マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) 賞味期限の云々に付いて


そもそも賞味期限の提示が義務付けられたのがいつだったかは忘れたけど・・・・・・。
賞味期限の提示なんて無駄事、誰が考え出したんだ?
そんなことするから嘘つきがたくさん出て来るんだと思う。
嘘をついたりわざわざラベルを貼り替えて消費者を騙すのは確かに良くない事だけど、まだちゃんと食べられる物を大量に破棄し、無駄にしてしまう事の方がよほどアタシは罪悪だと思う。

先日細木数子の番組で、賞味期限切れの食べ物やレストランの残飯などをひっくるめると、日本人全人口の昼食分に匹敵する食べ物が毎日無駄に捨てられていると言う。
食の安全や食べての良し悪は、己の舌と味覚で判断すればいいじゃぁないか・・・。と、アタシは思うんだけどなぁ・・・。
昔、アタシの婆ちゃんなんかカビの生えたパンを削って焼いてくれていたもんなぁ・・・・・・。それでも人は病気にならず腹も下さず強く生きていたじぁない。
その頃の人間の方がよっぽどたくましかった気がする。
食べ物やミルクすらも手に入れられない人がいる国にとって、今の日本がしている事は傲慢もはなはだしいと思う。

結婚式やレストランでの食べ残しを折り詰めにしてもらってた頃の日本は何処へいってしまったんだろう。
国は国民に無駄ばかりさせておいて、国自身が多額の借金を背負っていたんじゃ本末転倒じゃないか・・・。

コレじゃ命を無駄に捨てさせられてきた動物や鳥達が怒ってウイルスを撒き散らすのも解るような気がするなぁ・・・。
人間の食べる物の殆どの物に、かつては命が存在していた事を忘れ過ぎてやいないか・・・とアタシャ思うんだけどなぁ・・・・・・。


2007年11月30日(金)


 (日記) ボランティア


古くからの友人(クマ)からボランティアの仕事を頼まれた。
クマはデイサービスでコックをしているのだ。
ボランティアと言うものは今までした事が無かったので、いつも助けて貰ってばかりいるアタシも、偶には人の役に立ちたいと思い、引き受けた。

その仕事とは、入居者のご老人達のクリスマスパーティーで歌を歌ってくれとの事だ。
軽く「アイヨ」と返答したものの、10曲近くも歌わなければならないそうだ・・・。
ハテ・・・どうしよう・・・。

アタシャ演歌知らないしなぁ・・・。歌詞を見なきゃ歌えないしなぁ・・・。
Jazzやシャンソンは得意だが、そんな歌は受けないだろうしなぁ・・・。
アタシなんかで良いのだろうか・・・・・・。
70歳〜80歳のご老人に受ける歌ってどんなんだろう・・・・・・。
何歌ったら良いと思う?
多分アタシの母達が歌ってたような歌を歌えば良いのだろうが、難しい仕事を引き受けちゃったなぁ・・・と今更ながら後悔している。

それこそこの前の佐藤めぐみオカマちゃんみたいな人が行ってあげればさぞや喜ぶ事だろう・・・・・・。
(まぁ、ビジュアル的にはアタシも似たようなもんなのだが・・・・・・)


今アンタ鼻で笑ったでしょう!! アタシャ見たぞ!! 


何時かアタシも世話になる事も有るだろうし、歌いに行くのは一向に構わないけど、問題はカラオケの機種とキーチェンジャー機能が有るか無いかだ。
しかし10曲も古い歌で歌える歌が有るかなぁ・・・・・・。

ああ・・・、だんだん不安になってきた・・・・・。
誰か一緒に行かないかぁ〜?????



暫くの間店でド演歌や歌謡曲の練習してるかもしれないけど、笑わないでよね。


2007年11月29日(木)


 (日記) 憧れの君との再会


昨日は大人の男デーだった。
4組来たお客の平均年齢が50ウン歳、女性客が一人も来ないと言う、からくり箱では珍しい現象が起きた。
どのお客さんも馴染みの客で、個性豊かなお人ばかり。

そんな中、(O)さんが連れてきてくれた人が、何と昔のアタシの憧れの人だったのだ。(O)さんと同級生らしい。
(O)さんの同級生と言う事だから、アタシよりもはるかに年上で、多分還暦を過ぎた辺りだろう・・・。
実に25年ぶりくらいで再会したのだが、アタシは直ぐに彼が解った。
「も、も、もしやして○△さんではないですか?」と聞いたら(O)さんの方が「何だ!! 知り合いだったのかぁ」と、びっくりしていた。
(O)さんが兼ねてから「面白くて変なママの店があるので一緒に行こう」と宣伝してくれていたらしい。

そのお方は○△酒造の社長さんで、数店舗のスーパーなども経営しており、しかしとても温厚穏やかで品性よろしく、ハンサムで歌も上手で・・・・・・と、とにかく若かりし頃のアタシにとっては近寄りがたい雲の上の存在だった。
母の店に良く飲みに来ていたのだが、純情無垢無垢なアタシは会話するのさえタジタジで、俯いては頬をばら色に染めているのが精一杯だった。(ホンマやて・・・)

アタシが経営したエポックにも1〜2度は来てくれたのだが、何せ若いノリノリの店だったので食指が動かなかったらしくそれ以来お目にかかることも無く25年の歳月が過ぎて行った訳でして・・・・・・。
そんな憧れの君が少しだけ頭に白い物を携えてアタシの店に来てくれたのだ。

「良く解ったねぇ・・・」

『だって本当に憧れの君だったんですもの・・・』

「何だぁ・・・、そんな事ならそうと一言言ってくれてたら良かったのに・・・・・・」

中々ウイットに富んだお茶目なお方でもある。

『とんでもないですよ。雲の上の存在だったし、こう見えても、昔は純情だったもので・・・・・・』

そんな会話をスタートさせながら一緒に飲み、歌い、懐かしく楽しい夜を過ごした。

彼、又枝葉に分かれて近々来てくれるそうだ。
又一人常連さんが増えるかな?


ほ〜れ見ろ
憧れの人を憧れのまま胸の中に秘めて閉まって置けば、又いつか良い形で再会できる。
憧れの人とは常にそういう関係で居たいと思うのでアタシは直ぐに恋愛しないのだ。
憧れの人は友達ぐらいが良い。
始まらなければ終わりも来ないのだから・・・・・・。


何か、誰かの歌の文句みたいだなぁ・・・・・・。


2007年11月28日(水)


 (日記) 本当にアタシはダメ人間だなぁ・・・


この年で・・・まだまだ出来ない事や、知らない事が一杯有って・・・・・・。
アタシャ良く今まで生きて来れたよなぁ・・・と、つくづく思う。
昨日モニタ買ってきて、いくら画面を動かしても上下に動かないので本を二冊あてがって日記書いてたって書いたでしょう?
そしたらパソコンの事殆ど知らない夫が、チョチョチョイと見てくれたら画面が上を向いてくれたのだ。(苦笑)
今までは手で持ち上げれば上を向くタイプだったんだけど、コレは土台を固定して右に画面をひねれば上を向くタイプの物らしい・・・。
んな事知ったか!!

アタシは本当にアホで、人がちゃんと出来る事で、出来ない事が多いし、誰もが知ってる事で知らない事も多い。
そのアホさ加減が人に好かれるポイントだと慰めてくれる人も居るけど、こんなんじゃ良くないよなぁ・・・・・・。

たまに「本当に生まれてきてごめんなさい」と落ち込む事がある。
たまに「生きてれば生きてるほど人様の迷惑になる」と凹む事がある。
たまに「小学生以下だよなぁ・・・・・・」と己の無知さ加減に呆れる事がある。
たまに「猫以下かもしれない・・・」と己のモノグサさを呪う事がある。

どうしてそれらの事が払拭できるような何か飛び切りな才能を持って生まれて来れなかったんだろう・・・・・・。


2007年11月27日(火)


 (日記) 我慢できずに・・・・・・


今日リサイクルショップでモニタを買って来た。
電話で問い合わせたら3500円だと言うので、コレなら壊れても腹も立つまいと早速購入し、今電源を入れてみた。
わ〜いわ〜い♪ 日記が書ける〜〜〜〜〜〜〜♪

しかしこのモニタ、方向が変えられないのが難点で画面がかなり斜め下目線。
仕方が無いので本を二冊あてがって上向きにしている。(汗)
まぁ、何でもよかよ・・・・。日記さえ書けりゃ・・・・・・。
その内余裕が出来たら良いの買えば良いんだもんねぇ〜。

サテサテ、今日は金蔵さんを初めて病院に連れていった。
この猫、いつももの凄い食欲で、ギャル曽根ならぬボイ金ちゃん、満腹感が無いのか、自分の餌を腹いっぱい食べておきながらチョット目を放せばミュウーの餌まで食べてしまう。
それで一昨日辺りからちょっとピーピー気味だったのだ。
それで今日、健康診断を兼ねて病院に連れて行く事にした。
数年前にミュウーを癌だと誤診した病院には連れて行きたくなかったので、金蔵の仕入先である動物愛護協会所属の(T)さん宅に電話して問い合わせて見たら蟻ヶ崎にある獣医を紹介してくれた。
そこで簡単な身体検査と検便を受けたら寄生虫も居ないし全然問題は無いと言う。
やはり単なる食べ過ぎらしい。
流石(T)さんの推奨だけあって、この病院かなり良心的で、初診料含め560円で済んだ。
これからはミュウーも金蔵も何かに付けこの病院に通わせよう。


今日ミュウーと金蔵が一メートルの位置でお見合いしてた。
ミュウーは相変わらず嫌そうな顔をしてグルグル言ってたけど、逃げるでもなく金蔵も追うわけでもなく、そのままの距離で5分ほど見詰め合っていた。
もう直ぐ挨拶を交わすかもしれない。

そんな訳で日記も又書けるようになったし、金蔵の健康状態も良好との事で、先ずはめでたしめでたしだ。


2007年11月26日(月)


 (日記) 日記の更新が途絶えるかもです・・・


家のパソコン・・・と言うかモニタ? 今の所どちらかはまだ解らないけどまたまた御釈迦になりました(涙)
今朝いつもの様に日記を書いていたら「ジィジィジィ〜〜〜〜〜〜〜」と言う音がだんだん強くなり、画面がぶれたかと思いきや、パチッ!!と言う異音と共に画面が消え、辺りにはプラスティックの焦げたような匂いが・・・・・!!
「ギャッ!!漏電!? ショート!?」
怖かったなぁ〜〜〜。

電気系統にまるで疎いアタシは火事にでもなるんじゃないかと戦々恐々としてましたが、どうやらその危機は免れたようで・・・。しかしそれ以降は怖くてその辺りのコンセントを全部引っこ抜き、明日改めて亭主にみて貰おうと思ってますが・・・・・。(ハテ? 亭主に解るんかいなぁ・・・)

と言う訳で、家のパソコンが当分使えなくなりましたので、しかもモニタのお釈迦だったとしても此処しばらくは購入もままならない状況なので、店でしか日記が書けなくなりました。
暇な時は何とか書くようにはしますが、更新が止まる可能性も大です。
どうかそんな事情なので、あしからずです。

一杯稼いで中古のノートパソコンでも買いたいなァ・・・・・・。

今日なんか書く事一杯溜まってたのになぁ・・・・・・残念!!

最近ぐうたら神がやたら大人しいと思ってたら、やはり、意地悪風邪を吹かせて来たようです。
やれやれ・・・・・・・・。


2007年11月24日(土)


 (日記) 今からバレーボール見るぞ〜♪


今日の祭日はどうだべか?
店は営業してますのでお暇な方は是非是非いらしてくださいね〜
後でコマキが来るというのでソレまでTVに噛り付きになりそうだ。
これからバレーが始まるんだわ。
アタシャバレーボールとサッカーは必ず応援してるのよね・・・。
昨日のバレーは感激し、ゴッツが最後のサービスエースを決めた時は、思わず感涙してしまった。

バレーボールの試合中はカラオケ歌わせないんだもんね〜〜〜〜〜
バレーボールの試合中はオーダーもうけないんだもんね〜〜〜〜〜
でも今日の相手はロシアだからなぁ・・・・・・・。

おっ、始まる始まる!!


2007年11月23日(金)


 (日記) なにゅよ〜今日は・・・。


もう9時過ぎだというのにまだ誰もドアを開けてくれない・・・。
連休前だと言うのになにゅよ、この暇さ・・・・・・。
何となく今日はそんな予感がし、腰も痛く、気が乗らなかったのだが、予感が当たったなぁ・・・。
ラジオの占いも乙女座は最下位だったしなぁ・・・。
こうしている時間が勿体無いなぁ・・・・・・。
家に帰ってミュウーや金蔵や夫と遊びたいよ〜〜〜〜〜〜〜ぅ


今日カラオケの集金に来た担当者が言ってたけど、どの店も今月は酷い暇だそうだ。
お茶っ挽きがざららしい。
12月になれば嫌でも飲む機会が多くなるので今の時期は控えの時期だそうだ。

おっと、此処まで書いたらぷあぞんからメールで、今から来るそうだ。

あぁ、良かった良かった 又茶挽きを免れた。

明日の方が忙しいのかもなぁ・・・・・・。


2007年11月22日(木)


 (日記) SEX談義


昨日は暇で、普段あまり来ない大昔からの常連が三人来た。(一人ずつの3人だ)

最初に言うだけ番長の(Y)君が来、猫の話やら旨い物屋の話しなどの雑談をしながら飲んでたら、半年に一度と言う割合で顔を見せる(O)が来た。
(O)とは昔から喧嘩(論争)が出来る仲で、思った事を何でも遠慮なく言い合える仲だ。
アタシよりいくつか年下だと思うが、普段はかなりマニアックな場所で飲んでいるそうだ。
やはり母の代から来ていた客で、からくり箱を始めてから十数年振りに再会した。

彼、かなりものの考え方や思考がぶっ飛んでいて、仕事は生きるための手段としてやっており、何れは外国に永住し、ドデカイ夢を叶えようとたくらんでる人だ。SEXに対しても昔から結構アブノーマル的な匂いを発信している。
付き合う人は外人(白人系)が多く、結婚するならルーマニア人が良いらすい。
仕事はレストランや飲食業相手の普通の営業仕事だが、どこか凡人にはない怪しげな雰囲気を醸し出している。
そんな(O)と昨日はアタシの店では珍しくもSEX談義になった。
その談義の途中で、(Y)君がもう眠いと帰っていく。

「マキ姉は昔からSEX嫌いだと言ってるけど本当なのかなぁ・・・」

『本当』

「客に口説かれる事だってあるだろう」

『最近は流石にもう無いわね・・・それにウチの客は色気求めてくるような客は皆無に等しいからね。それを求めるなら他に行くでしょ』

「んなことないさ、男なんて皆スケベなんだから」

『スケベの度合いがアンタとは違うんだよ」

「オレがマキ姉に本当のSEXを教えてやるよって昔から言ってるじゃないか」

『結構毛だらけ余計なお世話!! アタシャ選ぶ権利だってあるし、スケベ男は昔から大嫌いなのよ』

「何かSEXに関して余計な嫌悪感やトラウマや罪悪感持ってない?」

『いんや全然・・・。お好きな人はお好きな人で、勝手に楽しみャ良いじゃない。そういう人を否定や軽蔑はしてないさ。ただアタシは、あんなにひっちら面倒臭いものは無いとは思ってるけどね』

「マキ姉って、逝った事ってあるの?」

『そりゃ有るさ・・・、アタシャ冷感症でも不感症でもないからね・・・。若い頃や一緒に暮らした当事はコレでも張り切ってた時期だって有るわよ』

「世の中にSEX嫌いの女性が居る事自体、オレは信じられないんだよなぁ」

『そりゃ、アンタがそういう人ばかり相手にして来たせいだわよ。女=ヴァギナみたいにギラギラした目で女を探してきたせいじゃないの?』

「マキ姉の旦那が、テクニック無いせいなんじゃないの?」

『お陰さまで至れり尽せりで事足りてますから』

「じゃ、何でこんなにSEX嫌いなんだろうなぁ・・・・・・」

『アタシャ快楽主義ではなく、恋愛に対しては恋をしている高揚感とかときめき感が好きなだけなのよきっと・・・。SEXはその先のオマケみたいなものだと思ってるし、今の若い子みたいにSEXから恋愛が始まるのは違うような気がする・・・。恋のときめきも無視して直ぐにパンツ脱ぐ女の方がどうかと思うけどね』

「可哀想な女だなぁ・・・」

『うっさい! 余計なお世話だわ!! アタシャ充分に幸せで、SEXの必要性より人間愛の必要性に目覚めたのよ!!』

と、まぁ、こんなバトルを繰り広げていたらもう一人の常連がベロンベロンに酔っ払って入って来た。

彼も母の代からの常連で、なにやら彼、彼女と喧嘩をしているようで、来たなり携帯片手にロレツの廻らぬ声でタジタジになりながら言い訳ばかりしているご様子。
そこで(O)が帰り、アタシャもう飲めなさそうな彼にコーヒーを立ててやり、聞くとも無く電話の様子に耳をダンボにしながらクックッと笑っていた。

彼女から電話を切られる事3回。しかし切っておきながら又直ぐに電話が掛かってくる。(かなり沸騰のご様子・・・)
結局店に居る間中、彼はコーヒーを啜りながら電話しっ放しで、ポケットから1000円を取り出すと、ごめん、今日はコレで帰るわ、と、まだ電話の途中で手で合図しながら店を出て行った。

なんだかなぁ・・・・・・。
ご愁傷様ですだ・・・・・・。


何か昨日は変な日だったなぁ・・・・・・。
まるで飲んだ気がしない。


2007年11月21日(水)


 (日記) 土曜の夜


1土曜日はものすごく楽しかったなぁ・・・・・・。
15人の予約が入り、その予約者は先日の日記に書いたヨロズ君ご一行様。高校生時代に初めて母の店を訪れたと言う、ロングランのお得意様だ。

前日記参照

この若きドンが、草野球のメンバー(東京のお仲間)を引き連れ、わざわざアタシの店に来てくれたのだ。男性14人女性1人。
ヨロズ君は皆にアタシを「皆聞いてくれ、この人はボクの姉ちゃんみたいな人でね・・・$#%&$#%・・・」と丁寧に紹介してくれ、皆で乾杯し、飲み会がスタートした。
平均年齢30前後と言う、若いメンバーばかりなのだが、皆飲むわ飲むわ・・・・・・。
ウチの店は2次会なのに一体ボトルが何本空いた事だろう・・・・・・。
さすが体育会系の飲み会と有って、半端じゃない。
エポックの頃、信大生達が大勢でなだれ込んできて、しょっちゅうバカ騒ぎをしていたのだが、まるであのノリだ。
何かとても懐かしい気がした・・・・・・。

その日はロザリーをお手伝いに呼んで置いた。
他のお客は毒舌2のみ。
毒舌2も最初は圧倒されていた。
しかし終盤には彼も混ざり、皆でカラオケゲームや、山手線ゲームをしたりして、アタシャ若いハンサム青年達に周りを囲まれ、一緒になって遊んでもらい、昔に舞い戻ったみたいで嬉しかったなぁ・・・。
挙句の果ては毒舌2やヨロズ君のメンバーまでカウンターに入り、皿洗いを手伝ってくれ、本当にアノ店ならではの身内ノリになった。

「マキちゃんの店はお母さんの代からずっとこんな感じで、全然変わらないんだよ」
ヨロズ君にそう言われ、昔のアルバムを見ながら「ヨロズさんもママも若いっすねぇ!!」と驚愕の声をあげるメンバー達。
そりゃっそうだよね・・・20年以上も前の写真なのだもの・・・・・・。
当事よりも二人とも15キロ近くも肉を付けている。(恥)

「マキちゃんが元気で店やってて、本当に良かったよ・・・」
「本当だよね・・・。店をやっていなければ、こうして再会して皆で飲む事も無かったんだもんなぁ・・・・・・」と、途中、チョットしんみりしたムードにもなり、アタシも酔っ払ってしまった・・・。

こういう風に楽しく嬉しい夜を迎えるたび、アタシはつくづく思う。

やはりアタシは店をやっているのが一番性に合ってるんだなぁ・・・と。
そしてなんだかんだ言っても人間が恋しいんだなぁ・・・と。

ヨロズ君達、本当に楽しかったよ。ありがとう・・・。
いつも散在させちゃってゴメンネ。
又皆でアタシの顔見に来てくださいな。
からくり箱はいつも貴方達の帰りを待ってますよ。

皆が帰った後は小腹が空き、毒舌2と韓国居酒屋で一杯飲み、アタシは洗い物のご褒美に奢ろうとしたんだけど、反対に奢ってもらっちゃったよ。
ラッキ〜♪


昨日の日曜は旦那が居たので留守番を頼み、ホームセンターで子猫用のリードを買ってきた。
最初は嫌がっていたのだが、リードのお陰でゲージと外を自由に行き来できるようになり、金蔵の鳴き癖がピタリと直った。
なのでアタシは心地よい疲れを解きほぐすべく、寝溜めする事ができた。
ミュウーと金蔵も徐々に家族になりつつある。
昨日は10分ほど金蔵を放して見た。
相変わらずミュウーの方が追っかけ回され、フゥーシャー言いながら迷惑がってはいたが、金蔵がリードにつながれている時は直ぐ傍まで近付くようになった。

今日の月曜は第三なので連休だ。
サテ・・・・・・何をして過ごそうかな・・・。
只今ミュウーも金蔵もお昼寝中。
静かな静かな我が家ナリ・・・。


2007年11月19日(月)


 (日記) オカマ歌謡ショー無事終了


佐藤めぐみショー、大盛況(?)の内、無事終わりました。

彼女(?)時間間違えて来ましてね・・・・・・。
9時ごろ「こんばんわ〜〜!!」と勢い勇んで入って来たものの、その時点で店に居たのは、ぇみちんとアタシだけ・・・。
一瞬皆でキョトンとした。
「ナニ時間間違えてんのよ、うちは10時50分からでしょうに・・・」と笑いながら言うと「ありゃ、こりゃいけない!! え〜と、どこの店だったっけか?」と慌てふためき出て行った。

10時ごろから客が揃い出し(本当にウチは客足が遅い店だ)ギャラリーは息子&ももまんカップル。てつ夫妻。ぇみちん。ダウアー。たかちん。コマキ。ロザリーカップルの10人のみ。
1000円ずつのショーチャージを徴収と言う事で、丁度ギャラ分の1万円が勢ぞろいした訳だ。
カラオケ分はアタシの負担。したがって2000円の赤字。
この赤字分はじょーじんちゃんと毒舌1&2のせいなので後に徴収しよう・・・・・・。
(ウソウソ・・・ww)

「ねぇねぇ、あのカツラ見なよ! ずっと押入れに仕舞いっぱなしだった雛人形みたいだと思わない?」
『うんうん、寝癖みたいの付いちゃってさ・・・、毛先が皆、微妙に左に流れてるよね・・・』
「ぎゃはは」

「アノ顔で佐藤めぐみは無いよなぁ・・・」
『いっそ、もうちょっとアバウトな名前にすりャ良いのにね』

そんなアタシ達のヒソヒソ話の中、ショーは始まった訳ですが、オハコは演歌ばかりなれど、歌は本当に上手かった。
そしてオカマの割には生真面目で、優しいお人柄も伺える。いかにも人情味豊かそうな人だ。
彼・・・ア・・・イヤ・・・彼女、有名歌手の前歌や喉自慢の審査員とかが本業だけ有り、流石に声量も歌心もある。
しかし見た目はどこから見てもやはり、浦和辺りのオカルトゲイバーのオカマちゃん風情。

結局ウチの店が最終だったらしく、乗せ上手なメンバーゆえ、時間をオーバーし、一時間ほどショーをやってくれた。
ハヤシライスを少し食べ、皆と会話し、宿泊先のホテルへと帰っていった。
帰り際、見送ったアタシに「この店のお客さんは皆温かくて良い人ばかりだわね〜」と呟いた。
『ええ、それが何よりの自慢なの・・・』
「又来年もよろしくね」
『うんうん、待ってるからね』
めぐみちゃんは黒いロングドレスにコートをはおり、寒そうに足早に消えて行った。


しかし、ああやって車一台で気楽な一人旅で全国を廻っていると言うのも良いもんだよなぁ・・・・・・。本業が入れば本拠地の奈良に帰るらしい。
彼女は行く先々で沢山の人情ドラマ体験を経験した事だろうと思う。
昭和の旅芸人を彷彿とさせる温かみが有る人だった。

又来年も松本に来るらしい。
もし黄色い看板見つけたら、再び「こんばんわ〜!!」と勢い良くドアを開けて欲しい。


2007年11月17日(土)


 (日記) 一週間


今週に入ってからほんの数日の間に、数年間音信が途絶えていた思いもよらぬ三人の人からコンタクトがあった。

一人目は以前人を介して一時期常連客になったのだが、どうもアタシや常連と波長が合わず、飲むと酒癖もよろしくない女性で、彼女の常軌を逸したある行動が引き金になり、縁を切った。
その彼女から1年前くらいに電話が来たのだが、その時はアタシ自信があまり幸せではなく、彼女と話す気力もなく、そっけなく電話を切ったのだ。
そんな彼女から再び電話があった。
アタシは一瞬どう対応しようか迷ったが、今は気持ちに余裕も有り、幸せだし、普通に対応した。
彼女はアタシの店に又来たいと言う。
なので「来れば良いじゃない?」と柔らかな声で言った。
店の雰囲気を壊さず、常識的なルールさえ守ってくれたらアタシは誰が来てくれても一向に構わないのだ。
誰かがアタシに会いたがってくれると言うのは、嬉しい事ではないか。
でも、飲むのならお行儀良く、楽しんで飲んでよね。
アノ店はアタシが人を受け入れるのではなく、アノ店に住む「ぐうたら神」が彼女を受け入れるか入れないかだけなのだから・・・・・・。
来るもの拒まず去る者追わず・・・。アタシの趣旨は昔から変わらない。



そして二人目はアタシが昔持っていた趣味の教師でも有り、互いの夫の愚痴や本音の悩みなども言い合えた飲み友達でもあり、女性としても人間としても心から尊敬できるステキな人だ。
そんな彼女自身からの3年ぶりの電話だった・・・・・・。
店は大変賑わっており、アタシは片方の耳を押さえながら、一言も漏らすまいと必死に彼女の声を聞いた。
多分彼女の声を聞くのは、これで最後かもしれない・・・・・・。


彼女のカルチャースクールは20年も前に辞めていたのだが、彼女と彼女の連れ合い(当事はまだ恋人同士だった)とはその後も付き合いが有り、前にやっていたエポックと言う店にはしょっちゅう来てくれていたのだ。
それでも彼女が念願だった結婚をしてからは長年音信が途絶えていた。
アタシがからくり箱を経営した当初、偶然にスーパーで彼女に再会し、再び店を始めたことを伝えた。
彼女はアタシの店の出店を心から喜んでくれ、早速精神科医である愛夫と二人で開店祝いに飲みに来てくれたのだ。
彼女の結婚は色々な困難を経て結ばれたもので、晴れて夫婦となった二人はとても幸せそうで仲むつまじく、じゃれあうような可愛い言い合いをしながら楽しそうに飲んでいた。
アタシはその姿を見て、とても微笑ましい思いをしたものだ。
しかし、彼女の元気な姿を見たのはそれが最後だった。

「近々又来るからね」と言って元気に店を出たのに3ヶ月間も4ヶ月も連絡が無かった。
こちらからかけようかと思っていた矢先、彼女から携帯に留守電が入っていた。「マキちゃんに話したい事があるの・・・」その切羽詰った声にアタシは嫌な予感がし、夫婦間で何かが有ったか、アタシが店での応対で粗相をしたか、そんな理由だとばかり思っていたのだ。
直ぐに連絡をしたのだが、そのまま音信は途絶えたままだった。

そんな電話を貰い、音信が途絶えれば、気にならないわけが無い。
気を揉みながら数日が経ったある日、彼女の夫である先生から彼女の肺癌を知らされた。
しかも彼女の癌は両肺で、もう手術もできないものだと言う。
彼女は過去、アタシが癌だった事を知っていたのできっと相談したかったのだろう・・・・・・。
しかし余りの病気の進行度と深刻さにショックを受け、彼女は完全に心を閉ざし、外部との接触は一切断ち切ったしまったのだ。

その後彼女の夫は何度もからくり箱に足を運び、彼女の容態や近況を知らせてくれ、二人で遣り切れない思いをしながら酒を酌み交わした。
彼の憔悴振りは傍目から見ても気の毒で、精神科医なのに、まるで患者も同然だった。
此処最近、飲みに来ないので少し気になり始めていたのだが、一昨日、アタシがコンビニに氷を買いに出ている間にお客が「Jさんという女性から電話が有ったよ」と知らせてくれ、電話番号を控えてくれていたらしく、誰だろうと首をかしげながら掛けてみたのだ。

それは彼女自身からの電話だった。
彼女の声はとても細く、時折苦しげに咽びながらも必死でアタシに喋りかけている。
「マキちゃん、アタシはもう長くは無さそうなの・・・。それで最後にマキちゃんに頼みがあって・・・、思い切って電話したのよ」
アタシは何て答えて良いか言葉を失った。
『だめだよ、そんなに弱気になっちゃ・・・・・・』そんな陳腐な事しか言えなかった。
彼女の頼みは、ご主人は甘えん坊なので、一人になったら生きて行けそうもないと言う。そんなご主人を残し心配で死んでも死に切れないので、マキちゃんが誰か良い人を紹介してあげて欲しいと言うのだ。
『ダメだってば・・・、先生はJじゃなきゃダメなんだから・・・・・・、だからお願いだからそんなこと言わないでずっと傍に居てあげてよ・・・・・・』
けれど彼女は必死に訴え続けてる。
『解ったよ・・・、酒飲み仲間くらいは紹介するから、Jも早く飲みに来られるように希望を捨てちゃダメだよ・・・・・・』
もう声にならず、彼女と電話を切った後、アタシは恥じも外聞も無く、客達の前で泣きじゃくってしまった。

人間はこんな時、ありきたりの事しか言えない・・・・・・。
人間はこんな時なんて言えば良いのだろう・・・・・・。

彼女の命が後どれくらいなのか、アタシには解る。
何人も見て来たので解る・・・・・・。
最期の願いを託されたアタシは、どうしたら良いのだろうか・・・・・・。

彼女は最後にそういう人を早く見付けて私に連絡を頂戴、それまで頑張るから・・・と言い、か弱く笑った。

見付けてなんかやるもんか・・・。
そうしたら安心して旅立っちゃうでしょが・・・・・・。
彼女に奇跡が起きてくれる事を、強く強く願うしか無い・・・・・・。


三人目は、昨日気付いたのだが、数日前に東京の従兄弟からメールが入っていた。
「猫の事ばっかりで退屈です。東京の親類の事でも書いてくださいな、ねっ、初美ちゃんよ・・・」だって・・・。
彼はアタシより1つ年上の従兄弟で、毒舌で辛辣で、会えばよくからかわれていた。
パソコンをしていたのも知らなかったし、数年前92歳で逝った祖母の葬儀以来だ。
メールに名前が記されていたので久々に電話をしてみたらやっぽりそうだった。
ネットで身内の事を検索していて、アタシの日記に引っかかり、最近から日記をたまに読んでくれてるみたいだ。

アタシにはまだ親戚が居たんだよなぁ・・・・・・。
そんな事を思わせてくれたメールと電話だった。
メールありがとうね(A)
又、時折の接触、よろしくです。


この一週間、色々な事があり、アタシの気持ちはもみくちゃだ。
今日は例の4駆オカマの歌謡ショーだ。
賑わってくれる事を祈る。
明日は昔の常連達が15人の予約をくれている。
物事を噛み砕いて浸っている暇も無く、アタシの今週はめまぐるしい・・・・・・。
喜怒哀楽と睡眠不足がいっぺんに襲ってきた、あわただしい一週間だ。


2007年11月16日(金)


 (日記) 金蔵日記 5日目


今日ゲージに入れた金蔵とミュウーが初めてニアミスした。
ミュウーはフーシャー言いながらも、金蔵のゲージの直ぐ脇を通り、居間に暫くの間居たのだ。
ミュウーに取ったら居間に入るのは金蔵が来て以来の事だ。
その間金蔵はミュウーに近寄りたくてゲージの中で大暴れしながら鳴いている。
うるさいったらありゃぁしない。
金蔵が鳴けばミュウーが鳴く。まるで会話のようだった。

「ミュウー、傍に寄らせてよ〜」

『いやなこったい!!』

「お願いだから遊んでよ〜」

『冗談じゃないよ全く!!』

「そんな事言わないでよ〜」

『うるさいんだよ!! お黙りったら!!』

「お母さんって呼ばせてよ〜」

『アタシャアンタなんか産んだ覚えない!!』

「んな事いわないでってばぁ〜」

『ギャーギャーギャーギャーうっせんだよ!!このクソ餓鬼が!!』

アタシャこんな会話だと判断した。

実は昨日までフゥーリィーはミュウーたちの為に有給を取り、月・火・水と家に居てくれたのだ。
なので何とか二人で手分けをしながら二匹の面倒を見ていたのだが、いささかそうも休む訳に行かず、今日からフゥーリィーは会社に行った。今日アタシャ初めてひとりぽっちになった訳だ。

今まで金蔵の遊び相手をしていたのが殆ど夫なので、夫が出かけてから姿を探して鳴くわ鳴くわ・・・・・・。
なのでアタシは今日も6時半から寝ていない。
ゲージに入れても鳴く、部屋に放しても鳴く、アタシャ一人で気が狂いそうだった。
しかし、もう、鳴こうがわめこうがゲージ慣れさせるため放って置いたら、ミュウーが居間にやってきたのだ。

まだゲージ外での直接対面は危険だが、日々、亀の這うようにではあるが、二匹は接近し出した。
もう少しの辛抱だろう・・・・・・。
それまでアタシとフゥーリィーが持つかだが・・・。
金蔵は人気がないと生きていられないくらい甘えん坊で寂しがり屋だ。
そこがミュウーには無い可愛さな訳で・・・・・・。

今やっと二匹は別々の場所で昼寝をしてくれた。
なので日記が書けている。

しかし、金増が来てから昨日、もの凄くラッキーな事があった。
詳細は此処に書けないのだが、(毒舌1&2、解ってるよな!?)ひょんな事から大量に良いものが貰えたのだ。
やはり金蔵というネーミングにしたからなのだろうか・・・、偶然なのだろうか・・・、どちらにせよ収入に繋がるものが手に入った。
ナイショ・ナイショ、内緒の話はあのねのね・・・・・♪

そして昨日は平日なのにほぼ満席になった。

金蔵はやはり我が家のラッキーボーイだ。
今までに2回も大きな恩返しをしてくれた。


2007年11月15日(木)


 (日記) ミュウー&金蔵日記 4日目早朝 &続き


アタシャ今日はまだ一睡もしてない。
今何時だ? 5時15分か・・・・・・。 遣り切れないよ・・・・・・ったく。

昨夜は11時まで待てど暮らせど誰も来ず、珍しく隣の焼肉屋から韓国語のカラオケで盛り上がる声が聞こえていた。
せめて12時まで店に居ようと思ったが、猫達の事も気がかりだったので早目に切り上げて帰って来てしまった。なので物理的にお茶ッ挽き。(ハテ・・・、物理的と言うか?)

ミュウーは玄関のドアを開けるとアタシを出迎えてくれ、アタシと一緒にアタシの寝室まで来、たまにベッドの上に飛び乗りはするが、「よしよし此処でネンネしなさい」と撫でると、時折まだシャーシャー、フーフー言いながら隣の和室(パソコン部屋)の押入れに行ってしまう。

「そうそう気を許してなるものか」と言うところだろう・・・。
ミュウーも気位が高く、素直じゃないので、ミュウーなりに駆け引きをしてるんじゃなかろうか・・・・・・。

しかし5〜6分置きにアタシの部屋と金蔵が居る居間の引き戸の前を行き来し、なにやら落ち着かない落ち着かない・・・・・・。
(ちなみにアタシの寝室にミュウーのトイレと餌場がある。)
餌を少しつまんでは用も無いのにトイレを掘り堀りし、アタシのベッドに飛び乗り、飛び乗った途端又降りる。そして居間の引き戸の前に行きその引き戸をこじ開ける事5〜6回。
金蔵が気になって仕方ない様子。
けだもの的嫌悪感から、怖い物見たさの興味に変わりつつはあるようだ。
しかし、金蔵がすっ飛んできて金蔵の姿を見るやいなや「シャー!フゥー!」言いながら和室の押入れに逃げている。
(バッカじゃなかろうか・・・。んじゃ、開けるなよ・・・・・)
金蔵は鳴きながらミュウーの姿を探してる。

と、まぁ・・・、夜中からこんな事の繰り返しでもしも鉢合わせした時に乱闘になってはいけないと、アタシもフゥーリィーも全然寝られていない。

今ミュウー様はアタシの足元にピッタリ寄り添い、時折足にスリスリしながら日記を書くのをじっと見守っている。
コレだけでも凄い進歩なのだ。
金蔵に興味を持ち始めたことも事実だろう。
コレで急接近してくれれば良いのだが、そうは問屋が卸すまい・・・。

ふぁ〜っ!! 眠い・・・・・・。
何でこんな時間に日記書かにゃならんのよ・・・・・・。
コレもアンタを慕うが故の辛抱ナリ・・・・・・。
ミュウーよ、その気持ちを汲み取って、早く金蔵と仲良くしてくれよ・・・。

今週の金曜はオカマショーで賑わうだろうし、土曜日は15人の予約が入ってる。こんなんでアタシの体力持つかなぁ・・・・・・。
頼むから少し寝かせてちょんまげら。

あっ!!今ミュウーがキスさせてくれた!!  進歩じゃ進歩じゃ♪


(午後又日記の続き書くかも・・・)

これからは続き 4日目午後

金蔵は拾い主であるコマキの娘達の手から、動物愛護協会に所属している人のお宅に渡り、そこからアタシの元に来た。
今しがた思い悩んで電話をしてみたら、とても親切にアドバイスをしてくれた。

1 ミュウーが神経質で臆病でシャーシャー!! フーフー!!な事。
2 ミュウーが押入れに引きこもった事。
3 ミュウーがアタシにまで八つ当たりするようになった事。
4 金蔵は人懐っこく猫懐っこく、お利巧で、トイレも他の事への順応性も抜群な事。
5 ミュウーに向かって金蔵が突進していく事。
6 散歩に出したミュウーが帰って来た事。
7 ミュウーが夜中に何度も金蔵の居る部屋の引き戸を開けた事。
8 アタシに対してミュウーが徐々に心を開いている事。

などなど順を追って説明し、半ば泣きそうになりながら必死で相談してみた。
すると彼女は笑いながらとても優しく強い声で「ミュウーちゃんと金蔵は絶対に大丈夫よ」と断言してくれて、又泣きそうになる。

やはりアタシが見込んだ通り、今ミュウーは必死に金蔵に心を開きかけているらしい。
今日無料でペット用のケージを貸してくれる事になった。
狭いキャリーケースに入れると金蔵はギャーギャー鳴きっ放しなので、そこに入れて様子を見てみる事にした。
そこにミュウーが徐々に近付いていけば占めたものらしい。

一時期は引き取ったものの、絶望的にも思えた金蔵&ミュウーのお見合いだが、猫ちゃんの専門家的な彼女のアドバイスを聞いて、凄く明るい兆しが見えた。
今泣いたカラスがもう笑っている。
アタシって・・・本当に、単細胞なんだなぁ・・・・・・。



2007年11月14日(水)


 (日記) お絵描きごっこ


ミュウーのストレスがいくばくかを思い、今決死の覚悟でミュウーを初さんぽに出してみた。
金蔵が来て以来引きこもりがちだったミュウーも、いよいよ寂しくなったのか、アタシが恋しくなったのか、今朝はアタシに擦り寄って来、いつものように撫でさせてくれた。
あぁ・・・久々のミュウーのスリスリ感・・・。
愛しい手触り・・・。
この3日間どんなに寂しかった事か・・・・・・。

その後ミュウーはパソコンテーブルに上がって来、モニタからプリンターに移り、窓辺に立ちアタシを振り向き「外に出してよ」コール。

(まだ金蔵が来て3日目だし・・・、どうしよう・・・・・・)
アタシは悩んだ。
もしも世を儚んで帰って来なかったら・・・・・・。このまま永遠の別れになったら・・・・・・。
それでもミュウーはアタシに目で訴え続けている。

「ちやんと帰ってきてくれるよね?」
アタシがそう聞くと、目を瞑って「うん」と鳴いた。(ホントなんだってばさ・・・)
祈る気持ちでたった今出してやる事にした。
この日記を書きながらミュウーがちゃんと帰って来てくれる事を強く祈ろう。
そんな訳で徐々にアタシとミュウーの関係は元に戻りつつあるようだ。


サテサテ気をまぎらわす為、明るい話題に変えよう。

昨日は週明けの月曜日。
小雨の月曜なので暇を見込んでいたが、息子カップルと毒舌1・2とダウアーが来てくれ、カウンターは埋まった。
そして皆でテーマを決めたお絵描きごっこをして遊んだりした。
「一番上手な人に生ビールサービス」等と言っていたのだが、その約束は何処へやら・・・・・・。
最初は猫やアニメの主人公などを描いていたのだが、その内盛り上がって来、常連やアタシの似顔絵に変わり、好き放題に描き合い、腹を抱えて笑い転げた。
(毒舌1・2よ!!覚えてやがれ!!)

ダウアーの絵は中々写実的で、毒舌1の絵は幼稚園並みで、毒舌2の絵はオカルトチックで、息子の絵とももまんの絵は漫画チックで、アタシの絵は・・・・・・(やめておこう)
絵心のある人が羨ましいナリ・・・・・・。

おっ!! ここまで書いたらミュウーが帰ってきた!!
おお、よしよし・・・・。良い子だ良い子だ。
やっぱ、ミュウーはこの家が好きなのだ。

もう少しできっと金蔵とも上手くやれるようになると確信できそうだ。
帰ってきてアタシにスリスリし、今押し入れに昼寝に入った。

今日は息子の26回目の誕生日だ。もう息子もオッサンの仲間入り。
店が掃けた後、息子とももまんとアタシとの3人でホルモン焼きと付け麺を食べに行った。
ささやかなハッピーバースディーだ。

あんなのが26年前にアタシのお腹に入っていたなんて・・・・・。
ああ・・・、具気味だなぁ・・・。


2007年11月13日(火)


 (日記) 金蔵日記2


金蔵との一夜が明けた。

この猫、とてもつい10日ほど前まで野生の野良だったとは思えないほど、人間に気味が悪いほど懐いており、頭も良く、環境変化への順応性も抜群だ。
トイレも一度で覚え、ミュウーが嫌がり未使用だった、通称ネンネブクロ(ペット用ヒーター付きベッド)にも置いた途端に飛び込み、グースカピースカ寝てくれた。
夜中は一度も起きることなく、熟睡してた。(太っ腹だ)

今日になり、ミュウーは相も変わらずフーフー!!ギャーギャー!!では有るのだが、押入れ引きこもり状態が徐々に解除され、餌場にも降りて来、排泄にも降りて来、押入れから出てタンスの上に乗っていたので、一時間ほど金蔵を放してお見合いさせてみた。

タンスの上からフーフー!!言ってはいるものの、興味深そうにじゃれまわる金蔵を目で追っていた。
一方金蔵はミュウーに近付きたくて仕方ない。
洋服ダンスの中の洋服によじ登り、ミュウーに近付こうとしていたが、本気で猫パンチをくらいそうで、危険なのでひっぺがした。(笑)
その後ミュウーは徐々に金蔵の事が気になり始めたらしく、すりガラス越しに鼻を突き合わせたり、又、フーフー!!言ってみたりと忙しい。

先方宅でも10日ほど掛かってやっと先輩猫が金蔵の傍を通るようになったと言うので、アタシもお見合い時間を徐々に増やし、気長にチャンスを待つ事にした。

金蔵の昼寝場所はアタシの胸の上かフゥーリィーの腹の上が良いようで、本当に人懐っこいったらありゃしない。


2007年11月12日(月)


 (日記) 金蔵来宅


来ましたよ、来ましたよ。黒猫のチビスケ、金蔵君が・・・・・・。
今日から晴れて我が家の一員です。

目ん玉の周りが(人間の白目部分)が金色なので、金蔵に命名しました。
何となく金運に縁が付きそうな名前でもあるしね・・・・・・。
何れ写真をUPします。

金蔵君、ミュウーを見るや否や母猫と間違えたのか、ミュウーを追っかけ回していたのですが、ミュウーはご多分に漏れずフーフー!! ギャーギャー!!で、もっと金蔵が近付けば猫パンチを食らわす事でしょう。
絶対に2匹だけには出来ません。
ミュウーさん相変わらず僻みっぽく、、只今押し入れに引きこもり中でございます。

ミュウーはアタシにまで八つ当たりをし、「アンタ!! アタシを裏切ったわね!?」とばかり睨み付けながら、アタシにまでフーフー、ウーウーわめき散らす始末・・・・・・。化け猫よりも恐ろしい顔をし、アタシに非難ごうごうです。
ミュウーと金蔵が慣れ親しむにはどうも一ヶ月ほど掛かりそうです。

金蔵君は緊張する事も無く、物にじゃれ付いたり餌をパク付いたり、もう家中をおもちゃにしているご様子。
金蔵はしばし家の中を探索した挙句、今はフゥーリィーのメタボリックなお腹の上によじ登り、それをベッドにお昼寝中でございます。
(かなりリラックスしている感じ)

当のフゥーリィーは今までミュウーにそんな愛嬌を振りまかれた事が無いのでとてもご満悦の様子。ミュウーを心配しながらも、金蔵にもメロメロみたい・・・・・・。

したがって、アタシはミュウーの世話役、フゥーリィーは金蔵の世話役と役割が決まりそうです。
どうかミュウーのご機嫌が早くなおってくれる事を切に祈るばかりだ。

暫くは夫婦共々、家を空けることも出来そうも無く、フゥーリィーが帰宅した途端、アタシが店に出るという、時間的すれ違い夫婦形態が皮肉にも良かれとなりそうだ。

そんな訳で金蔵君来宅の第一報告させていただきました。
暫くの間はミュウーと金蔵の夜中の鳴き合いで、寝不足が続く事と思われる。


2007年11月11日(日)


 (日記) ミュウーよ頼むぞ!!


結局、明日、あの泣きの涙で手放した黒猫ちゃんがアタシの元に返って来る事になった。
やはり先方の先輩猫が子猫を受け入れず、未だフーフー言いながら毛を逆立てっぱなしらしい。
それに先方のお宅は、広い国道沿いなので、もしも何か有ったらアタシに申し訳ないとの事でアタシに返してくれる事になった。
あっちこっちたらい回しにされて可哀想だ・・・・・・。

アレから3人の獣医、猫好きで沢山飼ってる人の話、本なども購入し色々なアドバイスを貰い、考え抜いた挙句の決断だ。
案ずるよりも産むが安し、と言う心境になった。

多分人間との出会いもペットとの出会いも、何かの意味が有り、最初からアタシの所に来る運命だったのだと思う。
その運命をありがたく受け入れ、責任を持って可愛がる事に決めた。

今日ミュウーに「これこれしかじかでそうなるので、アナタも大人なんだからちゃんと受け入れてあげてね。もちろん父ちゃんも母ちゃんも、一番大事なのはアナタであって、アナタの事を決して粗末にしないから、アタシ達を信用して今まで通り威張り腐ってておくれでないか」
と、説得しておいた。

頭の良いミュウーの事だから、アタシの言葉をちゃんと理解してくれたと信じよう。

そんな訳で、これからの日記は暫くの間、黒猫ちゃんとミュウーとの話題が多くなりそうだが、どうかお付き合いのほどよろしくです。

物事はなるようになるものです。出たとこ勝負出たとこ勝負♪


サテ・・・・・・名前を考えないとなぁ・・・・・・。

何か良い名前無い?

それから猫同士を仲良くさせる妙技を知ってる方は、是非是非教えてください。



2007年11月10日(土)


 (日記) 人を疲れさせない人間になりたい


人間って色々な人が居るもので・・・・・・。

その人が居るだけで周りが明るくなり、楽しい気を放つ人が居ると思えば、その人が居るだけで周りが緊張し、気を使い、テンションを下げてしまう人も居る。

前出のような人達ばかりが集まると、そりゃぁ楽しく、一体になって盛り上がれる訳で・・・・・・。
昨日はそんな人ばかりが集まり、平日だと言うのに結構賑やかになった。

ウチの店は気難しい人や神経質な人など、例え来て一時期は混ざったとしても、徐々に居心地が悪いのか自然に来なくなる事が多い。
♪老若男女皆ファミリー♪みたいな精神のメンバーばかりで形成されつつある店だ。

先日もてつと話してたのだが、アタシの経営年数が18年ぐらい有るとして、店の中での喧嘩や揉め事が起きたのは過去1〜2回だけだったと言う事が如何に珍しいか・・・と言う話題になった。
てつ達のグループと新参者の若いツッパリのグループが、過去の店で一人の女の子を挟み大喧嘩になった事が有る。
その時は物凄く派手な喧嘩になった。
しかもその喧嘩で一番大暴れしたのはどうやらアタシだったみたいだ・・・(汗)
本来喧嘩や揉め事が好きじゃないので、なるべく我慢し、なだめ役に廻っているアタシだが、あの時ばかりは燃えに燃えた。

てつが、「昔からマキュ姐の店は心穏やかで楽しいメンバーばかりが集まってくるよなぁ〜」と関心してくれてるが、それは店を経営している限り、人をリラックスさせたり楽しませると言う心構えは不可欠なものだと思うし、楽しくない人より一緒に居て楽しい人の方がいいじゃぁないかと言う、同じ気を持ち合わせた人間が集まると言う自然の法則が働くからなんだと思う。
決してアタシの力じゃない。

ともかく、とがったり、神経質で、周りを不快にさせることが無いような人間になりたいとは常日頃から心がけている事である。


2007年11月09日(金)


 (日記) 心の篭った手料理の幸せ・・・


先日、我が妹分コマキと一緒に、アタシの友人兼、アタシの別荘的いやし空間である【ゆっこ亭】にお昼をご馳走になりに行ってきた。
ゆっことコマキはからくり仲間だ。

彼女の家はとても素晴らしく、手入れの行き届いた庭を見ながらの食事は、本当に何処かの割烹旅館での食事のような癒しと安らぎを与えてくれる・・・・・・。
季節によっては色々な種類の野鳥も遊びに来、バードウオッチングもできるのだ。
アタシャゆっこ亭の食事にお呼ばれするのが、何よりの楽しみの一つである。

本当は3人で先日行ったイタリアン【おおいし】でランチをする予定だったのだが、そこが定休日で、あれやこれやと考えてるうち、ゆっこに「大したものは出来ないけど、ウチならタバコも吸えるし、ウチでランチしようよ」と言われ、二人でゴロニャンと甘え、行って来た。

ゆっこ亭のランチにはいつも感心させられるのだが、本当に旅館のご飯みたいに見た目と味で楽しませてくれる上質のランチなのだ。
何を食べても美味しいのだが、味だけではなく、庭で取れる無農薬のトマトやネギやレタスや・・・時には花やもみじなどが添えられたりもしていて目でも楽しませてくれる。
例えば、ほうれん草のおひたしひとつにしても、一口ずつに株分けしたほうれん草を丁寧に海苔で巻いてあり、門松の竹のように綺麗に盛り付けてある。その緑の隣に玉子焼きの黄色が栄え、益々食をそそると言う具合なのだ。
いつも写真を撮ろうと思うのだが、極限状態の腹減らしで行くため、カメラを持つ暇も無くがっついてしまい、後で後悔するのだ・・・・・。

先日のランチは、そのほうれん草のおひたし・だしまき卵・生たらこ・サトイモの煮付けに挽肉のアンが掛かったもの・自家製のお漬物・いわしのフライ・極めつけはキノコの炊き込みご飯・蒼さと揚げふの味噌汁。
まだあったっけかな? (忘れてるし・・・・・・)
挙句の果ては手土産に、キノコご飯とたらこまで貰ってきた。(笑)
いたれりつくせりではないか・・・・・・。

ともかくお金を払っても食べに行きたくなるような、そんなユッコ亭の手の篭った愛情豊かなランチ。

今回も大変ご馳走様でした。いつも幸せな気分に浸らせてくれてありがとうです。

又呼んでね〜


2007年11月08日(木)


 (ミニイベント) オカマ歌謡ショーのお知らせ


昨日の早い時間、突如80キロ級のオカマちゃんが店のドアを開いた。
アタシャたまに行っていたオカマバーのお姉ちゃんかと思い「あら?珍しいじゃない・・・どうしたのよ」なんて挨拶をしてしまったんだけど、どうやら彼女(?)とは初対面らしい。

(デブ専のオカマってどうして皆同じに見えるのだろう・・・・・)

どうやら彼女は奈良のオカマらしく、飛び込みで営業に廻っているバイタリティー溢れた4輪駆動的オカマちゃんのようだ。
彼女、普段は天童よしみの前歌などで地方周りをしているようだが、歌手生活及びオカマ生活は20年の大ベテランだそうだ。
来週は単独で松本界隈のスナック数件で歌謡ショーをやると言う。

ビジュアル的には酷いが(ゴメン・・・正直なもんで・・・)凄く面白そうな人だし、歌唱力は抜群だと自画自賛していたし「お客を楽しませる自信は大有りよ〜ん♡・*:..。♡*゚¨゚」と言っていたので、オカマ大好き人間のアタシも是非是非と頼む事にした。

ギャラは30分で12500円の所、アタシャ値切って10000円ポッキリでやってもらうことにした。
こんくらいならもし客が少なくてもアタシでギャラを払えそうだし?
当日はセクシーな(怖)ドレスで5〜6曲は歌ってくれるそうだ。

11月16日の(金曜日)PM10時50分〜PM11時20分までの30分間、ミニイベントと言う事で、チョイと不気味な異様空間で笑い転げて楽しみましょうよ。
お客さんからはいつもの飲み代プラス、ショーチャージはどなたも1000円ずつ徴収いたします。

出来るだけ多くの人に集まってもらいたく、おん願いたてまつりまする〜〜〜。

一応参加希望者は事前にアタシにお知らせくださいね。
彼女4件ほど廻るそうなので、時間厳守ですよ〜♪


備考 今の所の強制参加者・コマキ・ダウアー・たかちん・大矢さんなどなど・・・

定員20人ゆえ、早いもん勝ちです。



2007年11月07日(水)


 (日記) 心に残る言葉・・・


「今日はお前が入れろよ・・・」

『いやよ・・・、アンタが立てて入れて・・・』

「日曜日も俺が入れたじゃないか・・・今日はお前の番だ・・・」

『じゃ、しかたないわ・・・入れるわよ・・・・・・』


何を朝っぱらからバカな誤解してるんですか・・・・・・。
コーヒーですよコーヒー・・・・・・。
今朝6時に目覚めたアタシとフゥーリィーとの会話でやんす。



ちょっとした狙いはあったんだけど・・・・・・ww
気を取り直して本題に入りましょう。


人それぞれに人生の転機になるきっかけになった言葉や心に残る言葉を掛けてもらった経験が有ると思う。
この前とある雑誌を見ていたら葉書で送る懸賞エッセイで「アナタの心に残った言葉、人生の転機になった言葉を教えてください」と言うものがあった。
応募しようと思ったらもう締め切り過ぎてたので諦めた。


アタシの心に残る言葉は、平成2年に62歳で逝った母の言葉。

若い頃、見た目や感じだけで人を判断しがちだったアタシに母によく言われた言葉が有ってね・・・・・・。

「初美・・・(アタシの本名らすぃ)物事は顔に付いてる目じゃなくて、心の目で深々と見てごらんなさい・・・。今まで見えなかった事が沢山見えてくるようになるから・・・」
たったコレだけの言葉に、結構な衝撃を受けた経験がある。

確かに平面部分だけではなく、深層部分を見詰めようとするようになると、この人はどうしてこういう性格や考え方をするようになったかとか、掘り下げて考えてみたくなる。
そうすると嫌な部分が愛しく思えたり、良いと思っていた部分が怪しげだったり・・・・・・、今までと全く違った見方が出来るようになる。


母のこの言葉は未だアタシの教訓になっていて、もっともっと心の目を肥やし人との接し方や物事を判断する時に役立たせたいなぁ、と思っている。

アナタの心に残る言葉はなんですか?


2007年11月06日(火)


 (日記) 情けは人のためならず


この言葉、ほんの2年前くらいまで、人のために情けを掛けるのはその人を甘やかしてしまい為にならないから良くないことだ。と言う意味だと思っていた。
そう思ってる人、何人か居やしないだろうか?

本当の意味は人に無償で情けを掛けてあげると、必ずいつか数倍になって自分に返って来てくれるという意味らしい・・・・・・。

アタシに今まで情けを掛けてくれた沢山の人々にちゃんと還元は有ったのだろうか?と時々心配になる・・・・・・。


そう言えば・・・、もう5〜6年も前の事なのだが、トイレを借りに入ったパチンコ屋でトイレだけ済ませて出てこようと思ったら、店員がジロリと睨み付けたので千円だけシブシブ出し、「高いトイレ代だよなぁ・・・」とブツクサ言いながらも球を打ってみたらフィーバーしちゃったのだ。
しかも確率変動で・・・・・・。
その頃も貧乏だったので本当はやっていたかったのだが、仕事の時間に間に合いそうも無く、近くに居た負けが嵩みガックリしていたようなお婆ちゃんにその台を譲って泣く泣く帰ってきたことがあった。

その数日後だ。宝くじが5万当たったのは・・・・・・。


なるほどねぇ・・・・・・
情けは人のためならず・・・・・・・・。

うんうん・・・。言い得て妙ナリ・・・。


2007年11月05日(月)


 (日記) 様々な人との様々な付き合い


「賑やかな時は賑やかな時でそれも楽しいんだけど、この店、あんまり混んでない時の方が好きなんだよなぁ・・・」と言う客がウチの場合は圧倒的に多い。
2〜3人くらいがカウンターに居て、アタシがカウンター越しにその客達に順番に絡んでいるような日が一番居心地が良いと言う。
「毎日それじゃ生活が成り立たんでしょうがぁ・・・」と言うと「そりゃそうなんだけどさ・・・」と苦笑している。


昨日は長野在住のソウルメイトの礼ちゃんが松本の仲間と三人で来てくれた。
彼女は一年半くらい前、信大に勤めるアタシの幼馴染的付き合いのある(K)が連れて来てくれた人で、長野でカウンセラーの仕事などをしているステキな女性だ。
アタシよりも少し年は下だが、初対面で彼女に会った時、この人が今のアタシを変えてくれるかも知れない!! そう直感した。


当事アタシはとても深い絶望感や虚無感を抱えていた。
長年の念願だった店をやっとオープンさせたものの、然程の客もなく、お茶っ挽きの日も多く、完全に自信もやる気も失せ、もう生きるのさえ無理だと言うギリギリの精神状態だったのだ。
日々自殺サイトなどを眺めてはため息を吐き、beerが売り切れてもそれを補充する資金さえ無い日もあった。
一度カウンセリングを受けた方が良いかも・・・。そう思っても、その代金などあるわけも無い。

(K)からは彼女が凄い人なんだと聞いていたので、多分カウンセリングを受けるにはかなりのお金が掛かるのだとは思っていたのだが、ある日アタシは(K)に叱られる事を覚悟で意を決して彼女に電話をしてみたのだ。
彼女のカウンセリングを受けるにはいくらくらいが必要なのか聞いてみる目的だった。
しかし彼女の声を聞いた途端、アタシは堰を切ったように泣き出してしまった。
切羽詰ったアタシの声に彼女は何かを感じてくれたらしく、数日後、彼女はわざわざ松本まで出向いてくれ、無料でアタシの話を聞いてくれ、自分の体験や経験なども含め、彼女自身の話まで親身になってしてくれたのだ。
その場でアタシはもの凄い安心感と元気を頂いた。

そんな出会いから始まった彼女との付き合いなのだが、それ以来彼女は定期的に松本の仲間と集まっては店に飲みに来てくれるようになった。
会えない日はメールで近況を報告し合い、今は本当にソウルメイト的な良い関係が築けている。

長野と松本なのでそう始終会える訳ではないのだが、不思議と彼女が来た日はしょっぱなが静かで、深い会話も出来、話しが終わった頃に他の客ポツリポツリと来だす・・・・・・、と言う事が多い。
ぐうたら神マジックが起きるのだ。
昨日もそんな感じの日だった。

昨日来たじょーじんちゃんに「この店はお客が凄く良い人ばっかりだし、集まってくる皆は、ママの事が大好きなんだよ。だけど、経営者としてはあまりにも頼りなくて心配なんだよな・・・。此処が無くなっちゃうとみんな困るんだからもっと商売っ気も出さないと・・・」と物凄く嬉しい忠告を受けた。


皆ママの事が大好きなんだから・・・・・・。

此処が無くなっちゃうと皆困るんだから・・・・・・。


あぁ・・・アタシはこんな言葉を聞く日のために、今まで頑張って来たんだなぁ・・・。
何かその言葉を反芻しながら、泣き出しそうになってしまった・・・。


礼ちゃん、じょーじんちゃんのその言葉、心の耳で聞いてくれたよね?
そんな事を言ってくれるお客さんが出来はじめたんだよ? やっぱあの日礼ちゃんが言ってくれた「マキちゃんなら絶対に大丈夫だよ。アナタがアナタのままの気持ちでお客さんに接していたら必ず繁盛するようになるから・・・」と言う言葉、ただの慰めではなかった事が昨日で実感できました。

これからもアタシはアタシのままの気持ちでお客さん達と楽しみながら、多少危なっかしげにでも、店を切り盛りし続けていきますよ。


2007年11月04日(日)


 (日記) 昨日は賑やかな夜だった・・・


さすが給料直後の華金だけあって、昨日は賑やかな夜になった。
一人ずつの常連が5組、二人連れの常連が2組。
メンバーは、ぽいずん・ぽいずんの友人・毒舌1・毒舌2・じょーじん・テツ・コマキ・ダウアー・たかちんの9人。
この人数だと、一人ずつの常連だけならば誰かが余ってしまい、カウンター席に全員座るのは無理なのだが、上手くしたもので二人連れが2組居た事でテーブル席とカウンターに別れ、難なく纏まった。

皆、やぁやぁの仲なので一つの話題で全体が盛り上がれる。
カウンター側では、もっぱら毒舌1とアタシとで一昨日のヨッパ爺との修羅場の再現話になり、ソレを聴きながら皆が大ウケし「そんなに酷かったんだぁ、でも、俺もチョットその場に居てみたかったなぁ」等と皆口々に言っていた。

向こうのテーブルではぽいずんとぽいずんの友人と毒舌2がなにやら良い感じで盛り上がっていた。

そんな雰囲気のまま夜は更けて行き、気が付けばご定番の3時。
客人の代行を呼べば一昨日の、かの爺ちゃんがバツの悪そうな顔をしてお迎えに来た。
台数の少ない会社なので順番待ちのピストン送り。
みんなさぞや感慨深い思いでその代行に乗った事だろう・・・(ニヤリ)

やがてクモの子を散らすように皆が帰って行き、店の片付けはお預けにして小腹の空いていたアタシはテツと近所の韓国居酒屋へ・・・・・・。
beerで乾杯して太刀魚の塩焼きと辛いスープを頼み、5時近くまでくっちゃべっていた。
代行はもう無い時間なので、店には立ち寄らず其々タクシーで帰宅した。

しかし、アタシもけっこうこの年でタフだよなぁ・・・・・・。
夜更かしもなんのその。夜にはめっぽう強い年寄りだ。

あぁ・・・今日は店の後片付けしに行かなくちゃなぁ・・・。
タルイなぁ・・・・・・。
フゥーリィー君、お小遣いあげるから手伝ってぃ〜?


今日は長野からソウルメイトの礼ちゃんが3〜4人で来る。
今日も多少は賑やかな日になりそうな予感アリ・・・。


2007年11月03日(土)


 (日記) 昨日は参ったよ!!!


昨日もへんちくりんなドラマが有った。

10時過ぎまで誰も来ず、2月以来のお茶っ挽き(←この字が正しいらしい)かなぁ・・・と思いきや、いつもの台詞(「今日は二人で3000円しかないからソレでやってもらえますか? それには代行代も含まれてるんですけど・・・・・・」)と共に、毒舌1&2が現れた。

まぁ、いつもの調子でああだこうだ互いに悪たれをコキながらも楽しく飲んでいる事約一時間。・・・と、そこに入ってきたのがペロンペロンに酔っ払った某代行の運転手。
アタシ達がいつも呼んでる代行の運転手だ。

彼、普段は腰も頭もかなり低く、大変愛想も良いのだが、酒が入るとド豹変する。
オフィスドラマに必ず1人は出てくるような、上にはへいこら、下には大柄、オマケにセクハラなのでOLに嫌われまくりと言う典型的な部長止まりタイプの人間だ。

アタシャ彼を人間的には嫌いではなく、よほどストレスがお溜まりのようで・・・・・と、いつも内心、同情的な目では見ているのだが、昨日の酔い方はいささか酷過ぎた。

毒舌達がババアと呼ぶのに同調し、そいつまでアタシを「ブゥアブゥア〜!!」呼ばわり。
毒舌たちの事は「オイ、この小僧ら!!」だぜ・・・・・・。


仮にもアタシ等は最上客だぞ!!
それに向かってババアだ小僧はなかんべぇ・・・・・・。

「このじじぃ!! 誰に向かって言ってんだ!!」と、アタシがふざけて強く怒ると、直ぐに「でも良いね〜、こうやってママの事を慕って集まってくれる若者達が沢山居て〜」などとスリスリしてくる・・・・・。
おまけにアタシの手をとり、指は噛むわ、どこかに飲みに行こうとしつこく誘うわ・・・・・・。(アタシャ死んでも嫌だわい!!)
絶対そいつと二人だけにはなりたくなかった。

アタシャ目ん玉見開いて彼の豹変振りにあっけに取られている毒舌1に「お願い!! 一人にしないで・・・」と、走り書きのメモを渡したら、毒舌1がゲラゲラ笑いながら2にそれを見せていた。

毒舌1も2も毒舌ゆえ、わざと「さぁ、そろそろお勘定してもらおうかなぁ〜」などとニタニタしながら意地悪を言う。
「てめえ〜ら!! 今帰ってみろ!? 絶交だからな!!」と又メモを渡す。

ジジィはゴムの緩んだパンツのようにアタシ達を持ち上げたり引き摺り下ろしたりしながらも一向に帰る様子も無く、アタシャブチ切れそうになる自分を抑えるため、額に汗しながら対処に励んだ。
そんなやこんなでハチャメチャな一日となり、結局は2時過ぎにジジイをようやく追い出し、最後まで毒舌たちは用心棒役を果たしてくれ、3時にアタシは無事に家に辿り着いたと言う訳なのだが・・・・・・。

毒舌たちよ良くぞ我慢した!! アンタら偉い!!
まぁ、あれ以上酷ければ毒舌たちが切れる前にアタシが切れただろうけどね・・・・・・。
初めて毒舌達のありがたみがわかった1日でもあったよ・・・。

それにしてもいやはや、参った・・・。

悪い人間じゃないんだろうけど・・・・・・あれじゃ〜ぁなぁ・・・・・・・。
シラフに戻った次回のジジィの顔が見物だ・・・・・・。

どっちにしても、酒癖の悪過ぎる人間は嫌いだ!!
おととい来やがれ!! ってんだ!!!


2007年11月02日(金)


 (日記) 人が去っても悲しむなかれ


最初にその人と出合った時、フとした違和感や、この人ダメかも・・・と感じた場合、やはり長く付き合いが続かない事が多い。
まれに最初の印象が悪くても喧嘩をしてから本物の付き合いに発展する人も居るには居るが、アタシの最初の直感は、ほぼ正しい。

一部の人からアタシは博愛主義などと思われているらしいのだが、かなり人間の好き嫌いは有るし苦手なタイプの人間も多い。
客商売だし、大人のつもりだし、最初からつっけんどんな態度を取ったり相手を拒絶するような態度は取らないように気をつけているので、人あたりは良いほうだと思う。
ただ、初めに違和感を感じた人は、例え付き合いが始まったとしても、常に一歩引いた距離感を保ちながら様子を見るようにしている。
するとやはり、付き合えば付き合うほど違和感が増してくる。

なので気持ちの奥底で、自ら手を下すまでもないのだが、この人との縁を切るきっかけが欲しいなぁ・・・等と願ったりすると、相手から何かのトラブルを招いてくれたり、そのきっかけになるような事が起きてくれて、すんなりと縁が切れる事が多い。

以前アタシの日記の読者だと言う、とある若い女の子に「わたしは人との付き合いがどうも上手く行かないんです。沢山の人と長く付き合える方法ってないですかねぇ・・・」と掲示板で聞かれた事が有る。
『沢山の人と長く付き合うのってケッコウ面倒なもんですよ。気の合う少ない人だけと楽しく過ごしてた方が良いじゃない? そして、最初は気が合った感じがしても途中で気が合わなくなるのは、やっぱりアナタとは縁が無かった人だと思えば良いと思う。何れ厳選された金の粒だけ残るようになるし、アナタにとって本当に必要な人は、相手にとってもアナタが必用な訳で・・・、いっとき去っても又必ず会えると思う。だから去るもの追わずで良いんだわよ♪』などとあまり相手にとっては嬉しくないような答え方をした覚えがある。

最近年を食ったせいか、どんどん不要な物を排除したいと言う考えが強くなってきた。
物も人間も、本当に自分にとって大切で、相手にとっても必要になれる関係だけで良い。
付き合っていて変に気を使ったり、何度も違和感を感じながらも遠慮しながら付き合ったり、嫌な気持ちにさせられるような人とは、もうどんどん切り捨てたり切り捨てられたりで良いじゃないか・・・と思うようになった。
ある年齢を境に、色々な物を身に付けたがるよりも脱ぎ捨てて行く方向に快感を覚えるものなのかもしれない・・・・・・。

ねっ。 ケッコウ冷たい人間でしょ・・・。


2007年11月01日(木)

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