薔薇抄 *Rose Show*
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ああ。
ああ、この声だ。
と 思う。
そうだ。これを聴きたかったんだ。 これが好きでこれを欲しててこれに熱狂するんだ、と。
熱狂。
好きな音しか入ってない。
ほらね、ちゃんと知ってるよ。 思い出したりする必要はない。
締め付けられるように 震えるくらいに ぎゅって
ぎゅって、好き。
2008年04月23日(水) |
毎日汚れてくるからね。 |
生まれたまんまでなんか、生きていけないんだぜ。
だいたい歯とか生え変わるし。乳歯から永久歯に。乳歯っ。 細胞も4年に一度総とっかえで入れ替わるし。
髪の毛がね、子供の頃は直毛だったのに、なんで途中から縮毛が混じり始めたのか。 縮毛矯正を施しているわたくしは、本当のわたくしではないのですか。 レーザー脱毛を行ったわたくしは、本来のわたくしではないのですね。
知ってしまったとあっては、ほら、もう知らなかった頃が信じられない。 心許無い。 不甲斐無い。
こんなわたしを知らないなんて、あの頃のわたしはかわいそう。 あれがしあわせのピークだと信じて疑わなかったのは、もう謙虚だとしか言い様がない。
だから日々が記憶が薄れていくのは仕方のないことなんじゃないのかと。 そんなのは通過。通り過ぎてきたことなど。 忘れちゃうのが、それこそが、いいのではないかと。 忘れたくないって思うのは大事な気もするけど、覚えてるのは大事じゃない気がとてもする。
だから新しく、経験させてください。 新しいことを教えて下さい。忘れられないような。
親不知を抜いたので、そんなことを思いました。
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