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2003年04月30日(水)
ネタバレ?ハリポタ<5>&読了本

Harry Potter (Book 5): Harry Potter and the Order of the Phoenix UK版/J.K.Rowling (著)
ハードカバー: 768 p ; サイズ(cm):
出版社: Bloomsbury Children's Books ; ISBN: 0747551006 ; (2003/06/21)
ハリポタ5作目は、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の後書きで「不死鳥の勲章」とされていたため、邦題は一般にそう言われているが、どうやら「不死鳥の騎士団」が有力であるらしい。

で、ついでにこんな内容か・・・?というのを拾ってみた。

●キーになるキャラが増える
★ヴォルデモートが、ハリーの両親を殺そうとした理由がわかる
●リリー(ハリーの母)の新事実
●リリーの杖が非常に重要なアイテムになる
★リーマス・ルーピンとマッド・アイ・ムーディが再び現れる
●今作品はジニーが重要な役割
★今回の「闇の魔術に対する防衛術」の先生は女性
●ダーズリー一家の新事実
●魔法界の新たな面が明らかに
●ハーマイオニーが監督生になる
★主な登場人物で、ハリーのファンが死ぬ(ジニーかコリン?)
●ハグリッドとマダム・マクシームの恋の行方
●シリウス・ブラックの無実が証明される
●ダンブルドアがハリーをダーズリー一家に預けると安心な理由がわかる
●クィディッチチームにあっと驚く人が加わる
●ミセス・フィッグ(1巻でダーズリー一家がハリーを預けていたおばさん)の新事実
●ハリーのペット変更(現在ふくろうのヘドウィグ)

このネタ元は Harry.Potter.jp ほか何箇所かだが、おおもとのネタはどこから出たものか不明。★印はかなり有力と思われるが、あとで「違うじゃないか!」と言われても、私は一切責任は持てないので、

全て「?」をつけて

読んでほしい。(^^;

<参考>
Harry Potter and the Order of the Phoenix US版/J. K. Rowling (著), Mary Grandpre (著)
ハードカバー: 896 p ; サイズ(cm):
出版社: Scholastic Paperbacks ; ISBN: 043935806X ; (2003/06/21)

Harry Potter (Book 5): Harry Potter and the Order of the Phoenix [Adult Edition] UK版/J.K. Rowling (著)
ハードカバー: 768 p ; サイズ(cm):
出版社: Bloomsbury ; ISBN: 0747569401 ; Adult Edition 巻 (2003/06/21)


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『クリック?クラック!』/エドウィージ・ダンティカ
内容(「MARC」データベースより)
恐ろしく、苦しく、悲しく、そして激しい現実の中に、微笑ましく、温かく、たくましく、そして静かに生きる人々。女性の存在に焦点を当てつつ、ハイチ系アメリカ人作家としての独特の作風を確立するダンティカの短編集。


Copyright(C) 2001-2013 SCHAZZIE All rights reserved.


2003年04月29日(火)
アメリカ文学が不毛だった理由

そういえば思い出したが(遅い!)、「アメリカ文学には不毛な時期があった」と青山南さんも先週の授業で言っていた。70年代、つまりベトナム戦争の頃である。というわけで、個人的に現代アメリカ文学に馴染めないのも、まんざら好き嫌いの問題だけではないようだ。

80年代に入って、ジェイ・マキナニーやブレット・イーストン・エリス、続いてイーサン・ケイニンが出てきて、やっとアメリカ文学も活気づいたということである。

また第二次大戦後、アメリカの特産物とも言える「短編小説」に影響を与えた重要な作家としては、ジョン・チーヴァー、バーナード・マラマッド、フラナリー・オコナーがいる。

個人的なことを言えば、この中に私の好きな作家はいない。ただし、イーサン・ケイニンを除いては全部未読の作家だから、好きも嫌いも判断できないが。

ところで、映画でお馴染みの『ソフィーの選択』は、ウィリアム・スタイロンの『Sophie's Choice』が原作だったと初めて知った。スタイロンは先日『闇の中に横たわりて』を入手し、近いうちに読もうと思っていた作家だが、『ソフィーの選択』は好きな映画だし、ああいう世界だとしたら、かなり期待する。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『The Yearling』(Aladdin Classics)
/Marjorie Kinnan Rawlings
全編アメリカ南部訛りの会話。
子鹿とのエピソードは、開拓地の大自然との闘いの一部にすぎない。


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2003年04月28日(月)
現代アメリカ文学が一気に到着

実のところ、私はアメリカ文学よりもイギリス文学の、それも古典の部類に入るくらいの作品が好きで、現代アメリカ文学は全く受け付けない時期があった。サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』なんかは4回くらい読んだが、全然いいと思えず、勝手に「サリンジャーがアメリカ文学をダメにした」とまで思っており、アメリカ文学不毛の時期というのを過ごした。これはあくまでも好き嫌いの問題だから、実際にアメリカ文学がダメ!と言っているわけではないが。

それを打開してくれたのがジョン・アーヴィングで、その後ポール・オースターなども読んで、アメリカ文学もいいじゃないかってことで、最近は特に南部の作家や作品は面白いという風にまでなってきた。

というわけで、現代アメリカの作家たちの本というのは、アーヴィングやオースター、T.C.ボイル、一部の南部の作家などを除くと、ほとんど知らないというか、名前は知っていても作品は未読というのが多いわけで、これではいかん!と注文した本が下記の通り。それが今日一気に到着した。

その前に図書館で借りて3冊ほど読んだが、「不毛のアメリカ文学」のレッテルをはがすのは、結構難しい。やっぱり拒否反応が起こって、一筋縄では受け入れかねるのだ。今日届いた本を読むことで、少しは世界が広がるといいのだけれど。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから12冊

『アブサロム、アブサロム!』(上)/ウィリアム・フォークナー \1300
内容(「BOOK」データベースより)
南北戦争が始まる頃、ヨクナパトーファ郡ジェファソンに飄然と現れた得体の知れない男トマス・サトペンは、インディアンから百平方マイルの土地を手に入れ、大いなる家系を創始するべく、町の商人コールドフィールドの娘と結婚する。サトペン家の興隆と崩壊を物語りつつ、アメリカ南部の過去と現在の宿命的な交わりを描いた迫力ある長篇。

『アブサロム、アブサロム!』(下)/ウィリアム・フォークナー \1200
内容(「BOOK」データベースより)
少年時代に受けた屈辱により、南部で人間として認められるには「土地と黒人と立派な家」を持たなければならないと思い知らされたサトペンは、その野望の達成に向けて邁進する。しかし最初の妻に黒人の血が混じっていることを知って捨てた報いにより、築き上げた家庭は内部から崩壊していく。小説表現の限界に挑みながら二十世紀文学の最先端を歩み続けたフォークナーの渾身の大作。

『サンクチュアリ』/ウィリアム・フォークナー \590
出版社解説
ミシシッピー州の町に展開する醜悪陰惨な場面─ドライブ中の事故から始まった、女子大生をめぐる異常な性的事件を描く問題作。

『夜の樹』/トルーマン・カポーティ \552
内容(「BOOK」データベースより)
ニューヨークのマンションで、ありふれた毎日を送る未亡人は、静かに雪の降りしきる夜、〈ミリアム〉と名乗る美しい少女と出会った…。ふとしたことから全てを失ってゆく都市生活者の孤独を捉えた「ミリアム」。旅行中に奇妙な夫婦と知り合った女子大生の不安を描く「夜の樹」。夢と現実のあわいに漂いながら、心の核を鮮かに抉り出す、お洒落で哀しいショート・ストーリー9編。
目次
ミリアム/夜の樹/夢を売る女/最後の扉を閉めて/無頭の鷹/誕生日の子どもたち/銀の壜/ぼくにだって言いぶんがある/感謝祭のお客

『悩める狼男たち』/マイケル・シェイボン \2200
内容(「MARC」データベースより)
「ぼくは狼男だ」と思い込んでいる少年が引き起こす珍騒動を描く表題作を始め、一癖ある人々が破綻した家族関係を繕おうと奮闘する姿がシニカルな笑いを誘う9編。ピュリッツァー賞作家の短編集。

『宮殿泥棒』/イーサン・ケイニン \686
柴田元幸(訳)
目次
会計士/バートルシャーグとセレレム/傷心の街/宮殿泥棒

『賢い血』/フラナリー・オコナー \620
内容(「BOOK」データベースより)
軍隊から戻ると、がらんとした家には箪笥しかなかった。ヘイズは汽車に乗り、知らない街へ行き、説教師の帽子を被ったまま売春宿に入った。やがて彼は中古自動車の上に立ち、『キリストのいない教会』を説きはじめる―。たじろがずに人間を凝視し、39歳で逝くまで研ぎすまされた作品を書き続けた、アメリカ南部の作家オコナーの傑作長篇。真摯でグロテスクな、生と死のコメディ。

『クリック?クラック!』/エドウィージ・ダンティカ \1700
内容(「MARC」データベースより)
恐ろしく、苦しく、悲しく、そして激しい現実の中に、微笑ましく、温かく、たくましく、そして静かに生きる人々。女性の存在に焦点を当てつつ、ハイチ系アメリカ人作家としての独特の作風を確立するダンティカの短編集。
目次
海に眠る子どもたち/1937年/火柱/夜の女(ハイチにて)/ローズ/失われた合言葉「ピース」/永遠なる記憶/昼の女(ニューヨークにて)/カロリンの結婚式

『フォックスファイア』/ジョイス・キャロル・オーツ \1800
内容(「MARC」データベースより)
大人の社会に様々な形で反抗していく勇敢な少女たち「フォックスファイア」。ノーベル文学賞にノミネートされたアメリカ現代文学界を代表する巨匠が描く1950年代のニューヨーク。

『エデン郡物語―ジョイス・キャロル・オーツ初期短編選集』/ジョイス・キャロル・オーツ \1845
内容(「MARC」データベースより)
ある日から、人が沼地にはまるようにキリスト教の活動に落ちこんだんです。盲目のロビンよ、旅をして使命を果たせ、この世界からあんな男たちを排除しろという…。オーツの初期短編8編を収録。
目次
国勢調査員/盲目の少年との出会い/世界の果て/儀式/白い薄い冬の霧/川のほとりで/洪水に流されて/北門の傍で

『大泥棒と結婚すれば』/ユードラ・ウェルティ \1359
青山南(訳)

『ジョン・チーヴァー短編集』/ジョン・チーヴァー \1204


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2003年04月27日(日)
最強ワセダ、強豪NZUに激勝

オールブラックス予備軍」と言われるニュージーランド学生代表に、早稲田ラグビーが勝利!今季の初戦だし、山下も卒業していなくなった早稲田はどうなの?という不安をよそに、堂々と勝った。日本の単独チームの勝利は初の快挙。今年も早稲田は強いぞ!

<関連記事>


さて、ユードラ・ウェルティの『黄金の林檎』を読み終えたのだけど、なんかねー、やっぱり私は短編は向いてないんでしょうか。でも、ウェルティは後期に授業でやるよと南さんも言っていたので、途中で投げるわけにもいかず、なんとか読了したものの、う〜ん・・・て感じ。詳しい感想は、あとで読書記録に書くとして、短編なのに全部繋がっているという面白い形ってことはわかるんだけど、そのウェルティ独特の世界に入り込めない。やっぱ翻訳のせいなのかなあ?

ところが、この本のタイトルに「新訳」とある通り、「旧訳」があるわけで、しかも出版年月日が1年しか違わない。その理由がこの本のあとがきで述べられているのだけど、すごいことになってる。つまり、旧訳がとんでもないので、見かねて新訳を出したとはっきり書いてあるのだ。ここは誤訳だ!というのも明示しているし、この訳者のソーントン不破直子さんというのは、よほど自信があったんでしょうねえ。版権の問題とか、どうなってるんだろう?と、肝心の中身より、こっちの問題のほうが興味深かったりして。

でも、旧訳のほうは知らないし、ソーントンさんの訳は正確なのかもしれないけど、なんか面白くないんだよねえ。あとがきも、「私は杉山さん(旧訳のほう)と違ってユードラと仲良しなのよ!」って感じで、ちょっといただけないんだなあ。。。(^^;

ユードラ・ウェルティは、青山南さん訳の『大泥棒と結婚すれば』も明日届く予定なので、もう少しがんばって付き合ってみるつもり。訳者によってだいぶ違うのかもしれないし。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『新訳・黄金の林檎』/ユードラ・ウェルティ
ソーントン不破直子(訳)
内容(「BOOK」データベースより)
現代アメリカ女流作家ユードラ・ウェルティーの壮年期の最傑作。時は20世紀前葉、場所はアメリカ深南部ミシシッピ州モルガナの町で、愛に、芸術に、冒険に生きる男女の群像。だが彼らの目をくらます謎の黄金の林檎は神話の昔から輝き、耳に響く音楽は星座のかなでるものだった―。狭小な時と場所に生きる名もなき人びとの情熱の中に、人類の歴史と宇宙の星々にまで及ぶ壮大なイメージを展開させるウェルティー文学の真髄。


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2003年04月26日(土)
深夜のバースデイ・パーティー

新宿二丁目ナチュラルハイの龍ちゃんの誕生日。
若い男の子がいっぱい!なのに、まったく危険もないし、男って感覚もない。なぜなら、彼らは全部ホモだから。(^^;

ホモバーの従業員というのは、「男ではないホスト」だ。やってることは、普通のバーのホステスと一緒だと思う。そのへんの飲み屋さんにいる男の子とはちょっと質が違う。お客様を全てしっかりフォローしてるから、下手なバーのホステスよりもきめ細かい心遣いがあったりして、時々びっくりする。

そんなわけだから、お祝いにはドン・ペリだとかヴーヴ・クリコ、モエ・シャンドンなんていう高級シャンパンがぽんぽん開く。店自体はけして高級店というわけじゃないんだけど、日頃の心遣いが、そういう時に花開くって感じ。

でも、こういう時は、あまり長居をしないほうがいい。やっぱりゲイの中のストレートの女って異質だもの。私はゲイの人は好きだけど、ゲイの中にはストレートな人に対して拒否反応を抱く人もいるし、なんたってホモバーなんだから、その辺は尊重しないといけない。

ちなみに龍ちゃんへのプレゼントには、やっぱりゲイであるカポーティの本をあげた。


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2003年04月25日(金)
DVD「ハリー・ポッターと秘密の部屋」

最近、宿題と予習に終われて、ほとんどPCを開かない。モバイルで対応できるものはいいのだが、この日記とかは長めになるので、モバイルでは辛いものがある。文が長くなると、一文字1秒くらいかかってしまう。本や情報のリンク作成もあるし、この日記をちゃんと埋めるには、モバイルでは無理。

でも夕べは、届いたばかりのDVD『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を観てしまった。やっぱりフローリッシュ&ブロッツ書店で、ドラコが破いた本が気になる。あれはいったいなんだったんですか?(^^;

で、あれだけの内容を2時間40分にするわけだから、当然ほかにも疑問がいっぱい。

・秘密の部屋の入り口を、ダンブルドアともあろう偉大な魔法使いがなぜみつけられなかったか?(トイレの水道横に蛇マークがついてるのに)

・クウィディッチの試合で、ハリーとドラコが観客に見えないところを飛び回ってるけど、あれは試合としてあり?

・石にされてしまう怪物といえば、ゴーゴンかバジリスクしかいないだろうに、なぜ最後まで正体がわからないのか?しかも、スリザリンのシンボルは蛇だし。

・アラゴグは何のために出てきたのか?

・トム・リドルはなぜハグリッドを密告したの?

・結局ハリーはスリザリンの継承者?

・ハリーは蛇と話ができるのに、なぜバジリスクとは話せないのか?

・バジリスクはどうしてリドルの言うことは聞くの?

・マルフォイパパより、ドビーのほうが魔法が上手いの?

・ロックハートはなぜホグワーツに雇われたのか?

などなど、本を読めば解明するものもあるけれど、映画ではこんな疑問がいっぱい出てきてしまうのよね。でも、おまけのほうにあるロックハートの写真集は笑える。(^^;


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2003年04月24日(木)
原文で味わう新しいアメリカの短編小説(2)

「原文で味わう新しいアメリカの短編小説」講座第2回目。
テキスト:「Emperor of the Air」/Ethan Canin

<Interview: Ethan Canin>
<Ethan Canin leads readers on a journey across time and space>
<Books by Ethan Canin>

イーサン・ケイニンについては、名前はよく耳にしていたが、初めて読む作家。ハーヴァード大学の医学部出身で、作家でハーヴァード出身といえば、ジョン・アップダイクくらいしかいないので、そういう部分でも話題になった人。作品の中に、医学部出身だけのことはあると思えるような医学的知識の片鱗も見える。個人的好みで言うと、△くらい。

予習もちゃんとしていったつもりだが、たしか「速読でいい」とか「訳してはダメ」とか言ったよねぇぇぇぇ、あれは嘘?って感じ。今日指名された人たちは、これまでに数年同じ講座を取っていて、かなり慣れている人たち。全部しっかり訳してきていて、それを堂々と読み上げる。その上、感想もまた別に発表し、さらには構文や気になった文章などについての解説までした。

うげげーっ!南さん、あれ、嘘だったんですね!
「訳してはダメ」という言葉を、私はすっかり信じ込んで、訳なんて全然してなかったのに、もし、万が一、指名されてたら、めちゃくちゃ恥かしい思いをするところだった。次は文法から何から、細かくチェックしていかないといけないみたい。ただのカルチャーセンターとは違うよ。やっぱり大学なんだー!と、当たり前のことに今更気が付いた次第。単語をチェックして、一応内容は把握したつもりだったが、まだまだ読みが浅い!しっかり読み込んでいかないと、指名されて赤恥をかくことになる。

私は大学は美術系だったので、文学部の授業なんてものは皆目見当がつかなくて、どんな風に進めるのか全然わからなかったんだけど、また高校生に戻ったような気がして、宿題をやってないのに、授業で指される夢なんか見ちゃうかもしれない。

これではいかん!と、授業が終わってから、早速大学の図書館に行って勉強した。ていうか、次の予習を始めた。そこで、静けさに圧倒された。いや、図書館だから当たり前なんだけど、近くの四谷図書館などと比べたら、全然比較にならないほどの静寂。これがほんとの図書館なんだ。本もいっぱいあるし・・・って、じゃ、四谷は何なのよ?って感じ。机がこげ茶色で、椅子はこげ茶の脚に、座る部分は深いグリーンの布張り。シックで落ち着くし、公共の図書館とは違うのねと感動した。授業のない日も来よう!

でも、今日は南さんの訳書、著作を4冊持っていった。先週サインしてくれると約束していたので。こんなに出したら欲張りだと思われるかなと心配しつつ、一応全部出してみたら、「お得意様だね!」と喜んでくれて、全部に宛名入りでサインしてくれた。4冊もサインしたら、もう名前は覚えられただろう。(^^;

持って行った本の中でも、T.コラゲッサン・ボイルは私のお気に入りだし、南さんが専門に訳している作家で、もうすぐ新しい短編集を訳して出すという情報も入手。「もう読んだ?」と聞かれたが、ボイルは原書では読んでいない。これはまずい!長編は何冊か持っているが、短編集はゼロ。タイトルを聞くのを忘れてしまったけど、それらしきものをみつけて、絶対読んでおこう!

しかし、今日はGOOSのおかげで二日酔いはしていなかったものの、めちゃくちゃだるかった。タクシーで行っちゃおうかなあ・・・と思ったが、気力を振り絞って歩いていった。この際服なんかどうでもいいって感じで、とにかく学校にたどり着けさえすればって感じ。いくら義理人情でも、もう授業のある前日には、飲み会には出席しないぞ!


◆次回の課題
「Seven」/Edwidge Danticat


〓〓〓 BOOK & DVD

◆Amazonから

『ハリー・ポッターと秘密の部屋 特別版』/クリス・コロンバス監督 \2384
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全世界にファンタジー・ブームを巻き起こしたJ・K・ローリングのベストセラー小説の映画化第2弾。魔法学校ホグワーツの2年目を迎えた少年ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)とその仲間たちは、校内で人々が次々と石化していくという怪事件の謎に立ち向かっていく。

監督のクリス・コロンバスをはじめ、前作とほぼ同じスタッフ&キャストなだけに、作品の世界観に慣れて軌道に乗ってきた感があり、2時間40分という長さをいささかも飽きさせないのが素晴らしい。ほんの少し成長した子どもたちの姿もりりしいが、リチャード・ハリスなど先生役の名優たちも今回の方が良い味を出しているし、しもべ妖精ドビーなど新キャラも楽しく、さらには肝心なときに全く役に立たないカッコつけ教師ロックハート役のケネス・ブラナーが、一体何のために出てきたのかとつっこみたくなるほどおかしい。(的田也寸志)

『誕生日の子どもたち』/トルーマン・カポーティ \1619
内容(「MARC」データベースより)
少年や少女の無垢さ=イノセンスをテーマにして描かれた物語を収録。純粋で強く美しく、きわめて脆く傷つきやすく、また毒を含んで残酷なカポーティの6編の短編小説を、村上春樹が訳出。

※友だちへの誕生日プレゼント用。



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2003年04月23日(水)
誕生日ラッシュ

今日はどん底にて田中さんの誕生会。
明日は授業があるので行きたくないんだけれど、これも付き合いだからしょうがない。土曜日にもまた誕生会がある。これはホモの龍ちゃん。どっちかといえば、龍ちゃんのほうに行かなくちゃならない度合いは大きい。

いつの間にか、そういう付き合いのシステムに組み込まれていて、「○○さんの誕生会だから」と当然のように通知される。嫌と言えない私は、非常に疲れるのだ。

で、今日もとっても疲れた。
明日の授業が心配。二日酔いしないように、例のGOOSを直前に飲んで行ったけれど、途中で帰るということができなくて、ほとほと困った。


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2003年04月22日(火)
マーティン・ドレスラーの夢

グレイス・ペイリーの短編集『最後の瞬間のすごく大きな変化』の村上春樹の翻訳を読んだあとなので、ミルハウザーの長編『マーティン・ドレスラーの夢』は、すばらしい翻訳に思えた。もちろん柴田元幸訳。やっぱり村上春樹と柴田元幸では、比較にもならない。

ミルハウザーの本は、『三つの小さな王国』を持っていて、いつも冒頭だけ読んだあたりで、他に読みたいものが出てきてしまうので、ついつい後回しになっていた作家。

ピュリッツァー賞受賞ということで、いろいろ小難しい解説もあるが、柴田さんの解説はいつものように淡々としており、読者に下手な先入観を植え付けるものではないので(私は解説やあとがきを先に読むタイプ)、それによってものすごく期待したというわけではなかったが、ミルハウザーの独特の世界が味わえたと思う。特に、登場人物の名前が独特で、ちょっと古めかしい響きが非常に気にいっている。

ただし、物語としてはすごくお気に入りというわけではなく、春樹訳のグレイス・ペイリーを読まずに、いきなりこれを読んでいたらどうだっただろうか?という疑問は残る。ミルハウザーも細部を書き込むタイプのようで、そういう一部分は、個人的には退屈だったりもした。

しかし、グレイス・ペイリーを柴田さんが訳していたら、どうだったかなあ・・・と思わずにはいられない。もちろん途中からは柴田さんが手伝っているわけだけど、柴田元幸訳として出るのと、村上春樹訳として出るのでは、おのずと手伝うほうだって、翻訳に対する心がまえが違うだろうし、見解の相違があっても、一歩引くのは間違いないだろうと思う。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『マーティン・ドレスラーの夢』/スティーヴン・ミルハウザー
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「昔、マーティン・ドレスラーという男がいた」。これ以上ないと思えるほど、簡潔で力強い書き出しが目を射る。19世紀末から20世紀初頭のニューヨーク、葉巻商の息子に生まれ、ベルボーイからホテルの経営者に登りつめた男。それがこの小説の主人公だ。では、本書はアメリカン・ドリームの物語なのだろうか?

たしかに半分はそうである。なぜならこれは「夢」に関する物語だからだ。当初、いかにも現実の歴史に沿うよう展開していた出世譚は、マーティンのホテルが次々と建造されるにつれてゆがみ、やがて夢幻のごとき色彩を帯びてくる。ホテルの内部には、森や滝、本物の動物が走り回る公園、キャンプ場、はては地底迷路などという、現実には考えられないたぐいの施設が増殖、それに歩調を合わせて地下へ地下へと層も広がってゆく。ついにマーティンは、それ自体でひとつの社会と化したかのような巨大ホテルをつくり上げるが、あまりにも常識を凌駕していたため世に理解されず、その絶頂にもかげりが訪れる――。

きわめて独特な物語世界だが、圧巻はホテルの描写だろう。輪舞のように次々とつづられていく奇怪ともいえる施設の数々。読み進むうち、いつしか読者はもうひとつの世界を築く快楽に加担している。アメリカの歴史を借りて紡ぎだされた夢幻境。それこそ、著者が創造しようとしたものにほかならない。著者は本書によってピューリッツァー賞を受けているが、そうした栄誉すら、この作品の前では幻のごとく色あせてしまう。まことに恐るべき怪作である。(大滝浩太郎)

内容(「MARC」データベースより)
20世紀初頭のニューヨーク。創造力を武器に成功の階段を昇る若者の究極の夢は、それ自体が一つの街であるような大規模ホテルの造営だった-。ピュリツァー賞受賞の長編小説。


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2003年04月21日(月)
最後の瞬間のすごく大きな変化

授業でグレイス・ペイリーをやるので、今のうちにどんなものか読んでおこうと思って、村上春樹訳なので、ずっと見向きもしなかった『最後の瞬間のすごく大きな変化』を読んだ。

なんか、日本語が変だ。
そもそもグレイス・ペイリーの文体は難しいらしい(内容はけして難しくない)のだが、結局訳し切れなくて、柴田元幸さんに手伝ってもらったらしい。アーヴィングの『熊を放つ』と一緒。とりかかって途中で無理とわかると、柴田さんにおしつけちゃうのよねえ。何が何でも話題の作家を訳したがるってのは、やめてほしいなあ。春樹はそもそも翻訳家じゃなくて、作家なんだし。でも、ううう〜ん、感想の書きようがない。(--;

この本、買おうと思ってAmazonにオーダーしかけたのだけど、図書館にあったので買わずに済んでよかった。まじで!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『最後の瞬間のすごく大きな変化』/グレイス・ペイリー


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2003年04月20日(日)
BOOK OFF

近くに「BOOK OFF」ができた。いや、近々開店するらしい。
私が住んでいる周囲に、この「BOOK OFF」は全然なく、どこかで見かけたことすらない。なので、どんなものなんだろう?と常に興味は持っていた。

折りしも本を整理していて、それをどこに持っていこうかと思っていた矢先、「BOOK OFF」ができたんだー!と一瞬喜んだものの、あそこは一律100円で引き取るんだったっけ?と思ったら、急に本がかわいそうになって(いや、自分が買ったときのことを考えると自分がかわいそうになって、のほうが正しいかも)、やっぱり近くの古本屋に持っていくことにした。

さて、買うほうはどうなのかな?何でもありなら、わざわざ紀伊国屋まで行かなくても済むからいいが、日本文学などはあまり買わないから、あまり期待はしていない。そもそも「古本」というのが私の性に合っていないので、一応楽しみにはしているんだけれど、通い詰めるほどになるかどうかは疑わしい。

図書館で借りるのは良くて、古本ではなぜダメなんだろう?「現在取り扱っておりません」という場合は、古本屋を探すしかないのかもしれないけれど、だいたいそこで諦めるのが常。読みたい本は他にも星の数ほどあるから、どうしてもそれを探さなければ生きて行けないってことじゃないからだ。そこまで必死に探そうという本に、まだお目にかかってもいないし。


ところで、全然関係ない話だが、先日「ローズヒップオイル」を大枚はたいて購入した。「お肌ツルツル、シミ・シワなし!」と言われ、ちょうど身分証明書の写真を撮ったばかりで、がっかりしていたところだったので、そうかなあ?と思って、つい買ってしまったのだ。まだ効果はあらわれないとは思うが、なにしろオイルであるから、顔がベタベタになる。その上大きなニキビ(吹き出物か・・・)が2つもできてしまった。それじゃ全然ダメじゃん!以前に買った古代植物の化石、メタセコイアの美容液のほうがよかったかも。(^^;


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2003年04月19日(土)
地獄の特訓

全身の筋肉痛がまだ全然とれてないっていうのに、「今日も歩くのだ!」と鬼のようなことを言うアポロ13号。いつものように神宮にゴルフの練習に行くので、ついでに一緒に行って歩けと言う。

体を動かすだけで、アイタタタ!って感じなのに、これで歩けとは情けも何もないのか・・・と思いはしたが、図書館で本を探さねばというのもあって、仕方がないので重い腰を上げる。体を引きずるようにして、まずは図書館へ。

あらかじめネットで検索して探す本は決めていたのだが、20人ほどのアメリカの作家をピックアップしていったうち、あったのはたったの2人。戦争なんかに使うために、教育費なんかはどんどん削減されているから、図書館の蔵書も全然増えない。四谷図書館はまだ新しいほうだけど、本の数はオープン当初からほとんど増えてないんじゃないかって感じ。英米文学など、たったひとつの棚しかない。しかも、英文学と米文学が一緒になってだ。こんなんじゃ、日本人はどんどんバカになるぞ!

それでも、とりあえず本を4冊借りて(グレイス・ペイリーの村上春樹訳があったのは良かった。これを買わねばならないかと思ったら、めちゃくちゃ気分が重かったから)、それを背負って神宮まで行って歩く。背中の本が子泣きジジイのようにだんだん重たくのしかかってくる。日本の本て、どうしてこんなに重たいのよ!洋書なら、ハードカバーだとしても4冊くらい軽々と運べるものを!

筋肉痛に子泣きジジイ、それに頭痛まで加わって、もう死にそうだ。今日も宿題はできない。これって、本末転倒じゃないか?学校に行くのは、痩せるために行き始めたわけじゃないと思う。ちゃんと学問が身に付かなきゃ、無意味だろう。(--;


〓〓〓 BOOK

◆図書館で借りた本

『最後の瞬間のすごく大きな変化』/グレイス・ペイリー
出版社/著者からの内容紹介
今世紀最高の女流作家・短編小説の名手に村上春樹が挑戦。NY・ブロンクスに生まれ、二十世紀のアメリカを生き抜いた女の名作品集

※アメリカでは非常に人気がある作家なのに、村上春樹が、この作家の他の本も僕が訳すと公言してしまったため、翻訳はこれ1冊しか出ていない。作家にとっても不幸な話だ。「ライ麦畑」なんか訳してないで、早く訳せってのよ!「実はサリンジャーは好きだったんだ」ですって!嘘つけ!ですよ。ていうか、できもしないのに何でもかんでも自分が訳す!と言うのはいけませんよ。A先生も言ってました。図書館にあったので、春樹に印税を払わずに済んだと思うとほっとした。

『マーティン・ドレスラーの夢』/スティーヴン・ミルハウザー
内容(「MARC」データベースより)
20世紀初頭のニューヨーク。創造力を武器に成功の階段を昇る若者の究極の夢は、それ自体が一つの街であるような大規模ホテルの造営だった-。ピュリツァー賞受賞の長編小説。

『アメリカ短編小説傑作選2001』/エイミ・タン編
内容(「MARC」データベースより)
全米図書賞作家から新人作家まで、アメリカ・カナダで発行された全雑誌から選んだ秀作集。ハ・ジン、ジュンパ・ラヒリ、ジュノ・ディアズ、アニー・プルーほか短編小説20編を収録。

※大学の講座で使用するものとは別のシリーズ

『黄金の林檎』/ユードラ・ウェルティ
内容(「BOOK」データベースより)
現代アメリカ女流作家ユードラ・ウェルティーの壮年期の最傑作。時は20世紀前葉、場所はアメリカ深南部ミシシッピ州モルガナの町で、愛に、芸術に、冒険に生きる男女の群像。だが彼らの目をくらます謎の黄金の林檎は神話の昔から輝き、耳に響く音楽は星座のかなでるものだった―。狭小な時と場所に生きる名もなき人びとの情熱の中に、人類の歴史と宇宙の星々にまで及ぶ壮大なイメージを展開させるウェルティー文学の真髄。


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2003年04月18日(金)
疲労困憊

たった1日授業に出ただけでものすごく疲れて、今日は何もできなかった。なにしろ全身筋肉痛だから!行き帰り歩いたから(1万歩)、それの筋肉痛はわかるけど、全身筋肉痛って、どういうことよ?いかにガチガチに緊張していたかってことでしょう。

これからいっぱい新しい冒険が待っているので(図書館に入るとか、生協で買い物するとか・・・あはは!)、こんなことじゃ身が持たない。しっかり食べて、体力つけなきゃ!って、これじゃいくら歩いたって、やっぱり痩せない。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『キッチン・コンフィデンシャル』/アンソニー・ボーデイン
アメリカのレストランがなぜマズイのかがよーくわかる本。(^^;


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2003年04月17日(木)
原文で味わう新しいアメリカの短編小説(1)

早稲田大学オープン・カレッジ『原文で味わうアメリカの短編小説』の第一回目。講師・青山南氏。

入り口で、大学からマーク入りのノートとクリアファイルをプレゼントされ、ちょっと得した気分で教室へ。青山南さんは写真では知っていたが、実物にお目にかかるのは初めてなので、かなりキンチョー!でも、ここはせっかくなので、一番前のど真ん中に座って、マン・ツー・マンで聞いているつもりで集中した。

今日は初日なので、講座内容の説明と前期分テキストが配布された。各テキストの表紙には「講師・青山南(翻訳家)」とあり、ああ、ほんとに南さんの講座を受講するんだ!と実感。それから、テキストに使われる短編の作家について、速読のコツ、「訳」と「感想」の違い、などなどの話。講座の進め方としては、毎週指定された1編を読んできて、感想を発表するというもの。テキストは『The Best American Short Stories 2001』など、各種アンソロジーからの抜粋で、普通なら本を買わせればいいだろうと思うが、使用するものだけをコピーしてプリントアウト(表紙には全部違う色紙がついている)してくれているのは非常に良心的。

最初に「全部読んではいけない」、「話を自分でこしらえるのだ」と言われてびっくりした。まず翻訳の講座ではないし、語学の講座でもない。「原文を味わう」講座なので、とにかく速読しなさいということなのだが、そう簡単には・・・。しかし、重要な言葉は向こうから手招きしているらしい。単語を丹念に調べて日本語に訳してしまうと、日本語としての美しさは見えてくるが、言語の持つニュアンスが限定されてしまうとのこと。キーワードを見つけることが大事。

また感想においては、作家の言いたいことを捉えるというのではなく(作家自体、言いたいことなどわかっていないのだから)、自分なりに気になった文章だとかに注目すればいいのだそうだ。

これだけでも、今後の本の読み方が違ってくると思うのだけど、ところどころにちりばめられた「大事な話」が、とても面白かった。それはここに書こうとしても書けないほどの、ごく些細な一言だったりするのだが、読書上のいろんな迷いや悩みを解決してくれるものであったり、『南の話』同様、他の人にはどうでもいい事なのだが、私にはダイアモンドにも等しい言葉であったりする。まさに、きらめく宝石箱を開けたような感激があった。

自分の引き出しから放出するばかりであった状況に危機感を覚えていたこの数年、やっと引き出しに入れることのできる、自分にプラスになるものを得ることができたという喜びと、新しい知識を得るということに対しての満足を感じることができた。

南さんは写真よりも温和な感じで、ユーモアもあり、人の話をよく聞いて、自分の意見を押し付けたりすることのない先生で、知識が豊富で(だから先生をしているんだろうが)、尊敬に値する人物だった。授業のあとに、「今度、本にサインしていただけますか?」とミーハーなことを聞いたら、「いいですよ、ありがとう!」と逆にお礼を言われた。

さて、宿題は結構ハードだ。「全部読むな」と言われても、感想を発表するともなれば、やっぱり何度か読み込んでいないと・・・と思ってしまうし、ともあれA4で15、6ページほどの作品を毎週しっかり読んでいくのは、なかなか大変そうだ。でもそれを発表し、先生が(青山南さんが!)それに対してコメントをつけてくれると思っただけで嬉しい。反応が返ってくる(それも南さんから!)というのは、南さんファンの私には、ものすごくやりがいのあることだ。

ちなみに今週の宿題は、Ethan Canin『Emperor of the Air』である。
内容(「BOOK」データベースより)
この本に収められた九つの短編小説は、そのほとんどが「青春小説」と呼びうるタイプの作品である。自分の中で何かが決定的に変化する瞬間が訪れるのを、息をひそめるようにしてじっと待つ16歳の夏―それがイーサン・ケイニンの小説の原型的時間だ。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ヴァイオレット&クレア』/フランチェスカ・リア・ブロック
内容(「MARC」データベースより)
一見正反対の17歳、ヴァイオレットとクレア。現実世界にのみこまれてしまわないよう、必死に自分自身を探しているふたりが織りなす、クールで不思議な透明感のある物語。

著者について
フランチェスカ・リア・ブロック Francesca Lia Block
L.A.タイムズのベストセラー作家。1989年、『ウィーツィ・バット』で鮮烈なデビューを飾り、全米の若者から熱烈な支持を得つづけている。〈Buzz〉誌で「LAでもっともクールな人びと」のひとりに選ばれ、〈ヴィレッジ・ヴォイス〉ではLAの詩人と評された。ロサンゼルス在住。


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2003年04月16日(水)
準備万端?

いよいよ明日から早稲田の授業が始まる。憧れの青山南さんに会える!
そう思ったらすっかり舞い上がっちゃって、気持ちが悪くなったりもしている小心者の私。昼間、この土壇場になって身分証明書用の写真を撮り、新しいノートを買ったり、明日は暑いのか寒いのかと天気予報を頻繁に見たりと、落ち着かないことこの上ない。

アポロ13号にも、最初にサインをもらうのは失礼だろうか?とか、図書館には荷物を持って入れるのか?とか、生協を利用できるらしいけど、出資金を先に払わないといけないのか?などなど質問攻めにして、馬鹿じゃないの?行きゃわかる!と言われ、ほんとに自分でもなんて気が小さいことだろうと呆れ果てる。嬉しいような嬉しくないような、いや、今の気分は全然嬉しくない。できることなら、受講申込を取り消したいくらいだ。

たぶん青山南さんでなければ、それほど緊張もしないのだろうが、やっぱり憧れの人となると、それだけでアドレナリンが噴出してくる。とりあえず準備は万端だと思うが(一応サインをしてもらうつもりの本も用意した)、なんとも生きた心地がしない。

「せっかく行くんだから、一番前に座れよ!何か聞かれたら、真っ先に手を挙げるんだぞ!」とアポロ13号。ハリポタのハーマイオニーじゃあるまいし、んな、恥ずかしいことできませんて。話が耳に入るかどうかも疑わしいのに。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆紀伊国屋

『闇の中に横たわりて』/ウィリアム・スタイロン \2900
出版社/著者からの内容紹介
アメリカ南部の港湾都市を舞台に描かれる夫と妻、親と子の息づまるような葛藤。愛の言葉を失った人間たちの苦悩を圧倒的な筆力で描く大作はまさに現代の古典と呼ぶにふさわしい。

Amazonで入手不可と連絡がきたスタイロンの本を紀伊国屋で入手。が!今Amazonを見たら、1冊在庫ありで24時間以内に発送可能となっている!なんだとー!それって、私が頼んだやつじゃないの?ちょっとかなりムカついた!中身は細かい文字の2段組で、500ページ以上ある。でも、これは早めに読んでおいたほうがいいだろうな。

『ヴァイオレット&クレア』/フランチェスカ・リア・ブロック \1300
内容(「MARC」データベースより)
一見正反対の17歳、ヴァイオレットとクレア。現実世界にのみこまれてしまわないよう、必死に自分自身を探しているふたりが織りなす、クールで不思議な透明感のある物語。

翻訳がまた金原瑞人氏で嫌なんだけれども、リア・ブロックは全部読んでいるので、一応これも読んでおこう。




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2003年04月15日(火)
赤ワイン

昨日は、新宿三丁目の貝専門店の社長が、競馬で大儲けをしたからと、赤ワインとチーズをごちそうしてくれた。ウィスキーをだいぶ飲んだあとなので、それからワインというのはちょっと辛いものがあって、特に赤は・・・と思っていたら、隣にいた元伊勢丹の人が、グラスに何度も移しかえて飲ませてくれた。

赤ワインは、空気に触れさせるとマイルドになるのは知っていたが、実際あんまり試したことはない。せいぜいグラスの中でぐるぐる回す程度。でも、それは本当だった。ボトルから直接注がれたワインとはまるで味が違った。なるほどね。

もっともそんなことをしなくても、おいしいワインはある。以前に青山のPapasの開店記念にもらった赤ワインは、素晴らしくおいしかった。社長がワイン通らしく、選びに選び抜いたものだそうで、たしかにそれだけの価値はあった。お酒じゃなくてジュースのようだった。あれならいくらでも!って、もはや銘柄なんて全然覚えていない。

でも、最近ワインは体に合わなくなってきたみたいで、お腹を壊した。うげげ!


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2003年04月14日(月)
小学1年生のように

今週の木曜日から、いよいよ早稲田で授業が始まる。
わくわく、ドキドキで落ち着かない。お腹が痛いというのもあって、とりあえず何もする気にならないのだけれど、なんとなくそわそわ。何を着ていこうか、バッグはどれにする?文房具は?雨が降ったらどうしよう・・・などなど、まるで小学1年生みたいな気分。

小学校のときのように守ってくれる両親とかがいるわけじゃないので、ほんとは怖くて仕方がない。何から何まで新しいものが揃ってるわけでもないし、あんなに行きたかったのに、実際は嬉しい気分じゃない。まじでやめちゃおうかとも思ったり。なによ、いい大人のくせにね。いい年だからこそ、新しいことを始めるのには勇気がいる。誰かにがんばれ!と背中を押してもらいたい。そんな気分。(^^;


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『遠い声 遠い部屋』/トルーマン・カポーティ
翻訳って本当に難しい!特にこれは訳しづらいだろうなあ。でも、この訳では非常に不満なので、もう一度原書で読み返そうか?って感じ。

<参考>
Other Voices, Other Rooms (Vintage International)/Truman Capote (著)
ペーパーバック: 231 p ;
出版社: Random House ; ISBN: 0679745645 ; Reprint 版 (1994/02/01)


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2003年04月13日(日)
都知事選挙

頭の働かない時期が始まり、憂鬱。早稲田の授業が始まる前になんとかなりそうなのが不幸中の幸い。その前に、カポーティの『The Grass Harp』を読了したかったのだが、全然無理そう。しかし、今日は選挙だったので、仕方なく重い足をひきずって近くの小学校へ。

何党とかって書くの?などと聞いてる、おバカなあたし。全くほんとに頭が働いていないのよ。で、石原慎太郎とかって漢字を書くのも面倒だし、やっぱりドクターだよねってわけで、予定通り、ドクター中松に入れて来ましたわよ。そもそも、ジジイ好みだし・・・って、人気投票じゃないんだからね。とはいえ、どうせ慎太郎でしょって感じだから、だったらご祝儀でドクターに入れてあげてもいいわよね。

そういえば、今回は選挙運動など全然目にも耳にもしなかった。外に出ていなかったせいなのか、それとも周囲も関心がなかったのか、確かに誰からも選挙の話を聞いたことがない。





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2003年04月12日(土)
知的でない1日

いつもが知的だと言うわけではないが、また朝までカラオケしてしまったので、本も読まず、何も考えず、疲れて寝ていた。隣のバカ学生が例によって一日中ゲームの音をさせていたけれど、今日はさすがに怒る気力もなく、ただひたすら惰眠をむさぼるのみ。

カラオケの帰りに、誘われておそば屋に行ったのだが、「ちくわ天そば」というのを頼んだら、ちくわが丸々1本、天ぷらになって、おそばの上にどーんとのっていた。え!マジで!って感じの迫力。私の携帯にカメラがついてないのが残念だー!がんばって食べたのだけれど、かなり飲みすぎだったので、家に帰ってから全部吐き出した。結局、ちくわは私のお腹にの中に、ものの10分も留まっていなかった。

胃の中がからっぽ状態で半日。たまにこういう日がないと、全然痩せない。GOOSのおかげで二日酔いはしなかったものの、ちくわのボリュームにまだ圧倒されていたのか、食べる気が全然起きない。昔はこうして痩せていた。食べても出す。今は、もったいないから出さないってのが良くないのかも。<な、こたない!(^^;

明日は都知事選挙。すっかり忘れていた。
ドクター中松にしよう。あの人はほんとはすごい人なのに、なぜだか頭がおかしい人のような扱いを受けているのは不当だ。


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2003年04月11日(金)
変な欲求

そういえば、先週の月曜日に飲みに行って以来、他人と話していないかも。。。あれからもう、2週間近くなる。

コンビニで、「お箸いりますか?」と聞かれて「はい」と言うか、宅配のオニイサンに「ご苦労さま」と言うか、そんなもんでしょ。お勤めでない私は、用事がなければ、こんなことはしょっちゅうなんだけど、果たして、いいのかこれで?とも思う。

ていうか、自転車にひき逃げされて青い手になり、それが徐々に赤や黄色が混じってカラフルになったところを誰かに見せて、うわあ!と驚いてもらいたいっ!てな変な欲求がつのってきたので、今日は遊びに行くことになった。いや、行くことに決めた。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ライン・オブ・サイト』/ジャック・ケリー
内容(「MARC」データベースより)
覗き見から始まった甘いロマンス、それは突然「罠」へと変わった…。隣家の人妻と恋に落ちた警官は、予想だにしなかった事件にまきこまれていく。ノンストップ、ハイスピードノベル。


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2003年04月10日(木)
ゲームは終わった?

「ゲームは終わった」─アサヒコム
米英軍バグダッド制圧。フセイン政権倒れる。
それはいいが、ニューヨークの市民が「アメリカは世界の警察だ。誰かがやらなくてはならなかった」と言っていたのにはうんざり。そういう自負があるなら、インチキ選挙なんかするなよ!インチキ大統領なんか選ぶなよ!と思う。

まだ戦争が終わったわけではないが、石油は安泰。戦後復興は他国の援助でするわけでしょ。アメリカは痛くも痒くもない。気の毒なのは、不運にもこの戦争で亡くなった人たちってわけね。フセインだって、どこかでのうのうと生きているに決まってる。ビン・ラディンだってまだ生きてるみたいだし、ビン・ラディンを捕まえる、フセインを殺すと言いながら、結局アメリカは何をやりたかったのか?

アメリカ軍のビラ─苦笑!


〓〓〓 BOOK

自分への誕生日プレゼントってことで、Amazonに頼んでおいた本の1冊(ウィリアム・スタイロン『闇の中に横たわりて』)が、待たされた挙句、入手不可であるとメールが来た。がっくり!今でも10〜12日以内に配送しますと書いてあるのに!

まあ、このこと自体は別に珍しいことじゃない。これまでにも入手できなかったのは何冊かあるし、とっくの昔にオーダーしたトールキンの本だって、かなり延び延びになっていて、いつになることやら。結局これも入手不可かもしれない。しかし下記の配送料については納得できないな。「勝手ながら」キャンセルされたわけだもの。

「勝手ながらお客様の注文からこの商品をキャンセルさせていただきました。なお、国内発送の場合、この商品がキャンセルされた事により他にご注文いただいている商品の合計金額(税別)が一定額を下回ると、配送料がご請求額に加算される場合がございますのでご了承ください」

でも、今回のは絶対欲しかった本。アメリカ南部の作家として、青山南さんの著書にも出てくるし、私が今まで読んだ南部の作家にハズレはなかったし、すごく期待してたのに。。。でも、これは紀伊国屋で立ち読みチェックした本。紀伊国屋にはまだあるかも?



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2003年04月09日(水)
世の中って・・・

今日、パスカル・フロマンの『ロベルト・スッコ』を読み終えた。感想は「私の読書の記録」にアップしたが、この話を読んで感じたのは、これは何も特殊なことじゃないってこと。自転車の轢き逃げもそうだし、隣のバカ学生もそうだし、世の中って、こんなんばっかりなの?と思ったら、がっくりきた。

ロベルト・スッコは精神病院を脱走した連続殺人犯だが、精神病の人だけが特別おかしいんじゃない。現代はみんなおかしい。イラクの戦争にしても、もう何をしているんだか、わけがわからなくなっているし(もっとも最初から理由なんかよくわからない)、それぞれみんな「人のことは人のこと」で、ふん!てなもんなんでしょう。自分さえ良ければって感じ。

愚痴を言っても始まらないが、ロベルト・スッコのような人間は、すぐそばに、どこにでもいると感じた。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ロベルト・スッコ』/パスカル・フロマン
内容(「MARC」データベースより)
両親惨殺後、精神病院から脱走、無差別殺人、強盗、誘拐を繰り返し、謎の死を遂げた連続殺人犯ロベルト・スッコ。ヨーロッパ全土を震撼させた彼の「最悪」な青春と、追跡する警察の死闘をリアルに描くノンフィクション。



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2003年04月08日(火)
青い手

小学生の頃、「青い手」という怪談話があった。
今の私の手、内出血で「青い手」になっています。いやー、不気味です。(--;
自転車に轢かれたとき、かなり歩いてたので、血液が手先に集中してたんだな。で、余計に血が・・・。出てしまえばよかったのに、打撲で内出血だから、これはなかなか治らないかも。

でも、青山南さんに会うまでに治るんでしょうか?治らなかったら困る。

「君、その手はどうしたの?」
「み、見たなぁ〜!」ヒュードロドロドロドロ!

なんちゃって!
いや、でも困ります。初日にサインしてもらう予定だから。私の青い手を見て、この人、なんか病気なのか?なんて思われたら、とんでもない!かといって、何も聞かれてないのに「実は自転車にはねられまして。それも轢き逃げで・・・」なんて言い訳するのも変だし、どうしよう。。。じっと手を見る。いっそ「手タレなんです」とか言って、白い手袋でもしていようか。(^^;

はーっ、ばかばかしい!てか、こうして考えなくちゃならないってことに腹立つわ!轢き逃げ犯人、出て来い!こら!そこの学生!お前だよ!ゲームばっかりやってるんじゃない!<なんか混同してる?

ひとつ、人の世の生き血をすする
ふたつ、不埒な悪行三昧
みっつ、醜い浮世の鬼を
退治てくれよう桃太郎!

ですわよ、まったく!桃様!鬼を退治してください!
でなきゃ、「必殺仕事人」にでも頼むか。


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2003年04月07日(月)
轢き逃げされる

今日から、いよいよ早稲田への徒歩通学に向けて本格的にトレーニングするぞ!(早稲田まで歩いて行くだけだが)と決心し、重い腰をあげて、不慣れな道を一路早稲田へと向かった。

またしばらく歩いていなかったので、結構坂のある道のりはきつい。途中で迷いつつも、大隈講堂のてっぺんの時計が見えてきたときには、感動した!1度歩いてきたことはあるものの、夜だったし、アポロ13号の道案内があったので、ほとんど覚えていなかったのだ。細い道をくねくね行くので、一人でちゃんと行けるんだろうか?と全然自信がなかったのだ。

授業を受けるところを確認し、図書館まで足を伸ばして状況を探り、再び元の道を引き返した。夕方になっていたので、学生も少なくなってきてはいたが、新学期が始まったばかりなので、活気はある。あちこちに学生が固まって、サークルの勧誘なんかをやっているからだ。

それにしても20歳前後の若者の集団て、気持ち悪いなと思った。なんでかな?みんな同じように見えて個性がなく、時折狂ったように雄たけびをあげている。怖い。。。例えば学生服でも着ていればいいんだろうか?たぶん、そのほうが私としては溶け込みやすいかも。いや、べつに彼らに溶け込む必要はないわけだから、学生服でも着ていたほうが好感が持てるといったほうがいいのか?向こうにしても、なんでオバサンがここにいるんだヨてなもんかもしれないが。(^^;

帰りの道(しかも歩道)で、自転車に轢かれた。しかも轢き逃げだ!ぶつかっておいて、振り返りもあやまりもせずに去っていった。学生っぽい若い男。あんまりショックで声も出なかった。まず、だいじょうぶかどうか気遣いもしないということに腹が立った。痛いというのは、だんだん手が腫れてきて、内出血で青黒くなってきたのを見て、「私は自転車に轢かれて手に怪我をした」と脳が認識してから、思い出したように痛くなった。

そこで突然切れた!あたしの「黄金の右手」をどうしてくれるのよっ!悔しいんだけど、どこにもあたる場所がない。怒る相手もいない。憤りで頭がくらくらした。どうにもしようのない気持ちを抱えて家の近くまで仏頂面で帰ってきたら、ちょうど帰ってきたアポロ13号に会った。途端に気持ちが爆発して、涙が出た。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Betsy-Tacy』/Maud Hart Lovelace
Book Description
Best Friends Forever

There are lots of children on Hill Street, but no little girls Betsy's age. So when a new family moves into the house across the street, Betsy hopes they will have a little girl she can play with. Sure enough, they do--a little girl named Tacy. And from the moment they meet at Betsy's fifth birthday party, Betsy and Tacy becoms such good friends that everyone starts to think of them as one person--Betsy-Tacy.

Betsy and Tacy have lots of fun together. They make a playhouse from a piano box, have a sand store, and dress up and go calling. And one day, they come home to a wonderful surprise--a new friend named Tib.

Ever since their first publication in the 1940's, the Betsy-Tacy stories have been loved by each generation of young readers.

『パストラリア』/ジョージ・ソウンダース
内容(「MARC」データベースより)
資本主義社会の片隅で、人々は行き詰まり、捻れた現実に溺れていく―。逃げ場の無い人生の不条理を、辛辣なユーモアと桁違いの想像力で描き出す短編集。全6編。


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2003年04月06日(日)
Weekly World News

「北朝鮮、アメリカ侵略を計画!」って、はあ?って感じだが、これはれっきとした『Weekly World News』という新聞の記事。以下、その新聞に掲載されている記事の一例。

・こうもり少年を洞窟で発見!捕獲賞金$10,000!
・ロズウェルで宇宙人の頭皮がみつかる
・宇宙人、イラク軍の援助を誓う
・ヒトラーには隠し子がいた!
・地下20マイルで、モグラ人間発見!
・3000歳のミイラが母親に!
・飢えに苦しむ北朝鮮人、狼人間を食料に!

馬鹿々々しい〜っ!でも、この新聞読んでみた〜い!
で詳しく見てみると、月$22.48で送ってくれるらしい。VISAも使えるし・・・と思ったら、アメリカ国内だけだった。残念だー!こういうお馬鹿な新聞なんて日本には絶対ない。Web上で一部は読むことができるけど、実物で見てみたい。

Webにはいくらでもこんな記事載せられるけど、実際に発行してるんだものね。こういうの、妙に好きだなー!よく仕事として真面目に、毎日こんなこと考えてるよねえって感じ。こういうユーモアは日本にはないな。


でも、その関連グッズがAmazonにあった!
記事を読みたい場合には、カレンダーでも買うしかなさそうだけど、在庫切れ。年度が年度だからしょうがないけど、残念。

Weekly World News: 12 Astounding True Stories (Magnetic Postcards)/Running Press (著)
ハードカバー: 12 p ; サイズ(cm):
出版社: Running Pr ; ISBN: 0762408235 ; (2001/02/01)
Book Description
BAT BOY FOUND IN CAVE! MAN LOSES VIRGINITY AT 82! MINK COAT COMES ALIVE AND BITES RICH WIDOW TO DEATH! All this and more in 12 classic stories from America's favorite newspaper tabloid, the Weekly World News.

Weekly World News 2001 Calendar
中身を見る
出版社: Andrews McMeel Pub (Cal) ; ISBN: 0740708333 ; (2000/07/01)
Book Description
Based on America's favorite supermarket tabloid, this calendar features a different page each day from the tabloid, complete with a bizarre headline, outrageous story, and fascinating photo.

Weekly World News Mental Block 2001 Calendar and Desk Toy
イメージを拡大
出版社: Andrews McMeel Pub (Cal) ; ISBN: 0740708902 ; Cube 版 (2000/07/01)

Weekly World News: 2000 Calendar
出版社: Andrews McMeel Pub (Cal) ; ISBN: 0836292677 ; Page/Day 版 (1999/08/01)



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2003年04月05日(土)
無情な雨

あ”−!また雨だあー!
今日は上野公園にお花見に行く予定だった。あんまりあっちのほうにお花見に行ったことないし。無情な雨!よりにもよって、今日降るなんて!しかも北風も吹くらしい。桜もこれで散ってしまうでしょうねえ。。。(泣

で・・・

お花見計画、とうとうダメだった。ずぅ〜っと本降りの雨だもの。空も真っ暗だから、止む気配ゼロよ。ていうか外が暗いから、お昼まで寝ちゃったよねー。まだ早い時間かと思って。しかも時計が1時間遅れてたし、隣のバカ学生も午前中なぜか静かだったから、ぐっすり爆睡でしたね。久々に寝た!って感じ!

いくら先週車の中から見たといっても、今日お花見に行けなかったのはくやしい。あとで御苑の遅咲きの桜でも見るしかないか。って、もう御苑は飽きた。それに、今日は帰りに浅草に寄って、大黒屋で天丼食べるはずだったのにぃ。

海老・・・。(T_T)


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2003年04月04日(金)
アメリカの名産品

そもそも私は短編小説があまり好きではない。
もちろん、サマセット・モームとかO・ヘンリーとかといった短編の名手といった作家のものは好きだ。彼らの作品には短い中にも起承転結があるからいいのだ。ところが、青山南さんの『アメリカ短編小説興亡史』を読むと、そのあたりの作家の作品は、現代の文学シーンでは古いスタイルの短編小説ということになるらしい。

古くても新しくても、面白ければ読者としてはそれでいいのだが、最近、短編小説は、とにかくうんざりするほど出ている。下に一例を挙げた、有名なアンソロジー本も毎年編纂されている。「アメリカの国技」あるいは「アメリカの名産品」とも言われているように、短編小説はアメリカが圧倒的に多い。私自身も、短編はあまり好きではないといいつつ、結構読んでいる。でも、ほとんど読んだそばから忘れてしまう。

サマセット・モーム、O・ヘンリー以外で気にいっている短編作家をあげてみると、トルーマン・カポーティ、T.C.ボイル、デイヴィッド・セダリス、ニコラ・バーカーなどなど・・・。とりあえずこんなところしか思い浮かばない。

で、南さんの講座でやるのは、「原書で楽しむアメリカ短編小説」だ。毎週1編読んで、なにやら発表とかするらしい。好きな作家ならいいが、嫌いな作家の作品だったらどうしよう。。。もちろん、私の好きな作家ばかりってわけにはいかないのは百も承知だけど、きらいな短編作家の作品(だいたいが起承転結がない)だったりすると、話が短いだけに芯を捉えるのが難しい。しかも経験上、こういうのは訳しづらい。翻訳の講座ではないのだから、何もきちんと訳さなくてもいいわけだけど、ちょっと不安。

最近の作家もあまり知らないので、先日ジョージ・ソウンダースの短編集『パストラリア』を買っておいた。これも急いで読んでおこう。


<有名なアンソロジー本の一例>

The Best American Short Stories of the Century/John Updike (著), Katrina Kenison (著)
ペーパーバック: 835 p ; サイズ(cm):
出版社: Houghton Mifflin Co ; ISBN: 0395843677 ; Expanded 版 (2000/04/01)

The Granta Book of the American Short Story/Richard Ford (著)
ペーパーバック: 704 p ; サイズ(cm):
出版社: Pub Group West ; ISBN: 1862071098 ; (1998/08/13)

The Best American Short Stories 2002 (Best American Short Stories, 2002)/Sue Miller (著), Kartina Kenison (著)
ペーパーバック: 400 p ; サイズ(cm):
出版社: Houghton Mifflin ; ISBN: 0618131736 ; (2002/09/01)


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『アメリカ短編小説興亡史―とめどもなくあらわれるアメリカの短編小説をめぐる、めどもなくあられもない断片的詳説』/青山南
内容(「MARC」データベースより)
毎年コンスタントに短編小説が大量生産されているアメリカ。数々のアンソロジーや受賞作品の分析、短編小説の歴史の検討を通して、アメリカで短編小説が名産品になった理由や、アメリカ小説のしくみを探る。


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2003年04月03日(木)
夏目漱石の書き出し

「文章の良し悪しは、最初の3行で決まる」と言ったのは、別に有名でもなんでもない、私の友達のコピーライターだ。しかし、これは正しいと思っている。そもそも最初の出だしで興味をそそられなければ、読む気にもならないかもしれない。

というわけで、何の気なしに夏目漱石全集(ちくま文庫全10巻)を引っ張り出し、パラパラめくっているうちに、全ての出だしが秀逸であることに気づいた。外国文学もそうだとは思うが、特に日本文学の場合、日本語の妙みたいなものもあるし、さすがに漱石であると感心した。全部読むことはない。漱石全集を出だしだけでいいから読んでみるといい。なるほど文豪と呼ばれる所以とはこういうことかと、納得するはずだ。

早稲田まで歩いて行くには、途中で「夏目坂」というところを通る。何のことはない、少し勾配のあるただの道路だ。昔、漱石の実家がそこにあった頃、漱石の父親が、そのあたりを勝手に「夏目坂」と呼んでおり、それがいつのまにか一般にも用いられるようになったとか・・・。

夏目坂の詳細はこちら

オープンカレッジが始まるまであと2週間。今日、受講証が送られてきた。見て絶句。え?写真貼るの?って、そんなこと全然考えてなかったから、こんなことだったら、顔をもっとスリムにしとくんだったー!だって、図書館でも生協でも、これを提示しなきゃいけないんだよねー。ショック!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ベッカムに恋して』(BOOKPLUS)/ナリンダー・ダミ
原題は「Bend It Like Beckham」で、別にベッカムに恋してるわけじゃない。ベッカムのようなシュート、つまり「曲がるシュート―ベッカム・スペシャル」を決めたいってこと。


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2003年04月02日(水)
ハリポタ映画3作目情報

<ハリポタ第3弾は撮影順調、現場写真を初公開>─サンスポ
気になるのは、3作目で登場するシリウス・ブラックは誰がやるのか、あの故リチャード・ハリスの代わりにダンブルドアをやるのは誰なのか?ってこと。
シリウス・ブラックゲイリー・オールドマン(45)
ダンブルドア校長マイケル・ガンボン(62)─彼は「映画史上最も偉大な悪役Top100」だそーです。

で、監督は誰になったんですかね?と思ったら・・・

アルフォンソ・キュアロン/Alfonso Cuarón:メキシコ人

なんと、この人はディケンズの「大いなる遺産」を撮った監督だったんだー!って、ちょっと情報遅いですが・・・。とりあえず、ダンブルドア役が同じ魔法使いだからって、「ロード・オブ・ザ・リング」のイアン・マッケランにならなかったことだけはほっとしました。(^^;

その他の情報はこちら→「ハリー・ポッター映画情報」


さて、4月に読むべき本として、前から予定していた本がある。まだ読みかけの本もいろいろあるんだけれど、この2冊だけは絶対に4月に読む!と決めていたもの。

『アメリカ短編小説興亡史―とめどもなくあらわれるアメリカの短編小説をめぐる、めどもなくあられもない断片的詳説』/青山南

これは言うまでもなく、今月半ばから受講する青山南さんの講座の準備のためだが、そもそもこの本の内容は、NHKの「英会話」のテキストに連載されていたもので、私はその連載を読んで、青山さんのファンになったという、原点の本なのである。当時、テキストから青山さんのエッセイだけ破りとって、集めていたのだ。それを再度読めるとは、嬉しい限り。


『The Yearling』/Marjorie Kinnan Rawlings

映画「子鹿物語」の原作で、物語は生命が躍動し始める春、4月から始まるのだ。冒頭、延々と続く春の描写は、やはりタイムリーに読んだほうが気分がいいだろう。映画のほうは、お父さん役でグレゴリー・ペックが出ているので何度も見ているのだが、原作を読むのは初めて。すでに読み始めているのだけれど、春の描写はモンゴメリの『赤毛のアン』のほうが数段いい。しかし、この話には別の大きなテーマがあるので、そこはあまりこだわらずにって感じ。


〓〓〓 BOOK

◆誕生日プレゼントとして

『白鯨』八潮版/ハーマン・メルヴィル
内容(「MARC」データベースより)
詩人原光の入魂、熟成の新訳。ラシーヌの劇詩、ダンテ、ミルトンの魂の叙事詩など、いずれも多年にわたる精読・翻訳で鍛えられた力が、名作「白鯨」の劇的・叙事詩的・随想的、各部分の訳に見事に活かされている。

※アポロ13号からのプレゼント


◆Amazonから

『ベッカムに恋して』(BOOKPLUS)/ナリンダー・ダミ \1000
BOOKPLUSなのでしょうがないんだけど、このタイトルは読みたくないなあ。だってベッカム嫌いなんだもーん。ぶぶぶ〜。「オリバー・カーンに恋して」なら、喜んで読むんだけどなあ。。。さっさと読んじまおう。(^^;



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2003年04月01日(火)
体力の限界を感じる

昨日はどん底の土岐さんに誕生日(4月1日)のプレゼントを渡すため、1日早いが飲みに出かけた。店にいた女の子たちと誘われるままにカラオケに行き、いい気分で歌っていたら、突然その店にどん底から電話が入った。「だんなさんが来てますよ」と。

げげっ!なんで?
ていうか、絶対私がいると思ってるってのが何だよね。(^^;
仕方がないので、再びどん底に戻り、またアポロ13号の会社の人たちを接待する羽目に陥った。もう帰れないから朝までカラオケだ!などとノリノリの同僚たち。同僚の二人は名古屋出身で、「名古屋はええでよ」とかいう歌で最高に盛り上がっている。名古屋にはコアラがおるでよ♪メルサがあるでよ♪・・・って、はああ〜、そうなんですか。。。結局朝までつきあった。

いくらGOOSを飲んでいても、GOOSが完璧に効くのは2時間か3時間だから、こんなに長時間飲んでは効き目がない。今日は完全に二日酔いに陥った。というより、もう体力の限界ですよ。私は会社に行くわけじゃないのでまあいいけれど、アポロ13号たちは今日も会社。仕事から帰ってくるなり、「今日は辛かったよー!」って、そりゃそうでしょうよ。

二人ともまだ気持ちが悪かったので、夕食はおじや。もうしばらくカラオケはいいよね。今日は早く寝るぞー!(^^;

ちなみに、名古屋出身の同僚二人はうちで仮眠をしていったのだけど、紙袋を忘れていったので中を見てみると、なんと、カニ!1日部屋に置いてあったんだから、悪くなってるよね。もう食べられないでしょうねえ。忘れていくっていうか、どうせお持ち帰りできないんだから、早く出しなさいってのよ、もったいない!ぶぶぶ!

しかし、今月半ばから早稲田に通うので、4月から体力増強のために、しっかりトレーニングするぞ!と思っていたのに、初日から死んでるなんてねー。先が思いやられます。


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