*蒼天おぼえがき*


2009年01月31日(土) マンマミーア。
母と映画「MAMMA MIA!」へ。
劇団四季の舞台で見てからはまったというかなんというか。母娘、もしくは女同士で見にいくのがよい映画だと思うのですが、母が行くと言ったら父がもついてきました。ABBAの曲にのってテンポよく展開するので父にも楽しめたようですが、終わったあとの父の一言「すごかった…」に一番実感がこもっていたような(苦笑)。DANCING QUEENを島中の女性陣で歌い踊るところがお気に入りです♪


■読んだもの
眞マ国より愛をこめて』(喬林知/角川ビーンズ文庫)
自身の本編読了は、聖砂国編の最初のあたりで止まっているような・・・。番外編と紹介されていたため、久々まるマ、手にしてみました。眞王と大賢者、有利と村田のそれぞれの関係というか仲良し(仲良し?)加減なんかがわかる短編集でした。

















サモンナイト4、了。2年越し?



2009年01月21日(水) 第二積読に着手。
”優先”積読本の山がはけたので、第二積読(=本棚に入らない)の山に久しぶりに着手。第三積読(=本棚に鎮座している)の山を攻略するのは、いつになるやら・・・(の状態で早数年)。


■読んだもの


『鹿男あをによし』(万城目学/幻冬舎)
去年、ドラマが放送されていたのに影響され、3月に奈良に行くことを決めた頃、手元にあったのに読めなかった1冊。書名どおり、本当に鹿男(笑)。いやー、おもしろかった♪私的に『鴨川ホルモー』より気に入りました。




『告白』(湊かなえ/双葉社)
2008年度「このミステリーがすごい!」第4位。
読了後に一番感じたこと…それは”怖さ”。果てのない怖さというか、無意識の悪意というか、ともかく救いがない結末だったように思う。このミスにランクイン&売れ行きを見ると、世間的にミステリ作品として興味深く認知されているのだろうが、その世の中の風潮に、さらに怖さを感じた。


聖の青春』(大崎善生/講談社文庫)
『3月のライオン』(羽海野チカ/白泉社)に登場する二海堂くんのモデル、と聞いて手にした1冊。たんたんと語られる中に、村上さんの何をおいても名人になりたいという1本の目標、毎日を生きているということへの達観したようなそれでいて純粋な思い、などが、すごく伝わってくる。小さなことで悩むな!挑戦しないであきらめるな!と叱咤されているような、そして背中を押されているような、不思議な力をもらったような気がします。案の定、ぼろ泣き。



2009年01月18日(日) 日曜は大河。
明確な〆切はないものの、準備しなきゃならない資料やらなんやらがあって、休日を満喫することができず、気分が晴れないというか胃痛になりそうとういかストレス溜まりまくりというか。

ちょっとだけ〜と息抜きという名の逃避行で、順調に視聴な大河ドラマ。見はじめたら、なかなかおもしろかった!音楽が大島ミチルさんなのも◎。


1話、世間一般さまの感想と同じく、冒頭で、愛だなあ愛と若干こそばゆくなり、三成の髪型につっこみ(どんな髪型だよっ!)、見知った名前・名称にそわそわし(蜃気楼知識)、与六はまあほんと感情豊かだわーと母親の境地に。

2話、主従の原点を見たり!というか、雪道を行くきへいじさんと与六、かわゆいんですが和尚さんの「今時の親は〜」な台詞は、現代のことも指摘しているのかしら〜なんて思ってみたり。にしても、2話目にして、大きくなった兼続。成長早っ。というか、3話目にしてもう景虎さま出てくるんですか?!御館の回なんて、あっという間にくるんじゃ・・・。

3話、殿の恋煩い、挙動不審(笑)。景虎さま、出たー!美形強調路線で行くんですね。侍女たちのフィーバーぶりが凄まじい(蜃気楼ファインも納得しそうである)。


■読んだもの


『読書進化論』(勝間和代/小学館新書)
話題の勝間さん本、初めて読むのにはより身近なテーマ?と思い手にとりました。
・ウェブ時代の本と書店の再定義
 ウェブはきっかけにはよいが〜
・「読んでおしまにしない」が究極の技術
 気になったフレーズをブログなどに書き留めておく
このあたりは、自分でもなんとなく感じていたところだったので、ふむふむと。
もっとノンフィクション分野にもアンテナをはって本読まなきゃな・・・と思いました(^^;
まずは、今回出てきた書名で気になったところを何冊か読んでみようかと。
勝間さん本で次に読んでみたいと思ったのは、『インディで行こう!』。




『クライマーズ・ハイ』(横山秀夫/文藝春秋)
今ごろ読みました。ずっと気になってはいたんですが、今まで未読で。
読み始めたら止まらず、一日でいっきに読了。なんというか…すごい!
日航機事故があった時、子供心に怖さを感じました<延々と流れる現場の映像(それでも、今思えばテレビなりの配慮はあったわけですが)。飛行機に一度も乗ったことがなかったので、”飛行機=怖いもの”とインプットされ、飛行機乗らず嫌いに。さすがに今は乗るけれど、やっぱり慣れない離陸と着陸。




『かぐや姫の結婚』(繁田信一/PHP研究所)
年明けに、朝日新聞の書評で紹介されていて気になり手にした1冊。
かぐや姫=竹取物語ではなく、「大鏡」でかぐや姫と称された藤原千古の成長・結婚・その後について、父・実資の残した日記『小右記』をもとに辿る構成。藤原道長の「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることの なしと思へば」という有名な歌が後世に伝えられたのもこの日記があるからだそうで。しかしながら、道長一族ではなかったからこその千古の軌跡というか…道長一族のやりたい放題の時代だったのね…ということが、最初から最後まで感じられる生涯で(^^;。あとがきで、作者が「源氏物語」の葵上のプライドの高さについて、”わかった気がする”と語る気持ちが、読者としてもわかる気がする読了感でした。







*レイトン教授と最後の時間旅行


シリーズの1、2作品目をすっとばして3作目を手にとる(苦笑)。購入から1ヶ月でクリア。ゲームを進めるのが遅い自分としては大変めずらしい最短記録。謎解き、結構あたまの体操になったかも。ちゃんとヒントが用意されているのがありがたい!エンディング・・・思わず泣きました・・・世間の評判にもれず。切ないけど、ご都合主義じゃないところがまた良いところなのかも。



2009年01月05日(月) 仕事はじめ。
仕事はじめでした。
年始早々の全体朝礼やら全体会議やらで、一日仕事になりませんでした。非生産的な…そして疲れ切った一日でした(爆)。


■読んだもの


『子どもたちに「未来の学力」を』(福田誠治/東海教育研究所)
―フィンランドの学力観に学べ―の副題にひかれて。先日読んだ『フィンランド豊かさのメソッド』より詳しいかしら?と手にしたわけですが。
日本の詰め込み型でテストテストな教育と、フィンランドの自分で答えを見つけられる(自分が社会で生きていく能力を身につける)教育の違いについて、そして、OEDCがPISA調査を導入した背景などが繰り返し語られています。

フィンランドの教育
基礎教育(義務教育:7〜16歳)は完全無償で提供(たとえば授業料、教材費、給食費、医療・歯科治療費、通学費用)、入試(選抜)なし、専門性がある有能な教師、国の検定がないく教科書会社ごとに特徴のある教科書、教科を超えてリンクした教科書内容 など

PISA調査、TIMSS(国際数学・理科教育動向調査)、全国学力・学習状況調査がそれぞれどういった趣旨の調査なのかもちゃんと説明されていて、なるほどなと。



2009年01月01日(木) ものを増やさない!(目標)。
年末の休みに入ってから、年賀状準備して(12/27)、片付けして(12/28)、片付けして(12/29)、片付けして(12/30)…たら、あれよあれよと年が明けました。

いい加減、収納がキャパ不足になってオーバーフロー気味だったので、思い切っていろいろ捨てました。雑誌50冊、書籍関係段ボール2箱、ほか。いつも片付けたあとに、これ以上、ものを増やすまいと思うのに、いつの間にかものが増えるという悪循環。今年こそはものを増やさないで行こう!(目標)

ということで、休み中に読もうと思っていた本やら、進めようと思っていたゲームやら、なんもかんも手についていないで1/1。早い・・・。


■読んだもの


『人魚は空に還る』(三木笙子/東京創元社)
書店で表紙と書名を見てふらふら〜っと手にとりました。
ときは明治も中頃。『帝都マガジン』を発行する小さな雑誌社・至楽社の記者(というかなんでもやる)里見高広と、帝都随一の絵師との呼び声も高く本人の描く美人がよりさらに美しい容姿をした有村礼が、帝都に起こる事件をホームズ&ワトソンのように事件を解決…まで華々しくはないのだが(そして高広はこの状況をかなり嫌がる/苦笑)。記者らしくない心優しさと実は…な高広、やや浮世離れしたホームズ好き礼、そして関西弁で記者魂にあふれる他社の記者・佐野に、閻魔帳のような手帳を持つ至楽者編集緒・田所。登場人物も個性的。シリーズ化を期待します。




『天国はまだ遠く』(瀬尾まい子/新潮社)
映画化で紹介されていて、気になって、映画を見ずに原作を読んでみたと。
仕事も人間関係もうまくいかず、毎日が辛くてたまらない主人公が、死ぬつもりで辿り着いた山奥の民宿たむら。自殺はあえなく失敗に終わり、民宿の田村さん、ゆったりした環境、大自然に囲まれた日々に癒されてゆく。しかし、主人公は、自分の居場所がそこにないことに気づき、また戻ってゆく。それほどページ数もないのですぐに読めるし、奇をてらったような筋でもない。でも、読んでいるとなぜか自分もじわじわ癒されているような感覚(自分、そんなに疲れているのか・・・)。ほわーっと力を抜くことができる1冊。





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