気分刊日記

2004年03月31日(水) 法螺と嘘の違い

 明日から消費税総額表示のため、終日システムのメンテが行われており開店休業、仕事が何も出来ない。月末なのでやることは有るのだが、最低限こなして、予てより決まっていた『ビッグ・フィッシュ』の試写に行くため、築地の聖路加タワーへ出かける。

昨年から、SPEの方にぜひ試写に行かせてくれと会う度に唱えていたのだが、いざ予定表が届いても気の効かない無愛想な新人のため仕事が心配で3月中になかなかいけなかった。まあ、4月にもなるし、店も傾きかけているのでいい加減行ってもいいかなというので観に行った。

しかし、かなりお願いしたのに、よくよく考えるとそれ程ティム・バートンに思い入れが有る訳では無い。別に彼のテイストで「ブラックユーモアに満ちあふれている」とか「マニアック」とか言う点が好きと言う訳でも無い。彼の評価すべき点は、作り手として一定以上のレベルで常を保ち、且つエンタテインメント性と自らのこだわりをバランスよく作品に反映する事ができる羨ましい才能に有るのだと思う。それが今回、結婚&親になることで幾らか作風に変化が有ると言う話を随所で読んだから。それについては、プレスに柳下毅一郎氏が書いている通りなのかもしれない。そんなこんなで気になる作品だったので行ったんですよ。で、泣いたね!もう泣き出したら涙が止まらなくなったよ・・・。ハンカチ持っててよかった。詳しくは後程。

その後、うえに上がって商談をした後帰社。帰ったら、机のうえに試写状らしきものが・・・『CASSHERN』の試写状だ?!ラッキー!!(と言う訳で、後日試写の報告が有ります。)

結局仕事にならなかったので、9時頃地元に帰って先日結婚した友人の引っ越しの後片付けに25:30ごろ迄おつき合いして来ました。

『ビッグ・フィッシュ』imdb取り敢えず泣いたんです、ぼろぼろ涙したのですが、どうして泣いたのか、何に感動したのか今一つ自分でははっきりわからないんです。でも、泣ける人は必ず泣きます!!

これまでティム・バートンの作品は大筋からそれない程度のギミック&ビジュアルの懲りようが見物でも合ったのですが、(例えば「猿の惑星」での徹底した“猿の演技”であったり。)勿論それは今回も健在ですが、何より今回は視覚的な効果よりもむしろ、「お話をじっくりと見せてくれた」≒「ストーリー・テリングの妙」が際立っていた。もちろん、オチの一部は途中でわかるのだが、そこへ至る道順、語り口が思った通りか、それ以上過不足なく美しく再現される・・・。

幾つかのエピソード(父親の法螺話)と、現在の時間、息子の心境などが口語に繋げられているのだが、次々と嵌ってゆくジグソーパズルの様に話のテンポは滑らかで2時間5分を感じさせない。法螺話は誇張し過ぎもしないていどで、何かしら教訓めいた物が有りそうで無い、でも魅力的な登場人物と適切な効果とで飽きない。

一見してわかる親子の繋がりは勿論、「子が子である時間」、「そこから解き放たれる鍵」、「大人として子であった自分から、その前の大人達から引き継ぐもの」など個人の中での成長が法螺話と実際のエピソードの比率を徐々に逆転させて行く事で描いている。そして最後にもう一度法螺話に主導権を渡す事で感動が訪れる。

子供の頃は、現実から掛け離れた大きな作り話が、大人になると巧に現実をねじ曲げた嘘になる。



2004年03月28日(日) 節目に会う人、観る映画。

 金曜日はこの時期多分にもれず送別会だった。とは言え、これ又多分にもれず締め切りが押していたので1次会で早々に会社に戻った。因果な状況を今年こそは転換しようと思っている。さ、そのような席では日頃あまり話さない人とも話す機会が有るのだが、そんな時はあまり話さない相手が自分の事をどう認識しているのかわかる。

まあ、こんな生業的にも日頃の生活にしても普通に生活している人よりは映画館に入る時間が長いと言う事は否定できないし、そこそこ映画作品について知っていると言う事も否定はしない。だからって、“映画好き”かと言われるとちょっと困るし、剰え、「人生でベストの1っ本は何?」なんて聞かれると返す言葉が無い。なぜなら、映画も料理と同じで“見る人の体調、精神的な状態、気分に拠って左右される”っと言うのが最近の私の見解だから。
また、これは私の不徳のいたす所なのだが、「最近のお勧めは?」と聞かれて、先ず自分が最近何を観たのか思い出せなかったり、既に公開が終了してしまっている様な人気の無い作品ばかり観ていたりすると、勧めてもその映画がどんな作品か直ぐにはわからなかったりする。ここで、‘変な人’又は‘映画オタク’と言う印象がついてしまう。

でも、私は「スターウォーズ」や「スピルバーグ」を特にリスペクトしてないし、ゴダールやトリュフォー、小津などはいまだに辛くてよう観れん!ここ何年かでやっと黒沢の娯楽性が面白いと思えたばかりだ。「ゴッド・ファーザー」をじっと観ている事も多分出来ない。アカデミー賞受賞作品は最近迄殆ど観たていないかった。

そんな訳で、「映画好き」「映画オタク」「マニア」などと言われることも有るが、その手の人達から見れば私は‘ミーハー映画好き’程度なのだ。

 そんな自己弁護だかなんだかわからん事を展開しておいて、世間が花見に勤しむ4月陽気の日曜は、朝から半日映画館で過ごす4本鑑賞と言う不健康さ。これで映画オタクじゃ無いって言うのもやっぱり無理が有りますかねぇ・・・?

 で、朝から観たのは「カンガルー・ジャック」よろしく3週間限定上映(それも90分程度の映画なのに1日3回しかけない)、吹替え版のみの上映、と言う寂しい扱いを受けている『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』。日比谷で、やはりあっと言う間に終わる気配のA・サンドラ映画『N.Y.式ハッピー・セラピー』。近所に移って、これ又振るわない事に成っている『テキサス・チェーンソー』。最後は、恵比寿で『25時』。納得できた映画は最後だけ。ノートンの映画としては「アメリカン・ヒストリーX」以来のボディーブロー映画に、久々に考え事をしたくなった。

 『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』(アメリカ)imdb

 『N.Y.式ハッピー・セラピー』imdb

 『テキサス・チェーンソー』imdb

 『25時』imdb



2004年03月27日(土) 無理に映画を見る

 私はヤフオクや金権ショップで映画会社の株主招待券を購入して大体1作1000円程度で見に行くようにしている。ま、そんな訳で見に行く映画も劇場に左右されて偏りがないこともないのだが。どうしても見たいものはやっぱり金権ショップで前売り券を仕入れて数十円でも格安で見る。

 で、金権ショップで買う分にはどの株券で何が見れるかを親切に書いていてくれる店が多いのだが。ヤフオクで購入するとわからないことがある。特に、新宿の松竹と渋谷の渋東シネタワーは、4つのスクリーンでどれがどのスクリーンでかかっているかわからないことがある。ぴあとか見ても結構はっきり書いていない。一応上のほうから順番道理に並んでいることが多いが、時にはいきなりかけ代わっている事もある。一見、株券ならその系列の劇場どこでも見れそうだ、新宿松竹では、ピカデリー1〜4ある中で4だけ見れない。(一部の株券では見れるものもある)また、渋東シネタワーも4つあるスクリーンのうちスクリーン2での上映作にはが使えない。

 私はよくこのことを忘れて見に行ってしまう。十分練ったタイムテーブルをこの一点でのみだめにすることしばしばだ。この日もそれで失敗した。新宿松竹で「アンデッド」を観ようとしたら。ピカデリー4だった・・・。株券も今月いっぱいだったし、次の映画まで時間があったので『ホテルビーナス』なんてものを見た。できることなら昼寝でもしていたかったのだが、貧乏性なもので券を無駄にはできなかったのだ・・・。そのあと、レイトショーで口直しに『恋愛適齢期』を観て足早に帰宅した。

 『ホテル・ヴィーナス』

 『恋愛適齢期』imdb



2004年03月23日(火) スタンダードが終わる時

 数日過ぎてしまったが、いかりや長介が亡くなった。近年の役者としての功績が目立って取り上げられるけど、僕らの世代が思い出すのは「8時だヨ!全員集合」でなくては成らない。とはいえ、私はかなり早い時期に「オレたち ひょうきん族」に乗り換えた口なので偉そうな事は言えない。そして、ドリフとは言え荒井注以降のカトケン黄金期の世代である。

「8時〜」にしても、専ら志村&加藤の造り出すキャラクターにご執心なミーハーなガキだったので、いかりやにはあまり思い入れが無かった。更に当時は、なぜ仲本工事が入るのか解らなかった。飽き性で新し物好きでミーハーな私は、いかりやの古風な作りの笑いがマンネリに思えてしまったのだろう。また、晩年は役者としてよりむしろ、ベーシストとしての彼をもう少し露出してくれれば良かったのになぁとも思う。

くしくも今日BSで再放送していた「マンガ夜話」がギャグ漫画家・鴨川つばめだったように、ギャグ漫画と喜劇程続けるのが難しいものは無い。その中で今も笑いにこだわり、役者としての仕事を殆どしない志村がいかりやと仲が悪かったと言うのも不思議な話である。嘘か真か晩年いかりやは、名老男優として定着する自分に危惧を抱いていたという話があった。この喜劇人から名優への道を作った森繁がいまだに生きているのに、伴淳やのり平、いかりやなどが先に逝ってしまうのはちょっと納得できない感も有る。(別に森繁死ねと言ってる訳では無い)

はたして、このステップは喜劇人として受け入れ難いものではないのかどうかと言う事、その辺の話を例えば植木等や谷啓、伊東四郎、萩本欽一、などの往年の喜劇人と言われた人たちで座談会など有れば面白かったのでは無いだろうか。

そんな事も含めて、今回各界の方がコメントしているが、植木等、欽ちゃんや小野やすしと言った同業者の喜劇人(いろもん)のコメントが実に味があって良い。単に「大先輩」とか「優しい方」なんて、わかり切った人柄を抜かすドラマ共演者やバラエティー班よりも、戦友としての共感が溢れているから。

最後にこれは色んな所で言っている事なのだが、もちろんドリフのコント集DVDも良いが、これを期に(と言うと失礼かもしれないが)、今年中に『飛べ!孫悟空』のDVDを発売してもらいた。初回限定ドリフキャラorカエルの人形付きとかで!



2004年03月21日(日) ポン酢醤油が有る事さ〜♪

 結構楽しみにしていた友人の結婚式。式:披露宴を畏まったところでやるだけでも驚いたのに、なんか奴にしては信じられない規模の式なので、本人はともかく呼ばれた私も場慣れして無いのでなぜか緊張。(そんな場慣れしてたら財布が悲鳴を上げてるけどね。)

ホントに、ちゃんとした結婚式に行って思うのは、「あんたら偉いよ!」ってこと。結婚するってだけでもえれぇ決心なのに、これだけのイベントを1年掛りで準備実行するエネルギーと決意に感服する。祝福とかの以前に畏怖の念さえわいてしまう!なんか自分が小さく感じる程。で、おのずと場違いな感じを持ってしまうんだよね。

とは言え、今日は特別な日だったけどそれはそれ。だって今日を切っ掛けにガラッと何かが変わったらそれはそれで大変。これからも今迄通りでいられるのが一番。だって、今迄の中に結婚しようと思える程の幸せと意志があったから今日があったんでしょ?それがこれからも変わらずに続くのが一番じゃ無い?
よく、「これを期にこれまで以上に」とか、「相手にサポートをお願いして」とか言うけど、それもお互い無理の意程度、プレッシャーに成らない程度で良いと思うので・・・無理のないこれ迄通りの幸せを維持して下さいな。

さて、たいして飲んでもいないのに式が終わる頃にはなんか頭いたくなってたのは平常で無かったからだろうか?幸いな事に、2次会迄時間も有り家も近かったので一旦帰って休んでいたら寝坊してしまった。

 (一人、寝起きで遅れきて醒めていた)2次会は楽しいく長いビンゴ大会が盛り上がって無事終了。それぞれ見知った顔と3次会に行ったのだが、なんか「いろいろ新郎の暴露話しを!」なんて言われたのだが、正直思い出せない・・・最近、記憶力が低下しているとは思っていたが、人生のかなりの部分の記憶が帰って来ない状態に成っているのを痛感。自分の事すら思い出せないのに、他人の事を事細かに覚えているはずが無いのであった・・・。



2004年03月20日(土) 休日は廃人で

 毎度の事ながら休日は廃人気分でダラダラとしてしまう。取り敢えず10時頃に一旦起きて、先行で取りっぱぐれたシベリア少女鉄道vol.10「天までとどけ」のチケットを確保。で、二度寝。

 起きると昼を過ぎていた。ああ、2・3本消化しなきゃいけないのに結局今日も『レジェンド・オブ・メキシコ』を観ただけだよ。たいして面白く無いんだけど、バカにする程バカでも無い映画だった。

 最近買ったアルバムでヘビーローテーションは以外にも“キセル”です。

 『レジェンド・オブ・メキシコ』imdb



2004年03月13日(土) 4ヵ月振りに散髪♪

 昨日はいつもと同じ時間に退社して下北の“めるか〜と”で飯を食って、足りないのでスズナリの向いにある角っこカレーやでカレーを食べた。もちろん友人に下北迄迎えに来てもらっていたのでそんな夜遊びが出来たのだ。因に、家に叔母が来ていてちょっとピチガイじみた方なので余りあいたく無かったのもあって遅く帰ったのだ。

 今日は、その叔母と東京に出て来ている彼女の娘、いとこ(これもピチガイ)も来ると言う事になっていたのだが、あまり顔を合わせずにやり過ごし、下北迄出かけて散髪。「久しぶり」と言うジャブをかまされたが概ね揺ったり、揺ったり過ぎてしょっちゅう中断して他のお客さんと掛け持ち。って、しっかり予約入れてたのに・・・。まあ、彼女も来月から下北分店の店長に成るとの事なので忙しいのも当たりまえか。とは言えまだ25才なので凄いです。“めるか〜と”も“なかむら”も彼女に教えてもらったんだよね。

 結構待たされたので思いのほか時間を食ってしまい、下北で買物をしたいのもやまやまだったが、急いで渋谷はQフロントで『イノセンス』を鑑賞。ほぼ98%の満席でした。クリス・カニンガム監督のBjorkのPV「All Is Full Of Love」を思い出した。

 『イノセンス』



2004年03月11日(木) ちょっと落ち

 ここ数日仕事から帰ってから毎晩ディレクターズ・レーベルを観ているので寝不足でたまらん。そこへ来て19度から10度と言う気温の乱高下で周りに風邪をひく奴等が続出!気を抜くとうつされる、というか僅かにひき始めているので一応毎朝風邪薬を飲んで出社している。おかげでここのところ毎日ボ〜として仕事をしている。

 それでも、会社を速めに切り上げて新聞屋からもらった券で 『半落ち』を新宿で観て来た。新宿文化会館とスカラ座の6っの映画館の中をあちこち移動しまくってかなり経つけど平日木曜の夜の回でも結構な入り。客層も、学生カップルや、女の子同士、OL同士やおっさん一人(俺)、勿論熟年夫婦といった幅広い層が身に来ている。

帰りにタワーに寄ってくるりニューアルバム「アンテナ」キセルの「窓に地球」ASA-CHAN&巡礼 feat.小泉今日子「背中」のCDを3枚購入。本当はレミオロメンはなれぐみbonobosのアルバムも買おうかと思ったのだがそれはちょっと買い過ぎなので抑えたなんてミーハーな私でしょう。ケチで馴した私がこう迄無作為に買物をするなんてよほどストレスがたまっているらしい・・・。

 『半落ち』いい原作だとは思うのだが、いい映画だとは思えない。なんて言うか、東映と言う会社の限界、日本映画の悪しき伝統が全て乗っかってきたような作品だ。
 先ず、始まって直ぐに感じたのが、『音楽がウザッタイ!』。中途半端なホラー映画のようにここぞと言うシーンに仰々しい音楽で“泣け!”サインが出る。これって、映画にはたいそうな音楽が付いていなくちゃって言う頭の古い人の発想でしょ?
 次に『異常に豪華なキャスティング』。無駄にいい役者が使われていて、裁ききれていない。「突入!浅間山荘」「金融腐食列島」なんかで上手く捌ききれていたのはおそらく監督の能力だと思うのだが、今回はそうはいかない。前半は誰が主役かわからない、と言うより主役がいないのかこの映画は?最後に出てくる笹野高史さんの使い方とか、いい意味で味があるんだけど、これだけいい役者が次から次へと出てくると見るほうの意識・思い入れが分散してしまう。
 伊原と柴田の対決シーンや、國村さんや希林の圧倒的な演技力、県警側の人柄、裁判所のパート、吉岡君の背景、田辺と鶴田の関係など、いくつ物サイドストーリーを脚本段階でもとすっきりさせる能力が必要だった。それをするのがプロでしょ?



2004年03月10日(水) 三木鼠王国商品説明会

 昼からのこのこと恵比寿迄鼠の王国のDVDラインナップ説明会に出かけて来ました。司会はCX笠井アナ、男おばさんの片割れです。前半は、如何に我々はプライドを捨てこのDVD低価格競争に乗り出すかと言うお話でうんざりしておりました。
 後半はいよいよ本題。昨年の暮れから「ラストサムライ」との一騎討ちを繰り広げていた「熱帯魚の子は鎹」の発売宣伝戦略の説明。休憩開けに先ずは、ポンプオジサンが3人出て来て、それぞれ、マーリン、ニモ、お父さんの三匹を吐き出して拍手喝采!かなりユーモアの有る滑り出しのようですが、もちろん“嘘”です。まあ、相当力を入れているのが伝わってきましたが、如何せん単価が安過ぎです!!!2800円は初回販売価格としてはちょっと・・・。

 帰りの電車の中刷りで、今週号のananの表紙土屋アンナをチョとカワイイと思ってしまいました。って言うか、日付けが変わって今日3/11が誕生日なのね・・・。
 今期のイタリア語会話に望む姿勢が余り真剣に感じられなかったので、印象が悪かったんだけど、『下妻物語』とか柄に合うオモロイ仕事してるし、やっぱモデルだけあってキレイですよ。でも、ひとまわり違うよ、トホホ・・・・。

 1万3千円程だして買ったDVDDirector Label スペシャル・トリプル・パック』スゲー面白いです。フェイバリットはクリス・カニンガムかな。特にエイフェックス・ツインのやつは抜群!音も画も嬉々として観ています。
 なんか結構品切れ起こしているらしいのですが、ぜえてえ売れるって確信があったから自分の分は確保してあったんだよね。



2004年03月08日(月) 大英断!

 昨年からコツコツと進めているお部屋の大掃除ですが、遂に捨てる事を決意しました。なにをって、溜まりに溜まった5年分の“TVbros”をです。隔週間の雑誌を5年分てかなりの量ですよ!!1年間にだいたい26冊です。年明けにも3年分ぐらいの“ぴあ”を捨てたけど、それは必ず毎号買っていた訳では無いので。

 Brosはほぼ毎号、ぬけていても年に1号くらい。それもここ1・2年のうち。3ヵ月海外旅行の時もTV観れないのに友人に頼んで買って置いてもらったぐらいなのに。理由としては最近面白く無くなって来たから、あと、TV観て無いのでTV雑誌を買う事の無意味さがひしひしと財布に来るから。でも、買う事は買うんだよね、コレからも。私の廃棄の理由って3年使わないものは処分!って考え方だったりするので、5年前の雑誌はこれからも当分見ないだろうし、最悪、国会図書館でも行って見直すわいな。

 どなたか欲しい方がおりましたらメールをください。できれば今週中に!(そんな奴ぁいないって!)

 残すはビデオのサンプルと取り溜めたビデオとチラシだ。チラシに関しては100Pのクリアファイルを5こかって来ているので時間の問題。でも、何処にそのファイルを置いておくかはかなり問題・・・。ビデオは先ず目を通さねばいけないのだが、時間が無くて。



2004年03月07日(日) 一転あまり付いて無い日曜日

 昨日の豪遊で朝帰りしたせいで、夕方にのそのそ起きだす。「半落ち」「ラブアクチュアリー」を見なくてはと思っていたのに時間が残っていない。急いで身支度を整えて新宿19:30の「半落ち」を観に行くが満員で入場できなかった。この時間じゃぁ他も駄目なので、どうしようかと思ったが『アンテナ』のレイトショーに行く事を思い付く。それにしても時間が余るので、下北に拠って冬の定番“白子のフライ”でも食べようとして「めるか〜と」迄行くがお休み。とことんついて無い!しょうがないのでカルディで買物して、渋谷に。
 どうしても腹が減っていたので松屋のぶた飯を初食してみました。不味くは無いのですが、たいして美味しくも無かった。その後は、さくっと映画観て帰って来ました。

 『アンテナ』



2004年03月06日(土) 削ぎ落されて残ったものは素敵

 諸般の都合で今日は半日家事に没頭する。
 でも夜から渋谷AXでライブクラムボン『imagineatoin tour 2004』に出かける。2階席だったのだがかなり見難い場所だった。でもライブって見に行くんじゃ無くて音を聴きに、音に身を委ねに行くんで問題は無いと思う。とは言え、久しぶりに買った使い捨てコンタクトレンズで行ったのでそこそこ見えた。位置的に郁子さんの見える場所だったので楽しかったし。相変わらずクラムボンのライブは最高。CDとはアレンジも違うし音の厚みがライブの方が深い!今回のアルバムは結構ダウン系の曲が多いなぁなんて思っていたけど、ライブで聴くとまた違うアプローチで、次にアルバムを聴く時の気持ちが変わる。
 TVの収録があったのであまり長くは無かったのだけど、2回目のアンコールでは、先日参加したフィッシュマンズトリビュートから『ナイトクルージング』を演奏してくれました。なんかライブ中に、凄い満足感で泣きそうになっちゃう自分はダメダメな人ね。

 外に出たら、今日のライブの後にのみに行く約束していた友人からメールが6通も立続けに入っていた。でも、返事を書く前に、坂の途中の花まるうどんで腹ごしらえ。同じようにライブが終わって流れてくる客が押し掛けていて、店員さんが「なんかコンサートがあったんですか?」って聞いて来た。隣のお兄ちゃんが「クラムボンです!最高でした!!」って答えたら。店員さんが「今日は代々木体育館で浜崎あゆみもよっているんですよね」だって。

 明大前で落ち合って吉祥寺へ。後は大人の世界なのだった・・・。(でも金が・・・)



2004年03月04日(木) 確定申告はお早めに

 確定申告に行くためも兼ねて、久しぶりに平日に休みとった。今年に入ってからあまり仕事に対して考えないようにしているので気も楽だ。せっかくの休みだが、結局だらだら昼間で寝てしまう。でも、確定申告は、小一時間ぐらい領収証の整理をして計算すれば、市役所で直ぐに提出して終わりと思っていたのだが、結構計算に時間がかかる。日頃から整理しておくべきだった。なんだかんだと計算していたら締め切り間際に提出するはめに・・・。だらしないっぷりを発揮してしまった。

 結局いつもの休みと大して変わらないペースになってしまう。市役所での用事がすんだら、一旦家に戻ってから今週いっぱいで終わる『しあわせな孤独』を観に渋谷へ。チケットを買ってあったんだけどそれ程の映画じゃ無かった様な・・・。21時30頃シブヤを切り上げたのだが、友人からの飲み誘いを蹴ってi-bookを受け取りに行くため、再度家に戻る。なんと、PCデポではモニターも引きとってくれる(正確には買い上げる)と言うので、邪魔になった17インチ純正モニタを車に積んで出かける。

 思い出したのは、先週液晶モニタを買った時に説明書が付いていなかったのでその事を伝えるとやっぱり入れ忘れだったようで持って来てくれた。別に不満は無いので全てを受け取り帰宅。結局今日はi-bookの箱を開けずに終わる。

 『しあわせな孤独』imdb主人公の浮気相手になる男性の行動があまりにも自分勝手で自分に都合のイイ考え方をする男性の思考パターンとして身につまされたので、てっきり男性監督かと思いきや、しっかり女性監督だった。意外だ。
 でも、なんだか微妙にオモロくなかったような。登場人物はやたら自分の気持ちに素直に生きているんだが、それが我がままの一歩手前との識別がつき辛い時もしばしば。これ、女性映画として本当に良いのかなぁ?見に行った女性が近くに居ないからなんとも言えん。
 人間はすべからく孤独である。誰かが一緒にいて、それがいなくなってからで無いと認識できないような孤独。相対的な孤独なんて可愛いものだ。


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