KENの日記
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2014年08月31日(日) OCN「ホームページサービス」廃止

今日OCNからのメールで、「ホームページサービス(ページオンサービス)」を来年の2月末で廃止するとの連絡がありました。私は2000年5月からOCNのユーザでページオンサービスで「ホームページ」を公開してきましたので非常に残念な思いです。OCNのホームページサービスは他社に比べても「容量が小さく」、「機能も限定されている」のでコストがそれ程かかっていないと思っていたので、ずっと続けてくれるものと思っていました。

OCNのホームページ容量が限られている(正直言って時代にそぐわない容量の小ささだと思います)ので、他の人もやっていると思いますが、私も別の業者の無料スペースを借りて容量不足を補っています。私の場合は「FC2」ですが、こちらは非常に良心的なサービスを提供していると思います。「FC2」が続けることができて、OCNが続けられないというのも非常に理解に苦しむところです。

インターネット接続サービスにおいては「ブラウズ機能」と合わせて「ホームページサービス」は両輪だと思ってきました。「ホームページ」は情報を受信するだけではなくて、自ら発信できることに非常に大きな意義があると思っています。ネット上では「返信可能な掲示板」だとか「ブログ」だとか「ツィター」を始めとしたSNSが便利に使える時代になっていますが、昔からの「ホームページ」には他では得られない魅力があると思います。

ネットが犯罪に使われたり、迷惑メールが氾濫したり、最近はコンピュータよりスマホが主流となり、スマホ利用者はスマホ対応していないホームページには全く興味の無い時代になってしまいましたが、家庭からコンピュータが無くなる時代は来ないと思います。何より職場・学校ではコンピュータの活躍機会は益々増えていくでしょう。ネット上での自発的で健全な情報発信の機会を減らすような行為は決して得策だとは思えません。家庭のコンピュータからのアクセスを前提とした「息が長く」「情熱ある」インターネットコンテンツが育っていくような運営をし欲しいと思います。



2014年08月30日(土) 「ユーロ」購入

旅行用に「ユーロ」の両替に行ってきました。アベノミクスでデフレ・円安傾向が進みドル・ユーロに対して円は数年前より大分安くなりました。輸出産業とか日本を訪れる外国人旅行客には追い風でしょうが、日本人が海外旅行する場合には不利な状況になっています。

ところが最近のウクライナ情勢・イラクシリア情勢などで外国為替相場の情勢はかなり激しくそして短期的に変動しえいます。一週間で対ドル・対ユーロで「1円以上」の変動も頻繁なので、タイミングを考えて外貨を購入する必要があります。

また、銀行の外、チケット屋さんでも外国通貨の販売を始めたので、外国為替相場変動の要素に加えて、どこで買うかによっても損得が変わってきます。幾つかの店の相場を調べてみると、ドルは安いけれどユーロは高いとか、店頭価格に対して季節限定で割引サービスをするとか、あの手この手で集客しようとしていますので、そうした情報を上手く活用することも大切です。

結局、多少対ドル円安局面ですが「地政学リスク」で「ユーロ」に対して若干円高を維持している今週中に買うこととし、購入は三井住友銀行の外国為替ショップで買うことにしました。この判断が政界であったかどうかは来週に判明します。



2014年08月29日(金) ラグビーの試合

会社グループのラグビーチーム(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)の試合応援に「秩父宮ラグビー場」に行ってきました。今日の対戦相手はトップリーグの上位強豪の「東芝ブレイブルーパス」でした。試合結果は「23対16」でシャイニングアークスは東芝に破れました。7点差はちょうど「1トライ、1ゴールキック」です。ペナルティゴールキック失敗数は東芝を圧倒的に上回りましたので、そのミスがなければ試合はもっと接線になっていたと思います。

試合前半においてはスクラムで圧倒されることが多く自陣ゴール前のスクラムで反則を犯して「認定トライ」を献上しました。後半の初トライ後のスクラムは互角に押していたので、前半でのスクラムでの押し負けは残念でした。後半終了間際まで同点に追いつく「トライ」の可能性を感じさせる場面が多くあり、試合はかなり盛り上がっていたと思います。試合は負けましたが非常に面白い試合だったと思います。こういう試合が続くとラグビー応援にもっと多くの人を誘いたくなります。

試合直前まで小雨が降っていましたが試合中は雨にならずに助かりました。しかし、陣取った場所近くに「得点すると空高く放水」するというアトラクション装置があって、何度かシャワーを浴びました。幸い傘を持ってきていたのでずぶ濡れにはなりませんでした。真夏の暑い夜なら「涼しいサービス」なのでしょう。



2014年08月28日(木) エボラ出血熱

エボラ出血熱の流行は抑え込みができず患者数・死亡者数の増加傾向は収まっていません。現地では感染者の把握ができているとは思えないので、現在発表されている患者数を遥かに上回る患者がいると思われます。現在有効な治療薬がなく、患者の隔離も十分では無い状況下で「致死率が50%」であるとすれば、感染に気付かない患者が「隔離」されずに、家庭・所属社会に病気を広め「患者数・死者数」とも増え続けていきます。仮に病人が学校のクラスで同級生と接触したと仮定するとその学級の半分の生徒が「病死の危険」にさらされることとなり、感染した生徒の家族・近隣に広まっていくという恐ろしい構図が懸念されます。

この「隔離」という処理は、一般には医療設備があって患者を治療しながら外との接触を断つことを意味しますが西アフリカ諸国では医師・看護師が足りず、隔離設備も限られているため、感染者の発生した地区・部落を武力によって他と「隔離」するという措置が現実に行われいるようです。隔離された人々の中で、感染者は治療手段がないため半数は「死亡」する可能性が高く、食事・栄養摂取さえ容易でなくなれば「死亡率」はもっと高くなります。感染していない人も多くの「感染者」が身の回りにいると感染の可能性が高くなります。

これは全く非人間的な状況です。先進国の医療技術・医療体制を総動員して何とか押さえ込むことが出来ないのでしょうか。例えばアメリカが所有する病院船を西アフリカに接岸して隔離基地にするとか、世界各地に備蓄されている大規模災害対策用の仮説家屋、食料、給水設備などを動員して隔離施設を作るとか。13世紀の欧州を襲った「郢猊臓淵撻好函法廚撚その人口の3分の1が死亡したと言われています。「デカメロン」の話にあるように、裕福な人々は街を離れて人里はなれた場所に「避難」しました。21世紀になった今でもあまり状況は変わっていないということでしょうか。



2014年08月27日(水) 「長野新幹線」→「北陸新幹線」

来年2015年3月14日から「長野新幹線」が金沢まで延伸されて「北陸新幹線」として営業されるようになるとのことです。一番早い列車は「かがやき」、各駅停車タイプが「はくたか」、富山―金沢間をローカルで走る列車が「つるぎ」、東京―長野間のローカルが「あさま」として運されるようです。「かがやき」を利用すると「東京−金沢」は最短で2時間28分、「東京−富山」間は2時間8分だそうです。飛行機利用の場合の発着空港までのアクセス時間を考えると航空機利用客を十分に取り込める速さだと思います。

長野新幹線の開業前は長野から上野まで特急「あさま」が走り、金沢からは数本「白山」が上野まで走っていました。その後長野オリンピック誘致に成功したので「フル規格」新幹線が高崎から長野まで開通しました。あの時に「高崎−長野」をミニ新幹線で作っていたらその後の北陸新幹線は無かったと思います。全てオリンピックのお蔭だと思います。

「長野県人」にとっては通常は空いていて車両編成も短くて少し寂しかった「長野新幹線」が「賑やかに」になることは嬉しい反面、「東京―長野」間の自由席はなかなか座れなくなるのではないかという懸念もあります。また長野に帰省するときに寝過ごして「金沢」まで行ってしまったという失敗談も増えそうです。また新宿と大宮を結ぶ「埼京線」の利用客も増えそうです。今でもそうですが新宿以西の住人が東北・新潟・長野への新幹線を利用する場合には大宮から乗車する方が便利になっています。



2014年08月26日(火) デ・マリアがマンチェスターユナイテッドへ移籍

レアル・マドリードでヨーロッパチャンピオン獲得に貢献したアルゼンチン代表の「アンヘル・デ・マリア」のマンチャスターユナイテッドへの移籍が決まりました。移籍金はプレミアリーグ史上の最高額だそうです。「デ・マリア」はブラジルワールドカップでアルゼンチンの準優勝に貢献しました。

と言うのも、もしドイツとの決勝戦に「デ・マリア」が出場していたらアルゼンチンが優勝したのではないかと考えているからです。「デ・マリア」を欠いたアルゼンチンチームは、メッシとそのほかの選手の「差」が大き過ぎて「メッシ」一人に負担がかかっていました。もし「デ・マリア」がいたら「メッシ」の役割の何割かを「デ・マリア」が引き受けられたので「メッシ」もっと楽にプレーできたと思います。

レアル・マドリードはブラジルワールドカップ得点王のコロンビア代表の「ハメス・ロドリゲス」とバイエルンの「トニ・クロース」を補強しました。ロナウドとギャレス・ベイルの二枚看板は不動ですので、「デ・マリア」を高く売ってしまうことがチームとして得策と考えたのでしょうか。「デ・マリア」はどちらかというと「司令塔タイプ」なので、これ以上「司令塔」はいらないということかもしれません。

逆にマンチェスターユナイテッドは中盤からトップ下の司令塔不足です。本来「香川」が活躍できる場所だと思うのですが、なかなか実績が上がりません。「ルーニー」はやはりワントップでゴール前でプレーする役が似合っています。「デ・マリア」と「ルーニー」の組み合わせが上手く働いてくれるのではないかと思っています。監督交替か選手高齢化か分かりませんが急激にプレミアリーグでの順位を落としたマンチェスターユナイテッドですが、「デ・マリア」が救世主になってくれればと思います。残念ながら「香川」は移籍となるでしょう。香川にとっても試合に出ることを優先したチーム選びが良いと思います。

これからヨーロッパ各国サッカーリーグが続々と開幕しますが、ワールドカップ後の選手入れ替えを経た各チームの戦力がどのようになるのか非常に楽しみです。個人的にはマンチェスターユナイテッドの復活を願っています。



2014年08月25日(月) 日本の水泳男子の活躍

オーストラリアのゴールドコースト(南半球は冬ですが)で行われていた水泳競技会で日本男子水泳選手の活躍が目立っています。注目すべきは「自由形」の競技でアメリカ・オーストラリアに対等なレースを出来ていることです。しかも自由形の800メートルリレーで銀メダルを獲得するなど自由形の選手層が厚くなったきました。

さらに個人メドレーで優勝した「萩野公介」のような万能選手も現れました。これまでの日本選手はどちらかというと、北島康介選手のような「種目のスペシャリスト」が主流だった思いますが、これまでいなかった違ったタイプの選手が現れたことは注目に値します。小さい頃からの練習も大変なものがあったとは思いますが、最近の若い人達の体格の優れていることも「強さ」を支えていると思います。

日本人男子について言うと「水泳競技」「体操競技」がこれまでの競技の歴史を見てもピークの時代を迎えているのではないかと思われます。これに対して、「柔道」とか「サッカー」とか期待される割に活躍できない競技もあります。このような「競技」毎の区々な状況は選手だけの問題ではないように思えます。

各競技団体の指導者層の考え方とか、コーチの優劣とか、海外との切磋琢磨の機会とか色々な要素が絡んでいると思います。「名選手が必ずしも名指導者にあらず」で選手時代の栄光だけで若い選手を強くできるとは思えません。体操と水泳で成果が上がっているのですから、他の競技団体も強い競技団体の育成方法を研究する必要がありそうです。



2014年08月24日(日) 「氷水かぶり」流行

氷水かぶり(アイス・バケツ・チャレンジ)が急激に広まっているようです。今日車でさいたま市内の旧中山道を通っていると運動靴店の店先で「小売水」を浴びていました。何人かがその模様を画像を取っていたので直ぐにもネットにその情報がアップされることでしょう。こんな身近な所にまで流行が及んでいるのかとビックリしました。ネット情報によると、この「アイス・バケツ・チャレンジ」のルールは以下のようになっているようです。(Wikipedia)


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◆嵒洪紂廚鬚ぶるか、または100ドルをALS(筋萎縮性側索硬化症)協会に寄付するか、あるいはその両方を行うかのいずれかを24時間以内に選択する。

「アイス・バケツ・チャレンジ」を受諾すると、

バケツに入った「氷水」を頭からかぶり、このチャレンジを次に受けてもらいたい人物を2人から3人程度指名する。(氏名の方法は詳細にはわかりません)

ァ嵒洪紊ぶり」の模様を撮影した動画をネットの交流サイトで公開する。


この「アイス・バケツ・チェレンジ」によって「ALS協会」への寄付は非常に増えているとのことで、緊急の寄付獲得の方法としては成功した施策だと思います。

しかし私にはこうした流行が素晴らしいことだとは思えません。確かにインターネットの媒体としてのパワーはすごい物があり多くの人達から寄付を得ることが出来ますが、寄付行為は本来自発的にするものであり指名されてするものではないし、寄付をしない場合に「氷水をかぶる」という「罰」を受ける筋合いのものではないと思います。また「寄付」を売名行為に近い形で世間に知らしめることも「筋が良くない」と思います。古いかも知れませんが「上善如水」が表す善行は「アイス・バケツ・チャレンジ」とは大分違うと思います。


「アイス・バケツ・チャレンジ」とは趣旨が違いますが「プロ野球優勝のピールかけ」も放映される映像を見ていて気持ちの良い物ではありません。本来「飲む物」を無駄に消費してしまうことは非常に勿体ないことです。こちらこそプールでの「水かけ」に変更して差額を寄付すれば良いと思います。



2014年08月23日(土) ナポリピザコンテスト

9月の2日から7日までイタリアのナポリで「ピッザビレッジ」というお祭りが開かれ、その中で「ナポリピザコンテスト」が開催されるそうです。

ホームページはこちら:ナポリピッザビレッジ

レストランからのメールで、武蔵浦和駅前のイタリアンレストラン「アッズーリ」のナポリピザで定評の渡辺シェフがコンテストに出場するとの案内がありました。ぜひ頑張って欲しいと思います。武蔵浦和近郊では戸田のオーサキが昨年「真のナポリピザ協会の認定」を取得しました。赤羽から武蔵浦和まで結構いイタリアンレストアンが多くあるので、武蔵野線も日比谷線の匹敵するような「ピザ路線」に成長していってほしいと思っています。

ナポリのコンテストは祭りの最初に2日間(9月2日・3日)に開催されるのだそうです。偶然ですが9月9日からナポリ旅行を計画しているので、祭りの余韻と何方か日本人ピッツァイオーロに会えるのではないかと密かに楽しみにしています。私達も本場のナポリピザの味を堪能して来ようと思っています。



2014年08月22日(金) メンデルスゾーンのピアノ3重奏曲

武蔵浦和の南区図書館から「メンデルスゾーンもピアノ3重奏曲」を借りてきて聴いています。演奏はピアノはエマニュエル・アックス、ヴァイオリンがアイザック・パールマン、チェロがヨウヨウ・マです。この曲はスリランカでチェロを習っていたドュッシー先生の大好きな曲で、コロンボでの演奏会でも演奏されていました。ロマンチックな旋律と力強い推進力があって非常に魅力的な曲です。

キャラのせいか「ヨウヨウ・マ」のチェロが若干抑え気味で、アックスとパールマンのピアノ・ヴァイオリンが前面に出る演奏ですが、時々浮かび上がる「ヨウヨウ・マ」のチェロが非常に魅力的です。パールマンはどんな曲でも全く動じない「自分」をもっていて、ベートーヴェンでもメンデルスゾーンでも「パールマン」の音がします。

メンデルスゾーンには若いときに作曲された「弦楽のための交響曲」があり、その7番をムンバイ・チェンバー・オケで取り上げたことがありましたが、楽曲の構成をみるとメンデルスゾーンが若いときから才能豊かな天才だった分かります。このピアノ三重奏曲(一番・二番)でも魅力的な旋律と分厚い重奏が組み込まれていて、本当に密度の濃い曲に仕上がっています。



2014年08月21日(木) Jリーグサッカー

サッカー天皇杯全日本選手権は20日に三回戦が行われました。豪雨土砂災害で広島での試合が延期となりましたが、ベスト16の中の15チームが決定しました。J1では鳥栖、ガンバ大阪、FC東京、清水、名古屋、甲府、セレッソ大阪、大宮が勝ち残り、J2では、群馬、愛媛、北九州、千葉、長崎、磐田、山形が4回戦に進んだとのこと。

この3回戦で現在J1リーグで上位を占める浦和レッズと川崎フロンターレ、前回優勝の横浜マリノスがJ2に敗れて姿を消しました。J1とJ2は入れ換え戦ルールでチームの流動がありますが、全日本選手権という大事な舞台でベスト16チームの「勝ち残りチームが半分半分」というのは困ったものだと思います。本来ならベスト16は殆どJ1チームによって占められなくてはならないはずです。J1チームが弱いという現象にワールドカップ惨敗の原因が現れていると思われます。

それは現在のJ1のサッカーの試合の多くは「勝負ではなくショー」と化しているということです。J1での上位チームとは「ショーが上手い」チームなのだと思います。残念ながら地元「浦和レッズ」も「化けの皮」が剥がれてしまった感があります。現在のJ1チームは、J2チームに本気で戦われたら互角でしか戦えないということなのです。尤もこれからは試合間隔が短くなると怪我人とか疲労の蓄積で選手層の厚いJ1リーグが有利になると思われます。

この「本気になった勝負に弱いJ1」が日本代表の母体になるのであれば、今回のブラジルワールドカップの成績は最初から明らかでした。日本代表監督がメキシコのアギーレ氏に決定しましたが、日本代表チームの「変革」は代表監督だけではとてもできないと思います。J1チームの選手が毎回に試合で「本気モード」で勝ちに拘る試合をする必要があります。更に言えば、天皇杯全日本選手権に外国チーム(当面アジア)も招待して、よりハイレベルなものにするような改革も必要だと思います。



2014年08月20日(水) 海外での日本人の悶着

タイでオーストラリア人夫婦が代理出産で生んでもらった双子の赤ちゃん一人が「ダウン症」であったことから、赤ちゃん引き取りに関し悶着があって世界中から注目された直後に、24歳の日本人男性がタイの女性に16人の赤ちゃんを代理出産で生ませていたというニュースがもたらされました。この男性は大金持ちの息子で一説には相続税対策だとネットで話題になっていますが、24歳で16人の子持ちというのは同考えても不自然です。この日本人男性がどのような理由で多数の赤ちゃんを持つこととなったのかキチンとした説明を知りたいものですし、この男性の父親東証一部上場企業の代表取締役だと報道されていますので、本当なら親としての意向を聴きたいし、違うのであればはっきりと否定して欲しいものです。

このニュースに呆れていたら、内戦が泥沼化しているイラク・シリアの北部で日本人男性が反政府組織(国家)のISIS(Islamic State of Iraq and Syria)に拘束されたというニュースが飛び込んできました。どうして民間の日本人がそんな危ない地域で「うろうろ」していたのか非常に訝しくおもっていたら、この男性は「軍事会社」(傭兵業、武器手配)を設立して内戦地域で商売をしようとしていたとの情報が流されました。この男性は放送された映像で見る限り「武闘派」どころか「色白で不健康そうな身体つき」でとても内戦地域で生きていけるタイプではありません。見識のない行動で世間に迷惑をかけていることを本当に反省して欲しいと思います。外務省にとっても非常に迷惑な案件ですが、外務省は「在外日本国民の安全確保」のため全力を尽くさなくてはなりません。まずは無事な帰国を期待し、その後キチンとした償いをして欲しいとい思います。

この二人の海外での行動は本当に困ったものです。海外では日本の法律は適用されず、日本では実現が難しいことが海外では「金」で解決できたり、日本ではできない商売ができてしまいます。しかしそこには倫理の問題も存在しますし、日本とは全くかけ離れた治安水準下での活動となることへの配慮が必要です。またネット上での過激な情報投稿合戦も困った現象だと思います。



2014年08月19日(火) ヴァルトビューネコンサート2014

NHKBSプレミアムの放送を録画しておいた「ベルリンフィル・ヴァルトビューネコンサート」を聞きました。指揮は久しぶりの「グスタフ・ドゥダメル」です。曲目を確認せずに録画していたのでコンサートの最初から少し緊張感を持って聞きました。

演奏曲目:
チャイコフスキー: 幻想序曲『テンペスト』
チャイコフスキー: 幻想序曲『ロメオとジュリエット』
ブラームス: 交響曲第1番

「テンペスト」と「ロメ・ジュリ」が並んだので、メインは「チャイコフスキー」かなと想像しながら聞きましたが、ブラームスの一番でした。テンペスト、ロメ・ジュリともドゥダメルらしくロマンチックな表現が前面に出て、非常に水準の高い演奏だったので、正直言ってどのようなブラームスになるのか期待と不安を併せ持ちながらメインを聞き始めました。

結論から言うと「ブラームスの一番の交響曲」は「期待はずれ」でした。ドゥダメルはブラームスを流麗に聞かせようとしたのかもしれませんが、非常に中途半端で個性に乏しい演奏となりました。ドゥダメルは得意・不得意があるように思えます。このような状況では一流楽団の常任は難しいのではないかと思わせました。想像ですが今回のコンサートのためのリハーサルの時間はチャイコフスキーの2曲が方に多く割り当てられたのではないかしら。ブラームスはベルリンフィルなら指揮者無しでも演奏できるレパートリーでしょうから、最初から一定レベルの演奏でやり過そうという作戦があったのかもしれません。

ベルリンフィルの演奏者達もチャイコフスキーでは「生き生き」と「嬉しそうに」演奏表現していたのが、ブラームスでは音符を再現するだけに留まって、「ドゥダメル」からインスピレーションを受け取っているという雰囲気は殆どありませんでした。更にカメラワークについてもチャイコフスキーでは女性奏者をアップにする時間が多かったのに、ブラームスでは無意味な映像が多かった気がします。

このような状況だとドイツ音楽界では、「個性」だけは並外れて激しい「ティーレマン」が台頭しそうです。ラトルの後のベルリンフィル常任争いは混沌としてきました。



2014年08月18日(月) チャンドラ・ボースの70回忌法要

今日8月18日「ネタジ・スバッシュ・チャンドラボース」の70回忌法要が行われました。杉並区東高円寺の「蓮光寺」には縁ある人達が集まって例年と同じで厳粛な法要が営まれました。今年は18日が「月曜日」にあたったため、参会者は昨年よりも少なかったようです。それでも数人インド人の方も出席されていました。

蓮光寺住職が3代にわたって守る続けている「チャンドラ・ボース」の遺骨ですが、今年インドで政権交代があって「国民会議派」が下野したとは言え「遺骨」がインドに帰る日はまだまだ遠いようです。「国民会議派」が政権の座にあったこれまでの10年間は当然ながら「ガンジー・ネルー」のライバルであった「チャンドラ・ボース」をインドに迎えることは考えられませんでした。

更に「国民会議派」を破った「BJP(インド人民党)」の「モディ首相」はインド西部のグジャラート出身で、ベンガル出身の「チャンドラ・ボース」を復活させる必要は全くありませんし、そもそも「国民会議派」そのものが「後継者の役不足」で自壊してしまった感があります。ネルー家では一人娘「インディラ・ガンジー」以来今日まで「国民会議派」を強力に指導できる「男性後継者」は出現していません。インディラの長男「ラジブ」とラジブの長男「ラウル」は共に線が細く政治家には向いていません。そういう「国民会議派」相手だと、嘗ての有力なライバルの「チャンドラ・ボース」を担ぎ出す必要は全くないでしょう。

「モディ」新政権は「経済成長持続」と「貧困対策」を前面に打ち出しています。現在のインドに必要なのは宗教ではなく、着実な国民の生活改善です。イデオロギーは少し横においてまず「国民生活の改善」をしっかり実現して欲しいと思います。そしてインドが「祖国独立のアイデンティティ」を希求し、「チャンドラ・ボース」をしっかり認識することが必要となった時期にボースの遺骨はインドに帰ることになるのだと思います。それまで大分時間がかかると思いますし、ひょっとしてその時期は来ないかもしれません。



2014年08月17日(日) 久しぶりに一家集合

新潟で勤務している長男が帰省し、近くに住む娘も「盆休み」をとったため、久しぶりに一家四人が集合しました。さすがに食料の消費量とアルコール飲料の消費量は凄くて、缶ビール空き缶・ワイン空瓶が大分溜まりました。

個人的には一週間余り前「9日」の同窓会の日に食べ過ぎ、体重が約1kg増加したことに加えて、この盆休みでの「食べ過ぎ・飲み過ぎ」でそのまま体重管理ができていません。15日に「献血」をした結果の「血糖値状況」が今週通知されてきますが、たぶん相当悪い数値となっているはずです。これから食欲の秋を迎えますが、食べ過ぎ・飲み過ぎに注意し、運動量を増やしていかないと「まずい」と思っています。



2014年08月16日(土) 同じCD二枚発見

IPOD音源整理をしていますが、IPODアルバム収録曲を確認するために「原本CD」と退避する必要があってCD棚からCDを探す作業が必要となります。音楽CDは多分500枚以上あるのですが、昔は作曲家・演奏者別に概ね位置を決めていました。ところが最近は一度聞いたCDを元の場所に返さないでいるうちに、特定のCDの在り処が分からなくなってしまいました。

今日もCD棚を順番に探していたのですが何と全く同じCDが二枚ある事を発見しました。所有しているCDと同じCDを買わないように大分気をつけていた積りでしたが失敗していました。そのCDは「シューベルト交響曲8番・9番(DECCA)」で演奏はケルテス・ウィンフィルです。まあ演奏は非常に魅力的なので二枚買う可能性は否定できませんが、やはり買ってからじっくり聞いておけば印象に残りますから同じものを二枚買うことにはならないはずです。自分の「そそっかしさ」を今頃になって知ることとなりました。



2014年08月15日(金) 別所沼のバン(クイナ)



別所沼の南側の草地で「バン」(クイナ)が子育てをしています。「バン」の親鳥は「雛」を過保護なほど面倒をみますし、「雛」は大きくなっても親鳥の言う事を素直に聞くので「雛」は殆どが大人に育つようです。同じ別所沼に住む「カルガモ親子」も親子の愛情は深いのだと思うのですが、なかなか「雛」全部が無事に大人に育つことはありません。カルガモも「バン」のように爪が強そうな足があれば少しは攻撃力が増すと思うのですが、カルガモは敵の前では殆ど無力なようです。



2014年08月14日(木) 福島第一原発汚染水処理

東京電力福島第1原発海側の地下道に滞留する汚染水を遮断するための「氷の壁」が3カ月以上たっても凍らないとのことです。7月末から大量の氷やドライアイスを投入して凍結させようとしているものの効果がないのだそうです。ここで使われている凍結管の中に冷媒を通して水分を凍らせるという技術は、1〜4号機周囲の土中に「凍土遮水壁」を作る技術と同じものだということで、今後の本格的な汚染地下水対策として「凍土壁による遮蔽」の実現可否が懸念されるところです。

この本格的な凍土壁は、地下30メートルまで凍結管を打ち込んで地下水を凍らせて地下水をブロックしようというもので、全長は1.5キロメートルに及び、総額300億円以上の国費が投入されるのだそうです。冬になって気温・地下水温度が下がればこの「凍土壁」は機能し始めるかも知れませんが、夏場太陽がガンガンと照らす地面では凍結は難しく、冬・春に凍結したとしても夏場の凍結維持には物凄いコストがかかるのではないのかしら。

そもそもこの非現実的な「凍土壁による遮蔽の取組」は実は重要な課題の最初の一歩でしかないことを確認しておく必要があります。

地下を通る汚染水が「海」に流れ出すことを差し当たり食い止めても、現在原子炉を冷やし続けていて処分できない冷却水はどんどん溜まる一方であるのです。この汚染水貯蔵のためのコストは今後どんどん増え続けることになります。問題になっている「トリチウム(三重水素)」は水素との分別が困難なことから現実には汚染水を浄化処理することはできないから貯めておくしか方法はないのです。

原子炉廃炉に向けた「原子炉・燃料プール」からの燃料棒取り出し作業が最も重要なのですが、現在震災当時点検中で運転していなかった「4号機の燃料棒取り出し」が昨年11月から始まっていて、今年年末くらいには全燃料の取り出しが終了する予定のようです。その後、震災当時運転中であった1号機から3号機までの原子炉の「原子炉内と燃料プール」に残された燃料棒(原子炉内の燃料棒は溶けて固まっている模様)の取り出し作業に取り掛かることになります。

1号機から3号機の燃料棒については燃料棒合計数では4号機一機分と同程度の量ですが、こちらは一部が原子炉内に溶解した状態で残っているため、取り出し方法を含めて今後の検討課題が山積しているのです。そして、この燃料棒の処理が終わらない限り、原子炉の冷却作業を継続しなければならず、そのための汚染水(汚染度合が今後どのように推移するかは不明)はどんどん増え続けると言うわけです。福島第一原発の4つに原子炉には以下の燃料棒が残されていて、これから順次取り出しが進められます。冷却水貯蔵対策は大丈夫でしょうか。


1号機 392体 燃料プール:平成29年度〜 原子炉内:平成32年度上半期〜

2号機 615体  燃料プール:平成29年度〜    原子炉内:平成32年度上半期〜

3号機 566体 燃料プール:平成27年上半期〜 原子炉内:平成33年度下半期〜

4号機 1,533体  燃料プール:平成25年11月18日〜 原子炉内:無し



2014年08月13日(水) カザルスのベートーベン交響曲

ちまちまと「IPOD」音源整理を進めていますが、カザルスの指揮したベートーベンの交響曲を聴き直してみて大変感動しています。現在所有しているCDの中にはベートーベンの交響曲の1番、4番、6番、7番の4曲があります。どれもマールボロ音楽祭のライブ録音です。

「チェリスト」としてのカザルスの演奏は残念ながらステレオ録音は数える程しかないようですが、幸いにもオーケストラを振った演奏がかなり残されました。これらの演奏は「ブルーノ・ワルター」が「コロンビア交響楽団」と録音した一連の記録と並んで、後世に音楽ファンに残された過去の大音楽家からの贈り物だと言えます。モノラル録音だと音が悪いですがステレオ録音だと演奏の素晴らしさを堪能できます。フルトヴェングラー・トスカニーニがもう少し長生きしてくれていたなら、後世の音楽愛好家はもっと豊富な宝物を持つことができたのですが。

「ワルター」のステレオ録音が「スタジオ録音」であることに対し、「カザルス」の場合はライブであることが更に名演に拍車をかけていると思います。「カザルス」のベートーベンの音楽に対する敬虔な態度と、オーケストラ楽員が「カザルス」の指揮で演奏できることに感動している様子が見えるような気がしてきます。カザルスの練習は非常に厳しかったと聞いていますが、オーケストラのメンバーは「カザルス」の指示をひとつ漏らさずに確実に表現しようと必死に喰らい着いている感じがします。

私のコレクションのベートーベンの交響曲(1,4,6,7番)においては、最初に序奏が置かれている曲の面白さを再認識しました。1、4、7番は印象的な序奏があります。曲を知っていると何と言うことはないでしょうが、初演の時とか、初めて聞く聴衆が多い場合にはこの序奏は非常に重要な役割を果たすのだと思います。

この3曲で共通しているのは第一主題と大分雰囲気の違う序奏部が付けられていることです。それは4番で最も顕著であり、第一主題以降は長調で推移するにも拘わらず序奏部は短調で書かれていて、非常に不安定なムードを漂わせます。1番でも7番でも第一主題がリズムを刻む快速テンポであることに対し序奏は静的で和音主体です。序奏を聞かせておいて、次に一楽章第一主題に繫がっていくのですが、この3曲ともそこの経過が非常に工夫しているのです。カザルスはベートーベンの意図を深く読み取って、非常に思い入れを込めて第一主題に飛び込んでいくのです。そして第一主題提示は晴れやかで悦びに満ちたものとなっています。聞きなれてしまえば単なる序奏ですが、カザルスで聞くと第一主題の登場が待ち遠しい気持ちにさせられます。

6番(田園)は1・4・7とは違って序奏を持たずいきなり第一主題が提示されます。これはちょうど5番と同じように最初の第一主題の提示部最後に「フェルマータ」を置いて主題を聴衆に印象付けます。6番でははあくまでも「平和で悦びに満ちて」、そして5番ではあくまでも「挑戦的で活動的」です。ここでは聴衆を驚かす必要など全くない。最初から曲全体の雰囲気が提示されることになります。

ベートーベンはどのようにこれらの交響曲をかき分けたのでしょうか。最初に一楽章から4楽章までの「本文」を書いてから「序奏」を付けたのか。それとも一楽章をの主題を決め、その性格から序奏の必要性を吟味したのか。それとも「序奏」が最初に思い浮かんだのか。多分「カザルス」は相当悩んだのだと思われます。



2014年08月12日(火) エボラ出血熱のワクチン

西アフリカ(リベリア、ギニア、シィエラレオネ、ナイジェリア)ではエボラ出血熱による死亡者が1000人を超えたとのことです(今年2月の最初の確認から)。これら国々では感染者の隔離治療が十分に行われていないようなので感染はまだまだ拡大しそうです。そんな中で日本も含めて各地からエボラ出血熱対抗のワクチンの開発の情報が出てきました。今のところ以下のような状況です。

日本の富士フィルムのインフルエンザ薬「ファビピラビル」はエボラ出血熱のウイルスに効果があるとのこと。(アメリカの会社と組んでアメリカ疾病予防センタの試験に入っているとのこと)

アメリカのマップ・バオオファーマシューティカルの「ZMapp」という薬が患者に投与された。
(二人のアメリカ人医師に効果があった模様。しかし薬を投与されたスペイン人宣教師は亡くなった)

カナダのテクミラ・ファーマシューティカルは抗エボラ出血熱ウイルス「TKMエボラ」を開発中とのこと。

アメリカのプロフェクタス・バイオサイエンスもエボラ出血熱ウイルスワクチンを開発中とのこと。

イギリスのGSK(グラクソ・スミスクライン)はエボラ出血熱ワクチンの動物実験を終了とのこと。

中国はエボラ出血熱ウイルスの研究を以前から続けていて、抗体DNAの解析を終了し検査キット作成間近。
(ワクチン開発にも急いで取り組む模様)

今こそ世界の英知を結集してワクチンの開発に当たって欲しいと思います。そして次には世界中の支援の輪を広げて感染者が拡大している西アフリカへの援助に当たって欲しいと思います。特に日本は東日本大震災で世界中から支援を受けた経験から今回は先頭を走ってほしいと思います。



2014年08月11日(月) イラク情勢

イラクの混乱はますます酷くなっているようです。

イスラム教シーア派「ISIS」はイスラム教国家建設を宣言してシリア・イラク北部を勢力下に治めました。「ISIS」は原理主義的な国家建設を目指しているだけに、イスラム教女性・非イスラム住民の人権のことが気にかかります。アメリカは「ISIS」がイラク北部住民(シーア派、非イスラム教徒)の生存を脅かしているとして空爆による攻撃に踏み切りました。

北部の少数派クルド人勢力は有力の油田地帯を確保して、イスラム教シーア派とスンニー派のイラク政権の行方を冷静に見定めようとしています。アメリカの支援の下に大統領に就任した「マスーム大統領」はクルド人系の政治家ですが、イスラム教内の対立に手を焼いているようです。

バグダットのイラク政府内では挙国一致政権樹立を目指すマスーム大統領派は、強硬派イスラム教シーア派のマリキ首相を更迭できないでいます。軍を掌握しているマリキ首相は逆にバグダット市内に軍隊を終結させ「クーデター」の動きを見せています。

アメリカの作戦としては、空爆によって「ISIS」の南部進出を牽制する一方、「ISIS」も受け入れ可能な挙国一致政権を早期に樹立してイラク国内の対立を収束させることにありますが、これには幾つかの前提条件が付いています。まず「ISIS」がアメリカの空爆に対して大規模な反撃に出ないこと。そして強硬的なシーア派マリキ首相がおとなしく第一線から引きさがって挙国一致内閣を樹立できる「穏健」な政治指導者を早期に探し出すことです。

二番目の条件が早期に達成されないと「ISIS」はアメリカの空爆への反撃を開始することになります。もしそうなってしまったらオバマ大統領は夏休みを取っている場合ではなくなります。「ISIS」を主導しているイスラム教スンニー派の原理主義組織の実態は掴み難い存在です。アメリカの攻撃に対し「オサマ・ビン・ラーディン」並みの反撃をする可能性もあるし、アメリカの真意を読み取って自重を続けるかもしれません。差し当たりアメリカの空爆が継続されるとすれば、今年の「9月11日」はアメリカに限らず西側諸国では厳戒態勢が必要になると思われます。



2014年08月10日(日) 台風日本列島を縦断

台風11号が四国。近畿地方を縦断し日本列島に抜けました。その影響で関東でも朝から強い雨、トップが吹き荒れて非常に荒れた天気となりました。今年は台風の「当たり年」となりそうです。朝の散歩も短めに切り上げました。カンカン照りの日に比べるとやや涼しいので家に中にいる限りでは過ごし易かったです。しかし台風の通過した地域では大きな被害が出た模様です。



2014年08月09日(土) 高校同窓会

高校卒業40周年の同窓会が長野市で開かれたので出かけて楽しい時間を過ごしてきました。10年前卒業30周年の同窓会より参加人数が減ったとは言え160人余りの出席を得て盛大な同窓会となりました。私のクラスの担任だった物理のN先生もお元気に出席されました。恩師との「年の差」について高校時代は随分かけ離れたように考えていましたがこの年になると非常に身近に感じられます。

高校時代に所属していた「吹奏楽班」の面々も多く参加していました。私達の年代は入部者数が多く前後の世代を見ても人数面では強力な世代だったと思います。同期入部のクラリネット族6人(男性3人、女性3人)の全員顔を会わせました。卒業40周年ですから高校のクラブで顔を合わせてから43年ということになります。それぞれユニークな個性をもっていた面々でその名残りははっきり残っている一方で、40数年の人生経験の円熟身が加わって、昔の仲間と非常に心地良い時間を過ごすことができました。



2014年08月08日(金) 株下落、円上昇

今日の東京株式市場は久しぶりの大幅下落。昨日に比べて454円安で日経平均終値は15000円を大幅に下回りました。そして「円」が買われて、株式市場が閉まる頃では対ユーロで前日に比べて「約2円高」程度の水準に達しました。これはウクライナ情勢、シリア・イラク情勢、イスラエル対マハスの戦闘など各地の地政学リスクが増大したことによるとのことです。

先進国通貨の中で、これらの影響が最も少ないと見られている通貨が「円」だということで、円の上昇率が最大となっているようです。海外売り上げの換算や輸出では「円高」は嫌われますが、逆に海外旅行をする上では「円高」の効果は非常に大きいものがあります。来月に旅行を計画しているので、何時頃「ユーロ」買うと有利となるのか注目していきたいと思います。



2014年08月07日(木) 宮崎龍介の母

NHK朝の連続テレビドラマ「花子とアン」で「蓮子さん」の駆け落ち相手の宮本龍介(実名は宮崎竜介)の母が登場しています。タイトルロールより「蓮子」さんとか「伊藤伝右衛門」が話題になっていますが、この宮崎龍介の母「宮崎槌(ツチ)」さんも十分に物語になる背景をお持ちなのです。テレビでは庶民の暮らしを知らない「蓮子」さんをチクチク苛める「姑」のキャラクターを与えられていますが、これから別なエピソードが語られるのでしょうか。

まず、「宮崎槌」さんは「孫文」を支援して辛亥革命に貢献した「宮崎滔天(本名虎蔵)」の奥さんです。この「滔天」という人はもっぱら中国革命に情熱を燃やしましたから、正業を持たず「家」にも帰らずに中国・日本各地を駆け回るという生活をしていたので「婦人」の槌さんが様々な仕事をしながら子供を育てました。更に「滔天」の活動を助けて中国からの留学生(革命の志士)の世話をしました。辛亥革命で中心的な役割を果たす「黄興」「宋教仁」などは「ツチ」さんの世話になった代表的な革命家です。この中国革命家支援は長男の龍介も手伝いました。因みに「滔天」は辛亥革命後は浪曲師になって師匠と全国を回る生活に入ってしまいます。この時も「ツチ」さんは家で子供達を一人で育てることになりました。

こう書くと「宮崎槌」さんは小さいときから苦しい生活を送った苦労人のように想像しそうですが、実は「宮崎槌」は熊本県玉名の名家「前田家」の次女として生まれました。前田家の豪邸は有名で熊本赴任中の「夏目漱石」が滞在したことがあり、その時の模様から「草枕」が生まれました。因みに草枕に登場する出戻りの旅館のお嬢さんは「槌さん」の姉の「卓(つな)さん」がモデルだそうです。

この前田家には「滔天」の関係で「黄興」も一時身を寄せていたことがありました。「卓(ツナ)」さんも「弟さん」も後に中国人の革命志士の世話をすることになります。「槌さん」は姉弟・子供も動員して中国革命の支援をしたのでした。「宮崎滔天・槌夫妻」は多分現在でも中国でもっとも尊敬されている「夫婦」だろうと思われます。中国との関係がギクシャクしている時期ですから、是非この「宮崎滔天・槌夫妻」のことを、ドラマのどこかで触れて欲しいと思います。



2014年08月06日(水) 暑い夜が続いています。

梅雨明け直後の暑さが続いています。昼間も暑いですが夜の暑さも半端ではありません。これまで「クーラー」をつけずに我慢してきましたが、さすがにこの暑さで夜中に眼を覚ましてしまい、睡眠不足になりかねないのでクーラーを運転して寝ることにしました。クーラー無しの時には「蚊」を見かけませんでしたが、クーラーで部屋を冷しいると早速「蚊」がうるさく飛び回り始めました。夏の暑さで「蚊」も元気が無かったようです。

先週の土曜に2日のことですが、別所沼散歩の帰りの「浦和西南桜散歩道」で「クマゼミ」の声を聞きました。大阪に住んでいるときの「クマゼミ」の鳴き声の大音響を経験しましたが、関東に住んでいるときには「クマゼミ」の声を聞いた記憶はありません。いよいよ「クマゼミ」が「さいたま市」にも進出して来ました。



2014年08月05日(火) 小保方さんの上司の笹井さんの死

SATP細胞で世間を騒がせている小保方さんの上司である「笹井芳樹さん」(理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの副センター長)が自殺しました。小保方さんを含む関係者に宛てた複数の遺書が残されていたということから覚悟を決めての自殺のようです。「STAP」細胞問題でついに人命が失われてしまいました。

「笹井さん」の置かれた立場を週刊誌的にいうと、「IPS細胞」でノーベルを受賞した山中京大教授は「笹井さん」の後任にあたり、山中教授のノーベル賞受賞はライバルの「笹井さん」にとって非常に悔しく何とかして挽回したいと考えていたと思われます。そこに現われたのが「STAP細胞」を信ずる「小保方さん」でした。「笹井さん」は「IPS」細胞より製法が簡単で優れていると言われる小保方さんの「STAP細胞」のアイデアに飛び付き、詳細な検証をしないまま世の中に大々的に発表してしまったという構図でした。

4月に会見した「笹井副センター長」は優秀な学者らしく非常に冷静でした。しかも肝心な「STAP細胞製造」に関する責任は上手くかわすなど、世間に付き合いでも非常に対応上手であることを示していました。その時は「STAP細胞」の存在についても完全否定をしていませんでした。「STAP現象を前提にしないと説明できない部分がある」と発言して「STAP細胞存在の含み」を残していました。また「STAP細胞」騒動の渦中にあった3月には「上原賞(賞金2000万円)」を受賞しました。STAP細胞問題から辞退の可能性が喧伝される中で、自信があったのか辞退せずに賞を受け取りました。線の細い秀才タイプの学者であったらとても世間に顔向けできないだろうと思っていましたが、これらの対応を見ていると結構「太太しい面」を持ち合わせているのだなと感心していました。

しかし、その「太太しい面」が最後にこういう結末に繋がってしまったのだと思います。勉強は出来るけど「運動が苦手」とか「女性に弱い」とか、「秀才笹井さん」は自分の弱点を認めるべきだったと思います。あるいは「失敗」を素直に認めるべきだったと思います。4月の会見は一見謝罪したように見えますが、本当は「強がり」を通す苦しい言い逃れ会見だったと思います。「笹井さん」に助言するシニアの研究者がいなかったのでしょうか。



2014年08月04日(月) サイトウ・キネン・フェティヴァルが名称変更とのこと

「サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)」が来年から「セイジ・オザワ・フェスティバル」に名称が変わることになったそうです。来年小沢征爾さんが80歳になることからそういう動きになったようですが、残念な思いを禁じ得ません。個人的に小沢征爾さんの演奏は好きではありませんが、世界的に有名であることは否定するものではありません。しかしだからといって生前に「名前を冠する」行為を受け入れてほしくはなかったです。

チェリストで音楽教育家の「斎藤秀雄」は沢山の優秀な音楽家を育てました。もちろん指揮者小沢征爾さんもそのひとりですが、現在の日本の弦楽器奏者が世界的に活躍できている背景としては「斎藤秀雄」の「スズキメソード」の存在が非常に大きいと思います。師「斎藤秀雄」が亡くなってから大分経って、弟子達が世界的に活躍しはじめ、ゆかりのある音楽家が集まって同窓会的に開いていたのが「SKF」です。それが何時の間にか「小沢征爾」を聞く音楽会に変質してきたのだと思います。病気を克服して恒例ながら第一線に復帰した小沢征爾は周囲からの勧めを受け入れたようです。しかし小沢征爾さんには峻拒して欲しかったです。亡くなってから、あるいは病気等で引退してから惜しまれて名前を貸す程度にしておくことが奥ゆかしい行為だと思います。

80歳を超えた小沢征爾さんの指揮は相変わらず演奏家と聴衆に「緊張」を強います。我が家にはSKFの音盤として初期の「ブラームス4番」が唯一ありますが、何回も聞く気持ちにならない迷演です。その後も多少SKFの演奏を聴いてきましたが遂にファンにはなれませんでした。

阪神大震災直後に「ロストロポーヴィッチ」の仲介で小沢征爾さんはNHK交響楽団との再演を果たしましたが、その後不仲が解消したという話は聞こえてきません。斎藤秀雄の弟子の「徳永次男」はNHK交響楽団のコンマスを長く務めNHK交響楽団の黄金時代(勝手に解釈しています)を築きました。その音楽スタイルは小沢征爾と正反対で聴衆に「安らかさ」「心地よさ」を与えてくれる非常に貴重な音楽家だと思っています。80歳を超えた小沢征爾のはそういうような音楽を演奏して欲しいと思うのですが。



2014年08月03日(日) 第一次世界大戦回線から100年

1914年8月3日にドイツはフランスに開戦宣言しました。今日はその日から100周年の記念日です。ドイツ・フランスの指導者が「Vieil Armand cemetery」 (known in German as Hartmannswillerkopf) in easten France, which contains the remains of 12,000 unidentified soldiers)に会してセレモニーを行いました。ドイツとフランスは国境を接っしながら昔から争いの耐えない関係を続けてきました。第一次・第二次の二回の近代戦争を経験して今ようやく不戦の近いを固めています。

傍から見てもドイツとフランスは上手く付き合っていくのが難しそうに見えます。フランスからするとドイツは融通が効かない堅苦しい隣人で、付き合っても決して楽しくない人達でしょう。逆にドイツからするとフランスはとにかく「いい加減」で「癪に障る」存在なのだろうと思われます。それでも「隣人」という関係は変更できないのですから、過去を乗り越え、現実の「気質の差」を乗り越えて、揉め事のない「隣人関係」を確立するこことに努力していすのだと思います。

今年2014年は1894年の「日清戦争」から120周年記念の年でもあります。しかし日本と中国の関係はまだまだドイツ・フランスのようには熟していません。小さな尖閣列島の帰属問題やら、靖国神社の日本の指導者が参拝することの是非などをめぐって対立があります。日本・中国とも「人権」(国民の命)に関してもう少し突っ込んだ反省が必要な気がします。ドイツ・フランス首脳が墓地に出かけたという事実をもう少し省みる必要があるでしょう。

日本の戦争指導者がどれほどの一般国民の犠牲を強いたのか。現在でもテロリストの主要な作戦となっている「自爆」という非人間的な攻撃方法を考案したのは日本でした。天皇陛下・国のために命を捧げることを当然とした戦争指導者はまず国民から裁かれるべきだったのですが、それが行われないまま戦争犯罪者も「靖国神社」に祀られることになってしまいました。中国では「天安門事件」で民主化を要求した学生達を弾圧した事件は未だに国家のタブーとなっています。共産等独裁体制が優れているものならば、そうした「人権抑圧事件」についても他国の国民が理解できる解決方法を実現して欲しいものです。両国の指導者はその選出の過程は異なりますが、指導者としてできるだけ多くの国民が幸せになるような道を探して欲しいと思います。



2014年08月02日(土) 別所沼のカルガモの雛



さいたま市の別所沼のカルガモの「雛」は大分大きくなりました。4匹いた雛は3匹に減っていましたが、残った3匹は元気に育っていました。実は一匹他の雛より身体が小さかったので心配だったのですが、その雛が姿を消してしまったようです。この夏に餌を一杯食べて独り立ちできるように育って欲しいと思います。



2014年08月01日(金) カルガモ雛の姿無し

昨日の夕方まで元気な姿を見せていた会社の池のカルガモの「雛」は今朝から姿がありません。浮島のカルガモの巣にもすがたがありませんでした。結局その後すがたを見ることはありませんでした。今週の土曜・日曜が危ないと話し合っていたところですが、それを待たずに襲われてしまったようです。

実は池の縁に大きな木があるのですが、その木の枝に葉が生い茂っていてカラスの絶好の隠れ場所となっていたのでした。電柱は葉の少ない木にカラスが止まっている場合は、池のカルガモ(親鳥と何羽かの大人鳥)は結構注意しているようだったのです。カラスの姿を見ると親鳥が「雛」に声を掛けて注意を促したり、集まるように支持しているようでしたが、カラスの姿が見えないと油断するようでした。カラスは葉の茂みにいるときには声を立てずに身を潜めているようでした。カラスが一枚上だったようです。

今日一日池のカルガモの大人達は寂しそうに見えました。昨日まで「雛」も含めて、賑やかに暮らしていたカルガモは今日は「喪」に服しているようでした。




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