言葉のサラダ
黄と藍

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■ ばななせんそう


おフネがいっそうしずんでた
あおいおおきなウミのなか
おソラはきょうもまっくろで
おぼれてもがくヒトはきえ
トウさんどこへいったかな

ヒコウキけむりをまきながら
クモとあそんでどうしたの
あんまりしたをムクもんで
ヒコウキおうちへとびこんだ
カアさんどこへいったかな

まいにちおツチをいじくって
おいもはないかな オッキイの
あんまりムチュウになったから
テツのおいもをみつけたよ
ボクのあんよはなくなった

とうさんかあさんオデカケで
ぼくはヒトリでおるすばん
マッカナあんよはもうなくて
ツエなきゃそとへもいけないよ
ごはんもないからシンジャッタ

2003年08月28日(木)

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■ モウロク


付け忘れたエアコンは
確実に室温を上げている

あたしはただ
汗を拭き続けていた

約束をすっぽかしたって
何の結果も齎さないのに

言うことを聞かない子供の
尻を引っ叩いて何か変わった?

カチカチと無神経な人だ
芯なんて出なければいい

2003年08月27日(水)

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■ 過去の未来の現在


首が鳴る

疑問符乗せた
頭が傾く

右手を口に当てる
人差し指の側面が触れる

眉間にシワが寄る
左上を睨む


今日も
晴れてる雲の上を
飛行機が泳ぐ

2003年08月24日(日)

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■ 枝の先

道が分かれてて
そこで
立ち止まった

振り返っても
後ろは
真っ黒で
おなかがすいたとか
もうねたいだとか
言ってる気分じゃなかった

迷ってたのに
何かが向こうに見えたから
気が付いたら追うように
こっちの道を選んでいた

真っ暗な道で
不安だらけで
恐くてしょうがない道
それでもすすんで行くしかなかった

先に見えた分かれ道に
人が立っている
後ろを振り返って
長い間ずっと迷っていた

2003年08月23日(土)

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■ 隕石

本当は目が悪かった
色眼鏡越しに見ていた世界は真っ赤で汚れていた
痛いことを忘れているくせに怖いことは分かっていた

無意味なことをやって過ごしていた
痛覚がマヒしてて殴られても気付かなかった
甘い匂いに惹かれ死にそうになってた
厚いガラス越しに見る世界は安全だった
友達の悲鳴も耳を通らなかった

眼鏡は床でバラバラに砕け散っている
いずれは誰もが辿り着く場所
確認なんかしなくてもみんな分かってる

2003年08月21日(木)

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■ 昼時


鳴り響く鉄の音
何度も呼ぶ声

首を傾げて
立ち止まったり

ゆるい空気が流れる
気を失うほど明るい

2003年08月18日(月)

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■ カガミ


フロ上がりの手が醜い
欠けて歪んだ爪
ふやけて白く厚さを増す指
手の甲の傷はまだ赤い

他人を羨む前に
自分を肯定しなくては

耐え切れなくなって
壊してはいけない

2003年08月15日(金)

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■ デジタル


飲み込んだ空気が
苦く重く
踏み出した足は
限りなく小さな歩幅
口を開いて
喉が痛いことに気付く
コンクリートの壁
窓からは
ぴんくの雲が見える

2003年08月13日(水)

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■ 誰かさんの話


二等辺三角形の
頂点に
左足の爪先で
目をつぶって
立っている

誰かさんは
そんな感じ

倒れないはずは無い
落ちないはずは無い

2003年08月09日(土)

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■ マクラ


いつも寂しい
言葉が迷う
足りない
満たない
空白が、いつまでも空白のまま

遠くから
同じ名前を呼ばれただけなのに
すぐに振り返った私が
ひどく、悲しい

顔色をうかがって
臆病になってしまう
つい黙り込む
思考がぐるぐる廻って
追いつけない

2003年08月07日(木)
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