薔薇抄 *Rose Show*
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2008年08月25日(月) 太陽サーカス団

ところでわたしの携帯電話が信じられない豪雨にやられて息の根が止まってしまい、わたしは何もかもを失って孤独の海をさ迷っていたのですが、愉快で律儀な仲間たちからのお陰でその孤独からも救われそうにあることは、皆様ご承知置きの通りです。
わたしと連絡取って下さる気のある方は、どうかご連絡下さい。

とか 数年前にも書きましたね。
ほんとにすみません。


時候の挨拶はこれくらいにして話を進めます。



この世には、二種類の人間しかいない。

シルクドゥソレイユを見た人間か、見たことがない人間か。


で、わたしは見たことがある人間なので、よかったです(日記)。


舞浜は夢と魔法の王国に隣接して、シルクドゥソレイユの常設劇場がオープンしたということをご存知ない方もいないとは思いますが、知っていて行かないとしたらそれは何故ですか。
みんな見たらいいと思います。オリンピックみたいに勝ち負けがないので、夢だけが見れます。しかもそれは現実です。
オープニングだけで元が取れます。しかも!今ならオープン記念価格!どーん。

わたしはわたしのラブリーと行った訳ですが、皆さんが皆さんのラブリーと行くなら夜です。雰囲気に飲まれて始まる前からメロメロです。たぶんあそこはハワイかオーストラリアってところじゃなかったかと思います。噂に聞いただけですけど。

なんか主人公的な人(主人公)があんまり気に入らないとか、結構残念な結果にも関わらず、それを拭って余りあるほどの感動と興奮に打ちのめされます。
主に、人間てすごいな とかいうことだけをずーっと見せてくれるからです。
人間がすごくて、泣けて来ます。
生命の成り立ちを見ることができます。

そんなすごいことをね、できることは本当にすごいです。目を疑う非現実的な演技の数々。自分と同じ構成で成り立っていることが信じられない肉体の躍動。なんか新しい体の使い方とかね、いっぱい見れます。

だけどまずすごいのが、それをやろうと思うこと。
今、技の成功という形でわたしにも確認させてくれた結果を生んだ原因が、このすごすぎる人たちの意志であるということ。
だって、ネットがあったり命綱があったりするってことは(最も必要だろうと思われるときになかったけど)(なんでだ)、失敗前提なんですよ。万が一保険だとしても。どんだけ練習したって駄目なときもあるよ、みたいなことを、やってくれるんですよ?見ないなんて申し訳ないよね。…ちょっと違うな。あ、そんなすごいことを見れるなんて、本当に幸運だと思います。

練習して練習して練習して毎日のように本番があるけど成功するとも限らない。同じ日は一日として存在せず、この瞬間が二度と訪れることはないということを、こういうきに思い知らされますね。一瞬のために積み重ねる毎日。なんと壮大な物語でしょうか。

これがあそこでは毎日(だっけ?だよね)(つまり信じられない)行われるとか本当にすごいことです。演者の方々とこのサーカス団に関わるひとりひとりに心からお礼を言いたい。日本に常設劇場を作ろうと思ってくれた人にも。

日本はいきなりものすごい財産を得てしまいました。
これで毎回会場が満席にならないなんて嘘だ。そんなの日本の恥です。先進国として認められることはないでしょう。国際問題に発展です。ていうかいいですよ、見ない人なんてね、もうちらないんだからっ


すごいなあディズニランド一帯。夢すぎる。イクスピアリも大好き。新しいホテルラブホみたい。


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