だから猫が飼いたいのに・・

2003年07月31日(木) 「ためしてガッテン」体質改善!

体質改善が本当になるなら、そら早く実現してほしい。
猫を触りたいし、どんな素材の服でも着てみたい。
実現はまだ先だそうだけど、希望があるのは喜ばしい。
どんな菌を注射するのか知らないけど、私はやるやるやるったらやる。

菌といえば・・
納豆など菌の食物はもう長いこと食べているけど、どうなんだろうか・・
一応、症状は治まってきてはいるけどさ。
実験結果でも劇的にはよくなる数値でないからこちらこそ気長なのかな。

漢方の白虎加人参湯は2ヶ月ばかり飲んでいたけど、効果はないな。
かゆみの神経細胞が抑えられるということだけど、
副作用もなかった・・と思う。あのころはもはや何で副作用があるのかすら
不明なほど体調悪かったんだもん。
漢方もそのうち試してみよう。



2003年07月30日(水) BS映画「ダリル」1985年

これも公開当時によく耳にした映画で気になっていた映画でした。こんなに昔の映画になってしまってたことにびっくり。
「ためしてガッテン」のアレルギー体質改善話も興味あるけどそれは録画して映画を見てみた。

う〜ん。こういうのにまた弱い。鼻がつんとしました。
何でもできるし、とびきりの頭脳をもっている記憶喪失の少年。でも彼の行動には腑に落ちない点が沢山あった。
でも親友の少年や養父母との生活でどんどん普通の少年らしくなってきた。そんな時、彼の本当の両親と名乗る男女が現れ、彼を連れて行ってしまうのだが・・

彼は普通の少年ではないけど、普通の少年と同じように成長できる。
そんな彼のために命をかける大人がいます。彼を心から愛する大人も、友達も。
でも、そもそも彼は大人の都合で誕生し、振り回されて、命の危険にさらされるわけです。
愛情があるほうも、愛情がないほうも、大人の身勝手さが描かれている気がしてちょっぴり切なさも感じました。



2003年07月29日(火) 「マトリックス・リジビデッド 限定版」

何かなんだかわからないまま限定版がアチコチで売り切れなので慌てて頼んでみました。
ようするに以前出た「マトリックス・リジビデッド」に「〜リローデッド」のオマケを付け足したのでしょうか?
そうするとお徳なんでしょうか、いやこの後さらに補完・メイキングが出るに違いない。商売上メ。
三部作出揃ってからboxが出るに違いないからその時に買おうなんて思っていた計画はもろくも
崩れ去りました。レンタルで借りて、また借りたくなったらそれこそ不経済なのでいいかもしれませんが・・・。

なんて冷静に書いているものの、映画のメイキングがこんなに楽しいとは!
とはいえこういう風に好きな映画だからに他ならないのですが・・・
他にもたくさん好きな映画はありますが、これほど楽しめるとは思えません。
好きな俳優さんが出ていて、斬新な画像がたくさんある、謎の多い映画だからこそかもしれません。

マトリックスではグリーン、現実ではブルーを意識した色調や、鏡などに映るというし掛け、
何から何まで計算して、準備されている。撮影に取りかかるまでの準備だけでも気が遠くなる。
そしてカメラや爆発の仕方から、根気のいる作業ばかりで、それのない私には見ているだけでゲッソリ。
本当に好きな人が好きのために限界までやりつくしたそんな感じがした。

わかりやすいキモの部分はワイヤーアクションの撮影状況とそれにいたるまでのトレーニングなど
本当に想像以上に厳しくて、怪我との戦いで、大事な時に怪我をしてしまった俳優たちの悔しさとか
痛みが伝わってきてこっちまで歯を食いしばってしまいます。
演じることをストイックに求道しているようなキアヌ・リーブス、
楽しみながらも情熱がひたひたと見えるローレンス、
スミスという役を理解し同化しているようなヒューゴ(驚くほど素顔がかわいい)、
そしてキャリー・アン・・素晴らしい。

それを支えたウーピンさんとそのスタッフ、スタントの人々もよかった。
ウーピンさんの語る言葉は温かみがあって、この人が指導したから彼らは実力、
それ以上を出せたんじゃないかと思えました。やはりコーチって大切よね。
「ある時、出来るようになる」とアクションの指導をしている人の言葉は私も実感したことがる。
バレエのレッスンで。こんなパ(ステップ)絶対にできない!と思っていたのがある日できるようになる。
何回も何回も繰り返して、ある時出来る瞬間がくる。それは書けないくらい嬉しいことでした。
あとトレーニングはバーに足を乗せることから始めたとありましたが、これも本当。
バーレッスンで足を乗せているとぐんぐん体が柔らかくなるのでした。
マトリックスのメイキングを見ていてバレエがやりたくなるのは私くらいでしょうか・・。

アニマトリックスとかいろんなオマケもあるんですけど、とにかく長いメイキングDVDでした。
ファンの人々が語るトラックはちょっと暗い過去がよみがえるような雰囲気で飛ばしてしまいました。



2003年07月28日(月) ホっとした時がやばい

阪神の星野さん、きっとここまで来て安心したんだろうな、なんて思いました。
がんばって何かに向かっているとき、張り詰めているときは不思議と体も健康なんだけど、安心したとたんに今までためていたモノが出てくる気がする。
私も毎年正月に体調崩すのってそのせいだと思うんだけど・・・
気が緩まないのも困るけど、体調悪くなるのも困るんだよね。



2003年07月27日(日) 読書「りかさん」

梨木香歩 新潮文庫

完璧。そんな感じがした。何が?といわれると困るけど。
物語の大切なエッセンスが出揃った。そんな感じ。

児童文学に分類されているのかしら?
確かに大人でない人たちから読みたい作品かもしれない。
でも、大人が読むとかなりドキリとするんじゃないのかしら?
私は何箇所もドキリとしたよ。

私は人形があまり好きではない、リカちゃん人形が家にいた気もするんだけど
それをかわいがって遊んだ記憶があまりない。
そんな私がドキリとするのは77頁の最後の2行から
「人形遊びをしないで大きくなった女の子は、疳が強すぎて自分でも大変。強すぎる思いがその女の人を蝕んでいく」
う〜ん、疳強いかなぁと不安になったりして。でも私ってばかなり女脳じゃないからいいか(関係ない(笑)
あと86頁の2行目
「なんでそんな価値観の違う人と結婚したのよ」というよおこの問いに
「略〜価値観の同じ人と結婚したって、修行にならないじゃないか」と祖母。
耳が痛いかもしれません。ええ、もし結婚するなら価値観の同じ人と結婚したいと思っていますとも。
上記が一部に過ぎません。本当に「あ〜う〜」とうなる部分があるのです。

アビゲイルの巻は戦争に巻き込まれた悲しい物語だし、書き下ろしの「ミケルの庭」は人間の闇と光が出てくるし・・
想像力のない私でもりかさんマジックでスクリーンを見ているようにあっという間に読み終えていた。

たくさんの価値観というか人生が人形を通して見られますね。
「人形の夢と目覚め」というピアノの曲を思い出しました。
人形たちがいつも愛に包まれた目覚めをするといいのになと人形には触ろうともしない私が言ってもダメだなあ。

こんなこと書いていると説教くさい児童文学と見切られそうですが、確かにそういう部分も無きにしも非ず、主人公のようこは優良すぎな気もするし・・
でも人形たちの活躍は幻想的で、時には恐ろしさもあって、人形が苦手な私にはゾクゾクする部分もあって「百鬼夜行抄」「雨柳堂夢咄」系が好きな人にはいいかも。

文庫版の表紙がとてもかわいいのです。



2003年07月26日(土) 利子より高い間違い電話の料金!

先日携帯に間違い電話があった。
正確には留守番電話に私宛てでない伝言が残されていた。
某銀行からで、入金の催促お願いしている内容でした。
留守番電話聞いた直後、料金が表示されるのですが、なんと90円!うそん。
こんな違い電話聞いただけでこんなんひどいわ。
文句言う為に電話を再度聞いてみたが(またお金がかかるのだ、合計180円
男の低い声で明瞭でなく、ほとんど何をいっているのかわからない。
銀行の支店の名前しかわからない、非通知だしでやる気なくす。
それでもかけてみたら、なんと営業が15時までなので、どうにもこうにも・・・・悔しい。

これっきりかもしれないし、と思って放置。もしまたかかってきたらその時解決しよう・・
そしたら約1週間後、またかかってきやがった。
今日は留守電聞いたら20円だった。
またしても声は明瞭でない・・苦痛にもだえつつもう一回聞く。
なんとかこんな名前かな、と判断し、いざ、銀行へ問い合わせる。

仕事中だけど仕方ない。インターネットで某銀行の支店の電話番号を調べるがかけたらコンピューターの受けつけだ。要件に合わせて番号を押せという。
その他の要件で、オペレーターに繋いでもらう。そこでも支店ではなく
コールセンターが出る。事情を話すと、やっとこさその支店の担当者に代わる。
これだけでも電話代いくらかかっているのかなあ・・
担当者に間違い電話の主とその内容、さらに私の電話番号を伝える。
丁重に謝ってはくれたけど、やっぱり電話代は払ってくれない。請求しなくちゃだめ?

これだけの利子をもらおうとしたら、いったいあの銀行にいくら預けなくてはならないのでしょうか?全く理不尽な話しです。



2003年07月25日(金) 神話を越えた?

ネオは神話を越えたんですよ。(わ〜なんか信者みたいで書いていてちょっといやん)

私は子どもの頃、各国の神話を読むのが結構好きでした。ギリシャ・ローマ神話は昔から本も沢山あったので、それこそ繰り返し読んでいたのですが、日本の神話と似ているストーリーがある。
オルフェウスとイザナギの話。あまりにも有名なので、詳しく書かないけど、彼らは亡くした奥さんを忘れられずに、どうにかして黄泉の国へ取り戻しにいくのですけど、最後のツメが甘くミッションは失敗に終わるのです。
この話しを目にするたびに「あとちょっとなのに、もったな〜い」と思っていたのです。

マトリックス・リローデッドではネオとトリニティは黄泉の国へ足を踏み入れたにも関わらず、戻ってきました。
神話を読んでおしい(?)と思っていた私にはカタルシスのある場面でした。

蛇足。
もう1つ黄泉の国といえば、おとめ座の神話。ペルセフォネーがいます。なんと彼女こそが黄泉の国からの生還者でした。1年の半分という限定付きでしたが・・・
ペルセフォネーの場合、豊穣の女神である母の嘆きが功を奏したわけなので、前出の2人とはまた違うのですけど。

神話のペルセフォネーはどっちにいる時が幸せだったのでしょうか。本で読む限り、無理やりかどわかされたのですし、
ベルニーニの彫刻でもかなりいやがっていたしね。ハデスもカッコいい風に描かれている資料って無いしね。それで黄泉の国のイメージからすると地上に戻りたかったと決めつけてしまっていたんですけど。
神話のペルセフォネーも出会いはどうあれ、黄泉の国の王と愛し愛されの仲だったらずっと黄泉の国で過ごしてもよかったんじゃないかな。
そういえば、そんな切り口の少女漫画がプリンセスで掲載されていたと思うな(切り口はいいけど工夫が足りなくて消化不良の漫画だったと思われる。)
どちらにしてもおとめ座のイメージて薄幸だなぁ。・・・自分がおとめ座だからチョットいやかも。

マトリックスのパーセフォニーはどうでしょうか。彼女がセリフの中で語るよう、以前の彼はネオのようだったということですが(信じられないけど)彼のいる世界に留まりたくないのではないんじゃないかな。
ネオとトリニティーの絆を「長くは続かない」と予言したパーセフォニーはトリニティの蘇りをどう感じるのでしょうか。
パーセフォニーはもう出てこないのかな〜モニカ・ベルッチ美人だから見たいなあ。

インタビュー記事でネオ役のキアヌ・リーブスが前作が誕生なら、リローデッドは人生。次回作は死だと語ったそうで。
なるほど。ますますレボリューションズが楽しみになってきました。(11月なのよね。11月までマトリックス上映しててくれないかな。無理か。)

更にどうでもいい話し。
そうそう「エリザベート」には黄泉の帝王が出てきます。もし黄泉の帝王が花組のトート様だったら私は拒まずにさっさといってしまいそうなダメなおとめ座かもしれません。



2003年07月24日(木) 映画「ショコラ」


見るとチョコレートが食べたくなる映画・・今の私にはとっても辛い映画だけど、公開時に見逃したし、キャリー=アンさんが出ているので、見てみようと。

見て良かった。よい映画でした。ジュリエット・ビノシュがピッタリで魅力的でした。
不幸そうな集団に、1人の不思議な女性が影響与えてみんなハッピーになる・・話しって本当にありふれているんだけど
こういうお話にありがちな主人公がイノセントや全能的でないのがさらにいい。
ヴィアンヌは悩みもするし、間違いもするし、泣いたりと不完全な人間で、ミステリアスであるけど人間らしい。
特に娘のことでは大いに悩む。そして決断する。彼女も自分の母に囚われていたのが解放されるのです。
そして彼女に影響を受けた人々も彼女だけにたよらず、自分たちで考え行動するそして自分の人生を歩み出す、そんな風に描かれているのがよかったです。
川の民のジョニ―・ディップがチャーミングで、見ていて楽しかったし、登場人物それぞれが皆際立っていました。
もちろんキャリーさんも堅物な美しい未亡人を好演。本当に綺麗だわ。見てよかった。
チョコも本当に美味しそうで・・早く食べたいわあ。



2003年07月23日(水) 自分で選ぶ見方>スミスの魅力

前作見た友人が「なんだか途中でわからなくなっちゃった」といわれた時、純粋にこういう作品が好きになれる自分でよかったなあ、なんて本末転倒な事思ってしまいました。以前はそんな自分が嫌いだったんだけどね・・
マトリックス・リローデットってそんな映画。

またまたマトリックス・リローデッドについて(ネタバレばかり)

比較する意味もないんだけど、前作より今回の方がやっぱり好きみたいだ。前作ももちろん好きは好きだけど。
映像、アクションなどコンセプトは前作が新しさで上と感じたけど、今回はもっとじっくりアクションが盛り込まれていて
しかも面白い。この面白さのニュアンスが受け取り方で違ってくるんだけど。
単純に笑えましたよ、大勢のスミスさんには。実際映画館で笑いすぎ!と指摘されてましたし。
柵を開けて次々出てくるスミスは逃げ出した動物みたいだったし、上からネオに襲いかかるスミスは蟻の行列みたいだったし、ネオが離脱して追いかけられなくて手持ち無沙汰になったスミスの表情や仕草までとにかく面白い。
もちろんネオのアクションもそう。因幡の白兎がワニザメの背中を蹴るようにスミスの上を歩くなんて!
そして棒術蹴散らして行く、ケレンミ溢れる、歌舞伎の見せ場のようでした。
もちろんこれを真剣に(笑い無く)見ることもOKだけど、私にはとにかくユニークで笑う場面になった。
全体的にスミスの出てくる場面はそんな遊びがある。
でも別に全員が笑わなくてもいい。実際私の横でみていた友人は笑っていませんでした。誰も。

比較したくない、でも適当なことが浮かばないから書くけど「ターミネーター3」でターミネーターがコミカルな動きをした場面がいくつかあった。サングラスをかけたら星型のハデハデだったりする場面など、これはあきらかに笑って欲しい場面と設定されているはず。もちろん場内に笑いが起こった。
それは他の場面でも同じ事がいえる。場内の喜怒哀楽は一定に保たれていた。
こんな感じで「マトリックス」以外のアクション映画は割と「ここで笑って」「ここで泣いて」「ここでいい雰囲気になって」とわかりやすい。ハリウッドの18番ですよね。

そうすると「マトリックス」はちょっとその指標からズレている。選択は見る側に委ねられている。自由。
それはまさしく「マトリックス」という映画に相応しいコンセプト。見る側に判断を任せる。
「マトリックス」にハリウッド的な安定視線を求めると、ちょっと辛いかもしれない。
私のようなものはそういう所に敏感で、そうしたものを好むように出来ている。考え過ぎかな?
いや多分、日本のアニメの中でも特にオタク好みのアニメからインスパイアされて出来ている映画なので当然なんでしょう。オタク気味な私にはたまらん映画ってことですね。



2003年07月22日(火) 読書「ハリーポッターと炎のゴブレット」

巻数を重ねるごとに面白さが増す、ハリーポッターはそんな本。それは作者が最終巻まで物語を考えているからなのでしょうね。ただでさえ太い本なのにそれが2巻セットになっている。でもその太さも全然気にならなかった。
ハリーに次々と苦難が待ちうけていて、それをクリアしていく過程と周囲の人々との係わりなど相変わらず面白いです。
今回はハリー、ロン、ハーマイオニーたちがより成長して青春エピソードが満載です。
ロンとハリ―の仲直りした場面のハーマイオニーが可愛くてたまりません。
それにしても物語りはますます厳しい状況になってしまっていて「アズカバンの囚人」でもそうですけど
悪の書き方は現実味があって、読む前の「ハリーポッター」のイメージを覆すのです。
「名前の言えないあの人」の暗躍そして犠牲者が出てしまって、ちょっとショックでした。
映画も楽しみです。これから登場する人物たちをどんな人が演じるのか、お気に入りのシリウスと黒犬が特に楽しみかな。な〜んてあまり期待したら全然イメージと違っていたら残念なんだけどさ。

1巻だけ読んだ人たちが概ね「まあまあ」ということだったので、機会があったら読もうかな、というくらいだったのですけど「アズカバンの囚人」から俄然面白いです。1巻しか読んでない方は是非、3巻読んで見て!とおすすめです。
「・・秘密の部屋」は映画で見たのですが、それもまたいつか読んでみようかとは思っています。



2003年07月21日(月) 続・ビデオ三昧

ツタヤさんが100円フェアやっていたのを知らないでいったのですが、とってもラッキーでした。
キャリー=アン・モスの出演映画を3本借りてみました&マトリックスの吹き替え版。
まず「メメント」・・これは公開当時話題になったので見たかったので、彼女が出演しているなんて知らなくて一石二鳥。
でも映画館でみなくてよかったかも。でもビデオでも止めてみたくなるのをこらえてなんとか最後まで見ました。
あまりお勧めはしないけど、珍しいものを見た!のは間違いなしし、サスペンス好きの人にはたまらないはずでしょう。でもじっくり見られない人には向いていませんね。だまって見ていたらわかる映画でもないしね。
10分しか記憶が保てないということがどんなことか見られます。辛いです。くらくらします。付き合うのも大変です。
彼の孤独感を思うと心底ぞっとしました。そして物語の結末ならぬ、始まりを最後に知スタイル、面白かったです。

「レッド・プラネット」
え?バルキルマーってこんな平凡な感じでしたっけ??およよ・・
火星が舞台と聞いてあまり期待してなかったんだけど、まずまず(あ、シャレじゃないです(^^;)
こういうSF映画てどう評価していいのかわからない。新鮮さがないので、好きな人は好きかな。何か目当てのある人にはいいかもしれません。
キャリー=アン・モスが美しくカッコいいので楽しいですが、バル・キルマーがいけてないのでキス・シーンはNG。白人系俳優さんの年齢とともにぴょよな変化っていつも驚かされるんだけど・・(キアヌの美貌は東洋系入っている賜物なのね。)
それにしてもキャリーさんがこういう役どころしかこなくなったらそれはそれで気の毒だけど、こういう役は似合うから仕方ないのかな。う〜ん。
「メメント」の役は結構辛かったしね。

この合間に、マトリックスを見ている私って・・
さて明日は「ショコラ」見ようかな・・チョコ食べられない私には辛いかもだが・・・



2003年07月20日(日) 映画「ターミネーター3」

マトリックス、チャリエン、そして今日のターミネーター3・・・
なんてアクション好きなんでしょうか!?
でもつくづくこれらの映画を見て思ったのはアクション映画は大きなスクリーンで見よう!と思う。テレビでは絶対にここまで見入ることはないと思うから。
私はとくにその世界に入り込むことが得意?なので、我を忘れて没頭しているのですが、5分に一回は爆発しているようなアクション映画もさすがにラブシーンとか説明しているシーンが織り込まれているのでそのとき、ハッと我に返ったりするのです。
一度なんて隣の人まで見えなくなっていたりしました。

さてここからがネタばれあり・・・
面白いのは面白い。
冒頭のカーチェイスはあんぐり口をあけたまま見ていたんじゃないかというくらい圧倒された。もう破壊のかぎりを尽くす、それが終わらないんじゃないかってくらい続く。
でも同時にいたたまれなくなってくるのです。もうこんなに壊さないで!と。車だけじゃないのよ、住宅街で次々と家が壊れていくのです。
人間対人間の戦いでないから当然なのかもしれないけど、物も人もじゃんじゃん惜しみなく壊されていくのは、ちょっと疲れた。
マトリックスも人間対人間ではないし、カーチェイスのシーンがあったけど、まだ肉体の困難さが残されているので、それほどの苦痛がなかった。(別の苦痛はあるけどさ)
そんな苦痛シーンを緩和するためか、今回のターミネーターたちはえらいコミカルな場面も多用されていたりして、それは場内からも笑いがあって一息つく場面かな。
最強らしい女ターミネータはあんまし強くなかったような、足が遅いちゅーか、前作のほうがよっぽど粘りがあった気がする。
武器もあっというまに壊れて、次の武器が火炎放射器か・・・

シリーズを重ねると、もっと、より、さらにと刺激を強くしないと物足りなくなってしまうから仕方ないのだろうけど、それでいて後半のアクションはそんなにたいしたことなかったような・・・。

素朴な疑問・・・
ターミネーター4は本当にあるのでしょうか。
シュワちゃんは何歳までこの役をやるのでしょうか?CGだからなんでもありなのでしょうか?
ジョン・コナーはどうしてあの役者さんになったのでしょうか?




2003年07月19日(土) 映画「マトリックスリローデッド」吹き替え版

ひどいネタばれです。

ついに吹き替え版まで見に行ってしまいました。前回は小さくて、すんごく見づらい画面だったからリベンジのつもりだったんだけど、一回くらい吹き替えを見てみたかったので見に行ったら、これが意外とよかった。

声優さんの声が合っていないようで最初はつらかったのだけど、しかも微妙によく知っているような声(モーフィアスはとくに)もあってやっぱり字幕がいいのかな、と思ったけど、見終わってみると純粋に画面だけに集中してたことに気づいた。
字幕だと文字と映像両方を同時に理解しないといけないので、スピードのある映像だと辛いこともある。せりふとか反芻できないしね。
アクション映画は吹き替えもいいと実感しました。静かな映画は字幕でいいかもしれないが・・

さすがに3回目だから、セリフのよしあしも比較したりして。ネオがトリニティーを救う場面は吹き替えの方がしっくりしていました。じぃぃん。
どう訳すかってセンスなんだと思うんだけど、字幕の言葉だとちょっとちゅうぶらりんだと思いました。
あとパーセフォニーがネオにキスを要求するシーンでトリニティがとがめるようなセリフがあるんですけどこれも吹き替えのがよかった。字幕って確か「ちょっと」とか書いてあったと思うんだけど、イメージじゃないわ。
残念ながら「ごめんね」はそのままでした。

ヒアリングに強くなるかもしれないので、このまま「マトリックス」にはまっているのはいいことかもしれません。

3回目でやっとわかったのは、ネオを慕うザイオンの少年がネオにどう助けられたかってこと。ネオがかつてモーフィアスたちに発見されたようにってことだったんだね。鈍いってか?

朝、一番の吹き替え版は不人気みたいで親子連れがパラパラいただけでした。その後のには列ができていたのですけどね。



2003年07月18日(金) もっと誉めて!

ナンバーを引き続き読んでみたら・・
とるしえの記事もあった。ん〜でも読む気しないね。
そんなのは置いといて、ヤットこと遠藤くんの記事がすごく楽しかった。そうそうヤットがいたよ!
コンフェデで久しぶりに彼を見た気がした。相変わらず淡々として好みのプレーでした。
記事もそんな彼の個性が良く出た記事です。ヤットさんの俊さんの評価がまた近くにいる人という雰囲気がよく出ていてファンには楽しいかもしれません。
対照的な宮本ツネさんの記事。サッカーのことより、彼自身のことについてライターがモノローグって形式なんだけど、ツネヅネ私も宮本ツネさんについてクエスチョンがあったので興味深く読めました。生まれついての優等生てちょっと孤独?でも好きでやっているのだからいいんだろうねぇ。
真面目な記事もいいけど、爆笑したのが代表恐怖新聞。懐かしの恐怖新聞ネタ?と思いきや過去のことかいているから違うね。「番号抄」て記事には笑った。腹いてぇ。本当に今日はお腹いたかったんだけど、このせい?

それにしてもマメに書店もいかず、サッカー雑誌も買わなくなったのでヌカったけど、俊さん賛美記事が載っていたはずだから読み捲くればよかった。失敗。
大好きな選手や人が誉められているのを読むのってなんて気持がいいんだ〜!♪自分のことより嬉しい私は幸せ者。



2003年07月17日(木) BS映画「月の輝く夜に」

シェールとニコラス・ケイジが出ています。ニコラス・ケイジが若い!なんせ1987年の映画なんだもんね。
当時、よく見聞きした映画で評判よかったからいつか見ようと思っていたら、こんなに遅くなってしまいました。
イメージどおりファニーでキュートな映画でした。
未亡人のロレッタが婚約者の弟と恋に落ちて、美しく変わるところなどはありがちなんですけど、本当に魅力的。お話はとくにどうってことないロマンスコメディなんですけど、登場人物たちが魅力的、そしてその会話も。ロレッタの母親が「男性は何故女性を追うの?」といろんな人に問い掛けます。彼女は最後に満足する回答を得られるのです。そして素直に自分たちの愛情を確認しあい、一家は幸せになるのです。
御馴染みらしいリストランテが何度か出てくるのですけど、具体的にお料理は出てこないのですけど、とてもいい雰囲気です。オペラの劇場やパン屋さんなどイタリアのよい雰囲気が伝わってきて、楽しめました。

--------------------------------



2003年07月16日(水) 読書三昧!

頼んでいた文庫がいっぺんに来たよ。
新潮文庫ばっかりだよ(yondapanda狙っているのか?たまたまよ)
リカさん 梨木香歩
観光の哀しみ 酒井順子
サロメの乳母 塩野七生
この間買った本もまだ五分読みなのに〜こっちのが読みたくなってしまったよ!
どれも楽しそうだ!

今日は「毎月新聞」という本も発見した。キュートな上に「うんうん」頷きたくなる私好みの内容。かえるさんがかわいらすい。
「ナンバー」も久々に読んでみる。コンフェデの評価が出ていました。
もっち俊さんは安心して読める評価っす。あたぼうよ。
リッティの点数が面白かった。厳しいね。「○○は友達だけど・・」とか断っているけどビシっとね。

俊さんはこの間、ふれんどばーくに出てらした。
「とるしえ、みたか!と思いましたか?」のツッコミに「全然」という応えなど
相変わらずの飄々ぶり&時折みせる焦りっぽい笑顔などかなりツボでした。
すんばらしい活躍ぶりでしたし「運をつかいはたしたかも・・」いえいえ絶対にソんなことはありません。これからこれから!
最初から録画しておけば・・でも見返す時間さえなかったりするんだよね。
注・俊さんは私のいっちゃん好きなサッカー選手のことだったりします。


見たい映画検索していて、驚き!「地獄甲子園」が映画化!
あんなシュールな漫画を・・(^^;)
私がどん底味わっていた時何故かすっごいハマっていたんだけど
普通に戻ったら気持ち悪くて読めなくなって、古本屋に売ってしまいました。懐かしい。
http://mj.shueisha.co.jp/jigoku/

☆☆☆
知らぬ間に5000超えていました。いつも読んでくれている方おつきあいありがとうございます。
☆☆☆



2003年07月15日(火) DVD三昧

時間が足りないわ〜本も読みたいし、ビデオも映画も見たいし!!
でも今日は借りていたバレエのDVDを見る。
ギエムとジョルジュ・ドン。
ギエムはプロモーションビデオのような感じで、もっと踊るところを見せろ!てなきもち。やっぱり作品の全幕ものがいいかもね。
椿姫が出たらわしゃ買うよ、あの胸のときめきを再び!

ジョルジュ・どんは・・う〜ん、やっぱり私ってクラシックが好きなのかな。面白いっちゃー面白いけど、あまりにも前衛的すぎて素人目にはまどろっこしい。
シャーマンみたいな(巫女)人とアメフト選手と裸体なイメージのダンサーが肉体を酷使して踊るのはすごいんだけど、好みではないなあ・・
生で見るなら素晴らしいのだと思うけど、画像もよく再現してくれないテレビでの試聴では辛いのでした。
編集もなんだか、ン?なテロップだったり・・東映Vシネみたいな書き文字で笑えた。でもボレロはやっぱり見ごたえ十分でしたよ!

バレエの記録ものでおすすめってないのかな・・・
買いたいけど、心配だよ・・・(笑)



2003年07月14日(月) 読書「マサイの恋人」

コリンヌ・ホフマン著 講談社

以前、新聞の書評欄か何かで読んだときぶっとんだ内容だったのでいつか読もう!と心に決めていました。
あらすじだけでもこれはごっつい・・!と思っていたけど読んだらもっとごっつい!とびびりまくりでした。

スイス人の女性は旅行でケニアでマサイの戦士に激しい恋情を抱き、何もかも捨てて彼の元へ走る。だけど環境・文化の違いは彼女を桁外れの冒険の旅に巻き込むのでした。

という感じでかいたら少女漫画やハーレクインのようなイメージも湧いてしまうのかもしれない。いや実際、主人公がマサイの彼に一目ぼれして、一途に追いかけ、彼が見せるふとした優しさなどに一喜一憂しているのを読むのは恋する乙女の心境をなぞられて、こっちもうっとり気分になってしまいます。
なんせ本当に彼の美しさを表現するくだりはただならないです。女の欲望がストレートにかかれているしね、その当たりはやっぱ少女ではないか・・・(笑)
でもフィクションだったらすっとばされる生活の隅々がそんな甘い雰囲気を吹き飛ばしてあまりあるんです。あの「おしん」ですら耐えられない・・と思うんですよ。辛抱にも限界があるよ。

読む前には白人女性がもの好きでマサイの戦士のおっかけしてみたけど、所詮暮らし向きが合わず、見切りをつけて自分の国に帰る話だというイメージでなんて勝手な女なんだと思いました。
でも主人公は本当にギリギリまで耐えてがんばるんです。もし彼があんなに嫉妬深くなかったら、彼女はどんなに今までと違う暮らしでも平気で乗り越えたんじゃないかなとも思える。無理かな・・・いろんな人の善意に甘えているし・・
たくさんの病気とか今までと全然違う食事や生活様式を乗り越える彼女は素晴らしいと思った。まず私には不可能だと思うからね。
それでも全くのマサイ(正確には違うらしいけど)の生活に準じているわけではない。それが決別の原因になったんだろうけど、やっぱりここまで違うとなかなか難しいよ。今までの自分を殺すしか方法はない気がする。それって幸せかな?違うよね。好きな気持ちだけでは生活は成り立たないのはいづこも同じ・・。

それにしても男の方がやっぱり嫉妬深いし、手がつけられないのかな〜と思いました。(美輪明宏さんの本なんかにそういうくだりが出てくるんだけどね)誇り高い戦士ならそんなことしないでくれーと思うけど、私もまだ男性に夢を持ちすぎかな〜。



2003年07月13日(日) 読書「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」

1巻を読んだところで続きは映画でいいかな、とも思ったんですけど映画になっていない3巻目が手に入ったので読んでみることにしました。
結果、3巻の方がずっと面白くなっていました。
大変長いのですけど、翻訳とかになれてきたのか、スラスラと読めてしまいました。基本的に次がどうなるのかとっても気になるしかけが沢山で、どんでん返しも次次あって、こりゃ!面白いわ〜と素直に堪能しました。
映画でこれを隅々まで描ききるのはかなり難しいので本もあわせて読むことをおすすめします。

基本的なファンタジーや児童文学のお約束が守られていて、そこがまた好ましいし、読者がどうしたら楽しめるのか熟知している仕掛けに感心しました。
人狼やヒポグリフなど幻獣や魔法のアイテムなどこういうのが好き人にはたまりません。久々に私も子ども心に戻りました。
キャラクターもスネイプがますます手がつけられないイヤ〜な人になっていて、でもちゃんとオモロイ目にあっていて、ここが一番笑えました。
それからハリーに新たな希望が出来たのも(まだ先送りですけど)読んでいる私までわくわくしてしまいました。
ハーマイオニーの胸すく活躍と冷静な判断も好ましいし、ロンの友情も相変わらずで微笑ましいです。
続きも読んでみたくなりました。



2003年07月12日(土) 愛なのよ・・

ネタバレかなりすごいです。
昨日今日と映画の宣伝が変わったので嬉しくって書いています。

先日「映画の会」の友人と「マトリックス」のこと話していて、Nが「やっぱり最初の作品ほどインパクトなかったね」というので「いいのよ、今回は愛があるから、愛に溢れてるんだもん」と私は答えた。Nはちょっと目を丸くしていた・・気がする。
でもそれが私の素直な気持。「マトリックスリローデッド」には私の好きな愛の形が描かれていて、次回作への序章も組み込まれているものの、ハッピーエンド(しかも主人公の力技!)なので、究極に好みだったわけです。
もちろん映像とかウケまくりで大好きだけど。

私の弱いパターン・・ヒロインが愛する人に献身愛。かばって死んじゃったりする・・なんて悲劇なんだろうといいつつ結構好きかもしれません。
でも本当に死んでしまうのはいやんなんです。ここでジレンマが生じます。
宝塚の場合、一旦劇は終わるんですけど、恋人同士はフィナーレで幸せパワー全開で歌や踊りを繰り広げてくれるのでさっき味わった悲しみも引き摺りません。でも映画や物語ではほぼ無理なんで、諦めていたのですけど。(続編作るために「生きてた!」とか安っぽいドラマでゾンビのように行き帰ったりするのは興ざめだったりします。私ってなんてわがまま)
今回の「マトリックス」はそんな安っぽさとは無縁の設定なのでOK!無茶ではあるものの、無理ではないのだ。
だって仮想現実の世界では傷ついたり、死んだりするけど、現実の肉体は無傷であってもいいはずなのだから。
そしてネオはそんな現実を超越した存在なのだから・・・
トリニティーがネオのために身体をはる必然。それに応えるネオの当然。私はいいと思ったんだい!

一人で生きてきた男女が出会って、お互いを知った今では一人では耐えられない。
そんな状況って安穏とした中ではなかなかお目にかかれない関係だろうけど。
あるといい、信じたい。私はパーセフォニーの気持ちがよくわかる。

蛇足。某氏がトリニティーが老けたな・・とのこと。そんな意見が挨拶のように出ています。「老けた」というだけの意見ならいいのだけど、それ以上の話は聞きたくないと思ってます。ネオより必ず若く見えないといけないのかな?そう受け取れる意見を目にするたびに、女性に若さだけを求めるオヤジぽさに加担しているように思えて残念になる。若さがなければヒロインになれない、価値がない映画ばっかり見てるわけにはいかないのよ。といいつつ悔しいから(何故!)次回、キャリー・アンさんにはツヤツヤピカピカになって登場してもらいたい気もする。そんなオヤジ派な奴らを黙らせて欲しい。そう私はトリニティーのファンなのです。



2003年07月11日(金) バレエ「ウィーン・バレエ・アカデミー」

おやすいし、山岸涼子さんの「アラベスク」でミロノフ先生が踊っていた「海と真珠」が演目にあったのでこれは見に行かないと!と行ってみました。
海と真珠は優雅で綺麗な演目でした。でも最後は男性バリエーションも女性もダイナミックなダンスでしめくくり、最初の演目に相応しいものでした。真珠である(らしい)女性は日本のダンサーでした、振り付けが寄り添い、触れ合う感じが愛らしく、ta,tu,よりもずっとキュートでした。
隣に座った感じのよい方が「アメリー」と「パキータ」が今回の見所らしいと教えてくれたのですが、確かに「アメリー」はコンテンポラリーで、それこそ映画の「アメリ」のような音楽で切れ味よく男性ダンサー(お顔も可愛かった)が踊って大きな拍手をもらっていました。
「パキータ」も群舞とソロなど次々と変わり、楽しかったです。

バレエを見ていると、ますます早くレッスンに行きたくなります。
でも皮膚がよくなっても、右足の調子があまりよくないのですぐには行けないかもしらないな。
アトピーになってから、体の伸縮ができないので、無理な姿勢で歩いたり、生活していたのでツケがきたようです。
でももっと年齢重ねてからレッスン始めて発表会にも出ている人たちが、テレビで特集されていたので私もまだまだ!諦めないでがんばろう。



2003年07月10日(木) BS映画「ガタカ」

今週はずっと映画の感想で終わってしまいそうだわ。

タイトルからは全く映画の内容が想像できない。出演者も思い出せない、
でもどこかで聞いたようなタイトルだからきっとよい映画なんだわ、と見てみた。

結果、不思議な後味の残る良い作品でした。
遺伝子で差別される世界。それは全く絵空事ではないから全く他人事として
見るわけにも行かず、主人公・ビンセントの夢にかける情熱で超人的な能力を発揮してしまう
その部分はまさに神の子、神懸りの所業で、選ばれた者だけの世界のような気がする。
でも、この世に絶対ていうこともないと分っているので、やはり身近な話しかもしれない。

より分けられた遺伝子操作で誕生したエリートの世界に兆戦する被差別者である
ビンセントは逆説的な存在。見ている者(彼を助ける者と視聴者)は彼のとてつもない夢の
成功への道のりをドキドキしながら見守ることになります。

持たざる者が持つ者に成り代わる物語といえば「太陽がいっぱい」などを思い出すが
(物悲しい音楽でつい思い出す)。富みというひょっとしたら得られるかもしれない希望が
残されているものより、この映画の方が過酷で絶望的だし、同情できる(いらないと思うけど)
だからこそミッション・インポッシブルなビンセントの日常から目が離せません。
決められた運命から逃れようとした若者の陰影がせつないです。

イーサン・ホークは名前だけはよく耳にしているけど、クッキリわかったのは初めてかも。
神経質に体毛をこそげ取る姿など鬼気迫る雰囲気がなかなか・・(あんな海辺で石か何かで肌をこすっても
艶肌なのでうらやましい(笑)
彼を見守るエリートでありながらハンデをもつアイリーン役は個性があって、理知的なユマ・サーマンにピッタリでした。
ビンセントの夢の片棒を担ぐユージーン(ジュード・ロウ)の思いつめた瞳も印象的でした。

マイケル・ナイマンの音楽とストイックなビジュアルが下手するとキワキワになりそうな場面も救いあげている。
元気が出る!というおすすめでは決して無いけど、最初から諦めがちな人とか、自分はついてない〜なんて
思っている人にはおスススメかもしれない。
ま、諦めのいいことも平凡で穏やかな日常を過ごせる秘訣でもあるんですけど・・・。



2003年07月09日(水) 映画「マチルダ」

BS映画劇場でちょっと見たかった映画が目白押し。昨夜が録画しようと思いつつ
寝そびれてしまい、最後までみてしまいました。
子どもが大活躍する楽しい映画という印象があったのですが、まさしくそうでした。
主人公のマチルダは家族とちょっと(どころでなく)違っていた。
でも彼女は持ち前の努力と才能で幸運を掴むのです。
なんだかこんな書き出しすると、けなげな少女の心温まるストーリーなんかと思いそうですが
かなり笑える痛快コメディだと思います。

まずデタラメなマチルダの親たち、あまりにも極端なんですけど
実在しそうな人物たちをデフォルメしただけですね。きっと。
マチルダの機転をきかせたイタズラが見物。
父親の帽子にスーパー接着剤をつけて被らせるのが、やりすぎなんだけど
家族は全く気付いていないのがオカシイ。

そして影の主人公である、小学校の校長先生。
いないってこんな人。いやもうめちゃくちゃ。
おさげの女の子をハンマー投げしてしまうのですから・・
とにかくこの校長の存在感が強烈で、その周りの子どもたちが
本当に勇気ある可愛い子どもとして引き立ってしまいます。

そんな校長から学校とやさしい先生を救うマチルダの活躍に笑いっぱなしです。
子どもは親を選べない、とんびが鷹を産んだお話はハッピーエンドで本当に満足な一作です。
最近、言葉が通じない人たちにぐったりさせられている私にとって清涼剤でもありました。



2003年07月08日(火) 映画「チャーリーズ・フルスロットル」

前作はテレビで見たせいもあると思うけど、今回の方が面白かった。
メンバーの結束も固まったからなのでしょうか。
戦うし、爆発するし、吹っ飛ぶし、燃えるし、飛ぶし本当によくこんだけ続くもんだと感心してしまいます。
現実だったらエンジェル達は何回死んでいるんだろう・・というくらい瀬戸際の連続なんですが
美女三人が美しく、あくまでかっこよく、悪人たちをなぎ倒して行くのを見ると本当にスカッとします。
デミ・ムーアも悪の魅力を醸していました。足なげ〜〜!
そんな危険な作戦を遂行するのにも、彼女立ちは必ず万が一に備えての戦術も用意しています。
今回はそんなたんに勇ましく、強いだけでない部分が描かれていたのも悪くありません。
お約束のナタリーのダンスシーンやアレックスの父登場など笑えるシーンもあり、、ディランの過去のシリアスな話しも出てきます。
そんな細かいことを気にせず、とにかくスカッとするには最適な映画でした。



2003年07月07日(月) 自分のことを名前で呼ぶのって・・・

夕方テレビを付けたら「○ッチ」がやっていた。
何年前のアニメなんだらう・・・
幼馴染の男女の恋愛を交えた高校野球ものだ。
私のまわりの男性にはかなり人気のあった漫画だ。

あのころ何気なく見ていた気もするが、今日見ていてかなり少女漫画もかくや!というラブロマンの王道だったのだと気付かされた!!
野球やってて二枚目(みな同じ顔にみえる)で頭もいいという主役の弟のキャラ設定。
靴箱空けたらザサーっとラブレターが落ちてくるのだ。いつも女の子に取り囲まれている。
主役の子に思いも寄せる幼馴染の女性。これまた王道だ。
可愛くて(またもや皆同じ顔に見える)スタイルがよく、頭も気立てもよい、しかし何故か出来のいいといわれる似合いな弟よりも、評判のよくない兄を選ぶのだ。しかしこれが能ある鷹は・・という設定で(ハッっこの諺って誰が使うのか?と思っていたけど使っているじゃん)あったわけで、そうするとこの女性は男を見抜く力があったのか?!只者じゃない・・もちろんそんな話ではありません。

ま、その女の子はいまだにいろんな番組で取り上げられるのですが、例えばさんまの番組でもさんまさんが理想の女の子とかゆうてた気がします。(ソレに対するYOUさんのツッコミがマーベラスだったのですけど。)

しかし、彼女は自分のこと、名前で呼んでいましたゼ・・・。確か中学生?高校生っすよね。
「さっちゃんはね〜さちこっというんだホントはね〜♪省略〜おかしいね!さっちゃん!」と童謡でも歌われているようにおかしいのです。
み○みちゃんは成績よし!という設定だから頭は悪くないはずなのに、おかしいね!ありえません。そうすると計算マコちゃんになってしまいます。

私は短大に通っているころにも同級生で相当おかしい(行動が)子も自分のこと名前で呼んでいました。しかも愛称で!私にも呼べと強要した。呼ばなかったけど。
小学校に上がる前にそういうことはきちんと親御さんが躾てあげましょう。
あ、でも計算でやっているなら止めなくてもいいと思います。その子なりに人生設計があるのでしょうから。

大昔のアニメにそんな目くじら立てなくてもええやん。と思いつつ。結構引いたので、そんなアニメをつかの間でも見ていた自分に・・・
でも往年の「タッチ」ファンの怒りをかってしまいそうかな。

はΣ(@o@;)チャーリーズエンジェルの感想書こうと思っていたのに、「タッ○」に占拠されてしまった。



2003年07月06日(日) 555・・面白くなってきました。

毎週日曜日は仮面ライダー555で始まってしまう。
規則正しい生活するにはもってこい。
私のためにこの時間帯は絶対続きが気になる番組でいてほしい。
前作は出演者は魅力的だったけど、話の内容がどうもスキになれないし、続きが気にならなかったので途中で見なくなったので、もういいかげん特撮は見なくなるのかなっとおもっていたけど、555は前作同様お子ちゃまばっかの世界な中、検討している。やっぱ社会と繋がっている世界感と謎がたくさんちりばめられているからかな。
とくにお気に入りの人がいるわけではないけど、見ていると皆可愛く見えてくる。
主役の子は地元の子だし、オルフェノクの馬の子は見ればみるほど愛着わいてくるし、主役の女の子もかわいらしくなってきました。オルフェノクの女の子も最初から綺麗でしたし、ラッキークローバーの美女もコテコテで(笑)いいです。
「女は打たれるほど強くなるものよ。だからこの次頑張ればいいじゃない!」朝からこんな場面見るなんてなかなかないっすよ。大の大人がえぐえぐ泣いているし。
あとカイザのベルトの子が性格破綻しているのは仕方ないとしても、今日のせりふ「万理は俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ!」(ウロ覚え)ってシャアのセリフでなかったっけ。
やっぱガンダムの影響は大きいのかしら?

それいしても私、登場人物の名前覚えろってのよ。↑何かいてんだかわからんかも。



2003年07月05日(土) 最終回かぁぁ

「僕の魔法使い」終わってしまいました。寂しい。
なんだか説明できないけど楽しい好きなドラマでした。クドカンマジック?
チームワークがよかったんだろうなあ。いいなあこういうのって。

マトリックス2回目も見てきました。2回目だけど前回よりも速く感じた。

今回やっとパンフレット購入。
パーセフォニーはどっかでみた美人だな。と思っていたら「マレーナ」の女優さんだった。お顔もボディもパーフェクト。ええなあ。名前もやっぱり黄泉の国の女王だったし、親近感?湧くよ。

ネオがトリニティを助けるためにまっしぐらで飛んでくる場面ってどっかでみたことあるけど思い出せないなあ。う〜ん。ぶーたん顔で考えるけど思い出せない。
日本のアニメとかでみたことある、そんな既視感が懐かしいそんなのも見たくなる秘訣かもね。ノスタルジア。

それにしてもムービックス六○のシアター4はとんでもなく狭い!
さらに前列目とかで見たら、ずっと上見上げていなくてはならないから首がおかしくなりそうでした。目にも悪いしね。
あんな席で他の席と同じ料金を支払うなんておかしい。というかあんな座席造ったらアカン。せめてもう少しリクライニングシートになるとかじゃないと!
と怒りプンプン。私たちより前の人ってどうしていたんだろうか。
今度は大きいシアターでよい席でみたいな。吹き替え版もみたいなあ。
まだ見るのかよ。ええ見ますとも!



2003年07月04日(金) エリザベート大会

今日はついに宙組を見ています。
思ったより悪くないです。姿月さんも好みのスタイルではないけど、やっぱり綺麗でした。ただ眉毛が10時10分なのが・・・でも歌が巧いのでやっぱええわあ。
お花さまは時々歌が(汗)でも凛として孤高な感じでいいですね。
このまま花組に行ってしまいそうです。
せっかくBSでいい映画やってるのに・・・



2003年07月03日(木) テレビの編集の流行り・・

今夏の夏のドラマはどうやら全滅ぽい。番組宣伝など見ても見たい!と思わせられるのが無い。
「ウォーターボーイズ」はどっちでもいいか〜だし、昨日チラリとみた「幸福の王子」もま・いいか、てなもんです。
菅野さんの学生時代の洋服は可愛いかも。
それにしtも毎年夏のドラマはあまり面白くないのですが偶然?
夏は日が長いし、外に向かう季節。レジャーは多いだろうし、野球放送もピーク。
そんなので力を抜いているのでしょうか・・・考え過ぎかしら?

そんな見る気が低いドラマの中、バラエティの「トリビアの泉」を見てみた。
カルトクイズとか以前やはりタモリがやっていたボキャブラ天国テイストが感じられる。
元々、無駄な知識の多い私としては、いつか私も投稿しようかしら?等と感じられ面白いのですけど
進行が遅い。伸ばし過ぎ、繰り返しし過ぎ。コマーシャル多すぎ。
これはこの番組に限らず今の風潮なのですが、昨日は特につかれました。
一時、テロップで画面が一杯なのも疲れたけど、慣れて来たのか最近はあまり気にならなくなってしまった。
というかあまりそいうテロップ多発の番組を見なくなってしまったからなんだけど・・・
せっかく面白い番組でも、こんなに内容を薄めて放送しているのなら見るのも面倒くさいよ。
正味30分くらいの番組を薄めて伸ばすなんて、世も末っす。
ビデオにとって早送りして見たらいいかも。でもそれも面倒くさいので見なくなるかも。
(昔、知人がテレビは録画してみたいところだけ見るのが1番!といっていたけど本当だわ)
ますますテレビ離れ加速するんじゃないでしょうか?



2003年07月02日(水) ビデオ星組「エリザベート」

おそっ昨日に続いて今ごろシリーズ。
花組のエリザベートを見て以来「エリザベート」というミュージカルにすっかりハマッてしまってしまい、他の組も見ておけばと後悔しつつ、ついに何かと話題の星組を見ることができました。(ちなみにあと宝塚版は宙組だけです)
そしてそれは予想を裏切らない内容でした。

星組贔屓の人が以下を読んで憤怒しないように言い訳しておきますと・・・
ビデオ鑑賞である・・画質も音質もあまりよくない。実際より生で見たら1.5倍いいだろうけど、ビデオだと魅力が半減までいかないけど、とにかく落ちる。
麻路さんのヴィジュアルが好みでない・・麻路さんは嫌いではないけど、私はどちらかというと細面のスラリとしたタイプの人が好きなのです。
歌、ダンス、演技・・どれを重視するか?と言われたら私は一番わかりやすい歌が重視なんです。
というような条件が重なっての鑑賞なので、今回の星組「エリザベート」に心惹かれなくても仕方ないか〜と思います。

麻路トート。演技とヴィジュアルで定評があったのでなるべく、そういう面をみようとしましたが、ビデオのせいなのか顔面が真っ白すぎてイマイチ。時々マイケル・ジャクソンを思い出していました。そういう意味では人間離れしたトートなんですけど。セリフ回しもちょっと気になったしなあ・・評価非常に難しいです。

白城エリザベート。噂通、少女時代が苦しいのを覗けば、元々美しくあでやかな人なので、見ているのは楽しかったです。ただし皇后にはみえませんでした。普通の女、あるいは公爵夫人くらいならイケルんですけど。そして残念なのがヴィンテッシュ嬢とのやり取り。態度が冷たいというか、この時だけ高貴な人になってしまったというか、憐憫とか敬う気持がみられず、このシーンの解釈は特に私のイメージとは違ったので残念でした。

稔フランツ。若くてハンサムな皇帝というヴィジュアルはクリアしている。歌もまずまず。全体的に悪くないけど、1番の見せ場である♪扉をあけておくれ〜の場面が弱かったなあ。

紫吹ルキーニ。これはミスキャストなのでは?シブジュンてばけしてキライではないのよ。だけどルキーニ。あってない。
あのどせうのようなひげは一体。インチキイタリア人という雰囲気だった。若手の頃にいろんな役見てきたけど、ダンスで色濃い役がよかったんだけど、先日みたデザイナーの役も悪くなかったしなあ。狂言回しには向いていないってことでしょうか。

絵麻緒ルドルフ。私なりにこの役の雛型とか理想がないんで、これはこれでいいのではないかと・・・

出雲ゾフィー。歌は確かに上手いけど、皇太后に見えない。

月影子ルドルフ。娘役さんなので、より高い声であの歌をきくと可哀想さがアップ。大きな目で上目遣いで訴えかけるような演技が哀れさとちょっとゾクっと来るところもあって不思議な感じでした。

陵ヴィンテッシュ嬢。噂通の演技でした。頭からつま先までアチラの世界に行ってしまったのねという風情で。いつも可憐な娘役さんのイメージだったので驚きました。いい娘役さんだったなあ。

万理柚美さんのスターレイは綺麗だったなあ、もともと外人のようなお顔だしね。
あと久城彬さんも綺麗だったなあ。なんで辞めちまったんだろう。

特に印象に残った人を個別に書いて見ましたが、全体的に歌が弱かった。ビデオの音質が悪かったせいなの?
雪、花とみてその音が私の脳にがっちり固まってるのか、星組はどの部分を聞いていても「あれれれ?」と思ってしまうのでした。なんだかテンポもノロイ気がしたし・・。セリフまじりの歌もなんだか怪しかった。
そういう技術的なことを黙らせるヴィジュアルというか〜〜に見えない人が多すぎてそれがまた辛かった。演じ手がスケてみえる舞台も久々なんではないかと・・・やっぱりビデオだから?

そんなわけでか、フィナーレのダンスナンバーとかのがしっくりしていた。というか元気に踊りまくるトートってのは初めてな気がした。はねてたし・・
ロケットの衣装もヘビのお腹みたいで変なかんじ・・
あとトートの背負った羽根が・・(汗)巨大真っ黒くろすけかと・・

1に歌、2に演技、3,4がなくて5にヴィジュアルというわけで、「エリザベート」というミュージカルの難しさが見えたたのでした。
次はやはりあまり評判の芳しくない宙組を見てみます。楽しみはお花さまがどう変わったか、評判のよい朝海ルドルフでしょうか?姿月トートはポスターの鬘からして、マグマ大使の敵(名前忘れた・・年ばれる)に似てる気がするから期待していません。
まだ宙を見ていないけど、多分私は雪がプロトタイプで、花がヴァリエーションで好きです。



2003年07月01日(火) 読書「ハリーポッターと賢者の石」

おそっ今ごろ読んでみました。映画は既に見ていますから確かめるような読書になってしまいました。
主要キャラクターはもちろん脇役たちの行動の理由がよりわかりました。
例えばスネイプ先生のハリーへの冷たい眼差しとか、ネビルの勇気がいかに価値あるものだったか等
そんなわけで映画版を見て、流してみてた事柄が「あ〜そうだったんか!」と解決。
そうそう、あの最低ファミリーのダズリーにとってハリーは邪魔者でしかないのに、なんでとっとと魔法学校へでも
どこでも追い出さないで、がんばったのも謎だったんですけど、その理由もわかったのです。

この原作は出た当時(現在もですが)大変な話題で、児童文学と言うジャンルで、ファンタジーで、さらに作者のサクセスストーリーもあり、本当に破格な売れ方をしたのですが、日本では更に出版社が当時はあまり知られていない出版社で、その社長のやはりサクセスストーリーがあったりして、それこそ魔法のように話題になったのでした。
その時の印象として1番強かったのが、児童文学界の先生方の芳しくない評価、本を読みなれた読者の控えめな評価でしょうか。

実際、翻訳版を読んで見て思ったのは、芳しくない評価の理由であった、ハリーの魔力の有り方。
当時の書評とか読んだだけだからうろ覚えなんですが、ハリーが最初からとんでもない魔力をもっていることや
能力が高いのが、児童文学的でないようなそんな話。
子どもには主人公が努力と根性で成長していく物語が相応しいという事なんでしょう。
でも、それはあまり気にならなかったです。
ハリーはそれこそおしんのように、叔父さんの家で辛酸舐めているし、学校でもとんでもない目にあってる不幸気味な少年なんですし、児童文学の主人公にありがちな親がいないという設定でもあります。
魔法を断片的には発現させてたりしましが、自覚がないし、それほど役立っているわけでもなさそうです。
そんなことを踏まえると、持って生まれた能力を自覚して、磨いて行こうよ物語と思えます。

こんな事かくとおもはゆいのですけど、人間誰だって長所もあれば、短所もあるはずで
その長所や個性(個性というのも難しいけど、生まれつき運動能力が高いとか、手先が器用とかいろいろありますよね)
を伸ばすということではないかと思いました。
原石も磨かなければ宝石にはならないということですね。
ハリーはいろんな人間と出会って、それこそ磨かれて行くのだし、その秘めた力を正しく使えるように学ぶのだからやはり成長物語でしょう。

そんなわけでハリーが特別な魔力を持っているからといって、主人公に相応しくないというのは早計で、
どんな人でも全く0からスタートということの方がありえないわけですから。
そういえば、昔話の主人公や龍の子太郎は最初から特別な能力をもっていたりしたような・・
多様化を認めない考え方の方が危ない気がしました。

皆が恐れる魔法使いを赤ん坊の頃に倒した為に、自分の知らないところで有名だったという経緯は
全く減点にならないと思いました。
では読み物としてはどうか、魔法の道具とかお菓子とか登場人物とか大変、バラエティに富んでいて、ユニークなんだ。これはそうなんだけど、子どもがどういうことに喜ぶがわかっているな〜って。
でも、これは原書を読んで理解してからでないと、本当に評価できないかもね。
けして読書家ではないけど、一応本を読みなれたファンタジー好きな者としてはやはり控えめな評価でしょうか。
でも本を読んだこと無い、苦手な人がこの本をきっかけに・・という事にはピッタリなのではないかと思うのでした。


 < これまで  目次  これから >


美功 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加