白い原稿用紙

DiaryINDEX過去未来


2004年04月25日(日) ちょっとびっくり

明日早起きしないといけないので
今日はお絵描きできないかもしれないので
文字日記だけアップ。


昼間
日記の確認に来たらあらびっくり
昨日と一昨日の日記の絵が
同じ絵になってたのん。
一昨日描いた絵が消えているわ。

。。。頭の中のヒストリーをさかのぼる。。。

お絵かき帳はコミスタに1月分の用意をして
線画を描いてからフォトショップに読み込んで色付け
…の手順だったんだけど
最近は線画を描かずに
いきなりフォトショで色を置いていく。
なので毎日一枚真っ白な紙を用意するわけだけど
昨日。。
フォトショをあけたら真っ白な紙が用意されてて
ああ 昨日準備したのねとなにも考えず
ざかざかとそれに描き始めて
書き終わって日記にアップしたわけだけど。

ちょっと変ねとは思いましたのよ。

なぜか真っ白になっていたその紙に
がんがん上書きしちゃっていたのだわ
と気がついて
せっかく描いたものだから
無くなるのは惜しい。
誰か 保存しててくれた奇特な人がいらっしゃらなかと
日記でSOSしようとしてた時
はっと気がついたの。

昨日
自宅のサーバーに保存をかけて
ちょっとでも作業を軽くするために
パソコン本体のフォルダを捨てたわ。

ゴミ箱!!

普段ならゴミ箱に放り込んだとたん
カラにしてしまうせっかちな性格なのに
その直前にちょうどカラにしたとこだったから
今はまだ残っているはず!!

よくモノをなくすあたくしとしては
なくなったものが間違えて捨てられていないかと
自分お部屋のゴミ箱をあさることはよくあるけど
まさか
デジタル時代になってもゴミ箱をあさるハメになるとは
さすがね。

絶妙のタイミングで
上書きされる前に捨てられたソレは
無事にゴミ箱から拾い上げられ
あらためて一昨日の日記に
アップされたのでした。

いたずら描きといえど
一枚たりとも捨てるな!というのが 
昔カラーを習った師匠の教えでござりまする。

はあやれやれ。

今回は奇跡的に助かったけど
今後も気をつけないと。
ぜえぜえ。


2004年04月19日(月) 感謝 いろいろ

誕生日のお祝いのお言葉、カード、
その他いろいろ皆様ありがとうございます。

お誕生日が嬉しいお年頃でもないけれど
自分が生まれて来た事を喜んで下さる人がいると言うのは
やっぱり
しみじみ生まれて来た幸せを感じさせて頂けるものです。

皆様のお祝いの言葉に追加して
編集部からも素敵なプレゼントが届きました。
それは 一本のお電話。

かねてからお願いしていた
描き下ろしコミックスの発行が
正式決定頂けたそうです。

もう何年前になるんだったかしら
同人誌で出した吸血鬼本「エンドレス」
これを描き下ろして完結させたいとお願いしていたのん。
けれど これはHシーンなし。
ドエッチがウリの とりマイアには難しいモノがあると
自覚しておりました。

けれど編集さんの御尽力、
そして今までコミックスを買って下さった
読者の皆様の応援の賜物、
その 無茶な路線でコミックス発行して頂ける事に。

心から ありがとう
皆様〜〜〜〜〜〜!

発行予定は11月です。
それより早い予定は8月とのことで
150ページを軽くこえる描き下ろしを
一ヶ月ちょっとでやっつけたくないので
11月の方に予定を組んで頂けるようお願い致しましたん。

6月に出るコミックスの描き下ろしもできてないのに
次の原稿の心配してる場合じゃない〜〜〜。

とにかくっ
ドエッチのウリをはずしたあたくしのコミックスに
GOサインを出して下さった出版社に
御迷惑をかけないよう
力一杯 頑張る所存でこざいますっっっ。

目指しているのは
妖しい世界。

です。

ふっ。
さすがに海よりでかい態度のあたくしも
今日の日記は ちょっと謙虚かしら(これで?)
つまり
ちょっとびびってもいるかも。

皆様の応援を糧に
気合い入れて頑張りますッ。

とりあえず
目の前のネームをぉぉぉぉ〜〜〜〜。


あ、追伸
11月発行のコミックスは大洋図書からです。


2004年04月17日(土) 人生は戦い

…してます。お仕事っっ。

してるんですけど、
きっと締め切り日はまた秒単位の戦いになる……
と見えてしまう展開が恐いわっ。

テレビでは目の離せないニュースが毎日流れているし。

サインを入れる本もすでに送られて来て手元に有るのに
まだ段ボールを開けただけで包みをとけないわ。
ぜえぜえ。

ネームがまとまらないので
すでにある原稿の方のかき直しをしてるんだけど、
これがまた時間がかかるったらありゃしませんのよ。

「星の館バックストーリー」をすでにお持ちで
さらにコミックスを買って下さろうとお考えの皆様。
コミックスの見どころはズバリ

「鼻の穴」

ですっ。
数々の描きなおしに優先して
とにかく鼻の穴を掘っているんですのよ。

思えば、ついこないだのようなのに
これらを描いたのはかなり昔なのね。

一時期、どうしても鼻の穴のバランスがとれなくて
鼻の穴なしの絵を描いていましたのよ。
友人に「鼻の穴を描くように」と厳重注意され
奮励努力のおかげで今は鼻の穴が開通してるんですけど
この頃は開通していなかったのよ。
それでもまあ我慢できたその鼻が
今見ると確かに友人の言った通り

「い、息が出来なくて苦しい〜〜」

という状態でほっておけないわ。
鼻自体のバランスもちょっと違うので描きにくいけど
当時ほど 
どこに穴を開けて良いか途方に暮れる
という事はないみたいだわ。

それから
鼻の開通より時間を食っているのは
バックストーリー1の星夜の服。

黒装束だった彼の服を白装束に変えているの。
もともと
「天使のような顔をした悪魔のような少年」
というコンセプトで
白い服を着せるつもりだったのに
時間がなくて黒い服を着せてしまったのよ。

ここの画面をどう構成しようかしらん
とか考えてるより 
考え無しに埋めてしまった方が早いとか思っちゃって。
白い服だと背景を黒くしなきゃいけない。
でも黒い服なら背景は白くてもけっこう大丈夫。
寝不足で頭がぼけていたせいもあって
出来上がったら 白いはずの彼の服は
全部まっくろけだったのよ〜〜〜。

今回、再録にあたって
この服を白くするかどうかは3日悩んだわ。
だって 
白い部分をベタにするのは簡単だけど
ベタ部分を白くするにはものすごい手間がかかるわ。
さらに上からトーンを貼ろうというんだから
ホワイトは使えない。。。。

削ったわ。
ベタを。
いつものようにカミソリで。
あまりに大きな部分は切り張り。
でも修正に使える日程はあと一日。
多分途中で力つきるので
後半のおズボンは黒いままね。。。。。

だったらこんなとこで日記書いてないで
さくさく修正しろって感じですけど
この日記を書くくらいの時間では
焼け石にお水な状態なのね、この修正は。

でもとにかく残りの修正は片付けるわっ。

人生はいつでも戦いだけど
たまには妥協も必要なのよ〜〜〜〜〜〜〜。


2004年04月09日(金) それなりにマイペース

今日は仕事を中断 運転免許の更新に。

は、はやいわっっっ。
時の流れはどうしてこうも早いの。
トシだからという答えは聞きたくないわっ。

免許の更新にどうしても行けなくて
大騒ぎしていたのが ついこないだなのにっ。

あの時いっぺん失効してしまったせいで
優良ドライバーの資格がなくなっちゃって
更新一回目の初心者と同じ扱いなの〜ん。
優良ドライバーなら30分でいいところ、2時間の講習。
どうせあと2年たったら
自動的に優良ドライバーに戻れるのよ。
あたくしの免許はただの身分証明書なんだから
事故なんか起こしたくても起こせないのよ。
いや、起こしたくないけど 絶対。

でも 
府中の試験所の講習を受けるあたりの風情は
なんだか古い学校みたいで
好き。
友達と一緒に 免許を更新したあとは
学食みたいな安っぽい食堂でラーメン。
いや〜〜ん 楽し〜〜〜〜。

ところで今日はもうひとつ嬉しい事が。

また天窓のお話しで申し訳ないんだけど。

家につけた天窓は 
雨漏れを心配してはめ殺しにしたの
開閉出来ないタイプ。
で、その上にもう一重、屋根をつけて
上の屋根にも
強化がラスをはめて2重になったわけなんだけども。

その上のガラスを入れる工事の前の日がね
大雨だったのよ。
それで、もともとの天窓のガラスが
かなり汚れたのん。
天窓から空を見上げるのが好きなあたくしは
その汚れがものすごく気になるのよ〜〜。
大雨の次の日、
綺麗に晴れた空を見上げると……
もう一枚の上の強化ガラスはすでにはまってたのよ〜〜。
つまり、
このはめ殺しの開かない窓の外からの汚れは
未来永劫、拭く事もできない、と。

こりゃもうしょうがないわ。
一生懸命働いて下さってる職人さんに
「上のガラスをはずして下の窓のガラスを拭いて」
なんてとても言えない〜〜〜。
言えない事はもう割り切って忘れるのよっ。
と言い聞かせても
見上げる度にその汚れが気になって気になって。。

きのう、雨どいがついて、屋根の工事は終わりましたと
報告があったの。
さあ、これで
天窓の汚れとは、この先ずっと付き合って行くんだから
もう気にしないと覚悟を決めたわ。

ところが今日
更新に出かけるために早起きして
いつもの癖で天窓を見上げたら
眩しい朝の光を逆光に浴びて
そこから 怪しいおっさんが覗いているじゃないのっッ!
いや〜〜んホラー。

と思ったらそれは
屋根の工事をして下さった工務店の職人さんで
なんと
上のガラスをはずして、下のガラスの汚れを
拭いて下さっているじゃないのっっ!

怪しくないッ
全然 怪しくないからっっ。

上のガラスはまだ仮止めだったのねえええ。

大工さんが工事が終わった後
きっちりきれいにお掃除なさるのは知っていたけど
こういうことも気が着いて下さるのねえ。
うれし涙。
せめてお茶でも……と言いたいところだけど
その時間はあたくし
のほほんと友達とラーメン食っててごめんなさい。。

そういうわけで
また頑張ってお仕事しますっ。
そろそろ描き下ろしのネームを形にしないと。
モニタは欲しい機種が人気で品切れ、
当分手に入りそうもないから
やっぱり今のモニタちゃんに
頑張ってもらうしかないわね。
またあなたと働けて嬉しいけど
この仕事が終わるまで持ちこたえて頂戴ねえ〜。


2004年04月07日(水) スポットライトは誰の上

屋根の工事が進んで、天窓のガラスが2重に。
上にかぶせる屋根と下についてる天窓のガラスとに
だいぶ距離があるので
光がかなり遠くなって暗くなるかと思ったんだけど
職人さんが
その厚みの部分の壁に反射板をつけて下さったわ。
おかげで光が倍増。
今までと違う、
きらびやかなスポットライトのような光もはなって
一段と綺麗に見えるわ。
ラッキー。


スポットライトと言えば。。。

お話しが飛ぶけど
次のコミックス、
星の館のバックストーリーの表紙なんだけど

どうしても澄也に勝てないマスター……

数枚のラフを描きながら自分でも思ったわ。
「こりゃやっぱり今回も澄也だわ」と。
リキの入れ方からしたら、
絶対にあたくし的にマスターの絵に入れたんだけど
いまいちキまらない。。。
さらっと描いた澄也の絵はすっきりとまとまるのね。

どうやらマスターは表紙にはなりたくないらしいわ。
せいぜいカバー下とか裏表紙とか
そういう日陰の位置が気に入っているらしいわ。

出版元の御意見も
「いつも立っている人で」という統一見解。
いつも立っている人というのは
決していつでも街角に立っている
カーネルサン○ースおじさんの事ではないわよね。
たいてい表紙ででかい顔している澄也の事よね。

編集さんの御意見も
あたくしの希望も充分尊重して下さった上で
やっぱり
「澄也の方がモデル慣れしているから」と。
モ。モデル慣れ?(^▽^;)

なんだかキャラクター的に
やっぱりマスターは表紙というタイプではないのね。
光があたるところは澄也の持ち分。
といっても澄也も決してお日さまの下が似合うわけじゃないから
せいぜいスポットライトというところ。

マスターが飾る表紙を待っていて下さった皆様
本人がいやというので仕方ありません。
力足らずなハハオヤでごめんなさい。

編集さんもいろいろ考えて下さり
「裏表両面表紙」のような仕様で
裏表紙にマスターをという形になりそうです。

表紙にはいつも金を入れて頂いてるんだけど
たいていデザイナーさんまかせでしたん。
今回は金が映えるよう、編集さんとあれこれ考え
ちょっと澄也のお召しかえなども計画。
どんな表紙になるか今から楽しみですわ。
とにかく肝心の絵を仕上げなければ
楽しんでる場合じゃないわけだけど。

でもん、
引越しでバッタバタだったので
新しいモニター、まだ買ってないのよ〜〜〜〜。
あの壊れたモニタの老体に鞭打って働かせる事になりそう。
いつコト切れるかわからないので
とにかく注文しなければっ。

カラーと描き下ろしのネームと
どっちを先にやればいいかしらっ。
最終締め切りはいつだったかしらっ。

なんか
相変わらず落ち着きがないわね この人。
自分ゴトながら。


2004年04月02日(金) 憧れの階段箪笥

サイン本と格闘の上
本日編集部に送りました。
どこかの本屋さんであなたに巡り合えますように。

いつまでも本屋さんに残って
しまいにゃ送り返される哀しい子が
1冊でも少ないように祈っております。
(全部売れてくれと言えない哀しい親だわ)

さて、
145cmのベッドの為の階段箪笥が
届いたわ。

1ヶ月以上捜しまわって
ネットオークションで格安になっているのを見つけたのん。
さっそく落として
3日目には届けて頂けましたわ。

送料はサービス、だったんだけど
佐川急便さんだったのん。
6段、130cmある重たい家具をお疲れさま。

その配達員さんがいらして
玄関に出たあたくしを見た時の
なんとも言えないお顔ときたら。。。。

なんだかよくわからないけど
だんなを呼んで、「手伝って」と頼んだ時の
心からほっとした御様子ときたら。。。。

宅配便の配達員さんはたいてい
一人で荷物を届けていらっしゃるわけよね。
その階段箪笥はとても一人の力では
車から降ろす事さえままならないブツだったのよ。
あたくしが玄関に出た時 たぶん

「女だ。。。手伝わせるわけにはいかない。。。。」

って思われたんだと推測したわ。
見かけ上、いちおう女とわかっていただけたのね。

縦横130センチあるこの箪笥を
無事2階まであげられるかどうかも大問題だったわ。
当然 配達員さんのお仕事は玄関までだから
玄関先にその階段がどおおんと。
狭い我が家の階段に向かう角を曲がりきれるものかどうか
オークションで落としちゃってから
疑問になったのよ。

そもそも階段は
2階へ上がるためのモノで
2階へ上げるためのモノではないものねえ。

でも届いてみたらそれは
上下3段ずつ、2つに分かれていたので
とっても助かったわ〜〜

無事2階のベッドの脇に装着。

これよ。
あたくしが夢見ていたのはっっ。

思えば遠い昔から
階段箪笥というものに憧れていたんだったわ。
遠い記憶の中に
古い和風のでかいお家で
引出しがみっちりと2階まで続いた階段箪笥が
どっしりと座っている風景がやきついているのよ。
でもそれがほんとにこの目で見た実物なのか
なにか写真で見たのかは よくわかんないんだけども。

まだ若かかりし頃
もう少し小さいものでいいから
手に入れようと試みたことはあるけれど、
置く場所も 買うお金もなかったのよねえ。
登る2階もなかったし。

それが今 やっと手元に
いえ、足元に。

あたくしばかりでなく
猫もさっそく登ってみていたわ。
あたくしはそこによじ登っていたけれど
キスケは飛び乗っていたわ。さすが猫よね。
でもやっぱり楽な方を選ぶのね。

オークションの出品者さんにお礼のメールを。

作り付けたベッドに登るための階段箪笥を
長い事探していました、
ありがとうございました、とかなんとか送りましたの。

その方は多分業者さんに近い方らしく
他にも階段箪笥や和家具をたくさん出していらして
個別にメールをわざわざしない方と思ったんだけど
速攻でお返事を下さったわ。
ありがとうございましたの後にひとこと、

「本当に階段として購入された方は初めてです!!」

とびっくりマーク2つもつけて驚かれていましたのん。

か、階段箪笥って階段にするものじゃないの??
と疑問符 2つつけてみる。

確かにインテリアとして素敵だと思うし
この階段状のところに
いろいろ置き物を飾るもの素敵だと思うわ。

でも
階段状になっているのに登らないなんてもったいないっ。

そういえば
ネット上でこれを検索して捜しまわっていた時
あるページに手作り家具で階段箪笥があって
その説明書きに
「本当に階段として使う人がいるかもしれないと
楽しい想像をして 丈夫に作りました」とか書いてあったわ。

た、楽しい想像??

当然の使用目的だと思っていたんだけど
楽しいのね?
なんだか
あたくしも楽しくなってしまいましたわ。


今 足元にあるこの階段箪笥も
定価はとても手が届かないほどの値段だけあって
しっかりしたその作りは
これを登らずしてなにを登るのだ という安定感。

黒々としたその存在感は
このお部屋にとっても似合っているような
ひとっつも似合っていないような
ますます わけのわからないお部屋になりつつあるわ。
しかも片付かないうちに
いい感じに散らかって来たし(TT)

「落ち着いて仕事ができるお部屋」
を目指して もうちょっとがんばるわっっ。


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