2002年11月27日(水) |
そろそろカレンダーを… |
来年のカレンダーが、 今我が家には4〜5部ほどありますが、 そのいずれもが、もらい物か付録です。
そんな中、本日送信されてきたメルマガで、 「2ちゃんねるカレンダー」なるものの告知を見ました。 おなじみモナー君をあしらった、 何だか彩り鮮やかでかわいらしいものなので、 もらったら嬉々として飾りそうですが、 次女が「かーいーねー♪」などと指をさしたら 何か怖いような気もします。
まあ、そんなこんなで、多分買いません。
朝6時過ぎに起床 長女と2人、昨晩の残りのシチューとトーストで朝食 シチューも一晩寝かせた方がいい味になる?
仕事はラストスパート 4時過ぎに完了し、ファイルを送信する
シチューといえば。 クリームシチューをつくるときは、 牛乳4カップを使ったホワイトソースを使う。 加えて、食後にチャイかカフェ・オ・レかココアでも飲めば、 骨粗鬆症そこのけのカルシウム摂取量になるけれど、 脂肪もいっぱい摂っていそう。
昨日、近所に最近できた古書店に寄って、 マンガを2冊と小説を1冊買ってきた。 マンガのうち1冊は、 萩尾望都の『ケーキケーキケーキ』の文庫版だが、 気がついたら、これが萩尾ワールド初体験なのだ。
デジタルカメラ(長女のお下がり)を 首からぶら下げて ごく家の近所でポタリングしました。 素朴に見えて、実はかなり色鮮やかな草花も咲いているし、 空の青も、再確認する価値がある程度には濃いし、 南川に架かった橋の欄干には、 愛らしいアカトンボもとまっています。 同行の次女も、カメラを何かに向けると、 すかさずフレームインしてきます。 つまり、被写体には全く事欠かないはずなのに、 家に帰ってきてから、それらを確認してみますと、 全く「なっとらん!」写真ばかりです。
最近、写真DPEのショップなどで、 かなり値段の下がったチェキ!を見かけますが、 あれをマジで買おうかなと、今さら思うきょうこのごろ。 根拠は全くないのですが、 デジカメより相性がいい気がするのです。
話はちょっと変わって。 先日、相方に2バンドのトランジスタラジオを 買ってもらいました。 今まで使っていたのがもう×になってきたので、 本当に欲しくてねだったし、現在は激しく愛用中ですが、 こうして改めて書いてみると、 自分という人間は、どうしてこう世の中からズレているのかと 呆れるばかりです。
2002年11月16日(土) |
『リプレイスメント』を見ました |
リプレイスメント The Replacements 2000年アメリカ ハワード・ドゥイッチ監督
リス・エヴァンスが、あの腹でスポーツ選手の役を? 何の冗談だよ〜というノリで見ました。 (思ったとおり、情けない役ではあったけれど)
報酬値上げのストに突入したアメフト選手たちに代わり、 寄せ集めのリプレイスメント(代用選手)たちが プレーオフ進出をかけた試合まで奮闘する、 松尾貴史氏の言葉をかりれば、 泣きの前戯としての笑いのツボをしっかり押さえた、 なかなかよくできたスポーツコメディーでした。 少しシビアな設定の、 アメフト版『メジャーリーグ』ってところでしょうか。
キアヌー・リーブスは、 実力はありながらメンタルな部分が弱く、 しばらくプレーから遠ざかっていた男…を好演しています。 主演ではありますが、 周囲の人間のキャラも十分立てているような、 とっても感じのいい役どころでした。 ジーン・ハックマンも、少し前に見た 『ハートブレイカー』では、 「そりゃないよ」な、イケてない金満家の役でしたが、 この映画でのマクギンティ監督役は、 少々血の気の多いところもあるけれど頼れるオッサンで、 「そうそう、こういうのが見たかったのよ」 と素直に反応できました。
チアリーダーのアナベルを演じたブルック・ラングトンって、 私自身が今までに見た映画だと、 『スゥインガーズ』にも出演していたらしいけれど、 実のところ、全く覚えていません。 超美人ではないけれど、好感度の高い健康的なルックスで、 性格よさそう…… 確かに、『リプレイスメント』向きのキャラクターです。 そういえば、『スウィンガーズ』で脚本・主演だった ジョン・ファヴローも、 『リプレイスメント』にも顔を出していました。 何気なく、どこかでコネクションがあるのでしょうか。
そういえば、H.ドゥイッチ監督といえば、 80年代の『プリティ・イン・ピンク』『恋しくて』など 一見負け組に属しているように思える人間に 温かな目を配り、活躍の場を提供した人ですが、 この映画でもその辺は健在だったので、本当にホッとしました。
元スモウレスラーの日本人にはちょっと引いたけれど、 まあ、あの程度の失点があった方が、 完璧恐怖症の自分には程よかった気がします。 (何だかんだ言って頑張ってたし) 花田勝さんが見ていたら、 自分がこの映画に出たかったと思ったろうなあ、きっと。
今朝のテレビで、 「室蘭では“やきとり”に豚肉を使う」 という話題を取り上げていました。 大昔この町では、養豚が奨励され、 その皮を使って軍用の靴などをつくっていましたが、 そうすると肉が余ります。 それを安く買い、なじみのある“やきとり”の名で 売り出したアイデアマンがいた…というような伝統が、 今に引き継がれているとのことです。
それで、自分自身の 「絵に描いたような食べ物のドシ話」を思い出しました。
13年前、就職のために静岡で暮らすことになりました。 電圧60ヘルツのところで暮らすのは初めてでしたが、 気候もよく、まあまあ暮らしやすい町だと思い始めていたころ、 ペーペーの私は、「昼食の注文」という仕事を仰せつかりました。 職場の地下食堂を含め毎日3〜4の店に電話をしていましたが、 自分自身は弁当持ちか、 地下食堂の一番安い定食を頼んでいました。
弁当を持たずに出勤したある日、 地下食堂のメニューで、 「はんぺんフライ」というのを見つけました。 そのとき、私の頭に思い浮かんだのは、 白いふかふかの座布団のようなはんぺんを半分にして、 できたらチーズか何か挟んであって、 衣をつけて揚げてある、そういうものでした。 う〜ん、おいしそう。 きょうはサイドにこれをつけよう!と決め、 注文しましたともさ。
さて、お昼になりました。 ○長のラーメンも、△次長のカツ丼も、 NさんやKさんや私の定食も、み〜んな届いたのに、 問題のはんぺんフライだけが届きません。 何やら、灰色の小判型の練り物に 衣のついた揚げ物が1つあるだけです。 そこで私は、地下食堂に電話をしました。 「はんぺんフライが来ていないのですが…」 「済みません。今お持ちします」 でも、電話をした直後、Yさんが衝撃の一言を発しました。 「なんだ、来てるじゃん」 「え」 「これ。はんぺんフライでしょう?」 と、指さしたのは、その「灰色の(以下省略)」でした。 「これ、はんぺんなんですか?」 「……そうだよ……?」
静岡に来るまでの20年間、 はんぺんというのは、白くて座布団のようなもの、 と思い込んでいたので、すぐにはわからなかったのです。 (それしか知らないんだから、当然ですが) 帰りのバスの中から、海産物を扱うお店を注意深く見たら、 確かに「名物 黒はんぺん」などの張り紙もありました。 いわしの身を使っているのであの色なんだそうで、 いわゆるつみれを小判型にしたものという感じでしょうか。
そんなこんなで、 静岡にいた頃は、なぜだかほとんど口にしなかったのですが、 もともと嫌いじゃないタイプの食べ物なので、 簡単に手に入らなくなった今になって、 時々食べたくならないでもありません。
でも、静岡のスーパーにだって、 白いはんぺんくらい売ってたけどね…
そういえば、奥田瑛二さん(愛知県出身)が、 奥様(東京出身の安藤和津さん)とまだ結婚したばかりの頃、 全く同じことでモメたという話を聞きました。 御夫妻の場合は“おでん”だったそうですが、 「はんぺん入れていって言ったのに!」(黒) 「だから、こんなにたくさん入れたでしょう!」(白) 何だか、目に浮かぶようです。
2002年11月12日(火) |
『キューティー・ブロンド』を見ました |
リーズ・ウィザースプーンといえば、 現在のところ、若手実力派ナンバーワンといっても 過言ではない人ですが、 私はこの人の出演作を、 それまで2本しか見ておりませんでした。 (『カラー・オブ・ハート』と『リトル・ニッキー』) いずれにしても、コメディのうまい人だと思っていましたが、 もう、今回の出来は格別です。
映画自体は、しようもない邦題を振られてしまうだけあり、 御都合主義でスキだらけのお話なのですが、 リーズが出ているのを見るだけで、ゴキゲンになれました。 決して美人ではないのに絶対に魅力的な、 ああ、こんな女性なら応援したくもなるわねと、 見る者に余計な悪知恵をつけないだけの 「何か」を持っている人だと思いました。
ブロンドの女は、それだけでバカ扱い… そんなイメージを払拭しようとか、 いろいろな意図を持って製作されたのだとは思いますが (少なくとも表向きは) そういうことを考え出すと、ケチはつけ放題です。 「差別をなくそう」ムーブメントが、 別の差別を生むというのも、よくあることだし。
私自身は、ブロンドだからバカ女だとは思いませんが、 (洋ピン女優とかで、顔立ちに全く合っていないのに 無分別に染めている人とかは別として) ああいう映画が成立する程度には、 アメリカにはまだ偏見があるのでしょう。 ライバルのヴィヴィアンを演じたセルマ・プレアは、 わざとらしいほどの黒髪だったし。 (顔立ちも、ああいう日本人っていそうですね)
まあ、見ていて改めて思ったのは、 「私はスキだらけの映画が好きだ〜」ということです。 (敢えて補足するのもダサいのですが、駄洒落ではありません) 道理で完璧主義で鳴らした今は亡き某巨匠とは 相性悪かったわけです。 こんな私が、穴狙いを自称しているとはいえ、 人様に偉そうに映画紹介なんぞしていていいのか?と 一抹の不安を覚えた晩秋の夕暮れでした。
さてさて、本国アメリカでは大評判になり、 続編も製作とのことですが、 大学を出て、実地で活躍するお話でしょうか。 だとしたら…安っぽい笑える法廷モノに 堕していないように、ただ祈るばかりです。
9年ほど前、キムチと辛いラーメン(乾麺)を買い、 それをバスの中に忘れたら、いろいろな紆余曲折を経て、 隣の市の車庫まで取りにいかざるを得なかったことがあります。
だものですから、バスの中に トルティーヤチップスとチョコレートを忘れても、 (まあ、400円分くらいだし…)と、 取りにいくのを諦め、というか、 バス会社に打診することもなく、 やり過ごしてしまいました。 そのくせ、今になってブチブチと 後悔の念をあらわにしております。
その、9年前にキムチ屋さんで買ったラーメンは、 当時たしか1個200円でしたが、 昨日買い物をした輸入食材のお店では、 1個100円切っていました。 ……のみならず、今や100均でもよく見る商品です。
どうでもいいけど、 食べ物ばっかりバスに忘れるなあ、ジブン。
2002年11月06日(水) |
そういう態度は、ちょっと傷つくなー>STEPのおねえさん |
突然ですが、「英検を受験し直そう!」という気が むくむくと湧いてまいりました。
私ユリノキは、中3のとき、1983年秋の試験で3級を取り、 翌年、6月ごろに2級を受けて玉砕以来、 全く避けて通っておりました。
そこで、STEPのHPを探したのですが、 そうでした、今は「準1・2級」があるんですな。 で、同一級でなければダブル受験も可能だとのことですが、 1つだけ、FAQを見ても、どうしてもわからないことがあり、 サービスセンターに電話してみました。
「はい、○○(団体名省略)です」 「ちょっとお尋ねしたいことがあるんですが」 「はい、何でしょう」 「20年ほど前に3級を取ったんですけど…」 「はぁ…」 明らかに、 「今までどこに行ってたの!今日は御飯抜きよ!」 と、元気に叱責する母親のそれよりも、 「ああ、はいはい…で、それが何か?」 の、それも思い切り無気力バージョンしか連想できない、 そういう声の調子で返され、少しくじけました。 大体、逐一返事しなくてもいいわい! (適度な相槌は必要だけど)
まあ、それでも気を取り直し、質問しました。 「今、準1・2級もあるみたいですけど、 準2級から順番に受けないといけませんか?」 「それはありません。飛び級も可能です」 ああ、そうですかということで、効率よく話を切り上げ、 電話代もさほどでもなく済みましたが、 考えてみたら、今まで全く級を持たなかった人が、 いきなり1級から受けるというのもアリなんでしょうか? まあ、勝ち目もなさそうなので、そこまではしませんが。
補足:FAQを見るまでもなく、受験資格のところに それまでの受験級に関係なく、どの級でも受けられますとありました。 うわぁ…恥ずかしい&電話代もったいない 受験を申し込む前から、先が思いやられます。
このSTEPの実用英語技能検定は、 一部では使えないものの代名詞みたいな扱いではありますが、 それでも、計画的に勉強するための目的としては かなり有効だと思います。
そんなわけで、気が変わらなければ、 1月に2級か準2級を受験します。 そういえば、試験会場って近くにあるのかなあ…
2002年11月05日(火) |
『アムス→シベリア』を見ました |
アムス→シベリア Siberia 1998年オランダ ロバート・ヤン・ウェストダイク監督 そこそこおもしろいことはおもしろいけれど、 この人、何というか、映画撮るの下手ですね。 ほかのは見ていないけど。 非常に疲れたし、むだが多い感じでした。 ちょうど、予告編をつくったときに いいあんばいにオシャレになるような映像が だらだら続いていて、 私はその辺、ついていけませんでした。
アムステルダムの街で、 外国人のおねーちゃんに声をかけ、 セックスして、持ち金盗って、 パスポートの写真をちぎりとって…… を繰り返していた2人組がいました。 ファック・ボーイことヒューホと、 ナイス・ボーイことゴーフです。 コマしたおねーちゃんのパスポート写真を クロゼットの内側に競うように張っているような 最低の2人組ですが、 ある日、シベリア生まれという触れ込みのララに ゴーフが本気で惚れ込んでしまいました。 ララと一緒にシベリアに行きたいゴーフは、 稼いだ金の半分をもらおうとしますが、 ヒューホは、 「15カ国のオンナを先にコマした方が全額取る」 という条件を出します。 この時点では、ヒューホがやや優勢でしたが、 ララのために、今まで以上に仕事に精出すゴーフを尻目に、 ララとヒューホは…… (以下、自主規制)
この映画の原題は、ずばり「シベリア」ですが、 (現地の人は、アムステルダム」を 「アムス」とは言わないでしょうねえ、きっと) シベリアといえば、ようかんをカステラでサンドした 昔懐かしいお菓子を思い出します。 あの安っぽい甘さを、どこか思い出させるような 微妙なツッコミの甘さ。
で、そんなにケチつけるような作品の どこがよかったかというと、 やっぱり無責任極まりないラストシーンです。 そこで思ったのですが、 そうか、この映画は生真面目に撮っちゃいけないものね。 そのときのノリと、「いーんでないの、何でも」という 無責任スタンスだからいいのであって。
オランダというと、 昔は「風車とチューリップの国」とか 牧歌的に思い浮かべていたものですが、 今やアムステルダムあたりはシャブ中天国だと聞きます。 まあ、そういう空気を求めてアムステルダムに行くのだったら、 あんな見え見えのサイテー男にひっかかる女も 同じ穴のむじなってことで、 同情の余地なしかもしれません。 ……と言い切ってしまった以上、 私はアムステルダムには一生行かないでしょう。 アンネ・フランクの隠れ家とか見たいけどさ……。
うちのすぐ近所に、シラカバの木が1本だけあります。 側溝のすぐそばにぽつねんと立っていて、 幹は余り太くなく、 葉も今は黄色く色づき、徐々に落ち始めています。 至近のNさんちのものなのか、 はたまた勝手に生えているのか (というようなことがあるのならば) その辺はわかりませんが、 とにかく地味なのに、この手の木というのは 1度心をとらえると、気になってしようがないものです。
でもって、そこんところをモチーフに 小説や詩に手を出したくなるのもこんなときですが、 自分の描写能力の乏しさを思い知らされる きっかけともなり得ます。
テレビのニュースによると、隣の地方では 積雪が確認されたそうです(“初”じゃないけど) 誰が何と言おうと、もう冬なんだなぁ。 じたばたしていてるうちに、寒くなっていきます。
菊川怜ちゃんが出ている和食調味料のCMで、 すごくひっかかることがあります。
煮物をつくろうとしている彼女が 大根を長いまま持って、 ピーラーで皮むきしているんですね。 ピーラーは、幼稚園や保育園で小さな児童に 料理をさせるときにも使われるほど、 安全で便利な道具ですから、 別に、大根の皮むいたっていいわけですが、 どうしてこうも違和感を感じるのか?
それは多分、 外国人(特に西洋人)が 大根を食べるとは思えないからでしょう。 西洋大根と称されるラディッシュなんかはともかく、 日本の文化に興味もかかわりも持たずにいれば、 一生、大根おろしだのふろふき大根だのを 口にせずに終える外国人の方が多そうです。 かつらむきしてみぃ、とは言いませんが、 適度な大きさに切ってから、 つーっと包丁でむいてくれたら、 きっと安心して見ていられたことでしょう。 この場合、ピーラーを皮むき器と呼んでも事情は変わらず、 やっぱり「外国の道具で大根むいてる〜」 と思ってしまうに違いありません。 同じ理由で、ペティナイフでむいていても、 やっぱり変だなあと思ったに違いありません。 それこそ、大きな空き缶にでも腰掛けた見習いコックが、 大量のポテトの皮をむいているイメージです。
そういえば、ピーラーでかつらむきってできるかしらん?
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