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■ 私の人『まだハッキリ君を覚えてますから。』
「R、PCに自分の画像ないの?今、探してる?ない?」
「今撮ってる。。。」
一生離れないと、
万が一るり子と結婚できなかったら、
一生独身でいるか、死ぬかのどちらかだ と、
そう 私に誓った人が、
別の女性と戸籍を共にし 私から離れていったのは
もう 何年も前の事です。
その人の名は Rといいました。
久しぶりに
本当に久しぶりに 私の前にその人が現れました。
それは
メッセンジャーを介した 突然の再開でした。
「面影あるね。当然ね。前髪の感じも、変わってないね。」
「こんなでしたっけ。」
少し憂いを含んだようなRのリアルタイム画像は 未だ 私の好みの顔そのものでした。
「R、わたしね、持ってるのまだ。
履歴書の写真や、大学の学生証や、私の顔をデッサンしてくれたスケッチとかも。
就職試験の履歴書写真、すごくハンサムだったじゃん(笑)。」
「あれは良く写ってましたね。」
Rと初めて会ったのは 彼が大学三年生の時でした。
ある日突然 Rは持っていて欲しいと 私に学生証を手渡しました。
学校には紛失届けを出し Rの学生証は再発行されました。
また、就職用の写真を撮りに言った時のRの嬉しそうな言葉も
私には忘れる事が出来ません。
「るり子を知ってから撮った写真だから、こんなにも顔に自信がみなぎっているんだな?」
そう言いながら、Rは
私に その小さな証明用の写真のひと切れを 手渡してくれました。
「写真館のおじいさんが、『男前だ』と盛んに誉めてくれるものだから、照れくさかったよ。」
といったRの顔も 私は忘れる事が出来ません。
懐かしいR
Rが モニタの向こうから 私を呼んでいる。
私は少し 心が震えました。
Rは だいぶ緊張しているようでした。
それを示すかのように、
私たちの 久々の会話の間は かなり長いものでした。
そう
それはまるで 私たちの心の鼓動 そのものでした。
モニターを通した会話は この頃には もう三時間を越えていました。
逢いたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
私の感情は そこに次第に集約されていきました。
「いつかお茶でもしましょ。銀座でお茶しましょ。」
豊かな Rの感情の揺らぎが モニターの向こうにあるような気がしました。
「会うのちょっと恐くないですか?」と応えるR。
「全然。別人28号です。あの頃の細胞は、みんないれかわっちゃったのに(笑)」
Rは、何が怖いんだろう・・・・・・・・・・・・・・・・、
隔たっていた 互いの歳月が怖いの?
沈黙の後、
思いがけない言葉が Rから発せられました。
「また惚れちゃったらヤバいし。」
え゛っ・・・・・・・・・・・・・・・、?
「親友で、よくない?」
それまで感情を抑えていたRは たたみ込むように言います。
「やっぱ親友ってわけにはいかないかなー。そういうつもりではなかったし。。
僕は、とにかく冷静ではいられない。体がまだハッキリ君を覚えてますから。」
嘘っ・・・・・・・・・・・・・・・・、!
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続きは午後、成人=るり子の日録【愛が終わる日】で書かせてください。
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2003年11月09日(日)
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