だから猫が飼いたいのに・・

2003年08月31日(日) 今は関係ないけど

子供の頃は8月31日って辛かったなあ・・
高校野球が終わって、つくつくぼうしが泣き出すと
また学校にいかなくてはならないのだと思うと辛くて辛くて・・
本当に学校というシステムに向いていなかったんだと思うわ。
ま、修行にはなったけどさ。

本日はマトリックスリローデッドを見納めてきました。
ついに5回みてしまいました。
1300+1200+1500+1000+1000=6000
当日大人料金なら3.3回なので、まだまだいける?
ヅカならS席では見られません。
なんの言い訳かわからないけど・・

大きな劇場のわりに半分は埋まっていました。
何度見ても、好きな場面を必死で見てしまします。
そして見るたびに時間が短く感じるのはどうしてなんでしょう。
それは見る場面を予測して、次、しっかりみなくちゃ!と意識するからかもしれません。
宝塚も何度も繰り返して見る作品てそうだった。
聞きたい歌、見たいダンスがあると、そこを目指してしまうから
本当にあっという間だった。
リピートの原因て、見たい場面、見たい人があるってことなんだよね。
最近の宝塚には超絶みたい人が不在なので、場面でがんばってもらいたいけど
もう少しです。ちょっと足りないよ〜なんですよね。

マトリックスの話していたのに、ヅカ話になってしまいました。
おそまつ。



2003年08月30日(土) 宝塚雪組「Romance de Paris/レ・コラージュ」

やる気がかなりないと見破られるB席で見る。もちろん当日券だ。
正塚センセだし、みにいっとこか。
感想は・・・おしい。もったいない。あともう一押し。という感じ。
私にしては珍しく駄目だしが沢山でてきてしまった。
感想は書いているけど、もっとああしたら、こうしたらなんて事は普段思わないのですけど、沢山思ってしまったんです。
まず、盛り上がりにかけるんですけど、一番の理由は悪役が不在。
一応ラスボスはいるんですが、最初に出てきてそれっきり・・・
樹里さんが悪役なのかと思いきや、結局いい人だった。
主人公バンサンの義弟も悪役なんだけど、まだ若手の壮さんだからかパンチが弱い。(出番も少ない気がした)
もともと、遠いアラビア(?)の国でクーデターが起きるかも、な内容なんだけど、特にその場面が描かれずなので、盛り上がれないといえば仕方なし。
予定調和なデートも、飛行場のローマンホリディな状況もいろいろ、う〜んと思ったけど。
やっぱり悪役さん、いらっしゃ〜い。これさえあれば・・と思わせられました。
樹里さんは絶対に役不足。もっとメリハリのきいた出番のある役はできなかったの?
貴城さんはコメディリリーフで楽しくてよかった。
あとはしっとりして白羽さんがよかった。
あとの方はもう一しっとり、潤いが欲しいです〜〜〜!

ショーは本当にコラージュだった。いろんなものを沢山見られるのでお得感はあるけど、本当にパラパラぶつ切れ・・
三木センセらしい、悪魔やマントやら出てきて、懐かしいやら。
ここでも一番、前のめり(やめてください、って放送されていました)になりそうになったのは、ラスト近くの白羽さんと樹里さんの黒いドレスの場面かな。きれいやったわ。
どうでもいいけど、タンバリンのステップは音楽と状況といい去年の「On the5th」のタップと同じなんで結構辛かったわ。

雪組、もう一つはじけないのはなぜでしょう。
サラリアッサリもいいのですけど、もっとこちらを巻き込む情熱が欲しいものですね。今はそういうの望まれていないの?



2003年08月29日(金) レッスン復帰

八ヶ月ぶりのレッスンです。
不安と期待で胸いっぱい。
教室に入ったときは嬉しくって涙が出そうでした。

おそるおそる始めてみたけど、なんとか1時間こなせました。
しかし筋肉ぷるぷるで、明日が恐ろしいです。
とにかく再びポアントが履けるように
がんばります!



2003年08月28日(木) 読書「ゲド戦記1 影との戦い」

A・K・ルグィン 岩波書店
 
6万年ぶりの火星の大接近。残念ながら昨夜は雲が多くて見られませんでした。
この本の初版は1976年。27年前でずっと親しまれて、今年は続巻が出ました。
今度こそ最終巻なのでしょうか?(5巻のあとがきで最後とありました)

ファンタジー好きのようであまり読んでいない。
何でも読むけど、その狭い部分を極める!って事は飽き性の私にはなかなか難しいのでした。
そうすると意外と私はオタクではなく、瞬間熱中型浮気性なのかもしれない。
この物語もずっと気になっていたけど、読む機会を逃しつづけていたのでした。
(闇の左手とかは読みました。でも予想したより私はハマらなかった)

それにしても魔法と竜と古代の言葉、そして真の名と
ハイ・ファンタジーの世界のキーワードが出揃った物語を
今の今まで読まずに来たのはもったいなかったかな。

それにしても物語りの導入部はまた結構辛かった。
ゲドの性格も嫌いなタイプ。ヒスイはもっといや。
案の定ゲドは自ら災厄を招いてしまいました。
恐ろしい。
(こうして書いていてもゲドと書くのに抵抗あるのって物語に入り込んでいる証拠?)

そしてそこから物語は怒涛の展開に移るので
大変ですよ、ワクワクして胸が高鳴りました。
ゲドが危険をおかして竜と戦う場面。
竜に変身するし、竜と対決、根競べ。
それから古代の精霊の館。幻想的で目の前にビジョンが浮かぶようでした。
それからさいはてへの旅。

彼の影との戦いは、深読みしなくても理解できる事で、
魔法使いやファンタジーの世界でなくても
ありえることなのですね。
深く物事を考えなくてもいいんだけど・・
彼の冒険の話に浸ればいいのですね。

対象小学6年、中学生以上とあるけど、結構びっくり。
昔の小6なら読めたのかな?
今の小6で読めるのはなかなかの本好きではないかしら?
ま、ひとくくりにはいえないけど、どちらかというと
好みの問題であると思います。
大人でも読めない人は読めないと思うし。



2003年08月27日(水) 読書「アルケミスト」

パウロ・コエーリョ 愛蔵版 角川書店

この本と出会ったのは書店勤務の頃でした。よく売れていました。
いつか読もうと思っていましたが、随分月日が経っていました。
そして最近になって愛蔵版が出ていることを知ったのですが、
以前とは違った出版社からの発行になっていて、
そうするとこれはかなり良い本なのね、と思わせるのに充分なのでした。

だがしかし、読むのにかなり手間取りました。
なんだか説教臭いというか、教訓めいていて、
年を重ねているor素直でない私には抵抗があったのです。多分。

実際、羊飼いの少年が夢のお告げに従って、旅に出て
クリスタル商人のもとで成功するところまでは
最近珍しくない、ビジネス成功の秘訣の本のようでもあり回りくどく感じていました。

それにしても、ビッグヒットではないかもしれないけど、長い間、読まれているのだし
アルケミスト=錬金術師との関係とか、少年の宝の正体はなんぞや、と疑問もあったので
がんばって、蛇行しながら読みました。(間に何冊も他の本を読みました)
宝物は夢オチとか恋人オチだったらどうしよう、とか思っていたけどそれは大丈夫でした。

最後の方になると、よい言葉や考え方がバンバン出てきます。
157頁の「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらい〜」の前に書かれている事。
1番の夢を追求することを恐れている。それに値しない自分、達成できない自分。
手に入ったかもしれない幸福、手に入れられなかった幸福を思い、
傷つくのを恐れて夢の実現を断念していった人々のことがかかれています。
確かにそのとおりだわ。やりたいこと、願うことがあっても
「無理だ」と自分自身であきらめ、台無しにしていることはとても日常的だからです。

夢の実現を求めて、何もかもなげうって努力したのに
何も得られなかった時のことを思うと
誰だって、そこそこにしておこうと思ってしまうものね。

でも恋人との生活を先送りにして、夢の実現の為に旅立つ若者を
説得した錬金術師の言葉のように
やらないで後悔することも辛いことなのだと
何時のことか忘れたけど、実感したことがあるので
私も出来ることはチャレンジして行く主義にしたのでした。
それでもまだ自分の常識、限界内のことですけどね。

そうした自分で決めつける限界や常識をを否定して、
夢をかなえる為の勇気と必然性、
人や物、あるものすべての役割があることなどを
丹念に、繰り返し、この本は伝えてます。

この本は多分、読む人それぞれの環境、状態に応じて読後感が変るんだと思う。
錬金術師に操られるように。
「運命」とは「宇宙」とはとか考え始める時に読むといいかも。



2003年08月26日(火) 医者二回目

先日の外科に行ってみました。
もっと詳しく説明をしてくれた。
でも最初からそれいってくれたらいいのでは?な話。
そして初診料だから高いのかと思いきや、2回目も高かった。
保険きいてこれぇ?映画見れてしまうよ。
とにかく急を要する症状ではないので、自力でトレーニングせよ!とのことなので
なるべく医者にいかずに治そうと心に近いました。



2003年08月25日(月) 読書「健康ブームを問う」

岩波新書赤723 飯島裕一著

調物があって手にした本なのですが、耳の痛い本。
例えば3章の「薬だ〜いすき」では・・・
「酒はほどほどに。たばこは吸わないで。食べ過ぎず。
塩分は控えて、運動をしなさい」という健康の王道を歩こうともせず、
お金では買えないはずの健康を買う風潮になってしまったことが語られています。
薬好きな国民性。本当にその通りだわ。
私もビタミン剤は飲んでいます。
自分の許容量を考えず、胃薬のんだりする本末転倒も・・
もちろん体壊してからは、かなり気をつけていますが。

栄養は食事からとること。これも王道。
でもその食事に使われている素材に栄養があるのかしら?と不安。
栄養があるならまだしも、科学肥料、農薬、抗生物質などに汚染されていたりして・・
健康はお金で買えない・・それは確かにそうだけど
少し割高な有機栽培野菜やら養殖でない魚などを買うにはやっぱりお金が必要。
お金で絶対に買えないけど、とりあえずお金を出したら気休めくらいなのかな。

ちょっと話はずれたけど、薬は安易に服用しないほうがいいとは分っている。
この春に今までで1番しんどいメにあったのは、薬のせいじゃないかと思う。
医者は「この薬では副作用ない」といいきったけど、でも100%ではないし、
実際薬の辞典で調べると、バッチリ副作用があると書いています。

健康な状態(ご幣があるけど、体の機能が低下していない状態)なら
副作用を起さなくても、調子悪くなってから数か月たっていたら
体力も落ちているし、どこがどう傷んでいるかなんて医者でもわからんだろう。
(後に健康診断で肝機能が落ちてたことがわかりました)

やっぱり自分の体は自分で守らないとダメだよね。
サプリメント、薬を飲むにしても、メーカー側が謳う
いかにもな効能ばかり信用せず、十分吟味してからじゃないと、
本当にしんどかったのよ、アトピーの症状よりも
私は勉強になりました。

ちなみにこの本は「この症状にはコレが効く」という本ではありません。
その風潮を斬って捨ててる本です。
「民間療法ブーム」「ああ飽食」「寝つけない、眠れない」等など
誰しも無関係ではいられない話ばかりです。
この本に書かれているあらゆるダメ!をやっている私は
たまにはこういう本を読んで、バランスを取ることが「健康」への近道かもしれない。



2003年08月24日(日) 映画「仮面ライダー555/パラダイス・ロスト」

ネタバレありです。

本編を見る気がなくなったら損なので見に行くのはやめておこう・・なんて思ったんだけど
本日放送を見たら、ついに木場くんと巧が互いの正体を知るという、
一番見たかった場面で盛り上がってしまい、つい見に行ってしまいました。
改めて映画版のホームページを見たら、「テレビとは異なる世界設定で描かれた」と
書かれているのでテレビはまた違った展開なのよね。そう信じたい。

このシリーズって過去の中でも更に主演メンバーの年齢が下がっているので、
去年のライダーシリーズと同じ「大人の出てこないファンタジー色」が強くなりそうで、
ぎりぎり踏みとどまっているのは、敵が企業という図式だからなんでしょうね。

そして3人のオルフェノクたちが本当にいいのです。
切なかったよぉ・・。
昔からこういう立場の人たちに弱かった。
真っ先に思い浮かんだのは妖怪人間(ダメっすか?丁度三人だし・・)
人間の為に、真心尽くしても、嫌われる運命。
昔から繰り返されてきた設定なんだけど、あの三人さんだから魅力倍増でいいんです。
本当に、かっこよくて、かわいくて、お茶目さんのいいチームワークなんで、好きなんです。

主役2人の象徴的な手をつなぐシーンも切なくていいんだけど、
あの舞踏会は、どう反応していいのか・・弱った。
そのほか、マサトがあっけなく死んでしまうところ(大飯くらいな印象しか・・)
新しいオルフェノクさんは意外と弱かったり、いろいろおや〜ありますが・・
若いっていいねえぇなせつなさを感じる作品でした。

ちなみに、この作品の中の誰かになるならスマートブレインの秘書さんがいいかも、
なんでやねん、と自分でツッコミつつ、どうしても吉本新喜劇の女優さんを思い出してしまい憎めません。
「社長さん、カンカンです」とか言って見たいです。



2003年08月22日(金) 「ダーリンは外国人」

小栗左多里 メディアファクトリー

漫画エッセイです。国際結婚(英語でそんな言葉はないらしい。考えるとなるほど・・)どころか
日本人以外の方と知り合う機会もほとんどないので、
異文化交友に向けて!とか考えているわけでもなく、
なんとなく面白そう!とひらめいたので読んでみました。

おおよそ予想範囲のこの異国間カップルの違いが描かれているのですが
ダーリンのトニーさんのキャラクターが秀逸で、また作者のさおりさんも
冷静な観察者なので、楽しい読み物になっています。
それでも日本人の特徴を際立たせるトニーさんの視点
(語学習得、日本人の謙遜、クレームのつけ方等)は
イタイところをついているというか、改めて日本人て〜と思えますし
2人のルールの作り方は国際結婚でなくても、結婚する(している)人に
当たり前に通用することですね。

今回1番、興味引かれたのは、「豊かすぎる感受性」。
外国では映画館でよく笑い、映画の主人公と同じに喜怒哀楽ならしいのですが
実は私もほとんどそうです。かなり世界に入り込んでいます。
そんなだから「パイレーツ オブ カリビアン」(長いよ、カリブの海賊でええやん)
を見に行った時も笑っていました。声に出して。

ところが、「海賊」を見に行った関東勢の友人たちは笑いたくても、館内が静かなので
笑いを堪えるハメになっているのだとか・・
映画にもよるけど、私が行った映画館ではほぼ笑い声が響いていました。
ダントツは「海賊」でした。
たまたまかもしれないけど、関西のほうが外国の映画館に近い臨場感(?)を
味わえるのかもしれません。



2003年08月21日(木) DVD「キューティブロンド」

友人からの絶大なる支持で見てみることにした。
結果、面白かった。
女性が楽しめるカラフルでおしゃれな洋服や小道具。
主人公のあくまで前向きな生き方(それが自然にみえる)
法廷でのやりとり等楽しく見られます。
特にプールのインストラクターがゲイと見破り、本当のことを言わすあたりとか
ベタだけどウケました。

主人公がファッションビジネスから弁護士へとかなり無理目な転身なんだけど
その方法も楽しく見せるし、彼女はただのお金持ちのお嬢様でない所も
きちんと描かれています。また今まで培った経験と生活を
今の状況に生かせるところも好感度でした。
何より、弁護士に向いている性格も、彼女がライバルを評するところなど
随所に現れているし、落ち込むようなことがあっても
上手に切り替えているところが感じいいのです。
そんな彼女にだんだん皆が引かれて行く過程も微笑ましくて楽しめました。

続編が公開されるみたいでこれも楽しみにしています。



2003年08月20日(水) 病院だってサービス業じゃないの?医者と看護婦どっちを取る?

昨日、逆上がりができたの!と喜んでいましたが
その夜からアチコチ筋肉痛になりました。早く出たからいいほうでしょうか・・
バレエのレッスンにいったらもっとすごいことになるのでしょうか・・

昨日の日記に書いたように外科に行きました。
結果、問題無しだったのですけど、
毎日15分は歩いて、週1回程度通院してくださいと言われた。
靴はしっかり足にフィットさせるもので(靴紐をしっかりとめてと)
毎日15分歩くのは、結構大変。
何故なら、歩く為だけに15分、荷物をもっては行けないのだ。
通勤の為に15分以上歩いているけど、荷物があるからダメなのよね。
ああ、大変だ。

さて今回私が行った外科の先生は名医との評判なのだ。
実際、先生は気さくで、こちらの話をきちんと聞いてくれる。
しかし診察の前に受け付けで印象のよくないことがあった。

診察を終えて出てきた患者さんが、お互い常連らしい人と話しながら
背中が痛い、と訴えていたのですが、確認すると
治療で使ったらしい針が刺さっていたのでした。
やや驚きつつも、針を抜いた患者さんは受け付けに返しに行ったでしたが、
意外な事に受け付けの人は特に謝罪もなく受け取るだけでした。
患者さんの方も、物足りないのか「(針が刺さっていて)驚いたわ」と三回も繰り返してみたけど
やはり受け付けの人は静かでした。
釈然としない気配が待合室に漂うのでした。

それは当然の反応が返ってこなかったことへの気持悪さ。
針を刺したままにしたのは、担当した看護婦のミスでしょうが
病院側のミスを報告されたのだから(針が刺さっているってかなり重症なミスではないのか)
その証拠を渡された病院側のスタッフは誠意をこめて謝罪するのが自然の流れかと
思っていたのですが、違うのかな。
それとも受け付けが上司または責任者に知らせるとか。

教育が行き届いていないのね。
でも教育以前に自然な反応として、「大丈夫ですか?」とか「すみません」が出てもいいのではないかと思ったり。
受け付けの女性は若い女性でした。若さ故からそんな気を回すことが出来ないのでしょうか。
「自分のミスじゃないから、関係ないもーん」なんて思っているのかな。

自分が後輩に指導する立場になってよく唖然とさせられる場面に出くわしたけど
働く事に対する意識が高い人って本当に見つけるのが難しい。(スキルとかでなく)
与えられるのを待っているだけの人なら沢山いるけど
与えられた仕事も、気分がのらないのか、それは自分のやるべき仕事でないからなのか
やろうとしない人が多かった。なるべく楽したいのだろうけど。
賃金をもらうというのはそういうことではないと思うんだけど。

病院という場所にそういう人がいるのはマズイんじゃないの。
いくら医者自身が優秀でも、針を刺し忘れる看護婦とそれに対して
無反応な受け付けがいるんじゃ考え物かもしれない。

私も両足に針を刺しましたが、もちろん自分で刺さっていないかチェックしてから帰りましたよ。
この次もまた行くかもしれないけど、多分ずっと確認するだろうなあ。
行かない方がいいのかしら?

本日の日本代表
ナイジェ・・ヨワヨワだったね。平均年齢が22〜23歳か・・なるほど。
東京は涼しかったのかな?でもナイジェは湿気ないだろうよね。
な〜んてな、いいのよ、勝ったし。
俊輔選手のすばらしいアシストもあったしね。



2003年08月19日(火) バレエをする心意気?

かなり皮膚の調子が戻ってきたので、そろそろバレエのレッスンに戻りたいと考えています。
その前に密かな心配である右足首と右膝の具合を見てもらわなくては!と外科に行きました。
昨年交通事故に遭った時にレントゲンをとった時にはついでに尋ねたが特に不具合はなく、
その後、接骨医院でも問題なしだった。

それでも痛みではない、具合の悪さ、違和感があった。
サッカー選手がよくいう「違和感」とはこういうものか、とわかった。嬉しくはないが・・
連続性のあるものではなく、坂道をずっと歩いている時や、ちょっとヒールの高い靴で
歩き過ぎた時に膝のお皿の下に何か余計なものがはさまっているような
明かに左足のほうとは違う感覚があるのだ。

私はもう若くないので、無茶をするわけにはいかない。
それでも私はバレエ、しかもポワント(トゥシューズ)を履いて、
かなり真剣にやりたいと思っている。
それはバレエ好きな人以外からみたら、余計なことでしかないと思われるから
その余計なことをして、体を壊してしまったら、
私を心配してくれる人からバレエをやめろ、といわれるだろうし、自分もつらい。
そしてバレエに対して悪印象を持たれてしまうだろうと思う。

バレリーナを目差すわけでもなし、
ポワントなしで、健康の為にレッスンするだけならここまで心配しないと思うけど
最低週2回のレッスンして、もちろんポワントはいて、踊りまくりたいと思う。
そうしたらある程度のケアは必要だと思うんですよね。

実際、私の知人でも元々足が悪いのに、バレエのレッスンに通って
周囲から、以前より足が悪くなったんじゃないかと心配されている。
原因は不明のままだが・・・知人は病院へいかない。
だからますますバレエが犯人にされている。

だから私は病院へ行く。
なんて真面目なんでしょ、かなりあつくるしいかもしれない。
でも好きなことをやることってそういうことじゃないのかな・・
ま、他人からとやかく言われることが1番嫌いなだけなんですけどね。

病院の話を書こうと思っていたのに、いつのまにか
バレエをする心意気な話になっていました。

☆本日の嬉しいかったこと。
足の為にウォーキングがてら公園に行き、鉄棒があったのですが、
なんと嬉しいことに逆上がりができました。
でも前周りしようとしたら、右腕の腱とか筋がヤバイ気配。
ぷるぷるしてた。衰えているなあ。



2003年08月18日(月) 読書「いつか晴れた日に−分別と多感−」

いつか晴れた日にー分別と多感ー ジェーン・オースティン 真野明裕訳 キネマ旬報社

夏休みにはケーキ本を読もう!と思い好きな作家であるオースティン。
「高慢と偏見」とよく並んで語られる、映画化もされた作品です。(映画は未見)
いつものように姉妹の恋と結婚の行方が、個性豊かな登場人物たちと共に語られるのですが
分別のある美しい主人公エリナという役割はオースティンの作品の雛型で、
また彼女の家族というのが困ったちゃんであるというのもセオリーなんですが、
今まで読んだ作品と違うところは、エリナの妹マリアンの目が覚めて、エリナ側の人になる所でしょうか。
ここは今までにないスッキリ感がありましたね。
その他はより一層財産=お金の話になっている。
男性も女性も恋愛感情より、楽な生活をおくれる相手を選んだり、目論んだりと
男性も仕事に就くよりも、財産をもらう、増やすことに心血そそぐ時代だしね。
そんなわけで美しい恋愛物語でないことは確か。かなり現実的ですわ。
それに悪党とよべるような人も出てこないから、ちょっと単調かもしれない。
相変わらずダメ女、ダメ男がわんさと出てくるんだけど、やや小物な気配です。
まったく相性悪い夫婦なのに、すれ違いながらなんとか続いているというのもよく出てきますね。

オースティンの作品を読み、こうして感想を書いていると、
まるで私もエリナとか高慢と偏見のエリザベスのように思慮深く、冷静な性質で、
そちら側の人間だと言っているようなのですが、実は私はどちらかというと
マリアンとかダメ妹側の人間だった気がする。現在は調整中だというところでしょうか?

今回は特にマリアンの激しい思い込みというか、感受性に「うわ〜〜」と思いきり引きながら
「あぁっ恥ずかしい」と自分の事のように感じていたのでした。
自分の身に起きた幸運と不運をそれぞれ満喫して、喜怒哀楽の激しい、率直なマリアンは
今もなお私の中にちゃんといる。
だからマリアンが生死の境をさ迷って、姉の恋の事情も知り、初めて姉の真心を噛み締めて
姉の心強い味方になったのは、自分のことのように嬉しく感じられた。

それにしてもお金の心配のない結婚している女性像ってこんな昔から全く様子が変っていないのが
やはりというかイタイというか。
「お子様ってやつは」というエッセイでも子どもを持つ女性の公園での会話が
離乳食や歩き始めた時期の話ばっか・と書いていたのを思い出しました。
エリナの親戚の女性がそんな話しかできないという所があった。

上記の人に限らず、話題が豊富な人がもともと少ないし、
半径500mで暮らしている、暮らすしかない人には普通のことなのかもしれないと思ったりもしている。
とにかく昔から人間も、男女のあり方もそんなに変ってないね、ってよっくわかる1冊。



2003年08月17日(日) 夏休み最終日

今日も映画を見に行ってきましたが、なんといっていいのかわかりません「コンフェッション」

テレビの制作やっている人がCIAの工作員にスカウトされて・・ちゅう話なんだけど、最初から飛び出すオ下劣なセリフやらにちょっとゲンナリしてしまい、持ち直せませんでした。

スカウトってこんな感じ?30歳過ぎても訓練についていけるのね。とか思いつつスカウトマンである先輩工作員が殺人にたいして恐れおののき、二度とやらないといいはる主人公に対して「そのうちやめられなくなる」という言葉とおり虜のようになってしまう病的な部分や、本業と副業の微妙なバランスなどはなるほどね。と

あとは・・ルトガー・ハウアーが出ていたわね。とかブラッド・ピッドが友情出演(?)ね。とか主演男優はやたらお尻見せる映画やね。とか・・
ま、単に好みの映画ではなかったということで・・



2003年08月15日(金) 映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」

遅ればせながら行ってみたよ。
うわさ通りジョニー・ディップの映画だった。
というか彼が出ていなかったらどうなっていたのでしょうな映画。
これも噂どおり。
だからいいのだ。最初からそれを知っていてジョニーを見に行ったのだから。
満足しました。
オーランド・ブルームももちろんきれいなお顔立ちだし、それも目の保養でよかったです。
昔行ったネズミーランドのアトラクションも思い出せました。

なぞなのはオバちゃんの団体が来ていたのか、どうしてここで?という場面で漫才を見ているときのようにバカ笑いをしていたのですが・・なぞだ。



2003年08月14日(木) アニメ「まりんとメラン」

ふ〜やっちまったよ。全話見ちまったよ。わかっていたよ、こうなることは・・・
いや、いいのだ。何のための夏休みなんだ!これぞ夏休みの醍醐味。
連続アニメを全部一気に見るとかもってこいじゃん。
何年ぶりかしら?連休を自宅で過ごすなんてさ
やっぱりこういう時にやんないとね。

小さい頃からテレビっ子。
アニメ・マンガ大好きな私でしたが、最近はあまりというかほとんど見なくなってきました。
アニメは週に一本も見ず、漫画も滅多に読まなくなってしまったわ。
そんな日が来るなんて結構自分でも驚いています。
でも童心は健在なので、おすすめされたら結構みます。
おすすめしてくれ、名作を!
そんなわけで今回勧められたのが「まりんとメラン」。
またまたサンライズ作品。

近年「いいなあ」と思った作品は「カウボーイ・ビバップ」1998年 「ビッグ・オー」1999年で2000年の作品である「まりんとメラン」
年に一つはお気に入りが生まれている計算になりますね。
数年経てから遅れたファンだけど・・・
どれもこれも私が好きなテイストが織り込まれています。
万人受けのツボなんでしょうか?あ、でも興行的にヒットしたのって
「カウボーイ」だけ?「ビッグ・オー」は盛り返したのかな・・
ようわからん。
そんなことはさておき、とにかくかなり今更な話なんですけど、面白かったのよ「まりんとメラン」。

「まりんとメラン」あらすじとかはまた検索してくれ(サンライズのサイトは1ページだけだったよ。
http://www.sunrise-inc.co.jp/works/index.html)
なんだかほのぼのしている絵ですけど、だまされてはいけない。
かなり厳しい内容です。
ファンタジー+戦闘アクション+懐古趣味+家なき子+ちょっとロリ(!)
最後のキーワードは見ていてちょっと気になるんですけど・・意識しすぎか。

実は最終話だけ見る機会があって、見ていました。
そのとき、メランに一目ぼれしてしまってハマりそうで怖かったので遠ざけました(意気地なし!)

でも駄目押しで勧められてつい見てしまいました。
そしてああ、もう逃げられないわ・・・と
・・ええ、青いんです、メランは(正確には紺碧)。
そしてすばらしい身体してるんです。更に本物のナイトなんです。
命をかけて少女・まりんを守るんです。(結構ピンチばっかりだけど、そこもお約束)
そしてまりんもメランの為に命張るんです。
ハマらないわけないです。私のツボを全部押されました。降参です。
あとこれも重要、メランの声が大塚芳忠さんなんですけど、これがまたかなりイイんです。
大塚芳忠さんといえば「ビッグ・オー」でもコミカルな役でしたし、そういう印象が強かったのですけどメランの声はまたすばらしい。もううっとりです。
最終話のセリフ「まりん、今にも胸が張り裂けてしまいそうだ!」たまらん!この声とメランのビジュアルだけでも見る価値あります。
そんな渋いメランが時折見せるコミカルな場面や、感情とかがちょっと情けなくてかわいかったりして、またたまらんのですわ。

メランがあまりにもツボですが、他の他の登場人物もかなりオモロイです。
まりんも最初はちょっと馴染めない雰囲気が漂っていましたが、
だんだん慣れてきたのか、物語が深刻になってきたせいなのかよくなってくるし、長屋の人々やメランの仲間である剣士たちもかなりいいです。

でも本当に話はかなり辛い。それも最終話見てから気になって調べたらわかったのでちょっと避けていたのもある。
何度心臓をぐりぐりとされた気がしたか、まりんがクラスメートからイジメにあった時も、その後ふりかかる過酷な運命もどれもこれもこれでもかって・・ひどい目にあうんです。

でもまりんをそんな目に合わせる人たちの心の弱さがまたよくわかって、
単純に「悪いヤツだ!」と言い切れなれないものがあって更に辛かった。
まりんをイジメる女子生徒はあやうくまりんを殺すところだったのですけど、それはやり過ぎ(そこまで描かなくとも)と納得できなかったけど、
心の弱い人がそういう状況におかれたらやってしまうかもしれないと、
フィクションだけの人でない、心の弱さが出てしまった普通の人なんだなと思えた。

見ていてそこまでリアルにしなくてもな名もなき母親も、本当に強烈なんだけど、
普通の人でも、異常事態が起きたらこんな酷いことを平気でする。
自分の弱さを人のせいにしたりできてしまう。
まりんを孤児で長屋に住んでいるからといって差別している萌の母親も、
ぜんぜんフィクションじゃない、誰でもその可能性を秘めている。
私も心の弱い普通の人だからわかる。

そして自分の目や耳で確かめることのできる情報って限りなく少ないから、不確かな情報・イメージで判断して失敗してしまう。
この物語には最初から目の前の人を信じずに、
自分の固定観念とか権威のある(らしい)情報に振り回されている人が出てくるんだけど、それはやっぱり恐ろしいことだと思えました。

でもその抗いがたい衝動に逆らうのは、かなり難しい。
そんな難しいことをやりぬいた、まりんとメランの物語は美しく、幸せに満ちている。
その幸福感を味わうために、相当な試練を耐えて見て欲しい物語。

「彼方から」のイザークとのりこを思い出してしまったわ。多分ツボは同じだと思う。



2003年08月13日(水) 今日の懺悔と投書

パン屋さんに併設されている喫茶コーナーでのこと。
一人で利用しようとしていた女性が隣の席の机の上にカーディガンを置いて席取りしていましたのですが、後から来た老人に取られてしまいました。
老人はカーディガンに気づいたけど、気にせず脇にぐいぐいと寄せたのです。女性が気づいて、他の空いている席に移動した際、老人は「すみません」誰かが先約したとは思わなかったみたいです。
私も教えてあげればよかったと後悔しました。
ところが、さらに移動した席すら男性に取られてしまいました。
その男性も机の上のカーディガンを「ポイッ」と向かいの席にほりました。
ぜんぜん気づいていない様子です。
その男性はちょっとどころでなく、別世界の人っぽかったし、私から席も離れていたので今度こそ注意はできませんでした。
気の毒な女性がさらに席を移動するとき、最初の老人が「災難ですね。すみません」とかいうのがまたヘンテコでした。

海辺で盗難事件が多発とニュースでやっていましたが、「人が多いし、隣にも人がいるし大丈夫」といって財布とか貴重品を置きっぱなしにしている人がいたけど、大きな間違いですよ!このように、すぐ隣でこんな出来事が起きても気づいた人は私だけみたいでした。その私もタイミング逃してしまって何もできずだしね。

自分のことは自分で守りましょう。
2度も席取られた彼女は気の毒ですが、机より椅子の上に広げておいた方が効果的かもしれませんよっ。私はそうしています。



2003年08月12日(火) 映画「10日間で男を上手にフル方法」

なんと私にはとんと関係のないものを見に行ったのでしょうか。
でも笑う角には福来る。そう笑うにはこういう映画がいいのです。
実際、よく笑いました。そしてハラハラというかため息も・・
男女がそれぞれ仕事をかけてフルのと恋人にするのにガッツでがんばるのですが、わざとフラれようとする女性の手口がそれはそれはいたたまれないのです。
多分、男性でなくても泣けてくる感じです・・・
でも天然でこういう女性はいそうです。でも案外そんなに振られたりしなさそうな気もするのですが・・・

ケイト・ハドソンのちょっとあどけない顔と体型と微妙なマシュー・マコノヒー(でいいのか?難しい名前だ)を見ているのは楽しいひと時でした。
女性編集長のキテレツ気味なファッションとかも楽しかったです。



2003年08月11日(月) 感謝の休日

やっとこさ冬物を洗濯しました。
ドライ表示でも洗えるものをかたっぱしから洗って、じゃんじゃん干してさっさと乾く。
真夏物・・もう着ないかもしれないけど、一応出してみたり。
そしてその間は読書。今まで放置していたものを少しずつ片付けようと。
午後二時ごろはちょっと眠くなったので昼寝。
昼寝は短いほうがいいので、タイマーセットして寝る。
今日は風が強くて、ござ敷いて寝たら涼しくて寝汗もかきません。
おきたらまた、読書。
なんて贅沢で至福の時間でしょうか。
こんなひと時はめったにない。
こんな日を送れることを感謝なのです。



2003年08月10日(日) 映画「踊る大捜査線」

見に行きました。
今まで一度もドラマも見たことないし、永遠に見ることないと思っていたのだけど(理由もなく)
映画友の会で他のメンバーが行くというので、ちょっとだけ気にしていたらたまたまテレビで再放送していたので見たら結構面白かったので、行くことにしました。映画も面白かったです。
それにしても真矢みきさんの役がらがベタベタすぎて(上昇志向の女性→抜擢→失敗→交代→大円団)それが辛いなあ。
小泉こーたろうが出演者にいたのって、ぜんぜん気づかなかったら、あの役だったのね。結構いいなあ、なんて思っていたのでびっくり。
そういえば、犯人役に重きを置いていないのか、地味な雰囲気でした。



2003年08月09日(土) ドラマ「すいか」

見だしたら好きになってしまいました。

いかにもターゲット層だからちょっと抵抗があったのだけど、やっぱり好きですわ、素直に認めます。
ハピネス三茶、いいじゃない。
出てくる人、出てくる人、いいじゃない。
特別好きな俳優さん誰も出ていないけど、半分くらい嫌いだったけど、なんだかいいじゃない。
バー泥船も当然好きです。
やっぱり毎週土曜日楽しみです。ずっとこんな調子で毎週土曜日が楽しみになるドラマだったらいいな。



2003年08月08日(金) 宝塚星組「王家に捧ぐ歌」

一見の価値あり。この時期にぴったりの良い作品です。
思ったとおりの美しくいつまでも聞いていたい歌声の安蘭さん、思った以上に美しい王女ぶりの檀さん、そして思いの外、かっこよくて惚れそうになった湖月さんのラダメス
(どうでもいいけど、何度も名前確認しても間違える・・ラメダス・・アメダスじゃないんだから・・)
そして歌やコーラス、アンサンブルどれもよくて、前半は幕が下りたとき「え?もう終わり」とエリザベート以来の驚き。
作品のテーマもよく伝わってきて、演出の情熱を感じられました。いいもの見たよ。

湖月さんの印象って「猛き黄金の国」までさかのぼらないと思い出せないんだけど、本当に頼もしいというか大きいのですけど、公明正大な武将がぴったりで驚きました。
自分の身を省みずに正直に「自分が裏切った」と告白して、刑を受ける。そして暗闇の中でも愛する人を心から思う。そんなヒーロー像、もともと大好きだし、私がもし男ならそんな風に生きたいと思うのでこのラダメスを見られただけでも、よかったなあ。
ヒロインのアイーダは凛とした部分と女らしい情愛もあり、アムネリスはひたすら美しくゴージャス。時の権力者の娘の風情が良く出ていて立っているだけで美しい。
大量に退団者が出てから初めて見るのですが、コーラスとか遜色なくて、
以前の星組のゴージャスで背の高い男役のイメージが強くて懐かしい感じがしました。

エジプトとエチオピアの戦いが現代にオーバーラップせずにはいられない、エジプトの王、エチオピアの王も今もたくさんこの世に存在する。




2003年08月06日(水) テレビに子守り?携帯メール脳?アバレンジャーを見ながら・・

この間の日曜日、たまたま早起きできたので「アバレンジャー」をながら見していたらかなり驚きました。
続けて見ているわけでもないので詳しい筋などはわからないのですが、〜子どもたちのアイドルを使って悪の組織(?)が結託して、テレビを見ている子どもたちをマインドコントロールしてしまう〜という内容だったと思う。(興味のある人知りたい人は番組のホームページなどを参照してください。)

何が驚いたかというと・・・アイドルサイドとテレビ局の大人たちは自ら「人気が出る!」「視聴率が取れる!」って喜んで悪の組織協力している、悪に一方的に操られているわけじゃないのですが、そういう部分はいかにも現在の日本ならありえそうで驚かないんだけど、子ども向け番組でその部分を映像として出したことに驚いたというか、感心しました。

そういう部分を分りやすくした映像として、テレビ局のおエライさんが止めに来たアバレンジャーたちに「視聴率がとれるんだから邪魔すんな!」とか力説していたら、マインドコントロールされた子どもたちが暴れている様子がテレビ中継が映るんだけど、そのおエライさんの孫か子どもがそこに映っているのよ。でそのおじさんは「見るな」っていっていたのに〜みたいな事いいつつ、嘆き崩れる〜があったんです。
手法としては新しくないんだけど、これが子ども向け番組でやる、ことが自虐的で挑戦的だな、と思いました。

大人になってから子ども向けといわれる番組を見ると、本当にスポンサーの商品が売れる為になんでもやるんね〜と
しらけちゃって、せっかく面白い番組も遠くにいっちゃう感が否めないんだけど。
(同時に世のお父さん、お母さんは子どもの「買って!」攻撃に晒されて大変だろうなあとか、しんみりしちゃうし、私だったら、どうかわすかしら?とか考え込んじゃったり・・)そういう番組の一員のくせに(笑)こういうお話創っちゃうんだ!と思ったのです。考え過ぎかしら?
とにかく「アバレンジャー」もちょっと見てみようかしら?なんて早起きできたらなんですが・・・

そんな事をつらつら思っていたら、たまたま手に取った雑誌「世界」岩波書店に「こどもたちのライフハザード」瀧井宏臣著 という連載が載っていまして第八回は「テレビ漬けという虐待」というテーマだったんです。
「乳幼児からのテレビ(ビデオ)の見過ぎで発達が遅れる」という事が特集されているのだけど、これもかなり昔から警鐘されているのに、全然減らないのね。その中で「テレビに子守りさせないで」という本が1976年に刊行されたとあるから
足掛け30年だよ。

具体的にテレビに子守りをさせたら子どもがどうなったか、気付いてからどう回復させたか、放置したらどうなるかについて書いていますし、それらの子どもの治療をされている先生の提言は子どもに関わるすべての人に必要なことだと思います。今の子どもが言われている問題のほとんどをカバーできそうな気配で恐ろしいです。
更に、最近よく目にする「ゲーム脳」についても説明されている。子どもだけでなく大人も関係ある。私はゲームしないから大丈夫!と思っていたけどテレビ・ビデオ・パソコンや携帯電話によるメールも同様かもしれないとありました。
もちろん週4〜6日、1日2〜7時間もそれたに費やすほど時間がないので、大丈夫だと思うけど・・・。
携帯メール脳については今データを取っているそうなので、報告が待ち遠しいところ。

上記の記事について説明が長くなってしまったけど、この記事にはテレビなどの製作者側の考えも載せている。
テレビ東京の話は正直でわかりやすい。「3歳以下の子どもたちが視聴率調査の対象外」だから今の所何もしてないそうな。「テレビを長時間見ないようにしましょうと呼びかけるのは、民放では現実問題として難しいですね」そりゃそうなんだけど。
こう語る編成局長さんはお子さんにどれだけテレビを見せているのでしょうか?
「アバレンジャー」を制作している方も自分の番組を見せているのかな、自分たちの家族にどれだけテレビ見せているのかな?なんて考えている今日この頃です。

本当にずっと前、人気アニメを制作しているスタッフの人が「とても自分の子どもには見せられない」と本音を語っている記事を目にしたことがある。その時「へ〜そうなんだ。そうかもね」と思ったことがあった。
テレビに限らず、なんでもなんだけど。例えばスナック菓子、炭酸飲料とかハンバーガーを売っている会社の人々は自分の子どもにどれだけ自社製品を食べさせているのかな?とか考えたりもするのです。
これって電力会社の重役さんとかに原発の横に住んでみたら?とか言っているのとちょっと似ている。
あるいは、自分たちが食べる農作物には農薬使ってないらしい農家の話とかも思い出したりして・・・

与えられるものを素通しで受け取っていていいのか、受け取る側が頭を使って選ばないとともう何度目かの確認をすますのでした。

あ〜また長くなってしまった。短くしたいと思いつつ、どうしても長くなってしまう。
以下は参考に・・・
「世界」七月号「メディア漬け、と子どもの危機」清川輝基
「こどもたちのライフハザード」の連載各タイトル
ホモ・アトピンスの子どもたち
体温異常という危険信号
しのびよる生活習慣病
学級崩壊の芽、こころの闇
脳科学は警告する
ゆらぐ母子の絆
誰が遊びを奪ったか



2003年08月05日(火) 大丈夫?宝塚の健康管理

情報に疎いので今ごろ雪組の風早 優さんの退団を知りました。ご病気だったことも同時に知りました。そしてそんな熱心なファンでなくても動揺しました。
というのも、月組の霧矢大夢さんも病気で休演だと、この間、次公演のチラシで知ったばかりだからで、同時に去年の匠ひびきさんの事も思い出してしまい、立て続けな印象で、一昔前にはこんな心配な病気で休演、退団を知るなんてなかったなと思ったからです。
そして他にも休演なさっている生徒さんはいるでしょうし、休演までいかなくても万全じゃない方もいると思い、心配になりました。公演中には無理をおして出つづける〜そんな話しをよく聞くからです。それだけ舞台にかける意気込みとか情熱があるのだと思うし、それは素晴らしい事だと思うけど、体を大切にしない、できない状況はやはり心配です。

私は生まれつき体が強いほうではありません。今年もずっと体調を整えるために必死の半年でした。
もちろん普通に学校に通い、仕事にも就いて、3年もキツイ書店での業務もこなせたので、頑丈ではない、ちょっとだけ普通の人より気をつけたら大丈夫なレベルという事なんですけど。
そんな私は宝塚を見るようになって、そのハードな舞台を見て、そのタイトなスケジュールを知り、その体力と健康を単純に「すごい!羨ましい!」と思いました。
特にトップスターになるとレビューでほとんどで続けて、歌って踊って、それが毎日1か月も続くし宝塚大劇場の公演が終わったら、合間にバウやドラマシティなど他の劇場の舞台をこなしさらに東京へ行って、また1か月。私のような者にとっては気が遠くなる話でした。
実際、贔屓の生徒さんが点滴をしているとか、体調不良の噂が耳に入ると心配で、思わず祈りのポーズで見ていた事もありました。そんな中、千秋楽を無事に迎えたのを見届けると、なんだか一緒に戦ってきたような錯覚に陥って妙な感動を覚えたりするのも宝塚ならではな気もします。

でも、そんな暢気な状況ではなく、単純な羨望を味わえる雰囲気どころじゃないんだと、心配が現実になってきたのだと思いました。
劇団は生徒さんたちの健康管理をどうしているのでしょうか?サッカーも好きなので、その辺の情報で得た知識によると・・
プロのスポーツ選手たちが1年のリーグ戦を戦うのに、クラブ側が相当な準備・計画をしています。逆にそれができない・失敗したチームは上位を狙えないと思います。もちろん選手個々の自覚も大切ですから、それらの意識づくりやアドバイスもしていると思います。
プロスポーツに負けないハードな舞台をこなす妖精たちを消耗させないために、劇団側はお手本を探して取り組んではどうでしょうか。

病気や怪我は誰のせいでもないです。きっと休演された方は自分の事を責めたりして、苦しむのではないかと思います。あれやこれやと原因を探したり、自分を責めないで養生してくださいね。と心から祈っています。



2003年08月04日(月) 毎日驚く事件の数々だけど

世の末、という言葉も適切でないけど、呆れてなんのコメントもできない事件ばかりで、いちいち日記にも書く気も失せるんで、時事問題はほとんど書いていないんだけど、今日のは中でもどうしようもない、本当に「なんじゃこりゃ〜」だわ。と思ったのが、メールで殺人幇助。
殺人を思いとどまりかけた人をけしかけるなんて・・・
しかも「冷静に」「幸運を祈る」とかそういう時ももっともふさわしくない言葉をかけたそうな・・・

どうコメントしていいのかもわかりません。



2003年08月03日(日) 宝塚宙組バウ・ロマン「里見八犬伝」

宙組熱烈ファンの方は読んじゃいやん。ネタバレありすぎなのです。

驚いた、いろんな意味で笑った。突っ込みどころ満載だった。
なんちゃって日本物の得意とする宝塚ならではの出し物。着物にブーツでもぜんぜんOK。
ヒロインがわらじ履きでもヒーローはやたらデコラティブなブーツだったりするしね。
なんていきなりそんなところから突っ込みいれていいのでしょうか?

だって伝奇ロマンだもん。魍魎、妖怪総出演という夏休みにはぴったりな破天荒な出し物でした。
原作は滝沢馬琴ではなく、鎌田敏夫さん。昔映画であったほうだったのね。
道理で信乃が主役じゃないし、毛野は女だし・・でも前半は水さんの親兵衛はあまり目立たなかった。出演者が多すぎるし、八犬士は並ばないとダメだしで仕方ないんだろうけど、バウでやるには狭いし、盛り沢山だし、時間は短いしたーいへん!
でもそんな困窮も大技で乗りきっっていたところがすごい。
八犬士たちが次々死んでいく、見せ場は交差して通り過ぎる壁で乗り切るし、手に手をとって去るのは客席だしね。何回使ったかしら?
幕が下りている間、幕前で演技している2人をよそにセットの移動の音ががんがん聞こえてもやれ!急げだわ。

時間をぎゅうぎゅうに詰めているから、時間の経過とかわかりにくく、静姫はずっと岩の上で寝ていたのか?とか(で、岩でラブシーンなのかしら?ドキドキ)、何でか静姫攫われてしまうし、それでやっと秘密兵器出てくるし(なんで?)
モーフィアス的運命論者の道節に説得されてはいたけど、最愛の人を殺された信乃は毛野のことは許したのかな?やっぱり運命には勝てないのね。
だし、玉梓の息子らしい親兵衛が静姫と結ばれたら、ヒキ田一族は不滅じゃん。
あと本来こんな突っ込みはアカンねんけど・・矢は飛んでないよ!あぁゆうてもうた。

一番、困ったのが振り付け。もうン十年前の振り付けやねん。思わず目を伏せてしまいました。
特に毛野の子供時代の寂しさを歌うバックで踊る子役の振り付け。人差し指で自分のほほを指しつつ、上半身を横に倒すのって・・そのまま缶けり状態。
フィナーレの踊りもだらだら延々と扇子や羽が・・・
でもね。最後に一番笑ったのが、ついに吊られた2人が上から降りてきたりね。
キンキラの内掛けでめかしこんだ2人がススーっとね。玉姫殿とかの結婚式っぽかった(知らんけど)
隣のご夫人と顔を見合わせて、「あははは!」と笑ってしまいました。
隣の方は幕間でちょっとお話したら、結構同じ視点で見ていたので、瞬間意気投合してしまいました。
この方も言っていたけど、宝塚らしいっちゃあらしいんだけど、大衆演劇っぽかった。

わ〜怒涛のように突っ込み続けたよ。こんなの初めて!か?でもまだ書き足りない。
でもそろそろフォローしなくっちゃ。
えっとですね、ぜんぜん期待していたのとは違うモンだったんだけど、これはこれで面白かったかも。
親兵衛はほどよくかっこよく、ほどよく三枚目で、よかったんです。
静姫は姫って雰囲気じゃないけど、可愛いし(でもかなり内股なのは直したほうが・・絵巻を読む時の足みて可愛けど目立ちすぎ)
2人が愛を誓いあうシーンやお互いを思う場面なんてなかなか・・背丈も丁度いいしね。
あとは現八も姿が美しく、役どころも美味しいのではないかと・・あ、でも大八車に親兵衛を乗っけて敵の本拠地から逃れるって目立ち過と思。
そんなことできるなら、さっさとヒキ田一族やっつけられそう。道節さんもさすがしっとりお上手でした。

さあいよいよヒキ田一族だ!も〜書きたくて書きたくて!
玉梓が「エリザベス」だったり「スターウォーズ」系だったりして、すばらしいんです。上手いよっ貴柳さん!
そして船虫があの可憐な鈴鹿照さん。一瞬わからんかった。親兵衛に舌なめずりする場面なんておステキ!
やっぱ、出戻りファンだけあって、この辺の人には詳しい。
そのほか、この悪役たちが楽しそうで、こちらもわくわくしました。



2003年08月02日(土) BS映画「レインメーカー」1997年

出演: マット・デイモン、ダニー・デビード、クレア・デーンズ、ミッキー・ローク
監督: フランシス・フォード・コッポラ
原作:グリシャム『原告側弁護人』

珍しく詳細まで書いてみた。毎回書こうと思いつつ、調べようとしたら調べられることだしまあいいかと他力本願。
でも今回は出演、監督についても書いてみようと自分にメモ。

あ〜またしてもコッポラ監督なんだね。私はとくにこの監督だから見てみよう!とはならないのだけど、(脚本や原作はよくある)「この映画好きだな、誰だろ監督」というとこの人だったりした作品がこれ。
「ペギー・スーの結婚」「秘密の花園」「ドラキュラ」でももっと有名な作品は見ていないことがよくわかるね。
「ゴッド・ファーザー」は2年前にやっとビデオ見たよ。やっぱり「地獄の黙示録」を見ないとダメかな。でもこのノンジャンルな感じがいいわ。好き嫌い無しなんだね!(そうじゃないか・・)

昨夜BSで見たのですけど、数年前にもビデオを借りてみた。
マット・デイモンの映画がいいらしいと小耳に挟み借りてみたら、よかった。そしてまた見てみようと。
新米弁護士が自分の信念に従って、巨悪を打つ!原告側があまりにも気の毒で、被告側はかなり非道で勧善懲悪なのでかなり感情移入しやすいため、単純な私などはイチコロである。
なんて書くとお勧めしてないような・・・。いえ、お勧めなんです。
社会的弱者の悲しみが裁判を通して語られるのも、ベタベタなんだけど、だからこそいろんな人が見る映画だからこそいいのですよね。
それというのもこの物語のもう1つのテーマであると思うドメスティック・バイオレンス、今でこそ日本でも知られてきているけど
この映画の公開当時はまだまだ理解されていなかったと思います。
私も本や新聞などで知り始めたばかりで、どんなものか映像で見たのはこれは初めてでした。
本当に凄まじい。逃げたくても逃げられない。逃げたら殺されるかもしれないという恐怖と、誰にも理解されない恐怖で女性が一人で怯えているなんて
、でもこれは映画の中だけではないのです。暴力夫の家族が見てみぬ振りどころか助長させているのがまた腹立たしい。
この部分だけでもこの映画は価値あるかもしれません。

最後のルーディのモノローグが弁護士という職業のアンビバレントさを示唆して、弁護士さんのお世話にならない人生でありたいと思うのでした。

マット・デイモンは初々しく、正義感と義侠心燃える青年を好演。「グッド・ウィル・ハンティング」も見た、よかったです。
ダニー・デビートもいつもながらこういう人いそう・・な脇を固めるにふさわしい人でした。
クレア・デーンズはDVに遭っている女性をはかなげに演じている。
そして主人公が最初に所属する弁護士事務所のボスをミッキー・ローク。これがそんな出番ないのだけどかなりインパクト。
配役がうまい一作です。


マリノス優勝。おめでとう。
ちょっとうれしい。でも市原も惜しいことした。



2003年08月01日(金) 読書「からくりからくさ」

梨木香歩 新潮文庫

こりゃ何回か読んでみたい本だわ。でも1回目の読欲はそれは大変な勢いで楽しい体験でした。
織物とか染色とか野草など詳しく書いてあるので、読みづらいかと思ったけど
謎がどんどん深まるので、読まずにはいられませんでした。

「りかさん」の続編として読んだのですけど、それは悪い意味でなく裏切られた。
読み取ることがたくさんありすぎて、何をどうこの本について書いたらいいのかわからない。
でも1番最後に残るのは生きるということでしょうか。
4人の女性が唐草模様に絡め取られるように、1つの結末に向かって行く。
その過程で知らされる人々の人生。
ファンタジーの要素はそれこそ春の緑のように濃く漂っているのですけど、社会で生きる上で立ち向かわなくてはならない現実的なことも当たり前のように書かれていて、妙なテイスト。
染色、織物、蛇、蜘蛛、クルド、人形、能、家族、男女、これらのモチーフが蔦に巻かれて物語になる。
からくりからくさって綺麗で上手いタイトルだと思う。

謎解きの部分がまるで横溝正史みたいな雰囲気でスリルと気配がたまりません。
背筋が寒くなる部分は美内すずえや山岸涼子さんのホラー漫画?を読んでいるような寒さが・・
そしてあの結末。登場人物たちもびっくりしてるけど、読んでいる私もびっくりでした。
「りかさん」ももう1度読んで謎解きしたいのだけど、
登美子さんの実家にあった雛人形は紀久さんの実家にあったのなのかな?
あとマーガレットという名前はアビゲイルの巻きに出てきたマーガレットと関係あるのかな?

梨木さんは時々詰め込みすぎかな?とも思うけど、スカスカよりはずっといい。最近お金払って買って損した気がする本が多いので特にそう思う。


 < これまで  目次  これから >


美功 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加