KENの日記
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2014年07月31日(木) 会社の池のカルガモ親子



さいたま市の別所沼でカルガモが雛を連れていたのは先週ですが、今週横浜の会社の池でカルガモが二匹の雛を連れていました。今のところ雛は二匹。卵を猫かカラスに奪われて二匹しか孵化できなかったのか、時期遅れで卵の数が減少したのか分かりませんが、通常だと6匹ぐらい連れて歩くのが普通ですが二匹は少し寂しいです。

いつもそうですが、カルガモ雛が生まれると近くの木や電柱にカラスが止まって親の空きを狙います。また野良猫も遣ってきます。ウィークデイは社員がいて朝・昼休み・夕方と見回るのでカラスも大胆な行動に出ないようですが、土日には人間が来ないのでカラス・猫の狙い放題になります。今年の春に生まれた雛は3週目の土日に姿を消しました。この時期遅れの「雛」と親には頑張って欲しいと思います。



2014年07月30日(水) 西アフリカで「エボラ出血熱」の被害拡大

西アフリカ(ギニア・シェラレオネ・リベリア)で感染が広がっているエボラ出血熱ですが、今年2月以降今月23日までの約半年にの被害の状況が発表されました。感染が確認されたり疑われたりする人が1200人、死者の数が672人になったとのことです。感染規模・死者数とも過去最悪となっているようです。23日現在の国別死者数はギニア319人、シェラレオネ224人、リベリア129人。更にナイジェリアの首都ラゴスで死亡したリベリア人男性についても「エボラ出血熱」が疑われています。

「リベリア」はアメリカで解放された奴隷がアフリカに帰って入植した国という関係で、今でもアメリカとの交流が残っているようですが、リベリア支援に現地に渡ったアメリカ人男性医師(33)と補佐していた女性の米国人計2人がエボラ熱に感染したことも判明しました。ナイジェリアで発病・死亡したリベリア人もアメリカ国籍だとのこと。

「エボラ出血熱」が空気感染をしないことから患者に接触しない限り殆ど感染の可能性が少なく、発症すると急激に重篤な症状を呈するので患者隔離が比較的に容易なので爆発的な感染拡大には至らないと考えられているようです。その背景には「エボラ出血熱」の病原性が強毒のためかなり高い致死率であることがあります。つまり「エボラウイルス」の組成する猛毒は「ホスト(この場合人間)」を早期に死に至らしめる場合が多く、そうするとウイルス自らもホストの体内で長生できないことになります。発病した患者を素早く隔離し、患者の血液や体液に触れないように治療していくことで、次第に被害が収まってくるのを待つという方法です。

現在「エボラウイルス」に効果のあるワクチンはありません。ウイルスの感染源動物(ホスト)も見つかっていません。現地に住んでいる「コウモリ」ではないかという仮説があるようです。エボラウイルスの毒性が変化したり感染経路が変わらない中に、感染源を突き止めワクチン開発を進めて欲しいと思います。



2014年07月29日(火) 都市対抗野球決勝は「西濃運輸」が勝利

都市対抗野球は太田市富士重工業と大垣市西濃運輸との決勝が行われ、西濃運輸が2対0で富士重工業を破り優勝しました。太田市と大垣市ということで後楽園が満杯になることは無かったようですが、地方都市の球団が全国の頂上を目指して決勝を闘うという地方の時代の象徴のような組み合わせとなりました。

この試合は天皇・皇后両陛下がご覧になる展覧試合でした。天皇・皇后両陛下は様々な「国民の楽しみ」に興味を抱いていることが分かってとても親近感が沸きます。皇太子一家も見習って欲しいと思いました。NTT東日本が昨日の準決勝で勝っていれば展覧試合を観戦することができたのに残念でした。

順々決勝で東京ガスを1点に抑えた西濃運輸の佐伯投手が決勝戦でも完封勝利しました。こういう短期決戦では絶対的エースの存在は非常に重要でした。NTT東日本は準々決勝までは投手陣が非常に安定していたようですが、準決勝の富士重工業戦では投入した投手の殆どが安定感を欠いていました。また来年に期待しましょう。



2014年07月28日(月) 東京ドーム「都市対抗野球」準決勝

今日は午後6時から東京ドームで「都市対抗野球準決勝」が行われました。NTTグループの「東京都代表NTT東日本」が大会を勝ち進んで準決勝に進出して太田市の富士重工業と対戦しました。グループの縁で応援の寄付もしましたので、せっかくの銃決勝ですので東京ドームまで応援に行ってきました。試合の結果は9対3の大差でNTT東日本の負けでした。東京都代表ということで在東京のNTTグループの社員が大勢駆けつけたので、応援席の人数はNTT東日本が富士重工業を完全に圧倒していましたが。

都市対抗野球は応援合戦も有名です。広い東京ドームの中では試合時間の午後6時から午後9時までは全くといっていいほど静かな時間はありませんでした。物凄い音量の応援合戦でした。正直いって声が枯れてしまいそうです。しかし多くのグループ社員が集まって同じ目的で大声で応援するというのは楽しいものです。スタンドでの応援合戦はグループ社員の連帯感を確固とする作用を持っていました。改めて実業団スポーツの魅力を感じました。試合に勝っていればもっと高揚することができたと思いますが。



2014年07月27日(日) NHKのドラマが好調?

NHKの朝の連続テレビドラマ「花子とアン」と日曜夜の大河ドラマ「軍師官兵衛」が人気が出てきて高い視聴率を得ているようです。「軍師官兵衛」は最初の頃こそ視聴率が低迷していたそうですが、「本能寺の変」あたりの激動時代に入ってから視聴率が上昇してきたようです。さらに「花子とアン」では「白蓮事件」が非常に話題性があり「白蓮ブーム」を起こしそうな勢いです。

このNHKの二つのドラマで共通していることと言えば、主人公よりずっと話題が多くて有名な「脇役」を登場させ、その役は主人公を演ずる役者よりずっとベテランの俳優が演じているので、その「脇役」の魅力で視聴率を稼いでいるということです。

「花子」の友人の「柳原白蓮」は大正から昭和にかけての有名人で、華族出身で財閥に嫁いだ美人女性の「駆け落ち」事件は今の時代ならワイドショーのネタとして大きな話題となっている代物です。女性の権利確立とか社会進出が少しずつ実を結び始めてきた頃の話なので、今の風潮にもあっているのかもしれません。

「官兵衛」の主君「羽柴秀吉」の「備中高松城の水攻め」、「中国大返し」「山崎の合戦」については大河ドラマで何回演じられたか分かりません。秀吉の天下取りの名場面です。この場面をドラマに組み込めば高い視聴率を確保できることは目に見えています。

二つのドラマとも「白蓮」「秀吉」のかかわった有名な事件に、主人公を上手に絡ませてあたかも主人公がキーパーソンとして活躍したかのようにストーリーを展開させていますがちょっと「やり過ぎ」の感が否めません。視聴者としてはドラマを楽しむことが出来ればよれで良い訳で、脇役が主役を食ってしまっても構わないので、もう少し自然に話しを進めてもらいたいところです。



2014年07月26日(土) 「新宿エイサー祭り」と「鯵ヶ沢フルーツ」

久しぶりの献血なので、土曜日の午前中は空いている可能性のある新宿東口の献血センターにいきました。献血センターは予想通りで比較的すいていましたが、新宿三丁目からアルタあたりまでのメインストリートでは「新宿エイサー祭り」が行われていて非常ににぎやかでした。梅雨明け後・夏休み突入後の土曜日とあって、太陽がギンギンに照りつける中で多くの踊り手と観客が集まっていました。

賑やかな音楽・派手な衣装・激しい動き動きの「エイサー」は強い日差しの中では大変な重労働のように思えました。多くの団体が沖縄から遥々と来たのかなと思っていたら、東京や東京近県に「エイサー」を踊る団体があってこの新宿エイサーに出演していることを知りました。「阿波踊り」もそうですが、地元だけでなく地元を離れた東京などで愛好するグループが増えているようです。

朝の散歩の帰りに武蔵浦和の駅前の広場で「青森の鯵ヶ沢」から来たという農家の方が「野菜・果物(メロン)・果物ジュース」の販売会を行っていました。昨夜車で青森で出て朝埼玉のい到着したとのことです。東京まで行かずに「さいたま市」で即売会するところが非常にユニークです。はてして売れるのでしょうか。美味しそうだったので、パプリカのセットと美味しそうなメロンを購入しました。気をつけて青森に帰って欲しいと思いました。



2014年07月25日(金) 中国の巨大昆虫

中国の四川省で新種の巨大な昆虫が発見されたというニュースが伝えられました。下の写真が「CNN」で報じられたものですが、大きさを比べているのが普通の卵なので有に人間の顔くらいの大きさがあります。


ニュースによるとこの昆虫は、「ゴキブリ」、「クワガタ」、「トンボ」を混ぜこぜにしたような奇怪な姿をしているそうです。一見「凶暴」そうに見えますが、人間には「噛み付かない」大人しい性格なようです。それにしても中国には珍しい生き物が住んでいるものですね。



2014年07月24日(木) 飛行機遭難

ウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜されて乗客乗員298名全員死亡した事件に続いて、23日には台湾で離島の向かった旅客機(復興航空)が着陸に失敗して墜落炎上し50人近くの犠牲者を出しました。そのニュースに驚いていると、24日の夕方にはアフリカの「ブルキナ・ファッソ」の「オガドーグー」からアルジェリアのアルジェに向かっていたアルジェリア航空の旅客機(乗員・乗客116名)が消息を絶ったというニュースが飛び込んできました。

3月のクアラルンプール発北京行きのマレーシア航空機(乗員・乗客239名)のインド洋での遭難事故から5ヶ月あまりの間に立て続けに4件の遭難事故が発生したことになります。この4件の事件・事故の犠牲者の合計は700名を越えることになります。飛行機事故はれんぞくして発生することがあると思いますが、今回の連続事件・事故は歴史に例が無いほどのものだと思います。実は9月に夏休みをとって海外旅行を計画しているところなのですが、ちょっと気後れしています。



2014年07月23日(水) 別所沼のカルガモ親子

別所沼がベビーラッシュです。今年の冬から6月頃まで別所沼(さいたま市南区)は「かいほり」のために水が抜かれていました。この間沼に住む「魚」(在来種)は池の傍に作られた水槽で飼育され、この沼に住む鳥達(カルガモ、クイナ)はどこか別の場所で暮らしていたようです。

「かいほり」が終わって水のある沼に戻った鳥達にとって産卵シーズンを逃してしまったのかなと思っていたところ、今秋月曜日にはカルガモとクイナが生まれて間もない「雛」を育てている様子がうかがえました。下の写真はカルガモの親子です。「雛」はまだ逆立った産毛をしていますので孵化してから数日のようです。クイナの方も小さな雛を沢山連れていました。両方の雛が無事に大きく育って欲しいと思います。




2014年07月22日(火) 巨大な台風が連続発生

去年もそうでしたが、今年の巨大な台風(Typhoon)が発生しています。7月に入って台風8号(Neoguri)、台風9号(Rammasun)、台風10号(Matmo)が発生しました。「ノグリー」はフィリピンに上陸して大きな被害を出しました。先週は「ラマスン」が中国南部(香港・広州)を襲いました。中国の記録では30年ぶりの巨大台風の来襲ということで大きな被害を出しました。

現在は台風9号(マッツモ)が台湾に上陸してからその後中国南東部を通過しようとしており、台風の進路にあたる地域では厳戒態勢が取られています。日本に上陸しないと日本国内での報道は極端に少ないですが、日本も十分に注意が必要だと思います。というのもこの三つの巨大台風は不気味にも進路がだんだん北上していることです。
もし巨大台風が日本列島にまともに上陸すれば想像を絶する大きな損害を与えることになると思われます。

現在マンションに住んでいるので、建物の構造は木造家屋に比べて強固だと思いますが、マンションの居室の南側は大きなガラスで壁が構成されていて、ガラス戸のガラスもかなり大きいのです。そのガラスは室内を明るくするのに大いに役立っていますが、もしこのガラスに風で飛ばされた木とか重量物の破片などがぶつかったら大変なことになります。小さい頃に伊勢湾台風を経験しましたが、その時は木造家屋のガラス戸には外側から気の防護を施して台風の強風をしのぎました。「東日本大震災」の経験からも言えますが、「想定外」の事態が有りうることも考えておくべきだと思います。



2014年07月21日(月) 「犯罪」と「戦争」

イスラエルの陸軍部隊が南部ガザ地区に侵攻しました。ガザ地区からイスラエル領土へ武器輸送用の秘密のトンネルが幾つも掘られていて、今回のイスラエルの攻撃はそれを破壊することが目的だということです。しかしそのトンネルは一般民家や商業施設等の床下から掘られているので、結局一般人の住居・商業施設等が破壊の対象になっています。ですからかなりの一般市民の犠牲者がでるわけです。

今回のイスラエルのハマスへの攻撃は、そもそも6月中旬に3人のヨルダン川西岸地区ユダヤ人入植者の若者が誘拐され、30日に遺体で見つかったことに端を発しています。パレスチナ自治区におけるユダヤ人入植者とパレスチナ人との対立は「一触即発」であったことは確かですが、この事件に対するユダヤ人の感情が沸騰しで報復の殺人事件が発生し、さらにパレスチナ人の報復がなされ、報復合戦がどんどん拡大してお互いに戻るに戻れない状況になってしまったのでした。

本来はパレスチナ人サイドが若者同士のこうした諍いを厳正に処罰すべきでした。パレスチナサイドが処罰を渋っている間にユダヤ人の報復がなされ、事態は「犯罪」ではなく「戦争」になってしまいました。その戦争はヨルダン川西岸地区からガザ地区に拡大し、市民の死者は既に500人を超えています。こうなっては最初の3人の若者殺害事件の真相究明は吹き飛んでしまいます。

ウクライナ上空でマレーシア航空機が撃墜された事件でもそうですが、どこまでが「犯罪」でどこからが「戦争」なのかをはっきりさせる努力を続けるべきだと思います。「戦争」となると「殺人」は裁かれません。しかし「裁かれない殺人合戦」に事態が進展しないよう、紛争のきっかけとなりそうな「事件」は冷静に厳粛に「裁く」ことが対立する双方にとって大切であるということを全世界が認識すべきです。日本の過去の歴史ではどうしても身内に甘くなって過激分子に国全体が翻弄されました。マレーシア航空機撃墜事件では撃墜された航空機のフライトレコーダが回収され、撃墜時の状況を把握する手がかりとなりそうです。国際社会の紛争対処力が試される事件だと思います。



2014年07月20日(日) 夏到来でしょうか。

今日の朝散歩の途中で「蝉の声」を聞きました。娘の話だと既に鳴いているとのことですが、自宅近辺では初めてです。今日は朝から非常に日差しが強く夕方に夕立が来ましたが、蝉は「夏」を認識したようです。だいたいこの時期に夏を迎えるので7月20日を「海の日」としているのでしょう。厳しい暑さが続きます。



2014年07月19日(土) Jリーグ再開

ブラジルワールドカップで中断していたJリーグが今日から再開しました。ワールドカップ出場の全日本の主力はの多くは海外の所属チームに戻り、ザッケローニ全監督は既にイタリアに帰国し、Jリーグ第15節が粛々と始まりました。これで良いのでしょうか。

ワールドカップで優勝したドイツはドイツブンデスリーグのバイエルンミュンヘンの選手を多く集めました。言わば国内リーグの最強チームを基本にして海外で活躍する優秀な選手を混ぜたチーム編成です。国内最強のバイエルンミュンヘンの「戦い方」が代表チーム闘い方の基本になっています。海外で活躍する選手はそこに違った味付けをするのですが基本料理はあくまでドイツ流。

Jリーグ選手は残念ながら代表チームの主力には選ばれません。海外のそれぞれの国のサッカーに順応してそこそこ活躍し、しかし決して圧倒的な主力にはなれない選手達が、たまに集まって日本代表チームを構成します。海外組みが日本代表に招集されると、周りの選手の実力が自分の所属する強豪チームと歴然とした差があるために思うような活躍が出来ません。しかし自分の実力を過信している海外組は高望みします。Jリーグ組みは「海外の有名チーム所属」というだけで遠慮がちになり、堂々とポジション争いをすることを避けてしまいます。

サッカー協会は今回のワールドカップの結果を受け止めてしっかりした対策を採って欲しいと思います。色々ありますが、まず取り組んで欲しいのは「J1リーグ」のレベルアップです。これまでの方向性はチーム数を増やす、あるいは地方でのJリーグチームを育成を図り、全体的なサーカー人口を増やす戦略だったと思います。しかしその結果「J1チーム」の選手層が薄くなり、一方で優秀な選手は海外に移籍して「J1チーム」が弱体化していると思います。プレミアリーグ・ブンデスリーグ、リーガ等でもそうですが、非常に強いチームと弱小チームが存在します。そうしたリーグでは2〜3の強力なチームがリーグ全体を支え、リーグで優勝する「誇り・伝統」を形成しています。

日本では「Jリーグ優勝」の地位を格段に高めなければならないと思います。多くのチームに分散している宣伝料を「優勝」チームにもっともっと傾斜配分すべきだと思います。また「アジア」での戦いをもっと重視しなければならないと思います。アジア諸国が切磋琢磨しなければ全体の底上げはできません。米州・アフリカ諸国の今回のワールドカップでの活躍は驚くべきものでした。ヨーロッパだけに眼を向けずに、そうした国々・地域の育成方法を勉強することも必要だと思います。



2014年07月18日(金) マレーシア航空機がまた遭難

ウクライナ東部のウクライナ反政府軍が実行支配する紛争地域で「マレーシア航空」の旅客機が撃墜されまました。乗客・乗員259名全員が死亡したようです。旅客機はロシア製の「地対空ミサイル」で撃墜されたようです。この兵器はウクライナ・反政府勢力、ロシアが保有しているもので、アメリカ軍が発射地点の特定を急いでいるようです。フライトレコーダはウクライナ反政府組織が回収したそうですから、今回の撃墜事件の詳細が判明するには時間がかかりそうです。

ロシア製地対空ミサイルの「BUK」は高度20000メールまで到達可能で、時速4300Kmで飛行するのだそうです。ウクライナ上空10000メートルを飛行中の旅客機には、地上から発射から数十秒で到達可能だそうですから飛行中の乗客と乗員は突然の空中爆発に遭遇したことになります。10000メートル上空での被弾でも墜落現場の機体散乱面積はさほど広域ではないようなので、旅客機は飛行不能に陥って地上に墜落して爆発・炎上したのだと思います。乗客・乗員の恐怖は如何ほどであったか想像すると胸が悼みます。

今回の事件によって、紛争地域の上空を通過する民間旅客機に危険が迫っていることが現実だということがはっきりしました。現代の紛争に使用される武器の性能は非常に進歩しているのです。アメリカは数日前からウクライナ上空の民間飛行機通過を差し控えるよう情報を流していたようですが、マレーシア航空はその情報を本気にせずにいたようです。

現在、ウクライナに加えて、パレスチナのガザ地区、イラク・シリアの北部、アフリカの幾つかの国の民族対立と解決されない紛争地域が増えてきています。日本を含めた「死の商人」は最新鋭の武器を輸出していますから、そうした紛争地域の市民に加えて、第3国の人々まで危険に晒される可能性が高まっています。平和のために本気で戦っているのは、ローマ法王ただ一人のような気がしてなりません。



2014年07月17日(木) 「BRICS」首脳会議

ワールドカップが終わったブラジルでは「BRICS」(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)の首脳会議が開催されました。何といっても日本を追い越してGNP世界2位の中国がいますし、人口でいうと中国・インド・ブラジル・ロシアで世界の4割に達するし、国土面積で行っても世界の3割を占めるグループなのです。そうしたグループが先進国とは一線を画して連携するというのは不気味ではあります。

嘗て先進諸国の幾つかは後発国を植民地化しその国の富を収奪して自国の発展に消費しました。日本の朝鮮・大陸進出もそれに当たります。BRICSの中のロシアは嘗ては先進国の仲間でしたが、広大な領土を保有するために領土拡張欲は小さかったのでした(不凍港獲得の欲はありましたが)。先進国のリーダのアメリカもイギリス宗主国から独立したという嘗て先進国によって苦しめられたDNAに持っている点では少し異色です。

先進国は富ばかりでなく植民地の文化財・芸術品も自国に持ち帰ってしまいました。典型的な例がイギリス・フランスです。かれらの文化財の多くはアジア文明あるいはギリシャ・ローマ文明のものです。一方で先進国が所有する現代の知的財産権(コンピュータのOSなど)はしっかり確保して発展途上国への利便の安価な流出を食い止めています。

発展途上国は植民地時代の苦悩をDNPの中にしっかり保持していると思われます。植民地時代に不当に搾取された損害は弁償されなければならない。また不当に持ち出された文化財・芸術品は返還されなければならない。そのような考え方は即座に否定できないと思います。先進国が嘗て享受した「機会」(植民地収奪・近代化の裏側での環境汚染など)は発展途上国には許されていません。先進国は「早い者勝ちルール」が厳然と存在していることを主張するのでしょうが、発展途上国は簡単にはそれを受け入れないでしょう。

「BRICS」が国の作りや思想の壁を乗り越えて、先進国に対して一枚岩となって「自分達のルール」での関係構築を求めてきたら現在の世の中は大きく変わることでしょう。中国が日本企業を訴えたように植民地時代の搾取の代償を求めるようになるでしょうし、文化財・芸術品の返還運動が起こるでしょう。嘗ての植民地時代に「民主主義が無かった」ように、この対立の構図にも民主主義はないかもしれません。あるのは「怨念」だけ。現実に日本と中国・韓国の間は早くもそのようになっています。



2014年07月16日(水) 「横綱相撲」

サッカーワールドカップ観戦に熱中していたら大相撲名古屋場所が始まっていました。相撲の言葉に「横綱相撲」というものがあります。奇襲戦法だとか「騙すような決ま手」で攻めずに正攻法で勝負して勝つ、さらには「相手に十分な体制に組ませてから勝つ」という意味合いだと思います。横綱に圧倒的な強さを求めるファンにとっては「横綱相撲」こそ相撲の醍醐味として位置づけられるようです。日馬富士が「張り手」を張ったり、白鳳が「引き落し」をするとどこか批判的な空気が流れます。

しかし、相撲にはキチンとルールがあって、「行司・審判」(観客も)が厳しく見ていますから反則は殆ど出来ません。反則をしない限り「張り手」で勝とうが「横綱相撲」で勝とうが勝ちは勝ちです。横綱相撲をしようとして横綱が負けていては意味がありません。スピードスケートのスタートのように目・耳の感知からダッシュに要する全身の筋肉への信号伝達スピードを上げれば「立会い」から「差し手争い」は有利になります。しかしそうすることは「横綱相撲」ではないと判断されるかもしれません。

今回ブラジルで惨敗した日本サッカーも「横綱相撲を目指す」ような雰囲気があったと思います。日本サッカーにとって「相手守備陣が不十分な状態での速攻」はできなかったし、戦法として採用したくないものであったと思われます。選手達は十分な体制の相手守備陣をパスで崩して初めて納得の行くゴールとなると考えていたのだと思います。それが「日本のサッカー」だと。

「横綱相撲」でもそうですが、力が拮抗している相手との対戦では横綱相撲は成立しませんし、自分より強い相手との対戦では尚更成立しません。そういう対戦の場合には自らに有利で相手に不利になるような「あらゆる手段」を講じて勝利を目指すしか道はないのです。「張り手」でも「肩すかし」でも許される「技」は何でも使って、とにかく勝機を探ることが大切だと思います。そういう意味で日本のサッカーは根本的に発想を変える必要があると思います。



2014年07月15日(火) 指揮者のマゼール死去

指揮者のロリン・マゼールが無くなりました。享年84歳でした。フランス生まれですがアメリカで音楽教育を受け、小さいころから音楽の才能を示した天才肌の指揮者でした。私はバイオリンを弾きながら指揮する写真をみたり、来日公演のテレビ放送でスコアを置かないで「暗譜」で指揮する姿を見て才能のある指揮者だなと考えていました。

実際には学生時代にパリ管弦楽団の横浜公演で楽器運び・ステージ設えのアルバイトをやった時の印象が強く残っています。アルバイトの「恩典」として「幻想交響曲」の「ゲネプロ」を客席で見せてもらったのでした。演奏会本番はともかく「ゲネプロ」ではスコアを置いているだろうと思っていたのですが、指揮台の前には何もないのです。そして二楽章の「ワルツ」の途中で何度もオケを止めて、スコアを見ないで「ハープ奏者」に幾つか注文を付けていました。全パートの楽譜が頭に入っているのかしらとびっくりした記憶があります。

マゼールについてはもうひとつ印象深い話があります。それはカラヤン亡き後のベルリンフィルのシェフの選考のことです。当時既にウィーンフィル、ウィーン国立歌劇場の指揮者を経験したマゼールはカラヤンの次の常任指揮者の最有力候補だったようです。ところが選ばれたのが今年1月に81歳で亡くなった「クラウディオ・アバド」だったのです。

気合の入ったアバドのベルリンフィルとの最初の演奏会での「ブライチ」は録画してありますが、勝利者アバドの晴れ姿が映っています。しかしベルリン・フィルのアバド時代が終わってみると、常任指揮者アバドの選択は正解であったのかどうか。個人的にはその後のアバド・ベルリンフィルの関係はあまり良くなかったという気がしています。ではアバドの代わりにマゼールを常任指揮者に選んでいればどうなっていたか。残念ながらこの組み合わせも頭の中で想像する限り大成功に至らなかったのではないかと思われます。ベルリンフィルとの演奏で成功するためには楽員から(音楽的にも人間的にも)尊敬され愛される必要があると思いますが、どうもこの二人はそういうタイプでは無いように思えました。では誰が良かったか。残念ながら当時誰も誰も居なかったというのが正解のようです。



2014年07月14日(月) サッカーワールドカップはドイツが優勝

ワールドカップサッカー決勝はドイツが「1対0」でアルゼンチンを破り優勝しました。南米開催のワールドカップでヨーロッパ勢が優勝するのは初めてとのことです。前回優勝のスペインはどちらかというと歩雑書んサッカーで南米風のサッカーでしたが、今回のドイツ優勝はヨーロッパの機動力サッカーが南米流サッカーを完全に凌駕したことを示すものだと思います。

私個人的にはアルゼンチンの「デ・マリア」に期待していて、メッシのパスを受けてデ・マリア決勝ゴールを決めアルゼンチンの優勝を予想していました。残念ながらその「デ・マリア」は足の故障が思わしくなかったようで決勝戦での出場機会は遂に訪れませんでした。「デ・マリア」不在でドイツはメッシだけをマークすれば得点機会を潰すことができたのでした。

「デ・マリア」欠場と対照的に、決勝戦で途中出場したドイツ期待の新人「ゲッツェ」は延長後半に決勝点を決めました。36歳のクローゼ、24歳のミュラーを押しのけて22歳の「ゲッツェ」が決勝戦のヒーローになりました。ドイツの黄金時代はまだまだ続きそうです。

アルゼンチン敗北の理由を「ひとつ」上げるとすれば、それはドイツのギールキーパの「ノイアー」の守備力だと思います。ドイツのバックス陣の守備力もすごいのですが、それを突破しても「ノイアー」が立ち塞がるという構図はドイツと対戦した各国が苦しんだものでした。メッシも何回かのチャンスを潰しました。今回のブラジルワールドカップの最優秀選手には「メッシ」が選ばれ「ノイアー」は最優秀GKに選出されました。しかし私は「ノイアー」こそ最優秀選手に相応しいと思いました。自分の役割を果たせなかったメッシは無冠が相応しいと思いました。



2014年07月13日(日) 滋賀県知事選で自公候補が敗戦

滋賀県知事選挙で自公推薦の「小鑓候補」が前民主党の「三日月候補」に僅差で敗れました。三日月候補が「現嘉田県政」を継承して「卒原発」をアピールしたことも勝利の要因でしょうが、私は自公政権が「集団自衛権行使閣議決定」を推し進めたことが大きく影響したことは間違いことだと思います。

今回の知事選は「集団的自衛権行使」に関する中央の情勢を反映する最初の選挙だと思いますが、今後のそのような種類の選挙においては各選挙民が自分達の意思をはっきり示すことになるだろうと思われます。今回の安倍政権の行為に対して、国会周辺などで「デモンストレーション」を行う人達がいますが、そうした人達の姿勢・行動に賛同する人は全国に沢山いると思います。そういう人達が「デモ」の代わりに「選挙」を待っているのです。

自民党にとって大きな票田であった高齢者の保守層も今回の阿倍政権の突出には「不信感」を抱いていると思われます。安倍政権は選挙民を侮ってはいけないと思います。第二次世界大戦の悲惨さを直に知っている高齢者の皆さんは今こそはっきり意思を表明して若い世代に教えて欲しいと思います。21世に生きる子孫達はそれほど賢くはないのです。若い世代もしっかり過去を認識して「一票」を投ずる必要があります。

残念なことは「反対票」を投ずることを決意しても、「信任票」を誰に投ずるのか悩んでしまうのでが現在の「野党陣営」です。「平和」を軸にして政界を再編して欲しいところですがそうも行かないでしょうから、安倍政権が早く民意に気づいて、政権交代の混乱・遠回りになる前に方向転換して欲しいところです。



2014年07月12日(土) 「夏」のような暑さ

台風が去って南の暖かい空気が一気に流れ込んで「真夏」のような暑さとでした。先週オープンした近くの「沼影市民プール」への多くの子供連れが押しかけたようです。さて「梅雨」は明けたのかどうか。この天気が続けば「遡って」今日が「梅雨明け」となるところです。しかしまだ慎重な「セミ」が鳴きません。「セミ」の判断はまだ「梅雨明け」ではないようです。



2014年07月11日(金) ベネッセで情報漏洩事故(事件)

通信教育大手の「ベネッセ」で大量の顧客情報が流出しました。大量の顧客情報を管理する業種ですので情報管理は徹底されているはずなのですが、今回委託先業者のオペレータが不正に情報を持ち出したようです。これまでの報道を見る限り、ベネッセ側には非が無く「情報の盗難」にあった状況のようです。世の中には「悪い人」がいますから、「悪い人」がコンピュータ技術者になって情報をオペレートする機会は無くなりません。

これから情報流出の様相が解明されてくると思いますが、基本的には「情報を管理する側」の責任を過度に考えないで欲しいと思っています。「情報を管理する側」の対策、「犯罪者の特定・逮捕、罰則」、「情報流通市場の管理」「管理すべき個人情報の範囲の適正化」などのバランスを考えながら慎重に「情報管理」を考えて欲しいと思います。極点に走ると非常に「匿名性が高く」「秘密だらけの」「堅苦しい」世の中になってしまいます。

今回「情報」の世界にも「古物商免許」のような制度を導入すべしという動きがあるようです。古美術品と同じで盗難事件を撲滅することはできませんが、その「取引市場」を監視すれば「悪い人」が悪事を働く機会を減らすことができるので犯罪を減らす効果は大きいと思います。昨年「ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)」がバージョン2013に更新されましたが、こういう「事件」があると「見直しあるいは追加措置」の必要性が浮上してくる可能性があります。「極悪人の存在」のために家の防備をどんどん強くしようという単純な発想は止めてどうかと思いますが。



2014年07月10日(木) サッカーワールドカップ決勝は西ドイツ対アルゼンチン

サッカーワールドカップは昨日・今日と準決勝が行われ、昨日西ドイツが7対1の大差でブラジルを破り、今日はPK戦でアルゼンチンがオランダを破り決勝戦に駒を進めました。昨日のブラジルはエースのネイマールを主将のチアゴ・シルバを欠いての戦いとなり、チームの組織が崩れてしまい歴史的な大敗となりました。この試合はブラジルサッカー界の汚点として長く記憶されることでしょう。

昨日の大味な試合とは全く別で今日の「アルゼンチン×オランダ」は両チームの守備が最後まで緊張感を持って守り抜き延長戦でも決着がつかずPK戦となりました。オランダはPK専門のキーパを用意しているだけあって、通常の正ゴールキーパは「PK戦苦手」を示した格好で、ブラジルキーパは二つ止めたの対し、ボールに触りながらゴールを許すなど最後は不甲斐ない負け方となりました。

この試合オランダがロッペン、スナイデルが予想通りの活躍をして惜しいシュートを放ったことに比べると、デ・マリオを欠いたアルゼンチンは攻撃力が落ちていたと思います。アグエロ、イグアインはメッシとのコンビネーションを100%活用できなくて、シュートチャンスを潰していました。しかしデ・マリア不在でも負けない試合ができるのですから守備力は相当なものだと思います。特に前線にいるメッシは速攻を食らっても大急ぎで戻って守備に参加するタイプではないのに、オランダを押さえ込んだのですから凄いです。

さて決勝はどうなるでしょうか。地力を比べると西ドイツが一枚上手の感じがします。メッシ、デ・マリア級のスーパー選手を多数抱えているで攻撃の幅が広がると思います。アルゼンチンに勝機があるとすれば全試合で一回あるか無いかのチャンスにシュートを決めきれるかどうかにかかっていると思います。メッシが徹底的にマークされることは確実なのでキーマンはずばりデ・マリアとなるでしょう。



2014年07月09日(水) 安倍首相とメルケル首相の

オーストラリアを訪問している安倍首相は7月8日首都キャンベラの国会議事堂で演説を行いました。さすがに6月のシンガポールでの演説のような高慢なものではなく、積極的平和主義を強調しつつも「戦後の反省」「東日本大震災でのオーストラリアからの支援への感謝」を大きく取り上げていました。しかし非常に気になったポイントがあります。それは第二次世界大戦の始末に関する発言です。

「Hostility to Japan must go. It is better to hope than always to remember.(日本に対する敵意は去るべきだ。常に記憶を呼び覚ますより未来を期待するほうがよい)。第二次世界大戦後に日本と新たな外交関係を始めるにあたって当時のオーストラリアのメンジーズ首相が語った言葉だそうです。安倍首相はこの言葉を引用し以下のように続けました(首相官邸ホームページ)。「再び日本国と日本国民を代表し申し上げます。皆さんが日本に対して差し伸べた寛容の精神と友情に、心からなる感謝の意を表します。私たちは、皆さんの寛容と過去の歴史を決して忘れることはありません。」

「過去を乗り越えて未来志向で行こう」という言葉は加害者は十分注意して用いる必要があると思います。特にそのようなに考えない国々が神経を尖らせているときには尚更です。迷惑を被った国々にはそのように考える国々もあれば、「過去はまだ乗り越えられない。あるいは以前はそう考えていたが最近日本の姿勢を見ているとそのように思い続けることができなくなった」という国々もあるのです。加害者たる日本はどちらのタイプの国に対しても同じように誠意を尽くして対応する必要があります。「過去を乗り越えよう」という国とだけ仲良くして、そうでない国に対しては厳しい態度を取ることは加害者としては決して許されないと思います。

丁度同時期に中国を訪問したドイツのメルケル首相は「過去の戦争に対する日本とドイツの戦後の取り組みをどのように考えているか」と問われて以下のように答えています(SCMPの報道から)

「Every one of us has to reflect on what we have done wrong," Merkel said of Germany's handling of the second world war, adding that many young Germans in the 1960s constantly asked their parents about life under the Nazis. "This is a painful process," she said. "But it is the right thing to do. The new generation also has to face history, and this is crucial to avoid repeating mistakes."

「すべてのドイツ人は自分達が間違ったことをしたことを振り返らなければなりません。1960年代に多くの若いドイツ人がナチ政権下の生活がどんなものであったのか自分の親たちにしきりに質問しました。それは非常に苦痛を伴うやり取りでした。しかしそうすることが正しいのです。若い世代も歴史を真正面から向き合う必要があります。そうすることが再び間違いを起こすことを防ぐために必須であるからです」

ドイツは第一次世界大戦の敗戦経験に懲りずに第二次世界大戦への道を歩みはじめ再び敗戦の悲惨さを経験しました。第一次世界大戦で連合国側について勝利した日本はまだ敗戦を一回しか経験していません。ドイツメルケル首相は「日本のことを念頭に発言しているのは無い」としていますが、二度の敗戦を経験した国民の代表の言葉私たちは重く受け止める必要があると思いました。



2014年07月08日(火) 大型台風8号沖縄に接近中

大型で非常に強い「台風8号」が沖縄本島に接近しています。異常気象の影響なのか分かりませんが、最近は過去の大型台風と比べても大型で何年かに一度来るような最大級の「台風」が毎年のように発生している来ている気がします。昨年11月にフィリピン南東部を襲った台風「Hayan(ハイアン)」(日本では台風30号)は物凄い高さの高波を発生させ、フィリピン東部の島々に壊滅的な大被害を与えましたことは記憶新しいところです。

ところで「台風の名前」のことですが、日本ではその年の発生順に「台風○○号」と日本語で読んでいますが、海外では国際気象機関のリストに基づいて命名される名前で呼ばれることが一般的なようです。昨年の台風30号は国際的には「台風Hayan」で通っています。フィリピンでの固有名は「Yolanda」と言うのですがインターネット英字ニュースでは統一して「Hayan」と呼ばれていました。

台風の名前は台風情報を識別するために異なるアルファベットの頭文字の名前リストから採られるのですが、これは台風が複数の国に影響を与えるあるいは通過することとなるので、行き違いを無くすために共通した名称で呼ばれる必要があるからです。しかし日本は相変わらず日本固有の「台風○○号」を使っています。日本もそろそろ国際的に通用する名称を使うかあるいは「併用」する必要があると思います。

今年の春にフィリピン人船員を乗せたケーブル敷設船が横浜に寄港した時にフィリピン人船員と「台風被害」について情報を聞いたのですが、当然台風の名前は「Hayan」を使いました。多くの台風はフィリピンを襲った後中国大陸・朝鮮半島に向かうか、あるいは日本上陸というルートを取ります。周辺の「国々」と共通な話題となる可能性の高い「台風」はできるだけ各国共通の名称で呼ぶようにしておいた方が会話の役にたちます。

因みに、今回の台風8号の名前は「NEOGURI」と記され、発音は「ノグリー」です。韓国語で「タヌキ」の意味だそうです。昨年の「HAYAN」は中国語で「海燕」だとのことです。単なる数字より「記憶」に刻まれることが容易になると思います。



2014年07月07日(月) IBMノートパソコン故障

一週間目くらいからIBMパソコン(X41)のキーボードが故障していました。キーボード上の数字の「7」のキーが全く反応しなくなった他に、起動時にパスワード数字入力可能となるまで時間がかかるようになり、キーボード右側(「7」より右のキー)の反応が遅くなってしまいました。「7」を打ちたい時には英数で「しち」と入力して変換して対応してきました。この投入方法はかなり「疲れるもの」なのでいよいよ新しいパソコンの購入を検討しようかと考え始めました。

しかし妻が部品活用のために購入した「IBMノート」からキーボードを取り外して、故障したキーボードと取り替えてくれたのでこの問題は一気に解決してしまいました。部品活用のための「IBMノート」は秋葉原で安く買っておいたのですが、「液晶取替え」に引き続いて「キーボード」が活用されたことになりました。

「X41」の「XP」パソコンは非常に頑丈で使い勝手が良いので今暫く使うことになりそうです。しかしOSの「XP」がどこまで耐えてくれるか、「XP」用のウイルス対策ソフトがいつまで提供してもらえるのかにかかっていますので、そろそろ別のパソコンを物色しても良いかもしれません。



2014年07月06日(日) ワールドカップベスト4決定

サッカーワールドカップはベスト4が決まりました。準決勝は「西ドイツ対ブラジル」「アルゼンチン対オランダ」で戦われることになりました。これまでグループリーグでも好試合が多かったと思いますが、決勝リーグは本当に素晴らしい試合が続いていて見応えがあります。

日本代表チームのことを考えると、まだまだ世界トップチームと日本代表チームは大分差が開いている印象を受けます。日本代表チームが本田が「優勝を目指す」と宣言してワールドカップに望みましたが、本田が実感したきたヨーロッパのサッカーが本当に「日本が優勝できる程度」だとすれば、本田のセンスを疑わざるを得ません。ベスト4チームを見る限り、身体的にも精神的にも非常に逞しく限界まで自分を追い込むことが出来る凄いレベルのスポーツマンが揃っています。

ベスト4のチームを見てみると「攻撃力」と「守備力」の両方が高いレベルで充実していることが共通しています。守備陣ですが、ゴールキーパも含めて、身体が大きくて(背が高く身体がガッシリいている)、運動神経が良く(ボールコントロールは当然上手い)、かつ判断力・戦術眼に長けている選手が揃っています。そのようなバックスを有するチームが勝ち上がって来ています。バックスとは言えチャンスと見るや最前線まで走って攻撃参加するようなアグレッシブさを備えています。残念ながら日本の選手の中では殆ど見つけることが困難でしょう。敢えて言うと「田中 マルクス闘莉王」でしょうか。彼はブラジル出身ですが・・・。

グループリーグ終了後、選手は直ぐに帰国しザッケローニ監督はイタリアに帰りました。ワールドカップの決勝トーナメントが進む中で、日本選手はどのように過ごしているのでしょうか。選手・監督・コーチ等サッカー関係者はキチンと反省をし次の退会に向けて戦略を考えて欲しいと思います。前回スペインが優勝して日本は自分達の「パスサッカー」が世界に通用すると勘違いしました。その間南米・アフリカは守備を固める機動力サッカーに切り替えて今回非常に優勢に戦いを進めました。日本はドン底から這い上がる経験をしなければならないと思います。



2014年07月05日(土) デジカメ引取り、傘修理

修理に出していたデジカメが修理が完了したので引き取ってきました。富士フィルムのサービスセンタは池袋にあります。午前中に池袋まで出てデジカメを受け取り、池袋から浦和まで湘南新宿線で移動して浦和で妻と合流して浦和仲町の傘屋さんに行って「傘の修理」をしてもらいました。

富士フィルムのデジカメ「FINEPIXF30」はすでに10年近く使っているカメラです。スリランカに持っていていたデジカメが調子が悪かったので、インドに行くときには少し丈夫で使い勝手の良いものを持っていこうと考えて買ったもので、当時ビックカメラで様々な機種を試した結果購入したのは「F30」でした。このカメラの特徴はスイッチを押してから撮影可能となるまでの時間とピントを合わせる時間が非常に短いことが気に入って買ったもので撮影チャンスを逃すことが少なくなりました。使ってみると自然な発色と驚異的なバッテリーの持ちの良さもあって非常に重宝すsるもとなりました。ネットで検索すると「銘記」として評判も良いようです。今回の修理でレンズの「汚れ」も取れましたのでまだまだ活躍してもらえそうです。

「壊れた傘」は携帯用としてカバンに入れているもので、長さが短い分「折り畳み部」が複雑になっていてそこの「ハトメ」が外れてしまいました。「ハトメ修理」は今回で二回目です。傘に使われえいる「ハトメ」は非常に小さくて、ハトメもハトメ付け工具も一般には市販されていません。現在では傘屋さんそのものが少なくなっているし、まして修理が出来る傘屋屋さんを捜すことは至難の技です。偶然見つけた浦和仲町の傘屋さんはそんな貴重な傘修理屋さんのひとつです。親御さんの世話で暫く短時間営業だったのですが、最近は「開店している時間」が増えたようで、今日も修理をしてもらいました。傘は柄の部分も少し曲がってしまっていましたが、手製の「曲げなおし器」で柄もほぼ真っ直ぐの直してもらいました。懸案に一気に二つ解決したので非常に有意義な日でした。



2014年07月04日(金) 日本の株価が堅調

今週の日本の株価は非常に堅調に推移しました。これまでのように円安が続いて輸出関連株が牽引するような状況ではないようです。ずっと低迷していたような内需株がジワジワと音を上げ始めたように思えます。それでもアメリカダウ平均株価終値が3日に史上初めて17000ドル超えを記録したことに比べると、まだまだ一段高を期待できる水準だと思います。

投資家心理からすると「このあたりで利益を確定するか」「まだまだ利益拡大余地有りと買い進めるか」悩むところですが、「悩み」がでてきた事自体が明るい材料だと思います。これまでの高値局面はことごとく「利益確定売り圧力」に上昇傾向は掻き消されてきました。多くの企業が株主総会を終えて気持ちを新たにして事業を進めることになりますが、思い切った事業展開に期待したいものです。



2014年07月03日(木) 中国との付き合い

中国の習主席が韓国を訪問しています。慰安婦の問題・・歴史問題・領土問題で日本に対して批難を繰り返す習主席と韓国の朴大統領ですが、日本の阿倍首相がここに来て更に集団的自衛権行使に突き進んでいるので、来年の中戦争終戦70周年に向けて日本批判を更に強まりそうです。

中国は1999年に香港(新界も含め)返還を実現して、イギリスと戦ったアヘン戦争後の南京条約以来の懸案であった領土問題を処理しました。その時の「一国二制度」実現に向けて香港市民が反発を強めていますが、イギリスとしては返還した後のことなので静観しています。

本来「香港島・九竜地区」はイギリスに割譲されたので中国への返還義務はなかったのですが、香港・九竜の後背地である新界(1999までイギリスが租借)なくては存続困難となっていたので、イギリスは最終的に中国に返還したのでした。もしサッチャー首相が「香港・九竜」返還を断っていたら今頃はどうなっていたでしょう。広州・シンセンの経済力は新界に及び香港・九竜の脅威となっていたでしょうし、新界からの水・食糧の供給も止められた香港は大打撃を受けていたかもしれません。

返還合意までのサッチャー首相と小平氏の間では非常に厳しい交渉があったようです。ただしイギリスにとっては中国に非常に大きな非人道的被害を与えたアヘン戦争勝利の戦利品として香港を胸を張って「自分の領土」だと言い続けることは紳士の国として「如何なものか」という気持ちがあったのも事実だと思います。この6月中旬に中国の李克強首相と大規模な経済界リーダがイギリスを訪問し、中国からの多額の投資案件を取り決めましたが、香港返還から15年で中国の立場は益々強化されエリザベス女王と李首相の面会も当然のごとく実現しました。

香港のような象徴的な「戦利品」は無くとも、日中戦争の後始末が燻っている日中関係を抱える日本も何とかして鮮度処理を終わりたいところです。イギリスが過去の決め事に拘らずに「香港を手放す」決断をして中国との関係を修復したしたことと対比すると、阿倍首相が靖国問題、慰安婦問題で面子に拘っていて頑な態度を崩さなければ日中関係打開は難しいと思われます。

日中戦争は日本が一方的に中国に踏み込んで中国国土を踏み荒らす一方で、日本軍はアメリカとの戦争に敗れアメリカによって制圧されたのでした。連合軍との終戦時には蒋介石政権が中国を代表しましたが、その5年後には現在の中華人民共和国が蒋介石を台湾に追い出してしまいました。日本が謝った蒋介石を中国本土から追い出した中国人民共和国はしばらくアメリカとの没交渉だったのですから日本としても困りました。そしてニクソン訪中に引き続き「田中首相」が中国を訪問して日中関係を打開したのでした。中国の「周恩来首相」は「大同小異」で日本との関係を修復したのでした。安倍首相にしてみれば「日本は十分謝っている」ということなのでしょうが、被害者と加害者の意識は大分違うものだと思います。イギリスが「香港返還」したような解決方法を見つけ出す必要があると思います。



2014年07月02日(水) サッカーワールドカップベスト8決定

ブラジルワールドカップの「ベスト8」が出揃いました。ヨーロッパがドイツ・フランス・オランダ・ベルギーの4か国、南米がブラジル、アルゼンチン、コロンビアの3か国、北米・中米カリブ海がコスタリカの1か国です。

決勝トーナメント一回戦はどの組み合わせも大接戦で、どちらのチームがかってもおかしくない試合だったと思います。優勝候補のドイツもブラジル・アルゼンチンも非常に苦しみました。海外でプレーする機会が増えて強豪国の力が非常に均衡してきているのだと思います。そんな中で私が注目していたアルゼンチンの「アンヘル・ディ・マリア」が一回戦で決勝ゴールをあげました。

ベスト8のヨーロッパ4国を含め各国チームは非常に守備力が高いです。敵チームの有力選手を徹底的にマークし、複数人数をかけてボーるを奪いに行き、ボールを奪うや否や素早いカウンター攻撃を仕掛けます。こうした機動力サッカーでは体力が十分ある前半にはなかなか得点が入りません。そして選手交代も含めて後半が進むに従って疲労が溜まって集中力が途切れ、一瞬の守備の乱れによって勝敗が決することになります。もちろんお互いに最後まで完璧に守備が守り抜けば「PK」で試合を決することとなります。多分これからPK試合が増えることでしょう。

このような消耗戦の場合に局面を打開できるエースの存在は大きいです。スイスとの試合のようにアルゼンチンのメッシは体力消耗を極力抑えて後半になって相手が疲労する時間を待ちます。そして一瞬の隙きを見逃さずに勝負に出るのです。今回は「デ・マリア」が勝利を決める得点して気持ちが乗ってきました。アルゼンチンの対戦国は徹底的に「メッシ」をマークすることは分かり切ったことですので、「デ・マリア」の調子が上がってきたことは非常に注目されます。

「UEFAチャンピオンズリーグ」の決勝戦でアトレチコの固い守備網を果敢に抜け出したのデ・マリアでした。エースのロナウドが徹底的にマークされる中でチャンスを作り出したのが「デ・マリア」だったのです。チャンピオンリーグに続くビックタイトルを手に入れることが出来るかどうか。期待したいものです。



2014年07月01日(火) 安倍首相の集団的自衛権

集団的自衛権行使に関して閣議決定で憲法解釈を変更して、次の国会でそれに必要な法案を成立させようとする動きが始まりました。阿倍首相は1日夜に国民に向けて10分間ほどその閣議決定に関して説明し国民の理解を求めました。安倍首相のお話は非常に用意周到で自信に満ちていました。国会は自公多数ですから法案成立は時間の問題になってきます。

今回の集団的自衛権の問題を私なりに解釈すると、個別的自衛権が「日本国領土・領海の防衛に限られていたもの」とすれば、集団的自衛権は「外国あるいは公海でのPKO活動・邦人保護活動、あるいは友好国への攻撃に対し反撃の武器使用を許可するもの」であるとらえられます。行使推進派の視点は「自衛隊が攻撃力(反撃力)を持つことによって「抑止力」が増して実際の活動(自衛隊のPKO活動、あるいはNGO活動)より安全になる」とするものです。更に友軍(米国)からのこれまでより感謝される環境を作り出すことができるという論旨はその通りだと思います。

しかし、過去の不幸な「日韓関係・日中関係」を思い出してみて「外国での武力行使」がいかに危険で、際限なく紛争拡大に繫がっていったものか再確認しておく必要があります。日本(列島)の安全確保において「朝鮮半島の状況」が「最も重要」であることは昔も今も変わりません。「朝鮮半島に存する国家」が中国になびくと中国と戦争を始め、ロシアと結べばロシアと争いました。そして朝鮮半島情勢への不安が抑えられなくなって朝鮮を「併合」し、次に「その併合した朝鮮の安全保障」のために「満州」に進出し、果てには再び中国との戦争を始めましたのでした。

今回、「集団的自衛権行使」の問題が、そうした過去の反省をキチンと行い、つまり当時の間違った判断をした自分達の祖先(せいぜい3代・4代前ですが)の間違いを真摯に認めて、周辺国の理解を得ながら進めるという手続きを踏んでいないことに非常に危険だと思います。

阿倍首相が決然と理路整然と説明すればするほど、例えば「他国との紛争は平和的に国際法に基づいて解決していく」と強調すればするほど、それが形だけで真心の無いもののように聞こえてくるのです。靖国参拝、尖閣国有化問題での中国との対応がその証拠です。

阿倍首相のシンガポールでの演説(5月30日)を読んでみると、どう考えても首相がそのことをキチンと理解しているとは思えません。非常に重要なので再び官邸ホームページを引用しておきます。安倍首相はアジアの指導者達を前にして以下のように決然と訴えたのでした。

「自由と人権を愛し、法と秩序を重んじて、戦争を憎み、ひたぶるに、ただひたぶるに平和を追求する一本の道を、日本は一度としてぶれることなく、何世代にもわたって歩んできました。これからの、幾世代、変わらず歩んでいきます。」




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