気分刊日記

2003年07月31日(木) 藍色日記

 今週は火曜に休んだので一週間の持ち時間が短い。追い討ちをかけるように会社の事情により金曜が休みになった。大変だ!!今週の締め切りに間に合わない。でも、私の中では今日は会社に泊まって明日ちょっと仕事すれば何とかなるだろうと思っている。その余裕をもって夕方頃いったん会社を抜け出して銀座に『藍色夏恋』を観に行った。帰って来てからだらだらと仕事をこなすのだが、その実何にもやっていないのではないかと言う進み具合。でも時間だけは過ぎてゆくのだった。

 『藍色夏恋』imdbどうも最近青春映画に感動する事が多い。「8mile」「ブルークラッシュ」など単純に良い映画だと思う。そこには面倒くさい評論や周りくどい批評を抜きにしてストレートで前向きなお話が明快に描かれている。
 本作も青春映画である。ただ、前出の2作とは違い学園を舞台にしている点で日本人には特にシンパシーを覚える設定がいい。さらに、未来に向かってではなくその瞬間の青春の恋愛模様を中心に爽やかに描ききる。劇中に出てくる女の子達の仕草の一つ一つは日本の中高生の女子も同じ事をする。
 あえて言うと、ここに描かれている青春は’90年代前半の日本と寸分たがわないものばかりだ。今は、と言うと、私自身が青春の現場を離れてかなり経つのではっきりとしたことが分からない。(台湾が遅れているというわけではない)
 予告編を見た時点で少し危惧したのは、結局同性愛ネタでネガティブな方向に行ってしまわないか?という点だった。それも、一瞬オヤジ好きか?と思わせたりしてはぐらかしつつ、やっぱり同性が好きとなるのだが、その感覚が本当のレズとか性同一障害ではなく、青春期思春期の不安定な精神状態から来るモノっぽくてむしろ爽やかな印象を受けた。近年のアジア圏の映画は、中途半端な性意識でレズやゲイをギミックとして使う映画が多くそれがむしろ話を滑稽にしかねない。それを上手く外して青春の瞬きを描いた監督の判断は素晴らしかったと言えよう。
10代の少年少女達が見て「ケッ、ダセー」と言うか、心の中では「わかる!わかる!」と思っているのか、本音を聞いてみたい。それ以後の我々はノスタルジーを甘酸っぱく楽しむ映画。



2003年07月29日(火) 息抜日記

 特に大切な用事も無かったけど、久しぶりに平日休みを取った。今度は何時休めるかわからないので、確実な時にということで7月中に休んだ。
 とは言え、試写に行くためPM2時頃に六本木へと赴いた。休みの日まで使って観るのは『コンフェッション』。「ソラリス」辺りから始まったジョージ・クルニーとスティーブン・ソダーバーグが共同で設立した会社“セクション8”の作品であり、クルニーの初監督作品。先日の「ウェルカム・コリンウッド」でも主演したサム・ロックウェルがTVディレクターにしてCIA工作員(殺し屋)と言う面白そうな、でも???な作品。
 鑑賞後、株主件の消化もかねて“バージンシネマ六本木”『シティー・オブ・ゴッド』を鑑賞。初のシネコン(香港で入ったことがあるけど)、初のバージンシネマはディズニーランドのアトラクションのような建物と、やたら甘い香りのするなかなか心地のいい映画観。で、その甘い香りの主は、バケツほどもあるポップコーン!そんなに食うんかい!?なんて思っていたら映画が終わる頃には皆さん(ほぼカップル)空っぽにしていた!で、私はと言うと飲み物持込です・・・セコッ!

 『コンフェッション』imdb

 『シティー・オブ・ゴッド』imdb



2003年07月21日(月) 浴衣日記

昨日は地元の花火大会が有って街の喧騒はすごかった。街には浴衣のお姉ちゃんが溢れていった。それだけなら目にも麗しくて良いのだが、お姉ちゃんにくっついてお兄ちゃんもいっぱいいたんだけど、浴衣の相手にHIP-HOPな格好と言うのは、どうも女性よりガキで無粋ですな。
花火自体は、私が見ていた場所では、煙が花火を隠すと言う致命的な状況で風情も何も無かったんですが、実のところここ何年も花火を楽しむゆとりが無いのが実状です。
 そんなゆとりの無い私はこの連休土日は寝て暮らしておりました。で、月曜はいつもどうり起きて仕事に行くんですよ。まあ給料計算とか、請求書の整理なんだけどね。
 セコイ仕事を2・3時間ほどこなして先月末に会社の近所にできたコムサ・ストアーでシャツ買って銀座まで歩いた。この時期、この辺り(銀座とか築地とか日本橋とか、皇居周辺の中央区)には外人お上りさんが短パン、キャップ、デーバッグに地図を持ってウロウロ、どんなに道に迷っても日本人はあんまり親切にしてくれないので心するように!

 さて、のこのこと銀座まで歩いて見たのは『人生は、時々晴れ』次週で終わりと言う事でか、非常に混んでいた。でもそれほどの映画ではないような・・・。鑑賞後、いま一つやりきれない感想を持ちつつ新宿へ向かい『デッドコースター』を観た。せっかく久々に連荘したのにやっつけ仕事みたいな鑑賞しか出来ないから、だんだん映画見たくなくなるんだよ。

 あがた森魚が野村證券のCMに出てる・・・。
 2月17日がマクマナマンの誕生日で、今年で30歳って・・・同じ歳だったのか!

 『人生は、時々晴れ』imdbあえて“映画”としてプレゼンテイションされる作品ではないと思うけど、カンヌでは「戦場のピアニスト」とパルムドールを競ったと言うのだからカンヌって良い意味で不思議な映画祭。

 『デッドコースター』imdb原題からも分かるとおり「ファイナルディスティネイション」の“2”です。「アメリカン・パイ」もタイトルを変えて公開されたけどコレも、“1”の興行成績とは切り離して考えて欲しいと言うのが配給元の考えか?
 じゃ、そもそも何で続編ができたかと言うと「アメリカでは“1”がヒットしたから」。でも日本ではヒットしなかったんならビデオにしておけばいいじゃん。
 まあ、この映画どんな凝った死に方をするかが見所な訳で、まるで「裸の銃を持つ男」のオープニングでO・J・シンプソンが犯罪の現場に踏み込むシーンで、次から次に不幸が重なってホシを取り逃がすくだりがあって、誰にもやられたわけではないのだが重症になってしまうネタに近い。その死に方と言ったら“風が吹けば桶屋が儲かる”みたいな凄っいバカバカしい死に方。その点では及第点。だからってそこまでスカスカのストーリーでは映画としてだれるよってぐらい説得力の無いオチ。
何人かの友達とか、恋人同士でレンタルしてきてカウチで突っ込みながら観る映画。



2003年07月17日(木) 買物日記

 今日は映画・ソフト業界でもBIGな、ネズミがマスコットキャラクターを努める会社のコンベンションに行って来ました。その前に、どうしてもいきたいセールが千駄ヶ谷であったのでチョッとごまかして1時間早く会社を出た。でも目的地に着いたら既に残り時間が30分を切っていてあんまりよく選ばずに買う破目に。まあ、5分遅れ位で会場に着いたら偉いおっさんの話で本題には入ってなかったから大丈夫だったんだけどね。
 で、まあ予想通り“ジャングル大帝のパクリ”と“その者青き衣を身に纏い金色の野に降り立つ〜”DVD化!ってお話。あと、こないだ見たと思った『メラニーは行く!』が9月16日に発売と言うスピードリリースに驚く。と、子役の可愛く無さがホラーな『ボイス』も10月にこちらから発売。
 すべてが終わった後で、『ファインディング・ニモ』の試写がありました。冒頭で押井守監督の『イノセンス』の映像を見る機会があったのだが、コレは海外でも受けること必死!来年のカンヌに正式出品できればかなり期待できるでしょう。で、何でここで流れたかと言うと、この作品の制作は基本的にはProduction I.Gで制作されるそうなんですが、配給にジブリが一枚かむそうで、ジブリと提携しているねずみの会社も関係していると言う事です。

 『ファインディング・ニモ』imdb



2003年07月13日(日) 石鹸日記

 もう完全に映画から気分が離れているんで、早起きしてもなかなか劇場に行く気がしない。そんな気分をリフレッシュするため先月は舞台に足繁く通った。で、今月と言うより夏はライブに行こうと思ったのだが演劇よりもチケットが獲り辛いし面倒くさい。結局ヤフオク頼みで獲った『クラムボン日比谷野外音楽堂大ホール』。昨年はチケット買ったのに呆けて行かなかったので、今年は忘れずに!
 でも、天気予報は圧倒的に雨。一応と雨合羽と折畳み傘、タオルを持参で出発。案の定会場付近では的屋クンが使い捨ての雨合羽で暴利をむさぼっておった。さらに、会場内は傘厳禁だったのでなおさら。開演は5時だったけど少し遅れそうだったので新橋方面のコンビニで買い出ししてから入場。いや〜もしかして野音は“フィッシュマン”以来?って何年前だろう・・・なんて思いつつコンサートは始まるのだった。
 徐々に雨脚も強くなりつつも盛り上がったライブはあ8時半頃終了。そそくさと会場を後にして雨合羽を捨て帰路に就く。

クラムボン『夏だ!! ライブだ!! 野音だ!!』雨にもかかわらず最高だった!晴れてたらどんな気分だったんだろう?17時開演で20時半まで!

1 道
2 いたくない いたくない
3 ドギー&マギー
4 パンと蜜をめしあがれ
5 シカゴ
6 アホイ!(新曲)
7 ロッククライミング
8 雲ゆき
9 麗しのキスシーン
10 風邪をひいたひょうしに
11 月食
12 恋わずらい
13 adolescence
14 ハレルヤ
15 090
16 のんびり
17 雨
18 Reートレモロ
19 新曲タイトル未定
20 便箋歌
21 新曲タイトル未定
22 246
23 ミラーボール
24 君は僕のもの
25 はなれ ばなれ
26 サラウンド
27 Re-残暑
28 Our Songs
29 ドブロノッツ



2003年07月12日(土) 物欲日記

 先週で終わりと思っていた『ブロンドと柩の謎』が18日までやっていることが判明したので土曜の夜にブラッと渋谷。で、同じく今週が最後のチャンスとなりそうな『ミニミニ大作戦』(原題が「ITALIAN JOB」って大阪仕事みたいな意味?)も観ようかなぁと思ったけど、とにかく今月に入ってからただでさえ映画を見る気になれないのに、かけらも興味の無い作品(唯一興味の対象となるエドワード・ノートンも仕方なく出演したらしい)では問題外。じゃぁ、何で「ブロンドと柩の謎」は良いかと言うとキルステン・ダンストが出てるから。ブスだとか、デブだとか言われるけど、なんか見続けちゃうんですぅ・・・。で、他には特に何もしてないです。

  『ブロンドと柩の謎』imdbまずこの作品は一般にデブでかわいくないと言われた「スパイダーマン」よりも前に取られた作品であることを言っておきたい。キュートでコケティッシュな面が遺憾無く発揮されていると思う。微妙に大人っぽい役柄は新鮮だし、愛情にストレートに反応する役なので女性としてもなかなか魅力的だ。ただ、映画的には些か緩い面が見受けられる。ほっとけばビデオスルーだと思うが、画的に画面で観る華やかさが有るので観といて良かったかな。もしビデオで観たら辛くて観れなかったと思う。12chの昼レベルの映画だけどキルステン・ダンストを観直す映画



2003年07月10日(木) 詐欺日記

 昨夜は遅くまで飲んでいたので、仕事中ずっと朦朧としていた。最近仕事する気力が減退しているのでその気分も手伝ってか、夕方から仕事もそこそこで試写に行ってきた。ハリウッドシ的に注目の会社、S・ソダーバーグとG・クルーニーの会社“セッション8”の作品『ウェルカム・コリンウッド』無論この二人がプロデューサーも兼ねている。クルニーもちょいと出演している。日本の映画宣伝業界的にも注目と言うこと、さらに本日が最終試写と言うことで満席。でも前半少し寝た!昨夜の疲れも手伝ってたのと、なんか中途半端な展開が続いて集中力が切れた。それでも、試写後職場に戻って結局終電まで仕事した。

『ウェルカム・コリンウッド』imdbなんか、ミニシア単館系日本映画みたいな、何処となくエンタテイメント性に欠ける映画だったような気が・・・。



2003年07月06日(日) 喫茶日記

 昨日今日と、映画を見に行かなかった。20%位はぐうたらしていた為時間が追いつかなくなってしまったのだが、後の80%くらいは気分が乗らなかったと言う事だ。昨日は部屋の片付け(たいして片付かなかった)して、その後で友人の買い物に付き合いホームセンターまわり。

 夕食は友人に教える手間も兼ねて、布田のイタリア料理屋『ノンチェマーレ』で浅葱とシラスのピザ、ふぐのフライ、サラダ、ジェラート、何とかイカのパスタ(トマトソース)など旬の素材とお得意のピザに舌鼓を打つ。友人が言うのを聞いて思ったのは、“美味しいイタリアンはサラダのオイルで分かる”ってことかな。との後、別の友人宅で家族麻雀に参加、お母様にボロ負けする!

 で、今日は早い時間から映画に行こうとするが結局行かなかった。もう11日までの『ブロンドと棺の謎』『ニューヨーク最後の日々』を結局観に行かない事になりそうだ・・・。その代わりと言ってはなんだが、友人からずっと借りてほっておいたノートPCをきちんと使えるようにしてもらった。PHSからインターネットも出来るようになった(激遅)し、フロッピーもつながった。

 ついでに、彼の家でタワーレコードのページを見たらWポイント・キャンペーンが今日までと言う事を知り急遽渋谷へ。例にもれず11000円もCD買っちゃいました!先ず、8月のライブチケットはもう発売されてしまったが、出来れば2階席のチケットをGETしたいwyolicaのアコースティック・アルバム。年末のライブも楽しみなAcoの新譜と、そのそばに置いてあったpianoと、FLECKFUMIE。それと、視聴機で間違って聞いてたら結構良かったのでOliviamore info)の「MERRY &HELL GO ROUND」をノイジーで衝動買い!
 その後、ちょっと下北で降りてカルディーでパルメジャーノを1ピース買って、帰ろうと思ったけど思い立って“cafe ordinaire”で夕食をとることに。以前は野郎二人でケーキを食べたが、今度は野郎一人でオムライスとケーキ(キッシュ)、それとアールグレイで夕食は占めて2080円。(多分)ジャズ喫茶なのにコーヒーにしなかったのは、私が余りコーヒーを好きではないのと、今朝入れたコーヒーが美味しかったので今日のコーヒーはそれで充分だったから。でも、ここのコーヒーはブレンドでもたいそう美味しいのでオススメ。
 カウンターには色んな本が並んでいるのだが、流石ジャズ喫茶らしく“植草勘一”の本が何冊か並んでいた。他にも幾つか興味深い本があったので、そのうち1日滞在をもくろんでいる。因みに今日は途中からピアノ・トリオのCDが続いてちょっとラッキー!ジャズの中でも、ピアノ&ベース&ドラムの組み合わせが一番好きなんだよね。

 ついでに地元でお薦めの中華屋さんのMAPを発見したのでリンクを“台北飯店”。


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