ぼんやり日記
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2002年02月28日(木) 眠気

先週から花粉症の薬を飲んでいるが、眠い。
2年前まで飲んでいた薬は、暴力的ともいえる眠さで辟易したが
それに比べると現在の薬は、随分とましなのだが。

そういえば子どもが赤ちゃん時代は眠かったなあ。
三人目が生後二ヶ月の時、上二人を幼稚園まで迎えに行く途中、
ベビーカーを押しながら歩道で、こっくりこっくりやったのを
思い出した。歩きながら、である。
普通の作業をしている時に、ふぅーっと意識がなくなってゆくような、
半分は寝ているような、そんな事が何度もあった。

それでも何とか事故も起こさずに、
もうすぐ子育て第一ラウンドを終えようとしている。
(だといいなあ)

会社勤め時代も昼下がりは眠かった。魔の1時半だった。
死にものぐるいで眠気と戦っていたように思う。

その後、パンとケーキの製造、販売の店に勤めた時は
眠いどころか開店から閉店まで、毎日毎日てんやわんやの忙しさで
(なんて懐かしい日本語だい)
昼休み以外はずっと立ちっぱなし、動きっぱなしで
眠気を感じる暇がなかった。

眠気を感じる暇もない忙しさはつらかった。
どうやっても襲ってくる眠気と戦うのもつらかった。
眠りたいのに寝られないのもつらい。
せっかく寝たのに変な夢を見て起きてしまうのもつらい。
かといって
道ばたで歩きながら寝てしまうのも恥ずかしい。


2002年02月22日(金) 村主の演技

TVをつけたら、たまたま彼女のフリー演技だった。
ここ数年フィギュアをきちんと見ていなかったので、
余計興味が薄れていたのだが引きつけられて最後まで見た。
今まで日本の代表選手になかった体型と表現力、
久しぶりに美しい選手に出会った気がした。
スケートを見るカンが無くなっているので、
滑りが良かったどうかわからないが演技を見ていて
感動を覚えたのは事実である。
「月光」というベタな選曲、選手のカラーも曲も
地味すぎて下手をすると、という感じだったはずだ。

しかしそれが上手くはまった。
彼女の表現力に、集中する演技に観衆が注目した。
私は途中でどんな演技をしようとも、
ラストが美しくあって欲しいと思うのだが村主のラストの
美しいスピンは彼女の4分間の演技の集大成として素晴らしかった。

村主は日本人選手として欧米の人々にも好かれる
スケーターだと思う。
あのするりとしたバレリーナ体型、さわると壊れそうな
線が細くて美しい表情。
これでスピードがつけば、素晴らしい選手になるだろう。

ジャンプが全てのような傾向になってきた今のフィギュアに
あまり興味ない。
彼女もメダルを狙うには難易度の高いジャンプをしなければならないが
それで彼女自身の美しさが無くならないように願う。

伊藤みどりがフランスの世界選手権でメダルを取ったとき、
嬉しかった。
その演技は、はつらつとして無邪気で、男子でさえも難しい
トリプルアクセルを決めた彼女に観衆は大喝采だった。

NHK杯で12歳の彼女を初めて見た時、
「荒削りだけれどジャンプの素晴らしい今後に期待できるホープ」
と紹介された。
私は彼女が新しい時代を作る期待でわくわくした。
美しいスケーティング、表現力、スピン、そういうものよりも
スピード、跳躍、そういう元気な要素を
フィギュアで見たいと思った。
伊藤みどりが先駆者の一人となって、
どんどんそういうタイプの選手が世に出た。

一方で、フィギュア本来の滑りの綺麗な選手を
なかなか評価できにくくなった
今の国際大会は魅力がなくなった。
でも村主が5位。正当な評価だ。いいじゃん(笑)
長野の大会も見てやろうか、そんな気になった。


2002年02月20日(水) フィギュアの泥沼

今季は五輪を見ないまま静かに終わりそうだと思っていた。
新聞でフィギュアのペアでの判定で明らかな不正があったと
北米のマスコミが騒ぎ立ち、2位となったカナダペアも
金メダル獲得となった、と知った。
そして審判の公正をはかるための協議が進められている、と。

マスコミが非難したから下位にも金メダルをすぐ与える
国際スケート連盟の措置には唖然とした。

私は問題のペア自由演技を見ていない。
でも表現力で優劣を決めるという
ばかげた種目のファンであった自分には十分想像はつく。
これまで何度も何度も疑惑のシーンを見てきた。

一番強烈だったのはモスクワ五輪での体操の
女子個人自由、床運動。
ネリー・キムはナディア・コマネチと金を競り合って
最終種目の床まで来た。
私はキムのファンでもあったから、彼女が持てる力を出し切って
“無難に”演技を終わったのを見た。
ものすごい歓声に包まれた彼女は、
勝利を勝ち取ったかのような喜びを全身にあわらしていた。
結果は10.00だった。
感激と狂喜にむせぶ群衆でいっぱいの体育館。
専門的なこともわからない素人の私はこの場面を見て
不可解でいっぱいだった。
今のが10.00の演技か?
キムは素晴らしかった。それはわかる。私も感激した。
でも満点じゃない。素人にもわかる。
コマネチがTVに映し出された。
彼女は無言だった。
どうしようもないのだ。まったく。
リトル・ミス・パーフェクトと言われた彼女は後の自伝で
表彰式に出た際、キムが「私のせいじゃないのよ」という風に
肩をすくめて見せた、と書いていた。

体操で何度も見慣れた光景。
その頃フィギュアも見始めた私は、ここはそれ以上だと感じた。
観客自体がはなっから先入観丸出しで演技を見る。
そして得点が発表されるたび不可解だらけなのだ。何故?何故?

国際スケート連盟のチンクワンタ会長が発表した採点方式の案によると
主観的な審判をせずジャンプやスピンによってあらかじめ
難易度を点数で決めておくらしい。
じゃあどんなに優雅に、どんなに美しく前後を滑っても
またジャンプを決めても点数は同じになるということだろうか。
フィギュアがフィギュアであるゆえんは主観的に美しいものを
表彰することではないのか。

それじゃ「フィギュアはアクロバットではない、禁則演技をした」
という理由で失格になった長野での(だったかな)
スリヤ・ボナリーが正しいことにならないか。
彼女がそこであえて禁じ手を行った意味を考えて欲しい。

もともと表現力を採点するという無理を承知で
スポーツと認定してやっているわけだから、矛盾や不公平感が
おきるのは当然である。
そこにつけ込む圧力というのも出てくるのは容易に想像できる。
正すべきは関わる人たちの倫理観である。
それが一番難しい事とわかっていても、改正するならそこである。
できないなら、今回のように判定を覆すのは絶対に止めて欲しい。


なんか今日は怒ってるぞ、わたし(^^;)


2002年02月17日(日) 読んじゃった

ねじまき鳥クロニクル、読了。
確かに長い。
でも指輪物語よりましだもん。
チボー家の人々を思えば軽々といえる。
(結局上の二冊は読了してない 苦笑)

昨日借りてからこんな短期間で読んでしまったのは
エンターテイメントとして面白かったからである。
でもこの本を娯楽小説とは誰も言わないだろう。
相変わらず春樹の小説は、いろんな感情がわき上がってきて
自分の中で、それがもたつくのが気持ち悪かった。
それはそれとして、私はこの本を読んで本当によかったと思った。
これを読んで人の愚かさを強く強く心に刻み込まされた。
自分もその愚かなものを抱えている人間として、
やはり責任があるし、召命があるし、それをやり遂げたいと思った。

でもしばらくは軽いの読もうっと。


2002年02月16日(土) ぽかぽか陽気

図書館へ行った。
6日も返却日より遅れていた。ごめんなさい。
先月末よりインターネットで予約ができるようになり、手続きをした。
予約したからといって人気の本をすぐ借りられる訳ではないが。

今日はうまい具合に「ねじまき鳥クロニクル」の第三巻が戻っていた。
あとはいくつか軽いものを借りた。

あ、村上報告。
龍と春樹はシャッフルなし。
しかし龍の場所に元三が一冊。前と同じ。
図書館の方、ちゃんとお仕事なさってる〜??

足をズルズル引きずって帰宅した頃は丁度、幼稚園のお迎え時。
うちの幼稚園は天気がよい日は、家の近くの公園まで
集団登降をしてくれる。

暖かいなあ
パパが三女を連れてブランコで遊んでいる。
小春日和というのかジャンパーを脱いでも大丈夫なくらい。
子供が帰ってきてからも近所の奥さんと立ち話で30分以上公園にいた。

・・・・・・・
しまった。
花粉が飛んでいた。くしゅん、くしゅん、くしゅん。


2002年02月15日(金) ギプスにしましょう

キンキンライオン外科医のお言葉。
昨日の副え木様のアルミのへらのようなものでは
歩くと動いて具合が悪かった。
私もかなりつらかったので、もうギプスでも何でもいいや、
という気になっていた。

ギプスといっても本格的なものではなく、
幅広テープ状の石膏(かな?)で両面を綿で覆っているものである。
これで小指から足の甲の辺りをくるんだ。
何とこれはペロンと着脱する事ができ、腫れが引けば
入浴可能であるという。
素晴らしい。
骨折でも怪我でもしてみるもんである。

しかし帰宅する際にスリッポン(昨日、取り急ぎ靴屋で買った)
が入らず、仕方なく右は靴下のみで自転車をこいで帰った。
結局、健康サンダルしか入らないのか・・・・(涙)


2002年02月14日(木) 折れてました

昨日の右足小指。

昨夜、パパに絶対に病院に行くよう言われ、湿布までされ、
しぶしぶ行った近所の病院。

「きれいに折れてるなあ」
キンキンライオン髪の近所の外科医が楽しそうに
私のレントゲン写真を見て言った。
「自力でくっつけてるわ」

要するに指の付け根をポキンと単純骨折しているのだ。
「でも放っておくと完治しないで後々引きずるから固定するよ。
ギプスはめるもんやけど・・・・いややろ?小指ごときで」
「いやです」
小指ごときでギプスも大げさでイヤだが、そもそもの原因が
自宅で普通に歩いていて柱にぶつけただけ、というのを考えると
もっともっといやだ。

キンキン外科医はアルミっぽい平たい棒の先をくいっと
小指をくるむ形に丸めた。
「これを当てて、固定すること1ヶ月。歩きにくいし、
人によっては苦痛だと文句を言われます」
苦痛なの?
これ、靴はけるんかなあ。
今週の土曜日、学校を休ませて長女とUSJ行こうと計画してたんだけど。
1ヶ月って長いやん。
開幕戦には間に合うか(笑)

今日は・・・
バレンタインデーやん!
学校にはもちろん持っていけないので
男の子の家まで配達しなきゃなんない。くー。
ヤマハも連れて行かないと。
折れてるんだけど(苦笑)


2002年02月13日(水) Hema Hema Hema

この間、深夜に作ったペペロンチーノもどきが本当にまずかったのか、
普通なのか。
わかんないので今日レトルトのペペロンチーノソースを食べた。

なんだ。
変わらない。このオイルくささも同じ。
じゃあ、しょう油もかけちゃえ〜

ははっ、いっしょの味だあ

こんなことを豪快に昼間やっちゃいました。
かーさん、今日は平日だよ、へ・い・じ・つ!
どーするよお迎え、と青くなったけどもう遅い。
幼稚園のお迎えの時、でっきるだけ人のそばに
行かないようにしなくては。

ついでに家の柱でしたたか右足の小指部分をぶつけてしまい、
ちょっと叫んでみたり。
漬け物石の三女(2歳前とあなどるなかれ)をだっこして、
びっこ引き引きお迎えに行くなんて、笑いとってるとしか思えん。
さあ、これからチョコ溶かさないといけない。またヘマしそう(不安)

小指、何となく青いんですけど、だ、大丈夫でしょうか?(^^;)

今日の収穫
ドジ踏んで笑ってくれる人がいるのはありがたい。
今日はありがたい日だった。よかったよかった。
その笑ってくれた友人は子供の頃、
同じように足の小指をぶつけて骨が欠けたまま
治らなかったそうだ。
今も時々痛いとか。うううううっ
でも「打ち身やで、きっと!ははははあ」
と笑ってくれた。うううううううううう


2002年02月11日(月) 雪やこんこ

もちろん積もりはしなかったが雪が降った。
上二人は、車に少しだけ溶けないで残っていた雪をかきあつめて
きゃあきゃあ遊んだ。

雪、みたいなあ。くしゅん。


2002年02月09日(土) スケート

しばらく行楽らしい事をしてないので、アイススケートでも
行こうということに。
山に行きたいと駄々をこねていたもんだから、
山頂にある野外のスケートリンク場に行くことになった。

寒いよぉ
でも山に入ると空気がどんどん綺麗になっていくのを感じる。
いいな。いいな。
少し山の中を歩いて気持ちがすっとほころんだ。

寒い寒いと文句ばっかり言っていた次女だったが
いざスケートを始めると大喜び。あはあは笑っている。
帰るときに駐車場のすみに寄せてあった雪の残がいを見つけ
上の子二人は、きゃあきゃあ言いながらさわりに行った。

子供って単純〜
うちの子たちって子供らしいなあ

車の中でパパとそんな感想を言い合った。
もう少し長居してると本当に山の小猿1号、2号に
変身しそうな気がしたので車に二人を押し込んで帰途についた。

今日の収穫
三女は去年、スキー場に連れて行った時、
冷たい風が頬に当たっただけで怒って泣いていた。
今日も寒くて怒るかな、と思ったが山の中をニコニコと歩いていた。
夏だったらこのまま蛇でもつかみそうな勢いだ。
蛇もムカデもつかまないでね。


2002年02月08日(金) 待てよ

前日に生家はプロパンガスが通っていたような事を書いたが
よくよく考えると、ガスは無かったようだ。
だからお釜があったんだろう。

いや、それだけです。


2002年02月07日(木) 古い記憶

一番古い記憶ってどれかな。

友人は、まだ赤ちゃんで寝ているときの天井のシミを覚えていると言った。
「そんなん違うよぉ、もう少し大きくなってからの記憶やで」
そう反論したが、彼女は絶対そうだと言い張った。
「誰も信じてくれんけどこれは本当」
ううむ。

私の一番古い記憶は3歳?くらいの頃。
自分の生まれた家で(文字通りその家で生まれた)母に
「今日のごはん何?」
と聞いているというものである。
何の他愛もない記憶だが、その家の風景がふんわりと思い出される。

その家はへんぴな所にあったせいもあり、極貧だったせいもあり(苦笑)
電気も水道も通っていなかったそうだ。
(ガスは田舎だからどこもプロパンガス)
お水は裏庭にちゃんとポンプ式の井戸があった。
電気はどうしてたんだろ?
電灯は菜種油だったんだろうか。
私の記憶の中でも、台所にはお釜があった。
そう、木ぎれをたきつけてお釜でご飯。

こう書くとすごくほのぼのした素敵な生活のようだが、
実際は本当に極貧だったらしい。
有り難いことに私にはその家での記憶がその程度しかない。
おかげで、どちらかというとほんのり気持ちいい記憶である。

うちの子達は大きくなって、どんなことを覚えてるんだろう。


2002年02月02日(土) 喫茶店

一人で本を持ってぼんやりできる喫茶店。
若い頃からそういうものに憧れていたけれど、
ここだ!という店にめぐり会えない。

やはり一人でお店に入るというだけで緊張する。
あまり、お洒落なところも長居しずらい。
そうかといって「この店、インベーダーゲームあるんちゃうか」
と疑ってしまうほど半レトロな店もいやだ。

結局、おやつを買って、家で美味しいコーヒーか紅茶でも
作ってくつろいだ方がいい。
そうは思うのだが、最近煮詰まってきた。

主婦が家でくつろぐ、というのは難しい。
やれやれ、と熱いコーヒーを作って椅子に座ったとたん見えるのだ。
テーブルの上の汚れ、ソファの下に掃除機で取り損ねた
ホコリ・・・・電話まで鳴る。
無視しても何となく落ち着かない。
そのうち下の子がお昼寝から目を覚ます。
冷めたインスタントコーヒーは飲む気にならない。
(でももったいないから飲む)

仕事を目の前にしてくつろぐというのは修行を積まねばならない。
会社に行っても、自分の仕事をしている場所よりも
自販機の前でうだうだと立ち飲みしている方が
気分転換できるのと同じかもしれない。

ちょっと。
たまには、ぼんやりさせて下さい。(いつもしてるやん)
美味しいコーヒー飲ませてください。
そういう気分になった。

今日、15分という期限付きながら、
下の子を夫に預け近所に新しくできた喫茶店に行った。
見かけはシンプル、お洒落。落ち着いている。
ドアを開けると、あら。
おじさま達の社交場だった。(たら〜ん)
土曜日の午前中という時間帯のせいかも知れない。
以前、平日の午後に前を通りかかった時はママチャリが
ごちゃごちゃ置かれてあったし。

私は離れた席に座って、バタートーストとホットコーヒーを注文した。
ん?朝もちゃんと食べたのに、なんでトーストを注文したんやろ。
コーヒーは、まあまあだった。
本当はもっとゆっくりしたかったけれど、幼稚園のお迎えが
迫っていて席を立った。
でもトーストは全部美味しくたいらげました。

ほんの小さな外出で、気持ちが楽になることってあるもんなんだな〜

家に子供と帰ってきて、お昼ご飯を食べた。
なんかお腹いっぱいだなあ、と思ったが
バタートーストのことは夫に黙っていた。
いえ、なんか恥ずかしくて。

今日の収穫
最近がんがん食べるようになった。
一時−4キロだった体重が段々戻ってきた。
やはり体が楽だ。
でも、このまま膨張しすぎません様に(笑)


2002年02月01日(金) 突然食べたくなる

スパゲティが食べたい。
夜、子供が寝静まった後
夫が「ファミレスで食べよう」と言ってくれた。
うー。そこまでしなくていいんだよ。
でもガーリックいっぱいのスパゲティ食べたい。

AM0:00
スパゲティを茹で始めた。
少し多めに茹でた。

適当に味付けをして、夫にも勧めた。
「うん食べる。何入ってるの」
「ガーリックオイルと醤油と七味唐辛子」
「・・・・ええわ。全部食べて」
拒否された。

ペペロンチーノにしたかったが鷹の爪が無かった。
それで七味を代わりにふりかけた。
ガーリックオイルとこれだけでは何となく物足りない味だったので
醤油をかけた。

美味しくもないが、非常にまずくもなかった。

今日の収穫
夜中に800kcalも食べるのは良くないと思いました。


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