気分刊日記

2002年12月31日(火) 晦日日記

 今日もドタバタ。朝から板橋の友人宅に蕎麦を届に行くため環七を北上して途中商店街に入り込むも約50分程で到着。無事蕎麦を渡して帰りはなんと30分程度で調布まで戻ってきました。久々の23区内のドライブなので緊張しましたが、さすが大晦日の東京はすいてるねぇ!のまま、もう一件分の蕎麦を購入して帰宅。
 息をつく暇も無く、昼過ぎから『ギャング・オブ・ニューヨーク』を観に渋谷に。12時10分上映開始のところを11時50分に家を出ても間に合ったのは予告に25分も割いたため本編開始が12時30分だったのだ!相変わらず東急系の劇場の予告編は長いねぇ、少なくても15分の余裕はあると思っていたがこれほどとは・・・。
 ま、十分映画も堪能して帰宅。今度は世田谷の友人宅にお蕎麦を届けて少し下北沢で買い物して帰宅。でも実は今年中にこなさなきゃいけない仕事を持ち帰っていたので、紅白&猪木祭りを横目に至急取り掛かりました。

 やっぱり紅白って突っ込みどころが多すぎて見始めると目を離せない!
では、ちょっとだけ突っ込ませていただく。
 実は紅白に松浦亜矢のバックダンサーとして登場したメロン記念日とか、審査員の仲間由紀恵がたぶん体調激悪なんだと思う程声が出ない・肌が荒れている・イヤァ〜な汗かいてる!中居君の音痴は今に始まったことではないけどいい加減対処してくれ!松浦亜矢・藤本美紀・モー娘。の幼少クラスが居なくなるので20時を過ぎると赤組が少し寂しくなる。中島みゆきの黒部ダム中継とボブ・サップの試合がちょうどかぶるタイムテーブルには参った。北島三郎の「帰ろかな」って、歌詞:永六輔&曲:中村八大だったのか、道理で演歌っぽくない!なんてよしなし事を書いていると年を越すのであった・・・。

 『ギャング・オブ・ニューヨーク』・imdb



2002年12月30日(月) 蕎麦日記

 私の地元は一応都内では蕎麦所として有名だ。蕎麦と言うのはそれほど肥沃ではない痩せた土地でも育つ穀物なので栽培が盛んに行われたらしい。まあ、この近隣は涌き水も豊富であったのでそれも後押しした要因の一つだろう。その結果、やはり都内でも数少ない重要文化財を所有する寺、深大寺の周辺には蕎麦屋街が広がり、近所の神代寺植物公園と合わせてささやかな観光地帯となっている。
 そんな訳で、私も友人の伝により過去数年間で何度か深大寺の蕎麦屋の駐車場バイトをしていた。流石に、年末の30・31日には多くの人々が年越し蕎を買い求めに訪れ、夜には除夜の鐘をつく長い行列ができる。正月明けにはやはり多くの人々が初詣で に訪れる(普通神社だろ?)。多くの人の中には芸能人もいて、山城新伍や水谷八重子、離婚前の近藤さと&坂東八十助、佐野史郎夫妻、など結構地味な方々のお車を案内した事も有る。
 で、先日友人とプチ忘年会をしていた時に、うちの地元の蕎麦を年越しにどうですかという話が出て届ける事になった。永六助を崇拝する私としては、土産はその地の特産物を心情に考えているので(栗の入ってない栗煎餅や雛の入ってないヒヨコ饅頭でも可)、できれば乾麺より生蕎麦をと思い、以前お世話になった店聞いてみると、クール便で前日の配送か当日のお届けが最良だとか。でも、二人前を宅配便で送ると送料の方が高いかもなんて言われてしまいチョット考えてしまう・・・。

 そんな午前中の思案で知恵熱が出たのか、風がぶり返したのか、予定していた外出を遅らせ少し昼寝をしてから、やっと今年最後の散髪に向う。さっぱりした後は「ギャング・オブ・ニュ−ヨ−ク」を観ようと思っていたけど急遽変更して銀座で『グレースと公爵』を観る。古典や巨匠、名作に疎い私としては初エリック・ロメールです。でも、シネ・シャンテ3の無知で無愛想なも切りのネェちゃんに些か不快感を覚えました。観終わってから、やっぱり体調が優れないので急いで帰宅して夕食をとってふとんに入りました。それでも、明日もバタバタします。

 『グレースと公爵』imdb



2002年12月29日(日) 師走日記

 なんか休んでない。年末の慌ただしさに輪をかけてバタバタしている。このバタバタを来年に引きずらないためもっとバタバタしている(「パタパタママ」も真っ青!)。今日は大掃除とは程遠いささやかな掃除をこなして、年末の映画行脚、『マイノリティー・リポート』『夜を賭けて』『Sweet Sixteen』の3本を新宿武蔵野館内で梯子して観てきた。
 ペース配分としては洋・邦(韓)・洋で目の疲れにも程々配慮した構成、作品自体も大旨良い作品ばかりなので問題はないのだが、如何せん本人が風邪気味に入っており、ちょっときつい感じもあった。
 映画が終わると飲みのお誘いが有ったので10時頃から地元で飲み始め、鍋を突きながらビールを2人で10杯程あけて店を出たのは午前2時。この時期の夜中は非常ーに寒いです!!寒くて寒くて雪山で遭難している人の気持ちがほんのチョットわかった感じがしました。

 『マイノリティー・リポート』imdb

 『夜を賭けて』

 『Sweet Sixteen』imdb



2002年12月28日(土) 哲学日記

 本日が仕事納めでした。朝10時から出勤して、来客があって、年賀状の準備して、月末の締めをやっていたら20時退社です。帰りに恵比寿で『ウェイキング・ライフ』見て、地元に帰って来てレバー炒飯とターミー麺を食べて帰宅しました。「モー娘。ドラマ」も見れなかったし「赤ひげ」も見れません。

 『ウェイキング・ライフ』imdb哲学する気バリバリ。頭を使って実存主義的な考えをした事がない人は拒絶反応必死、または曝睡覚悟の曲者作品。



2002年12月23日(月) 訂正日記

 先ずは訂正です!私、12月14日の日記で『ユーミントリビュート』が東芝EMIのアーティストOnlyで構成されてると申しましたが。真っ赤な嘘・デタラメでございました!たいして信頼している人伝に聞いたもので、そのまま鵜呑みにしてしまいました。申し訳有りません!ちょっと調べれば解る事でした!

 金曜は仕事絡みで朝5時迄西麻布近辺で飲んでおりました。土曜も年に数回会う知人と飲んでおりました。二日続けて飲むなんて個人的には異例です。でも、世のサラリーマンは当たりまえのように平日でも飲みの連続なんだ、ちょっと続いただけでお腹が出てないか気になってしまいました。流石に日曜はダウンです。で、今日は朝から出社しておりました。

 久しぶりにTV見ていて一言・・・
 年末年始の12hcの『忠臣蔵』、主演が吉右衛門ってかなりベストキャスト!その他の吉良が橋爪さんとか言うのもイイ!でも、提供に付いているベルーナってなに?アルゼみたいにパチンコ屋?

 エールフランスのCMが美しい!空、特に雲をモチーフに生活に自然に組み込まれている感じが素晴らしい!

 



2002年12月15日(日) 料理日記

 今日はナイロン100℃『東京のSF』を見に行きました。トイレで長塚圭史さんと温水さんを見ました。
 その後、『マーサの幸せレシピ』を見ました。2日連続で料理映画を見たので、帰宅後予告通りパスタを作りました。使用パスタはディチェコではなくバリラ(イタリア)!値段は高いが、実はこちらの方がプリプリ感も抜群で美味しいのだ。さて、味付けは・・・ポーク入りトマトソース、茸とベーコンの和風ソース、シャケのクリームソース、アボガドと海老と林檎のサラダ(白ワインビネガードレッシング)。かなり美味しく出来たのだが、チョットずつミソも付いた。

 『マーサの幸せレシピ』imdb



2002年12月14日(土) 饂飩日記

 週末なのにテンパって、テンパって会社に泊まっちゃいました。で結局、タイムカード的に24時間出勤なんて信じられないことしてみたりして。もう自棄でそのまま土曜日は出かけっぱなし!昼過ぎ迄田町(又は三田)に有るオンワードのバーゲン会場をうろついて、なんも買わずに出て来て、渋谷に行って30分程行列の後、やっと‘花まるうどん’でうどん食いました(評価は後で)。
 で、タワレコで『松任谷由実のトリビュート』買ったんだけど、これスゲー良いよ!とい言うか、自社のアーティストOnlyでこれだけのラインナップ&クオリーティーの商品が作れてしまう東芝EMIって恐るべし!!(フェイ・ウォンってのにも驚き!)だって、この他にも宇多田ヒカルとか、矢井田瞳、今井美樹、布袋寅泰なんか居る訳で色んなアーティストが満遍なく人気が有る。近年のトリビュートではベスト!次は‘岡村靖幸’、その次に‘スピッツ’、ワーストは‘ハッピーエンド’です。
 さて、そんなものを聞きつつかなり弱りながらも劇場に行ったのは『シャーロット・グレイブ』。これ良い映画だと思う・・・って言うのもまた5/4位曝睡しちゃったのね、トホホホホッ。時間が有ったらもう一回見に行きます。やっぱりケイト・ブランシェット凄い女優だね。何処かに書いてあったけど全盛期のメリル・ストリープの様だと・・・。いや、でも、それよりも演技力の幅は広い途思うよ!だって、本作では何処となくグレース・ケリーを彷彿とさせる毅然とした気品が見えるし、なんて言ったて「エリザベス」だからねぇ。これでオージーだって言うんだから、ニコール・キットマンにしてもナオミ・ワッツにしても最近のオージー・アクトレスの盛り上がりはすごいねぇ!でも映画は寝てました、ゴメンなさい!!!
 おかげで、体力も回復して次に挑んだのは『ディナー・ラッシュ』。これも最近唸る事の多い抜群な演出と脚本の映画だ。レストラン映画とばかり取り上げられているが、多くの人々が集まるNYのレストランを舞台に、様々な人々が個性豊かに絡み合う、そう、パスタのソースのように絶妙の絡み具合。見終わった後お腹は空かなかったけど久しぶりに料理がしたくなったので食材を買って帰りました。ただ、流石に30数時間動いていたので速攻寝ました。

 『シャーロット・グレイブ』imdb

 『ディナー・ラッシュ』imdb

 【うどん屋評】不味くは有りませんが、店のシステム的にダメダメ!以前深夜のドキュメントで開店の模様を追っていたが、その後さしたる改善が見えない!席が開いてるのにカウンターがトロイから客が回って無い。セルフ返却の場所が悪いから客導線が詰まる!付け合わせのかき揚げが効率良く供給されていないので食えない!ある揚げ物もセルフのため剥き出しで酸化して冷めている!客が詰まっているので替え玉しようとしても気が退けてしまう!で、メニューは「ぶっかけ」を頼んだのだが、失敗!一緒に頼んだかき揚げを汁に付けて食おうと思ったら、汁無しでやンの!例えて言うならうどん版‘カルボナーラ’。できればねぎを多めにして食べたいのだが、チョットしか入れてくれない。ねぎもセルフにしてくれ〜!どうも、通は‘かけ’を頼んでトッピングをつけるみたい。また空いてる時に行こうと思います。



2002年12月08日(日) 極寒日記

 早朝の4時に呼び出され朝の9時迄飲んでたので、起きたのは夕方16時半。それから湯に浸かって新宿で『恋に唄えば』、ちょっと一息して『理髪店主の哀しみ』。どちらも結構広い劇場の割に10人くらいしか客のいない激すき状態。おかげで空調の効率が悪く寒くてしょうがなかった。
 23時半位に夕食に吉野屋で牛丼を喰っていたら、0時になるなり店員が「本日より吉野屋牛丼の日を始めます!」と叫んだのだ。そう、毎月9・10日は“牛丼の日”だったのだ。さすが、24時間店。レンタル・ビデオショップのように深夜0時を過ぎても当日返却が前日の日付けで行われなければいけない様な面倒臭さが無いのである。
 店を出ると、外は白いものがちらほらと舞っていた。初雪なのだろうか・・・まさかこの雪が翌朝に大混乱をもたらすとは。

 『恋に唄えば』

 『理髪店主の哀しみ』



2002年12月07日(土) 宵越日記

 お仕事関係でコンバット・デジQもらっちゃいました。結構性能良いのですが、真直ぐ走らないんですよ。ちょっとづつ右曲がり・・・。
 さて、昨夜は会社に泊まってしまったのでオールナイトでした。なもんで、夕方頃迄寝てた・・・。スゲー不健全なのはさておき、また夕方から映画に出かけたのだ。なかなか消化が追い付かないのでチケットの有る映画が終わりに近付いてしまい消化が進行中。で、『TRICK 劇場版』を見た後に「理髪店主の哀しみ」を観ようと思ったら、今日は「オールナイト・レイトショー」だそうで‘ブロンソンズ’復活だとか、伝説のケラ映画「スーパーカミング」上映だとか、バチカブリ話だとか、魅力満点だったのだが・・・二日連続でオールナイトはこの歳ではちょっときついので、大人しく帰りました。

『TRICK 劇場版』随所で言われている「2時間特番以上でも以下でも無い」と言うのは確かにその通りなのだが、本作自体が常にロケによって撮影されるのでスペクタクルなイメージはなかなか出ない。お話も小じんまり納まってしまうかと思いきや、意外や意外、脚本自体は角川映画全盛期のサスペンス風味を受け継ぐかなり正統派のミステリーサスペンスの定石を踏まえている。得に、後半の真犯人対決のシーンの話の重さは、‘村社会’‘呪術信仰’‘近親婚’を中心に十分推理もの定石使われてきたネタが満載されている。
 登場する役者も、竹中直人・ベンガル・石橋連司・伊武雅人・螢雪次郎・みのすけ・相島一之・三宅弘城・ふせえりなど名バイプレーヤーがワンサと出演。皆うさん臭い役なので自由に伸び伸びと演技しておりました。またオープニングは森山周一郎の渋〜い声でスタートする所など、映画版になって一番金がかかっているのは役者では?と思う程です。その他、お馴染みの書道教室のシーンでは「パート3希望」と言った小ネタも健在。ビールのラベルや、様々なネーミングなどくすぐり所は満載。オチも「ケイゾク」の時程重苦しく無くまあタダだから十分楽しめました。強いて言うと野際陽子をオールマイティーに扱うのは出しゃばり過ぎです。ただ、この力抜いた作品は某南果歩の元旦那が降番した作品の穴埋めで公開時期が急遽繰り上げになったはずで、強豪のいる冬休みや休みボケの多い春先に公開するよりは、ライバルもいなくそれほど忙しくも無いこの時期の公開は吉と出たのでは無いだろうか?やっぱり2時間特番の域を出ない、プログラムピクチャー



2002年12月03日(火) 的士日記

 いやはや、終電に乗り遅れて桜上水止まり。遂にタクてしまいました・・・って、高いよ!一回で定期の3/1だよ〜。うっうっう、大人の乗り物なのねぇ。まぁ、今週も残業が続くかな、お泊まりセットの導入を検討中。

●11月30日に『ロード・トゥ・パーディション』の感想を書きました。
●12月1日の『ゴスフォード・パーク』は製作中です。



2002年12月01日(日) 良質日記

 映画を見る時間がない。日々の残業でレイトショーは勿論、休みになると平日の疲れで半日以上寝てしまうため夕方駆け込みで2本観るのがやっと。なおかつ生活している以上映画観てるだけじゃ生きてゆけないので、その分にも時間を割くと益々映画観る暇が無い。
 しかし、最近その合間を縫って見に行く作品がかなり当ってる(当方比)と思う。別に厳選しているつもりも無いし、自分の観たいと思う作品をできる限り観に行くようにしている。敢て言うと、仕事柄観ておくべき作品、頂いたチケットの消化、などが余り無かったとも言える。
 これは、自分がとても充実していてコンディションが良いからなのだろうか?それとも純粋に作品が良いからなのだろうか?年末迄こんな調子でいけると良いなぁ。そう望むには、体調管理もしっかりしなくては。
 つくづくそう感じせてくれたのは、昨日の2本は勿論今日の「映画の日」に、1年振り位に恵比寿ガーデンシネマでみた『ゴスフォード・パーク』。ロバート・アルトマンの作品をあまり観た事は無いし、「クッキー・フォーチュン」以来老いが進んでいるなどと言われているのだがどうなんだろう。知人は今年一番の洋画と絶賛していた。自分の隣ではホームページを作ってたけど、余り噂は聞かなかったのだが・・・。

 そんな恵比寿では例年の様にクリスマス・ディスプレーが始まっており、多くのカップルが訪れていた。中でも印象的だったのは数年前迄は使い捨てカメラで撮られていた写真が、携帯で撮られていると言う事。道行く人が立ち止まり携帯の液晶を覗いている。君たち、目の前のリアルよりも携帯に記録する事ばかりに意識が行ってないか?なんて考えた時、人の記憶はそのうち外部記録媒体に記憶されるのでは?それって『THE ビッグオー』ッてことですか?

 因に今日がタワレコWスタンプ最終日、また5枚CDを買ったらスタンプ6000円分貯まってた!

 『ゴスフォード・パーク』imdb「セレンディピティー」や「バースデー・ガール」などは“脚本が良い作品”という印象が有ったが、「ロード・トゥ−・パ−ディション」や本作は“演出の素晴らしい作品”(もちろん脚本も素晴らしい)という印象を受けた。素晴らしい役者を贅沢に使い、大旨軽快なテンポで群像劇を描き切る手腕はさすがアルトマン。多くの人物、多くのサイドストリーを含んだ群像劇が素晴らしいドラマとしての締めくくりヲ迎えるに至ってちょっと涙ぐんでしまった。この感動は三谷幸喜のHR第1話を観た時の様な、ささやかな物語を語る上手さへの畏怖と同じものを感じた。前者は約2時間半の中で非常に多くの人物を配しながら中心となる人物に絞り込む過程も去ることながら、それ以外の人物達への配慮も素晴らしい。後者は僅か30分の中で話を集約する上手さに感嘆した。
 また、今回は英国貴族社会が舞台になっているので出演者は主にイギリス人俳優であり、彼等の多くが舞台をベースにしているのでアンサンブルがとても上手いしアドリブも効く。ヘレン・ミレン(「鬼教師ミセス・ティングル」「第一容疑者」)なんて渋過ぎ!まあ、イギリス人とは言えクイーンスイングリッシュバリバリのロンドン子や、スコットランド、ウェールズや(正確には違うのだが)アイルランド人などちょっとづつ違いがあり、更にはアメリカ人や怪しいスコットランド訛の召し使いなど、言葉を目印に階級や習慣などちょっとづつ異なるキャラクターが描かれているはずなのだが・・・英語は全部同じに聞こえてしまうので勿体無い!同じように、アメリカ資本の「ハリー・ポッター」同様、イギリスパワーの土台の強さを実感させてくれる作品でも有る。物語はいくら褒めてもその流れが美しいためそれを見てもらわない事には始まらないので、強いて不満をあげると、今回はアルトマン作品の常連ジェニファー・ジェーソン・リーが出ていなかったと言う事(まあ、彼女はベタベタなアメリカ女だから仕方が無い)。後半のに出てくる刑事のキャラが今一つ面白みに欠けていた事ぐらいかな。洋画を見続けると言葉の壁にぶつかる、時にそれはコメディーであり、卓越した会話劇である。


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