気分刊日記

2003年12月31日(水) 一旦日記

 とりあえず今日を持って、“〜日記”と言うのを止めよう。

 今年は後半に向かってどんどん生命力が弱ってきているのを感じる事しばしば、特に今月の鑑賞は、映画を見る気力が無くなると言う致命的なもの。さらに、致命的な欠陥について再認識してしまいブルーな日々。

 そんな今年最後の映画は2004年1月9日を持って閉館する新宿東映会館で『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』。映画自体は2時間スペシャルで十分なユルイつくりでしたが、新宿東映会館に足を運ぶのが目的だったので、デジカメにその一部を納めてきました。同じことを考えている人がいるようでカメラに収めている人が他にもいた、「感慨深いですね」と一声掛け合ったりした。



2003年12月21日(日) 安堵日記

 やっと『死ぬまでにしたい10の事』を見てきた。新宿東映会館で見たんだけど、人を誘って観に行ったら、せっかくヤフオクで買った株券が今週から『木更津キャッツアイ』との劇場かけ替えにより使えなくなってしまい、当日券で見ると言う痛い出費が。で、ふと劇場のポスターを見たら新宿東映会館は2004年1月9日で閉館するんだって!常々その味のある建物に感動していたんだけどまさか閉館するとは・・・。今月中に「木更津〜」でも観に行って写真撮ってこよう。

 『死ぬまでにしたい10の事』imdb:自分がドラマ映画を作るならこんな手法でいくだろう、と、思う手法をことごとく使っていて、この監督のフィーリングは凄く親近感が湧いた。ただ、やりたい事が天こ盛りで完全に消化し切れていない部分もあるような・・・。大体、“10の事”って時点でエイピソードが5以上はあってかなり長い映画になりそうな予感がしたんだけど、やっぱり前半はダレた。

 それでも、役者は凄く豪華だし、キャラも素晴らしい、嫌な奴は全然出てこない。前半のもたつきの中でもちょっとしたウィットは効いているし、それがまたこの話が全体的に寓話であると言う表明になってもいる。そして全編に渡って、パンフを読む前に“女性監督だな”と分かる雰囲気。


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久々にTVを見ながら・・・
『グリーン・ディスティニー』の後半、盗賊とチャン・ツイィーの話ってどことなく『桜の森の満開のした』に似ているよね。更に後半の男装したチャン・ツイィーと悪漢どもの茶屋での乱闘は『酔拳2』のラウ・カーリョンのシーンを思い出すよ。

BSで「勘九郎劇場」なんて見始めた、もともと勘九郎の話って面白いから好きなんだけど、ゲストが市村正親。劇団四季のイメージ強くて、コテコテ商業演劇な先入観が強かったんだけど、最近、凄い役者なんじゃないか?って思い始めてた。でも、直に彼の舞台を観に行こうとはまだ思えなくて・・・。でも話を聞いていたら凄く奥の深い経歴(松尾貴史みたい)の人で話も面白い。また勘九郎の話の引き出し方や切り込み方が凄く意を得ていて、芸を追及している人はどこか通じる人があるんだなぁと感心。

昨日もBSで「藤山直美と素敵な仲間たち」と言う番組を見ていたんだけど、ゲストが堺正章、岸辺一徳、志村けん。ここでも、藤山直美は聞き手としての話の引き出し方は、勘九郎のそれと同じで巧みで大胆。くしくも藤山直美と勘九郎は親友だったと思う(直美の主演映画『顔』の中でも共演している)。因みに、堺は日頃TVで見るご隠居的な貫禄ではなく、コメディアンの父・堺俊二、喜劇人・藤山寛美を父に持つ直美という組み合わせで話が始まっていた。一徳も「ゲロッパ」で共演している。多分志村は「BIG3ゴルフ大会」辺りから懐が広くなっていると思うんだけど、不思議なくらい自然体で気の利く人。

以前、日本テレビの深夜にやっていた『いろもん』と言う番組も、ベテラン芸人さんの話はとても面白く、話に出てくる芸人さん達の舞台や楽屋を見たくなるものだった。

芸の東西、種類を問わずその筋で長く生きている芸人さんの人生は下手な脚本よりもよっぽど面白い。もちろん、普通の役者さんや、ミュージシャンも面白いのだが、この辺は聞き手がどんな人物か?ゲストが心を開いて話せるか?と言った所が重要で、その点では桃井かおりのこの番組「夢・音楽館」も面白い(第31回2004年1月15日の大貫妙子も面白そう)。その点、「徹子の部屋」がつまらなくなっているのは黒柳徹子がいつの頃からか無意識に見下すような態度が見えてしまうのが原因だと思う。(本人はとても謙虚にやっているつもりだろうが)



2003年12月20日(土) 渡部日記

 どうにもバイオリズムと仕事量のバランスが取れず久しぶりに徹夜残業してしまった。この時期の徹夜は一歩間違えると風邪ひく原因になるので慎重に準備しなければならないのだがなし崩し。

 起き掛けに『エヴァとステファンとすてきな家族』を銀座で鑑賞。朝一の回だったのだが、入り口で牛乳貰った(朝食でもお休み飲料)!“上映期間中、連日1回目ご来場の方全員に、真夜中しぼりのおやすみ乳飲料「nemu(ネムー)」(提供:大塚製薬株式会社)をプレゼント”だって。

 その後体力的な余裕があったので、勢いで『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』を観に行く。途中で、スペイン料理屋(『エスペロ』)のランチの看板を見て物凄く惹かれたのだが、そんな所に入る経済状態&風体ではなかったのでまたの機会に。でも、5品で土日は1500円、平日1000円の魅力に、店からいい香りがしていた・・・。

 更に歩くと『煉瓦亭』の前に列が出来ていたり、気になるスイーツのお店があったりして久しぶりの散歩は面白い。で、シネスイッチ銀座の前を通りかかったらなにやら人だかりが。・・・どうも今日が初日の『最後の恋,初めての恋 』の舞台挨拶があるらしい。主演の渡部篤郎目当ての女性が群がっていた。私も時間があったので共演のシュー・ジンレイ目当てでちょっと待っていたのだが、先に出てきた渡部篤郎を見て、彼女は来てないものと思い早々に立ち去った。でも、後で情報誌を見たら出席者に名が記されていた。

 2本目を鑑賞後、忘れ物を取りに歩いて会社に戻る。途中で紙百科ギャラリーなんて面白い物も見れた。この辺はちょっとした企業のギャラリーが結構あって面白い。以前も、映画鑑賞がてら散歩していてここを見つけてフラッと入ったら面白い展示をしていた。色々見つつ歩いて行き、京橋のはなまるうどんで今日始めての食事を取る、でも夕方の5時。

 『エヴァとステファンとすてきな家族』imdb何かタルくていま一つ。結局家族が一番みたいな落ちだけど、映画の最後に皆でサッカーをするシーンがあるんだよね。
 先日観に行った「イン・ディズ・ワールド」でも、主人公の少年が行く先の人々と仲良くなるきっかけとしてサッカーが出てくる。この映画でも、共同体の中で生活するステファンが、そこの子供と仲良くなるとき二人でサッカーをやるんだよね。サッカーは野球と違ってボール一つ、二人から出来るシンプルなスポーツ。映画自体は特筆するほどでもなければ無下にするでもない普通の映画。でも、全く関係ない点でサッカーが世界中で愛されるスポーツが由縁だと思った。

 『イン・アメリカ 三つの小さな願いごと』imdb凄く注目していた作品なんだけど、2・3鼻に付くところがあったりして、最終的には私の中での評価は少し下がった。でも、平均よりも高い評価なのは変わらないし、クリスマス・時期的には凄く受けると思うので興業的に十分成功していると思う。



2003年12月18日(木) 法則日記

 年末を迎えて全く仕事をする気が起きない。しなければしないでそのまま進んでしまうのが怖いが、その付けは必ずやってくることになる。それでも、試写なんぞに行く余裕があるのは今年いっぱいと言うことで、17時半に退社して銀座ガスホールで『しあわせの法則』の完成披露試写と言うものに行ってきた。

 一応女性、それもF1(20〜34歳の女性)と呼ばれるマーケットを意識した戦略で行くそうな。その手始めとして、先ごろ公開して大ヒットロングランの『死ぬまでにしたい10の事』で味を占めたヴァージンシネマが、「死ぬまで〜」と同じようなイメージで、六本木ヒルズを含むヴァージンシネマにおいて本作を公開してゆくとの事。それによる六本木ヴァージン・ブランドの確立を目論んでいるそうだ。因みに「しあわせ〜」は『ブラウ・ンバニー』を配給した会社の配給作。東京だけで見るとココの所の公開作は軒並み当たっている・・・と思う。

 で、映画が終わってから2ヶ月ぶりくらいに会う友人と飲みに行く。二人とも飯を食っていなかったので、つつじヶ丘駅前のやきとり鳥次郎で飲んだのだが。ココの焼き鳥の焼き加減が抜群!!特にレバーは絶品!!でも、レバー喰ってビール飲みながら、プリオン沢山とっている事を思い出し、通風や脳梗塞に近づいているのを薄らと自覚したね・・・。

 『しあわせの法則』imdb久しぶりに、個人攻撃を受けた映画だ。所々、全体的に身に染みて痛い映画でも有った。前半のテンポはどうにもたるいのだが、ラストの30分で突っ込みまくりな進展がある。しかし、結構トンでも映画の香りもする本作は女性向と言いつつ実はカップルで観に行って彼氏の方が痛い気持ちになるんじゃないかな?

 まあ、この映画の最大の欠点はブスが出ていない事なのではないだろうか?美男美女に浮気相手まで美女。病院の全裸の女性患者もナイス・スタイルでルックスも悪くない。やっぱり、「あの頃ペニーレインと」のフリップ・シーモア・フォフマンのようなダメキャラ、特に今回は女性でその線が欲しかった。

 『リベリオン』のクリスチャン・ベールと、『アンダー・ワールド』のケイト・ベッキンセールが美男美女の優等生なんだけど、人生経験の極貧なカップルの稚拙な恋愛ゴッコを描くすかした映画



2003年12月14日(日) 向田日記

 夕方から出かけて、日比谷で『イン・ディス・ワールド』、渋谷に戻って『阿修羅のごとく』を鑑賞。

 出掛けが丁度、天皇杯の予選が終わったばかりの時間だったため、行きの電車、飛田給で臨時停車した準特急にはFC東京のサポーターが大挙して乗り込んでいた。サポーターの雰囲気からどうやら負けはしていないようだと分かったのだが、向かいに立っていた母と年頃の娘(二人ともFC東京のサッカーマフラーをしている)が今日の試合について論議しているのを見て、なんだかサッカー文化みたいなものが日本にも出来つつあるのが微笑ましくなった。(とは言え、私はまだ一度もFC東京の試合を生で見ていない)でも、先日はヴィッセル神戸が身売りしたり、鳥栖が潰れそうだったりとそれなりにJリーグ10年の節目を迎えているのも確か。FC東京が天皇杯ファイナルに進んだら観戦に行こうかな。

 で、外出中にトヨタ杯ではACミラン敗退してるは、フセインが身柄を拘束されるはで年末の一大事が連発!あとは、国内でのテロが起これば来る'04年は、もう怖いもの無し!

 来年はズバリ“家族愛”や“身近な幸せの再確認”がヒットの要素として重要になるだろう(これまでもそうだったけど)。その先駆として『イン・アメリカ 三つの願い事』がお薦め。子役の上手さは当たり前なんだけど、サマンサ・モートンと言う女優さんがずっと気になっている。

 『イン・ディス・ワールド』imdb

 阿修羅のごとく』映画はともかく、向田邦子の文を読みたくなったった。



2003年12月13日(土) 解体日記

 来年から私が住民税を払っている市でゴミの有料化が始まる。一部の資源ごみを除いて燃えるゴミ燃えないゴミは“キロ幾ら”で回収してもらう事になるのだ<*1>。そんな訳で、出来るだけ今年の大掃除に便乗していらないものを処分しようと思っている。

 そう思った時の私は、結構見切るのが早くて、先ずはここ3年ほど溜め込んでいた“ぴあ”(週刊誌なので月に2回くらいの割合で買っていた)をごっそり捨てた。今でこそ糊付けの製本だがほんの3年程前は金具で閉じれる程度の厚さだったのが驚きだ。

さらに、使わない・使えない機械類を分解して捨てる。そのままでは粗大ゴミ扱いになるのだが、分解すると燃えないゴミでも大丈夫。ここ数日で、ビデオデッキ1台、プリンターなど周辺機器3個を分化している。気分はバラバラマンだ!

ああ、でも最大の難関は、以前の職場で貰いまくったサンプルビデオ、無作為に録画したビデオテープと有に1メートルは積み上がっているチラシの山。パンフは何とか本棚に収納したんだけど、このチラシの山とビデオテープをどのように分類整理するか考えると又寝られなくなっちゃう!(by春日三球)

<*1>こういう事をするのは政策として有りだと思うのでまあ、しょうがないのだが。その反面、リサイクル製品の推奨や保証。生ゴミリサイクル機械購入補助などの制度を同時に進めてもらいたい。また、越境して近隣の自治体へゴミを捨てに行くような事が起こる懸念もあるが、その辺の対策はできているのだろうか?



2003年12月06日(土) 結婚日記

 はぁ、結婚式行ってきました。結婚しきって言うのは“幸せでナイト”が身構えて居るので滅多な事はいえません。一応、会場は善意と好意に満ちていて笑顔と笑いが絶えないようだ。・・・・・・疲れた。

 式に遅刻したり、その過程で別の式場に迷い込んだり、嫌々スピーチをしたら区議会議員と比べられたり、今年一杯なのにこれからもよろしくなんて心から言われて罪悪感一杯になったりて本当に・・・・・・・疲れた。

細かい事は又いつか。


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