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■ 味方同士でナゼ叩き合う。敵はアルカイダだろ?
アホらしくも
一人歩きした『自己責任』という言葉は、
まるで自分の尻尾を追ってぐるぐる回るシェルティーのように
滑稽かつ愚かだ。
自己責任だけがまるで争点かのような 解放後の報道に
正直 うんざりしている。
高級紙ル・モンドが何を書こうと
ニューヨークタイムスや、CNNや、他国の国務長官が何を言おうと、
韓国日報だか何だかの、韓国紙が何を書こうと、
問題の全体を見ていたのは 大体において 私たちではないか。
事の全容も知らずに 何を言うか 諸外国。
私たちは何に疑問をいだき 何を不快に思い
ではどうしたらいいのか?を、真剣に考えたはずではないか。
そして 行きすぎた人はそれぞれの思うところを謝罪し、
未熟さゆえの人は それなりに学び反省した筈ではないか?
そして
開放された事に関して私たちは、素直に安堵したはずだろう?
ごく普通の 市井の私たちはもちろん、
思想や信条や宗教によって、政府は国民を区別なり差別したか?
否だ。
暗に一人の政治家がそれを匂わす発言をしたが、
それが我々全体の民意などでは決して無いことなど
私たちが一番よく知っている。
いいかげん 自分の国の首を絞めるような
偏狭な報道は して欲しくないと心から思う。
迷惑するのは
基本的に白くて扇動されやすい善良な人々であり、
あらぬ国民性を誤解とともに振りまかれる
私たち日本人の総体なのだから。
しっかりしてくれ マスコミよ。
自らが煽ってどうするのだ。
イラク人VS米国連合という対立の構図が出来て、
もうひと月程もたってしまった。
翻って それを一番歓迎するのは誰か?
イラクの自治と民主化を快く思わない アルカイダではないか。
フセイン政権下で特権を享受していたスンニ派が失脚し、
米国に対抗すべくゲリラ戦に打って出て、
それに対し 当然ながらアメリカ兵が交戦し
見境いの無い無限の反撃ループを繰り返すうち
地元の人々を巻き込む殺戮にまで至ってしまった事実は、
ファルージャに集約されている。
イラクの地元民の我慢と怒りは 決して理解しがたい事ではない。
しかし、そこにはアメリカ式の善意もかいま見えるのだ。
狂気の戦乱。
誰がソレを喜ぶか?
それはアメリカの影が背後にちらちら見えるイラクの暫定自治を嫌う
アルカイダではないか。
世界の原油価格を自国が握りたいがためイラクの石油権益に執着し、
復興支援のインフラ整備の分配権をちらつかせる
アメリカもえげつないが、
少なくとも
アフガニスタンに タリバン政権が倒れて
女・子どもが幸せになったように
イラクにおいても フセイン政権の崩壊は
イラク国民の共通の喜びでは無いか。
イラク国民のほとんどが そう言うだろうと思う。
自分で確かめたわけではないが、おそらくそれは間違っていない。
日本がテロに遭遇しない保障など ひとつも無い。
今日報道された
ヨルダンに対する科学テロ未遂事件は
現実化されれば8万人が被害を被る規模だったと言う。
今日捕まった「自爆役にリクルートされた犯人」は
アルカイダの有力メンバーを尊敬している旨の発言をCNNでしていた。
ビザ入国を義務付けられている国々のみの 入国時指紋採取に
被採取国から反発があがり、
この春には
どの国の人も 指紋採取と顔写真をパソコンに記録するようになったアメリカ。
「国際手配されたら、私 一発で身元がこれでばれるわね。」
米国で学んで四年目になる 私と極めて近いDNA持つ身内が
冗談のように 私に今日 そう言った。
水際でテロを食い止めるアメリカの努力は かように徹底している。
私たちも その種の警戒を更に強め、
それに対して理解を示し協力する
それくらいが 己の出来る せめてもの協力と責任だと思う。
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2004年04月26日(月)
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