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2002年10月31日(木)
「マディソン郡の橋」で泣く

リチャード・ハリスの「キャメロット」もまだ全部見ていないのだが、昨日ドン・キホーテで、ハリウッド・プライス1500円均一で買った「マディソン郡の橋」を2回も見てしまった。シュワちゃんの「イレイザー」など、封を開けてさえもいないというのに!

ジェームス・ウォラーの『マディソン郡の橋』は、実は大嫌いな話だったのだが、大津栄一郎先生のNHKラジオの講義があったため、原書(『The Bridges of Madison County』)でも翻訳でも読んでいる。加えて、友人がビデオを貸してくれたので、それも何度か見ている。

そこまで関わっておきながら、やっぱり嫌いだ!と思っていたのに、「安売り」にひかれて、つい買ってしまって、やっぱり買わなきゃよかったなどと後悔しながら一応見てみると、なんてことでしょう!もう涙、涙って感じ。以前に本を読んだり、ビデオを見たりしたときは、これを理解するには私は若すぎたのだ。

この話は「不倫の恋」という部分ばかりが注目されてしまっているが、人生がたそがれてきたんじゃないかと思い始めて、やっとわかる大人の物語だったのだ。もちろん叶わぬ恋というシチュエーションも、非常に切ないのではあるのだけれど、その奥に、もっと違ったものがあったのである。

主人公のフランチェスカを演じるメリル・ストリープが、太りすぎで見苦しい!映画って夢を見させるものでしょ!などと言っていた私なのだが、気が付いてみれば、自分もとっくにそういう体型になっており、今見れば、当然のことながら、言うまでもなく、メリル・ストリープのほうがはるかにきれいだ。(^^;

そして、家庭を何より大事に思ってはいるものの、このまま年を取って死んでいくだけなのか、という孤独と脱力感。もっと違う自分があるはず・・・と思っているところに、クリント・イーストウッド演じるところの、ロバート・キンケイドがやってくる。

平凡な日常に投じられた、ひとつの変化。それを待ち望んでいたにも関わらず、どうしても踏み切れないフランチェスカの気持ちが、痛いほどわかるような気がして、まるで自分のことのように泣けてきてしまった。

以前には全然いいと思わなかった話なのに、なんという違いだろう!年を取って、経験を重ねるということは、こんなにも大きな違いを生むものなんだなと驚いた。

しかし、これはアポロ13号の前では見れない。なんで泣いているのかと疑問に思われ、まさに不倫でもしているんじゃないかと勘ぐられたりしたら、あんまりよろしくない。

ところで、字幕と吹き替えの訳がだいぶ違っていたのでびっくりしたのだが、例えば、夫リチャードの人柄を説明するときに、「clean」という単語を使っているのだが、字幕では「まっとう」なのに対して、吹き替えでは「さっぱり」と言っている。これはだいぶ意味が違うだろう。大津先生はどう訳したか忘れてしまったが、前後関係からして、ここは「まっとう」のほうがいいように思う。こういう違いは結構たくさんある。

それから、アイスティー(ここで「SUN TEA」が出てくる)を作っているところで、フランチェスカがロバートに「砂糖は?」と聞く。原書では「No!」と言っているのに、映画では「もちろん!」である。これは字幕でも吹き替えでも一緒。そんなことはどうでもいいと言えば、どうでもいいのだが、やっぱりダーティー・ハリーが砂糖なんか入れちゃダメでしょ。

ちなみに、映画の舞台になったマディソン郡の橋、ローズマン・カバード・ブリッジ(Roseman Covered Bridge)が、最近火事(放火?)で焼けてしまったという話があった。でも、焼けたのはシーダー・ブリッジだ。原題のほうは「Bridges」と複数になっているので、一番有名なローズマン・ブリッジだけが物語の舞台というわけではない。

『マディソン郡の橋 終楽章』/ロバート・ジェームズ ウォラー
出版社/著者からの内容紹介
よみがえる<永遠の四日間>。あのときの感動を、あなたは覚えていますか?
1981年、ロバート・キンケイドは68歳になり、すでにフリー・カメラマンの仕事を引退し、小島の小屋でつつましい暮らしをしている。しかし、あの運命の四日間から16年経ったいまも、フランチェスカへの秘めた想いは消えることがない。それを確かめるためにも、最後にもう一度マディソン郡の橋を見に行こう、と彼は思い立つ。いっぽう、一年前に夫を亡くし、60代になったフランチェスカは、いまも日課としてローズマン・ブリッジへの散歩を欠かしたことがない。ひょっとして、いつかまたロバートがやってくるかもしれないというはかない願いを抱えながら・・・。9年前の大ベストセラー、「マディソン郡の橋」の完結編。
原書:『A Thousand Country Roads: An Epilogue to the Bridges of Madison County』


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから2冊届く

『僕の夢、パパの愛』(BOOK PLUS)/ブラッド・バークレイ \1000
内容(「MARC」データベースより)
「ビッグでリッチになってやる」 セールスマンの仕事に夢をかける父さんに、愛想をつかして家出した母さん。もう一度やり直すため、父さんは息子の僕を連れて地方巡業に繰り出した…。ハートウォーミングな親子の物語。

『数の寓話』/アルマン・エルスコヴィシ \2000
内容(「MARC」データベースより)
アラビアンナイトには続きがあった? あるときはギリシャ神話の英雄、あるときは有名な物理学者、古代中国の神亀やユーフラテスのイカサマ師たちが繰り広げる、時間と空間を超えた8つの物語。


◆Amazonニュース

洋書ストアに、約26万5000点のドイツ語書籍が新たに仲間入り。いっそう充実したラインアップをお楽しみください。・・・って、私はドイツ語なんか全然ダメだけど、オリバー・カーンが吼えてたので・・・。(^^;


◆Amazonのおすすめ

最近、個人的に超期待のマリアン・キイスの本がおすすめになっていた。これは、9月に紀伊国屋の洋書バーゲンでゲット!

『Sushi for Beginners』
Amazon.co.uk
Sushi For Beginners has all the right ingredients for a thirtysomething novel. The thirtysomething girls are there, looking for a better job, a better man, ANYTHING other than what they've already got; there are men to die for and men you wish would drop dead, preferably in agony. And these "so-real you can pinch 'em" people live their lives in a funny, thrilling, sad world that you wish hadn't just ended when you turn the last page. But there's more, because this one is written by best-selling Irish author Marian Keyes.

Where her previous bestseller, Last Chance Saloon, featured Irish folk living in London, Sushi For Beginners is set in Keyes' hometown, Dublin. The only "foreigner" here is Lisa from London, a real madam whose longed-for promotion to "Manhattan" magazine is knocked off-course a few thousand miles when she is forced to accept the editorship of "Colleen", a new magazine for young women, billed by the publishers as "dumbed-down" but definitely "sexy". Lisa would frankly rather eat one of her freebie Patrick Cox stilettos. Still a job is a job, and anyhow, Irish MD Jack Devine could just turn out to be a major consolation prize. Lisa's deputy at "Colleen" is Ashling, a Little Miss Fix-It, whose early role reversal with her mother (thanks to the latter's nervous breakdown) has induced an organisational paranoia and a handbag filled with emergency equipment to meet any eventuality. Oh, and a best friend whose motives might not always be in Ashling's best interests.

This is a story of three girls' lives, what's made them what they are and their search for happiness--sometimes found in unlikely places and sometimes lost forever. With Sushi For Beginners, Keyes is fast-becoming the undisputed Queen of her genre. She's wincingly accurate and wickedly funny, and while she can tackle big issues like homelessness (no pun intended) with honest feeling devoid of over-sentimentality, her insight into the aspirations of thirtysomething women at the turn of the 21st century sets her high above the competition. --Carey Green


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2002年10月30日(水)
安物買いの顛末

今日は病院に行った帰りに、いつもの紀伊国屋詣ではやめにして、いろいろと買い物をする予定でいた。買う予定のものは、ラグビー観戦用の「ユニクロの毛布兼座布団」、七五三の「お祝い袋」、ダイエット用の「スピルリナ」の3点。

まず、ユニクロから行こうかと思ったが、途中でドン・キホーテに引っかかった。じゃあ、前から買おうと思っていた、お湯を入れるポットでも見ようかと3階まで上る。ポットコーナーには、保冷用の水筒(?)もあって、1.2リットル入りのステンレス製のやつが980円だったので、「ん?これはラグビーにも持っていけるぞ!一石二鳥じゃない!」などと思って、家庭に置くにはちょっと変だが、しょっちゅうお客さんがあるわけでもなし、なにより安いし、見た目じゃないよというわけで、これを購入。

ここで帰ればいいものを、周りを見回すと、これもまた980円のウォークマン(正しくは「ウォークマン」ではないが)があった。今やカセットテープなど聞いているのは恥ずかしいらしいが、私の好きな曲は、いまだにカセットテープにしかないのだから仕方がない(トールキンの生声の朗読もカセットだ)。今持っているウォークマン(しつこいようだが、正しくは「ウォークマン」ではない)は、だいぶ昔のやつで、ウォーキングをする時に聞くには、重たくてしょうがないのだ。980円て、馬鹿みたいに安くない?と自分で自分に言い聞かせて、これも購入。

支払いをしたあと、さらに「ハリウッドプライス\1500」という表示が飛び込んできてしまったから困ったものだ。DVDである。どうせろくなものはないのだろうと思って眺めたら、なんと!シュワちゃんの「イレイザー」があるではないの!これ、ビデオ持ってるし・・・とは思ったものの、期間限定プライスだし、DVDのほうがテープが伸びたりしないから、ずっと見れるし・・・などと、またしても自分で自分に言い訳して、購入を決心。

しかし!1本だと1500円だが、2本買うと2780円。3本では4150円である。あううう!もう1本買う?なんちゃって、結局もう1本購入(大嫌いなはずの「マジソン郡の橋」)して、おまけしてもらう。ていうか、よその店でも、これは1500円で売っているのだと思う。複数買うと安くなるところがドン・キホーテならではってことなんだろうといいほうに納得。3本目に、アポロ13号が好きな「燃えよドラゴン」でも買ってやろうかと思ったが、私はあんまり見たくないので、やめておいた。(^^;

しばらくドン・キホーテで時間をくってしまったが、やっと新宿ペペにあるユニクロに到着。巨人が優勝しそうだというのに、西武系列もバーゲンをしていたので、ユニクロに到着する前に、またさんざん時間をくったことは言うまでもない。

お目当ての「毛布兼座布団」1500円が、990円になっていたので、かなり喜んで(ライオンズがんばれ!という気持ちで)2個購入。これで済めば問題ないが、他にもお買い得品が山ほどだったので、普段ユニクロではTシャツくらいしか買わないが、それこそ山のように買い込んだ。言い訳すれば、自分のものだけ買ったら、アポロ13号がひがむから、すべて2つずつ買ったから。(^^;

両手に荷物を抱えてよろよろしながら、上の階の100円ショップに赴く。七五三の「お祝い袋」を買うため。「お祝い袋」だけなら100円だが、そこはほら、やっぱりそれだけじゃすまないのが100円ショップの落とし穴。それでも、今日は1000円いかなかったので、まあいいほうだっただろう。

100円ショップで買った中に、「双眼鏡」がある。けして怪しい使い道ではなく、ラグビー観戦用である。私は自慢じゃないが、天体観測用の立派な双眼鏡を持っている。月の表面くらいは楽に見れるし、状態がよければ、土星の輪とか、木星の月まで見える。しかし、それをラグビー場に持っていくのは、ちょっと大げさでしょう。山下くんのニキビあとまで見たくはないし。。。というわけで、100円双眼鏡を購入・・・って、ちょっと性能に差がありすぎ?でも、今までラグビー観戦用に使っていたコンパクト双眼鏡よりは、ずっといいぞ!

ペペからはサブナードを抜けて、地下道を通って帰ろうと思ったのが間違い。途中の靴屋に引っかかり、衝動的に「ワークブーツ」なるものを買ってしまった。なぜなら、その時着ていたFBIのパーカーに、とても似合っていたからだ。似合っちゃってたんだから、しょうがない。それに、なんたって安かったし!

だがここで、激しく赤面する出来事が!
そこの靴屋の店員だか店長だかに、「お客さん、ずいぶん買い物してきたねえ。ユニクロか、あはは!」と笑われてしまったのだ。むむむ、ユニクロで悪いか!と思いつつも、口をついて出た言葉は、「バーゲンしてたもんだから」って、なおさら恥ずかしいっての!

さて、あとは薬局に行って、お薬もらって、「スピルリナ」を買って帰るのみ。と思って、万歩計を見る。今日は買い物とはいえ、結構歩いたはず!と思って見て見ると、なんと「0」!なんでーーーーー!!!この間、電池替えたばかりなのにーーー!!!

結局、明日ウォーキングに行く予定だし、万歩計はあったほうがよろしいと思い、途中から引き返して、サクラヤ・ウォッチ館に行く。万歩計とはいえ、ピンからキリまであるのだが、とりあえず店員さんに聞いてみたら、修理できますが、高いですよと言われ、だったら新しいのを買ったほうがいいかと、一番安い、でもカロリー消費表示とか、歩行距離表示とか、機能は今までのものより多い万歩計を購入。ったくねー、これだけ歩いて「0」はないよねえ!と呆れながら、薬局へと向かう。

薬局で、お薬を出してもらったあと、いよいよ「スピルリナ」の購入。別に「いよいよ」というほどのことでもないが。ここで薬剤師が、「こういうのは長く続けて飲まないと効果が出ないので、大きいサイズのほうがお得ですよ!」と言う。私が「最初に1キロ減ってからは、一向に痩せないんだけど・・・」と言ったためである。

この「お得」という言葉にグラリと来て、そんなもんかしら?と薦められるままに、大きいサイズを購入。もうこれ以上は持てない!というくらいに荷物はふくらみ、腱鞘炎の薬をもらったりしているにも関わらず、腕の筋肉、腰、背中を酷使しながらよろよろと帰宅した。

帰宅後、いそいそと荷物を開けると、万歩計は使いもしないうちから、すでに壊れていた。双眼鏡はほとんどおもちゃだった。ワークブーツは1サイズ大きかった。ウォークマンは確かに軽いが、持ち歩くのはちょっと恥ずかしいかもという出来で、しかもオートリバースではなかったので、B面を聞くには、立ち止まって裏返さなくてはならない。アポロ13号に買ってあげた、店では早稲田色(エンジ)に見えたフリースは、実は明治色(紫)だった。アポロ13号はポットを見て、それをラグビー場に持っていくのは「恥ずかしい」と言った。

安物買いの銭失いとは、まさにこのことである。しかし、何度やっても懲りない私。今日のダメ押しは、巨人ファンの友人から「巨人が優勝しそうだね!」のメール。私は横浜ファンである。巨人でも西武でもどっちでもいいんである。「優勝おめでとうセール」だとか、「応援ありがとうセール」だとかって、これ以上私の前に、安物を並べないでちょうだいっ!


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2002年10月29日(火)
キャメロット特別版

今日は、PCがフリーズしまくりで、全く作業が進まなかった。
サイトの表面的には何の変化もないけれど、裏側で作業を進めているのだが、立ち上げと同時に立て続けに3回もフリーズするとか、せっかく書き込んだ内容がフリーズのために、またやり直しになるとか、んもう〜!という感じで、嫌になってしまう。

そんな中、リチャード・ハリス(ダンブルドア)主演の映画「キャメロット特別版」が届いたのが、せめてもの慰め。とはいえ、PCフリーズしまくりで時間がなくなり、せっかく届いたDVDを見ることもできなかったのだけれど。。。(--;

やっぱ、メンテナンスに持っていかないとダメかしらん?


〓〓〓 BOOK

◆AmazonからDVD到着!

『キャメロット特別版』リチャード・ハリス主演 \2000
内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)
アーサー王伝説をテーマにした、史劇ミュージカル。主演は『許されざる者』のリチャード・ハリス、『悲しき酒場のバラード』のバネッサ・レッドグレーブ。

◆読了した本


『To Kill a Mockingbird』/Harper Lee
不朽の名作『アラバマ物語』の原書。
何度読んでも感動する物語。
感想は、とりあえずAmazon.co.jpのレビューをご覧ください。



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2002年10月28日(月)
健康第一

ダンブルドア役のリチャード・ハリスが亡くなったことが、よほどショックだったのだろうか、夕べは全然眠れなかったし、昼寝しようと思っても、これまた全然だった。全然というのは嘘になるけれど、夢見が悪いというか、熟睡せずにすぐ目がさめる。

いつも一緒に歩きに行く友人も、「ダンブルドアは死んではいけない!」と語気を荒くしていた。そう、ダンブルドアはシュワちゃんのターミネーター、指輪のアラゴルンにも匹敵する、不死身のキャラでなくてはいけないのだ。

とはいっても別にダンブルドアが死んだわけではなく、ダンブルドアは物語の中で、ちゃんと活躍しているのだけれど、映像の影響というのは大きいもので、4巻目を読みながらも、イメージはすっかり映画のものになっていたし、リチャード・ハリスが死んだということは、そのままダンブルドアに繋がってしまうのだから仕方がない。

リチャード・ハリス氏はお年寄りだったので、まあ仕方がないとしても、最近周囲で病気になったり、入院したりという話が多い。そういえば、ローラさんはご無沙汰だけれど、検査の結果はどうだったのでしょう?何事もなければいいですが。。。

そういう私も、ずっと風邪薬を飲んでいたせいか、胃をやられてしまって具合が悪い。読書の記録など、サイトの修正箇所もたくさんあるのに、背中が痛くて椅子に座っているのが辛い。当然仕事も身が入らない。やはり健康第一なのである。ダイエットなんかの前に、まずは健康ですわよ!

身体の健康ばかりでなく、PCもいい加減メンテナンスに出さないといけないし、あっちもこっちも悪いところだらけで困った。

今日はうつらうつらしながらも、本には集中したので、そろそろ『To Kill A Mockingbird』も読み終えるだろう。一見薄手のPBで、翻訳では何度も読んでいるし、映画も繰り返し見ているので、すぐに終わるかと思ったが、やっぱりこれは中身が濃くて、原書には原書の深みがあり、結構時間がかかった。こういった本は、いついつまでに読もうなどと考えてはいけないと反省することしきり。


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2002年10月27日(日)
悲報・ダンブルドア死す!

「ハリポタ」校長役ハリス氏死去

東京国際映画祭が華々しく開幕した26日、英ロンドンから悲報が届いた。映画「ハリー・ポッターと賢者の石」の魔法学校の校長役で知られるアイルランドの映画俳優リチャード・ハリス氏が25日(日本時間26日)、ホジキン病(悪性リンパ腫の一種)のためロンドン大学病院で死去した。72歳。11月23日に日本公開されるシリーズ第2作「…秘密の部屋」が遺作となる。

[ニュース詳細]
[リチャード・ハリスプロフィール]



なんてことでしょう!
私はこのダンブルドア役のリチャード・ハリスは大好きで、できたら「指輪物語」のガンダルフ役だって、この人でいい!とさえ思っていたくらいなのに!
先日読み終えた「炎のゴブレット」では、ダンブルドアの力を見せつけ、一致協力して闇の魔法使いを倒そう!と言っていたのに。。。来月公開の「秘密の部屋」が遺作だなんて、悲しすぎる!リチャード・ハリスがというより、まじで、あのダンブルドアが死んでしまったみたいで、ちょっと胸が熱くなってしまった。心からお悔やみ申し上げたい。

あの半月形のメガネの上から上目遣いに見る目が、なんとなく父を思い出させてくれたリチャード・ハリス氏。体調が思わしくないので、すでにハリポタ映画3作目には、代役が決まっていたらしいが、はまり役だっただけに、本当に残念。他の映画では、「キャメロット」でアーサー王役もやっているらしいので、これはぜひとも見ておかなくては。

「ナバロンの要塞」にも出ていたらしいのだけれど、これは大好きなグレゴリー・ペック主演の映画で、何度も見ているのに気がつかなかった。。。やはりダンブルドア役が一番印象に残るというわけだろうか。もしかして画像の左側の人かな???

他の出演作品は、「MY JOURNAL」にまとめてあります。


★ハリポタ関連ニュース

<携帯用ハリポタサイトに来てくださっている加奈さんからの情報>

FUJIでハリーポッターの使い捨てカメラが出て、それが面白そうなんだぁ。
撮り方によって、スマートに写ったりふくよかに写ったりするカメラなんだけどぉ。27枚撮りなんだけど、表示も洒落てるというか、ハリポタらしく、「26 4/4」=「27」って事なんだけどぉ。思わず、(・0・。) ほほーっって思っちゃった・・・

というわけで、調べてみたのがこちら!
フジカラー「写ルンです ハリー・ポッター Flash27」
「写ルンです ハリー・ポッター Flash27」は、“イマジネーションモード”〔カバーを閉じた状態〕で、本体を横にして撮ればスリムに、本体を縦にして撮ればふくよかに撮れるという、何とも不思議な写ルンですになっております。(リンク先のページは、エンコードをEUCにしてご覧ください)

というわけなのだが、横にして撮ってもふくよかだったりしたら、めちゃショックかも〜!でも、試してみたい一品ではあります。


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2002年10月26日(土)
早明戦チケット入手&シュワちゃんかトム・ハンクスか?

今日、大学ラグビー対抗戦のクライマックスである「早明戦」のチケットが送られてきた。第一希望の座席は逃したものの、国立競技場のバックスタンドAなら、まあいいか。これで絶対観たい3試合のチケットは入手できたので、あとは明日の試合に行けるかどうか・・・。

明日は早稲田と日体大だが、アポロ13号はゴルフに行くという。今年の試合は全部観るんじゃなかったっけーーーー???彼は母校の試合より、ゴルフのほうを選んだというわけ。なんて愛校心のないやつ!私なんか早稲田じゃないのに、めっちゃ応援してやってるのに!早稲田の応援っていうか、山下大悟君の応援っていうか・・・。あはは。(^^;

「一人で行ってくれば?」と言われたが、試合中に、女ひとり、「ぶっつぶせー!山下ぁぁぁぁぁーーーーっ!!!」などと叫ぶのは、かなり恥ずかしいものがある。ラグビーの試合中に「荒ぶる」のは、友だちや連れがいてこそ可能なのだ。かといって、一人で観に行けないわけじゃないが、おとなしく観ているのも非情に欲求不満が残る。やっぱり誰かと一緒に行って、日頃の鬱憤も含めて、思いっきり叫びたい。

明日、雨ならゴルフは中止。ラグビーは雨天決行。というわけで、明日雨になるように、祈るばかりの私なのである。

さて、今日は夜9時台に、好きな映画が重なった。

「ラスト・アクション・ヒーロー」(画像をクリックすると拡大イメージになります)と「プライベート・ライアン」だ。
シュワちゃんとトム・ハンクスの対決だが、どちらも好きだけど、やっぱりシュワちゃんが好きなわけで、でも、「プライベート・ライアン」は、前にやった時にビデオに録れなかったし、あああん、どうしよう・・・と思ったが、さんざん迷った挙句、「ライアン」はビデオに録ればいいよねというわけで、オンエアはシュワちゃんのほうを観た。

「ラスト・アクション・ヒーロー」は、「T2」のあとでこけた映画とされているけれど、私は大好き。映画のチケットが魔法の力を持っていて、主人公の男の子が映画の世界に入って、大好きなヒーローを助ける話。ヒーロー役はもちろんアーノルド・シュワルツェネッガーが実名で登場し、本物の奥さんも出てくる。

ていうか、シュワちゃん演じるジャック・スレイターというヒーローが、悪者を追いかけて現実の世界にやってきて、本物のシュワちゃんと顔を合わせたり、ちょっとややこしい。いろんな映画のパロディがふんだんに散りばめられていて、「ホットショット」みたいにお馬鹿映画ではないが、笑える映画でもある。そして最後はちょっとジーンとくる場面もあって・・・って、結局シュワちゃんが出ていれば、なんでもいいんだけど。

「プライベート・ライアン」は、あとでじっくり観ようっと。
そういえば、この間録画した「ジョイラック・クラブ」もまだ観てないし、はるか昔に録画して、全然観ていないビデオがいっぱいあるんだったっけ。ほとんどが、録画しただけで満足して終わりになってしまうのが多いから、やっぱりオンエア時に観るほうが勝ち!かな?(^^;



〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(下)
/J.K.ローリング


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2002年10月25日(金)
ご自由にお持ちください

今日は願いも空しく良い天気になってしまったので、仕方なく友人と神宮へ。昨日は雨だったので、当然ながら運動などもってのほか。薄暗い部屋で布団にもぐりこんで読書ができたのだが、こう明るくなってしまっては、外に出なければなるまい、というわけで、久々に結構歩いたので、もう足が棒のようだ!棒のような足なら、こんな辛い思いをして歩くこともないわけだが。。。

一緒に歩いた友人が、紀伊国屋に「ハリポタ4」を買いに行きたいというので、神宮から御苑の千駄ヶ谷門を通って高島屋に出て、紀伊国屋新宿南口店にてハリポタを購入。ついでに出版されてから書店に行っていなかったため、店頭でお目にかかっていなかった『シングルトンズ・ダイアリー』を探してみるも、目に入らない。店員さんに聞いて、やっと手にすることができた。こんなもんだろう、どうせ。

しかし、立ち読みで終わりかと思った友人が、面白いからと買ってくれたのには感動。目の前で買ってもらえると、やっぱり嬉しいものだ。

そこから代々木方面のカフェでお茶をして友人と別れたあと、御苑の脇の道を図書館に向かって歩いていると、ちょっとした人だかり。覗いてみると、「ご自由にお持ちください」の看板が!なに?なに?と人ごみを掻き分けて見れば、なんと洋服をタダで持っていっていいということだったのだ。

えええー!そんなことってあるの?と半信半疑ではあったが、「これは違います」と言われる前に、持てるだけ持っていこう!と手を伸ばしたはいいが、どうも着れそうにないような服ばかり。でも、数あるうちにはいくつか着れるものもあるんじゃないかと欲を出し、スカート2着、パンツ1着、カットソー2着、コート1着をゲットした!

しかし、家に帰って試着してみたところ、どれひとつとして着れるものがなかった。タダでもらってきたのだから、損をしたということはないのだが、なんだかものすごく損をしたような気分になった。せっかくもらってきたのに、どうするのよ、コレ!どん底のじゅんちゃんなら着れるかな???

そんなわけで、重たい荷物を持って図書館経由で帰ってきたので、万歩計は2万歩くらいいっているだろうと思ったら、たったの4000歩。なんでーーーーー!!!

めちゃくちゃ疲れてるし、あれだけの距離を歩いたのだし(神宮はいつもより1周多い4周もしたのだ!)、それなりの歩数は行っているはずなのにー!ここで、はたと気づいた。万歩計を買ってから数年、一度も電池を取り替えてなかった。電池切れか。。。それにしても、がんばったあとに4000歩という数字は、実にショック!一気に疲れが出て、立ち直る気力もなかった。

疲れ果てて、ご飯なんか作りたくないなあ・・・などと思っていたら、帰ってきたアポロ13号が、

「今日はパーティーがあって、伊勢エビのテルミドールを2匹も食べてきたから、お茶漬けでいい」

と言う。なんてラッキーなのっ!一瞬、アポロ13号がアラゴルンに見えたような気がしたが、よくよく考えてみたら、一人で伊勢エビのテルミドールを2匹も食いやがったのかーっ!とここでむかつかなくてはいけないような気もして、ちょっと複雑な気分だった。


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2002年10月24日(木)
「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」公式ビジュアルガイド&ラグビー早明戦抽選

The Two Towers Visual Companion: The Official Illustrated Movie Companion (The Lord of the Rings)/Jude Fisher (著)
U.S. 定価: $18.95
円相当額: ¥2,368
価格:¥1,894
OFF: ¥474 (20%)
発売予定日は 2002/11/06 です。
ただいま予約受付中です。
イメージを拡大
ハードカバー: 72 p ; サイズ(cm):
出版社: Houghton Mifflin Company ; ISBN: 0618258027 ; (2002/11/06)
Amazon.co.jp
多くの賞を受賞したピーター・ジャクソン監督の3部作映画『ロード・オブ・ザ・リング』。待望の第2部の公式映画ガイドブックが登場。『The Two Towers Visual Companion』は、J.R.R. トールキンが描く3部作『The Lord of the Rings』(邦題『指輪物語』)の第2部『The Two Towers』(邦題『二つの塔』)の映画に登場する人物や、中つ国の土地や風景をフルカラーで紹介する。特別にアラゴルン役を演じたヴィゴ・モーテンセンが、前書きを手がけているのも注目だ。ここでしか見ることのできないゴクリ、木の髭(ひげ)、ヘルム峡谷の戦いなどの場面が、100以上のフルカラーの美しい写真で紹介されていて、第2部の映画の重要なエピソードを垣間見ることができる。
本書は、あらすじが簡潔にまとめられた『Fellowship of the Ring』(邦題『旅の仲間』)に始まり、『二つの塔』の仲間たちがそれぞれの旅を紹介する。
指輪の旅:フロドとサムが2人でモルドールへ向かう旅。モリアから彼らの後をコソコソと追うゴクリの姿も見られる。
囚われた仲間の旅:ウルク=ハイによって捕らえられ、魔術師サルマンの要塞アイゼンガルドへと連れ去られそうになるメリーとピピンの旅。
そのほかの仲間の旅:アラゴルン、レゴラス、ギムリが、連れ去られたホビットたちの足跡をたどり、ローハンの都を通ってファンゴルンの森へと向かう旅。

今回は、新しくローハンやゴンドールの地図が収められた。また、中つ国の自由の民が勇敢にサルマンの軍と攻防戦を行ったクライマックスの地、ヘルム峡谷の戦いについても掲載。恐ろしい「死者の沼地」や、モルドールと隣接する美しく危険な地「イシリアン」、騎馬族が住む王国ローハンの権力の中枢「エドラス」、「ヘルム峡谷の砦」など、一度見たら忘れられない光景を目にすることができる。ピーター・ジャクソン監督の映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』の予習にもってこいの1冊だ。(Book Description)


ハリポタ4の次は、これですな。(^^;
アンダーラインの部分に注目!これだけで買っちゃいそう!
ああ、アラゴルンさま〜!

でー、今日は大学ラグビー対抗戦の「早明戦」のチケット抽選日だった。第2希望まで受け付けるとのことだったが、人気のカードだけに、ドキドキ!何度もぴあを覗いてみたが、なかなか結果が出てこない。結局第1希望の席は取れず、第2希望のほうが取れた。ま、取れただけましってことで、満足しなきゃいけないでしょうね。

今日は他2試合のチケットも届いたし、さあ〜、「荒ぶる」ぞ〜っ!・・・と思ったら、今度の日曜はアポロ13号はゴルフだとか。なんだとー!せっかく今週から「荒ぶる」気でいたのに、「一人で行け!」とは殺生な!


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(上)
/J.K.ローリング
なんか、クィディッチ・ワールドカップの部分で抜けてる部分があると感じたのは私だけ?勘違い?それとも下巻で出てくるのか・・・?また原書で確認しなくては。



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2002年10月23日(水)
ハリー・ポッターと炎のゴブレット

今朝、まだ寝ている間に『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』が届いた。早っ!!!
八王子の書店では、早朝5時から販売を開始したとか。前夜9時から並んでいた子もいたそうな。ひえええ〜。今日中に予約分を届けなくてはならないペリカン便のオニイサンも、大変だろうなあ。で、こんな朝早くから配達ってわけか。

「なんか届くことになってんの?」
「・・・・・ハリー・ポッター」

アポロ13号がそそくさと受け取りに出た。
実はハリポタの日本語版は、私よりもアポロ13号が楽しみにしているのだ。
しかし、ハリポタ4のためにわざわざ作ったようなAmazonの箱。それに2冊ぴったり収まっている。わざわざそれ用に作っても、十分もとの取れる計算なんでしょうね。(^^;

同封の「ふくろう通信」を読んだら、ハリーの母リリーは、ダドリーの母ペチュニアの姉だとあった。たしか1巻では妹だったはず。作者のローリングに聞いたら、姉だということなので、3巻からは姉にしたそうだ。原書では姉でも妹でも「sister」だから、全然気づかなかったが、手紙や電話で突っ込む人がたくさんいたそうな。

さて、原書もまだ出ていない5巻。はたして日本語版はいつになることやら???
噂によれば、ローリング女史は病気で臥せっているとか・・・。
4巻でおしまいなんてことも有り得る?・・・てか、7巻終了まで時間がかかってしまったら、ダニエル・ラドクリフ君がおじさんになっちゃうでしょう!でも映画3作目までは、あのトリオで行くらしいが、4作目以降は別の子がやるみたいだから、時間がかかってもいいのか。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから3冊

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(上・下)
/J.K.ローリング \3800
Amazon.co.jp
『Harry Potter and the Goblet of Fire』(邦題予定『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』)でローリングは危険と歓喜を表裏一体に描きだしている。次々に登場するドラゴンや屋敷しもべ妖精たち、命をかけた挑戦の数々。いまや14歳となった孤児の主人公がマグルの親戚を離れてホグワーツ魔法魔術学校に戻れる日まで、残すところ2週間となっていた。そんなある晩、ハリーは不吉な夢を見て、稲妻形の傷が激しく痛みだす。彼は不安になり、人目を忍んで生きている自分の名づけ親、シリウス・ブラックに連絡を取る。幸い、今シーズン初のスポーツイベント、クィディッチ・ワールドカップを観戦できる喜びで、ハリーはヴォルデモード卿とその邪悪な手下、デス・イーターたちが殺しをたくらんでいることをしばらく忘れることができた。

さあ、巨大な透明マントを投げかけて、物語のもっと先をのぞいてみよう。すると見えてくるのはただ、「あの人」がハリーを狙って動き始めたこと、そして今年は、グリフィンドール、レイブンクロー、ハッフルバフ、スリザリンの間でクィディッチ・マッチが行われないということだけ。だがその代わりに、ホグワーツ校とほかの2つの魔術学校── おしゃれなボーバトンズ校と冷淡なダームストラング校── とで、3魔法使いトーナメントが開催されるという。各学校の代表に選ばれた者が3つの究極の試練に立ち向かうことになっている。はたしてハリーは幸運な挑戦者となることができるのか?

しかしクィディッチ・ファンの読者もがっかりすることはない。今回はこの最高のゲームをワールドカップのシーンで楽しむことができる。マグルに変装した10万人の魔女や魔法使いが「じゅうぶんにさびれた荒野」に集合する。ローリングはいつもと変わらぬ魔法の手さばきで細部を描き、生き生きとしたコミカルな世界をつくりあげている。突拍子もないのはたとえば観客のテント。生きたクジャクをつないだ小宮殿もあれば、塔をいくつも備えた3階建てもある。売られているスポーツグッズもすごい。「選手の名をキーキー叫ぶバラ飾り」や「本当に飛ぶファイヤーボルト(高価な最速のほうき)の小型モデル」、「得意げに手のひらの上を歩き回る、集めて楽しい有名選手の人形」などなど。

もちろん、両チームもそれぞれに強烈な個性がある。たとえば各チームのマスコット。ブルガリアチームのマスコットは、だれもかれもを魅了して一瞬のうちに自分たちの味方に引き入れる美しいヴィーラ。アイルランドチームの応援者までがたちまちヴィーラに夢中になる。しかしアイルランドも負けてはいない。大勢の小さな応援団が自ら打ち上げ花火となって舞い上がる。「レプラコーンたちは再度空中に飛び出すと、今度は巨大な手となって、フィールドの向こうのヴィーラに宣戦布告のサインを送った」

シリーズ4作目が出版されるずっと前から、ローリングはこの作品がこれまでになく暗いストーリーだと予告していた。たしかにこの作品は、読者を笑わせた次の瞬間にはかならずハリーの命を脅かし、読者を不安にさせている。物語の奥深くには危険とともにさまざまな感情が潜んでいるのだ。とはいえ、ローリングは新しい愉快なキャラクターも登場させている。たとえば、闇の魔法使いの追手、アラスター・“マッドアイ”・ムーディ。彼は年をとって妄想症になったとかならないとか。それからネタを探してホグワーツ校をゴキブリのように忙しく動きまわるリタ・スキーター(この日刊予言新聞のスクープ探し屋が愛用する「コメント速書きペン」は、純粋そのもののコメントも、脚色のひどいゴシップ記事に変えてしまう)。

強烈な印象の残るエンディングで、ローリングはいくつかのプロットを未解決のまま残し、5作目につなげている。これを読むと、ひょっとすると著者自身にもヴィーラの血が流れているのでは、という気がしてくる。彼女のペンは、彼女の世界を完璧にする魔法の杖なのかもしれない。

[初版本特典]
特製ポストカード3枚セット
初版本特典は、初版本が売り切れ次第お付け出来なくなります。あらかじめご了承ください。

別便にて
『Watermelon』/Marian Keyes \1569


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2002年10月22日(火)
ニュートリノ&ひとこと掲示板

昨日、この間ノーベル賞をもらった人は、何の研究をしたの?と、今更のように無知な疑問を投げかけてしまった私。島津製作所の田中さんのことはわかったけれど、あともう一人は???

「スーパーカミオカンデだよ」と言われても、何のことやら?
どうやら宇宙線の研究らしいのだが、聞かれたほうも、あの宇宙線なんだっけ?状態。そうそう、あれ、昔文学賞をとった人が書いてた・・・って、文学賞をとった人も星の数ほどいるじゃないの!

というわけで、ノーベル賞から宇宙線、はては文学賞にまで範囲が広がってしまったのだが、わかっているのに思い出せないアルツハイマー状態というのが、どうにも気持ちが悪いので、必死になってネットで検索。

まずは作家から、とはいうものの、タイトルも作家名も思い出せない。すばる文学賞じゃないの?いや、サントリーミステリー大賞だよ、と見当違いも甚だしい。直木賞まで調べても出てこない。

だったら宇宙線から調べよう。
ほーら、出た!「ニュートリノ」だよ!そそ!ニュートリノがウイスキーのグラスに降り注いで、庭で恐竜飼ってる話だよと、全くわけがわからない。ニュートリノまではわかったのに、そこから暗礁に乗り上げてしまった。

確かに読んだはずなので、かくなる上は、「schazzie club」の読書記録を見てみることにした。あったじゃない!池澤夏樹『スティル・ライフ』。芥川賞よ。誰だ?絶対芥川賞じゃないなどと断言したのは!

ともあれ疑問が解決したので、すっとした。
だけど、肝心の「スーパーカミオカンデ」ってなにさ?
そこまで調べる余力はもう残っていなかった。


ところで、この日記に、「ひとこと掲示板」などを設置してみました。
他にいくらでも掲示板があるので、どれに書いていただいてもOK!なんですが、たまに変化が欲しくなる飽きっぽい私なので、ちょっと試しに置いてみます。

なぜかというと、「メインBBSにはカキコしにくい」などという恥ずかしがりやの人がいたりするからです。ですから、恥ずかしがりやの方、こちらにどうぞひとことで結構ですので、何か書いてってくださいね〜!<すでに脅迫!

どうせならチャットでもつけようかなどと、企画はどんどんエスカレートしていくのですが、この日記がサイトのトップのような様相になっていくのもよろしくないので、ひとこと掲示板どまりにいたしました。

で、皆さんの日記はどうしようか?と考えていたんですが、ま、サーバー側から削除されるまで置いておきましょうということになりました。

皆さん、気が向いたら、ぜひカキコしてってくださいね。
ただし、ここは独断と偏見に満ちたパーソナルな日記であることを考慮して、私がむかつくようなことは書かないでください。あはは〜!


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2002年10月21日(月)
マリアン・キイス

さわやかな秋の空気の中で、スポーツしよう!
なーんて期待していたのが大間違い。風邪を引いてずっと体調が思わしくなく、スポーツなんて冗談じゃない!てな毎日。そうこうするうちに、なんか寒くなってきた。今日も1日雨。時折木枯らしみたいな強い突風が吹きぬけ、ああ、ハロウィーンが近いな・・・と、冬の訪れを感じさせる天気。風邪でぐうたらしている間に、いつの間にか「スポーツの秋」は終わっていく。あとは寒さに備えて、脂肪をため込むのみ?うげげ!

さて、今日はAmazonから本が3冊届いた。
今一番気になっているアイルランド生まれの作家(現ロンドン在住)であるマリアン・キイスの本。Amazonの新刊紹介記事には、マリアン・キーンとなっていたが、やっぱり間違いだろう。アイルランドの女性作家のアンソロジー『Irish Girls About Town』にも、メイヴ・ビンチーキャシー・ケリーと一緒に、彼女の作品が入っている。

紀伊国屋のバーゲンで買った『Sushi For Beginners』を読んでからと思ったが、各紙で絶賛されており、あまりに評判がいいので、我慢できずに頼んでしまった。世評はあてにはならないが、好みの作家ではないかという予感がしたのだ。でも、先にオーダーした本がまだ届かず、第2段のほうが先に届いてしまった。

彼女の本には、全てに「Hilarious」の文字がついている。「陽気な、楽しい、浮かれ騒ぎする、笑いを誘う、おもしろい」という意味。クリントンが大統領の時には、ヒラリー夫人にちなんで、「ヒラリー的」という意味もあったようだけれど。。。とにかく、かなり期待の作家。


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから3冊

『Lucy Sullivan Is Getting Married』/Marian Keyes \1533
Amazon.co.jp
ルーシー・サリヴァンはどこにでもいる「楽しいこと」好きな女の子。会社の友だちに占い師に見てもらおうと誘われて、街角の霊媒師のような感じの占い師、ミセス・ノーランに会ってはみたものの、印象は「バツ」。近い将来あなたは結婚する、と言われたこともほとんど信じる気になれない。しかし!友人への予言が現実のものとなり、ルーシーは身近な男性たちを改めて見直すようになる。美男子のガスは、お酒の飲み過ぎと人形フェチを克服してくれれば可能性あり。新入社員のジェドはなかなかチャーミングで、お互い支え合っていけそうな健全な感覚の持ち主。そして、もちろん忘れてはいけないのがダニエル。ちょっと女性関係には問題アリだけど、ユーモアのセンスが抜群で、信頼できる友人だ。でも、新しい家庭用の食器の柄を選び始める前に、ルーシーには、人生で最も大事な男性(父)への気持ちを整理する必要があった。娘としては心優しく楽しい人と思ってきたけれど、母は何十年もの間、その父の気まぐれやアルコール依存症に耐え続けて、忍耐も底をついているという始末。とうとう父が見捨てられたとき、ルーシーは母のもとへ出かけ、人間関係と責任についての難しい教訓を得るのだった。

ユーモアと、ちょっと泣かせる人間劇をオカズに、現代ロンドンを舞台とするシングルライフのエッセンスを抽出する点では、ニック・ホーンビーやヘレン・フィールディングと同じ。オフィスでのリアルなゴシップや、常軌を逸したルームメイト(「あの子のアタマの中に住むなんてまっぴら。だって暗くて、ものがなしくて、こわーいところに決まってるもん。その気になればマジなことひとつも考えないで、何十日だって過ごせるのにさ!」)。奇妙なブラインドデート。そして、ほろ苦い真相解明。イケてる会話と、キャラクターの心の中をのぞき込むクリアなレンズで、本書は世界中のシングルトンを楽しませ、刺激するだろう。『Lucy Sullivan is Getting Married』は大成功の1冊だ。

『Under the Duvet』/Marian Keyes \1329
ショートストーリーズ

『Last Chance Saloon』/Marian Keyes \878
Amazon.co.jp
マリアン・キースお得意の、30代シングル男女が本音でぶつかりあう恋愛小説。登場するのは、タラ、キャサリン、フィンタンの幼なじみ3人組だ。彼女たちは、屈辱だらけで思いどおりにいかない人生を、それでもなんとか生きている。それは、30代女性ならだれもが経験する思いといえよう。ただ彼女たちの場合、フツーの30代女性よりも、耐えるべきものがやや多めかもしれないが。
タラの恋人は、完全に「ヒモ」状態のトーマス。彼はダイエット中のタラをあざ笑い、どうみても若くてスリムな女の子と比べては、冷酷きわまりないコメントをするサイテー男だ。一方、キャサリンはバリバリのキャリア・ウーマンだが、プライベートは散々。これまでに、恋人にふられること計6回。しかも、そのどれもが、ゴミのように捨てられるという悲惨な結末なのだ。そのたびにキャサリンは恋愛戦線から後退、とうとうリモコン操作でしか恋愛できないようなところまで引きこもってしまう。そんななか唯一、ファッション業界人のフィンタンだけは、イタリア人の恋人サンドロとラブラブ。しかし、順調そうに見えたこのカップルに、突如として「健康危機」が襲いかかる…。

ローカン、マンディーら奇妙な友人も含め、タラ、キャサリン、フィンタンたち全員が、とにかく必死で生活し、恋愛し、なにかを学んでいく。結局、それが彼女たちの生きる道なのだ。キースは、今という時代をシングルで生きる人びとの実像に、痛々しいまでにせまっている。トータルで見れば、彼女たちの人生も捨てたものではない。屈辱的なことよりも、真の友情へのめざめなど、すてきなことの方が多いのだ。『Last Chance Saloon』は、そんな彼女たちのおかしくて、あつかましくて、ちょっとホロリとさせる物語。ゆったりした気分の休日にはもってこいの作品だ。(Alison Trinkle, Amazon.com's Best of 2001)


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2002年10月20日(日)
ラグビーシーズン&ロイス・アン・ヤマナカ

いよいよラグビーシーズンもたけなわとなり、今日は早稲田X筑波大の試合があった。今年は全試合を観に行くぞ!と決心していたのだけれど、あいにくの雨。でも中止や延期にはならない。ラグビーは、雨でも雪でも試合をやるのだ。これもちょっと困る。せっかく「荒ぶる」決心をしていたのだけれど、風邪がぶり返してもいけないし、今日の試合は諦めた。

その代わり、チケットぴあで今後の3試合分のチケットを予約。12月の早明戦はまだ抽選が終わっていないが、その前の2試合はゲットできた。でも、早明戦の前の早慶戦はすでに抽選が終わっており、一般自由席しか残っていなかった。恐るべし!

ラグビーと言えば、何と言っても伝統の早明戦であるから(強さには関係ない。どんなに関東学院が強かろうと、ラグビーと言えば早明戦なのだ)、抽選に間に合ってよかったー!早慶戦でもすでにいい席は売り切れなのだから、早明戦ともなれば、一般自由席でも取ることはできないかもしれない。

ぴあで予約すると、手数料やら郵送料(600円も取るのはひどい!切手代80円だろー!)やらで、チケット代金に1000円近く上乗せされることになる。それでも、売り場に並ぶ根性もないので、予約を入れるしかない私。それにしても、「どうしても観たい!」というファン心理につけ込んで、暴利をむさぼってるとしか思えない、チケットぴあ!!!

一つ!人の世の生き血をすする、

二つ!不埒な悪行三昧、

三つ!みにくい浮世の鬼を、

退治てくれよう、桃太郎!


ですわよ、まったく!

かくなる上は、最後に絶対早稲田の山下大悟君のサインをゲットするために、それなりの図々しさを身につけておかねばっ!大悟君、待ってなさいっ!


〓〓〓 BOOK

◆Amazonから本が4冊届く

待望のロイス・アン・ヤマナカの本が届いた。この人の作品はあまり有名ではないと思うが、大好き!『ワイルドミートとブリーバーガー』は、翻訳ではもう手に入らないようなので、原書で入手することにした。

『Wild Meat and the Bully Burgers』
/Lois-Ann Yamanaka \1319
か、かわいい!なんと、正方形の本だ!写真を見れば、一目で正方形っぽい変形の本だとわかるが、大きさといい、持った感じといい、なんともかわいい。イラストもアートっぽくてグッド!でも、中身はかわいいという内容ではなく、ハワイに住む日系アメリカ人の、おかしいけれど切ない話なのだ。

『Blu's Hanging』/Lois-Ann Yamanaka \1423
ハワイの海のような、表紙のブルーに吸い込まれそうになる。
きれい!やっぱ、ハワイがいい!ハワイに行きた〜い!

『Heads by Harry』/Lois-Ann Yamanaka \1429

『The Wispering Mountain』/Joan Aiken \658
表紙イラストが、スニケットの<不幸シリーズ>のブレット・ヘルクィストかと思ってオーダーしたのだが、Charles Vessという全然違う人だった。タッチはそっくりなのだけど、ヘルクィストのほうがもっと線が細かい?
作品のほうは、ガーディアン賞受賞?ううむ。。。思ったより分厚くてびっくりだったが、最近は分厚い本のほうがなぜかうれしい。読んだー!という気がするから???というか、やっぱり300ページくらいあるほうが物語としてはちょうどいいと思う。薄手の本だと、いつでも読めると思って、本棚の隙間を埋めるのに使ってしまい、結局なかなか読めないことが多い。



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2002年10月19日(土)
ハイヒール

昨日は慣れない靴(サンダル)で出かけたので、たいして歩いてもいないのに、今日は筋肉痛である。

最近出かけるといえば運動靴か、底のたいらなサンダルばかりだったので、ちょっと華奢なヒールのサンダルなどを履くと、すぐに筋肉痛になる。ヒールなんてあると、歩き方もあぶなっかしくてしょうがないのだが、せっかくの外出であるから、たまには足元もおしゃれして歩きたい。などと思って無理をすると、翌日は死ぬ思いである。もう年なのか・・・?(^^;

母のハイヒール姿が好きだった私は、年とともに「おばさんぐつ」を履きだした母を責め、ずっとハイヒールを履いていて欲しいと言ったものだが、自分が年をとってくると、「おばさんぐつ」はたしかに楽だと思うようになってきた。ハイヒールなど履いて、転んで骨でも折ったら大変!とまで思うようになった。まさかそこまで年寄りではないとは思うが、骨がもろくなってきている現代人は、いつどこでうっかり骨折するかわかったものじゃない。

ていうか、下半身がだいぶ重量オーバーなので、細いヒールでは支えきれないのだ。ついヨロヨロとしてしまう。情けないったら!

足首だけは細い!と密かに自慢していたのに、その足首さえもどこに行ったやら・・・?やっぱり痩せましょうよ。痩せなきゃいけませんよ。タイトスカートにハイヒール、大人の女はやっぱりそれで決めたいでしょ。

足首もそうだけど、昨日、お風呂あがりに鏡に映した姿を見て、目をそむけたでしょ。直視して、現実を受け止めなくちゃいけません!そう、ウエストがないってことを!


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2002年10月18日(金)
不気味なネット世界

ずっと風邪が抜けなかったので、運動もできず、飲みにもいけず、かなりストレスがたまっていた。特にネットのストレスが大きい。

時々ホームページをやっている意味を見失う。自己満足と割り切ればいいのだけれど、いつのまにかそれ以上を求めては、虚しくなってくるのだ。ネットに期待は禁物。この世界は所詮バーチャルなのだから。相手がいるようで、実は誰もいないのだ。

そういう時には、実際の現実の世界の刺激で目を覚まさなくては。本の世界も面白いが、事実は小説より奇なり。現実の世界には予想もつかない出来事がたくさん転がっているのだ。そしてなによりも現実の世界では、打てば響くように、ダイレクトに反応が返ってくるのがうれしい。例えそれが自分にとっていい事でなくても、私の性格としては、ダイレクトな反応は気持ちがいい。反応のわからないネットの世界は、時に不気味で気持ちが悪い。

ずっとネットに関わっていると、時折こんな気持ちになり、現実の世界が妙に暖かく感じる。本当の世界の体温を感じたくなって、顔を知っている誰かに会いたくなる。私の言ったことに、すぐに返事が返ってくる状況にほっとする。暖簾に腕押し状態の、一方通行のネットの世界とは違う、リアルなリアクションが嬉しい。やったことがそれ相応に返ってくることに満足する。

というわけで、体調が万全ではなかったため、かなり疲れたけれど、外に出かけて正解だった。ネットのストレスもだいぶ解消されたし、迷っていた仕事についても決心がつき、先を見ることができるようになった。

そうそう!
「物書きはワープロのほうがいいんだろ?」というわけで、ター坊が、使っていない新品のワープロを「タダ」で譲ってくれるということになった。自分はソニーのVAIOの一番新しいやつを買うらしい。コンピュータなんて全然できもしないのに、そんなの買ってどうするんだろ?とは思うが、私の知ったことではない。くれるというものは、有り難く頂戴することにした。なんなら、VAIOのほうでもいいんだけど。。。

そういえば、ふくちゃんも箱から出していないPCがあると言っていたが、あれはどうするんだろう?せっかくだから、それも貰ってあげてもいいぞ〜!(^^;


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2002年10月17日(木)
予期せぬ雑事

ホームページの一部に使っているサーバーが今月いっぱいで閉鎖すると知らせてきた。クリスマスエルフのほうで使用している転送メールのアドレスも、停止するとの知らせ。まったくあちこちで寂しい知らせや、不調、不具合の情報ばかり。掲示板が開けない、日記に書き込めないなど、全てがまともに稼動している日は、1日だってない。おかげでじっくり本も読めない。

そう嘆いていても仕方がないので、移転作業を始める。携帯用のハリポタサイトのところだが(現在メインサイトにはリンクさせていない)、すぐに終わると思ったのが大間違いで、とんだ大作業になってしまった。ただ単に移転すればいいだけでなく、それに伴って、中身もいろいろ修正しなければならないからだ。

それに、PCが年中フリーズするので、何度もやり直し、書き直しをしなければならず、いい加減ホームページなんかやめようかと思うほど。
結局、ほかの仕事をしなければならないはずの夜中に、フリーズに怯えながら、めちゃくちゃイライラしながら、ネットにへばりつく羽目に陥っているのだ。

そんなわけで今日はさすがに疲れて、昼間死んだように寝てしまった。風邪のせいか、だるくて仕方がないと思っていたら、この先また1週間は体調が最悪になりそうだし、なんかストレスがたまる一方。明日あたり、遊びに行って来ようっと。

言わずもがな、しばらく運動していないので、体重はとっくに元に戻っている。戻っているどころか、増えてきている。あれだけがんばっても痩せないのに、増えるときは、あっという間だ。神様、ちょっと無慈悲すぎませんか?





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2002年10月16日(水)
電動ハブラシ

しばらく前に、ヨドバシカメラから、今月中にポイントを使わないと無効になるという知らせが来た。6500ポイントくらいあったので、6500円分の商品が買えるというわけだから、無効になってしまってはもったいない。

何を買おうかと悩んだ末、電動ハブラシを買うことにした。他にもいろいろ欲しいものはあったが(例えば、フリーズしないPCとか)、6500円程度で買えるものを考えていたので、あまりレパートリーは広がらなかった。

電動歯ブラシは今までも使ったことがあるのだが、いつもケチって安いものを買っていたので、結局は使えなくなってしまっていた。最初からいいものを買っておけば、安物買いの銭失いにならなくてすんだものを。。。

というわけで、今回はBrownの電動ハブラシ。上を見ればキリがないが、3D、2万回転のそこそこのやつを買った。本体は今でこそさほど高いとは思わないが、替えのブラシが高い。1本1000円もする。ヨドバシで安くなって、2本で1600円だ。なるほど、替えのブラシで儲けてるわけね。(^^;

これでもう、歯医者に行かなくてすみますように!


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2002年10月15日(火)
父の命日

今日は父の9回忌。

去年の今日、「BJの日記」にこの日のことを書き、それが今回の本(扶桑社刊『シングルトンズ・ダイアリー』)にも収録されたことは、非常に感慨深い。

昼間はいい天気だったが、今季節外れの雷が轟き、父は何か不満でもあるのだろうか?怒っていることでもあるのだろうか?と思う。去年と比べて何の成長もしていない私。いい加減年なのだから、もっとしっかりしないといけないと言われているような気がする。

いろいろな目標を立てては、ことごとく挫折している私。だからといって、本人は全然気にもしていないのだが、周囲はどう見ているだろうか?ここで問題なのは、周囲の見る目ではなく、自分がどう思っているかだ。反省も何もなく、ただ毎日が過ぎて行き、何一つやり遂げることなく、ただのんべんだらりと今に至っている。

そろそろ、先々のこともちゃんと考えなくてはいけないと、父が戒めているのだろうか?生きていたら、そう言うであろうことは重々承知している。しかし、なにせ「ぐうたら」の遺伝子は父から受け継いだものだ。そう簡単に改められるものでもない。

でも、あの世から怒られたら怖いので、お団子を買ってきて、父の写真の前に供えた。「これからも、何事もなく無事生きていけますように、どうか見守っていてください」とは虫のいい話だが。




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2002年10月14日(月)
ハロウィーン本

『To Kill A Mockingbird』/Harper Lee

10月はハロウィーンの月なので、今月はハロウィーンにちなんだ本を読んでいる。現在読書中なのが、この『To Kill A Mockingbird』(邦題『アラバマ物語』)で、翻訳では何度も読んでいるが、原書では初めて。ハロウィーンをテーマにした本ではないけれど、ハロウィーンの日にこの物語の山場とも言うべき事件が起きるのだ。この映画も素晴らしく、ビデオを観ながら本を読んで、じっくり楽しんでいる。これもまたタイトルでわかるように、アメリカ南部の話。最近、アメリカ南部の話が気にいっていると前にも書いたが、南部の話は奥が深く、胸を打つものが多い。

『The Witch Family』/Eleanor Estes (著), Edward Ardizzone (イラスト)
Book Description
From Newbery Medalist Eleanor Estes, a Halloween classic about the power of make-believe, with new jacket art from Mary GrandPre.
About the Author
Eleanor Estes (1906-1988) was awarded the Newbery Medal for Ginger Pye.

一応ハロウィーンの場面が出てくる『ふたりのアーサー』を読み終えたので、次に読む予定にしているのがこれ。去年、ハロウィーンに間に合うようにAmazonに注文したのに、結局10月中には届かなかった本。その時点で読む気がそがれてしまい、1年たって、やっと読むことになった。ニューベリー章を受賞した作家だが、ニューベリー賞受賞作品で面白いと思ったものがないので、少々不安。そういえば、『ふたりのアーサー』もガーディアン賞受賞。児童文学の賞を受賞したものにはあまり気にいったものがない。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『ふたりのアーサー〈1〉予言の石』/ケビン クロスリー=ホランド (著), Kevin Crossley‐Holland (原著), 亀井 よし子 (翻訳)
内容(「MARC」データベースより)
中世イングランドに暮らす13歳の少年アーサーは、「予言の石」に導かれ、勇気と力を探す旅に出る。「アーサー王伝説」が、一人の少年の物語としてよみがえる! 2001年度ガーディアン賞受賞。

物語の中に「ハロウィーン」が出てくるので、この時期に読んでみた。100もの章に分かれており、話が散漫な印象。3部作の1巻目なので、結末うんぬんは先の話になるが、主人公のアーサーと伝説の王アーサーとの関係がどうなのか、時々入り乱れてしまっている。ファンタジーなのに、マーリンにもらった石の中に見る世界以外は、まるでファンタジーらしくなく、退屈。すでに2巻目が出ているものの、おそらく読まないと思う。

翻訳が「BJの日記」の亀井よし子氏なので、かなり期待していたのだが、会話部分など統一感がなく、期待はずれ。この手の物語翻訳のは不向きのようだ。

児童書ではあるが、無理やり子供向けに訳すと、どれもこれもつまらなくなってしまうのはなぜだろう?ハリポタの成功は、無理に子供向けに訳していないところにあると思う。ハリポタ人気にあやかろうとするなら、まずはそのあたりから考えて欲しいものだ。

<参考>:シリーズ2巻目
『ふたりのアーサー (2)』/ケビン・クロスリー=ホランド (著), 亀井 よし子 (翻訳)
価格:¥2,000
単行本: 565 p ; サイズ(cm): 22
出版社: ソニー・マガジンズ ; ISBN: 4789719367 ; 2 巻 (2002/10/01)



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2002年10月13日(日)
行楽の秋だが

外は秋晴れのさわやかな良い天気。
連休でもあることだし、どこかに出かけたい(野球とかではなく)ところだが、昨日ちょっと無理をしたため風邪もまたぶり返し、どうもなかなか本調子にならない。睡眠不足が一番たたっているだろうか?夜中に起きているというのは、人間の体にはかなり悪いそうだ。

しかし、たとえ風邪でなくても、どこにも出かけられない。
夏の旅行で散財したし、先日、弟から「11月4日に下の子の七五三をやるから」と連絡が来てしまったので、今月出費を抑えておかないと、年が越せなくなる。春は入学式、秋は七五三、なんとか聞かずにすめばいいのに・・・と密かに思っていたのだが、メールと電話でしっかり通知されてしまった。(^^;

そんなわけで、うちはお祝いをやるばかりでちっとも返ってこない。結婚式以来、お祝いされたためしがない。それでもかわいらしい子どもなら惜しくもないが、姪は日増しに憎たらしくなってくるので、まったく嫌なこったと思う伯母である。

七五三は、おととしも7歳と5歳でやった。
衣装を着せて写真館で写真を撮るのを見て(お嫁さんでもあるまいし、着物と洋服の両方だ!)、寒い中を神社で正座させられ、かわいい!かわいい!と褒め称えて、子どもと親を喜ばす。もういい加減うんざりな伯母なのである。(^^;

伯母は、死ぬまで姪たちのお祝いをし続けなければならないのだろうか?


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2002年10月12日(土)
横浜スタジアム

まだ風邪でふらふらしているものの、せっかくもらったチケットを無駄にするのも忍びないので、横浜スタジアムに野球を観に行った。ベイスターズVSスワローズ。

予想に違わず、ベイスターズの負け。
途中、ロドリゲスのホームランで同点にしたものの、延長戦9回の表にまた2点取られて、そのまま取り返せずにおしまい。あああ、やっぱりねぇぇぇぇ。
来年は、スワローズのペタジーニがベイスターズに来るとかいう噂だから、なんとかなる?できれば五十嵐も一緒に来て欲しいんだけど。。。

ベイスターズ戦を観に行くと、いつも思うのだが、ベイファンは非常に礼儀正しくおとなしいということ。よもや、どこかのチームのファンが無礼でうるさいと言っているわけではないが、ベイファンは負けても黙って帰るだけ。(^^;
飲み食いしたゴミもちゃんと持って帰るといった、とても道徳的な人たちばかりなのだ。

しかし、ベイファンはあまり熱くならないというよりは、どうせこんなものよと、はなから諦めているところがある。けして選手を責めたりはしないのだ。相手チームをなじったりもしない。ただし、勝てば大いに熱狂する。数年前の優勝の時には、ベイファンてこんなに熱かったのかと驚いたくらい。というか、38年ぶりの悲願の優勝、一生に一度あるかないかだから、もう涙ながらに熱狂していた。

でも、今年はいつもの「どうせこんなものよ」ムード。それでも、スタンドで応援しているファンを見ると、ファンて有難いものだなとつくづく思う。
だからベイの選手たちよ、そんなファンを裏切らないでほしい。

横浜ベイスターズ!

情けない試合してるんじゃないぞーっ!

来年はもっと気合入れてやれーっ!



〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『心地よく秘密めいたところ』/ピーター・S・ビーグル

ディケンズやモームの文庫と一緒に買って、そのまま手を付けずにいた本。幽霊ものなので、10月のハロウィーン月間を機に、読んでみた。
感想は「只今、読書中!」に。


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2002年10月11日(金)
風邪悪化

朝、熱を計ったら、37度越えていた。
寒い・・・と思って寝ていたら、やっぱり風邪が悪化していた。
今日は友人と神宮にウォーキングに行く日だったのだが、当然キャンセル。「体力ないわね」と嫌味を言われながら、でもここでがんばっても、何もいいことがあるわけじゃなし・・・としかとする。

そもそもこの間、朝だるくて仕方がないのを、無理にウォーキングに行ったがために、少ない体力を使い果たし、風邪のウィルスと戦う体力がなくなってしまったのだ。そのため、いきなり第三段階まで風邪が進行してしまい、なかなか治らないという羽目に陥った。

今日はその手には乗らないぞ!と決心し、「おもいっきりテレビ」で「運動せずに痩せる方法」なんかを見ながら、ぐうたらしていた。おかげで夕方にはちょっと回復。

それに、明日は横浜スタジアムに行くので、今日さらに悪化してはまずいのだ。ベイスターズファンとしては、こんな時期の消化試合でも、喜んで応援しに行かねばならない。<嘘!

本当は最下位のベイスターズの消化試合など、たいして楽しみでもないのだが、タダでチケットをもらってしまったので、とりあえず行くだけ行こうということに。もし寒かったり、つまらない試合だったりしたら、途中でもなんでも球場を抜け出し、中華街で肉まんでも食べよう。肉体的にも精神的にも、お寒い試合であることは間違いないだろうが。。。


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2002年10月10日(木)
体育の日、ではない

10月10日と言えば、やっぱり体育の日だろう。
近頃は連休にするために、「第二日曜日」とかになった休日が多いけれど、どうもぴんとこない。日付と語呂合わせしてる「ナントカの日」みたいな面白さがない。

お勤めしてたときは、週中にお休みがあると嬉しかったし、連休になってもどこも混雑していて、ましてやお金もないとなれば、ただ退屈なだけ。そして、主婦ともなれば、言わずもがな。

やっぱり、何月何日は何々の日と決まっていたほうが、私はいい。
風邪が抜けないので運動どころではないのだが。(^^;


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2002年10月09日(水)
お味噌汁が主食&Martha's Vineyard

私はお味噌汁が嫌いだ。
これまで○十年生きてきて、お味噌汁がおいしいと思ったことは、ほんの数えるほどしかない。

そもそも、お味噌汁はメインのおかずにはならないと思っているし、どうして日本の食卓には、これがなきゃいけないのか、合点がいかない。特に男性はお味噌汁がないと嫌だという人が多いが、なぜそこまでこだわるのだろう?毎日作るのも、面倒でしかたがない。

それに、うちではアポロ13号が、白味噌でなくちゃいやだと言うので、味がワンパターンだ。具をいろいろ代えても、白味噌は白味噌であって、なんかぼやけた味がする。私はいつも2口ほどすすって終わり。具もあまり食べない。お鍋いっぱい作っても、私の口にはたった2口しか入らないというわけ。非常に無駄。

ところが先日飲み屋さんで、仕上げにお味噌汁が出され、目から鱗が落ちた。しじみとなめこのお味噌汁で、八丁味噌と白味噌を合わせたもの。すごくおいしかった。お味噌は合わせ味噌にするとおいしいのだと店の人に言われた。

そんなことは、普通の主婦なら誰でも知っていることなのだろうが、なにしろうちでは白味噌しか使えない。無視して違うお味噌で作ると、黙って首をかしげられる。この首をかしげるという動作は、「まずい」と言われるよりも嫌なものだ。

しかし、おいしいものはおいしいのだからと、家でもそのお味噌汁を作ってみた。

「しじみはしじみ汁だろう!」
「なめこはなめこと豆腐だろう!」

アポロ13号の食のキャパは小さい。バリエーションというものを知らない。既成概念にとらわれすぎて、口にしたことのないものは受け付けないのだ。

しじみとなめこでなくてもいいわけで(しじみはだしを取るために入れる感覚)、具はなんでもかまわないのだけれど、とにかく合わせ味噌なら私も食べられるということが判明した以上、首をかしげられようが、何と言われようが、私はこれを作ると決めた。なんだったら白味噌のと両方作ったってかまわない。なぜなら、そのお味噌汁が、今や私の主食になっているからだ。

もちろん、具によっては白味噌のほうが合う場合もあるから、かたくなに合わせ味噌でなくてはダメというわけではない。


Martha's Vineyard(マーサズビニャード)

Massachusetts州南東岸沖にある島;vineyard海峡によってCape Codから隔てられている;Bartholomew Gosnoldが発見(1602)、1632年頃植民された;18−19世紀に捕鯨基地として栄え、現在は有名な避暑地となっている。


先日日記にも書いた地名だが、詳しく調べてみたら、そもそも読み方からして違っていた。決して「マーサのぶどう園」ではない。キャシー・ケリーの『あなたがいるから』で、「マーサのぶどう園」と訳してあるのは誤訳であった。どう考えても、アイルランドからアメリカまで「ぶどう狩り」に行くとは思えないが、翻訳者は疑問を感じなかったのだろうか?イメージとしても、ぶどう園でデートするのと、海でデートするのでは、だいぶ違ってくる。

翻訳者は英語ができるだけではダメで、博識でなければならないと言われているが、こんなところでそれが分かる。知識がないにしても、普通に考えて不自然だと思うことは、しっかり調べて訳してもらいたいものだ。

私が読んだ本の中で、一番多く目に付く誤訳は、イギリスの小説で「jumper」とある場合に、そのままジャンパーと訳してしまっているもの。イギリスでjumperはセーターのことだ。ちゃんとセーターと訳してあるのは、ハリポタくらいか・・・。


〓〓〓 BOOK

Amazonから2冊届く。
昨日のオーダーで失敗したもの。く、くやしい。。。

『Nightbirds on Nantucket』/Joan Aiken \654
イラストはエドワード・ゴーリー

『The Stolen Lake』/Joan Aiken \654
イラストはエドワード・ゴーリー

<参考図書>
『エドワード・ゴーリーの世界』/浜中 利信 (編集), 柴田 元幸 (著), 江國 香織 (著)
単行本: 126 p ; サイズ(cm): 20 x 15
出版社: 河出書房新社 ; ISBN: 430926574X ; (2002/08/01)

『The World of Edward Gorey』/Clifford Ross (著)
ペーパーバック: 192 p ; サイズ(cm):
出版社: Abrams Books for Young Readers ; ISBN: 0810990830 ; (2002/09)






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2002年10月08日(火)
ケチったばかりに・・・

Amazonにオーダーしていた本2冊が、それぞれ10円ほど安くなっていた。
今すぐ読むわけではないから、少しでも安いほうがいいと、再度オーダーし直した。でも、それだけでは送料無料の1500円にならないので、他にオーダーしてある本とまとめて1500円以上にするつもりだったのに、オーダーした途端に、発送準備に入ってしまった。つまり、修正もキャンセルもできない状態。

てことは、本自体は10円(正確には14円。2冊で28円)安くなったが、送料が240円かかってしまという、アホアホな状況。うげげー!これじゃ意味無し!ていうか、少額をけちったばかりに、かえって損する羽目に陥ってしまったのだ!

そもそもその本は、サンフランシスコで買おうと思っていたのだけれど、荷物が重たくなるので諦めた、ジョーン・エイキンの本。こんなことなら、2冊くらいがんばって持って帰ってくればよかったー!(泣

たかが数百円の話だけど、常に為替レートを考えながら買い物をしていると、そんなところに異常にこだわるようになってくる。タバコひと箱吸ったと思えば、同じように煙になって消えて行くようなものだが、ものすごく損をしたような気がして、なんか悔しいっ!あうううううー!


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2002年10月07日(月)
石川さゆりのグランドキャニオン紀行

NHKBS2で、石川さゆりのグランドキャニオン紀行をやっていた。アーチーズ国立公園や川下りを経て、グランドキャニオンをノースリムからサウスリムまで徒歩で横断するというもの。

今年私が行ったのは、サウスリム。まだ見たことのないノースリムからの風景を見れたのは、とても興味深かった。グランドキャニオンだけでなく、周囲の国立公園の素晴らしい自然が見れたのも面白かった。

私はサウスリムの展望台から眺めただけだったが、やっぱりコロラド川が流れる谷底まで歩いてみたかったなあと思った。あの圧倒的な高さ、広さは、やはり歩いてみないとわからないだろう。

それと、私が心残りなのは、日の出と日の入りが見れなかったこと。見た人に聞いてみると、とにかく素晴らしいらしい。やっぱり、グランドキャニオンに何日間か泊まって、いろんな時間、いろんな天気、いろんな角度で見てみたい。

しかし、グランドキャニオンで演歌は歌わないでよ!って感じ。
石川さゆり、近頃演歌が売れないので、ウルルンとかこういったアウトドアもののリポーターになるつもりなのか?それはそれで結構だが、その都度演歌を歌うのはやめてほしいなあ。(^^;




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2002年10月06日(日)
水の子どもたち

昨日病院で、土日は安静にしていてくださいと言われたので、アポロ13号にご飯を作る以外は、安静にしている。頭もぼうっとしているので、子ども向けの本でも読むか・・・と、しばらく前に買ったキングズリーの『水の子どもたち』を読んだ。

作者本人は「教訓などひとつも含まれていない」と言っているのだけれど、実際教訓だらけだ。訳もよくないし、有名な児童文学(ファンタジー)の古典ではあるが、ちょっとがっかり。訳を変えたら、なんとかなるんだろうか?無理に子供向けに訳さず、大人の文章で自然に訳したら、どうにかなりそうな気もするが・・・。う〜ん。

かといって、状況描写がやたら多いし、学術的な言葉などもたくさん出てくるし、かなり面倒くさそうなので、原書で読む気にもなれない。テニスンだとかワーズワースなどの詩の引用が多いのも、詩が苦手な私にとっては好きになれない要因。


〓〓〓 B00K

◆読了した本

『水の子どもたち』(上)/チャールズ・キングズリー(著)、芹生 一 (翻訳)

内容(「BOOK」データベースより)
煙突掃除の少年トムは教会にいったこともないしいつもススでまっ黒げ。仕事にいったお屋敷でぬすみのうたがいをかけられ遠くへ遠くへ逃げていく…。イギリス古典ファンタジー、新完訳版(全2巻)。

『水の子どもたち』(下)/チャールズ・キングズリー(著)、芹生 一 (翻訳)
内容(「BOOK」データベースより)
川の中にはいっていったトムは水の子に生まれかわった。妖精にみちびかれていろいろな冒険や体験をしたトムはやがてりっぱな人となって陸にかえってくる。読みつがれる名作、新完訳版(全2巻)。



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2002年10月05日(土)
見知らぬ女医

昨日に比べ、風邪がかなり悪化した模様。
朝起きたら(ていうか、熟睡できなかったのだけど)、ゴホゴホと咳をするたびに胸がかなり痛い。薬ももうないし、これは病院にいかないと・・・と思って、いつもの病院へ体を引きずって行く。

変な話だが、具合が悪くて病院へ行くということが滅多にないため、ほとんど水曜日にしか行かず(お薬をもらうため)、土曜日に病院に行くなんて、天地がひっくり返ったようなものなのだ。

それでも、土曜日には水曜日の先生がやってるはずだから、今週1回行っているし、さっさと診察は済ましてもらって、お薬だけもらいましょうと思って行ったのに、そこにいたのは見知らぬ女医。しかも年齢不詳。

私が行っている診療所は、一人の先生がやっているわけではなく、曜日によって先生が違うから、水曜日以外の先生はほとんど知らない。初対面の先生だと、顔見知りして血圧が上がるという「診療所高血圧」のため、知らない先生だと、かえって具合が悪くなるのだ。

ほらね、やっぱりちょっと高めでしょ。
これが水曜日の先生だと、ぐっと下がるんだな。不思議なことに。
しかしその女医さん、やたら丁寧で、「咳の音が気にいらないわね」と、レントゲンまでとった。診療時間1時間。なんだか余計に風邪が悪化したようだ。

誰なの、あの女医は?と思って処方箋を見ると、そこの診療所の年齢不詳三姉妹のひとりで、なんと院長先生だった。知らなかったのは私だけ。(^^;

おまけ:風邪なので、寝ながらテレビで「マトリックス」を観た。おや!敵の一人は、もしかして「ロード・オブ・ザ・リング」のエルロンドじゃありませんか!やっぱり不死身なんだな・・・エルフだからな・・・と思ったら、キアヌ・リーブスにやられちゃいました。あたし的にはエルロンドのほうが好みなので、むむむ!と思ったが、キアヌ・リーブスももっと年とれば良くなるかもね。ブラピよりは美しいと思う。この映画は笑えた。ケビン・ベーコンのイモムシ怪獣映画よりはいいか。。。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『Dimanche Diller ─ A galloping story of escape and adventure』
/Henrietta Branford


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2002年10月04日(金)
ウィルスキャッチ

友人とウォーキングの日だが、朝からだる〜くて、どうにも動きたくない。やっぱり三日酔いじゃしょうがないか!(^^;
でも、なんとか気力を奮い立たせて、神宮まで行く。

昼食を食べて、お茶を飲んでいたら、急に咳が出始めた。げげっ!風邪?どこでウィルスつかまえちゃったかしらん?と思ったが、帰ってお風呂に入り、風邪薬でも飲んでおけばだいじょうぶだろうと軽く考えていたら、なんだか悪化の一途を辿っているようだ。

たまたまSONYの知人から、横浜スタジアムの野球のチケットを2試合分貰い、今週は行けそうにないので、今週分をさっき一緒に歩いた友人にあげることになった。息子が野球ファンらしい。

「ベイスターズの試合だけど・・・」
「だいじょぶ、イチローファンだから」

と、わけのわからない会話が成立し、再び御苑で待ち合わせし、チケットを渡す。また汗をかいて、また冷えたので、咳もたくさん出てきた。あああー、ヤバイなあ、土日は寝ていられないし、参ったなあと思ったら、アポロ13号は、明日ゴルフだそうな。。。ふう、助かった!

〓〓〓 BOOK

◆読了した本

『SINGLETONS DIARY 頑張って生きてます、アタシ。』


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2002年10月03日(木)
アメリカ南部話

このところ、アメリカ南部を舞台にした小説を続けて読んだ。特に意識したわけではないが、なぜか続いた。今日読み終えた『ヒャクニチソウの満開の下』も、やはり南部が舞台。

マーク・トウェインなどもそうだが、『アラバマ物語』のハーパー・リーにしても、先日読んだ『クレイジー・イン・アラバマ』のマーク・チャイルドレスにしても、南部には文章の上手い作家が多いのだろうか?個人的には南部の作家はかなり気に入っている。あれだけ広い国だから、西部、東部、南部とそれぞれに違う個性があるのは当然だろうが、南部は一番面白いと思う。

『ヒャクニチソウ・・・』に出てきた、バターミルクにコーンブレッドをちぎって浸し、スプーンで食べるというものが、今読んでいる『Fried Green Tomatoes at the Whistle Stop Cafe』にも出てくる。これって、南部独特の食べ方なんだろうか?でも、バターミルクってなんだろう?ずっと気になっている。

最近はアイルランドの作家なども好きだが、なにかその土地に根付いた文化みたいなものに魅力を感じている。ニューヨークあたりの作家が、妙にすかしているように感じるのは、たまたまだろうか?

余談だが、3冊続けて同じ地名が出てきたことがある。「Martha's Vineyard」だ。これってどこ?文章から察するに、アメリカ大陸の北のほうのようだが、ジェームス・パタースンの『Suzanne's Diary for Nicholas』、ジョン・アーヴィングの『The Fourth Hand』、キャシー・ケリーの『あなたがいるから』の3作に出てきた。『あなたがいるから』では、「マーサのぶどう園」と訳されていたが、本当にぶどう園なんだろうか?ほか2作では、どうも地名のような気がしていたのだけれど。。。

と思って調べてみたら、やっぱり地名だった。

<Martha's Vineyard>

てことは、『あなたがいるから』の「マーサのぶどう園」は間違いってことになる。そうだよね、アイルランドくんだりから、わざわざアメリカまでぶどう狩りには行かないだろう。でも、「マーサのぶどう園」という名前の場所であるから、けして間違いとは言えないか。しかし、これを知らない読者は、ぶどうのとれる「ぶどう園」だと思うだろう。間違いなく。


〓〓〓 BOOK

◆読了した本

「ヒャクニチソウの満開の下」/ミシェール・リー・ウエスト
内容(「MARC」データベースより)
1932年のある夜、ミス・ガシーは幼い娘を守るため、侵入した男を銃で撃ち、まだ息のあるその体をヒャクニチソウの下に埋めた…。南部テネシーを舞台に、過酷な運命をしたたかに生きる3世代の女性たちを描いた長編小説。



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2002年10月02日(水)
甘くて辛いカレー

病院に行ったら、午前中の診察の最後だったので、先生たちと一緒にお昼を食べようということになり、パキスタン・カレーを食べに行った。

そこのスペシャルカレーが私は好きだったので、それを頼んだところ、「甘くて辛いですけどいいですか?」と聞かれ、今更なんで聞くんだろう?と思ったら、これが半端じゃなく甘かった。前は「甘みがある」という程度だったのに、いつから変わったものやら、めちゃくちゃ甘くなっている。で、あとからジワーっと辛さが。

辛いのは全然平気だが、甘いのは耐えられない。思わずアメリカで食べたマヒマヒの激甘ソースを思い出し、うげげー!となった私。いくらカレー好きの先生でも、これはちょっと・・・と思い、ひたすら平謝り。変なカレーですみません!・・・って、なんで私が謝らなきゃなんないんでしょう?味を変えちゃった店が悪いのよ!

夜は、田中さんのオーダーで、『シングルトンズ・ダイアリー』を10冊、どん底へ持っていった。当の田中さんは、昨日の台風で隣の山が崩れ、犬が生き埋めになったとかで来ていなかったのだが、その場にいたふくちゃんとか「へぎそば」の昆さんほか、常連のお客さんが買ってくれた。いつも斜に構えているター坊は、「古本で250円くらいになったら買う」などと意地の悪いことを言う。

べつに私が儲かるわけじゃないので、どうでもいいと言えばどうでもいいのだが、買ってくれると嬉しいものだ。他に予約も入ったりして、予想外になかなか好調である。ま、身内でさばけておしまいだとは思うが。

早い時間から飲んでいたので、かなりの飲酒。初めて新しいマスカラをつけて行ったのだが、ウォータープルーフと書いてあったのに、家に帰って鏡を見たら、目の周りがパンダになっていた。目の下に隈作って、苦労しててかわいそうだと思われ、みんな本を買ってくれたんだろうか?(^^;


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2002年10月01日(火)
ロード・オブ・ザ・リングのDVD到着

Amazonから、明日発売のはずのDVD『ロード・オブ・ザ・リング─コレクタース・エディション』が届いた。アポロ13号も台風で避難命令が出て、超早い帰還だったので、夕食もそこそこに早速観た。

やっぱりアラゴルン様、サイコー!きゃー!
いえ、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンがいいっていうんじゃなく、原作のアラゴルン様のこと。もちろんヴィゴもいいけど(私のPCの壁紙は、ヴィゴ=アラゴルンだ)。裂け谷のエルロンドのところで、フロドが指輪を葬る旅に出る決意をした時、

「私が守る!命を賭けて!」

と誓う、アラゴルン様。もう、サイコーでしょう!
あああ、こういう言葉に弱い私。「守る」という言葉を言ってくれちゃう人なら、あの皇太子だって、大好き!

『指輪物語』を読み返すたびに、私の理想ってこういう人だったのよね、と思い出す私なのだが、どういうわけか、私の周りには、「守ってあげたい」タイプが多くて。。。(--;

DVDを予約する時には、どうしようかなあ・・・と思っていたのだが、やっぱり買ってよかった。これから毎日、家にいながらにしてアラゴルン様に会えるわけだし、ぐうたらな私の楽しみとしては、言うことなし。

それに、おまけの「中つ国パスポート」も、なかなか凝っていていい。この中身を埋めていくのは楽しそう。てことは、3作全部のDVDを買わなくちゃならないという羽目に陥るわけだが・・・。(^^;

本編とは別に、映画のメーキングだとか、ホーフトン・ミフリン作のPR用の映像や、あちらのTVの特別番組なども面白い。通常2枚目のDVDは所詮おまけとしか思えなかったのだけど(例えば、「ターミネーター」の未公開映像!なんて言って、シュワちゃん以外の出演者の映像ばかりが映っているとか・・・)、これはマジでかなりイケてます。


〓〓〓 BOOK

たまっていた本の感想5冊分、「只今、読書中」にアップしました。

・『メール』マメヴ・メドウェド(B+)
・『あなたがいるから』キャシー・ケリー(B+)
・『クレイジー・イン・アラバマ』マーク・チャイルドレス
・『Uncertain Summer』Betty Neels
・『Summer Island』Kristin Hannah


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