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■ (日記) やっとこの曲を歌って良い年齢になった
アタシがシャンソン好きだと言う事は知る人ぞ知ると思うが、その中でも飛び切り思い入れのある歌がある。 いつか年を重ね、さまざまな体験で詩を心から理解できるようになったら、必ずこの歌を歌いたいとずっと思っていた歌なのだ。
「過ぎ去りし青春の日々」という歌だ。
この曲を最初に聴いたのは確かまだ20代の頃、金子由香里のライブで聴いたのが最初だったと思う。 その時、何かとてつもない戦慄が走ったのだ。 「ワルツの綺麗なメロディーなのに、なんて衝撃的な寂しい詩なのだろうか・・・・・・」と・・・。
でも、この歌がしばらく心から離れなかった。 大むかし、一度歌ってみた事は有るが、聞いていた人に「まだまだ三十年早いわよ!!」と言われてしまった。 それからずっと忘れてた曲なのだが、つい昨日、フとこの曲を思い出し、you_tubeで検索してみたのだが、残念ながら金子由香里のソレはなく、あまり好きではない(正直、全然好きではない)歌い方の女性のその曲しかなかった。
この曲はシャンソン好きな人には有名な曲だと思うし、多くの人に歌われてはいるのだろう・・・。確かおすぎとピーコのピーコも自分のアルバムの中で歌っているはずだが、どなたか金子由香里ならベストだが、彼女のではなくても良いので、この曲を歌っている人のアルバムを持っていたら、是非you_tubeに投稿してくれないかなぁ・・・と思う。
新宿にペイントンプレイスと言うシャンソニエがあり、若林ケンさんと言うシャンソン歌手が経営しているのだが、やはり彼もこの歌を歌える年齢になったら絶対に歌いたい曲だと彼の自伝にもそう書いてあった。
http://www.peyton-place.com/
なのでアタシの夢はいつかその店に行き、彼の「過ぎ去りし青春の日々」を一度で良いから生で聴いて見たいと思っている。 そして自分でも是非この曲を歌ってみたい。 今ならこの詩が魂で理解できる。
「過ぎ去りし青春の日々」
今はもうない 目の前のリラ 顔を上げても見えるのはただ 灰色の空と雨雲ばかり 振り返ってみても春の日は遠く 涙の向こうで揺れているリラ
今はもうない 賑やかな部屋 笑いさざめくあの仲間達 彼等の行く道と私の道は別で 私の道の突き当りには 静か過ぎる 部屋が待つだけ
今はもうない あのときめきは 青い空見て騒いだあの日が 日差しが厳しくて目を伏せてみる 水に映った真っ白な雲に 涙がにじむ 寂しくはないのに
まるでこの空 絵に描いたみたい 余りに青くて別世界みたい 死ねたら良いのに こんな良い日には 走って行きたい でも・・・・・・・ どこまで行けるの?
2010年03月30日(火)
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