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別れ難い。何と言うか、あの呪縛のような執着が薄れても、己は彼を好きで堪らないのだと思う。 玄関先で思わずしてしまった質問。色々彼にはばれてしまっただろうと思うけれど、それよりも問題なのは、話した事で思い出してしまった記憶だ。
抱き締められて、それが嬉しいのはそんなに悪い事ですか。例えその場限りの戯れだとしても、求められる事を嬉しいと思ってしまうのはそんなに悪い事ですか。貴方を好きになってしまう己は、馬鹿ですか。
満たされたい。心も身体も。 求めたら逃げられる。求められて応えたらその場限り。では己は一体どうしたら良いのだろう。 「その場限り」、「使い捨て」。そう言うのなら、貴方がそうさせてるんじゃないの? そうかもしれない。求められて簡単に応えてしまう己がそうさせているのかもしれない。己自身をその場限りの人間に。 満たされたい、心も身体も全部。
少し、浮上した。カラオケで歌って、一日ぐっすり眠ったからかもしれない。 少しずつ、落ち込んでも浮上するのが早くなってきている気がする。こうやって慣れていくしか対処法が無いのかと思うとそれはそれで問題だと思うが、こうやって実際に行動して傷ついて挫けて躓いてからでしか、身に沁みて理解できない自分がいるのも確かなのだ。
嫌いになろうと思えば、嫌いになれる。その要素は沢山あるのに、憧れも畏怖も全部含めて捨てられないでいる。それが不思議でならない。
2005年05月22日(日) |
泣きたいのは自分の愚かさに |
好きな人に、キスをされたら嬉しい。そう思う己は少しおかしいのかも知れない。言葉なんて無くて、そんな中途半端な、勢いだけの行為。それでも己は舞い上がってしまって、いつもいつもそうだったと言う事を、忘れて溺れてしまう。 もうそろそろ理解しなくてはいけない。 己は恋なんてしてない。彼を好きになったりしていない。ただほんの少し、嬉しくて、舞い上がってしまっただけ。 きっと彼は何も考えてなんかいない。己の事等、気にもかけていない。彼が欲しかったのはセックスであって、己ではない。そんなこと、あの場ですら気が付いていた筈なのに。 己から連絡が無くても彼は何も感じないだろう。勝手に溺れて、勝手に傷ついた顔をしている己を鏡でよく見ろ。愚かしい。馬鹿らしい。全部全部。 あの時、繋いだ手をほどかれたあの時に、すべてを理解してあの部屋を出るべきだったのだ。本当は解っていた筈なのに。
話せる機会があったら訊いてみたい。 己は使い捨ての、その場限りの人間ですか? 己に触れた貴方は何を考えていたのですか? どうか、教えてください。お願いです。 今更言っても遅い。あの時に問い詰めておかなければ何の意味も無かった。こんな風に一縷の望みを抱き続ける自分が嫌だ。
空っぽだけど、相変わらず胸が詰まっている。 己は自分が言葉を持たないから、他人の言葉に納得する。胸に重いものがある。己は、その胸のつかえの奥に空洞があって、冷たい凍った水が流れているのを感じる。水が流れるたびに、己は苦しくて堪らなくて泣く。 本当は胸のつかえなんて無くて、あるのは空洞と凍った水だけなのかもしれない。空っぽの自分だけ。
2005年05月21日(土) |
殺して、しまいたい。 |
お前らが、何を考えてるか分からない。時々、殺してやりたいくらいお前らを憎むよ。逆恨みだって解ってる。それでも、殺したいくらい憎まなければ、己は壊れてしまいそう。壊れてしまいそうなくらい。奪われてしまった心はどうしようもない。投げ出してしまった心は戻ってこない。 取り戻したいのは己自身の心。
どうして平気な顔が出来るんですか? 何もなかった様に話せるのですか? それとも私もそんな風に貴方には見えてるのでしょうか? 己は貴方に訊く言葉を持たない。どうやって訊いて良いか分からない。怖くて訊けない。 どうして。 苦しい。私は貴方に次に貴方に会った時に殺さないでいる自信が無い。 どうして。 貴方なんて嫌いだって、そう言いたい。言えない自分が嫌だ。 こんな低レベルなことばかり、言ってる自分が嫌になる。悟りを開きたい。別に人生すべてを悟りたいわけではない。恋愛なんて必要ないと自分の中で納得したい。それだけなのだ。
すぐに人を好きになる己自身が大嫌いだ。
もういい加減、性欲の支配から抜け出したいと思う。無くたって生きていけるのに、今の己は支配されてしまって、動けないでいる。踊らされていると言うほうが正しいのか。 己はマゾじゃないから、こんな風に傷ついて苦しむのは全く趣味じゃない。キスもセックスも、何でもない事のように割り切れないで、繰り返し間違いを犯しては、後悔して泣く。 己は、身体が求める所のものと、心が求める所のものが食い違っているのだろう。身体は肉体的な充足を求めて、心は精神的な愛を求めている。それは普通の事かもしれないけれど、今の己のやり方ではどちらも満たされないまま、欲求不満を募らせるだけだ。 娼婦だと割り切ってしまいたい。性欲の支配から抜け出せないのなら、いっそその支配下で快楽を求め続けたい。心なんて求めないでいたい。 辛い辛い辛い。助けてと叫ぶ事も出来ない。助けを求められる相手もいない。こんな事ばかり続いていたら、その内相手を縊り殺してしまいそうな気がする。
己は恋愛に陥りやすい体質だ。多分恋愛を最優先にする人間だと思うし、実際そうだった。きっとこれからも変わらない。 己は恋愛やそれに纏わる肉体的な接触をどうしても己自身から断ち切れないでいる。それによって何度でも苦い後悔を味わいながらも、断ち切れない。既に、後悔する事にも思い悩む事にも、慣れてしまって、それすらも望んでいるのかもしれないと錯覚しそうだ。
求められたら応えたい。応えてしまう。その瞬間に己は体だけではなく心までも相手の前に投げ出してしまっている。だから未練が残る。一夜限りの恋なんて出来ない。 でもきっと応えなければ、それはそれで後悔するのだ。 どちらにしても、己にとっての解決策は切り捨てる事。その一言に尽きる。
2005年05月06日(金) |
どうして涙が出るんだろう |
むやみやたらと涙脆くなっている気がする。
物理的な距離が精神的な距離を決める。 物理的な距離は、努力を強いる。金銭的な負担を強いる。 飛行機や新幹線は、物理的な距離を瞬間的に消すことが出来るくらいの力を持っている。でもその為には他に負担を増やさなければならない。 それが、物理的な距離の最も大きな障害。精神さえ磨耗させる大きな障害。
貴女が生まれてきた今日というこの日に感謝している。
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