人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
MAIL
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2007年05月24日(木) ■ |
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ダレカ・・・ |
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それはもう、ずいぶん昔の思い出だけど・・・
まだ、社会人になりたてで、いろんなことが不安で、 大変で、心細かった頃。
慣れない職場で、ため息をつきながら、ふと思った・・・
「あぁ・・・、でも、大丈夫。私には「あの人」がいるから。」
そしたら、急に気持ちが明るくなった。ココロがふわっと、 温かくなった。
それは、不思議な呪文みたいだった。
そんなふうに、思い出しただけで、心が強くなれるなんて、 今まで無かった。 嬉しかった。幸せだった・・・
最近、なんだかすべてがうまくいかない。 仕事が忙しくて、失敗ばかりで、いいこと無くて。 イライラして、同僚ともうまくいかない。
こんな時、思い出す。「あの時」の事。
救ってくれる「呪文」は、今の私には、ない。
あれは、もう、すごくすごく、遠い昔の、 思い出なんだね・・
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2007年05月17日(木) ■ |
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「ありがとう」 「さようなら」 |
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誰だってそう。
無くしたものほど、大切に思える。 終わってしまったことほど、美しく見える。 絶対に手に入らないものを、欲しくなる。
今まで、何とも思ってこなかった「あの人」とのコトが、 急に大切に思えて、急に切なくなって、 私は、ふと、つぶやいてしまった・・・
「好きだったのにな・・・。」
「本当に、本当に、好きだったのにな・・・。」
そんな自分の言葉に、自分でも驚いていた。
この感情は何だろう?後悔?未練?つまらないプライド?
でも、いいよ。何でもいい。今くらい、優しくなろう。 一度は、本気で好きになった人。その幸せを、 今くらいは、祈ろうよ・・・。
出会えて、良かったんだろう。 今なら、そう思える気がした。
ずっと長く付き合ってきた、大切な「カノジョ」。 たった一ヶ月でも、たった一瞬でも、私がその「カノジョ」より、 「あの人」に愛されていたのなら、それだけでもいい気がした。 「あの人」は私と付き合って「カノジョ」を、 忘れられるかもしれないって、賭けてくれてたのかなって、 思う時があった。 それは、たぶん間違いじゃないだろう。でも、 私にはそれが出来なかった。
「あの人」は「あの人」のあるべき場所に戻った。 そしてそこで、「本当の幸せ」を見つけた。
それが、始めから、本当の答えだったんだ。
「ありがとう」そして・・・、
「さようなら」
私も、私のあるべき場所を目指して、歩いていくよ。
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2007年05月16日(水) ■ |
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本当の「結末」 |
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「ところで、どうして突然「あの人」の話なんかしたんですか?」
私は、「先輩」にたずねた。 私と「先輩」の間で「あの人」のことはタブーになっていたから。
「実は・・・。」
少しの沈黙の後に、「先輩」が言った。
「「あの人」結婚したよ。」
「そっか。良かったですね。」
私の口は、自動的にそう言った。
「だったらなおさら、私の写真なんか欲しがってたらだめじゃん。」 私は笑ってそう言った。
「「あの人」にとっては、翼とのことは「いい思い出」に、 なってるんじゃないな。」
「そっか。「いい思い出」か・・・。」
たいした衝撃は無かった。いつかそんな話を、 聞く時が来るんじゃないかと思った。 今更、切なくも悲しくも無かった。 ただ・・・、頭の中が空っぽになっていた・・・。
「一人だけ幸せそうに「いい思い出」にしちゃうなんて、 ずるいよね・・・。」
そう言ったとたん、「あの人」との思い出が、ワァーと、 蘇ってきた。
「そっか・・・。幸せに・・・なって欲しいね。」
それは、嘘じゃなかった。「強がり」だったかもしれないけど。
「別にショックでもないですよ?今更。私が衝撃受けるとでも、 思いました??」
私は、冗談ぽくそう言った。精一杯の強がり。 「本当の気持ち」は誰にも知られたくなかった。
「いや・・・。なんとなく。隠してるみたいのも、嫌だったからさ。」
「先輩」の気持ちは、すごく良く分かった。 私にも、「いい思い出」として、区切りをつけさせたいんだろう。
それから少し、「先輩」と話して、電話を切った。
本当の、本当のこと。それは・・・、
「あの人」が結婚したということ。
2002年秋。 「あの人」に恋をして、私はこの日記を書き始めた。 あの頃の自分には、想像もつかなかった、この恋の結末が、 ここにある。
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2007年05月11日(金) ■ |
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後悔のコトバ |
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「そんなこと、今更知っても、何も感じないですよ。」
私は、なるべく冷静を装ってそう答えた。
それは、本心だった。
今更、「あの人」の気持ちを知ったって、何の意味も無い。
私 「やっぱり「あの人」が私と別れて、元カノとヨリを戻したって言う事実がある限り、どんな話を聞いても、「今更、都合のいい言い訳」にしか聞こえない。」
先輩「確かに、そうかもな・・・。悪かったな。思い出させて。」
「あの人」がいい加減な気持ちじゃ無かったって、私のためを思って出した結論だって、そんなの聞いても、何の喜びも感じないよ。
むしろ、聞きたくないよ。今更。
確かに、自分も悪かったって分かってる。
だけど私は「あの人」を憎むことで、自分を支えてきたところもある。
きちんと向き合えなかった。お互い。本当の自分を知られるのが怖くて。 カッコばかりつけていて、カッコ悪い「本心の自分」を見せられなかった。 近づきたいのに、うまく距離が保てなくて、牽制しあって、結局心から触れ合えることは無かった。 そんな関係が苦しくて、気軽に付き合える「後輩」に逃げた。
きっと、私の「後輩」の存在が「あの人」の「元カノ」だったんだろう。 気を使わなくても分かり合える気軽な存在。
私たちはきっとすごく似てた。悲しいくらい似すぎてた。 だからうまく付き合えなくて、お互い疲れてしまった。
もし、「あの人」とうまく付き合えてたら? 私は「Aさん」と不倫することも無かっただろう。あんなに苦しむことも、 「恋愛するココロ」が鈍ってしまうことも、なんだか恋愛なんてもういいよと思えてしまうことも、無かったかもしれない。
でも、それは「あの人」のせいじゃない、自分のせいだ。 すべては、弱くて愚かだった自分のせい。 分かっているよ・・・。もうとっくに分かっていた。
でも、今更思い出したくなかった。
今更な「あの人」の言葉は、忘れかけていた「自分の罪」を突きつけられる。
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2007年05月10日(木) ■ |
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「本当のコト」を知りたいですか? |
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突然ですが、久々に「あの人」ネタです。
最近、久々に「先輩」と話す機会がありました。
近々、共通の知人と一緒に、私が住んでいる街に来るらしいので、 その際に一緒にご飯でも食べない?というお誘いです。 「先輩」とは、離れてからも、たまぁ〜に会ってます。
その時に、「あの人」の話になりました。
(「先輩」は私の大学の先輩で、「あの人」の職場の後輩。私と「あの人」の仲を取り持ってくれ人。)
先輩との会話↓(覚えている範囲で)
先輩「そういえばさ、この前、翼に会った時の写真、「あの人」がすごい欲しがってたけど、阻止しといたよ。」 私 「はぁ?何で「あの人」が私の写真欲しがるんですか?」 先輩「まだ未練があるんじゃない?」 私 「未練て・・・?「あの人」が「元カノとヨリを戻すからって、振られたんですけど、私。」 先輩「うん、まぁそうなんだけど。あの時はさすがに俺も「あの人」を軽蔑したけどな・・・。」 私 「逃した魚が大きく見えてるだけじゃないですか?「あの人」は結局、別れた女じゃないと大切に思えないんですよ。」 先輩「いや・・・、そうでもないよ。最近知ったんだけど・・・、本当のコト。」 私 「本当のことも何も、私と別れて元カノとヨリを戻したのは、紛れも無い事実ですよね?」 先輩「確かに・・・。でも、「あの人」は、それだけの理由で別れたんじゃないんだよ。」 私 「どういうことですか?」 先輩「「あの人」は「後輩」の方が翼にふさわしいと思って身を引いたらしいよ。」 私 「はぁ?なにそれ?「後輩」と別れて自分を選べって言ったのは、「あの人」ですよ?」 先輩「「あの人」は、知ってたんだよ・・・、自分と付き合ってからも、翼が 「後輩」に会ってたこと。」
一瞬、鼓動が止まりそうになった。忘れかけていた、苦い思い出がよみがえってきた。
私 「・・・。」 先輩「自分といると翼は泣いてばかりいる。お互い素直になれなくて、お互い思い切り相手に飛び込んでいけなくて、 うまく距離を保てなくて。自分じゃ、翼を支えてあげられない。翼は思い切り寄りかかっても支えてくれる「ダレカ」無しじゃいられないこだからって。」 私 「なにそれ!?分かったような事言って欲しくない!!私はそんなに弱くない!!」
思わず、むきになってしまった。思い切り否定したいけど、それは確かに、事実だったかもしれない・・・。 「あの頃」の私。弱すぎた自分・・・。
先輩「今更こんなこと聞きたくないよな・・・。ごめん。でも、「あの人」が いい加減な気持ちじゃ無かったって事は、どうしても伝えたくて。」
私は、何も言えなかった。
「本当のコト」を知りたいですか?
知らなくていい事も、ありませんか?
すいません、このネタ、もう少し続きます・・・。
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