気分刊日記

2003年08月31日(日) 一人日記

 さて、もうだいぶ前の話なので何をしていたか忘れている。いやはや深刻なメメント状態だ。とりあえず映画を観たのは覚えている。夕方から出向いたのは『10日間で男を上手にフル方法』。夏の大作消耗戦の渦の中に飛び込みながら、意外にロングランしている作品です。

 『10日間で男を上手にフル方法』imdb微妙だね、一人で観に行くよりカップルで見たほうが1.5倍以上面白いのは確かだ。ケツ顎のサンドラ・ブロックを観るぐらいなら数十倍は面白い。ただ、思ったほど嫌がらせが面白くなかったかな。



2003年08月30日(土) 4TH日記

ごめんなさい。日にちを間違えて日曜の日記を書いてました。30日に土曜日は『ゲロッパ!』を観てきました。

 『ゲロッパ!』ごめんなさい、純粋にオモロイですわ!



2003年08月24日(日) 夏夜日記

 思い出した。今年、この夏2回目の日比谷野音で“bird”のライブ「鳥的世界祭典! bird summer live」に行って来ました。いや〜前回のクラムボンも最高でしたが、この日はピーカンの野音日和。ビール片手なら尚のこと気分を盛り上げてくれたでしょう(と言うことは私飲まなかったので)。
 夕暮れ時の野音は周りを囲む日比谷公園の木々から、短かった夏を凝縮した様に鳴く蝉の声が、これでもかと言わんばかりに夏気分を演出する、蝉時雨。時折、何処からともなく風鈴でも聞えて来そうな涼しい風が吹く。会場のあちこちで、ちらほらとシャボン玉が舞うのはクランボンのライブにも来ていた客だろうか。
 開演前にはワハハ本舗女性陣による前説が行われており、それも一段落すると貧弱だった今年の夏を、今日位はと鼓舞するような豪快な太鼓が始まった。否応なしに会場のテンションが盛り上がる。すっと、一拍置いて、竹の長椅子が舞台に置かれ浴衣姿のbirdが登場。御馴染みの関西弁でさらりとトークをかましたあとおもむろに1曲目を歌いだした。



2003年08月23日(土) 自虐日記

 はは、久しぶりの徹夜して、帰りに29日で上映終了の『セクレタリー』を観に行った。会社では4時間ほど睡眠をとっていたのでまあ準備万端。
 しかし、名門ミニシアター“とうきゅうシネマスクエア−”は最近は作品のセレクトも中途半端になってきたし、今日は接客の質も悪かったなぁ。場所が歌舞伎町と女性行きにくいし、最近はそれ程でもないけ入り口から階段がションベン臭かったし・・・。「薔薇の名前」とか、「セックスと嘘とビデオテープ」なんかを観た思い出があるんだが母体がでかいとは言え、今後も立地的に厳しいんだろうね。
 で、いったん帰宅して昼寝の後、3ヶ月位ぶりに髪を切りに行った。その間襟足がすげー鬱陶しい、横から巻きが入って田村正和っぷりがなんとも気持ち悪かったんです。サッパリて下北をブラブラ買い物していたら、昨日今日は下北阿波踊りとやらで道路が封鎖されてなかなか駅にたどり着けなっかった。

 『セクレタリー』imdbいやはや、思わず感動して潤んでしまう瞬間があった。内容はアブノーマルな恋愛だったりするんだけど、その嗜好を肯定的に描いており、そういう人の心の持ちようを理解したのか俺は?嫌そうじゃないんだ、映画自体に愛に対する普遍的な何かがきちんと含まれていたから作品として多くの人に評価されるのだろう。
 役者について言うと、とあるライターさんが、マギー・ギレンホールが宮城まり子に似ていると言うのも納得。あの、綺麗ではないんだけど雨にぬれた子犬の様に訴える目が確かに。画的には、困った時の顔や何か企んでる顔がエリザベス・モンゴメリーに似ていた。対するジェームス・スペンダーはその色の無い無機質な能面顔がクリストファー・ウォーケンの様で怪演!!
 一緒に観て面白さを共有できる恋人がいれば、それは離しちゃダメです。



2003年08月17日(日) 晩夏日記

いやはや遂にお盆休みも終わりである。とは言え、呆れるぐらいいつもと同じ日々でたいして休んでいない。まあ映画は観ていたんだけどね。で、最終日は恵比寿迄出向いて終了間際の『テープ』でついでにチケットがあった『キリクと魔女』。恵比寿で時間を潰すつもりが無かったので連続上映で鑑賞。その都合で、「キリクと魔女」は最後の回=字幕版になってしまった。吹き替え版の方がいいかなぁ?とは思ったが意外と大丈夫、て言うか面白かった。
ベジータってラインハルトなんだね。

 『キリクと魔女』imdb

 『テープ』imdb



2003年08月14日(木) 挨拶日記

 今日は会社に行かない日。でも、ライフスタイルを崩さぬよう、いつもと同じ時間に起きて映画に行こうと思ってた。でも、そんなことしたら1日6本になってしまうのでぐっとこらえて昼から出発。1本目は試写、『ビター・スウィート』。その後とんとん拍子で渡り歩くつもりが、試写の後に取引先(試写室の上にオフィスがある)に挨拶することに。ほんの10分のはずが、何だかんだと1時間弱。予定狂いまくりだ!!!なんで最後は銀英伝の帝国側の将軍の話しとかしているんだ!?ルッツとか、オーベルシュタインとか・・・もう一回見返したくなってしまった。
 急いで銀座に向かい『アンダーカバー・ブラザー』。これ、金券ショップとかでもチケットがなかったので十数年ぶりに当日券1800円で見てしまった!?高いってこんな映画に払うには(でも大満足!)。その後、となりで『ブロンドライフ』。何打この映画??、最後は『トーク・トゥー・ハー』。色々観ていて結局自分に何が欠落しているかを再認識した。これは、映画を見る上で致命的かもしれない・・・。

 『ビター・スウィート』imdbベルリン発、これも青春映画なのだ。でも、幼馴染の二人の女の子の話で、ガーリー・ムービーと言われるジャンルなのかな。「ゴースト・ワールド」や「ミー・ウィズ・ユー」とかその系譜。でも、ドイツらしく無骨でストレートなコミュニケイションが新鮮。特に躊躇いの無い女の子の残虐さはかなり怖い。その残虐さが、心の病とか内向的な話になる前に友人によって救い出される。そこら辺がドロドロミニマムな自主映画的になりがちな日本映画と違いドライでカッコいい。

 『アンダーカバー・ブラザー』imdb

 『ブロンドライフ』imdb

 『トーク・トゥー・ハー』imdb



2003年08月13日(水) 感染日記

 仕事に出たつもりが世界的猛威を振るうウィルスが私の所でも猛威を振るっており仕事にならず、昼頃、逃げるように退社。その足で新宿行って『茄子 アンダルシアの夏』『HULK』『T3』と、あまり頭のよさそうじゃない映画をはしご。

 『茄子 アンダルシアの夏』

 『HULK』imdb

 『ターミネーター3』imdb



2003年08月12日(火) 程々日記

 連休初日から出勤。でも、同僚も出勤していたのでたいして仕事もせず3時頃から『トゥーム・レーダー2』の試写に川喜多記念館。公開は9月20日なのでおよそ1ヶ月先。それまではどうも「T3」がロングランするようだ。

 『トゥームレイダー2』imdb



2003年08月10日(日) 牛繁日記

 夕方頃に、何とか抜け出しもう直ぐ終わってしまう『チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル』を観に行く。作っている方も観る方も頭空っぽになる正にハリウッドの超大作なのだが、どうも今回は苦戦したようだ。
 もう1本行く予定が、呑みの連絡が入り急遽地元へ。で、行ったのが焼肉屋“牛繁”。残念ながら良い肉を食うと舌が肥え、美味しくない肉はみなマズイの一言で片付いてしまう。で、先々週だったか中野のモツ屋で食べた肉に比べて明らかに劣る肉ばかり。つまりお口に合わなかったので、付き合いじゃなきゃ率先していこうと思わない。

 『チャーリーズ・エンジェル・フルスロットル』imdb流石チャリエン!オープニングはリューシー・リューのケツからスタート。またもやケツと乳の三社祭状態。今回の敵は全身整形のデミ・ムーア。前半にはチョイ役で元ダンナも出演するサービスップリ。ニコールのところもコレ位やらないかなぁ・・・。



2003年08月04日(月) 邦題日記

月頭の月曜日だと言うのに外出である。夏風邪でクラクラしながら築地にある大手メーカーの商品説明会。某3人娘の商品以外は今一つ魅力を感じない。でも、委託の商品で、「マルクス・ブラザーズBOX」には曳かれた!でも、「我が輩はカモである」は入っているけど「マルクス2兆拳銃」が入っていない・・・。そのほかには、『ブルークラッシュ』とか『アンダー・カバー・ブラザーズ』とかまあ馬鹿売れはしないけど子気味いい作品群がある。でも全部委託の系列なのでなんとも・・・。
 その後、『閉ざされた森』の試写があってちょっとしたお食事がついた。疲れていたけど会社かえって終電まで仕事してからかえる。

 『閉ざされた森』imdb:この映画、現時点ではまだオフィシャルサイトが有りません。もしかするとタイトル変わるかも・・・。なぜかというと、試写の後いろんな人と話していて「結構面白いんだけどタイトルがチョッと・・・」という話が多く出たから。何でも、入念なリサーチで、現在マーケットの主導権を握る若い女性(F1?)が興味をもつ‘海外サスペンスホラー・サスペンス小説風’のタイトルにしたそうなのだが、観た人(大体男性)は横文字のタイトルがの方が良い、例えば原題の「ベーシック」とかが良いといっていた。
 話は、黒澤の「羅生門」、芥川の「藪の中」のように事件の当事者の証言が食い違う。果たしてどちらが嘘を言っているのか、両方とも嘘なのか?二転三転する証言から事件の周辺に浮かび上がる巨大な事実。どんでん返しの連続で最後まで誰を信じればいいのか分からない・・・!
 ・・・と、ミステリー・サスペンス・アクション。でも、話のオチは中盤で大体わかるし、そもそも発端の事件自体がちょっとデカくしすぎ。そして最大のヒントが配役で、「パルプフィクション」以来のトラボルタ&サミュエル!堅物鬼教官がモーガン・フリーマンデルロイ・リンドローレンス・フィッシュバーンでは無く“サミュエル・L・ジャクソン”だという点がオチ。
 映画自体は、起承転結がはっきりしていてオチが充分娯楽映画としても“楽”をくすぐる構成。ただ、クリスマス前と言う時期と、タイトルが敬遠されそうなマイナス点。試写や口コミで広がり、何とかカップルが劇場にくれば、その後の話に花が咲く事間違い無しの良質コミュニケーション促進映画。ビデオの方が回転率は高くなるとは思う。



2003年08月01日(金) 夏風日記

今日は会社に泊まったら、どうも夏風邪を引いたようだ。引き続き仕事をやるにも肝心の仕事道具が動かなくなるので、取りあえずひる頃から映画を観に出る。せっかく平日で映画の日に会社が休みなのに、仕事してる私はつくづく愚か者。
でも、悔しいから就業中にも関わらず、『めぐり逢う時間たち』を見に行くが、つかれているせいか夏風邪のせいか、たいして面白くない。だいいち、これでアカデミーの主演女優賞とはいかがなものか?別にニコールの演技が悪いのではなく、この作品において彼女は主演では無いのでは?あまつさえ、3人の出演者中もっともどうでも良いパートを演じてるような気が・・・。

 『めぐり逢う時間たち』imdb


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