*蒼天おぼえがき*


2009年02月23日(月) ごとおび避けて。
五十日(ごとおび)を避けて確定申告やら銀行やら行ってきました。
朝からすごーっく冷え込んでおり、だからなのか?税務署も銀行もわりとすいてて助かりました。
銀行は、丸3年以上、通帳記入もせず放置していたら、通帳を作った支店がなくなっていて、そのあと引き継いだ支店もなくなっていたみたいで、残金3桁という申し訳ない状態だったのに、なんだか照会作業にやたら時間がかかり…。ということで、口座を新規で作り直しました(※口座を作り直しても残高は引き継がせるので結局残高照会は必要だった)。今度3年放置すると管理料が発生するらしい。しっかり活用せねば!!


■読んだもの


『カンナ 天草の神兵』(高田崇史/講談社ノベルス)
前作・乙巳の変に続いては、島原の乱(一揆?)。
天草四郎は、なぜ四郎なのか?は、確かに言われてみれば。真実かどうかはわからないけど、説得力はあるように思います(天草本ローマ字を使ったアナグラム)。自分の中で、島原の乱=キリスト教禁止にともなって起きた乱と、教科書に出てきたそのままでのインプットで、そもそも乱なのか、一揆なのか、とか考えたこともなかったなと。
あとがきを読むと、QEDと毒草師とカンナと、今後微妙にリンクするみたいで、シリーズで唯一積読になっているQEDの数冊を早く崩さねばと思う次第。



2009年02月15日(日) 機種変。
料金体系を変更するには機種変する必要がある、ということで機種変することに思い立ったのが2月はじめ。

が、希望の機種が、行くとこ行くとこ品切れで、とほほ・・・だったところ、ふと入ったauショップで在庫を発見。店員さんの「10分もあれば(機種変)終わりますよー」という声に、即決。機種変してきました。それにしてもほんとに10分程度で終わった機種変。さすが、店員さん、慣れていらっしゃる。。。


■読んだもの
フーバニア国異聞』(縞田理理/中央公論新社)
(自分が絵心からっきしなので)私的に、昔から絵が描ける人に憧れがあります。エラードは、”得意なことといったら絵をかくことだけ(しかも自然物ばかり)”と、嘆いていますが、充分誇れる才能だぞーと思ってしまうわけです。最終的に、その得意なこと(+新たに目にするものへ向ける純粋な好奇心)のおかげで道が開けたわけで(まあそこはフィクションだからこそでもありますが)、やっぱり絵が描ける人っていいなーと。
グリンリー家の次兄・ランバートさんの活躍がほとんど見られなかったところがちょっと残念。頭脳明晰な神童…立ち回らせにくいのかもですが。



2009年02月14日(土) 浮世絵。
浮世絵版画摺り実演会(アダチ伝統木版画技術保存財団)@目白。

知人にくっついて行ってみました。この日の実演は歌川広重「月夜桃に燕」。定員30人のところ40人ぐらいで、私たちは立ち見。実際に摺り工程を見ながら、いろいろ解説・質問⇔回答があり、1時間半の立ち見もあっという間。とてもおもろしかったです。


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印刷と違って、グラデーションやぼかしは、摺り師さんの腕次第。当然、色づけしたいところ以外に色がのったらだめで、それも摺り師さんの技術によるところだそう。

とはいえ、版木がなくては摺れず。

江戸時代、版木は、絵師さんが描いた元絵(線画)をもとに彫り師さんがまずは基礎となる線画パーツを彫り→それを見て絵師さんが色指定→色指定分の彫り師さんが版木を準備→それを使って摺り師さんが作業という、工程だったそうで。彫り作業の中でも、絵師さんの元絵から基礎となる線画パーツを彫るのが得意な人、ひたすら彫る(=他の色が乗らない部分を彫る)のが得意な人、など分業化されていたとか。

江戸時代には版木5枚程度で進めるのが普通で、版木と色をたくさん使えばいいというものではなかったらしい。実際「月夜桃に燕」も版木5枚ぐらいで、その版木も両面、四方八方あますところなく使あれていた。限られたなかでいかに表現するか、というところに西洋の人も魅了した浮世絵の魅力があるのではないかということのよう。
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■読んだもの


『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』
(小宮一慶/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
仕事人として、また日々の生活を充実したものにするために必要なのは”数字に関心を持ち、数字を関連付け、数字をつくる”こと。数字に全く注目していなかったということはないけれど、自分はまだまだなんだな・・・こういったところが自分にまだ足りないところなのかも、と反省。

・全体の数字をつかむ
・大きな数字を間違えない
・大切な小さな数字にはこだわる

数字に、数字化することに、注意を向けるようにしたいなと。



2009年02月11日(水) 絵から、絵を思いだす。
加山又造展@国立新美実館。
新聞広告で「春秋波濤」を何度か見て、行けたら行ってみたいなと思っていたもの。(何の前知識ゼロ、思いつきで行ったわけです)

いわゆる伝統的な日本画ばかりなのかと思いきや、すごく大きな絵や、着物や食器のデザインや、作品の幅広さ、スケールにびっくり。

加山又造氏の「冬」という作品は、プーテル・ブリューゲルの「雪中の狩人」に影響を受けているということでしたが・・・忘れもしない中学の美術の時間、名画の模写という時間に、適当に割り振られた絵がこれでしたっ!<「雪中の狩人」
木に狩人に犬に、遠くの景色は細かいは人は多いは、家も多いは、自分で絵を選ぶんだったと泣きを見た一枚。こんなところで再会するとは…、一生忘れられなそう…(苦笑)。


■読んだもの


「本」に恋して(松田哲夫/新潮社)
製本、函、用紙(普通紙・特殊紙)、印刷インキ、加工など現場を訪ねたレポートをまとめた1冊。へぇぇー、という職業トレビア?がたくさんで、私的にはとても楽しめました。

・ビク抜きは”打ち抜き”機械のメーカー名(イギリスのビクトリア社製)から。
 関西では「トムソン」という。

・ファンシーペーパー=ファインペーパー。竹尾さんではファインペーパー。
 ファンシーペーパーと名付けたのは特殊製紙さんで「フアンがいっぱいほシい」
 の略。

・パントン社は、色見本帳を作っているものの、インキメーカーではない。



2009年02月05日(木) 恐るべし、寒天。
一度行きたいと思っていたお店へ、ようやく行くことができました。

・かんてんぱぱカフェ 初台店
http://www.kantenpp.co.jp/papa_shop/html/shop_tokyo.html

甘味以外に、スープランチや中華ランチなどランチメニューがちゃんと有。
私はスープランチ(中華スープ、野沢菜のおやき、五平餅、小鉢が3点、デザート付)を注文。それほど寒天寒天しておらず、とてもおいしかったです♪なのに、腹もちもよく、かつ、おなかに効いたーっ!(どれだけ寒天入っていたのだろう…/驚)一度お試しあれ、という感じにおススメ。

食事スペースの隣に寒天を使った多数商品の販売スペースもあり。定期的に通いそうな勢いで気に入りました。


■読んだもの
ヴェルアンの書』(榎木洋子/小学館ルルル文庫)
和風?と思いきや、金髪で青い目の青年が登場したり、四神(シュ・ヴェル神<知識と芸術>、カヌー・シュ神<死と法律>、イラ・パシス神<生と豊穣と結婚>、アズ・フース神<狩りと戦い>)信仰があったりと、独特な世界観。本格的な旅は次巻以降から。





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