気分刊日記

2004年07月31日(土) 夏盛り!

 いやはや、久しぶりに一日4本の映画を観てきました。『スチームボーイ』『シュレック2』『好きと言えるまでの恋愛猶予』『イカレスラー』。『スパイダーマン2』を観るつもりだったのだが、シネタワーでは都合が合わなかったので「シュレック2」に振り替えました。「シュレック」観てないんですけどね。

 しかし今日はいかにも夏らしい日でした。朝は激しい雨音で目覚めたのですが、洗濯物を干してあったあので速攻起きて取り込むも、シーツが大濡れで再洗濯だわ・・・。雨に濡れたやつって嫌な匂いがするので。

出かける頃には雨は止んでいた、雲の流れは速いし空は怪しい色だったけど傘を持っていくのが邪魔だったので駅まで早足で出発したのだが、まんまと道すがら降られてしまいびしょ濡れだ。

でもそれが晴れると抜けるような青い空と聳え立つ入道雲、その後に覆い隠された太陽が掘り出す雲の稜線が綺麗!これが夕焼けだとまた幻想的なのよ。

『スチームボーイ』imdb「イノセンス」や「ロード・オブ・ザ・リング」でも思ったのですが、確かに大画面大音響で見る迫力が映画を映画館で観る醍醐味なのだが、暗かったりフィルムの投射環境が悪かったりで画が見難いのはどうかと思う。大友の絵って細部の緻密な書き込みが味でもあるので見辛いと迫力が半減するんだよね。

 さて、作品の雰囲気はいかにもイギリス・ロケハン行って来ましたって感じの画で、19世紀のイギリス、ホームズな感じが存分に出ていていい感じ。冒険活劇としても「インディー・ジョーンズ」を意識した様なシーンも多く、レイがスチーム城から脱出するシーンなんか正に。

声は主人公:レイ役の杏ちゃんがはまり役。女優での需要が難しくなったら十分こっちでも食っていけるよ。あと、何度も言うけどスカーレット役の小西真奈美は、彼女からは絶対想像できない声が出ている。ロイド博士の中村嘉葎雄は声のヨレヨレ加減が抜群にキャラにフィット。その他の人も軒並みマッチしていてこのキャスティングは凄いと思う。

ストーリーは少年の成長≒冒険活劇としては普通。ちょっと文明批判みたいな所が気になるかもしれないが(科学者の系譜がアトム的だったりするのもそのせいか?)男の子には、“機械のギミック”や“父子の和解”、“親父越え”なんてテーマが面白いかもしれないが女の子的にはいま一つ面白くないんじゃないかなぁ?

結局一握りの科学者のエゴと暴走で巻き起こる大事件は、反面家族の問題だったりして、それを持って文明批判をしちゃったりする困った話である。これは、大友と言う一人のクリエータにより9年24億の制作費を振り回されたバンダイにも同じことが言えるのではないだろうか。
かかった月日と予算の割には、何だか普通のものが出来ちゃった。

『シュレック2』imdbまあ、ブラック・コメディー・ファンタジーとして結構面白いですね。でも、要はディズニーに対するカウンター的な意味合いが強かった本シリーズなので、当のディズニーが弱っちゃったらちょっと空回りっぽくなっちゃう点も否めないよね。でも、何でこれが全米で超ヒットになるのか理解しがたい。個人的に面白い所は“エディー・マーフィーが素晴らしい!”ってくらいかな。
出来れば、シュレックとフィオナ姫抜きの、サブキャラだけでショートストーリを何本か作って欲しい。

『好きと言えるまでの恋愛猶予』imdbいや、もう恥ずかしくなるぐらい恋愛青春映画。でも、性に関する露骨で濃厚な描き方はしっかりフランス映画の系譜。

本当に男の子が女の子に一目ぼれしてから二人がお互いに好き同士の確認をするまでが延々描かれるので、中弛みもすればじれったくもなる。でも、タイトルの通り最後のハッピーエンドまでの執行猶予だと思えば、恋愛映画を見に来ているのだからと納得できる。これって配給会社のタイトル付けが功を奏していると思う。

さて、やっぱり私なんかがこの作品を見ようと思ったのは、(券が有ったからって言うのもあるけど)主演の女の子が可愛かったからって言うのが大!でも、ヴァンサン・カッセルの妹なんだ。主人公の男の子も日本人好きするアッサリ顔の美青年。その親友や幼馴染の女の子も皆それぞれ美しくて、その中での気持ちの駆け引きが、なんとなくフランス版「ラヴァーズ・キス」みたいな感じなんだけど、レベルが違う(こっちの方が上)。

男の方は散々他の女でお勉強するのに、女の子はちょっとした行き違いで投げやりになって、彼の親友にあげてしまう。中盤まで初めては好きな人みたいな流れなんだけど、実はそんなのどうでも良くて、もう一度二人が正面から向き合う事がハッピー・エンディングってっとこがフランスっぽい考え方。この辺の男と女はロマンチックじゃねえぞ!ってのがバッサリ描かれるのもフランス的。

 初日だったので配給アートポートのイベントがあって、カップル来場者に抽選で靴のプレゼントなんてやっていましたが、どちらかと言うと女の子同士、特にOLっぽい客が多かった。って言うか、初日のトークに土屋アンナとあるのだが、腹ボテで来場していたのか?ある意味見たかった。
夏場に野外スクリーンとかで、中高生のカップルとか女の子に見せてもらいたい。


『いかレスラー』それぞれのエピソード、ストーリーの柱は物凄くしっかりしているんだけどそれらの流れ、並べ方にいま一つメリハリが無くてB級を脱し切れないのが、河崎実監督だろう。

 以前試写で見た『マスク de 41』なんかは、プロレスに対してそれなりに思い入れが有るのが伝わって来たのだが、どうも河崎監督はプロレスと言うよりアニメの「タイガーマスク」や「あしたのジョー」等のスポコンものを意識してるんじゃないだろうか?

ほんとに、話や出演者は悪くないのに、ちょっとしたカットや無駄な台詞にセンスが無いばかりにB級になる。白石美帆の出演シーンなんか別撮りじゃねぇの?って思う程センスの無いカット。プロレスのシーンもスペクタクルに欠けるし・・・。
悪くは無いんだけどセンスが無い!面白くない事も無いんだけどそれは映画自体じゃなくて企画としてってことかも・・・



2004年07月29日(木) ちょっとメシア気分?

 今朝、ちょっとしたフレーズが浮かんだ。曰く、
「駆け込み乗車はお止めください。しばくドアにご注意ください。」だ。
 なんてことはない、ちょっとしただじゃれだ。コレがまさかあんなことを予言していようとは・・・・。

 さて、今日はオフィスのクーラーが壊れていた(正確に言うと昨夜からなのだが)。私の職場はPCを使った仕事が中心だ、プレハブ並みの仮設仕切りの向こうにはちょっとしたサーバールームがある。その部屋と、平均体温35度前後の人間たち15人がPCを使って作業している部屋のクーラーが故障したのだ!地獄だ!通常のPC約15台が稼働し排出する熱量に加えサーバーが発する熱量は、学校の裏からバケツで運んできたコークスをくべ”るだるまストーブ”には及ばないまでも、ちょっとした暖房並みだ。特に私はサーバールームの入り口付近に座しているので、南国の風とは比ぶべきもない不健康な熱風に、脳はちょっとした泡盛並みの発酵をきたし何度もフラダンスを踊るガチャピンが見えたことか・・・。

そんな地獄も昼頃にはなんとか解消されたのだが、こんなんで大丈夫なのかこの会社?やっぱ危機管理が最悪じゃん!!なんて思う今日この頃でした。

さて話は変わるが、今月も後3日。でも私の財布には今月一杯の映画券がなぜか5枚もある。コレを土曜1日で消化するのはさすがに無理なので、うち2枚を今日と明日(!?)に消化すべく、仕事のペースをあげていたのだ。取り敢えずうち2枚でレイトショーが観れるので、平日はそれで行くことに。まず今日は渋谷で21時からの『スパン』を観て来た。

 帰りはむろん井の頭線なのだが、以前も言った通り23時以降のこのラインは小田急線程とは言わないまでも混む。私は運良く扉付近の死角に身を潜めていたのだが、発車際、目の前のドアに乗り込もうとしたおばさんが見事にドアに押しつ挟まれたのだ。それは見事としか言いようがない体の半分が乗車してもう半分が外!で、扉は一旦開くのだが、その時のリアクションがいけない。挟まれた瞬間にちょっと諦めが入ったのに、また乗ろうとしてしまいワンテンポ遅れたせいで、また挟まれたのだ。そしてコレをもう1回やってしまう・・・。

さすがに中にいた客は笑いをこらえるのに必死!結局乗れなかったおばさんはすごすごと向かいのホームに停まっていた次発の車両に向かって行った。で、見ていた私は”ジャンククラッシュ!”というかけ声×3の後に、『しばくドアにご注意ください!』のフレーズを思い出した。今朝の啓示はこのことだったのか・・・と(メシアって言っても誰も救済していないので正しくは予言者と言うべきですね)。

 『スパン』imdb 早回しとか短いカットの連射だの「KILL BILL」風のオリジナルアニメの挿入なんか多用して、なんだかミュージッククリップ出身の監督(マドンナの「Ray Of Light」とか撮っている。)が低予算でとりましたと言わんばかりの映画。でも、キャスティングだけは豪華で、それを目当てに観たのが大!竹内鉄郎監督、ギター・ウルフ主演の『WILD ZERO』や、ちょっとした自主映画みたいな編集とロケの手際が失笑もの(単にハンディカム撮影の風合いをわざと出したのかもしれんが)。

薬とエログロをPOPにCOOLに描いている(んだと思う)ので、薬はまさに”キメル”というフレーズで使われるし、エロもスキンシップの一環であり実は思った程エグくはない。むしろ劇中効果として使われるアニメのエロ描写にボカシがかかっているのは興ざめ以外の何者でもない。

はっきり言いますと、ブリタニー・マーフィーとミーナ・スヴァーリのビッチっぷりが目当てなんだけど、「レジェンド・オブ・メキシコ」でも負け犬を演じていたミッキー・ロークの落ちっぷりは、正しき不良ダメ親父と言った感じで定着してますね。脇なんだけど、ピーター・ストーメアとアレクシス・アークエット、デボラ・ハリーなどその年季の入ったダーティーさは強烈です。

どう考えてもレイトショーレベル。DVDではぼかし無し、ノーカットで二人をもっと可愛く観たいdeath。



2004年07月25日(日) 花火大会もよろし。

 地元の花火大会だった。毎年開催されているのだが、やれバイトだ仕事だ野郎飲みだと言うことでほとんど毎年遠巻きに観ていることが多かったのだが、今年はちょっと下まで行ってみた。正確には近寄ってみた。知人と連れ立って行くことになったのだが、まず待ち合わせが会場最寄り駅の改札前。個人的には数年ぶりに母校への道のりは、道すがらの風景がちょっとずつ変化していて新鮮。特に、母校の隣にあった大映のスタジオが角川大映撮影所になっていたに深い感慨。でかい倉庫が並んでいたのだが、母校の側になにやらガメラやギャオス、あとレギオンだかイリスが飾ってある建物ができていた。

しかし、最寄り駅というのは失敗。相手の電話がつながらなくてなかなか捕まらないし、臨時の改札がもう一個できていて逆っ側にでていたらしい。その間私は、目の前を行き交う浴衣の女の子たちをひとしきり堪能。馬子にも衣装とは言わんが、みんなかわいいですよ。巷にこんなにかわいい子がゴロゴロいるのだから、生半可なアイドルじゃ満足しないよ。(AV女優の方がかわいいことだってしばしば。)

==余談== グラビアアイドルの下村真理って、ボリュームのある及川奈央(ここの情報古いです、でも一番エグくないので。)に見えるのは私だけでしょうか・・・?石野陽子にも似ているような、でも、そんなこと言ったら、岩佐悠子(ここの事務所もグラビア隆盛だなぁ。)も目がにてるしなぁ。(←結局アイドルばなかよ!)==余談終わり==

で結局屋台に行きたいというので向かったはいいがことごとく入り口は閉鎖され人の並はあてどもなく花火からはなれてゆく物だから途中であきらめて中途半端な所で花火観てました。たまに欠けたりしてんの。

あれだな、たとえ席を買っていても1時間くらい前から行ってないと河原には辿り着けんのだなきっと。



2004年07月24日(土) のんべんだらり

 すげー疲れていたので夕方まで寝てました。久しぶりに涼風さんな夕暮れ時にふらふらと出かけて『パッション』など観てたあと、六本木でDJをなさる友人のイベントに顔を出して終電間際に地元に戻ってきて、以前友人と入った昨年末に出来た焼酎バーにフラっと入って、寝酒代わりに1杯で帰るつもりが、話が弾んだり、面白いお客さんが加わったりして都合朝4時まで梅酒:米焼酎:黒ビール:黒糖焼酎など5杯も飲んでしまい、薄らと白んだ空の下帰路に着きました。

 『パッション』imdbわかんないよなぁ、俺には。何でこんな映画を作らなきゃいけないのか。宗教的な意味合いであれば、「ああそうですか」としか言えない。でも、もう聖書を読んでいるだけじゃ伝えられないほど想像力や表現力の枯渇した教徒に対して、キリストがこんなに頑張ったんだよって事を教えようとしているのかなぁ?

単純に映像としては、やっぱり原始的な残酷さや痛みって言うのは観ていてあまり気持ちがいいものじゃないし共感しても心苦しいだけだ。人の愚かしさを伝えるのにも、今更聖書だの使われてもって思うし、とうの昔にその愚かな生き物である事を受け入れて、そこはそれ惰性で生き抜く事を選んでいる私としてはなんとも古い映画を観たという感じだった。

『トロイ』や『キング・アーサー』もそうだけど、エンターテインメントとしての歴史物には、教訓や何か伝わってくるものが無い事にはどんなに新鮮な技術とお金をかけても古臭い話の一言で一笑に臥される。



2004年07月23日(金) モーニング惨劇。

 グァっ!!やられた・・・。

 気怠い空気の淀んだ薄暗い部屋の一室。連日の熱帯夜に喉の渇きを癒そうと冷蔵庫の奥から取り出したのは、程よく手に馴染むしなやかに括れた容器に充たされた液体。おもむろにその赤い先端をひと捻りした瞬間、堰を切って迸る嫌みな程冷えた甘くドス黒い液体は私に向かって、そして部屋一面にまるでF1の非表彰台ではじけるシャンパンのように飛び散った・・・。(官能小説風?書き出し。)

 今朝、ここ数日の調子で、明け方にヨロヨロとお起きだして小一時間ばかりネットだの部屋の片付けだのやって、さて二度寝でもスッかと部屋の電気を消したが、その前に冷たい飲み物が飲みてぇなぁと、冷蔵庫の奥からキンキンに冷えたコカコーラを引っ張りだし寝床の上でキャップをひと捻り。すると・・・真っ暗な部屋に一際爽やかな音とともに飛び散るコカコーラ!!慌ててキャップを締めるも時既に遅く、一瞬呆然としたが、急いで明かりを灯すと部屋一面に広がる黒いシミ!布団に、画鋲の穴一つない白い壁に・天井に、洗濯&クリーニング仕立てで部屋の片隅に積んであった白いシャツに、そして部屋の至る所に積んである大事な紙資料に、満遍なく、コレだけはっと思ったものにもさりげなく一滴。思わず「やってくれたな甲斐・・・。」(by後藤隊長)って感じでした。

取り敢えず急いで洗面所に行き雑巾を片手に目に見える範囲の黒いシミを拭き取ってゆくのだが、まぁこの暑さですので乾くのが早い。また、紙媒体についたシミは吸収もよろしく、部屋の片隅に積んであった大事なマイナー映画のパンフやチラシ、飾ってあったポストカードや紙ジャケットのCD、本棚の漫画書籍がことごとくコーラしみですよ。かつ、乾いた後に残る黒くてベトベトの輪染みが厄介なんですわ。全く・・・と、一段落の後ふとボトルを眺めると、コーラ凍ってやんの!!
で、

だからコカコーラは嫌いなんだよ!!

(↑言いがかりです、たとえペプシでも同じ状況なら同じことが起こります)
その冷却パワーはある意味凄いぞ我が家の冷蔵庫よ。でも、同じ棚に置いてある超高価な赤ワイン“GAJAの’9*年物のバローロ”も凍っている可能性があるってこと?それヤバいよ、1万以上する代物だよ!がんばってイタリアはトリノから持って帰って来たんだよ!(←この時点でワインにはあまりよろしくない環境です。)物凄い冒涜じゃん。(GAJYでバローロって所が素人なのですけどね・・・。)なんかアニバーサリーな時に大切な人と飲もうかしらなんてとって置いたんだけど、別に大切な人も当分できないし、当面大切な人=自分はあまり酒が好きではないときたもんだ。どうしよう、先日結婚記念日を迎えた酒飲みの友人夫妻の結婚祝いが長年滞っていたので、新築祝い(←え、結局何祝いなの?)がてら持ってこうかしら?それとも出産祝いとかまでひっぱるか?

しかし、話は変わるが、車が廃車になってしまったり、突然ひと月に40万も出費が発生したり、なんか昨日も満員電車でMDを落として壊したし、最近徐々に不運の影が忍び寄っているのかているのか、それとも今月初めに最大のBIG不幸があったせいで、その余波がまだ残っているのか・・・。



2004年07月20日(火) 着衣風呂って感じ?

 今週は短くて済みますが、あまりの暑さ続きに意識が朦〜朧〜として生きてる実感が時折失われる感じがしますよね。ま、そのまま昇天されるお年寄りなんかもいるわけですが。かく言う私は、日中クーラーのガンガンかかったオフィスにいて、飯時にも外に出ないので照りつける太陽と言うのにはここ最近縁が無い訳ですよ。

因みに飯時に外に出ない理由として、普段はめんどくさいとか、夕方の涼しい頃に夕食もかねて出かけるからと言う理由なのですが、今週はちょっと異なり、金曜まで金が無いので何にも出来ないから!と言う理由です。実際、財布には映画のチケットしか入ってないし、有り金はポケットの385円だけ。交通も24日までの定期と買い置きの東京メトロ回数券で移動しているので、今週は帰宅も出勤と同じルートで、お金の掛からない銀座線-井の頭線渋谷-明大前経由です。

普段は、午後10時以降は非常に混雑する井の頭線を避けるため、赤坂見附で丸の内線に乗り換えて、新宿からの京王線始発で帰るのですが、前述の通り私は渋谷経由の通勤定期を購入しているため新宿−明大前の区間に乗車賃が発生するんですよ。いつもならその区間の回数券も持っているのですが、ちょっと前に切れてしまい、節約のため鮨詰の井の頭線で帰らっているのです。

そんな、日陰照夫者な私ですが、週明けから試写に行くため40度近くなったと言う外に出たわけです。それでも、メトロを乗り継ぎ、地下道を徘徊して極力日に当たらない道を選んだので、太陽の恩恵はそれほど受けずに済みました。

さて、出向いた先は六本木のGAGAの試写室。今日のお題は『ヴァン・ヘルシング』。公開は9月なのでまだ一月以上先ですが、本国USでは既に公開済み。制作費の割にあまり芳しくない成績だったので、日本公開は躍起になると思うんで。公開時期も一昨年ヒットした同系列のアクション・ホラー「バイオハザード」と同時期、他のサマー・ムービーが一段楽した頃と言う微妙な時期です。さてどうなるやら。

 『ヴァン・ヘルシング』imdb



2004年07月19日(月) 野音最高!!

 今年も行ってきました、クラムボン“日比谷野外音楽堂”!昨年の雨とは打って変わって快晴、PM5時スタートのため少々西日に射され首筋が焼けてしまいましたが、四方を林に囲まれた日比谷公園は、その周りを囲うビル群から吹き下ろされるビル風が会場の周りの木々の間を抜けることで幾分ひんやりした風に変わっているようで、意外に心地よかったりもしました。その点での失敗と言えば、団扇持って行くの忘れちゃったことぐらいです。

ディスクガレージ先行予約で購入したのですが、振込が最終日の郵便局終了間際だったので少し心配でしたが、忘れた頃に届いたチケットは・・・会場右より前から2列目の通路際と言う絶好のポジション。大ちゃんのスティックが飛んでくるなどウハウハの場所でした。ともすると、放送にも出てしまいそうなポジション(スチャダラの時は翌日のスペシャの放送にちらっと出ていました;)にちょっとビビりましたが、ライブが始まるとトランス状態ですから。

定番となったシャボン玉は、あまりの暑さに蒸発が早かったりもしましたが、今年も夢見心地効果を演出。さらに、春の渋谷AXでも行われた携帯参加型イベントも野音の会場がジャニーズライブの蛍光スティックの様(byミト)だったりと演出効果も抜群。惜しむらくは、携帯参加イベントに私のPHSは参加できなかったのです!!この段に及んで次回までには携帯に買い替えようと決心する次第でした(←それって後1年は大丈夫ってこと?)。

あと、前回の渋谷に続き、今回もフィッシュマンズのトリビュートより「ナイトクルージング」をやったのが印象的で、その時のMCでミト君が「僕らは毎年野音で彼らを聞きに来ていて、いつかココでやれるといいねって言っていました。」みたいなことを言っていたのですが、(昨年も書いたのですが)私の野音デビューもフィッシュマンズのライブだったものですから、かなり感慨深かったです。気分的な解放にもなるのでクラムボンにはできる限り野音を続けていただきたい。

やっぱり、野外の解放された場所は、音が体を突き抜けて行くのと同時にその時に揺らす空気がビンビン触覚&聴覚を刺激してくれるのでたまりませんなぁ〜。でも、夏フェスとなるとモチベーション&テンションの維持がなかなか難しく、体力駅的にもキツいのだ。

今年は、あとコレ行こうかと画策中。



2004年07月18日(日) 骨の髄までしゃぶって溶かして!

今月になってものすごい勢いで日記を書いていますが、別に充実した楽しい毎日を送っているからではなく、単に本体の記憶容量がいっぱいいっぱいなのと、ものすごい量とスピードで考えなきゃいけないことがありすぎて、せっかく浮かんだよしなしごとを留める余裕がないのでココに書き落としている訳です。

 で、この夏はコンビニ&清涼飲料会社が怒濤のペットボトル付き食玩投入で、私に資源の無駄遣いとと、プチ破産への誘い攻勢をかけてきているようです。とくに、ユニバーサル(正確には配給会社UIP)+サンクスサークルK+コカコーラ連合が、地域限定(東海地区と神奈川中心の関東地区)の集中投下ながら、8/7公開「サンダーバード」(ユニバーサル)、7/24公開「シュレック2」(ドリームワークス)の2大ブロックバスターに絡めた展開で、この戦略の老舗ペプシ+FOX(「スターウォーズ」や「猿の惑星」)を凌ぐ戦略展開をしています。

さらに、情報収集の結果、6/30よりセブンイレブンにおいてこんなのもやっていたそうです!!造形のレベルにおいては最高峰の海洋堂作品、今までファミマとのコラボ(世界名作劇場1「パンダコパンダ」)が中心だったのにいきなりセブンイレブンからのリリース、それもキャラ物の最高峰ポケモンとは!!!ノーマークでした。でも、キャラがキャラだけに今から買いに行っても無さそうだし、うちの近所セブンイレブン無いんだよな。(不覚!)

そんな訳で、今日の収穫はコレの1号。現在8buyで8アイティム(noダブり)と言う激引き当て率で、こんなとこで運を使っても・・・って感じです。残るは5号のみ!そして、今日見かけてとりあえず盲キャップ(正確にはボトルキャップではない)してシュレック全身をGETしたコレ!しかし、見た感じ造形がへなちょこなんでドンキーをゲットしたら終了という感じです。

おかげで、コカコーラC2があふれて困っています。何度も言う通り私はペプシ派なので・・・。今度の花火大会で友人宅でホームパーティー開くみたいなんで、カクテル割りもの用で持っていくかなぁ?でも和装参加なんだよなぁ、浴衣ないしどうしよ(ふんどしって手もあるけどそこまでできない)。

ついでに、現在ファミマでもアサヒ飲料のキャンペーンでハクション大魔王のストラップがやってます。コチラはお茶なので買い安いです。でも情報がないなぁ。造形が結構しょぼいので盲キャップ簡単だし欲しいのが少ないのですぐに終了しそうです。

ええ、ココから日記です。今日昼から会社に行きました。6時間程働いて帰りに『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観てきました。やっぱり、仕事の後に映画観るのは、いくらハリポみたいな映画でも疲れるようで、帰宅後飯食ってすぐ寝ました。で、寝苦しくてAM3時頃起きてまた書いている訳ですよ日記を。

なんか凄い夢を見た。TVバラエティ−番組の企画会議で紳介かさんまを使った番組を作るように話していたら、なぜか映画製作の話になって、思いっきり俺が駄目だししてるの、それも物凄い論理的に!でも、とどのつまりが「それ、バラエティーじゃないじゃん!」だって。

 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』imdb



2004年07月17日(土) 行ったなぁ昔・・・

 ABC閉鎖・・・その昔、夜遊びがてらマイカーで行って2万位本買って帰ってきたよ。六本木での暇つぶしがTSTAYA六本木になってしまったのが原因なのかな?(←暇つぶしって発想が原因だと思う・・・)



2004年07月16日(金) 10年選手

 今週は忙しい!今日も18時半に早退して、渋谷クアトロのスチャダラパーのライブにいって来ました。いや、若いねぇ客もSDPも。つか、SDPはもう30代後半(正確にはアニ37、ボーズ35、シンコ34)で、何時の間にやらアニ既婚らしい!でも皆若いよ、肌張あるしツヤツヤしてる(笑)。久々なHIP-HOPな乗りで2時間立ちっぱは疲れたけど、楽しかったわ。可愛い娘もいっぱいいたし。
アンコール・ラストがサマージャム’94改め、「サマージャム2004」で締めたのには感慨でした!

p.s.昨日の日記で宝生舞のページを見ていたら、今後の出演作に、映画「三浦和義事件 もう一つのロス疑惑の真実」ってあるんだけど、なんじゃそらりゃ?!制作がKSSと並ぶVシネ製作会社の優、GPミュージアムなのでなるほどですが、何やるんだあんたぁ?



2004年07月15日(木) はらフェチ!

 書いたままなのだが、私は結構な確率で“はら”が好きだ。
その1・・・昔、巨人ファンだった頃、永遠の若大将原辰徳のファンだったし、(Mr.タイガースにも拘らず)巨人大好きの掛布が解説する巨人戦で、巨人の4番としての重責を担ってバッターボックスに立つ(←今みたいに4番がしょっちゅう変わる事が許されなかった)原に向かっての解説『原君の気持ちの中では〜』というフレーズが好きだった。音源として欲しいくらいだ。

その2・・・原史奈のファンだ。何時からかは忘れてしまったが、なんかこの幸薄感が先日の安藤希にも通じる。[http://www.abc-promotion.com/artist/hosyo/profile.html]宝生舞なんかも好きなので「女子高生制服コレクション・グランプリ」(過去歴)とかと関係あるのかもしれないが、個人的には「ミスマガジン」(過去歴)の方が最近はポピュラーですね。(←おお!中川翔子もそうか!)

その3・・・純粋に腹(はら)≒腹筋のラインが好きだ。下っ腹ポコがどうにも許せない!これは体質的なものも多分にあるのでどうしようもない人には申し訳ないが、個人的なこだわりの範疇(それがフェチ)なのだが・・・。そんな訳で『ベッカムに恋して』のキーラ・ナイトレーの腹筋にはやられた!あれ以来彼女のファンになったら、『パイレーツ・オブ・カリビア』でブレイクしてしまった。

 で、長い前振りの後に本題、今日の日記である。
昨日に続き外出。昼から日本青年館大ホールにてブエナヴィスタのコンベンションに行って来た。今の私には大して興味は無いのだが、参考までに当日の司会はフジTVアナウンサー梅津弥英子さんで、アラジンのプレゼンでは、ランプの妖精・ジニーの声をやっていた山寺宏一が登場。山ちゃんかぁ〜、下北で嫁さんといるの見たし別に新鮮味がねぇなぁ〜。あえて言うなら、多芸さでは松尾貴史の次にロビン・ウィリアムス向きである事は確かだ。

で、本題はその後。終了後に『キング・アーサー』の試写をやったのだが、久々にキーラ・ナイトレーの腹筋が見れて満足でした。(←ってそれだけかョ!)

 『キング・アーサー』imdbう〜ん、個人的には、と言うより男子的には「トロイ」よりもこっちが好き。だってキーラのほうが趣味だから。でも話的にはどっちもスカスカ!どちらも、男の友情やプライドや名誉といったものを中心に世界が展開するのだが、その点では「シルミド」の方がよっぽど深い。

なんと言ってもランスロットの扱いが中途半端すぎ!魔術師マーリンもなんかオマケっぽいし・・・。その他の円卓の騎士達も個性的なんだけど見せ場がいま一つ。イギリス俳優をたくさん使って雰囲気はあるんだけど、それを2時間ちょっとに纏めるにはチトキツイのではないだろうか。

世界史的には、私が習ったのが、ギリシャ・フェニキュアなんかがまだ半分伝説とされていた時代の勉強だったので、より明快になっていたゲルマン民族大移動前後のヨーロッパの方が馴染みもあるし、薄ら憶えているのでやっぱりこっちの方が面白い。また、ブリテン人=ケルト民族なわけで、宣伝ポスターでキーラの顔に施されている模様がケルティックな風味を出しているわけである。

で、そのキーラが戦いに加わる時の装束がまるで、アニメ「.hack//SIGN」のミミル、ゲーム版「.hsck」1のブラックローズっぽい衣装で、ヘソ出しルックな訳ですよ!!だから、感想としては久々にキーラ・ナイトレーの腹筋が見れて満足でした。



2004年07月14日(水) 俺の歯溶けちゃえキャンペーン!

 まず、現在の食玩嵌り状況です。つい先日までコレにはまってましたが、いい加減種類も多くハズレ&ダブり率も高くなってきたので終了しました(後欲しいのはダダAとニセとゾフィーくらい)。現在はコチラ(7/4付け参照)に嵌っています。現状7個購入してダブりなし!残すは1号と5号です。ただ、サンクス&ローソンと言う私の職場近辺ではあまり見かけない店舗なのと、個人的にコカコーラよりはペプシ派なので、飲むの辛いです。

 本日、午後より西新宿のパークハイアット東京39階ボールルームにて行われた「角川エンタテインメント・ラインナップ発表会」に行って参りました。当人たちが意識していたかはわかりませんが、お気づきの方もいる通り、映画「ロスト・イン・トランスレーション」の舞台にもなったあのホテルです。

夜景こそ観れませんでしたが、新宿中央公園を見下ろす景色は絶景!またもカメラ付き携帯でないことを後悔。もう当分こんな所に来ることはないでしょうから・・・。

さて催しは、先日ヘラルド映画を買収して日本屈指のメディア複合体となった角川ホールディンググループの映像部門の新設お披露目とあってかなりの力の入れよう(その他に、アスミックや大映を含んでます)。特に会場は、先日提携が発表されたドリームワークス作品「シュレック 2」一色(緑)。司会進行はクロこと襟川クロさん。この人もかなりの年齢ですよね、小森のおばちゃま並みに皺クチャの骨筋になってました。

==脱線==小森のおばちゃまこと、小森和子さん(1909年11月11日生まれ)はまだ生きてるものと思われます。でも、淀川さんの葬式('98)のとき以来表には現れていないと思うんです。あの時点でもかなりボケていたので、現在は(年齢的にもうちの祖母と同じだし、)ボケ&寝たきりじゃないかと思われます。==脱線終わり==

時間が来ると角川"電撃"暦彦のスピーチ、角川エンタテインメントの社長(アスミック・エース兼務)のスピーチがあり、そしてなんと!乾杯の前にアメリカからのゲストが2名呼ばれた!昨日「シュレック2」の完成披露知者会見(atパークハイアット東京)があったものだから、「もしやキャメロン・ディアス来場では!」と会場は俄にザワつく!!

そんな中壇上に現れたのは・・・案の定シュレックの着ぐるみと、プロデューサーのジェフリー・カッツエンバーグ、そしてマイク・マイヤーズでした。でも、実は初来日のマイク・マイヤーズ(「オースティン・パワーズ シリーズ」では一度もきていなかったのだ!!)。個人的には生マイク見れたのはちょっとした自慢になるし、本日発売のSNLのDVD-BOX(Tシャツ付き)を密かに仕入れているので購入する予定です。なので、会社は違えどSNLについての質問が聞けたらよかったのになぁ〜。

さて、その後の会場は毎度のことながら名刺交換合戦開始。もちろん、日雇いさんの私は、ちょっとしたビル・マレー気分でひたすら食い物を物色。2時間弱の催しで終わりが18時半くらいで緑のお土産付き。場所が新宿だったこともあってそのまま直帰してしまいました。でも、かえったとたん疲れがドッと出て、寝てしまい、夜中に起きてコレ書いてます。



2004年07月13日(火) ミモフタモナイ

 どうも、日雇い店長で社内ベンチャー(のようなもの)の倒産を受け持っている穀潰しです。

 電車の中刷りみてたら、火曜日発売の「週刊プレーボーイ 30号」で、昔からご贔屓の安藤希が“限界裸体”みたいな記事が載っていたので、何をそこまで大げさに・・・と思って立ち読んでみましたら(←しっかり確認している)、げげげげ!!!!!ちょっと、モロ諸岡セミヌードじゃないですか初代オハガール(金曜日担当者)!もう22歳か、そんな歳か・・・。アイドル的には厳しい時期にさしかかるよなぁ。「さくや妖怪伝」あたりから、道それていった感じしてたもんな。伊藤潤二原作の「顔泥棒」「富江〜」とか、主題歌まで歌って続き3作ぐらい作られたVシネ「陰陽師〜」とか、どんどんVシネ路線まっしぐらだったし。基本的にゴスロリなんだよなぁ〜。(←それってマイナー向きってこと?)

話を戻すけど、今回の肢体は確かに透き通るような美しさなんだけど、22でこの幼児体型は凄いな!特に最後のバックショットが犯罪的だ。この骨盤の安定してなさはどうだろ?最近の若い子はさすがに18ぐらいかでもスタイルいいし、二十一・二だともうそろそろ艶っぽい色気が出てくるはずなのだが、今回の写真は、一昔前のロリコン写真見たいな貧相さが漂っている。

普通、大人の女優への脱皮として、力のない事務所にいるアイドル女優が、脱いで絡みOKの仕事を増やすもんだけど、これだとますます違った路線に行きそうですけど大丈夫ですか?中途半端にブレイクしてしまった彼女は、演技も酷いし、脱いでもこんな感じではこの先長い芸能界不安だよ(←余計なお世話)。

以前私が目をかけてた後藤理沙もいきなり引退しちゃったし(げ、やっぱり伊藤潤二原作の「死びとの恋わずらい」に出演している)、早いとこ第2の人生を踏み出してほしいな。



2004年07月06日(火) 激動の始まり!!!

 さぁ、店終いだす!産みの苦しみもさることながら、美しい終焉を迎えるのはまた一際難しいもので、滅美とは至高の技の一つである。

 大して歳のかわらないようなやつが、奥菜恵と結婚したり、マリナーズで活躍したり、果ては球団を買おうとしているこのご時世。でも、その一方で、逆切れして親刺したり、幼い我が子をタコ殴りにしたり、トリプル違う子供に盛ってみたり、既に個人の重ねた年月・経験則が価値を持たないような状況が発生しているというのに、無駄な努力・徒労・試練に向かってゆく。

私はあえて荒波に乗り出そうとしている、それも、沈む直後に逃げ出すべきネズミと大してかわらない立場で乗船したのに、やっていることは船長。日雇い船長が4年もの大航海を終え、その海に沈むのである。人工知能の足りず融通の利かないロボット三等兵が最後のお供とは心もとない限りだが、途中で船にのせた奴隷の娘さんは嫌な顔一つせず働いてくれるのでなんとか餞別を持たせねばとは思っている。

この航海が終わったら、ちょっとの間はこの海域を離れたい。数ヶ月でいいから、自分の足で飛び回る自由な旅がしたい。ただ、そんな旅に出れる体力が今の、そして今後の自分に残っているかはわからない。

自分、不器用っすから・・・


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