気分刊日記

2004年02月29日(日) 一日の終わりに物語の終わりを

 この日記をかき始めた頃には、まだ人間らしい生活をしていたもので休みの日にはサッカーなんて蛮行に勤しんでいたものだ。でも今の仕事に就いてからは果てしないダメ人間の禍根の飲み込まれる日々でサッカーからもゆとりからも掛け離れてしまい、御一緒させて頂いてた方々とも疎遠になってしまっておりました。

 その間、彼等の素晴らしい活躍でチームは某市リーグの1部まで昇格!私がいない間に、と言うか居なかったからこその活躍と次々と加入した若手との癒合で物凄い躍進。ただ、メインのメンバーが私と同じ年齢なので今年の1部での争いはかなり厳しいものになる事は必死!

 と、言う訳で当時私を誘った友人からの連絡も有り、久しぶりに時間も取れたので1部昇格の初戦を観戦に。とは言え、ぐうたらな私なので試合開始20分くらいに到着。相手は昨年の2部2位と言う事でかなり厳しい展開を予想していたが前半20分の時点で0-1でビハインド。昇格初戦と言う事も有り堅さが抜けて無い試合開始の時点での失点なのでまだ解らない段階。それでも、さすがに1部のプレッシャーに守りに意識が行き過ぎて引き気味の布陣。中盤が開いてしまい、カットしても相手のプレッシャーにすぐ球を放し中盤で拾われてしまう悪循環。でもそれだけ分かりやすい展開なので後半は修正して、何と終わり間際に同点に追い付いた、更に押せ押せで得点チャンスが来るが惜しくも外してしまう。

すると、チャンスの後のピンチ、そのすぐ後、終了間際にまんまと勝ち越し点を決められ負けてしまった。残念!!でも、凄く面白いゲームだった。(人事ですが)人数が揃って修正が効いて、なんとか今年1部に残留出来れば来年当たりかなり台風の目。今年も十分台風の目に成れる!!

 観戦後、昼から友人夫妻に同伴してPCショップに。先週覗いた時に有ったSOTECの17インチ液晶モニター(税込み5万チョット)を購入!更に、更に勢い余ってi-Book購入!!してしまった。そんなもの買って「いつ使うんだ?」とか「何に使うんだ?」と言われると何も考えて無いのだが。コレって、衝動買い?ストレス発散?最近金に飽かしてストレス発散してる様な気がするんだが、わしもとうとう焼きが回ったかな・・・。

ま、i-Bookは当日商品が無かったので後日引き取りと言う事で買物の楽しみは半減!でも、それで納得している時点で、私の気分は「高価な買物をした自分に対する満足=ストレス発散」に成っているのことがあからさまです。

 その後、友人夫妻と共に近所のホームセンターに。彼等の家の猫のトイレを買うためにペットコーナーに行く。毎度ペットコーナーに行くと心苦しくなるのが、「売れ残った犬猫の処遇」。人間もペットも子供の時が可愛いのは解るんだが、ペットショップにおいては正に、歳をとる事は商品価値を下げる事になる。どうやら生後2・3ヵ月が可愛い盛りで、それを過ぎるとセールの値が付けられる!なもので昨年の12月生れ以前はほぼセール!「命の値段」なんて中島みゆきの曲のタイトル(「命の名前」だったか?)みたいなサブタイトルが見えてくる・・・。

べつに、コレってペットだけの事じゃ無くて人間、特にアイドルの世界では「モー娘。」あたりが極端に押し進めているし、日常でも何処ぞの警察官に端を発し、色んな面で低年齢志向がはびこっている。さすがに私は小中学生は駄目だが、最近は女子高生ですら直視するのがきつくなって来た。更にはギャバクラとか行っても19歳とかばかりなので、思わず説教しちゃいそうでコレも勘弁な心持ち。飯食って映画や由なしごとの話が出来る女友達がいればかなと思える枯れさ加減(結構自己中男の我がまま)。コレが進むと某有人のように「俺こいつと暮らせるかなぁ」なんて野暮な事考えちゃうのかもしれないけど、そんな恐ろしい事は私には出来ない。

 さて、彼等が別のホームセンターに行く道すがら家の近くで降ろしてもらう。液晶モニターだけ置いて、すぐさま新宿へ。2月最後の日に今月いっぱいの株券を使って『ロード・オブ・ザ・リング 〜王の帰還』を、満を持して鑑賞!やっぱ、パンテオンの大画面は迫力が違う!「トロイ」とかもここで見るべきだね。感想はのちほど、でも、泣きそうになる事しばしば!

 帰りに、タワーレコードでダブルポイントでも無いのにCDを3枚買いました。2枚は現金、1枚は4月で有効期限が切れてしまうのでポイント使用。中味は、クラムボン「imagination」、スーパーカー「ANSWER」、ゆう(GO!GO!7188)「てんのみかく」。最後のは勢いで買いました。感想は後日。あと、3月10日の“くるり”の新譜と、発売中の“キリンジ”“はなれぐみ”“日暮愛葉”のアルバムも買いたい。

本日は総額25万程の買物をしてしまいましたが、買った物にも、観た映画にも大変満足して気持ちよく眠る事が出来す。

 『ロード・オブ・ザ・リング 〜王の帰還』imdb



2004年02月28日(土) 風邪になる瀬戸際ですぅ〜

今週もまんまと会社出で朝を迎えました。土屋アンナって、秋川リサに似てるんだよなぁ〜。今期のイタリア語は彼女だったっけ?



2004年02月21日(土) 初徹夜

 今年初の会社お泊り徹夜です。明けて10時からの日本総合悲劇協会の「ドライブイン カリフォルニア」の先行を取りに会社近くのローソンに。15分前に行って10分ぐらい粘ったけどローソンチケット繋がらず。しょうがなく銀座に向かっていく途中10:30頃もう一度チケットぴあに電話したら、繋がったんだけど「予定枚数完売」だった。
 そのまま歩いて京橋の花マルうどんで朝食。どうも私が開店一番朝一の客だったんだ。で、最近の花まるは行く度に外人さん、特に中国の方が厨房に居る事が多いのですが、今日は王(オウ)さんでした。個人的には牛丼よりうどんが好きなので、昨今の牛丼騒動は気になってないのです。

 で、銀座についてそのままみゆき座に直行。待望の『アップタウン・ガール』を初日で観ちゃいました。それ程混んではいないのですが、配給会社の人が多く見えた。
 遡る事2週間前に、いきなりFOXから家に封筒が来て!!?と思ったら、以前日比谷の東宝系劇場でFOXのライト・ガーリー・コメディー3部作「恋は邪魔者」「キューティーブロンド・ハッピーMAX」「ジャスト・マリッジ」でスタンプラリーをやっていて、まんまと全作品を鑑賞してポストカードを貰って、同時キャンペーンのプレゼント応募したら、キャンペーンには外れたんだけど同系等の作品と言うことでダイレクトメールがきたのね。で、このダイレクトメールを劇場に持ってゆくとポストカードなどのプレゼントがもらえると言うことでした。(貰った)映画もまあ普通に面白いし、3週ぐらいでOK。でも、DVDはいきなりFOXの「1枚買ったら2枚キャンペーン!」に組み込まれそうです・・・。
 でも、殆ど限定公開だったワーナーの「カンガルー・ジャック」(吹き替え版onlyの2週間公開)と「ロイヤル・セブンティーン」(都内はワーナーマイカル練馬のみ2週間)は2980円で発売します。でも3ヵ月後には1500円セールに組み込まれるんだろうなぁ。
 その後、激眠の中『ションヤンの酒家』へ。案の定上映前の予告編で爆睡!でも起きても映画は始まっていないのは、何十分予告編があったのか・・・?ああ、でも映画は“ドロッと&ドライ”と言う不思議な流れ。
 その後新宿で「半落ち」「ミスティックリバー」を観ようと思ったんですが、チケットと劇場とタイムテーブルの把握ミスで、御破算!そのまま帰って爆睡!夜に友人(夫婦)から電話があってカラオケで、2時帰り。

 『アップタウン・ガール』imdb
 『ションヤンの酒家』imdb



2004年02月15日(日) バレンタインデーは散財で

 一昨日は13日の金曜日、昨日は、バレンタインデーらしいんですが、たいして関係ない人生がここ何年も続いているのでもう触れるのも飽きた。で、昨夜は友人と飲み歩いていたら諭吉が飛びまくって今月はかなり痛い散財。液晶でも買って置けばよかった。

 で、今朝は6時頃の朝帰りだったので夕方起きて、 『コンフィデンス』、レイトショーで『ヴァイブレータ』を鑑賞。


 『コンフィデンス』imdbそれ程驚かないんだけど、この手の映画は脚本がいいから面白い。

 『ヴァイブレータ』生暖かい男と女の「銀河鉄道の夜」。



2004年02月05日(木) なんと井筒と同じ感想だ!?

 今日も猛烈に仕事を速く切り上げて19:00から銀座で『女はみんな生きている』を銀座で鑑賞。かなり面白かったです!皆どう思うか分からないけど「女性監督」って言うのが良く分かる映画です。今週一杯(残り1日)だと言うのに結構席が埋まっていて、作品の良さが十分分かりました。

 21時には終わったので足早に帰宅しようとしたら、友人から電話が。暇だったんで呼ばれて吉祥寺のキャバクラに行ったら、前に彼と言った店。前に行った時はかなり酔っていて、付いた女の子の顔を全く覚えていない。でも、なんか「“佐田真由美”似にてるねぇ」と言ったら、えらく喜ばれたのは憶えている。肝心のその女の子の顔を忘れているし、別に俺「佐田真由美タイプじゃないし・・・」。でもその子が付いた・・・って、どちらかと言うと「矢沢心か鈴木沙里奈じゃん!」ま、どうでも良いけど、この日にもう一軒行ったのも合わせて、付いた娘が皆一回りも歳が違う事にショック!思わず死語『ガ〜ン』って感じ。

 『女はみんな生きている』imdb「虎の門」で井筒が褒めていたんですが、彼が唯一つけていた難癖が、ほぼ全編手持ちカメラの撮影だったため“波に乗るまで観辛さがある”なんだけど、全くその通り。野外撮影も多くて絵も明るく、テンポも良くて、緩急がしっかりしている。女性監督による女性の映画としても、別にフェミニズムがキツイ訳でもない。どちらかと言うと、フランスの社会的な問題「南と北の貧富の差」や「アフリカ移民問題」が「男尊女卑」と同じくらいのレベルで語られているので偏りが無い。パッケージでも大プッシュですね。
娘と母親で観に行って欲しいし、母親が息子に見せるのも良いかも。カップルが観に行ったら、どっちが誘ったかでそのカップルの主導権がどっちにあるか分かるかも。



2004年02月03日(火) 着想は良いんだけどねぇ・・・

 仕事を猛烈に速く切り上げてバタバタと19:30から地元の映画館で『着信アリ』を見てきた。まあ、平日火曜郊外劇場の最終回では人の入りも知れたものなのだが、私を含めて10人以下!!たいして広くも無い劇場なのに暖房が無くて寒い寒い。これってわざと?ティアトル新宿で「呪怨」を観た時の寒さもきつかったが、冬のホラーって劇場としては演出しやすいのかなぁ?

 『着信アリ』どうなの?この程度で結構ヒットしていいの?ホラーとしては『仄暗い水の底から』の方が話も近くて俄然面白いんだけど、ジメジメし過ぎかな?とにかく原作が秋元康って段階でダメ!だって柴崎コウの主題歌の作詞もこぶ平(秋元康)だよ?!がめついよなぁ。三池も真面目なホラーはダメだね、後半のオチまでテンションが持たない。

 役者?この程度の映画で演技どうこう言うもんじゃないよ。柴崎コウは強気モードを極力押さえ、不思議ちゃん演技。この人かなり演技のパターンが固まってきてるなってちょっと心配。堤真一も終始深刻な面で面白みが無い。昔だったら竹中直人並にふざけた蓮司もあんまり遊びが無いし、唯一岸谷悟朗が遊んでいる(けどチョイ)。あ、そう言えば松重さんも出ていたんだけど中途半端な役だった。一番頑張っていたのは実は吹石一恵。その壮絶な死に様は、今後の彼女の芸歴にどのような意味を持つのか・・・。

 ストーリは単純。魔法の言葉“幼児虐待”で全てを表してしまう。中盤のマスコミの絡み方が中途半端に始まり、後半は携帯の持つ怖さがたいして意味を持たない。そして、なんとなく、柴崎コウのキャラにオチを任せてしまった感のある脚本は、原作がダメだからしょうがないかもしれないがもうちょっと何とかなってもいいはずなんだけど・・・。

 今後「呪怨」の様な“理不尽な恨みによる恐怖”の次に、映画を見る人(主に大人達)が理解不能な恐怖として有効なのが、今回採用され「仄暗い水の底から」にも通じる“子供の残留思念=無邪気な霊”だろうと思う。この子供の霊と言うのは「遊び相手が欲しい」とか「単純に嫌い」という純粋な欲求。要はどちらもエゴ(自己中)を死後の世界まで持っていくことによって発生する他人の介入できない世界になってしまう。そのため、説得も除霊もほぼ不可能。

 “虐待”“携帯”“儲けたい(by秋元康)”の三つのキーワードで出来た安易な映画。そう言った意味でこの手の映画を撮らせればネームバリューもあるし大阪仕事もお手の物の三池。



2004年02月01日(日) 日曜日が映画の日なのに

 珍しく日曜日が映画の日なのに、昨日の疲れと小煩い親のご機嫌取りで、出かけたのは夕方。「25時」か「しあわせな孤独」や「アンテナ」や「息子のまなざし」など、日頃安く見れない劇場の作品を見ようと思っていたのですが、夕方5時に出かけても所詮1本しかみれそうもない。
でも、裏技が!ヴァージンシネマ六本木は、金・土曜はもちろん、日曜も結構遅い回までやっているのだ。よし、と言うことで『ミスティック・リバー』と『みんなの歌』なら2本見ても23時頃に終わるので何とか帰ってこれると言う目論見で出発。
 どっこい今日は映画の日、15分前に着いた劇場は「ミスティック・リバー」はすでに満席、見る順序を逆にしてみたら終映は0時、券売のお姉さんに「終電なんてわかりませんよねぇ?」って聞いたら、ちょっと調べてみてからふと隣のお兄さん「京王線終電は?」。すると彼、「行き先はつつじヶ丘までなら0:06の大江戸線でないと間に合いませんね」と。おまえは“駅すぱーと”かい!?と、言うよりご近所か?
 ま、いきなりバタバタ帰るのも無粋なので「みんなの歌」だけ観て帰って来ました。

 『みんなの歌』(nifty)imdb


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