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2003年08月31日(日)
マイケル・シェイボン&ロバート・マキャモン翻訳本

◆マイケル・シェイボンの児童書『Summerland』の翻訳が出た。上下巻で各1600円。うーん、あれが分冊になって、『カヴァリエ&クレイの驚くべき冒険』よりも高いの?という感じだ。たしかにページ数で言えば、『サマーランドの冒険』のほうが多いけど・・・。あ、また冒険か!どうもタイトルの付け方に能がないな。「サマーランド」のままじゃいけないの?

詳細はこちら→<マイケル・シェイボン『サマーランドの冒険』>

現在、原書はハードカバーしか出版されていないのだが、これをAmazon.co.jpに頼もうと思うと、なぜか310円の手数料を取られる。そうすると、翻訳のほうが安いことになる。原書を買うなら、2月のPB化を待ったほうがいい。紀伊国屋の洋書バーゲンにまた出ることも期待しよう。ジャンルとしてはヤングアダルトものなのに、対象:4-8歳児という表示も変。

Summerland (Thorndike Large Print Young Adult Series)/Michael Chabon (著)
U.S. 定価: $25.95
定価: ¥3,099
手数料: +¥310
価格: ¥3,409
対象: 4-8歳児
ハードカバー: 615 p ; サイズ(cm):
出版社: Thorndike Pr ; ISBN: 0786251433 ; Largeprint 版 (2003/05/01)


◆それから、ロバート・マキャモンの『Speaks the Nightbird』の翻訳『魔女は夜ささやく』も出た。すでに夏物の本から頭が離れ、ハロウィーン用の魔女とか魔法とかというタイトルに興味津々なのだが、これって???

原書のPBは、volume1とvolume2に分かれていて、ページ数から察するに、今回の翻訳はvolume1だけだろうと思うのだが、違うんだろうか?というか、ハードカバーのページ数とPBのページ数を比べてみて、おそらくPB化するにあたって分冊になったのだと思うのだが(洋書では珍しい!)、翻訳になると原書よりもページ数は絶対多くなるはずだから、ハードカバーと比べても少なすぎるし、PBに至っては全然足りない。小さな文字で3段組とかいうなら話は別だが、きっと今回のはvolume1だけの翻訳なんだろうなと推測する。で、volume2まで翻訳が出たとして、全部買ったら1万円超えるなんて!

詳細はこちら→<ロバート・マキャモン『魔女は夜ささやく』>


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『たんぽぽのお酒』/レイ ブラッドベリ (著), Ray Bradbury (原著), 北山 克彦 (翻訳)
単行本: 405 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 晶文社 ; ISBN: 4794912412 ; (1997/08)
内容(「BOOK」データベースより)
輝く夏の陽ざしのなか、12歳の少年ダグラスはそよ風にのって走る。その多感な心にきざまれる数々の不思議な事件と黄金の夢…。夏のはじめに仕込んだタンポポのお酒一壜一壜にこめられた、少年の愛と孤独と夢と成長の物語。「イメージの魔術師」ブラッドベリがおくる少年ファンタジーの永遠の名作。

『星を見つけた三匹の猫』/ヨルク・リッター (著), 鍋谷 由有子
新書: 230 p ; サイズ(cm): 18
出版社: 白水社 ; ISBN: 4560071446 ; (2003/07)
内容(「MARC」データベースより)
体にそれぞれ障害をもつ3匹の猫とネズミの王との火花散る戦い! 天空をさまよう「ちび星」と、3匹の猫が夢に見る「星」の正体とはなにか? 魂の成長を描いた、感動のファンタジー。2000年刊の再刊。


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2003年08月30日(土)
『風と共に去りぬ』読了

8月中にはなんとか!と思っていた『風と共に去りぬ』を読了した。とりあえず今年の夏の「大長編を読む」という目標は達成。そのかわり<SUMMER READING>用に集めた本がほとんど読めてない。毎年のことだけど。(^^;

ところで、うちの近くにある伊勢丹の「クイーンズシェフ」が明日で閉店になる。25日には家の前のサンクスが閉店になったし、あちこち店がなくなって、このあたりはさらに不便になる。

クイーンズシェフは輸入物の食品を扱っていたので、いろいろ便利だったのに、困っちゃうよねえ。あそこの品揃えの中でも一番のお気に入りは「グレービー・マスター」というお肉のエキス。そもそもはグレービーソースを作るためのものだが、これを数滴入れるだけで、インスタントのカレーとか、缶詰のミートソースなんかが、断然おいしくなってしまうのだから、素晴らしい優れものなのだ。そうそうすぐになくなるものでもないけれど、これが買えなくなると、ぐうたら主婦としちゃ、非常事態でもある。

それに、あそこにはハリポタの「蛙チョコ」も常時売っていたし、「百味ビーンズ」だってあった。これももう映画に伴う「ハリー・ポッター展」でしか買えないのかと思うと、とても寂しい。伊勢丹とはいえ、百貨店のほうとは品揃えも違うので、本当に困る。同じものを買おうと思ったら、京橋の明治屋か、青山の紀伊国屋か。。。そこまで行くのが面倒だ。

というわけで、今日はそういった輸入食品を持てるだけ買い込んで来た。アンチョビ入りオリーブとか青とうがらしのピクルスとか、マレーシアのラーメンとかチリコンカルネの缶詰とか・・・。で、今日のお買い物で気にいったのは、ジャマイカの激辛ホットチリソース。これは、サンフランシスコで買った「地獄の火で焼かれろ!ビン・ラディン」印ホットチリソースよりも辛かった。この間明治通りのドラッグストアで100円で買ったタイのチリソースは、甘辛でダメダメだったので、今回はめちゃくちゃ辛くて嬉しい!つまり私は辛いもの好きというわけ。ホットチリソースなら、今度はこんなところに行ってみようかな。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『風と共に去りぬ〈3〉』/マーガレット・ミッチェル (著), 大久保 康雄 (翻訳), 竹内 道之助 (翻訳)
単行本: 474 p ; サイズ(cm): 18
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309201164 ; 〔新装版〕 版 3 巻 (1988/10)
内容(「BOOK」データベースより)
アトランタの材木工場を男まさりのやり方で経営するスカーレットは、伝統的南部崩壊後、かつての魅力を失いかけた貴公子アシュレへの思慕をたちきれぬまま、野性の男レットへつよくひかれてゆくが、スカーレットを姉のように慕う天使のようなメラニーは、彼女と夫アシュレの噂をきいても二人の潔白を信じて疑わない。風のごとく現れて求愛をつづけるレットの情熱に屈してついに結婚したスカーレットは、ニュー・オリンズへの蜜月の旅へ出るが…。


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2003年08月29日(金)
読書の効能

精神的な余暇の過ごし方で、脳の衰え、痴呆症の進行を防ぐには、「読書」が有効である。それも午前10時頃に読むのが最も効果がある。これは、読書によって頭の中に絵を想像するということが脳を活性化して、非常に有効なのである。と、今日の「おもいっきりテレビ」でやっていた。ボケないためには、「読書」をしよう!

だからというわけではないが、青山南さんの「ロスト・オン・ザ・ネット」を覗いてみたら、

「最近、日系の新人のメアリー・ユカリ・ウォーターズのどこかとぼけた短編を・・・」

という文章があった。「あ、授業でやったあれだ!」と思うと同時に、あらら9月だ!すっかり忘れていたけど、授業の予習をしなきゃ!という気持ちに囚われ、もう夏休みも終わりだなあと、宿題をしていない小学生のような気分になった。いや、実際、宿題(のようなもの)をしていないので、かなり青くなっているのである。(^^;

しかし、最近悩んでいることがある。本は「読みたいものを読む」のがベストだと思っているのだけれど、2年後に引越し予定なので、このあたりで簡単には売れない洋書を引越し前に減らしたい。山と積まれた洋書をとにかく処理したい。だけど読まずに捨てるのはもったいないから、この2年間にできるだけ読みたい。と考えているのだが、やはり読みたいものを読みたいし、授業に関係する本も読みたい。だけどそれをしていると、山は一向に切り崩せないという按配。どうしたものやら・・・なのだ。

なんたって、紀伊国屋のバーゲンで、とにかく安いのに目がくらみ、ミステリやロマンスなどを考えなしに山ほど買いあさっていたものだから、読むのはいいのだけど、状況にそぐわないという事態になりそうなのだ。例えばクラスの人に、今何を読んでます?と聞かれて、「ノーラ・ロバーツです」などという答えをするのはどんなものかしら?と。授業日記の前後に、ミステリやロマンスを読了しましたと書くのは、どうなの?などとも。なんだか、授業日記の真実味がなくなるような・・・。

でも、実際ミステリもロマンスも好きだし、ファンタジーも児童文学も好きなんだから、それはしょうがないか。たとえ2年間、山の処理に専念しても、読める数は限られているし、欲しい本はやっぱり買うし、焼け石に水かも。


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2003年08月28日(木)
ハクビシンの汚名晴れる

モバイル用に使っているメールサーバーが、9月から有料だと言ってきた。ちょっと!今日何日だと思ってるのよ!他のメーラーよりシンプルで軽いと言っても、開けないこともしばしばなので、有料では使いたくない。早速あれこれ移さないと。また余計な作業が増えた。

さて、昨日病院に行って先生から話を聞いたのだが、重症急性呼吸器症候群(SARS)のウィルスを持っていると言われていたハクビシンは、実は被害者だったというのだ。最初、トリと人間の間で感染していたSARSが、ハクビシンにも感染したというわけ。実は実家の庭にハクビシンがいるので(飼っているわけではない)、心配していたのだが、逆に被害者であったとなれば、心配するには及ばない。少なくとも日本にいるハクビシンは心配ないそうだ。悪者扱いされてしまって、かわいそうに。。。先生、これから中国にSARSの実態調査に行くらしいのだが、くれぐれもウィルスをおみやげに持って帰らないように。(^^;

実際、日本にも感染者が20人ほどいたらしいのだが、厚生省の基準(SARSであると認定するための基準)を全ては満たしていなかったため、発表されなかったようだ。例えば項目が5つあって、4つしか当てはまらなければ、SARSではないとされてしまうのだ。そういうのもちょっと怖い。今年の冬が非常に不安。ちなみに中国では、うがいどころか手も洗わないらしいので、余計に蔓延したそうだ。外から帰ったら、手洗いとうがいは欠かさずやりましょう!


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2003年08月27日(水)
メイフェアの魔女たち&ダークエルフトリロジー

Amazonから本が届いたのはいいが、2冊だけなのに箱がやたら重かった。開けてみると、2冊とも予想外に分厚い。ページ数を見れば、なるほどなのだが、ダークエルフのほうは大判のPBで、うわっ!という感じ。5月に届いたT.C.ボイルの『T.C.Boyle Stories』と同程度の大きさ、厚さで、眩暈がしそう。分量としては、「ハリポタ5」くらいかなあ。夏休み中に読まないと、ずっと読めそうにない。

それにしてもダークエルフシリーズは、邦訳はいかにも児童文学風なのに、原書はずいぶんイメージが違う。邦訳は1冊2400円なので、原書の合本版を買うことにしたのだけれど、実物を見たとたんに読書意欲が減退した。

メイフェアの魔女たちのほうも、邦訳は分冊になっていると思うのだが、アン・ライスは吸血鬼ものはBOOK・OFFにもたくさん出ているのに、このメイフェアシリーズは全然出ない。アン・ライスを読むならこれ!と思っていたので、まあいいのだけど、ダークエルフにしても、メイフェアにしても、名前とかが普通でないから、ちょっと原書で読むのが面倒な感じがしてしまう。


さて、今日は昼間出かけて、あんまり暑くてすぐ帰ってきてしまったのだが、夜もまたお出かけ。風がいくらか涼しくなっていて心地よかったが、相変わらず火星は見えない。というわけで、友人と4人で、市谷の割烹料理店に行った。そこの総料理長から、飲み放題、食べ放題で3000円でいいからと言われ、早速ごちそうになりに。高級割烹料理店なので、一品ずつがとてもお上品な量で、すぐにお腹が空いてしまった。それからまた新宿の店へとハシゴになったので、結局3000円では済まないというわけだ。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『The Witching Hour (Lives of the Mayfair Witches)』/Anne Rice \954 (1038p)
内容(「BOOK」データベースより)
美貌の天才外科医ローアン・メイフェアは、一族の莫大な財産を相続し、ついに建築家マイケル・カリーと結婚する。が、二人の幸せな生活に悪霊ラシャーが忍び寄る。三百年にわたりメイフェア家の魔女たちにとりつくこの悪霊は、ローアンを誘惑して、自身の肉体化を図ろうとする―。いま、すべての謎は解かれ、運命の壮大な円環が閉じる。血も凍る結末へと一気に突き進む、ホラー巨篇,堂々の完結。
※表紙はAmazon.co.jpの画像と全然違っていた。

『The Dark Elf Trilogy : Homeland, Exile, Sojourn (Forgotten Realms)』/R.A.Salvatore \2097 (808p)

<邦訳>
ダークエルフ物語(1) 故郷、メンゾベランザン
内容(「MARC」データベースより)
悪の地下都市に生まれた心優しき少年ドリッズトの活躍を描く冒険活劇ファンタジー。第1巻では、肉親や仲間の残忍な真の姿を知った彼の苦悩、命をつけ狙われる学院生活、実父との死をかけた対決などを描く。

ダークエルフ物語(2) 異郷、アンダーダーク
内容(「MARC」データベースより)
邪悪な故郷をひとり脱走した心優しき少年ドリッズトと、危険な地下の荒野で出会った、各々が哀しみを背負った旅の仲間たちの友情と戦いの日々を描く、剣と魔法のファンタジー第2弾。最凶の刺客との悲劇的再会と涙の結末とは?

ダークエルフ物語(3) 新天地、フォーゴトン・レルム


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2003年08月26日(火)
火星のプリンセスに会えない

今日は何もできず。
密かに作業を進めているアーヴィングのページの更新もまだ終わっていないんだけど、とりあえず『風と共に去りぬ(2)』の感想文だけアップする。昨日、おとといの日記を埋めたが、今日は何もない。何もしてないから何もないのよ。いくら考えても、何も出てこない。(^^;

今日は火星がちらっと見えたので、急いで双眼鏡を出して見たが、すぐに雲に隠れてしまった。昼間晴れていても、夜になると曇る。実際、星の光は雲に隠れても見えるのだが、三脚を使用していなかったので、位置を確認できなくなってしまった。5万7000年ぶりのせっかくの大イベントなのに、がっくりよ。最も接近する明日も天気が悪そう。


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2003年08月25日(月)
マルク・シャガール展

久々に友人と会い、グリル満天星でランチして、高島屋にシャガール展を観に行った。270余点て、半端じゃない数。まだあるの?という感じだった。これだけ大量のシャガールを観たのは初めて。最終日で混んでいたし、捻挫した足もまた痛くなってしまった。

暑くて疲れたので、帰りはお約束のアイリッシュパブでぐっと一杯。9月13日から高島屋タイムズ・スクエアで『ローマの休日』をやるらしいので、また観にこよう!と約束して別れる。


◆映画『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』前売り券購入
おまけの携帯ストラップは、アラゴルンとレゴラスのバージョンをゲット。

※左から、アラゴルン、フロド、レゴラス、アルウェン、ゴラム、ガンダルフ


マルク・シャガール展〜傑作版画で綴る色彩と幻想の詩〜

20世紀美術界の巨匠の一人とされるシャガール。油絵、彫刻、陶器、版画、デザインなど多様な分野で活躍し、中でも卓越した版画技術は、挿画の連作に最も現れている。本展では、5つの代表的な挿画シリーズを含む総数270余点の版画作品を一堂に展示。シャガールの色彩と幻想の世界を堪能。

●展示されたシリーズ

「サーカス」─シャガールがサーカスから大きな影響を受けた。生涯のテーマを伸びやかで自由闊達な筆運びで描いたのがこのシリーズ。芸人や動物たちが繰り広げるサーカスの舞台とシャガール自身の精神世界が混然一体となった作品38点。

「聖書」─1931年の2月から4月にかけて、シャガールはこの連作の制作のために、妻と娘を連れ、中近東各地の聖地を巡った。幼児期の宗教体験に根ざした不朽の連作105点。

「ダフニスとクロエー」─多くの芸術家にインスピレーションを与えたギリシアの物語。ダフニスとクロエーが幼い恋を成熟させていく様子を、鮮やかな色彩、幻想的な構図でカラーリトグラフにした全42点。

「オデュッセイアー」─「ギリシア的なもの」への憧景を抱きつづけたシャガールによるホメーロスへのオマージュといえる作品。独自の色彩と構図の中に、自身が賛美する明るい生気に満ちたギリシアの世界を表現。彼の最高傑作の一つと称されるシリーズ全43点。

「ポエム」─シャガールは22歳から78歳(1909-65)まで、継続的に詩作を行い記述してきた。ジェラール・クラメールによって精選された24編に、自身で挿画をつけたのがこのシリーズ。

ほか各種ポスター


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2003年08月24日(日)
中つ国の地図予約受付中!

中つ国の地図は1枚もので以前に買ったのだけど、今度は4枚セットですか。てことは、もっと見やすいんでしょうね。前のもジョン・ハウだったけど、これもジョン・ハウ。彼のは画集も欲しいけど、これもいいなあ。。。ヨダレ
だんだん結末に向けて、市場も動き始めたって感じがする。そうなると、途中で止まってる原書の赤表紙本も読み終えなければ!とあせる。

あっ!映画「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」の前売り券をまだ買っていなかったっけ。明日絶対買おうっと!


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     トールキンの世界を再現した
  『The Maps of Tolkien's Middle-earth』
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『The Maps of Tolkien's Middle-earth』/Brian Sibley (著), John Howe (イラスト), J.R.R. Tolkien (イラスト)
ヌメノールとべレリアンドを含むオールカラーの大判地図4枚が、BOXセットになって新登場! 「指輪物語」に関連した数々のイラストを描いてきたことで知られるジョン・ハウと、映画の公式ガイドブックの著者ブライアン・シブレイがおくる『The Maps of Tolkien's Middle-earth』、好評予約受付中。

●こちらもおすすめ→<トールキン・ストア>


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『風と共に去りぬ〈2〉』/マーガレット・ミッチェル (著), 大久保 康雄 (翻訳), 竹内 道之助 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
北軍に包囲された火災地獄のアトランタを、スカーレットはレットが手綱を引く荷馬車に、出産したばかりのメラニーたちをのせてタラへ脱出するが、彼女をまちうけていたのは、母の死、半狂乱の父、荒廃した屋敷と農園であった…。栄華を誇った貴族的南部文明は、敗戦によって崩れ去り、戦争よりきびしい再建時代が始まる。飢えと戦いながらタラ復興を決意したスカーレットは、金策のため俄か仕立ての盛装に媚をこらしてアトランタにレットを訪ねるが…。


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2003年08月23日(土)
J.K.ローリングにノーベル文学賞を?

昨日は珍しく日本の本を読んだが、私が日本文学を読むというのは、夏目漱石や宮沢賢治を別にしても、よっぽどのことなので、昨日の日記を読まれた方は、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』とマイケル・カニンガムの『めぐりあう時間たち─三人のダロウェイ夫人』が、どれだけ私に合わないかがわかっていただけると思う。

しかし、これは単純に好みの問題でもあるし、また原文で読んだらどうなのだろうか?というのもあるから、これらの本が「良くない」と言っているわけではないのだ。でも、文学の評価というのは、何を基準にして評価されているのだろうか?

「ハリー・ポッター」のJ.K.ローリングにノーベル文学賞を!という運動が起こっているという話を耳にした。それに対する反応は、だいたいは「まさかね!」といった類だろうと思うけれど、でも、特別に「ハリポタ」を擁護するわけではないが、ノーベル文学賞をはじめとする、さまざまな文学賞を受賞した難解な小説を読んで、こんなの面白くない!もう本なんか読みたくない!と本離れしてしまった人たちに、再び本を手にとらせた「ハリポタ」の功績は大きいと思うし、評価されるべきではないかと思う。

ノーベル文学賞受賞作を読んで、何度頭痛に悩まされたことか。ピューリッツァ賞や、ペン・フォークナー賞などの受賞作を読んで、何度がっかりさせられたことか。何も外国文学だけじゃない。芥川賞、直木賞などの受賞作を読んで、何度ため息をついたことやらだ。それを考えたら、賞など無意味だとも思うし、文学の定義のようなものもわからなくなる。

私は文学者ではないから定義などどうでもいいので、よく「純でも不純でも面白ければいい」と言っているのだが、「面白い」という言葉の中にはいろいろな意味が含まれるから、この言葉自体も何を基準にしているものやらなのだが、これは人様に賞を与えるなんてご大層なこととは違うので、完全に個人的な感覚でしかない。

その個人的な感覚で言えば、「ハリー・ポッター」にノーベル文学賞をあげたって、私はかまわないよ。「ハリポタ」の是非はともかくとしても、ファンタジーがノーベル文学賞をとって、なぜいけない?
だけどその前に、J.R.R.トールキンの『指輪物語』がとるべきだっただろうな。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『めぐりあう時間たち─三人のダロウェイ夫人』/マイケル・カニンガム
内容(「MARC」データベースより)
時を超えてめぐりあう三人のダロウェイ夫人。異なる時代を生きる三人の「時間」はいつしか運命的に絡み合い、本流のように予想もつかぬ結末へ…。同名映画の原作。ピュリッツア賞、ペン/フォークナー賞受賞作品。


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2003年08月22日(金)
ダロウェイ夫人的行動

昨夜は自分の日記が面白くて(?)、ついつい朝まで読み返してしまった。気がつけば、もう蝉が鳴き出していた。

面白くて、というのは冗談だけど、漢字の変換ミスとか、てにをはのおかしいところ、句読点がめちゃくちゃなところなどなど、書いた時にはうっかり見逃しているミスがたくさんあるので、たまに読み返しているのだ。

それに、年をとると同じことを何度も喋るなんてのと同じで、日記にも同じことを繰り返し書いてることがよくある。自分ではすっかり忘れていたりするのだが。同じことを考えていたって、日記だからいいんだとは思うけど、自分の「呆け具合」を世間にさらしているみたいでよくないから、時々見直さないと。

そういう作業を繰り返しても、まだまだおかしいところはあるのだけど、それは私に文才がないってことで。。。(^^;

マイケル・カニンガムの『めぐりあう時間たち』を読んでいて、ヴァージニア・ウルフの『ダロウェイ夫人』と同じような文体が気になって、頭から離れなくなった。そういう文体で、自分の行動もいちいち確認してみたりしてしまうのが非常にうっとうしい。

「私は足を踏み出す。捻挫をした足首が痛い。冷蔵庫を開ける。水を飲む。しかし氷を入れなければ。手を伸ばす。冷たい空気が腕まで。アポロ13号のことが思い出される。彼の手、彼の髪、耳のうしろにある傷。私がつけた傷。ビールを買っておかないといけないかしら・・・」

なーんて調子で、行動をいちいち文章にしてしまうのだ。あの文体で!それがあんまり頭から離れなくて嫌になってしまったし、直訳調というか、いかにも翻訳調というか、そういった調子にうんざりして、珍しく日本文学に手を伸ばした。

でも、きれいな日本語を読みたいと思ったら、残念ながら日本文学ではダメなこともある。かえってイギリス文学などの古典のほうが、きれいな日本語だったりする。ジェイン・オースティンの作品などは、みんなきれいな日本語だし、サー・ウォルター・スコットなども、ちょっと古めかしすぎて笑ってしまうけれども、きれいな気持ちのいい日本語で訳されている。

少し前に読んだ、山本周五郎の『日本婦道記』は美しい日本語だった。今回読んだ藤沢周平の本は、江戸の庶民の人情話のようなものだから、内容は面白いが、下町の話はけして品のあるきれいな日本語とはいえないから(江戸の言葉は方言だから)、今回の目的にはそぐわなかった。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『夜消える』/藤沢周平
内容(「BOOK」データベースより)
酒びたりの父親が嫁入りの邪魔になると娘に泣きつかれた母親、岡場所に身を沈めた幼馴染と再会した商家の主人、五年ぶりにめぐりあった別れた夫婦、夜逃げした家族に置き去りにされた寝たきりの老婆…。市井に生きる男女の哀歓と人情の機微を鏤骨の文章で綴る珠玉の短編集。単行本未収録の名品七篇。
目次
夜消える/にがい再会/永代橋/踊る手/消息/初つばめ/遠ざかる声


◆BOOK・OFF

『たんぽぽのお酒』/レイ・ブラッドベリ \100
内容(「BOOK」データベースより)
輝く夏の陽ざしのなか、12歳の少年ダグラスはそよ風にのって走る。その多感な心にきざまれる数々の不思議な事件と黄金の夢…。夏のはじめに仕込んだタンポポのお酒一壜一壜にこめられた、少年の愛と孤独と夢と成長の物語。「イメージの魔術師」ブラッドベリがおくる少年ファンタジーの永遠の名作。

たしか、初めて読んだブラッドベリ作品がこれだった。100円だったので買っておいた。もう2回くらい読んでいるのだが、中身をすっかり忘れている。これも<SUMMER READING>リストに入りそうな本。


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2003年08月21日(木)
核の威力を知らないアメリカ人

テレビで映画「アトミック・トレイン」を観た。列車が暴走する話はよくあるが、この映画はそこに核兵器が積んであり、人々の努力の甲斐なくそれが爆発してしまう。最後には主人公も逃げるしかなくなり、何とも報われない話なのだ。

これを観ていて、核が爆発するかもしれないというのに、ずいぶん悠長に構えているなと思った。だから主人公がかっこよく立ち回って、結局爆発はしないのだろうと思っていたら、なんと、簡単に爆発してしまう。

実はその後が信じられない。どうやらアメリカ人は、核爆弾とは「単なる大量破壊兵器」であるとしか思っていないらしい。映画には放射能による被害など、ただのひとつも映されていない。ただ、ものすごい爆風が襲っただけ。「万一爆発が起こったら、頭から服をかぶれ」などと本気で言っている。

たしかに娯楽映画だからリアルな描写はいらないのかもしれないが、なるほど、アメリカ人は核の本当の威力を知らないのだなと思ってぞっとした(もちろん、アメリカ国民すべてがとは言わないが)。日本に落とした原爆も、戦争を早く終結させるために必要だったなどと言えるのは、真の威力を知らないせいではないのか。実際にアメリカ軍は情報規制をして、放射能の恐ろしさや被爆地の惨状をアメリカ国民には隠していたのだから。

映画では核爆弾が落とされるかもしれないとか、不慮の事故で爆発してしまうかもしれないというテーマはよくあるが、実は彼らは日本人が感じる恐怖の半分も恐ろしいとは感じていないのだと思ったほうがいいだろう。だから、「アホでマヌケなアメリカ白人」であるブッシュが、「核を使用する」と言ったら、本当にやりかねないと私は大いに憂慮する。

けれども広島の平和記念館で、焼け爛れた人間の死体の写真を見て、大声で笑いこけているような日本の高校生にも問題ありだ。日本人は、もっと子孫にちゃんと伝えていくべきだ。核の真の威力を知っているのは日本人だけなのだから。人類はまだ核を使いこなせない。後始末をすることができない。だから使ってはいけないのだ。

アトミック・トレイン〈完全版〉
出演: ロブ・ロウ, クリスティン・デイビス, その他
監督: ディック・ローリイ, デビッド・ジャクソン
内容(「Oricon GE」データベースより)
核を積み込んだ暴走列車をくい止めるため奮闘する男の姿を描いたロブ・ロウ主演で贈るパニックアクション。


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2003年08月20日(水)
太陽系第12番惑星

500ページを超える宇宙人本を一気に読んだ。地球の原人に遺伝子操作をした宇宙人は(これによって原人とホモ・サピエンスの間のミッシング・リンクが埋まる)、太陽系の未知の第12番惑星から来たらしい。それは極端な楕円形の軌道で、公転周期が3600年だとか。そのため、地球の文明は3600年ごとに大きな進歩を遂げてきた。ノアの大洪水も(大洪水があったことは実証されている)、その第12番惑星が近づいたために起こった天災だったようだ。

それに、地球は他の惑星と成り立ちが違い、もとはもっと大きな惑星だったのが、原始太陽系において、この第12番惑星が近づき、その衛星と衝突したためにもともとの惑星が半分になった結果なのだそうだ。だから、陸地と海のバランスがそれぞれ偏っているのだ。そして生命は、第12番惑星の物質を使って作られ、進化をしてきた(地球上の生物は、もともと地球に豊富にある物質からは作られていない)。原人に遺伝子操作をするといっても、全く異質なものにはできないわけで、生命の元が一緒だったから可能であったというわけ。

こういう話は楽しい!
以前、有名な数学者がこう言っていた。「宇宙に目を向けなさい。そうすれば戦争などなくなる」。ほんとにそう思う。自爆テロなんかして楽しいわけがないでしょう。もっとも、そうやって地球人がひとつにまとまらないというのも、実は宇宙人が仕組んだシステムのひとつなのだ。そもそもは言語だってひとつであったのが、地球人の力がまとまって強大になるのを恐れた宇宙人が、別々にしてしまったのだ。そうでなければ、今頃みんなシュメール語を話しているだろう。

本の最後にはこうある。

「ネフィリム(第12番惑星人)が地球上の人類をつくった「神々」ならば、そのネフィリムを12番目の惑星上でつくったのは、いったい誰であったというのか・・・」

う〜ん。。。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ネフィリムとアヌンナキ─人類(ホモ・サピエンス)を創成した宇宙人』/ゼカリア・シッチン

◆Amazonから

『The Perfect Summer』/Luanne Rice \896
<SUMMER COLLECTION>
<花柄コレクション>

『Witch Child (Halloween)』/Celia Rees \954
<Halloween用>
内容(「MARC」データベースより)
「私のおばあさんは魔女として拷問され殺された」。17世紀中頃に書かれたメアリーの日記による物語。魔女の血をひく娘として迫害を逃れ新大陸へ脱出したが、そこでもまた…。




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2003年08月19日(火)
捻挫のショック?

今日はすごーく具合が悪かった。足も痛いし、全然起き上がれないって感じ。よく、お年寄りが転んだり、骨折したりとかすると、そのショックで寝込んでしまって、最悪そのままあの世に行ってしまうというのを聞くけれど、もしかしてそれ?

下の本は、昨日出がけに買ったもの。
宇宙人もの(科学書)は、実は大好き!「神=宇宙人」説を主張する私にとっても、この本は初めて「神は宇宙人である」と明言しているもので、やっとすっきりした。これまでは、高度な文明を持った何者かが・・・といった感じでしか書かれていなかったが、この本はどこからやってきたのかまで書いてある。すごい!ぜひ、宇宙人に遭遇したいものだ。でも、地球人は宇宙人のクローンだから、会っても見分けがつかないだろうな。


〓〓〓 BOOK

◆BOOK・OFF

『SUDDEN FICTION 2─超短編小説・世界篇』/ロバート・シャパード、ジェームズ・トーマス(編)、柴田元幸(訳) \100
文庫: 487 p ; サイズ(cm): 16
出版社: 文芸春秋 ; ISBN: 4167309416 ; 2 巻 (1994/10)
出版社/著者からの内容紹介
世界中から集めた、きわめつけのショートショート集。手練のフランス、ドイツ物から気鋭の南米、アフリカの作品まで粒揃いの一冊

『ネフィリムとアヌンナキ―人類(ホモ・サピエンス)を創成した宇宙人 超知ライブラリー』/ゼカリア シッチン (著), Zecharia Sitchin (原著), 竹内 慧 (翻訳) \1000
単行本(ソフトカバー): 518 p ; サイズ(cm): 182 x 128
出版社: 徳間書店 ; ISBN: 4198602646 ; (1995/03)
内容(「BOOK」データベースより)
公転周期3600年、太陽系未発見の第12番惑星Xに実在するエイリアン―ネフィリムとアヌンナキは太古地球に植民し遺伝子工学を駆使して人工生命体アダパ(=アダム)をつくり出した。このホモ・サピエンスこそわれわれの始祖でありエイリアンの奴隷だったのだ―。古代シュメール文献の科学的分析から導き出された衝撃の新説。
目次
第1部 宇宙科学と古代史の大いなる融合―超古代の神々が遺した人類への膨大なメッセージとは
第2部 衝突する宇宙と天地創世の叙事詩―第12惑星がいかに太陽系の発生に影響を与えたか
第3部 人類創造の奇蹟と現代への黙示録―遺伝子工学でつくり出された人類は大浄化の試練をどう乗り越えたのか


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2003年08月18日(月)
足首捻挫

しばらく雨で出かけていなかったので、ちょっと外に出たら、足首をくじいた。その時は痛くなかったし、人前では「全然だいじょうぶ!」と言っていたのだが、あとから紫色になって腫れてきた。やっぱり捻挫だったんだ。これでまたしばらく運動できない。運動しなくてもお腹は空くので、痩せない。(--;

『風と共に去りぬ』のスカーレットがコルセットを締め付ける場面を思い出したが、それくらいしないとだめだろうか?いやいや、そんなことをしたら狭心症になってしまうと医者が言っていたし、やめとこう。あんなに締め付けているから、昔の人はよく気絶するのか。気絶しないといけないみたいな感じで、よく気絶するか、または気絶するふりをしてるよね。昔は男性も紳士だったから、気絶したら助けてもくれただろうが、今では知らんふりして放っておかれそうなので、それもやめとこう。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本
風と共に去りぬ〈1〉/大久保 康雄 (翻訳), 竹内 道之助 (翻訳)
単行本: 449 p ; サイズ(cm): 18
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 4309201148 ; 〔新装版〕 版 1 巻 (1988/10)
内容(「BOOK」データベースより)
アメリカ南部の大農園に生れた、勝気で魅惑的な美貌の持主スカーレットの、波瀾にとむ人生をたて糸に、南北戦争という激動の時代を背景に、いくつかの個性的性格が、あるいはひかれ、あるいは反撥しあいながら変転きわまりない人生のドラマをくりひろげてゆくさまが、息もつかせぬリアリスティックな筆致でえがきつくされ、全世界の人たちに語りつがれ、読みつがれる不巧のロングセラー。



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2003年08月17日(日)
超絶技巧練習曲

天才少女ピアニストと呼ばれる小菅優のピアノをテレビで聴いて、久しぶりにクラシックのピアノの音を思い出したという感じ。タイトルの「超絶技巧練習曲」はリスト作曲のウルトラスーパー難しい練習曲で、楽譜を見てもわけがわからない、凡人には絶対弾けないといった感じの曲だが、これを弾きこなしているのを聴いたら、なんだかスカっとした。

早速CDでも買ってみようかなと思ってAmazonで調べてみたら、いろんな人のがあって、どれにしようかと迷っていたのだけど、とりあえず下の3点に絞ってみた。リストの曲だから「リストの再来」と言われたシフラがいいだろうとも思うし、リストだけじゃ疲れそうなので、リヒテルのライブでショパンやブラームスも入っていたほうがいいかとも思う。でも、小菅優のピアノを聴いていいと思ったのだから、それが一番合ってるとも思うし・・・結局、どれにするか決まらない。

リスト:超絶技巧練習曲全集
作曲: リスト
演奏: シフラ(ジョルジュ)
東芝EMI - 1998/02/25
曲目
1.超絶技巧練習曲集
内容(「CDジャーナル」データベースより)
「リストの再来」とも言われたシフラが弾く超絶技巧練習曲集という聴き応えの1枚。各所に彼独特のラプソディ的な持ち味が強く出ており,およそ40年前の録音にもかかわらず輝かしいピアノの音色が存分に伝わってくる名盤。

リスト:超絶技巧練習曲集
作曲: リスト
演奏: 小菅優
SMJ - 2003/03/05
曲目
1.練習曲第1番ハ長調「前奏曲」
2.練習曲第2番イ短調
3.練習曲第3番ヘ長調「風景」
4.練習曲第4番ニ短調「マゼッパ」
5.練習曲第5番変ロ長調「鬼火」
6.練習曲第6番ト短調「幻影」
7.練習曲第7番変ホ長調「英雄」
8.練習曲第8番ハ短調「狩り」
9.練習曲第9番変イ長調「回想」
10.練習曲第10番ヘ短調
11.練習曲第11番変ニ長調「夕べの調べ」
12.練習曲第12番変ロ短調「雪あらし」
内容(「CDジャーナル」データベースより)
国内外で注目を集めている小菅優は、83年東京に生まれ、ドイツで学び育った。日本人離れしたスケールの大きな音楽を奏でる彼女のソニー・デビュー盤はリストの「超絶技巧練習曲」全曲。

超絶技巧練習曲 〜リスト、ショパン&ブラームス作品集
作曲: リスト, ショパン
演奏: リヒテル(スビャトスラフ)
BMGファンハウス - 1999/11/20
曲目
●リスト
1.「6つの詩的な瞑想」~コンソレーション第6番ホ長調S.172-6
2.ハンガリー狂詩曲第17番ニ短調S.244-17
3.超絶技巧練習曲第11番変ニ短調S.139-11「夕べの調べ」
●ショパン:
4.練習曲第1番ハ長調op.10-1
5.同第2番イ短調op.10-2
6.同第3番ホ長調op.10-3「別れの曲」
7.同第4番嬰ハ短調op.10-4
8.同第6番変ホ短調op.10-6
9.同第11番変ホ長調op.10-11
10.同第12番ハ短調op.10-12「革命」
●ブラームス:
11.ピアノ・ソナタ第1番ハ長調op.1
内容(「CDジャーナル」データベースより)
20世紀の巨匠の一人、リヒテルの88年のライヴ録音。晩年の円熟の演奏を聴ける。静謐で内省的な表現により、リストの叙情的な作品とショパンの初期の傑作エチュード、そして若きブラームスの書いた内省的かつ技巧的なソナタが、深淵をもって演奏される。


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2003年08月16日(土)
デビルド・エッグ

時たま、本の中に出てくる食べ物や飲み物に興味を持って、それが頭から離れなくなることがある。この間は「マカロニ・チーズ」だったが、今回は「デビルド・エッグ」。これは今日読了した『Keeping the Moon』にも出てきたし、カポーティの『草の竪琴』や、アリス・ホフマンの『七番目の天国』ほか、いろんな本で目にしている。

特に南部のほうでよく作られるのだろうか?南部の話の中によく出てくるような気がする。調べてみると、イースターの料理ということだが、ハロウィーンでも、サンクス・ギビングでも何でもありのようだ。『Keeping the Moon』では、登場人物のひとりであるMorganが、失恋した時に大量に作る。そういえば私も、アメリカでは「デビルド・エッグ」という名前だは知らずに、クリスマスやお正月に、この上にイクラを載せたものを作っていた。なーんだ、あれか、みたいな・・・。(^^;

どういうわけか「デビルド・エッグ」が登場した本は、私のお気に入りになることが多い。名作の陰に「デビルド・エッグ」あり。

デビルド・エッグ
「デビルド・エッグ(注:ここでいうデビルとは悪魔ということではなく、胡椒宇などで辛く味をつけたということ。実際には胡椒より洋がらしを使い、パプリカを最後に振りかけたりする)」。
<作り方>…いたって簡単。ゆで卵を縦に半分にカットし、取り出した黄身にマヨネーズとマスタードを混ぜ、それをまた白身の穴にふんわりと詰める、以上。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Keeping the Moon』/Sarah Dessen
夏休みにノース・カロライナのコルビーに住んでいるおばさんの家で過ごすことになった高校生の女の子コリー。これまでひとりぼっちだったコリーが、そこで友だちとボーイフレンドを見つける。いわゆる、いじめにあってきたティーンエイジャーが、ひと夏の経験で強くなるという成長物語。

ところで、主人公のコリーがアルバイトするところが「The Last Chance Café」(正確には「The Last Chance Bar & Grill」)。先日購入した Linda Lael Miller の『The Last Chance Cafe』とは全然関係ないけれど、何となくこのまま繋げて読みたい気分も。


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2003年08月15日(金)
北米大停電

アメリカで大停電が起こった(今日渡米した篠森さんは影響なかっただろうか?)。テロではないとのことだが、ちょっと前に「テロがあるだろう」とも言っていたし、アメリカでの事件は、何でもすぐにテロと結びつけてしまいがち。

北米大停電、原因に複数情報 「需要急増」説も


ところで、停電(black-out)にちなんだ話。

「brown-out」は「電力供給制限」のこと。時間で制限したり、出力を下げたりするのをこう呼ぶ。久しぶりでフィリピンを訪ねたら、電力事情が好転したので「brown-outの必要が少なくなった」と聞いた。

完全に停電することは「black-out」。戦争中の空襲のとき、「灯火管制」という言葉が使われていたのを思い出した。米国には10年住んだが、電力不足も空襲もなかったから、私は「brown-out」という言葉をマニラに行くまで知らなかった。米国人でも知っている人は少ない。「失神」「記憶喪失」、嫌な言葉だが、「報道管制」も「black-out」だ。

一方、「white-out」というと、猛吹雪のときや、極地などで、空も地面も区別がつかなくなること。辞書をひくと、まだあった。頭に血が昇り、視力喪失するのが「red-out」(赤くらみ)、それより少し程度の軽いのが「gray-out」(灰色くらみ)だ。

─村松増美 『私の英語ウォッチング』


日本は今年、電力不足で「節電しなさい」と言われていたが、梅雨が長引いたり、このところ涼しかったりで、「brown-out」にならずにすんでいるってわけね。

各地で10月並みの肌寒さ、東京の最高気温は22.8度


〓〓〓 BOOK

大停電のときには、こんな本でも・・・?
停電じゃ読めないって。(^^;

『停電の夜に』/ジュンパ ラヒリ (著), Jhumpa Lahiri (原著), 小川 高義 (翻訳)
価格: ¥590
発送可能時期:通常24時間以内に発送します。
文庫: 327 p ; サイズ(cm): 148 x 105
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4102142118 ; (2003/02)
内容(「BOOK」データベースより)
毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦―「停電の夜に」。観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻―「病気の通訳」。夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編。ピュリツァー賞など著名な文学賞を総なめにした、インド系新人作家の鮮烈なデビュー短編集。
目次
停電の夜に
ピルザダさんが食事に来たころ
病気の通訳
本物の門番
セクシー
セン夫人の家
神の恵みの家
ビビ・ハルダーの治療
三度目で最後の大陸



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2003年08月14日(木)
風邪かな・・・

夕べから降り始めた雨が今日も1日中、かなり強く降っている。それに妙に涼しい。そのせいか風邪をひいたかも?頭痛が治らないし、熱っぽいので、きっと風邪だろう。

ダイエットのために(?)、朝食はお豆腐のみ、昼食なしで夕食もお豆腐のみという食事だったので、体が弱っていたのだろう。<たった1日でぇ〜?(^^;
もう病気にでもならないことには痩せそうにないんだけど、食べられない辛さというのも知っているので、食べずに痩せるなんてことは絶対にできないな。お豆腐だけというのも、たった1日でうんざりだ。

そういえばバローズの火星シリーズには、食事のシーンというのがほとんどない。たぶんこのあたりで食べているんだろうというのもない。絶えず誰かと戦っていて、食べる暇などありゃしない。それでも地球人の筋肉は火星人に比べると強靭なのだそうだ。そりゃ地球と火星では重力が違うからね。私も火星に行けば軽くなるかしらね?


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

<火星シリーズ合本版第一集>第三巻『火星の大元帥カーター』/エドガー・ライス・バローズ

※三部作となっている1、2、3巻を読了。



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2003年08月13日(水)
心霊現象(?)でジャパネットたかた

深夜、PC部屋で作業をしていたら、ブチっという音がして、突然テレビがついた。げ!心霊現象か?草木も眠るうしみつどき、それに今日は13日の水曜日だし!(って、全然不吉でもなんでもないぞ)と思ったが、画面に映っているのは、「ジャパネットたかた」だ。心霊というより、このまま見続けて、ジャパネットで買い物してしまうほうが怖い。

よくよく思い出してみれば、私がPCを使う前に、アポロ13号がテレビをつけていた。うちのテレビはもう寿命なので、いきなりブチっと切れたりする。で、おそらくそのままにしていたのだ。それが数時間たってから復帰したってわけでしょう。怖いのは苦手なので、そう思っておこう。映っていたのが「ジャパネットたかた」で良かった。ちなみに、グっさんの「ジャパネットはかた」も好き。

●ジャパネットはかた
フジテレビ、ワンナイキャラ。テレビショッピングでおなじみのジャパネットたかたの高田社長のパロディ。彼の場合は博多弁でしゃべり、そしてとっても省略大好き。とにかく無駄話をさせない。アシスタントの宮迫氏に「腹をみせなしゃい」と言ってはちょっかいを出す。最近は、言葉の間に博多弁の「ば」をいれる傾向アリ。(例:めんたいこばスパゲッティ)でも、ぐっさん本人は大阪の方なので噛むこと多し。


ところで、うちの台所の窓は隣の屋根に面している。それがトタン屋根なので、夏は熱が反射されて、もろにうちの台所に入ってくる。それはまた灼熱地獄の別の話なのだが、先日夜中に窓の外を見たら、らんらんと光る二つの目が!ここは3階なので、外に人がいるはずがない!と思ったら、猫だった。『やけたトタン屋根の上の猫』 by テネシー・ウィリアムズ・・・か。

〓〓〓 BOOK

◆読了した本

<火星シリーズ合本版第一集>第二巻『火星の女神イサス』/エドガー・ライス・バローズ

◆Amazonから

『The Book of Illusions』/Paul Auster \1471
ペーパーバック: 336 p ; サイズ(cm):
出版社: St Martins Pr Special ; ISBN: 0312421818 ; (2003/08/01)
Amazon.co.jp
サイレント時代の映画スターに魅せられた男の、不可思議な旅路を描いた物語。そこで彼を待っていたのは、嘘、幻影、そして意外にも愛が渦巻く「影の世界」だった…。

航空機事故で妻と2人の愛息を失ってから半年、バーモントの大学で教えているデイヴィッド・ジンマーは、悲しみと自己憐憫(れんびん)を酒で紛らわす日々を送っていた。そんなある夜、彼はサイレント映画のコメディアン、ヘクター・マンの出演シーンを偶然テレビで目にする。その姿にがぜん興味をおぼえたジンマーは、ヘクター・マンに関する本の執筆を決意、すぐさまこの謎めいた男の調査の旅へと向かう。1929年に突然スクリーンから姿を消した彼は、それ以降、60年間死んだものと思われていた。

翌年、本が出版されると、ジンマーあてに1通の手紙が届く。差出人住所は、ニューメキシコ州の小さな町。書いたのは、どうやらヘクターの妻のようだ。「ヘクターがあなたの本を読み、ぜひともお会いしたいと言っています。こちらにいらしていただけますか?」これはただのいたずらなのだろうか、それとも本当にまだヘクター・マンは生きているのだろうか? まさかという思いと信じたい気持ちがせめぎあうなか、ある晩、彼の自宅に不思議な女性が現われ、旅立ちを促すのだった。それは、ジンマーの人生を一変させる決断だった…。

喜劇と悲劇、現実と空想、暴力と思いやりがめまぐるしく交差する世界へと、読者をあっという間に引きずり込む傑作小説。アメリカで最も独創的で力のある作家、ポール・オースターの最新作『The Book of Illusions』は、このうえなく芳醇で、情感あふれる作品だ。

『In Her Shoes』/Jennifer Weiner \1225
ペーパーバック: 400 p ; サイズ(cm):
出版社: Pocket Books ; ISBN: 0743415663 ; (2003/01/06)

『星を見つけた3匹の猫』/ヨルク・リッター \950
新書: 230 p ; サイズ(cm): 18
出版社: 白水社 ; ISBN: 4560071446 ; (2003/07)
内容(「MARC」データベースより
体にそれぞれ障害をもつ3匹の猫とネズミの王との火花散る戦い! 天空をさまよう「ちび星」と、3匹の猫が夢に見る「星」の正体とはなにか? 魂の成長を描いた、感動のファンタジー。2000年刊の再刊。


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2003年08月12日(火)
「T3」限定ライター到着

今朝早くに、「T3」のライター(ZIPPOの限定版)が届いた。
アポロ13号に、カポーティみたいに、ただ単に「きれいだったからプレゼントしようと思った」などという感覚があるとも思えないし、いまだになぜプレゼントしてくれたのか不明というか、皆目見当もつかないのだが、とりあえず貰っておく。

しかし、シュワちゃんモデルってのはいいのだが、顔が崩れてる部分(TX─女ターミネーターにやられた部分てこと)が左右逆なんですけど・・・。これはファンとしてはちょっと気になるというか、かなり気になるポイントだ。なぜ逆になったかは容易に想像がつくけれど、限定品と名乗るからには、そのあたりもしっかり作ってもらわないとねえ。。。

※TERMINATOR 3 限定各500個(2003.Aug)
ブルーチタン&メタル貼り、シリアル番号刻印、ティンケース入り
今回が初の「シュワ」ちゃんフェイス(メタル)です。


<ダルタニャン物語全集/アレクサンドル・デュマ>

ところで、夏休みには大長編を!と思って、『風と共に去りぬ』を読み始めたものの、これがなかなか進まない。進まないっていうのに、<火星シリーズ>など、これまた全11巻の大長編を読んでるし、他の大長編も気になっている。で、大長編といえば、やっぱりデュマでしょうというわけで、『ダルタニャン物語』を検索して全巻をまとめた。これって全部買うと22000円だ。うげげ!ですね。でも欲しい!単行本でもハードカバーでなく、ソフトカバーってところがいい。絶対に面白いことは確実なんだけど、ううう〜ん。毎月1冊ずつとか・・・?


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2003年08月11日(月)
この本を復刊させたい!

読みたかったスティーヴィン・ミルハウザーの『エドウィン・マルハウス』が復刊になり、とても嬉しいのだが、他にも復刊させたい本はたくさんある。

とりあえず私が大好きな本2点。
よろしければ、「復刊ドットコム」にて投票してくださいねー!

●『黒い時計の旅』/スティーヴ・エリクソン
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=15993

●『レ・コスミコミケ』/イタロ・カルヴィーノ
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=299


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Addy Saves The Day─A Summer Story』(The American Girls Collection)/Connie Porter

<The American Girls Collections>

◆Amazonから

『エドウィン・マルハウス─あるアメリカ作家の生と死』/スティーヴン・ミルハウザー \2200

幻の名作、ついに復刊!
11歳で死んだ天才少年作家の克明な伝記、しかも書いたのは同じ年の親友!意表をつく設定で描かれる濃密な子供の宇宙。

内容(「BOOK」データベースより)
11歳で夭折した天才作家、エドウィン・マルハウス。友人のジェフリー・カートライトは、彼の伝記を執筆するのだが…。現代アメリカ文学の旗手による二重三重に仕掛けがほどこされた異色のパロディ小説。


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2003年08月10日(日)
ジョージ・プリンプトン『トルーマン・カポーティ』

図書館に本を返却。
全部読めないかもしれないと思っていたが、結局読み終えた。
最後に読んだジョージ・プリンプトンの『トルーマン・カポーティ』は、とても面白かったが、最後は読んでいて辛くなった。自分の身を守るためなら、どこまでも残酷になれる人間というものに、ここでも失望した。

これはけしてカポーティのことではなく、カポーティが友人と思っていた人々のこと。カポーティ自身が越えてはならない一線を越えてしまったのが悪いのだし、それは絶対に許されないことであったのかもしれないのだが、それにしても彼らの「無視」と「拒絶」は、カポーティを死に追いやるほどの「絶望」を感じさせたのだろう。相手を利用するだけ利用して、いざというときに相手が望むことを与えられないなら、最初から友人などと言わない方がいい。私個人も、「あなたは親友だ」と口にする人ほど信用しないことにしている。カポーティの苦悩が痛いほどよくわかる。

そもそもカポーティは、他人の批評(または受け?)を非常に気にする人だったから、それが無視されるといたたまれないのだろう。それは私にもよくわかる。物を作る人間は、作る過程でも大変な苦労をするが、作ったあとも平然としてはいられない。必ず反応を知りたいものなのだ。たとえどんな反応であろうとも、無視されるよりはましなのだ。それを「無視」と「拒絶」で迎えられては、自殺したっておかしくないほどの「絶望」となる。ましてやカポーティほどの人物となれば、すさまじい絶望に陥るだろう。

そんなことを痛いほどに感じてしまっただけに、とても辛い本だった。「無視」や「拒絶」ではなく、たとえ厳しい批判をされたとしても、相手にしてもらえていたなら、カポーティはまだ生きていたに違いない。晩年、カフェの片隅で、ひとりでお酒を飲んでいたというカポーティの姿を思い浮かべると、涙が出る。

だって、カポーティは作家である前に、あの『アラバマ物語』のディルなんだから、嘘つきでおしゃべりに決まってるじゃない!それを見抜けなかった人たちが、考えがなさすぎる。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

<火星シリーズ合本版第一集>第一巻『火星のプリンセス』/エドガー・ライス・バローズ

◆BOOKOFFにて

『めぐりあう時間たち─三人のダロウェイ夫人』/マイケル・カニンガム \900
内容(「MARC」データベースより)
時を超えてめぐりあう三人のダロウェイ夫人。異なる時代を生きる三人の「時間」はいつしか運命的に絡み合い、本流のように予想もつかぬ結末へ…。同名映画の原作。ピュリッツア賞、ペン/フォークナー賞受賞作品。

『ネオン・レイン』/ジェイムズ・リー・バーク \100
内容(「BOOK」データベースより)
ニュー・オーリンズには雨が多い。メキシコ湾から吹き上げる風が、湖沼地帯を湿らせる。湖沼に黒人女の死体が浮かんだ。第一発見者はデイヴ・ロビショー―ニュー・オーリンズ警察警部補、ケイジャン、インテリ、離婚一回、元アル中…検死の結果は溺死。だが、ロビショーの目はごまかせない。娼婦、死刑囚、ニカラグアからの亡命者―狂気と背中あわせの者たちを相手にロビショーの個人的な捜査が始まった。’90MWA長編賞受賞作家のシリーズ第一作。

『シマロン・ローズ』/ジェイムズ・リー・バーク \100
内容(「BOOK」データベースより)
元テキサスレンジャーの弁護士ビリー・ボブが依頼された少女レイプ事件。捜査を進めるうちに平和な田舎町は、どす黒い素顔を見せはじめる。名匠ジェイムズ・リー・バークが、癒せぬ傷を抱えた男の誇りと哀しみを円熟の筆致で描くネオ・ハードボイルドの最高峰!1998年度MWA最優秀長篇賞受賞に輝く話題作。

『アメリカン・サイコ』(上)/ブレット・イーストン・エリス \100
内容(「BOOK」データベースより)
マンハッタン。ウォール街で働くパトリックは、富と地位を約束されたエリート・ビジネスマン。しかしその生活は倦怠と狂気に満ちていた。どこのレストランに顔がきくか、高級ブランドにどれだけ通じているか、どんな名刺をつくったか―飽くことのない物欲、友人達との無意味な会話。そしてセックスの後には残虐な殺人が繰り返される。消費行動と物欲に彩られた醜悪な時代を描き、現代に巣食う病をえぐり取った問題作。

『アメリカン・サイコ』(下)/ブレット・イーストン・エリス \100
内容(「BOOK」データベースより)
昼は高級レストランやクラブで友人達とトレンドに終始する無駄話に時間をつぶし、夜は異常性欲のかぎりをつくす殺人マニアへと変貌するパトリック。ガールフレンドとの執拗なまでの暴力的なセックス、そして有無をいわさず迫りくる凄惨な破壊と殺人。これはエリートとしての自分を確認するための儀式であり、次第に彼はその倒錯した遊戯に溺れてゆく―。アメリカン・ドリームのなれの果てを描き、現代の病巣をえぐり取った問題作。


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2003年08月09日(土)
ターミネーター知事だ!

昨日、書き忘れてしまったが、おととい車の中でラジオを聴いていて、びっくり!シュワちゃん、知事に立候補するのはやめたんじゃなかったっけ?

<ターミネーター知事だ!シュワちゃん加州知事に出馬!>─サンケイスポーツ
<シュワちゃん加州知事選へ出馬表明>─日刊スポーツ

当選すれば1期4年の間は俳優業は休む。映画「ターミネーター3」の出演料は3000万ドル(約36億円)だったが、知事の年俸は約18万ドル(2160万円)。

へええー、私なら俳優のままでいるな。でも、お金で買えない名誉とかが欲しいんでしょうか。でも、4年後には60歳。もし映画界に戻ったら、どんな映画を撮るんだろう?でも、オーストリア出身のシュワちゃんは、やっぱり大統領にはなれないのか。。。じゃあ、「シュワちゃんに清き1票を!」という目標のための私のアメリカ移住計画もなしか。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『トルーマン・カポーティ』/ジョージ・プリンプトン
内容(「BOOK」データベースより)
「早熟の天才」とうたわれた米国の作家トルーマン・カポーティは、1984年、その60年の生涯を閉じた。「完璧」と評される作品とは裏腹に、彼の一生はあまりにも劇的なものであった。親の愛情に飢え、同性の恋人と愛憎劇を繰り返し、社交界にのめり込み、ハイソサエティの人々に愛され、そして蔑まれ、薬物とアルコールに溺れていく…。本書は、その稀有な作家カポーティの生涯を、彼を知る人々にインタビューし、得られた証言で描き出す「オーラル・バイオグラフィ」―聞き書きによる伝記―である。同じ手法で伝記『イーディ』を著し、高い評価を得た著者ジョージ・プリンプトンは、今回、カポーティの人物像を描くにあたり、彼の親戚、友人、知人、マスコミ・映画・ファッション関係者など、総勢170人以上にインタビューしている。愛情溢れる述懐、悪意を含んだ批評など、証言者による生々しい発現が、カポーティの奇矯な生涯を鮮明に浮かび上がらせる。カポーティの複雑な人物像を描くのに最適と思える手法を用い、当時を知る貴重な写真も満載された、力作伝記である。


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2003年08月08日(金)
秘湯の宇宙人

昨日は、急遽箱根に行って、温泉につかってきました。そもそも温泉はあまり好きではないのだけれど、海とかプールとかは水着が着れないから嫌だと思っていたが、温泉は水着を着る必要がないので、まあ、いいかと。。。(^^;

宮の下の「秘湯」と言われる温泉に行ったはいいが、車で行けるのは途中まで。あとは階段をひたすら下りて行くのだが、行きはよいよい、帰りはこわいで、温泉で体力が消耗しているところにもってきて、登りの階段はあまりに過酷!

でも、自然の風って気持ちがいいと、改めて感じた。心地よい風と蝉時雨。一時「避暑」気分を味わった。さすがに「秘湯」なので、入った時には私ひとりで、持って行った本など取り出して静かに読書に耽っていたのだが、そうこうするうちに、関西弁の家族がどっと入ってきて(といっても数えてみたらたったの4人だったのだが)、ここはどこや?甲子園か?的状況になってしまったので、とりあえず出た。

休憩所で横になって涼んでいたら、例の家族がまた押しかけてきて、うとうとといい気分でいたところを妨げられた。しょうがないので、またお湯に入りに行ったところ、またしてもあの家族が脱衣所に着替えに入ってきてひと騒動。一体どこが「秘湯」なの?

べつに何の差別もあるわけじゃないが、関西人と中国人と韓国人は、とにかく声が大きい。場所とか時間とか関係なく、大声でしゃべりまくるのは、なんとかなりませんの?前日寝不足だったけど、温泉でゆっくり寝ればいいやと思っていたら、全然ダメだった。

ところで、久々に鏡で全身を映してみた。何?この宇宙人のような(どこの宇宙人か不明だが)体型!絶対地球人じゃないよね!みたいな自分の裸身にびっくりして、でも、これは案外貴重な標本になるかもしれないぞなどと馬鹿なことを思いつつ、体重を計ったら、数日前より1、2キロ減っていた。なぜだろう?まだウォーキング・ダイエットもやってないのに。。。

帰りに芦ノ湖のほうを回って帰ってきたのだが、タイミングよく花火大会にぶつかった。打ち上げているのは湖の反対側で、高さのない花火は山が邪魔になって見えない。それでも、どういうわけだか周りにはほとんど人もおらず、まるで私のために打ち上げてくれているかのような花火だった。湖岸の風は冷たくて、距離があるため光と音のずれた花火は、夏の終わりを思わせた。って、やっと梅雨が明けたばかりだっていうのに、もう終わりですか?寂しい〜!

で、昨日は本も届いていた。は?こんなの買ったっけ?状態で唖然。たしかに何か買おうかな?と思って、あれこれ見ていた中にあったのは覚えているのだが、果たしてこれは自分でオーダーしたものだろうか?幽体離脱でもして、意識不明のうちに頼んだのではなかろうか?ストレス解消!などと思いつつ、イライラ、モヤモヤで頭がトルネードになっていたようだ。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『Autobiography of a Fat Bride : True Tales of a Pretend Adulthood』/Laurie Notaro \1361
Book Description
In Autobiography of a Fat Bride, Laurie contemplates family, home improvement, and the horrible tyrannies of cosmetic saleswomen. She finds that life doesn't necessarily get any easier as you get older. But it does get funnier.


『Addy Saves the Day : A Summer Story Book 5 (American Girls Collection)』/Connie Porter \710
<The American Girls Collection>
このコレクションとは別に、本書の主人公である<Addyシリーズ>もある。『風と共に去りぬ』も『火星のプリンセス』も、時代設定はアメリカの南北戦争の頃。偶然、この本も南北戦争が舞台。そういうことを考えてオーダーしたのか、そんなことは全然考えもしなかったのか、全く記憶にない。(^^;


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2003年08月07日(木)
火星の大接近にちなんで

火星の大接近

今年8月27日に火星が地球に大接近します。今回の大接近は過去5万7000年の中で最大のものとも言われ、夏の夜空に赤く輝くこの惑星に、研究者や天文ファンならずとも夢やロマンがかき立てられます。※大接近の時刻は?

先日、夜空を見上げたら異様な星があり、あれはなんだ?と思っていたのだが、あの南東に輝く赤い星は、やっぱり火星だったんだ!!!
ず〜っと前に「火星の大接近」を観測しに天文台に行った記憶があるが、今回は「過去5万7000年の中で最大」というんだから、それよりはるかに接近するわけ。火星なら双眼鏡で十分観測できるから、これはなんとしても見なければ!あの双眼鏡は、何もラグビー観戦のために買ったわけじゃないってことを証明する絶好の機会だ。

というわけで、買いためておいたエドガー・ライス・バローズの「火星シリーズ」でも読んじゃおうっと!この合本版は、いつ読もうかと機会を狙っていたのだけれど、これはもう今しかないでしょう!私もヒーロー、ジョン・カーターになって、火星に行きたい!それが無理でも、大接近を双眼鏡で眺めたときに、火星のプリンセス、デジャー・ソリスが手を振ってくれるかも!(^^;

『火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉』/エドガー・ライス バローズ (著), Edgar Rice Burroughs (原著), 厚木 淳 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
南軍の騎兵隊大尉ジョン・カーターは、ある夜アリゾナの洞窟から忽然として火星に飛来した。時まさに火星は乱世戦国、四本腕の獰猛な緑色人、地球人そっくりの美しい赤色人などが、それぞれ皇帝を戴いて戦争に明け暮れていた。快男子カーターは、縦横無尽の大活躍のはて、絶世の美女デジャー・ソリスと結ばれるが、そのとき火星は…。SF史上不朽の傑作を全4集の合本版で贈る。
目次
火星のプリンセス
火星の女神イサス
火星の大元帥カーター

火星の幻兵団―合本版・火星シリーズ〈第2集〉
火星の秘密兵器―合本版・火星シリーズ〈第3集〉
火星の古代帝国―合本版・火星シリーズ〈第4集〉


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2003年08月06日(水)
ゴージャスに美しく!

デューク更家の『1mウォーキング・ダイエット』が届いたので、最初の基本のストレッチのようなものをやってみたら、もうそれだけであちらこちらが痛い。いかに体が動いていないか、使っていない筋肉が多いか、うんざりするほど実感した。これがちゃんと苦痛を感じずにできるようになれば、そりゃ確かに痩せるでしょうね。

そもそも、自分自身がすごく痩せたいと思っているわけでもないので、苦痛を伴ったり、我慢したり、ひたすら大変だったりするダイエットは、はなから無理。「痩せている」=「美しい」とも思っていないし、どうしたらダイエットに身が入るんだろう?周りが痩せろと言うだけじゃ、苦痛は耐えられないし、食べたいものだって我慢できない。この世の中、いつ死ぬかわからないのに、わざわざ苦しい思いをしたり、食べたいものを我慢するなんてつまらないと思ってしまう。考えてみたら、本気でダイエットなんかしたことないかもしれない。いつもちょこっとやってみては、あ、ダメ!で終わりだし。

ただ、お年寄りが100m走ったというだけでニュースになるくらいだから、年を取ったら100mも走れなくなるのかと思うと悲しい。デュークさんの口癖のように「ゴージャスに美しく」なるんだったら、それもいいかな。痩せるんじゃなくて、「ゴージャスに美しく」ね。でも・・・

「ゴージャスに美しく」なったら、なにかいいことあるの???


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから

『Vivian Lives』/Sherrie Krantz \1285
Amazon.co.jp
月に50万ヒットの人気Webサイト、Vivianlives.com の超売れっ子ヒロインが、話題のヴィヴィアン・リビングストンだ。いまや「ベテラン・ニューヨーカー」と呼ばれてもよい25歳の彼女だが、初めて自ら書き下ろしたこの物語では、ニューヨークに出てきたばかりの数年前の自分へと時計が巻き戻される。

大学卒業間近。気まぐれからソングライティング・コンテストに出場し、ニューヨークへの豪華週末旅行のチケットを手にしたヴィヴィアン。そして卒業後、親友のソフィーとニューヨークへ移り住むことを決意したとき、彼女の本当の「冒険」の物語が始まる。レストランでの初めての仕事、トラウマ的存在である元カレの店への突然の来訪、なじみ客もでき、ウェイトレスの仕事のノリも完璧につかんだころ、持ち上がるあこがれの企業VH1への就職の話…。

恋の話も盛りだくさんだ。ルームメートのソフィーにボーイフレンドができてしまい、急に広く感じるようになったアパートで開いた「ポエトリー・リーディング」の会、そこで出会ったちょっとキュートなパトリック! たちまち恋に落ちたヴィヴィアンだが、彼の正体は…?

『1mウォーキング・ダイエット』/デューク更家 \1200
内容(「MARC」データベースより)
楽しくウォーキングをして、キレイになって、元気になれる。女らしくキレイに痩せたい女性必見の書。ダイエットウォークレッスンの他、著者のダイエット理論、デューク流ストレッチ、腹筋エクササイズも伝授。


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2003年08月05日(火)
ストレス解消法

イライラしたり、もやもやしたり、気分が重いときは、私の場合、本を買うことである程度は解消するかな・・・。読まなければいけない本とか、読もうと計画を立てた本とかたくさんあるし、今月はもう買うのをやめておこうなどと決心もしたのだけど、どうしてもストレスを解消したい!って場合、やっぱり何も考えずに欲しい本を買うってことが一番。それで解消するなら、安いものだろうと思うんだけど、読まずに積んでおくのは目に見えてます。

ていうか、せっかくの夏休みなんだから、自分の好きな本を読みたい!途中でやめようが、あちこち手を出そうが、純だろうが不純だろうが、なんだっていいから、面白いものが読みたい!

これにつきるってことでしょうか。図書館の本なんて、また借りればいいのよ。というわけで、あれこれ検索していたら、こんなシリーズがあって、ちょっとなごんだ。
などと書いていたら、雷がゴロゴロして、いい気分。もっとバリバリ鳴ってほしい。これもひとつのストレス解消法か。でも、鳴ってほしいときに鳴ってくれないし、ちょっと不便だ。


◆American Diaries Series

Sarah Anne Hartford: Massachusetts, 1651 (American Diaries, No 1)/Kathleen Duey (著)
U.S. 定価: $4.99
価格: ¥596
マスマーケット: 141 p ; サイズ(cm):
出版社: Simon & Schuster (J) ; ISBN: 0689803842 ; (1996/04/01)

※以下19巻まではこちら→<MY JOURTNAL>

◆American Sisters Series

West Along the Wagon Road, 1852 (American Sisters, No 1)/Laurie Lawlor (著)
U.S. 定価: $4.50
価格: ¥537
ペーパーバック: 182 p ; サイズ(cm):
出版社: Simon & Schuster ; ISBN: 067177557X ; (2000/08/29)

※以下9巻まではこちら→<MY JOURNAL>


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2003年08月04日(月)
マカロニ・チーズ

この間から、「マカロニ・チーズ」が食べたくて仕方がなかった。というのも、アリス・ホフマンの『七番目の天国』、Luanne Riceの『Firefly Beach』と、続けて本の中に「マカロニ・チーズ」が出てきたからだ。

これ、マカロニだからイタリア料理だと思うけれど、アメリカのマカロニ・チーズは全然味が違うのだ。言うまでもなく、イタリアのそれのほうが料理としてはおいしい。でもアメリカの単純な味には、それとはまた別のおいしさがあるのだ。

以前、ハワイのマウイ島に行ったときのこと。オアフ島に比べると、はるかに自然の多いマウイには、ホテルの周囲に店など一軒もない。何料理なのかさっぱりわからないホテルのレストランの料理のまずさに辟易して、売店で冷凍のマカロニ・チーズを買って、部屋のレンジで温めて食べたのだが、場合が場合だっただけに、それがすごくおいしかった。

今思えば、マカロニとチーズという明らかに得体の知れているものの安心感と(マカロニも好き!チーズも好き!)、ものすごくはっきりした塩味に感動したものと思われる。つまり、かなりしょっぱかったということなのだが、しょっぱいのか甘いのかわからないような曖昧な味の料理ばかりだったので、これがとてつもなくおいしく感じられたのだ。しばらくハワイにいて、久々に「えぞ菊ワイキキ店」でラーメンを食べたときのような感動かも。

以来、日本でも同じものがないかと探しているのだが、まだお目にかかっていない。たまにイタリア料理店で、そのようなものを頼んでみたりするのだが、やっぱり違う。おそらくチーズはチェダーチーズ一種類だけだろうし、ワインなども使っていないだろう。料理の専門家に言わせれば、てんで話にならないといった代物かもしれない。

でも、“あの”冷凍のマカロニ・チーズが食べたい〜っ!
本に出てきたものは、両方とも絶対にあの味に違いない。だって、アメリカの話だもの。仕方がないので、イタリアンのインスタント・パスタシリーズ(水を入れたお鍋に袋の中身を入れて7分煮るだけ)の中から、ペンネのチーズクリームあえみたいなものを買って食べたのだが、それはそれでおいしかったけど、やっぱりあの味ではなかった。このインスタント・パスタシリーズは、個人的にはすごくオススメなんだけど、インスタントなのに、こっちの味のほうが、アメリカの“あの”マカロニ・チーズよりも高級に感じる。

インスタントの<マカロニ・チーズ>
悪魔の味<マカロニ・チーズ>
ちゃんと作りたい人のためのレシピ


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『バゴンボの嗅ぎタバコ入れ』/カート・ヴォネガット
内容(「MARC」データベースより)
再婚した前妻の家庭を訪れ、世界遍歴の土産話を自慢げに語る男を待ち受ける意外な落とし穴とは…。男の悲哀をユーモラスに描く表題作ほか、笑いと文明批判の精神に満ちた23篇を集めた短編集。
目次
死圏/記憶術/お値打ちの物件/パッケージ/才能のない少年/貧しくてゆたかな町/記念品/ジョリー・ロジャー号の航海/カスタムメードの花嫁/野心家の二年生/バゴンボの嗅ぎタバコ入れ/パウダーブルーのドラゴン/サンタクロースへの贈り物/無報酬のコンサルタント/あわれな通訳/女嫌いの少年/自慢の息子/恋に向いた夜/夢を見つけたい/駆け落ち/2BR02B/失恋者更正会/魔法のランプ/雑誌記者としてのキャリアに関する結び


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2003年08月03日(日)
真夜中のサヴァナ

昨夜は篠森さんと映画を観にいったのだけど、映画が終わったのはもう3時近く。それからご飯を食べに居酒屋に行って、好きな作家のことや嫌いな作家の悪口などしゃべりながら(好きな作家はバラバラだが、嫌いな作家は一致している)、朝まで過ごした。でも、前日3時間しか寝ていなかったせいもあって、さすがにもうオールはしんどい。

<業務連絡>
立原さん、篠森さんへの伝言、ちゃんと伝えましたよー!

ところで、先日買った、カール・ハイアセンの『大魚の一撃』が本棚に見当たらない。あれ?と思っていたら、ちゃっかりアポロ13号が読んでいた。彼はここしばらく内田康夫のミステリーにはまっていて、この間もBOOK・OFFで1冊100円の本を5冊ほど買ってきてあげたばかり。数えてみたら、もう25冊くらい読んでいて、いい加減うんざりだろうと思っていたところ。推測はズバリで、やっぱり飽きていたらしい。

ハイアセンの本については、説明がくどすぎるとか、外人の名前は面倒だとか、いろいろ不平をあげつらねていたが、結局はそのまま読んでいるので、はまったものと見うけられる。驚いたことには、私の真似をして、お風呂の中にまで持ち込んでいる。このまま気に入れば、『トード島の騒動』や、『ストリップ・ティーズ』も読むかもしれない。せっかくだから、『HOOT』もなにげに置いといてみようかな。


そういえば、『風と共に去りぬ』に、南部のサヴァナという地名が出てきた。そう、『真夜中のサヴァナ』のあのサヴァナだ。ヒロイン、スカーレットの母親のエレンがサヴァナ出身なのだ。アイルランドからやってきた父親ジェラルドが最初に住んだのもサヴァナで、ここで二人は知りあって結婚した。というわけで、ジョン・ベレントの『真夜中のサヴァナ』を読むのが楽しみになった。

※画像は原書
『Midnight in the Garden of Good and Evil: A Savannah Story』/John Berendt (著)


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2003年08月02日(土)
パイレーツ・オブ・カリビアン

梅雨明け。例年より13日、去年より13日遅い。関東地方で梅雨明けが8月になったのは、この50年間で3回目。今夜は、オールナイトで映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」を観に行く。

で、観てきました。
映画は単純に面白く、十分楽しめたけど、「ロード・オブ・ザ・リング」で人気が出たオーランド・ブルームでひと稼ぎしようと思ったディズニーが、オーランド・ブルームを正統派ヒーロー(ウィル・ターナー)に、ジョニー・デップをイカレタ海賊のヒーロー(ジャック・スパロウ)にして対比させ(デップは今回、道化に徹している)、ディズニーランドの「カリブの海賊」の雰囲気そのままに作った映画という感じ。総督の娘エリザベスと一介のみなしごの鍛治屋のウィルが結ばれるなんて、おとぎ話もいいところ。でも、オーリイファンは、ストーリーなどどうでもいいから、カッコいいオーリイを観れるだけで良しなんでしょう。

でも、ブルームとデップの海賊相手の闘いぶりはすごーくカッコイイ!「ロード・オブ・ザ・リング」の戦闘シーンを髣髴とさせましたね。ゾンビと化した海賊どもが、オークの群れに見えたもの。あのアクションシーンは、あとでディズニーランドでショーとしてやるんだろうな。だけど、やっぱりディズニー映画だよねという感じ。必ずドタバタなおどけた笑いを取らなきゃ気がすまないのよね。あの映画には不必要だと思うけど。せっかくの映画としてのカッコ良さが半減。ディズニーじゃなければ・・・という思いは大きい。


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2003年08月01日(金)
「T3」の限定ライター

昨夜、といっても今日だが、夜中の2時過ぎにPCの作業を終了し、寝ようと思ったら、アポロ13号がまだ起きていた。今日は仕事があるのに、何してるんだ?と思ったら、テレビの通信販売に商品を頼んだので、確認の電話を待っているのだという。

またゴルフ用品でも買ったの?と聞くと、「T3」の限定ライターだという。どうしてまた、そんなものを?と思ったら、「君に買ってあげようと思って」という耳慣れない言葉を聞いた。しかもそのライター、12000円くらいするらしい。

これは怪しい!誕生日とか結婚記念日でもないのに、どうして私にプレゼントしようなどという気になったものか。。。しかも、睡眠時間を削ってまで注文をするなんて、どうにも怪しい。男が急に優しくなるのは、何かやましいことがあるからだと、あちらこちらから聞いて耳年増になっているものだから、どうしても素直に喜べない。99%くらい何かあるんじゃないかと疑ってしまう。夜中に入ってくるメールは、本当は迷惑メールじゃないんじゃないか?とか、帰りの遅いときは、何をしているかわからないだとか、疑いだしたらきりがない。

だからと言って、あんまり疑ったら買ってくれなくなるだろうし、今日のところはとりあえず黙っていた。一応シュワちゃんモデルのライターらしいので、もらっておくにこしたことはないだろう。本当は、「T3」モデルのサングラスか、シュワちゃんの直筆サインいり革ジャン(30万円)が欲しいんだけどなあ。。。

そうそう、7月30日はシュワちゃんの56歳の誕生日だった。遅ればせながら、HAPPY BIRTHDAY★だーっ!
いつまでも、強〜いシュワちゃんでいてねー!最近、スタントマンを使っているらしいけど、56歳だもの、いたわってあげなきゃね。

ところで、気になる記事
シュワルツェネッガー、知事選出馬を断念へ
ううむ、ケネディ大統領の姪である奥さんは政界入りに反対なのかあ。さすがのシュワちゃんも奥さんには弱い?(^^;


◆「私の読書の記録」に下記の感想をアップしました。

・Firefly Beach/Luanne Rice new
・西瓜糖の日々/リチャード・ブローティガン
・さくらんぼの性は/ジャネット・ウィンターソン
・七番目の天国/アリス・ホフマン
・Harry Potter and the Order of the Phoenix/J.K.Rowling
・新訳・嵐が丘/エミリー・ブロンテ


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