KENの日記
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2012年06月24日(日) ユーロカップ2012

サッカーのユーロカップ「2012」は準決勝進出チームが決まりました。これからの準決勝の組み合わせは以下のようになりました。

ポルトガル × スペイン
イタリア  × ドイツ

今回のユーロカップではスペインの「メジャー3連覇」がなるかどうか注目を集めています。レベルの高い個人技に基づく攻撃的なサッカーを作り上げたスペインは「ユーロ2008」「2010ワールドカップ」を制しました。今回ポルトガルもイタリアもスペイン流のスタイルを導入したようです。それに対する伝統的な欧州スタイルのサッカーを堅持しているのはイングランドとドイツでした。そのイングランドは今日イタリアにPKで敗れました。(ドイツは別のスタイルかもしれません)

これまでのユーロカップの試合を見ながら色々なことを考えました。ちょうど試合日程がEUの経済危機と重なっていたので興味深く見ていました。ギリシャ、スペイン、イタリア、ポルトガルと南欧の債務問題を抱えるEU諸国の健闘が目立ちます。ドイツがかろうじて頑張っているものの、優勝を狙えたオランダ、イングランドが早々に敗れてしまったのには「なぜ」という疑問を抱かざるを得ませんでした。

準々決勝での「ドイツ×ギリシャ」の組み合わせは因縁そのままのようでした。昔のサッカーのない時代には「戦争」になってもおかしくないような状況です。ドイツがイタリア・スペイン・ポルトガルの壁を敗れるのか非常に楽しみです。国家経済とは裏腹にサッカーで恨みをはらせることができるか。

また、イングランドチームの不調が気になりました。代表監督が5月に交替したことを始めとして色々な問題を抱えているようで何か本調子を取り戻していない感じがします。不動の代表キャプテンのテリーがキャプテンから外れ、少し地味なジェラードがキャプテンを務めているのも心配の種。

目立つところで大きなマイナスと思われるのは、「髪」が増えた「ルーニー」が優等生的なプレイに終始していることではないでしょうか。ルーニーはなんといっても髪の事など気にせずに、ラフプレーギリギリできわどいプレーをするのが本領だと思います。強引なヘッディングで髪の毛が減ってもかまわないキャラクターが欲しいところ。イングランド紳士は似合いません。いつまでも話題を振りまいたベッカムのように。



2012年06月20日(水) 美味しいワイン発見




父の日用のワインとして「ヤマイチ」さんで購入した「モンテプルティアーノ・ダブルッツオ」です。入荷早々のようで箱の封をきっただけで陳列棚には並んでいない状態でした。「モンテプルティアーノ・ダブルッツオ」はイタリア中部のアブッツオ州のワインですが、ローマとかナポリの大消費地が近いので地元で消費される割合が多かったようです。そのためブランドを有名にする努力とか品質を均一化・向上させる営みも十分では無かったようで、イタリアの北部の有名なワインとかフランスのワインに比べると市場での評価は高くないと言えます。しかし大量に作っているので偶然に素晴らしくパフォーマンスの良いワインに出会える可能性もあります。

偶然といえば偶然なのですが、イタリアのハウスワインの美味しさに感動してその代表格の「モンテプルティアーノ・ダブルッツオ」を重点的に探していて、これまで飲んだことが無かったブランドがあったので即座に購入してみたのでした。コルク栓ではなくて簡易スクリューなので現地でも廉価ワインとして造られているものだと判断できます。結果として、この「San・Giorgio」と銘打ったワインは非常にお得なワインの一つでした。

このワインは最初の一口が最大の驚きを与えてくれます。果実風味が非常に濃くて、しかも瑞々しくてバランスが取れています。高級ワインの味は全くといって良いほど知りませんが、1000円を切る「San・Giorgio」は3000円から5000円程度のワインの味は十分醸し出しいてると思いました。このワインを味わってアメリカ出張したときにサンフランシスコのレストランで頂いたブルゴーニュのワインの味を思い出しました。肉料理の合わせて現地の方が選んでくれたワインでした。

但しこの「San・Giorgio」が十分空気に触れたときにどの程度の味になるのかは全く不明です。妻と二人で飲み始めると瓶一本は直ぐ終わってしまいます。あまりにも印象が強かったので、翌日の月曜日に妻に頼んで追加で3本まとめ買いしてもらいました。欲を言うとこのようなワインがBOX(2〜3リットル)で買うことができれば便利なのですが。本場イタリアでは多分このような美味しいワインが家庭向けに大きな容器で売られているのだと思います。



2012年06月08日(金) 献血結果(6月4日)

6月4日の献血(87回目)の際の血液検査報告が到着しました。過去6回のグリコアルブミン(GA)比率は以下のように推移していて、ここ半月ほどは節制の成果で少し改善傾向にあります。

6月 4日 17.1
5月18日 17.6
4月28日 18.1
3月10日 17.6
2月28日 16.9
2月 4日 16.9

昨年暮れからの危険期間の「年末始」を乗り越えたのですが、2月・3月の送別会シーズンで少し油断をした結果GA比率は悪化しました。さらに3月末のイタリア旅行で美味しいものを食べたことに加え、帰国後4週間献血禁止ということもあり、油断が拍車がかかってしまった感じでした。さすがにこれでは「まずい」と思い5月の連休以降、節制に努めた結果良い方向にもどってきたのでした。

この間の体重の変化の状況ですが、GA比率が悪化していると思われる期間は「62Kg後半から63Kg」の間を推移しているようでした。その後の節制の後は「61Kg後半から62Kg前半」の範囲でした。この「62Kg±0.5Kg」という体重が私の代謝能力からして、一日15000歩程度歩くことを条件として普通程度の食事を取って安定的な血糖値を維持できる範囲のようです。



2012年06月03日(日) 母校吹奏楽クラブ演奏会

出身高校吹奏楽班の第40回目定期演奏会が長野市のホクト文化会館で行われました。40回の区切りということでOB・OGに声がかかり演奏会の中の記念イベントとして現役とOB・OGの合同演奏が企画されたのでそれに参加したという訳です。というのも私が高校3年生の時代に第一回演奏会を開催した手前、将来の後輩達に少し責任を感じているからでした。自分達が始めた大変手間のかかる大イベントが40年後にどのように育っているのか興味があったし、最近の現役世代は大変上手になっていて既に我々の時代には「夢」であった「全国大会」を何回も経験しているので最近の演奏レベルを身近に聞いてみたいということもありました。

5月の連休にリハーサルをして後は昨日の午後と今日の午前中のリハーサルで本番を迎えました。様々な感想を持ちましたが、総論から言うと「非常に楽しく合奏に参加させてもらって貴重な時間を過ごさせていただいた」と思っています。100人を超える演奏者のエネルギーは大変なものでステージの上でその中に身を置いていると、他の演奏者との連帯感だとか、指揮者の魔術で演奏者の表現がどんどん引き出されて行く瞬間に立ち会うことができるとか、ステージでしか味わえないような瞬間を何度も実感しました。演奏曲目は「キャンディード序曲」(バーンスタイン)と「春の猟犬」(リード)の二曲でした。久し振りのクラリネット演奏としてはこの程度の曲が迷惑をかけない限界かなと思いました。

「演奏会」を高校生が自主的に運営するイベントという観点からいうと、時代も違うし自分が歳をとったせいもあるのでしょうが、自分達の目指していた演奏会とはかなり様代わりしている印象でした。自分達が高校生の頃はとにかくクラシック音楽に飢えていたし、憧れのクラシック音楽を自分達で演奏するという「精一杯の背伸び」が演奏会の本質だったと思います。従って難しいクラシック編曲物をコンサートのメインに据えたあくまでも音楽中心の催しだったと考えています。

今回の第40回に限らず最近の高校生の演奏会では、そのような純粋音楽追求的な面は少し後退し、それに変わって歌とか振り付けを取り入れた元気で楽しい舞台がメインとなっている感じでした。たぶんそれはネット社会で日本全国、全世界の情報が長野でも瞬時に入手できるし、新幹線のお陰で東京にはいつでも容易に行くことができる時代になっているからだと思います。また吹奏楽部員が私達の頃の男性中心(元々男子校だったので)から、女子中心に変わったのも大きな理由だと思います。そうした傾向の演奏会で大きなホールが満員になり立ち見客が溢れる状況というのは、時代が違うのかな
という感慨が大きいものがありました。

演奏の水準といった面では流石に全国大会に何回も進んできただけあって、現在の高校生バンドの各パートにはかなりの名手が揃っていました。これは正直脱帽です。またタイムスケジュールをしっかり行い密度の濃い練習をしていることにも驚きました。高価な楽器を買い揃えることができる時代になっていて、ネットや便利の交通網のお陰で中央の情報が手軽に入手できるようになったことは大きいと思います。様々な経験が手軽にできる次代になって、学業の傍らで色々なことをハイレベルにこなす。まさにデジタル時代の高校生という感じがしました。

但し個人の演奏水準が高いので全体としての音楽が訴えるものが大きいかというと一概にそうとも言えいところに難しさがあります。プロでもそうですが指揮者の音楽性や指導力によって出てくる音楽は違ってしまいます。ましてや潜在的な力を秘めた高校生では指導者の力量は非常に重要になってきます。全体としてかなり高度なレベルに達しているのは間違いないのですが、奏でられる音楽から奏者全員の喜び・感動が発散されていないような気がしました(少し緊張していたのかな)。




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