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人がしてることは面白そうに見えるものである。人のものは良く見える。そういうものである。 というわけで色占いをやってみた。何をどう間違ったらこういう結果が出るのだろう。まったくもって不可解だ。特に恋愛関係について。どの設問に答えたら[結婚後も浮気をする恐れがあります]などといわれるんだろう。それについて否定はしないが、まったくもって面白い。
**** 色占い結果→心の色[紫]、心のタイプ[孤独の戦死]
>紫色の特徴 積極性と独創性を併せ持つ 冷静な分析力を持つ 判断力がある 努力することは嫌い 周囲からは理解されにくい 独自の世界観を持つ 一匹狼的な側面を持つ あなたは、優れた能力を持っています。積極性、独創性、判断力など多くの面で自分の力を発揮できるでしょう。ただし、努力をすることはあまり好まないので、宝の持ち腐れと言うこともあります。 あなたは、独自の世界観を持ち、一人でいることを好みます。自分の領域をもち、他人がそこに入ってくることを極端に嫌います。そのため周囲からの理解を得るのは少し難しいかもしれません。
>心の数値レベル 積極性―65% 論理的計算性―50% 協調性―40% やさしさ―30% 野心度―70% お金への執着度―70% 恋愛積極性―30% 現実逃避性―20%
>適している職種 医者 管理職 音楽家、歌手 企画、イベント関係の仕事 発明家 さすらいのガンマン
>対人関係 あなたは孤独を愛する部分があります。そのため、友達も広く浅くと言うより、狭く深くと言った付き合いを好むようです。仲良くなった人物とは、より深い関係を求めます。そういった部分では積極的に行動できるでしょう。あなたは自分と趣味を共有できる相手を友達に選ぶようです。 あなたは強く、一人でも生きて行けるタイプの人間です。しかしその強さゆえに、孤立してしまうことも多々あります。孤独に寂しさを感じることはありますが、その感情はあまり大きくはならないようです。
あなたは恋愛に対して、自分の理想を高く持っています。そのため、なかなか理想の相手とめぐり合うことは難しいでしょう。また、恋愛の最中でも多くを恋愛相手に求めます。あなたの恋愛は短命であることが多いと思われます。あなたが恋愛を長続きさせる為には、あなた自身の妥協が必要かもしれません。 あなたは気のない相手には冷たい態度をとりますが、気のある相手には積極的に行動します。そのため、あまりコンパなどグループで恋愛をすることは苦手です。また、結婚後も浮気をする恐れがあります。
>引き立たせる色 あなたは、少し派手で個性のあるファッションを好むようです。実際そのようなファッションがあなたにとってはBestの選択と言えるでしょう。またアクセサリー等に凝るのもいい傾向です。レア物などが好きなあなたには、それを部屋に飾るのではなく、それで自分を飾ってみてください。
2003年01月14日(火) |
irrational belief |
間違ったものの見方は人を不幸にするのだという。だったら己は不幸なのだろうか。己の中にはたくさんの間違ったものの見方が積もっているから。 でも実際はそうではない。己は幸福すぎるくらい幸福だ。毎日生きることが出来る。愛する人々がいる。愛してくれる人々がいる。飢餓も無く、凍えることも無く、安穏と生きることが出来る。 それなのにどうして己は求めるのだろう。相応の、むしろ不相応なくらいの幸福を一身に受けているのに、それでもまだ飽くことを知らずに求め続ける。 こんなにも空虚なのに。こんなにも渇いているのに。それなのに求める。それ故に求める。求めるが故に空しさは増し、渇いていく。
[そんなことは分かっている。でもやはり求めてしまうのだ。] 罪悪に溺れ、酔いながら、それでもここから抜け出すことを望まないわけではないから。歯車は動き出して止まらない。求めることで動く。決して前へは進まない無限ループ。
T.R.Y(2003/日本) 監督:大森一樹 出演:織田裕二/渡辺謙/邵兵/孫暢敏/楊若兮/ピーター・ホー 武器は頭の中にある
[努力が足りない]と云われた。[あらゆることに努力していない]と。 生きていこうとするだけで手一杯なんだ。日々生きていくそれだけがこんなにも空しくて、こんなにも色褪せている。どうしたらいいかとかどうしようとか考えることも出来ない。 己の中の一部分が完全に死んでしまっていると感じる。体の内側が一つ死んでいる。延髄に近いあたりにあるそれが動かないことを知って愕然とする。 熱くならない。空虚さだけが己を支配する。どうしようもない空しさに耐えかねている。
音を聞いていないと不安になる。誰もいない世界の静寂が己を圧し殺してしまう。人はこんなにも溢れているのに、己の唯一人を見つけることはどうしてこんなにも難しいのだろう。そもそも己の唯一人など存在しているのだろうか。
[独りであるということに慣れておくことは必要]だと貴方は云う。 独りでいることに慣れていたのだ、ほんの少し前までは。今まで独りでいることの方が多かった。それが普通で、常だった。それでいいと思っていた。 でも己は出会ってしまった。出会って今度は人が傍にいてくれることが当然になって、それに慣れてしまった。そして不安に怯える。壊れてしまうことなんて知っているから、幸福の数だけため息を数えた。 いつも束の間に幸福だから、いつ捨てられるかと怯えている。捨て駒としての価値しか己には無いということを散々思い知らされて生きてきた。卑下しているのではない。そうやって他人から見られているということに気付いただけだ。もう十年近く前から、そう思い知らされてきた。 独りの寂しさを忘れているわけではない。忘れられるはずがない。今誰かを求めるのは、誰かを求めれば仮初めでも手が差し伸べられるから。ただそれだけの理由から。
過去の過ちを思い出させないで呉れ。己は愚かで生きている価値さえないのだから、そんな事云われなくたって分かっているから。これ以上追い詰めないで呉れ。今はもうきっと忘れてしまっているだろうに、記録されたものはどうしてこんなにも強いのだろう。 どうしていつまでも記憶に残って消えないのは幸福な記憶ではないのだろう。
不貞腐れて眠る。幼い頃と何一つ変わらない。己を慰める行為も今は何の役にも立たない。否、元々そんな行為が役に立たないって分かっている。 苦しいんだ。寂しいんだ。縋りついてしまいたくて、抱きしめられてめちゃくちゃにされたい。壊して欲しいんだ。 弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い。画面いっぱいに繰り返しても追いつかない。
二十歳になる。もうすぐだ。古くは正月に一つ歳を数えたと云う。ならば己はもう二十歳なのだろう。そもそも十九二十歳の差など様々な法的なもの行政的なものの差に過ぎないように思う。実際は求められていることも、求めるものもすぐに変わるわけではない。 二十歳になる。すぐにも。早く年齢に見合うだけの大人になりたい。[誰か]に縋りたくならないように、求めたくならないように。抑圧が何だというのだろう。今まで大丈夫だった。孤独を感じても寂しくても生きてこられた。大丈夫、今だって大丈夫だから。
さあ 何処に行こうか。 恐ろしく自由な筈だ。
そう、恐ろしく自由な筈だ。恐ろしいほど自由な筈なんだ。何処へだって行ける。何処へだって行ける筈なんだ。 でも何処へも行けない。 何故なら枷があるから。この足に、この手に枷がはめられているから。鎖で繋がれて己をこの場所から放さない。 誰が枷をはめるのか。誰が鎖で繋ぐのか。誰がこの手を放さないのか。 己だ。己自身。何処へも行けないのではなく、何処へも行かないだけなのだ。 枷を欲しているのは己自身。鎖で繋がれたいのは己。誰かの手を握って放さないのは己だ。無意識の意識で己は欲している。 枷が欲しい。己を縛り付けて放さないものが欲しい。鎖で繋がれて、目隠しをされて、何も見えない、貴方だけいればいい。そう望んでいるから己は何処へも行けない。何処へも行かない。 檻の中。その格子の隙間から手を差し伸べてくれる人を待っている。泣きながらその手を求めている。
馬鹿馬鹿しい。御伽噺の女たちのように何もしないで手に入る幸福を待つ愚かな人間。
MINORITY REPORT(2002/USA) Director: Steven Spielberg Cast: Tom Cruise/ Colin Farrell/ Samantha Morton 誰でも逃げる
年賀状の代わりに携帯にメールを送った。お手軽で、でもそれでもいいかと思った。[お届けしました]のメールや返信で携帯が何度も鳴るのが何となく嬉しかった。 携帯電話が普及して、メールが普及し出した時に云われていた事を思い出す。 [皆、誰かと繋がっているっていう錯覚が欲しい] それは一つの真実なんだろうと思った。手を触れることも出来ないほど遠くにいるあなたに、繋がっているようで嬉しくて切なくて幸せで虚しい。
肉体以上に己の求める所を知っているものは無い。
Gangs Of New York(2002/USA) Diector: Martin Scorsese Cast: Leonardo DiCaprio/ Cameron Diaz/ Daniel Day-Lewis この復讐が終われば、愛だけに生きると誓う
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