気分刊日記

2002年10月28日(月) 重症日記

 しょっと、Workaholicが重症気味ですよ最近。得体の知れない強弱観念にさいなまれているような気がします。ほぼ終電で帰って来てから自分の時間が始まるんですが、それって真夜中!おかげでチョー寝不足。

 友人のページを見ていたらSaku2の話が出ていたので思い出して一言。
確か最初の司会はPuffy。'97年、『りんごの天然水』などのCMで出てきた頃だったと思う。人気が出てきてはいたのだが、一応当時まだ、彼女達の出世番組となる『パパパパフィー』は始まっておらず、“Puffy地上波唯一の冠番組”の触れ込みでスタート(それも生で)したのがこのsaku2。その後ほぼ収録に成り下がり、1年後に卒業、多分途中から引き継いだのはFLIP FLAPで、その途中からユースケ・サンタマリアも参加。この縁でユースケのCD『お世話になります』にもフリフラがコーラスとして参加しているはず。その次が'98年頃で司会がASAYAN出身R.KプロデュースSay a Little prayerに交代。タレントのスケールが変わったためか、地元密着U局TVKらしい、神奈川横断ロケ&スタジオと言う構成であった。(メンバーの片桐華子は後にvermilion pleasure nightで復活)しかし、グループ自体の存続が危うかったせいか、翌'99年元SHAZNAのIZAMが司会に着く。その後、'00年になってやはりASAYAN出身の佐々木ゆうこが司会に着く(個人的には「恋はセシボン」より「ピュア・ソウル」が好き)。そう言えばIZAMと佐々木ゆうこの時も、今のジゴローの様なキャラクタor話し相手がいたような気がするのだが失念。そして、'01年より現在のあかぎあいになったのだが、どの司会の時も結構見ていた記憶がある。別に根っからの早起きさんなわけではなく、時に「夜更かしして朝寝る時に見てしまう」とか、「無職で家でゴロゴロしている時に夕方の再放送を見てしまう」と言う結果なのだが・・・。
 それはさておき、こう見てもわかるとおり今年で2年目のMCに突入した“あかぎあい”が如何に異例か、また微妙に売れていないか・・・。そんな彼女の所属する事務所がまた微妙だ。ココの出世頭はエンクミらしい。でも、一番儲けていそうなのは梅沢由香里!なんと言っても、『ヒカルの碁』の監修(アドバイザー)ですから。



2002年10月27日(日) 禍福日記

 今日から母が1週間のイタリア旅行に出発しました。事前に泊まるホテルをインターネットで調べたら酷いロケーションばかりだったので、ちょっと凹んでました。それに30人程のグループ行動でフィンランド航空で、8日間の強行日程で・・・まあ、本人は初めてのイタリアだからしょうがないと、下見気分で行くそうです。
 
 さて今日は月末の週末だったので株券を消化しに4本映画を見る予定だったのですが、10時からトヨタカップのチケット電話とナイロン100℃『東京のS.F.』のチケットがどうにも取れずに不貞寝したら2時くらいになってしまい、結局3時頃出かけて銀座で『王様の漢方』『テキサス・レンジャー』の2本だけ見てきました。でも、昼頃新聞配達のお姉ちゃんが来たので料金払うついでに「美術館の券ないっすか?」と聞いたら、バックから招待券の束を出して「どれでもどうぞ」って言うのでぱらぱら見ていたら劇場版『TORICK』の券を発見!2枚ゲットしちゃいました。ついでに『ロバート・メイプルソープ展』のチケットももらったけど明後日までじゃん!!
 
 帰宅後アボガドで料理を1品作って全部一人で食うと言う高カロリーな事をしております。私はとてもアボガド好き!美味しいアボガド料理を食わせる店or美味しい調理法があたらメールくれろ!アボガドを知らぬ輩はこちら

『王様の漢方』ある意味癒し系ということで「阿弥陀堂だより」とセットでご覧下さい。あちらは「となりのトトロ」のケンタのおばあちゃんでも御馴染み、北林谷栄さん。こちらは「大地の子」でも御馴染みの老父、チュウ・シュイ(朱旭)が要。


『テキサス・レンジャー』imdbビデオ・スルーでもおかしくないような作品がかかるのがクリスマス前のこの時期と夏休み前。まあ、正面切ってレイチェル・リー・クックが拝めて、いっぱしの銃撃戦が見れるのは久しぶりなんで一興かと。



2002年10月26日(土) 結婚日記

 今日は高校の後輩の結婚式にわざわざ大宮まで言ってきた。まあ、数が少ないうえ、あんまり真っ当な友人がいない私は、そうそう結婚式などに呼ばれることも無いので背広を新調して厳粛な気持ちで出席してきました。
 それがまあ、たぶん一般に結婚披露宴て言われるのはこういうものなんだろうなぁ、と、教えてくれるほど結婚披露宴らしい宴でありました。招待してくれた(新婦側なんだけど)奴が、家庭的にも結構辛い時期に出会ってその後も色々ゴタゴタの末に掴んだ幸せだったので喜びもひとしおでした。

 ただ、相変わらず怠け者の私はギリギリに式場に着いたせいで一つポカをしでかしてしまいました。これは恥ずかしくていえません・・・!



2002年10月20日(日) 背広日記

 今週末の後輩の結婚式に行くために新調したスーツを受け取りに行くついでに、新宿で映画を4本観て来ました。あら、どっちがついでなのしら。またも、がんばってタイム・スケジュールを組んで駆け回りました。

 1本目は、テアトル新宿で『ごめん』。これがかなり良い作品でした!この監督さんは前作『非・バランス』でもは思春期の少女(の世界)を描いてとても上手だったのですが、本作では思春期前夜の少年(の世界)を自分達が子供だた頃の視線を確実にトレースして、そこにきちんとエンターテインメントを盛り込み極上の青春ドラマに仕上げて来ました。因に、冨樫監督は昨年無くなった相米監督の下に付いていた事も有り、ラストに“相米慎二監督に捧ぐ”と出てました。でも、4本見る予定の、スタートで良い映画を観てしまうと後の映画を見る気がしなくなるのでちょっと困りました。
 次は『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』内容はどうでもいいんだけど、こちらも昨年無くなったアメリカのソウルディ−バ“アーリアに捧ぐ”と言うのがエンディングに出て来ました。
 時間が開いたのでこの間にスーツを取りに行き、昼飯を済ませてから『阿弥陀仏堂だより』
 最後が、ロバート・デニーロ主演『容疑者』。これもなんも言う事無い3週位で終わる映画。

『ごめん』 年齢的な流れで見ると、『ごめん』『非・バランス』『ドニー・ダーコ』は、少年から青年への思春期・青春を赤裸裸に描いたベスト・青春映画

『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』imdbヴァンパイアにとって吸血がSEXなのでその絡みが重要なのに、主人公のスチュアート・タウンゼント意外セクシーなキャラクターが居ないのが欠点。

『阿弥陀仏堂だより』いやこの作品、宣伝通りまんまと年輩の夫婦やら熟年が観に来ていて、それも、日頃映画館に脚を運ばない様な方々らしく上映中も響き渡る声で夫婦の会話があったり、バリバリガサガサせんべい喰ったり、しょっちゅう席を立ってトイレに行ったりと忙しない事になっていました。まあ、そんな人達が劇場に足を運ぶ程世の中癒されたいと思っているのだろうか?そんな人たちが、せっかく劇場に来てくれたンだしそう言う人にゆとりを与えるための映画なので大らかな気持ちで見逃しました。
 まとめは、昨日の『業音』が生きる事のダークサイドなら、この作品は‘死を肯定して生きる’生きる事のジェダイ。北林谷榮さんを見るためだけにでも行くべき!

『容疑者』imdbラスト10分はデニーロ・ワン・マン・ショー



2002年10月19日(土) 青山日記

 青山といえば、昔、中央線沿線のイェルサレムと言われる程、新興宗教の総本山が有る街の予備校に通っていた事があって、そこで聞いた話。

 その予備校は実は某宗教団体が経営していて、出版印刷物など全て同じ市内に有る関連企業で生産されていて、更には教室が有る周辺の住人は殆ど信者だという。その中に宗教団体が運営する喫茶店と言うのがあって、そこがまた‘占い喫茶’らしいのだ、それもえらく高い金とる。まあ塾に通う受験生達にもその事を知るものが多く恐い物見たさで店に入ってみる輩がいたそうな。そこで店に掛るメニューに“青山カレー”と言うのがあったらしくて、受験生達は受験生なもンだから、てっきり青山大学を喰う位の験担ぎなのかと思ったそうだ。しかし、実はその団体の教祖の名前が‘セイザン’と言うらしくその名を冠した、ま、或意味とても霊験あらたかなカレーだったそうな・・・・、という話。
 あと、某松本さんの団体にも昔、荒川良々を小さくした様な、青山と言う名の弁護士がいたな。

 で、本題の青山は、青山に有る草月ホールで“全日本総合悲劇協会”『業音』を見てきました。その草月ホールだが、最寄り駅が青山1丁目だったので、てっきり青山スパイラルホールのちょっと先の方位の印象でいたんで渋谷から歩いて行くつもりだったんですが...。ちょっと太めの友人と余裕もって渋谷に着いたつもりが、交番で聞いても首を捻られてしまい。どうもやばそうだと、取り敢えず青山通りのずっと先と言う事だけを頼りに急遽タクシーに乗り込み草月ホールと告げると・・・殆ど赤坂見附でやンの!!銀座線で約3駅分の距離は30分弱で歩くには俺でもきついぞ。走っても厳しい、まして彼と一緒では劇見る前に疲れ果ててしまう。そんな理由を聞いた、タクシーの運ちゃんが急いでくれて10分ぐらいで到着、それも会場前に横付けで十分間に合いました(多謝)。

 さて、そのタクシーに乗っている時、乗っている時間が短かった割には運ちゃんとの話が弾みました。
 その内容が−−−ちょうど窓から道々に架けられた昇りが目に付いた‘青山まつり’(今週末青山一帯で行われている)に端を発し、お祭りは本来季節や宗教・慣習など人々の生活に深く関わっていた儀式的な催しのはずで、最近の‘なんとか祭り’(青山祭り、中央区祭り、麻布十番祭りなど)はちょっとどうかと思うねぇ・・・なんて話になって、(運ちゃん曰く)「私、学生の頃の専攻が‘文化人類学’なんでそう言うの詳しいんですよ。」とか、「東京の人の方が案外、田舎から出て来た人よりも東京の事知りませんよねぇ」なんて話しをしたんですが、大学に行ってないでプ−をやっている自分は、実は受験生の頃文化人類学に興味があったので“いくら文系とは言え、私のやりたかった学問を履修して大学出ていてもタクシーの運転手になってたりするンだよなぁ”と、この御時世が空寒くなってしまう様な事を思いました。(しかし、この考えはタクシー運転手に失礼だとは思うんですが、映画とかTVでタクシー運転手ってリストラされた人が就くとか、そんな印象が出来てしまっているので・・・実際には10年位無事故無違反でいなきゃ就けなかったり、結構シビアなのは知ってますが。)

 まあ帰りは歩いたんだけど、やっぱり小1時間掛りました。チョと雨にも降られたし、疲れたよやっぱり。

“日本総合悲劇協会”『業音』先ずは劇場だが、今回19日と20日の2種類を確保していたのだが20日は前から3列目だけど一番端だったので、前から10列目のど真ん中の席だった19日に行く事に。これが正解で10列目でも段差があってかなり見やすかったです。感じグローブ座っぽい作りかな。
 松尾スズキ作・演出の芝居は『キレイ』『エロスの果て』『悪霊』『マシーン日記』に続いて5回目になる。一番好きなのは『キレイ』で、『エロスの果て』の印象が一番薄い。

 あらすじは・・・夜道を帰る途中、歩道に突っ込んで来た車に妻を跳ねられた自殺願望の有る男・松尾。跳ねたのは老身の母を介護しながら演歌歌手としてデビューを目指す年増の歌手・荻野目慶子、同乗者の皆川。デビュー目前と言う事も有り、なんとか事故を揉み消そうとする二人だったがその見返りとして、植物人間となった妻の代わりに松尾と結婚するはめになった慶子。勢い妊娠してしまい歌手でビューがピンチに!それでは困る慶子、なぜなら彼女には運命共同体の宇都宮出身兄妹がいて・・・と、前半彼等のキャラに終止していていまいち進むのが遅い。

 今回は、まるで女性器を連想させる舞台美術や衣装、なぜか常時黒子の様に佇むダンサーなど凄く抽象的なデザインなのだが、各々のキャラクターが持つ悩みや行動、吐き出される台詞は凄く現代日常的なリアルさに満ちている。そのリアルの罪重ね(積重ね)が真綿で首を閉められるようにドンドンのしかかてきて二進も三進も行かなくなってくるンだけどそれでも生きて行かなきゃいけない。死んじゃえば楽なンだけどそれすらも許されない。生き続けてゆく事を強いられること、業を背負い行き続ける(GO ON)。

 全体としてチョット台詞が多いかな、人によってはやたら説教臭いと感じる向きも有るんじゃないだろうか?特に、後半病院に忍び込んでの志摩の語りなどはちょっとそのまま過ぎ。ただその台詞の内容は日常思っても言わない事を矢継ぎ早に言ったり、松尾スズキ独特の台詞回しだったりするので逆にそれが良い人もいるかも。あと、せっかく濃いキャラ立ちをさせているのにラストへ向ってそれぞれが排除されて行く過程がちょっと弱い。もっと書き込んで欲しい。生きんの嫌んなちゃうとは思っていても、こう露骨に言われると言い返す言葉もない。普通の芝居はその後「だから僕達がんばって」なんて続くンだけど、この芝居は「どうだ図星だろ、だろ!?」と迫られるだけで助けてはくれない。



2002年10月17日(木) 楼舞日記

 さて、今日は昼からパイオニアLDCのアニメラインのコンベンションに行って参りました。場所は渋谷AXの裏手にある渋谷BOXXとかいう所、これがロフト並の広さしか無いのに100人強を詰め込むので辛い事。さらに、東京shcool of musicから借りたパイプ椅子で、13:00頃から始まって15:30位まで2時間程のプチ監禁状態。
 息なり、2002年9月22日(日)に文京シビックホールでやったというパイオニアLDCアニメライン10周年記念イベント「RONDO ROBE MAIDEN FLIGHT」の模様が流れた。んんんん、これが痛い。声優さんは声が綺麗でも歌が上手いとは限らないのですね。この映像を見てちょっとひいた私ですが、今日の会場で私はマイノリティーなのであからさまに表に出来ないのでした。
 で、本編の今後の作品紹介が始まったのだが、司会がパイオニアの社員とどうも今人気が有るらしい声優の“山本麻里安”さんが、こっ恥ずかしい小芝居を交えつつ進行。途中で“石田燿子”さんのライブが2曲程あり、明らかに客はそれ系だと断定しているのだろうか?まあ結局、その後の懇親会とやらで客の半数が全国のアニメイト・ショップ店長とかでしたよ。

 そうだなぁ、注目は来年始まるアニメ『L/R』かな。『ルパン』や、『ビバップ』チョットだけ『ヘルシング』(舞台が大英帝国なだけ)を狙ったハードボイルドタッチのアニメ。あとは、私の預かり知らぬ‘萌〜’路線なので・・・。

で、タイトルですがパイオニアが立ち上げたアニメレーベル“ROND ROBE”から頂いています。「どこが?」と聞かれるとROBEが楼舞とも書くらしいんですよ。



2002年10月13日(日) 散髪日記

 ひっさしぶりに髪を整えに出向いて、さっぱりしてから、まあ渋谷で「クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア」でも見っかな、なんて思っとた訳ですわ。で、時間も有るし下北沢をブラブラしてたら・・・ああぁぁ、また色んなものを買ってしまった。

 とどめに、本多劇場を覗いた勢いでMe&Herコーポレーションプロデュース:猫のホテル千葉雅子・作/演出/出演『ビルの中味』を当日券で見てしまった。多分、当日券で演劇見るのって殆ど初めての体験だと思うんだけど、前売りより500円高いのね。で、劇場でナイロン100℃村岡さんを見かけたんだけど、チェックのスカートに黒のニット、セミロングで多分ブランドもののバックをもっていて凄くお淑やかと言うか、落ち着いた女性の香が漂っていた。イイ女だったなぁ。

 観賞後、地元に戻って友人を召還して評判の台湾料理屋“台北飯店”(ウルトラセブンのアンヌ隊員を演じたひし美ゆり子が経営者)で飽食。今日は地元で季節外れの花火大会があってとても混んでいたんですが、お店の人たちが忙しいのにも関わらずとても気持ちが良い接客でついつい食い過ぎました。知人の方々は、調布にお寄りの際は接待いたしますので一声かけるように。

 Me&Her CORPORATION Puroduce『ビルの中味』:客の入りが7〜8割り、後部7列位完全空席、前列にも空席がちらほら。これは、ちょっと不安になりました。猫のホテルはオキニの劇団の一つなんですがどうも今一つメジャーに成り切れないと言うか、ブレイクし切れないと言うのだろうか?でも、役者の実力は折り紙付きで、TV、CM、外部公演への参加などは盛んになっており一応安定してきているみたい。
 さて舞台は、猫ホテ主宰の千葉雅子氏がOLだった事も有り念願のサラリーマン話し。吸収合併後の不動産会社を舞台に吸収された側とした側で派閥人事のドロドロ話し。毎度のことながらとてもリアルなのだが、話が普通にリアル過ぎだし話しにドラマ性が物足りない。
 キャラも池田鉄洋以外は今一つディフォルメが押さえられ、かつ猫ホテの面々がお得意のキャラで無難な演技をしているので、こじんまり納まっている。このこじんまりがスズナリのキャパならお腹いっぱいな位の濃さで味わえるのだが、本多では逆に薄まってしまい物足りなさになっているのだ。
 今回、特に感じたのが、本多の広さを使い切れていないと言う点!!広い舞台の端っこで場面場面を進める事が多くてちょっと見づらい。−−−昔聞いた話で、夜店で買ってきたひよこを鳥かごの中で飼っていたら、大きくなって鶏になってカゴから出したら、何時まで経っても同じ場所でぐるぐる動いている。ずっと狭いカゴの中に居たのでその広さでしか動けなくなってしまったという話。−−−もしかして千葉さん、ずっとスズナリでばかりやっていたから広い舞台が使えなくなってしまったのでは無いだろうか?それ、スゲー貧乏症(病ね)だよ!せっかくの入魂の作品なのにちょっと勿体無い。できればスズナリで再演してみてはどうでしょう?
 あと、昨日の拙者ムニエルでも思ったが、猫のホテル(正確には今回は別物なのだが)も、安定した人気が出てきてこれからどうするって言う過渡期に有るんだと思う。そんな時は、恐れずに昔の作品を再演とかしてくれると道が開けると思います。脚本が青くても、エピソードが古くても、それを手直しして見せる腕は上がっているのでかなり練れるはずです。>>で、年明けに2つ前の作品『愛してる、いや、言わんでいい』を再演するらしい。



2002年10月12日(土) 銀座日記

 なんか最近3連休が多いと感じるのは有り難い事だとは思うんですが・・・どうなんだろう?なんかしなきゃ、なんて思いつつ...やっぱ土曜は昼起きさ。色々あって、夕方にチョコッと職場に寄って銀座まで散歩しました。何件か面白い店があったり、銀座の画廊街みたいな所があったりして結構面白かったですね。今日は土曜日だったので休みの店も多かったようですが平日行くとまた違うのかも知れません。

 そんな中で、イタリアンのお店が面と向かい合う所が有り、1件は店の中にピザ焼き竃があり、もう1件も竃あった様な気がしましたが、どちらかと言うと多彩なワインが売だった様な気がしました。で竃の有る店はショップ・カードがあったので持ってきました。ここです。あと、プチ・シュークリーム&Cafeの店なんかもあって、1個40円と駄菓子並なんだけどクリームがバタークリームっぽくていまいちかなぁ。

 さて、銀座から丸の内線に乗って新宿に。先ずは紀伊国屋のコミック店で‘とりみき’『ラスト・ブックマン』‘駕籠真太郎’『人間以上』を購入。『ラスト〜』は『DAI-HONYA』の続巻で、一部話もつながっているが単体でも何度読んでも発見の有る必読の1冊。『人間以上』は確か高校の頃友人宅で読んで痛く気に入りここ何年も探していた作品。まさか再版されているとは・・・!これは、あんまり彼女には見せられない様なショッキングな絵柄です。(丸尾末広とかもそうかな?)

 その後、今日のメイン“拙者ムニエル”『新宿ギリギリ学園』を観劇しにシアターTOPS。劇場の前で茶を買おうとしたら100円拾ってちょっとラッキ−!

 “拙者ムニエル”『新宿ギリギリ学園』学園もの、舞台は職員室がメイン。なぜか生徒が一人も居なくなってしまった学園で、教育をしたがる教師達は路頭に迷うのだが・・・。PL学園、幽霊、地底人など今回も盛り沢山。舞台の設置も凝った作り、相変わらずの盛り沢山に収支が心配だわ。
 オープニングも含めて相変わらず映像のセンスは抜群です。でも、なんか壁にぶちあたってる感じだよね、村上さん。面白いンだけど今一つ吹っ切れていない感じがするんですよ。ギャグで暴走しきれていなし、物語るのも今一つオチがキレてない。でも、役者は確実に上手くなっているンで、もっとメディアに出てきて良いはずです!特に今回は伊藤さんの超暴走は素晴らしい。市川さんがとても上手でもっと色んな芝居に出るべきだと思った。あと、準劇団員の布瀬谷香里さんがスゲーHなナイスボディー。男性陣の結束を再確認して欲しくなるチャームが出ていた!ガンバレ‘レオ’友人Uと誕生日が同じだぞ!役者も若いしもっと売れてけろ。



2002年10月08日(火) 松竹日記

 え〜、仕事の流れでSHVの年末年始ラインナップ発表会と言うのにお邪魔してきました。場所は品プリ、アイマックスシアターで偉い方の眠くなるお話を小1時間。因に、アイマックスシアターと言うのは何処も同じ作りなんですかねぇ?なんか、SWの共和国評議会の様に急な座席が席がスクリーンに直面していて寝るとばれそうで・・・。
 で、年末は物凄い力を『I am Sam』に入れてるみたいで、彼等曰く『一昨年の「ダンサー・イン・ザ・ダ−ク」と同じっ感動大作』って、あんな救い様の無い映画と一緒にするなよ!!なつったて、個人的に今年のベストアクトレス“ダコタ・ファニング”の出世作じゃ!なんか、ここだけの話、発売間近にPRのため、ダコタ来るかもって話よ?くぅ〜、見てー!もの凄っく生ダコタ見てェッス!でも、この作品公開時もそうだったけど爆発的に売れる作品では無い途思うので宣伝の効果がすぐ見えるかは難しいね。ま、クリスマス狙ってる所が上手く行きそうなとこでも有る。
 あ、あと彼等が暗に仰っていたのは「奥山の呪縛から脱却できました」たそうです。

 で、その後の懇談会と言うやつで「つりバカ日誌」のス−さんこと、三国連太郎さんが祝辞に駆け付けておりました。「あまり話さない」と言いつつとくとくと30分位話すのは年寄りだからだね。でも、森繁なんかよりよっぽど好きなので苦にならなかったです。元気そうで何よりでした。



2002年10月03日(木) 火山日記

 今日は、早退して『火山高』の試写に言ってまいりました。終映後思いがけない方にお会いして無理やりお茶に誘って一方的に話しておりました。お疲れのとこ申し訳ない。
 で、『火山高』ですが、10月25日より開幕する第18回東京ファンタスティック映画祭のオープニングを飾る作品です。先週から発売されている前売りも即完売。ヤフオクでもプレミアがついている注目作!因みに、昨年のオープニングは『スパイキッズ』、クロージングは『13ゴースト』。そして今年のクロージングは“シークレット”と言うことですが、ズバリ『スチーム・ボーイ』辺りではないかと…?なんと言っても今年の末から来年にかけてバンダイビジュアル20周年攻勢がありますし。あと、『ロード・オブ・ザ・リング〜2つの塔』とか『ハリーポッターと秘密の部屋』なんか俗っぽくて良いかも。しかし今、調べていたらとんでもないことが発覚どうも『英雄』がプレビューの段階に入ってる模様。もしこれが来たらどないしよ。でも監督がチャン・イーモウだし、来るとしたら東京国際映画祭の方だと思う。てな感じで、明日は完全残業決定!・・・温泉でもいきてぇ!!

 『火山高』個人的におそらく通しで劇場鑑賞する初の韓国映画となったはすなのでが・・・全編吹き替えに解説字幕&ナレーション付(by古田新太)と言うオリジナルにかなり手を加えたコミックテイストな作りに。さて、その吹き替えもほとんど一線級のアニメで活躍する声優。以下参照:
主役キム・ギョンス関 智一
ヒロインコ・チェイ林原 めぐみ
番長キャラチャン・リャン森川 智之
生徒会長キャラソン・ハンリム子安 武人
妹キャラソ・ヨソン宮村 優子
子分キャラコル・ペンイ山口 勝平
と、思いっきり狙ったキャスティング。ファンタのオープニングでは本作の監督・俳優以外にも吹き替えもゲストで来る様なことがあれば、もう狙い通り!個人的にはちょっと細めのスー・チーみたいなヒロインよりも、準ヒロインの子が可愛いと思ったのだが、声も性格もほぼ惣流・アスカ・ラングレー。番長は髪型といい戦い方といいまるで高山善廣
 さて内容は、う〜ん、結構期待してった分ちょっと辛さもあったかな。ザックリ評しますと『コータロウまかり通る』(作・蛭田 達也)meets『マトリックス』、バトルシーンは格闘ゲーム&ドラゴンボール以降のバトルものコミック。学園ものっと言うキャラ・コンセプトは『速攻生徒会』『風林火嶄』(→参照)などが猛烈に近いような…。
 なんて書くとけなしているようですが、悪くはありません。学園もの、それもヒロイン学ランってとこで60%位成功したも同じでしょ?国産ワイヤーアクション&CG処理(校舎の質感や陰影など)もかなり細かい所まで作りこんでいて違和感なし。キャラ立ちもよし。ただアクションが、やたらスローやタイムスライドを多用し、大幅にカット数を増やしているので、香港アクション(特にジェット・リー)に親しんだ者としてはちょっと緩いかな。バカ映画としては文句無しなのだが、漫画で育った私にはあまりにセオリー通り過ぎて、何か足りないカタルシスに最後まで悩まされた110分はちょっと長く感じたなぁ。正月第2弾、東急系で公開だそうです。


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