『ラブレター』の中の曲、どちらかと言うとPOPなものが多い印象。しかしまた、女性のアコギソロとなると、暗めのフォーク調だったり抽象的な言葉で綴る恋愛歌ばかりの印象が有ったので、最初の2曲がかなりそんな感じだったのでちょっと引いてしまった。でも、ゲスト込みで昔の曲(「ラブレター」収録曲含む)も何曲かやって行くうちにそんな思いも特に無くなり、楽しそうに歌う彼女が素敵でした。

でも、特に「CUTE」を聞いた時は「あっ、多分この曲が彼女の曲を聴いてみようと思った切っ掛けだ!」と思って、感慨深かった。

さて、元制服向上委員会のひふみかおりさんも懐かしいのはやまやまなのですが、その他もゲストの豪華な事!最近は役者でも活躍しているワタナベイビー(ホフ・ディラン)、プロデューサー渡辺善太郎(元詩人の血)、アレンジもテクニックもかなり凄かったギターリスト・昼海幹音(元東京事変)、汚いオッサンかと思いつつ結構大御所・曽我部恵一(元サニーデイ・サービス)、カリスマ先生・向井秀徳(ZAZEN BOYS)。基本は楽曲や詩の提供、そして元バンドを組んでいたりした方々です。

因に、今回のバンドのメンバーで、ドラムASA-CHANの(&巡礼ではない)普通のドラム演奏を聞いたのですが、さすがに上手いわぁ。あと、ミッキーこと昼海幹音のギターもかなり超絶上手いっす。特にアレンジとか絶妙だと思います。そりゃぁ東京事変のライブでもソロが有るわいな。あと、渡辺善太郎さんのフィルモグラフィーとか見たら、私の一時期の趣味とドンピシャ!(プロデュースのchara「やさしい気持ち」とか)。

と、まぁいろいろと考えちゃう感慨深いライブでした。



2006年07月24日(月) 夏風邪

夏風邪引いています。だるだるです、のど痛いです、ボーとしています。結局映画とか観てないです週末。でも26日のhalのチケット買っちゃいました。18時OPENなので早退してきます。ひふみかおりとか懐かしいなぁ〜。カリスマの人、元ナンバーガールズの向井なんとかさん来るんで結構混むみたいです。仕事帰りなんでマッタリを期待なんですが、最近どんな曲やってんすかね〜halさん。



2006年07月20日(木) ダメジン観て来たダメな人

あああ、仕事嫌だ〜向いてないのかも〜。っと天気に合わせて鬱モードへシフトチェンジが進行中。そんなジメジメしてウジウジした気分の中、色々有るけど『ダメジン』観てきました。益々ダメなモチベーションを助長してくれる、超脱力系。

 『ダメジン』:市川実日子さん可愛いと思ってしまった。



2006年07月16日(日) 幸福のインフレ

いやぁぁ〜今年も行ってきましたクラムボンの日比谷野外音楽堂。去年よりも良い席ではなかったけど、行けない人が多くいた事を考えると幸福な方だ。今年も雨には殆ど降られず、曇り空で始まるちょうどいい天気!

別に自分が舞台に立つ訳でもないんだけど、「今年もここに来れたんだなぁ、これから3時間至福の時が始まるんだ〜、でも終わったら今年はあと何を楽しみに毎日を送ればいいのだ?」なんて事を色々思って感慨にふけり少し涙ぐんでしまったりして・・・。で、スタートさ。

ipodに殆ど入れてあるし、最近は予習で何度も流して聞き込んでいてイントロ聞けばだいたいどんな曲か解るんだけど、実は曲名を覚えていないのだ・・・。だから何曲目のどの曲がどうのこうのとか言えないんだよね。それに、演奏中は殆ど音に身を委ねてタテノリで揺れているので細かい事覚えていない!

で、まあ最近のアルバムだったしゲストも有ったので、Small Circle of Friendsとの『波よせて』とかもよかったし、永積タカシ&おおはた雄一&ビッケの『状態のハイウェイ』は狂喜乱舞、そいでもって、まさか最後の最後に持ってくるとは思わなかった『サマーヌード』は最高でした!

普段は人には見せないようなノリノリモードなんだけど、ここまで鱈腹の幸せだと、享受しきれない程の溢れる幸福を繰り越しできないまでも、大好きな人と共有したい!?なんてらしくない事も考えてしまったりして・・・。まあ、一人でだった行ける限りは毎年行きたいですなぁクラムボンの野音。

で、たまたまもらったチラシにhalのライブ告知が入っていました。なんとデビュー10周年ってPaffyと同じかよ!!大好きだったし、アルバムも持っているし確か来た方の出身で高校卒業して東京出て来ていたような気がしました。当時は篠原ともえと仲良し(篠原は誰とでも仲良しと言うような気もするけど)とか言っていたり、地元ではやっていた、なんとかグレープ・ソフトクリームを○○グソと訳していたのを覚えている。

てっきり引退したのかと思ったら、インディーズで歌い続けていたとは。それも、当時は何となくカッペのあか抜けない女の子だったのに、なんか色っぺーぞ!

と言う訳で7/26下北の10周年ライブ行こうかなぁ、券が有ったら。ドラムがASA-CHANGだったりゲストもなにげに凄いよ!昔もそんな雰囲気が有ったけど、彼女ってミュージシャンズ・ミュージシャンなのかなぁ?



2006年07月13日(木) 女の子女の子

昔、と言っても僅か1年位前に注目してみた中川翔子、浜田翔子、小松彩夏、辺がとても売れているのは良いとして、まだグラビアになってくれるのも良いとして、でも昔よりも太ったようなぁ〜そうでないような〜・・・

個人的にはどうでも良いかなぁと思えるレベルにになりました。因に、満島ひかりさんは「デス・ノート」にライトの妹役で出ていますが、ブレイクしたのか?

そう言えば、最近、『WW By Samantha Thavasa』
サマンサタバサのCMに初音映莉子さんが出ていますね。好きな女優さんです。最近見かけないなぁ、引退したのかなぁ〜なんて思っていたら舞台、それもKERAとか本谷有希子とかに出ているって?あと、朝の連ドラとか出てるんだ。因にこのCMのナレーションは小倉優子だと思ってました。

で、最近の気になるグラビアは近野成美・・・可愛いかって言うとブスっぽいんですが、元おはガールだし、なんか元気キャラが好きで、TV東京の深夜ドラマ「Pinkの遺伝子」でのコメディエンヌっぷりが良かったので。秋山莉奈・・・今更と言わないで、今の躯が魅力的なのですよ。折原みか・・・って、ヤングアニマルで目についたんだけど、なるほど小倉優子を発掘したヤングアニマル、優子リンと同じアバンギャルド所属だよ!もう、ハマショウにしても眞鍋かをりにしてもここはどうして変化球ばかりなのかねぇ?

ヤングアニマルで思い出したけど最近読んでいるのが「デトロイト・メタル・シティ」。私は色んな雑誌に目を通して色んな漫画読んでいるんですが、雑誌開いて画で探すんで作品のタイトル覚えてないんですよ!で、いつかも友人に面白い漫画有るんだよっといって探したんだけど、その時は掲載誌すら思い出せなくて、ひたすら“クラウザーさん”って言っていたのだ・・・。

あ、えっと、グラビアじゃないんだけど注目の女優さん谷村美月。「カナリア」以降は、「海賊版撲滅キャンペーン」以外、大きい仕事を見かけないなぁと思っていたら来ましたよどかどかと。主演映画は行定勲監督の「ユビサキから世界を」、「笑う大天使(ミカエル)」とかにも出ているんですな。でも最近は女子高生が横一列で並んでるビジュアルの映画をよく見かけるような気がする。これとかも。

最後にこれは魅力的ですよ『Wヒーローフェスティバル』ドームの中なので熱くないし、ライダーバイクとかも展示しているんで面白そうです。

ちょっとまて!最近はこんなものまでアニメ化しているの!?『無敵看板娘』。

なんと、コンクールは連ドラ観てます、正確には録画してます『結婚できない男』・・・阿部ちゃんがハマり役...だと思う。『ダンドリ』・・・なんて言うか、榮倉奈々とか加藤ローサとかギャル尽しでチアのコスプレなんで。某所では加藤ローサ初の主役と書かれていたが、どうも準主役でしょ?



2006年07月09日(日) 襟足削除

3ヶ月ぐらい髪切りに行ってなかったんで、やっと切りに行きました。巻きかけていた襟足をバッサリ!なんかあと、スカルプ・マッサージとか言うのをやってみたんだけど、昔は普通にそこのお店でもやっていたシャンプーの後のマッサージと大して変わらなかった。私は異常に肩も腰も首筋もコッテいるので、ほんとはゴリゴリやってもらわないと効かないんですよ。

でも、シャンプーしてくれるのってだいたい女の子で、手が小さいし力もそれ程ではないので今イチなんですね。逆に中途半端なマッサージは揉み返しの餌食になる事が多いのでテモミンとか一回行って懲りたし。自分でゴリゴリやった方が効くんですよ、御免なさい。でも、気持ちいいシャンプー?マッッサージ液使っていたのは良かったかな。

で、下北でトマト缶とアンチョビをしこたま買い込んで、渋谷で『間宮兄弟』観てきました。微妙だったり、満足だったたり。ラストの自転車での帰宅風景はちょっと「の・ようなもの」っぽい感じがしたかな。中島みゆきがある意味可愛い。

 間宮兄弟



2006年07月08日(土) 不穏な空気

ミサイルですか・・・北朝鮮に始まった事ではないですね。まあ、今まで曖昧だった日本の外交姿勢が問われているってことですよ。正日君ダケじゃないよ、日本海の資源調査での中国とのやり取り、尖閣諸島、竹島の韓国や中国とのやり取り・・・とかを見てたら、正日君も強気になるよ。

なんて政治的な事はさっぱりですんで、夏野菜のカレー作ってました。夜中はTOHOシネマズ府中で『ウルトラヴァイオレット』観てきました。資本や撮影スタッフなどは香港映画なんですね・・・。まあ、「リベリオン」再びと言う事ですが、あまり進歩が無かったですね。

 ウルトラヴァイオレット』・imdb



2006年07月06日(木) 死んでしまいたい

サッカーですか?観てますよ、うん、イタリア強うございます。帰りが遅いのでMXとTVKで「涼宮はるひの憂鬱」とか観てしまう、なんだか小ネタ仕込みまくりらしいが、まさかボーグまで入っているとは・・・。

で、今朝は二日酔いのせいも有り激鬱になってしまいましたよ。もうナンもしたくないってやつ。取り敢えず自動モードを働かせて、会社に連絡入れて、少し追加で寝てシャワー浴びて昼頃出社した。

いやはや、仕事への自信が急激に失われて仕事したくないってのが最たる理由なのだが。仕事しているとそんな憂鬱も消えてしまうから不思議だ。ただ、今朝はやはり「死んでしまいたい」とまではいかないまでも、“無”が欲しいと激しく思ったよ・・・。

しかし、朝起きると毎日こんな気分じゃ耐えられんわなぁ鬱病って。先日観た「やわらかい生活」の主人公の気分が少しだけ解った様な気がした。



2006年07月01日(土) 動機が不純

珍しく映画の日が休日になったので、日頃安くならない劇場の作品を観に行こうと思っていたのだが、あまり見たい作品が無かったり、初日の作品だったたりで、選んだのが『春の日のクマは好きですか?』『猫目小僧』の2作品。他にも、いくつか有ったけど、昼間のうちに家事をっやらなきゃいけなかったので仕方なくこの2本。

因に『春の日のクマは好きですか?』は、明らかにぺ・ドゥナ目当て。最近観に行く作品の基準が“可愛い娘が出ているかどうか?”と言った点に比重が置かれているのは実に不純な動機である。特に邦画やアジア系の作品は、内容に外れが多いことも有り、話しがつまらなくても取り敢えずスクリーンを見続けていられる理由が欲しいんですよ。

また、今回は、あまり見慣れていない韓国映画。結局作品自体はかなり面白くないし、恋愛映画なのになんだか全然素敵な恋愛が描かれている様に見えない。まあ、ヒロインが有る意味『アメリ』ばりの不思議ちゃんだとか、その相手が、韓流スタートとはいかないまでももうちょっと格好良くても・・・だって、K-1のチェ・ホンマンみたいな男なんだもん。なんだか、映画的なお約束を微妙に外しまくっている気がして、全然楽しめなかった。そんな訳で、色んなコスプレも拝めたペ・ドゥナの可愛さだけが救いでした。

猫目小僧は、逆に意図的に外す所がかなり上手く行っていて、いかがわしい雰囲気もよく出ていた。エロは少なめだったけど、グロ・ゲロは手堅く笑いもガッチリ。訳解んない流れもあったり、しんみりしてみたりの見世物小屋的面白さがしっかり有って楽しめた。

特に昼ドラ風のキャラ造形で映画をねこぞぎ持って行ったのが、主人公の同級生でライバル?の京子さん役の中村映里子。これは、凄いですよ!劇場では爆笑でしたから。今後の彼女にちょっと注目ですね。

『春の日のクマは好きですか?』
『猫目小僧』


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