KENの日記
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2017年12月31日(日) 家族が増えた

10月に結婚した長男がお嫁さんと一緒に今日新潟から帰省しました。私の母が亡くなる前に一緒に住んでいた時暫くの間5人家族を経験しましたが、今日は長男夫婦と長女がやってきたので新しい家族を含めて5人での大晦日の年越しとなりました。広くないマンションに5人の家族が集まると急に賑やかになります。

茶碗・箸等を準備するやら布団を干すやら準備は結構大変でしたが、普段は悠々自適で暮らしているのですからそれくらいの仕事は何とでもなります。お嫁さんは新潟の人なので我が家式の大晦日の過ごし方は初めてで少し戸惑っていたかもしれません。これから何回か一緒に過ごせば馴染んでくると思いますし、新しい年末年始の過ごし方を提案してくれるかもしれません。私の退職・長男の結婚と大きなイベントをこなした2017年でした。



2017年12月27日(水) 新平家物語

昨年・一昨年と定期ドックのために約一か月下関に滞在しました。下関に住む大学時代の友人と再開し有意義な時間を過ごすことができました。ドック時には船舶内に泊まれませんので造船所が「彦島」に宿舎を用意してくれました。ドック中はその宿舎から船に通いました。

この「彦島」というのは下関の西側にあり今では陸地で繋がっていますが、嘗ては島でした。「彦島」は「平家」最後の根拠地であったということで有名です。なお武蔵・小次郎血統の場の「巌流島」でも有名です。造船所が用意してくれた「彦島荘」の近くに「清盛塚」というのがありました。また彦島には「彦島十二苗祖」といって平家武者の子孫が今でも暮らしているということです。本州の西端の彦島に古くからの歴史がありました。

また今年10月には四国八十八カ所巡礼の最終「香川県」を踏破しました。旧讃岐には源平の屋島の戦いで有名な「屋島」があります。屋島には源平合戦の古跡が幾つもありました。また第81番札所白峰寺には崇徳上皇の御廟がありました。

という経験から吉川英治の「新平家物語」を読んでみることにしました。さいたま市立図書館のホームページでは「拡大写本」があるということを知り、文字が大きいのだろうと思ってその拡大写本を借りることしました。借りてみるとさすがに活字が大きいです。文庫本一冊が8巻に分かれているのです。文字が大きいと読みやすいです。しかし私には大きすぎるように思えるので、文庫版に戻ろうかとも思っています。下の写真が文庫本と比較した「拡大写本」です。



2017年12月20日(水) 難しい「中韓関係」

先週韓国の「文在寅」大統領が訪中し中韓首脳会談が行われました。その直後ですが、中国は韓国への団体旅行禁止措置一部解除を取り止め、来年1月から全面禁止措置を再開することとなった模様です。

この「団体旅行禁止措置」は韓国の地上配備型ミサイル迎撃システム(THAAD)設置に対して採られたもので2017年3月15日から中国全土で禁止されていたものでした。11月の中間首脳会談後の「北京・山東省」の旅行会社に限って「団体旅行販売禁止」を解除することとなっていました。この措置が直近の首脳会談後に来年1月から再び禁止されることになります。

この背景については公表されていませんが、中韓首脳会談の期間中に韓国の報道機関職員が中国警備員から暴行を受けた事件にたいする中国:韓国の摩擦が影響している可能性はあります。更には韓国に対して「対米関係」と「対中関係」のどちらを大切に考えるのか迫っているようにも思えます。



2017年12月19日(火) 「香香」公開

今日から上野動物園のパンダ「香香」の一般公開が今日から始まりました。物凄い人気なので、実物を上野動物園で見るためには倍率の高い抽選に当たらなければなりません。私はもう少しまって応募しようと思っています。なにしろWEB申し込みのアドレスはアクセスが多くて殆ど開きません。

上野動物園が今日からパンダ「ライブビュー」を始めました。パンダ親子3匹の様子が6台の定点カメラで配信されています。当面こちらの動画を楽しみたいと思います。「香香」のかわいい姿が小さい画像ですが楽しめます。



2017年12月10日(日) 生麦事件参考館訪問

横浜市鶴見区生麦に行くことになったので、これまで訪問を先延ばししていた「生麦事件参考館」と「生麦事件事件碑」を訪問してきました。文久2年(1862年)8月21日に発生した生麦事件の現場は旧東海道の川崎宿と神奈川宿の間にある「生麦村」でした。「生麦事件碑」は第一京浜・旧東海道・キリンビール生麦工場が交錯する場所にあり、キリンビール工場整備・高速横浜北線の工事のために移設を繰り返してきました。今年横浜北線が完成して最終的に高速高架下に移設されました。以前は第一京浜沿いであったの少し東側奥にずれました。生麦事件参考館は生麦の郷土史家が収集した資料を展示している場所だということで、「生麦事件碑」からも近いのでこの二つの場所をセットで訪問することにしました。(参考館は前日に電話で訪問予約しました。)



この石碑明治16年に建立されました。文久2年の事件から21年後のことです。この碑には以下の歌が刻まれています。

君此の海壖(かいぜん)に流血す。我邦の変進も亦其れを源とす。
強藩起って王室振るう。耳目新たに民権を唱う。
擾々たる生死疇(たれ)か聞いて知る。万国に史(ふひと)有り君が名を伝う。

この事件を契機として薩英戦争が勃発し、薩英戦争において列強の近代的技術の水準に目を開かれた薩摩藩等が日本の近代化推進に大きく舵を切っていくことになりました。この事件での「リチャードソンの死」が日本の近代化に与えた影響を明治16年時点においてキチンと把握されています。なおこの碑は事件現場近くでリチャードソンが亡くなった場所近辺の土地所有者「黒川荘三氏」(鶴見の篤志家)が建てたものです。

この後生麦駅の方に戻り「生麦事件参考館」を見学しました。ここは淺海武夫さんが私費を投じて収集した事件に関する資料・文献、10年間早稲田大学に通って研究された成果が展示されています。1時間の講演録画を見て所狭しに展示されている資料・文献を見ることができようになっています。講演ビデオは驚くべきものでした。淺海さんは原稿を見ることなく、年号とか関係者氏名・地名などすべて暗記していて生麦事件の歴史を語られました。時々混じるウィットは淺海さんの人柄から出ているようで大変感心するものでした。淺海は全てを語るには2時間必要だと仰っていましたが、2時間聞いてみたい講演です。

淺海さんは今年87歳になられます。淺海さんの頭の中には文久2年の事件の状況からその後の賠償問題・薩英戦争などが、登場人物・場所などを含めて実際に立ち会ったかのように記憶されているのだと思いました。小さな事でもとことん究明するからこそ、歴史が生き生きと語られるのだと思いました。世間にはとんでもない「偉人」が居ることが分かりました。奥様を既に亡くされた淺海さんは私達が夫婦揃って興味をもって見学に来たことを羨ましがられていました。(下は研究室の淺海さんです)




2017年12月08日(金) 「相撲関係」また騒動?

昨夜、東京都江東区富岡八幡宮で女性宮司がその弟夫婦によって殺害されると事件がありました。弟夫婦は「宮司」殺害の後に自殺したのだそうです。背景には「宮司職継承」に関して姉弟間でトラブルがあったようです。

富岡八幡は「江戸勧進相撲」発祥の地ということで有名です。現在の「大相撲」は江戸時代に富岡八幡で行われた「勧進相撲」が基になっているのです。そういう意味では「富岡八幡」は「資金集め」のために「相撲」を活用することを思いつき、広い境内を利用して祭りのように客集めに成功したとても「経営手腕に優れた」寺院だったといえます。殺害された「女性宮司」も大変経営手腕のある方だったようです。

日馬富士暴行事件、稀勢の里引退危機(これはあまり言われていませんが)に揺れている相撲界ですが、大相撲発祥地の「富岡八幡」で血生臭い事件が発生してしまいました。富岡八幡の事件も「宮司」職をめぐる権力争い末の事件のようです。今年は相撲界にとってとんでむない年になってしまいました。



2017年12月02日(土) 「ル・レクチエ」



息子が結婚して新潟に親戚ができました。その親戚から「ル・レクチエ」を頂きました。「ル・レクチエ」は西洋梨の一種で栽培が難しいので生産量は少ないのだそうです。西洋梨というと山形の「ラ・フランス」が有名で少し前の統計ですが西洋梨生産量6割が「ラフランス」なのだそうです。

「ル・レクチエ」は「ラ・フランス」より一回り大きく外見は美味しそうな黄色味をおびています。早速頂いたのですが非常に優雅な味でびっくりしました。芯の部分も柔らかいので「皮」から「芯・種」まで全部食べてしまいました。ちょうど「食べ頃」だったようで適当な水分と柔らかな果肉は他ではあまり出会わない美味しさでした。新潟の親戚は明治期にロシア経由で「ル・レクチエ」の導入し苦労して栽培に成功したのだそうです。パンフレットを見ると「ル・レクチエ」は花の典雅な雰囲気を持っているようです。



2017年12月01日(金) 年末年始用ワイン購入



いよいよ年末年始です。ということでこの季節の食卓で「侘しい」気持ちを感じないように年末年始用のワインを購入しました。これまで何度もお世話になっているリカマンのネットショップで購入しました。購入したのは下記のボックスワイン6箱セットです。750mlリットル瓶で24本分です。最近ボックスワインでも美味しいコスパの良いワインが増えています。

●バルデモンテ レッド 3L (テンプラニーリョ)
(スペイン)[赤]

●ボンス・ベントス・ティント3L (カステラン,カマラテ,ティンタミウダ,トゥリガ・ナシオナル)
(ポルトガル・リスボン)[赤]

●プリモ・ピアーノ・ロッソ 3L (サンジョヴェーゼ、プリミティーヴォ)
(イタリア・プーリア)[赤]

●サンタ・ビジャリカ 3L (カベルネ・ソーヴィニヨン)
(チリ)[赤]

●インドミタ・コスタヴェラ 3L (ソーヴィニヨンブラン )
(チリ)[白]

●プリモ・ピアーノ・ビアンコ 3L (ガルガネガ、ピノ・グリージョ)
(イタリア・ベネト)[白]

このセットはスペイン・ポルトガル、イタリア(2箱)、チリ(2箱)という比較的コスパの良いワインを生産している国から選ばれたワインを揃えていて、それぞれの地方の代表的なブドウ品種を使っているので、現地で飲まれている庶民のワインを味わえるようになっています。フランスとかアメリカ西海岸のように高価なワインを生産している地域のボックスワインは敬遠しています。




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