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2002年03月31日(日)
ラッキーだった誕生日

昨日は結局、「誕生日記念TDLスターライトツアー・チップ&デールグッズプレゼント・帰りにHABANAで乾杯!付きコース」で決めた。花よりTDLである。
あまりの天気の良さに、「TDLなんて絶対いやだ!」と言っていたアポロ13号も、たいした抵抗もなく折れてくれた。

◆ラッキーだなと思ったこと

・今日でなくて良かった。(夕方、雨と雷がすごかった!)
・メインBBSのカウンターが8888だった。
・道で「3 30」のナンバープレートの車を見た。
・TDLで「ハッピー・バースデー」の曲が演奏されていた。
・マーク・トウェイン号1階デッキの一番前のイスに座れた。
・小雨が降ってきたが本降りにならなかったので、花火もきれいに見えたし、濡れることもなく、無事に帰れた。
・私がいつも花火を見るベンチに陣取って、「絶対動かへん!」と言っていたおばさんグループが、花火の時はいなくなっていた。

・そして何より、皆さん、お祝いのメッセージをありがとうございました♪

それにしても日頃ぐうたらしているため、何かイベントがあると、必ず翌日は使い物にならないくらい疲れ果てている。今回はTDLでもたいして動き回らなかったのに、やっぱり疲れ果てた。
でも、ベア・シアターの待ち時間の間、壁に向かって肩のストレッチをしていたため、今日は嘘のように肩凝りが治っていた。<これもラッキー!

しかし今日になって母から電話があり、「今日じゃなかったっけ?」と言う。自分の娘の誕生日を忘れるとは情けない!


─ BOOK INFO ─

Amazon
・『永遠の王―アーサーの書(上)』(The Once and Future King) T.H.ホワイト \757
・『永遠の王―アーサーの書(下)』(The Once and Future King) T.H.ホワイト \757

◆Barbala Delinsky『Flip Side of Yesterday』(『REKINDLED』)読了




Copyright(C) 2001-2013 SCHAZZIE All rights reserved.


2002年03月30日(土)
誕生日・・・いい天気だあ〜!

今日は誕生日。
どこかに旅行にでも行こうかという話は、昨日の雨のせいで、なかったことになった。でも・・・いい天気だ・・・。(ーー;

どうせ雨だろう(天気予報では午後からは晴れると言っていたが)と、昨夜も徹夜してしまったし、今更出かけましょうと言ったって、ちょっと無理じゃない?せいぜいお花見程度か?

でも、せっかくのいい天気なのだから、がんばって出かけちゃおうかな?
だけど、ちょっと待て!確かAmazonから本が届くことになってるぞ。ぢ、ぢゃあ、出かけられないじゃない!しかも、仕事に必要な本だ。一刻も早く欲しい。何が届くかというと、『サンタと小人の国のお話集』『北欧のむかし話』の2冊。これが仕事か?と笑われそうだが、仕事なのだ!!!

この間も、こういう話をしたら、友人のカメラマンにバカにされたばかり。
見てなさい!そのうち印税が入ってお金持ちになっても、他人のふりしてやるからねっ!


◆あああ、いい天気だあ〜!(13:30)

雨だとばかり思っていたのに、嫌になるくらい、いい天気。快晴。
朝まで起きていたので、いい天気なのはわかっていたが、どうせどこにも行かないだろうと思って、9時半頃寝た。宅配便に起こされて、さっき起きたところだが、やっぱりいい天気。こうなると、是が非でもどこかにお出かけしないといけないって雰囲気。

いつも「めしー!」とうるさいアポロ13号も、今日はなぜか黙って、コンビニでサンドイッチか何かを買ってきて食べていたようだ。私の分もある。ん?いつもは自分の分しか買わないタバコまで買ってある!もしかして、これが誕生日プレゼントか・・・?

しかし、無駄に長く一緒にいたわけでもないようで、ぐうたらの真髄とも言える私の本心をちゃんとわかっていたようだ。

「誕生日くらい、何もせずに丸一日寝ていたい」

いつも何もしてないので、いつもと変わらないのだけど・・・。(^^;


─ BOOK INFO ─

Amazon

・『サンタと小人の国のお話集』 クレンニエミ \1200
・『北欧のむかし話』 山室静 \800

◆クレンニエミ『サンタと小人の国のお話集』読了



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2002年03月29日(金)
誕生日の予定

3月30日は誕生日なので、どうする?という話になった。

たまたま週末なので、どこかに出かけるという手もある。
でもこのところPCの支払いのため貧乏なので、そうそう遠出するわけにもいかない。せいぜい箱根あたりか。でも、アポロ13号と二人でひなびた温泉なんかに行っても、ただただ暇で、面白くもなんともない。結局温泉に入って、ご飯を食べて、テレビを見て、お酒を飲んで、寝る。いつもの生活と変わらないじゃないの!ぶぶぶ!

TDLとかTDSはどう?・・・だめらしい。一回行けば十分だって。
TDSには去年の結婚記念日に行って、一日中雨だったから、今度は晴れてる日に行きたかったんだけど。。。

ぢ、ぢゃあ、豪華ディナー?
これもまた食べたいものの意見が分かれる。
私はこんなときくらい、イタリアンとかフレンチとか、フォークとナイフを使って食べたいのに、アポロ13号は、焼肉だの、和食がいいだのって、全然かみ合わない。

お花見は?
散りゆく桜吹雪の中を散歩して、帰りは神田のやぶそばにでも・・・。
「もう散ってるよ!」

うががあー!じゃ、どうすんのよー!
結局はいつもの通り、居酒屋で飲んで、カラオケボックス(誕生日の時にしかつきあってくれないので)か?でなきゃ、せいぜい居酒屋がどん底に変わるくらいのものだろう。

どなたか、素晴らしい誕生日の計画、ありませんか?


◆メモライズより
------------------------------------------------
2002/03/29 22:37
ハード交換に伴うサービス停止に関して-3

度々、ご迷惑おかけして申し訳ありません。
現在、サービスを再開していますが、以前に比べ十分なサーバーパフォーマンスが得られていないため、接続数を絞ってのサービス再開となっています。
------------------------------------------------

というわけで、やっぱりダメなのか?
今日は繋がっても、とても重たい。
デジタオの例の「ブリジット・ジョーンズの日記」サイトに勝るとも劣らないくらいだ。こういう時は、劣るとも勝らないと言ったほうがいいのかも。(^^;


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2002年03月28日(木)
鱈の頬肉料理

今日はとりあえずメモライズも書き込みできるようだ。
それでも開いて送信するまでは信用できない、というのもちょっとどうかなあ?

このところ、先週土曜日に公開になった映画『シッピング・ニュース』の原作を読んでいるのだが、ここに料理がいろいろ出てくる。一番気になったのが「鱈の頬肉料理」。鱈と言えば、湯豆腐かフライ、ムニエルくらいしか思いつかないし、頬肉といえば、マグロだろう。その他には「鱈のシチュー」とか「イカ・バーガー」とか「ヘラジカのサンドイッチ」とか「アザラシのヒレ足パイ」とか・・・。
ど、どんなの?と思ったら、すべて作者の想像の産物で、実在のものではないらしい。でも、「イカハンバーグ」というのは、某メーカーの冷凍食品にあったなあと思うと、なまじ変な食べ物でもなさそうだ。

それから舞台になる島、ニューファンドランドも架空の島で(ニューファンドランドという名前の島自体はカナダの東にあるが)、アメリカでもなく、カナダでもなく、北極にも近く、氷山も流れてくるらしい。お茶をよく飲むのは、イギリスとかアイルランドっぽいが、ここでもびっくりしたのは、ウーロン茶に砂糖とミルクを入れて飲むこと。「みな空想の産物である」という断り書きを読まなければ、うっかり真似して飲むところだった。紅茶もウーロン茶も、もとの葉っぱは一緒だが、やっぱりウーロン茶に砂糖とミルクは気持ち悪いかも。

この架空の島では、フライド・ボローニャソーセージというのが有名らしい。
あちらの小説には、よく「ボローニャ・ソーセージ」が出てくるが、私はこれがそうだというものは食べたことがないし、日本ではあまり見かけたこともない。スティーヴン・キングの本に、「貧しかったので、ボローニャ・ソーセージしか食べられなかった」というくだりがある。ということは、けして高価なものではないようだ。ボローニャ・ソーセージのフライとは、日本でいう魚肉ソーセージのフライのようなものだろうか?だったら、べつに嫌いではないかも。。。



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2002年03月27日(水)
日記帳取り替える・・・かな?

メモライズの日記(続・知的ぐうたら生活)に不具合が生じた。アクセスはできるものの、書き込みができない。それじゃ日記の意味がないって!

何ヶ月か前にもしばらく使えなかったのだが、なんとか復帰したので、半信半疑ながらも使っていた。ところが、またしても!!!だ。
書いた内容はほぼダウンロードしてあるし、ほかの日記帳にもコピーしてあるので心配はないが、こう度々不具合が生じると、使っていても安心できない。
ダウンロードもつい最近やったばかりで、なにやら予感がしたのかも・・・。そういえば、その時もエラーが続出だった。こちらのマシンが悪いのかと思ったが、そうではなかったようだ。

しかし無料で借りているので文句は言えないのだが、ユーザーに迷惑をかけておきながら、結構態度がでかいのよね。それがちょっと嫌な感じ。
ネットで100%安全なんてところは、たとえ有料でもないと思うが、一言「申し訳ないが・・・」と付け加えることで、ユーザーの気持ちもずいぶん違うと思うのだけど、不具合に関するメールなども一切ないし、やはり今回は見切りをつけるべきだろうか?

というわけで、「更新日記」や「MY JOURNAL」にも使っている、使い慣れたエンピツの日記を作った。これは携帯電話でもアクセスできるし、メモライズよりはるかに軽いのだ。前回の不具合の時に、こちらにしておけばよかったかと、ちょっと後悔。
ネットに万全はないから、掲示板やら日記帳やら、年中どこかが壊れているので、もうすでに慣れっこになっているのだが、やっぱり開かないときはドキリ!とする。

*****

なーんて書いて、昨夜一生懸命にこの新しい日記帳を作ったのでした。
そうしたら、今日復帰しましたとさ。ぶぶぶ!
新しく作ったのはどうしてくれるのよ!
とりあえず、また不調になった時に慌てないように、予備で別サイトにでも置いておこうか。。。ったく、余計な仕事をしてしまった。
エンピツのほうが軽くていいのだけど、1日にいくつも書けないという欠点があるし、どちらも一長一短。
完璧なものは、自分で作るしかないと毎回思うのだけど、それもまた面倒でしょ。しばらくは、またメモライズで我慢かな・・・。次に不具合が生じたときは、その時こそ3度目の正直で、変えよう!

*****

メモライズからこんなお知らせがあった。
-----------------------------------
2002/03/27
サービス再開に関して
昨日のサーバー不具合の原因は調査中(サーバー業者の回答待ち)ですが、暫定的にサービスを再開しました。
現在は、負荷状況を監視しながらの暫定的なサービス再開で、再びサーバーが過負荷状態になった場合は、サービスを停止する場合がございますのでご了承ください。
-----------------------------------
ということは、まだまだ安心できないということだ。
しばらくは、新しい日記帳を使っていたほうが良さそうかも。
というわけで・・・

只今サイトには両方表示中!

ふう〜。(ーー;


─ BOOK INFO ─

◆E・アニー・プルー『シッピング・ニュース』読了




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2002年03月26日(火)
子どもたちの未来を憂慮する

◆子どもたちの未来を憂慮する

映画公開にともなって、私のサイトのハリー・ポッターコーナーの掲示板に、小・中学生が出入りするようになった。検索エンジンに載っているにしても、なぜ子どもばかり?と疑問に思っていたのだが、悪いことをしているわけでもないし、黙って子ども達に場を提供してあげることにしていた。
しかし大人だったら一度言えばわかるようなことも、子どもにはわからなかったり、逆に思っていたよりも大人びていたり、あるいはどの程度のレベルまで言葉をやさしくしなくてはいけないのか?と管理人としては困惑の連続だった。それでも、彼らは彼らなりにコミュニケーションを楽しんでいるようだから、時たまレスをいれるだけで、黙って見ていたのである。

ところがここ数日、穏やかならざる事態が起きていた。
小学校6年生の子(本当かどうかは知らないが)が、他の子の名前をかたって悪口を書いたり、ひどいことを言ったりしていたのだ。調べてみたら、同じ子が人の名前を使って悪口を言い、そのすぐあとに今度は自分の名前で、あなたはひどいと言ったりもしていた。最初は名前を使われていた方の子が、本当にそういうことを書いているのだと思った。なぜなら、小学生が人の名前をかたってそんなことをするなど思いもよらなかったからだ。
しかし、掲示板があまりに乱れてきたし、名前を使われていたほうの子が、私ではないと訴えているのがどうやら本当らしいと思ったため、なんとか手を尽くして調べてみようと思った結果、その6年生の子がやっていたことが判明した。

こういうことはネットでは「荒らし」とかなんとか言って、よくあることのようだが、小学生でもやるのかと思って愕然とした。「荒らしを請け負います」みたいなところもあるようだが、顔が見えないことをいいことに、非常に卑怯である。陰湿である。それがいいか悪いかは、言わずとも誰もがわかっていることだと思うが、そういうことをする子どもは、どう考えたらいいのだろう?そういうのも親のしつけだろうか?ネットでどうこうということではなく、していいことと悪いことを日常で教えていないのだろうか?

先日、姪に小学校の入学祝いを送ったところ、電話をかけてきて、ちゃんと自分でお礼を言った。これはあたりまえのことだ。そしてそれを教えるのは親のつとめだろう。大人でもお礼も言わない人はいるが、小さいうちにしつけがなっていないのだなと思わざるを得ない。

人と人の付き合いで、お礼あるいはしてもらったことへのお返しは、できるだけすみやかにおこなうべきだろうと思う。すっかり忘れてしまったというならともかく(忘れてしまうのも失礼だが)、知っているのに知らんふりはもってのほかである。それでも大人の場合は構わない。そういう人なんだと思って価値を下げるだけの話だからだ。

しかし子どもの場合は、それではすまないだろう。親や周囲の大人がきっちり教えるべきである。子どもだからいいというのは間違いだ。そういう子はいずれ常識のない大人になって、結局は自分が損をするのだ。悲しむべきは、そういう大人もまた多いことなのだが。そういうことをきちんとしている人を見ると、親も素晴らしい親なのだろうと思う。

子どもは親の鏡とは、まさにその通りだと思うが、掲示板での出来事を思うと、単に親が悪いのか、はたまたこんな社会の中で屈折してしまった子どもの悲劇なのか、どうにもやりきれない思いだ。



◆何を読むか

3月もあと1週間弱。
読むべき本、というか、今月中に読みたい本はたくさん残っているのに、なかなか思うようにはかどらず、気持ちばかりあせる。

どうせ月末は誕生日やらなにやらで本など読んではいられないだろうし、正味3日か4日しかないのだから、読んでもせいぜい1冊か2冊が限度だ。
何も月ごとに区切る必要もないのだが、毎月読書予定などを決めているせいで、どうもその計画のほうが気になってしまうのだ。本来はそんなことは関係ないのに。

自分で自分の首をしめているようなもので、毎月月末近くになると、あれこれ考えて落ち着かなくなる。で、あれこれ手をつけてはみるものの、集中しないのだ。我ながらばかみたい。

何を読むか、なんて自分の好きにすればいいのに、なんだかどうもそうは言ってられないという気になってしまう。仕事やらサイトやらの都合にも左右されて、好きなときに好きなものを読むというのが貫けないのだ。
この先何冊読めるか知れたものではないのだから、好きなものから読めばいいのに。。。と毎月思っている。




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2002年03月25日(月)
出版理念

児童書の出版を手がけている出版社の理念を見ると、さまざまなものがあるが、おもな4社の出版理念を比べてみようと思う。私は偕成社のものが一番心に残った。

<偕成社文庫>
「文化は人類存在の唯一の証しであり、その根源はわたしたちひとりひとりの心の深奥に発する。本を通しての心の営みが文化を支える重要な柱であるとの認識は、児童出版をもって文化の進展に寄与しようとするわが社出版理念の原点である。

第二次大戦後30年、わたしたちの生活は一応の向上を見た。テレビ、新聞、雑誌などのマスメディアは盛況をきわめ、教育の普及も世界の最先端にある。だが、一歩内実に立ち入ったとき、わたしたちはそこに真の精神の躍動と豊かな実りの芽を見出すことができるであろうか。子どもたちも、テレビ、雑誌、マンガの氾濫と、受験戦争との両極にはさまれて、たくましい知的好奇心をのばし豊かな心を育てる人間形成の基本に欠けるところが大きい。わたしたちは読書万能をとなえるものではないが、いまこそ声を大にして、本を通しての知的触発と精神練磨の重要性を強調したいと思う。

こうした見地からわたしたちは良書を入手しやすい形で常時提供するという出版社本来の義務をはたすため、偕成社文庫の発刊に踏み切った。

(中略)わたしたちは偕成社文庫を一時的脚光を浴びる出版でなく、地味ながら永遠に子どもたちとともにある事業として維持推進することをここに誓う。」


<岩波少年文庫>
「(中略)私たちがこの文庫の発足を決心したのも、一つには、多年にわたるこの弊害(注:子供向けとして、大幅な省略やいい加減な翻訳をしたこと)を除き、名作にふさわしい定訳を、日本に作ることの必要を痛感したからである。翻訳は、あくまで原作の真の姿を伝えることを期すると共に、訳文は平明、どこまでも少年諸君に親しみ深いものとするつもりである。

この試みが成功するためには、粗悪な読書の害が、粗悪な感触の害に劣らないことを知る、世の心ある両親と真摯な教育者との、広汎なご支持を得なければならない。私たちはその要望にそうため、内容にも装丁にもできる限りの努力を注ぐと共に、価格も事情の許す限り低廉にしてゆく方針である。私たちの努力が、多少とも所期の成果をあげ、この文庫が都市はもちろん、農村の隅々にまで普及する日が来るならば、それは、ただ私たちだけの喜びではないであろう。」


<講談社・青い鳥文庫>
「(中略)本の世界も森と同じです。そこには、人間の理想や知恵、夢や楽しさがいっぱいつまっています。

本の森をおとずれると、チルチルとミチルが「青い鳥」を追い求めた旅で、さまざまな体験を得たように、みなさんも思いがけないすばらしい世界にめぐりあえて、心をゆたかにするにちがいありません。

(中略)その1さつ1さつが、みなさんにとって、青い鳥であることをいのって出版していきます。この森が美しいみどりの葉をしげらせ、あざやかな花を開き、明日をになうみなさんの心のふるさととして、大きく育つよう、応援を願っています。」


<岩崎書店、金の星社、童心社、理論社・フォア文庫>
「わが国が、いちばん苦しみ、もっともまよっていたとき、ただひとつ、確かな希望の灯がともされました。いちばん巨きな未来をもった人間・少年少女たちに対する熱い期待です。自分の足で立ち、自分の頭で考える「新しい日本人」の誕生によせる祈りです。いわば自律的な精神の形成こそが、わが日本の第一の課題でありました。

(中略)もしも今、わが少年少女たちが、親子の断絶とか、競争社会の重圧とか、さまざまな灰色の壁に直面しているとしたら、私たちは、かのゲーテにならって、「生活の樹は緑だ」と、ささやきかけずにはいられません。この《本の宝庫》には、そんなささやきにも似た心の糧や知識の実を、緑濃き森からの贈り物のように、とりそろえるつもりです。」


この4つの児童文庫は、各自の基準による作品選びはもとより、安い価格、読みやすい形などなど、共通した部分が多いのだが、外国文学について言えば、最も忠実に作品を伝えようとする姿勢は、偕成社と岩波のものであろう。しかし、岩波が本の日本中への普及ということを目的とするのに対して、偕成社は、本を通しての知的触発と精神練磨の重要性を唱えている。本の普及=本を通しての知的触発と精神練磨の重要性ということにもなるだろうが、私は、偕成社の最後の「一時的脚光を浴びる出版でなく、地味ながら永遠に子どもたちとともにある」という言葉に、大いに胸を打たれたのである。

「本なんか売れやしない」という言葉をよく聞くが、売るための本なのか、知的触発のための本なのか。いわんや、未来を担う子どもたち向けの本となれば、けして売るためだけの本ではないはずだ。こういった出版社各社の考えが、本には実によく表れている。内容はともあれ、本の作り方の細かい配慮なども、よく見ると理念の生かされている出版社ほど、細かい気配りがされているものである。


そういえば今日は、祖父の命日であった。



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2002年03月24日(日)
何かの呪い???

昨日は起きたら曇りで寒かった。
や、やっぱり・・・私がお花見に行こうとすると、いつもこれなんだ。

そもそも、珍しくアポロ13号が、お花見にでも行こうかと言ったため、仕事が休みの土日でないと行けないし、日曜日はゴルフだし、というわけで、昨日の土曜日ってことになっていたのだ。

お昼過ぎには雨まで降ってきて、これじゃいかに近くの新宿御苑といえども中止だよね・・・と思う間もなく、さらに季節はずれの雷である(春雷というのもあるにはあるが)。

なんか、呪われてる?誰か恨みでも持ってる?
そんなわけで、まだ桜にお目にかかれない。



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2002年03月23日(土)
BOOK INFO

Amazonから

・『小人ヘルべのぼうけん』 オトフリート・プロイスラー \700
・『海底二万里』 ジュール・ベルヌ \857

◆オトフリート・プロイスラー『小人ヘルベのぼうけん』読了


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2002年03月22日(金)
ジェーン・オースティンの本

◆ジェーン・オースティンの本

ジェーン・オースティンの本を続けて2冊読んで以来、どうも他の本(指輪物語を除く)がつまらなく思えて、なかなか集中できない。
オースティンの本は最初からいきなり引き付けられるのだが、他の本は入り込むまでが容易じゃなかったりする。出だしでいきなり引き付ける本は少ない。「最初の3行が大事!」とは知り合いのコピーライターの言葉だが、全くその通りだと思う。

しかし、人の好みは様々だ。
Amazonでオースティンの『説得』を見ていたら、こんなレビューが。。。

★★★
「よく言えば繊細で細やかな文章表現、悪くいえば複雑で退屈・・・。でも世間で言われているほどの退屈さは、私はそこまで感じませんでした。まぁ可もなく不可もなくといったところでしょうか」

え"ーっ!世間では本当に退屈だと言われているんだろうか?
夏目漱石も激賞し、サマセット・モームに至っては、自身の著書『世界の十大小説』に、ジェーン・オースティンの『自負と偏見(高慢と偏見)』を入れて、詳細に述べているほどなのに。

「複雑で退屈」としか感じない人は、エンターテインメント作品のようなものが好きなんじゃないだろうか?そういう意味では確かにたいした出来事も起こらないから退屈かもしれないが、そもそも次元が違うだろう。たいした出来事もないのに、どんどん読ませる力がすごいのだ。それがわからないなんて、お気の毒!


※注)
以上は、私の“自負と偏見”を持って語っているものです。文学や芸術の好き嫌いは当然あってしかるべきものなので、好きなものは好き、嫌いなものは嫌いでよろしいと思っております。



◆桜

東京は今日、桜が満開だそうだ。
しかし、どんよりとした曇り。午後からは雨が降りそう・・・。
今週末しかもたないだろうな。
今年は咲くのも異常に早かったが、散るのもまた早いのだろうか?
4月に桜がないというのもなんだかさびしい。
それにしても、お花見はいつも寒いという印象があるのは私だけ?
うららかな良いお天気の日には桜を横目に仕事が忙しかったりして、いざお花見に行くと、風が冷たくて寒いというのがお決まりだ。花冷えというやつ。明日あたり新宿御苑にでも行こうかと考えているが、例によって寒いだろうか???

子どもの頃、実家の近くには「桜土手」というのがあり、小学生の時には学校からお花見に行った。しかし別に楽しかったわけではない。そんな風情を感じる子どもではなかったようだ。
田舎だから、どの家にも庭があり、桜の木の1本くらいは庭にあったのである。わざわざ土手まで行かなくとも、桜は見れたのだ。そんな田舎でも、現在はお寺にでも行かなければ、立派な桜は見ることができなくなってしまった。うちの桜も切られてしまった。そして今ごろになって、切実に桜が見たいと思うのだ。勝手なものである。

わたしはきく、樹々のあいだにすわって、
  混じりあい とけあう 百千の音を。
しかし、このやさしい気配は わたしのうちの
  楽しい想いを やがて悲しみにかえる。

“自然”よ、あなたはわたしのなかの人間の魂を
  あなたが創りだした すばらしいものたちと結びつけられた。
しかし、ああ、人間はどのように人間を造ってしまったか。
  それを思うとき わたしの心はふかい悲しみに沈む。

――― ワーズワース



◆天気予報

明日は晴れて気温は高いが、北風が強いとか・・・

やっぱり寒いのかー。


─ BOOK INFO ─

◆ウィルヘルム=ハウフ『シュペッサルトの森の宿屋』読了



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2002年03月21日(木)
原因はカレー???

昨日の病院でのこと。
先日の腹痛のことを先生に話した。

「しばらく体調が悪かったんですが、お昼にカレーを食べて、頭痛がしたのでバファリンを飲んだら、急にお腹が痛くなって、かくかくしかじか・・・」

すると先生、したり顔で

「そりゃあ体調が悪いところにもってきて、カレーなんか食べて、その上バファリン飲んじゃったからでしょうねえ」

って、まんまじゃん!

私は何も確信がないという話し方で、先生のはそりゃ明らかにそうなんだという話し方の違いだけで、内容はまったく一緒だ。そんなことを聞いてるんじゃないのよ、先生!だいたい、頭痛にはキムチが効くとかって辛いものを薦めていたのは先生だったよね。。。ぶぶぶ!

しかし、うちのメインBBSに遊びに来てくれているローラさんも「辛口レトルトカレー」を食べて、七転八倒したそうな。やはり原因はカレーなのか・・・?




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2002年03月20日(水)
Charming Classics

例によって、病院に行った帰りに紀伊国屋に寄った。何も買うつもりはなかったのだが、これはもう習慣なのだ。しかし、足を向ければやはり散財はまぬがれない。わかっちゃいるけどやめられない、スーダラ女なのだ私は!
で、買ってしまったものはこれ。

・『王子と乞食』 マーク・トウェーン/村岡花子訳 \600
・『Charming Classics--[A Little Princess]・[The Secret Garden]・[Anne of Green Gables]』 \2856
・『英文法 TRY AGAIN』 \2200
・『DIALODUE VOCABULARY 1200』 \1300

『王子と乞食』は児童用の文庫(上・下巻で\1400)か原書(Dover \128)で買おうと思ったが、岩波で村岡花子さんの訳があったので、これにしてみた。

『Charming Classics』は女の子必読の3冊が、きれいなペールピンクの箱に入って、金のハートと楕円のロケットに、金の鍵という、女の子の三種の神器ともいうべきチャームがついたペンダントのおまけ付というとってもロマンチックでかわいいセットなのだが、ずっとどうしようかと迷っていて、とうとう買ってしまった!
この3冊はどれも持っているし、全部読んでいるにもかかわらず。
しかし、『The Little Princess』と『The Secret Garden』のTasha Tudorのイラストがまたクラシックでかわいいので、もうどうしてもこの女の子セットは見逃せなかったのだ。いくつになっても、やっぱり女の子なんだろうか???

それと、またまた病気なのが、英語の参考書だ。
どうも定期的に参考書を買いたくなる。どれひとつとして最後まで目を通したことがないばかりか、買っただけで勉強した気にさえなる。今回は、カバーを外した装丁が良かった、手に持った感触が良かった、というだけで買ったようなもの。うげげ!


─ BOOK INFO ─

紀伊国屋

・『王子と乞食』 マーク・トウェーン/村岡花子訳 \600
・『Charming Classics--[A Little Princess]・[The Secret Garden]・[Anne of Green Gables]』 \2856
・『英文法 TRY AGAIN』 \2200
・『DIALOGUE VOCABULARY 1200』 \1300
・『シュペッサルトの森の宿屋』 ウィルヘルム・ハウフ \680
・『クラバート(上)』 プロイスラー \700
・『クラバート(下)』 プロイスラー \700
・『水の子どもたち・完訳版(上)』 キングズリー \700
・『水の子どもたち・完訳版(下)』 キングズリー \700
・『サンタクロースの忘れもの』 ローリー・ムーア \1300

◆ローリー・ムーア『サンタクロースの忘れもの』読了




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2002年03月19日(火)
ハリー・ポッター講座?

◆ハリー・ポッター講座?

NHK文化センター受講生募集のチラシを見て驚いた。
「ハリー・ポッター物語―イギリス・ファンタジーへの招待」全10回、29000円だって!
内容は、「シェイクスピア劇のパックからハリー・ポッターまで、イギリスが生み出した独特なファンタジー物語のなかに描かれた人間観や世界観を読み解きます」とのこと。

じゃあ、当然『指輪物語』も入るんだろうな。アーサー王伝説なんかもやるんだろうか?だとしたら10回では物足りない。というか、パックから始めるんだったら、ハリポタの話なんて微々たるものじゃないの?結局人寄せパンダだ。
講座は1回あたり2900円。本は1冊1900円。本を買って10回読んだほうが、よほど理解できるような気もするが。なんだったら、1回100円で私が講義してやってもいいぞ。わはは!

たしかにハリポタは面白い。しかし大真面目にそこから人間観や世界観を学ぶというには、底が浅いのではないかと思う。指輪ならまだわかる。思想というものがあるからだ。当然、講師はハリー・ポッターのみを念頭には置いていないだろう。ハリポタ大好き!と思って聞きに行くと、がっかりするのではないだろうか?

それにしても、大人はこんなものを聞かなきゃハリー・ポッターも読めないのか?先生に教えてもらわないと、ファンタジーの世界が理解できないというのか?

しかし、どうしても受講したいと言う方のために、ご案内だけしておこう。

◆NHK文化センター4月期受講生募集
「ハリー・ポッター物語―イギリス・ファンタジーへの招待」
講師:早稲田大学名誉教授 野中涼
2・4火曜日10:30〜12:00
4/9から10回 29000円
申し込み・問い合わせ・資料請求:03-3475-1151
詳細:http://nhk-cul.co.jp

個人的には「ヨーロッパ温泉探訪」全6回18000円というのが気になった。
毎回ヨーロッパの温泉をスライドで見ながらなごむらしい。。。(^^;
そのお金で実際に温泉に入りに行ったほうが良くはないのか?



◆ガンダルフ本

Amazonからついに届いた!

・『The Lord of the Rings』(Hardcover, One Volume Edition) J.R.R.Tolkien \5718

これは待ちかねたJohn Howeのガンダルフの表紙のハードカバーで、「指輪物語全1冊」だ。
待ちかねたと言っても、この本は絶対に私の手元にあるべきだと思っていたものであるから、嬉しいとかそんなものはなく、静かなる喜びというか、至極当然といったような、なにやら運命的なものを感じる本なのだ。ここに描かれているガンダルフこそが、私のイメージのガンダルフ、ミスランディアそのものなのだ。映画の写真の表紙などでは味わえない、長い年月を積み重ねたイメージの深い感慨がある。

それにしても厚さ7センチ。しかも洋書によくあるスカスカの軽い紙ではなく丈夫な紙でできているので、非常に重たい。ハリポタ4巻目の比ではない。読もうたって、なかなか読める代物じゃない。もちろんこれは私の宝物として、読まずに大事に保管するつもり。いつか、オットマンつきのふかふかの読書用の椅子でも買ったら(それにはまず広い家を建て、書斎を作らねば!)、じっくりと読んでみたい。老後の楽しみ、冥土のみやげである。しかしこんな分厚い本は、お棺に入れてもらえないだろうか?


─ BOOK INFO ─

ガンダルフ本(Amazon)
・『The Lord of the Rings』(Hardcover, One Volume Edition) J.R.R.Tolkien \5718





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2002年03月18日(月)
牛の気持ちがわかった1日

それは左足の人差し指(足の指を人差し指というのもなんだか変だが)の、チクチクした痛みから始まった。
痛みは土曜日の夜からあったが、その日は何時間も立っていたので、単純に疲れたのだろうと思っていた。しかし今日になっても痛みはおさまらない。非常にいやーな予感。だが、災厄はこんなものではなかった。

午前中、朝ご飯を食べ、何かとすることがあったので、それを終わらせてから二度寝(私の場合はこれが本寝なのだが)しようと思っていたが、用事が終わらないので、お昼ご飯を食べてから寝ることにした。それでも用事が終わらないので、今日は夕方歯医者だし、もう寝れないかも・・・と時計を見ながら仕事をしていた。

すでに2時頃だっただろうか?急にお腹がいたくなってきた。胃ではなく、腸のほうである。しかも徐々にではなく、いきなりだ。やっとのことで這うようにしてトイレまで辿りついたが、何も変わらない。全身冷や汗というか、脂汗だ。
苦しくてたまらないのに、突然ドアのチャイムが鳴った。宅配便だ!今日はAmazonから『指輪物語』の本と地図が届く予定だった。よりにもよってこんな時に!しかし本と地図は何にも替え難い。何としてでも受け取らなくては!必死の思いで印鑑を取りに行き、前かがみでドアを開ける。やっぱりAmazonからの荷物だ。宅配便のおにいさんが妙に元気なやつで、大きな声がお腹に響く。もしかして「どうしたんですか?」くらいは言ってくれるんじゃないか?と、はかない期待を抱いたが、それはやっぱりはかないものだった。

せっかく待ちに待った本と地図を手にしたのに、開けることもできず、布団に倒れ込む。なんとか落ち着いたようだ。ちょうど宅配便が来たときがピークだったに違いない。そう思って荷物を開けようとすると、とんでもない!さっきより痛くなってる!さっきのはピークどころか、ほんのプロローグだった。

とにかくトイレに行かなくては!と思うが、あまりの痛みに立てない。死ぬ思いでやっとトイレにかけ込むが、今度は座ることもできない。トイレの床で七転八倒である。目が回って起きあがることもできず、ただただ便器にしがみついていた。これではどうしようもないと布団に戻ろうとするが、やっと立ちあがっても体が左に倒れていく。足が崩れるように折れていって、まるで進めない。これじゃ狂牛病だ!もしかしてそうなのか?
左耳には耳鳴り。サンハン器官もやられてるようだ。目の前もぐるぐると回っている。どうしたらいい?神様!

人間、思ったほど簡単には死なないようだ。しばらくしてして、なんとか布団にもぐり込み、ほとんど気絶状態で寝てしまった。気がつけばお腹の痛みもほぼおさまり、わずかな痛みだけ。時計を見ると歯医者に行く時間が迫っていたが、この状態で、またしても別の痛みに耐えなければならないのかと思ったら、それこそ死んだほうがましだと思い、歯医者に断りの電話を入れる。気絶する前にアポロ13号にも電話した。いまわの際に電話するのは、やはり旦那ということなのだろうか?「じゃあ、寝てれば」と冷たい返答ではあったが、そのおかげで、夕食は作らなくてもすんだ。

それにしても、一体なにがどうしてこうなったやら?
朝食べたダイエット用寒天ヌードルのせいか?それでは物足りないと、つまんだベビースターラーメン(ダイエットの意味なし!)か?それともお昼のカレー(レトルト・辛口)?おやつ梅干?カルピス?バファリン?どれにしたって、お腹が痛くなるのはともかく、目が回って足がくず折れ、気絶するほどになるものか?
やはり狂牛病だろうか?私は牛肉より豚肉のほうが好きだし、そもそも肉より魚のほうが好きなのに!どうして?
ともあれ今日の経験で、牛の気持ちがわかったような気がした。人間のことばかり心配しているが、牛だって苦しいに違いないのだ。

ちなみに、今現在はなんともなく、食欲も旺盛である。


─ BOOK INFO ─

中つ国の地図がやっと届く(Amazon)

・『Map of Tolkien's Middle-earth』 Brian Sibley, John Howe \1142
・『The Hobbit』(Hardcover) J.R.R.Tolkien \2054




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2002年03月17日(日)
関野吉晴サイン会

昨日は「グレートジャーニー写真展」に行ったのだが、前日日記に書いたように、会えるかどうかは全く期待していなかった。しかし会場に着くと、入り口前でサイン会が行われていて、これはどうしてもサインをもらおう!と思い、係員にどこに並ぶのかを聞いたら、整理券がないとダメだという。関野氏を目前に、それはあんまり悲しい!と思っていたら、親切な人が「私のをどうぞ」と整理券をくれた。その後、あれこれあった末に、ようやくサインをしてもらえた。
もう絶対だめだと思っていたが、意外にも優しい人が多くて、人々の好意でなんとか念願のサインをもらえたようなもので、ラッキーだったというか、世の中捨てたものではないというか。。。みんなをそんな気持ちにさせるのも、関野さんの人柄なのだろうかとも思った。

サインといえば、誰のサインかわからない、殴り書きのようなものかと思っていたら、「関野吉晴」ときっちり書いてあり、タレントとかスターとかいう感じは全くなかった。こんなにきっちり書いていたら、疲れるだろうな。でもだからこそ関野さんらしいのだ。ひとつひとつきっちりやるからこそ、10年にも及ぶ冒険を成し遂げられたのだろう。そういうことがにじみ出ているサインだった。
握手してもらいながら、小柄な関野さんからは想像もできない手のごつさを感じた。この手で世界を制覇したのかと実感した瞬間。

そこで私はひとつだけ質問した。

「トナカイのそりの乗り心地はいかがでしたか?」

クリスマスエルフの本を書くときに、参考にしたかったのだ。
一瞬とまどったような表情が浮かんだが、「よかった」と一言。「楽しかったですか?」と聞いたら、嬉しそうに頷いていた。
私は関野さんの冒険から、いろんなことを教わったので、本のどこかに、必ずこのことを入れようと決めた。くじけそうになったら関野さんの冒険のことを思い浮かべて、絶対にやり遂げてみせると決心した。


─ BOOK INFO ─

姪の小学校入学祝い用に(Amazon)

・『ハリー・ポッターと賢者の石』 J.K.ローリング \1900
・『ハリー・ポッターと秘密の部屋』 J.K.ローリング \1900
・『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 J.K.ローリング \1900

◆J.R.R.トールキン『新版・指輪物語(5)二つの塔(上1)』読了



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2002年03月15日(金)
グレート・ジャーニー

関野吉晴さんのグレート・ジャーニーが終わった。8年間(結局それ以上になったのか?)毎年この番組を楽しみにしていた。終わってしまうのは寂しいけれど、実は明日はその写真展に行く。トークショーとサイン会もあるらしいのだが、たぶん入れないだろう。

私は彼をとても尊敬している。世界中を旅するのに、どこに行っても人のために役に立つことがしたいと、それまでの職業をやめて医者になり、今度のグレート・ジャーニーでは、ひたすら淡々と旅をしていた。淡々として、感情の押し売りなどまるでないのだが、一歩一歩に力強い意志を感じる。表に現さないものの、辛いことはたくさんあっただろうに。最後のゴールでも淡々と。。。家族からのメッセージに黙って目を通す彼の顔に、物言わぬ苦労の皺が刻まれているのが印象的だった。
やはり家族ですか?と聞かれ、うん!うん!と頷いていた関野氏に、限りない優しさが見えた。

明日、その彼に会えるだろうか?



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2002年03月13日(水)
いい加減にしなさい!

  

『指輪物語』の映画「ロード・オブ・ザ・リング」が始まる前に、4回目の再読をしようと思って、原書の『The Hobbit』のPBと、『新版・指輪物語全9巻』を買った。

映画を見てから、やっぱり『指輪物語』はサイコーです!と、物語の舞台である中つ国の地図と『The Hobbit』の初版と同じ装丁のハードカバーをオーダーして、もうすぐ届く予定。

そしてまた今日、原書の『The Lord of the Rings (complete)』のハードカバーUK版(ガンダルフの表紙、キャーッ!)をオーダーしてしまった!

翻訳のハードカバー(追補編つき)全巻も欲しいし、原書の革装版も欲しい(Amazonで売っていたっけ?)!などと思っている。

もう、いい加減にしなさい!だ。買っても眺めているだけで、読むのはどうせPBと文庫のほうとわかっているのに。。。


─ BOOK INFO ─

◆ジェーン・オースティン『説得』読了



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2002年03月12日(火)
古今恋愛事情

◆古今恋愛事情

昨日、ジェーン・オーステインの『ノーサンガー・アベイ』を読んだ。オースティンは『自負と偏見』、『分別と多感』に続いて3冊目だが、どれも面白い。しかし、個人的にはこの『ノーサンガー・アベイ』が一番面白かった。本についての感想は「只今、読書中!」に書いてあるので、ここでは違うことを書きたい。

オースティンは純文学ではあるが、どう見てもロマンスものだろうと思う。それは単純に、ロマンスについて書いてあるからということであるが、この昔風のロマンスがどうして面白いのだろう?きわどい描写があるわけでもなし、内容は年頃のお嬢さんが素敵な男性とめぐり合い、あれやこれやの末にめでたく結ばれるというお決まりの話にしかすぎない。
実は同時に現代のロマンス小説、ノーラ・ロバーツの『Tonight And Always』というのを読んでいるのだが、あんまり面白くないので、「只今、読書中!」にも書いていない。同じロマンスの話で、どうしてこうも違うのか?

それはオースティンの文章の上手さ、細かい人物描写、暗に皮肉を含めたユーモアなどというのもあるが、恋愛そのものの描き方の違いだ。
オースティンの場合は最後になるまでどうなるかわからないのだが、じっくり相手を見定めて、結ばれることと相成れば、けして相手を疑ったりはしないのである。そしてその間、愛の言葉などはほとんどない。軽率に愛しているなどと言いあう間柄の男女は、必ず破局するのだ。
しかし、ノーラ・ロバーツのほうはといえば、簡単に恋人同士になり、しょっちゅう「愛してる」などと囁かれるが、それからが大変だ。いつ別れが来るだろう?自分は傷つけられるのではないか?だったら今別れてしまったほうがいいのではないか?などと、あること、ないことで悩むことおびただしい。たぶんそれが私の性格に反するのだろう。恋愛に悩みはつきものだが、少なくともなぜ自分の気持ちに正直でいられないのか?別れることを考えずに、続ける努力をしないのか?と思ってしまうのだ。勝手に別れがくるのでは?と思って、相手にやつあたりするなど、バカじゃないの?なーんて思ってしまうからなのだ。こちらもお決まりのコースで、最後には絶対に結ばれるのだが、相手が自分を傷つけるのではないか?と思うくらいなら、そんな人と簡単に恋人同士にならなければいい。これでは「愛してる」という言葉なんて何の意味もないではないか。
オースティンの小説は主人公にプライドと分別があり、いざとなれば一途に相手を信じるという状況が好ましいと思えて、非常に気持ちがいいのだが、ロバーツのほうは主人公が軽率で、相手を落とすまでは異常にプライドがあるが、落ちてからは相手に翻弄されるというのが腹立たしく思えるというところだろう。

これは作家の違いとばかりも言えない。昔と今の恋愛のあり方、女性の恋愛感がそもそも違っていることもある。しかし、現代にあって、現代の恋愛をしているはずのものが、昔のロマンスのほうがずっと魅力的だと思えるのはなぜだろう?それは、昔のヒロインは自分というものをしっかり持っており、自分を磨くことにも熱心で、そう簡単には安売りしないという部分が、魅力的で面白いのだと思う。


◆ルーティーン・ワーク

ご飯を炊こうと思い、お米をいつものように4合入れた。。。つもり。
お米を洗う段階で、あれ?4合だっけ?5合だっけ?と迷った。無意識にしたので、計量カップでいくつ入れたのか全くわからなくなってしまった。主婦歴を考えれば、それくらい見て見当がつきそうなものだが、毎日無意識にしているため、いざ、あれ?と思うと、全然自信がないのだ。今日は歯医者に行ったけれど、麻酔をかけたわけでもなく、いたって意識は正常だったのだが、どういうわけか一瞬どこかに飛んでいたようだ。

仕方がないので、たぶん5合いれてしまっただろうと思い、水もその分入れた。しかし毎日の無意識の習慣のほうが正しかった。できあがったご飯はおかゆ状態。このところ胃の調子がよくないし、まあいいじゃないかと自分で自分を取り繕ったが、せっかく実家から送られてきた高菜が、おかゆじゃおいしくないって。
無意識のルーティーン・ワークは、うっかりするとポカをするが、案外ちゃんと体が覚えているものなのね。


─ BOOK INFO ─

◆Nora Roberts『Tonight and Always』読了






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2002年03月11日(月)
英書読書法

よく原書を読みたいが、なかなか読めない。どうしたら読めるだろうか?という質問を聞く。こんなものに正解はないと思う。なぜなら、「読みたい!」という好奇心と自分の意志によるものだからだ。それでも、何か道が知りたいと思う人はいるだろう。今日読んだ本に載っていた、夏目漱石のこんな答えはどうだろう?


「英語は斯ういふ風にやつたらよからうといふ自覚もなし、唯早く、一日も早くどんな書物を見ても、それに何が書いてあるかといふことを知りたくて堪らなかつた。それで謂はゞ矢鱈に読んで見た(中略)先づ自分で苦労して、読み得るだけの力を養ふ外ないと思つて、何でも矢鱈に読んだやうである」

─夏目漱石『一貫したる不勉強』


「英語を修むる青年は或る程度まで修めたら辞書を引かないで無茶苦茶に英書を沢山(たん)と読むがよい、少し解らない節があつて其処は飛ばして読んで往つてもドシドシと読書して往くと終には解るやうになる(中略)要するに英語を学ぶものは日本人がちやうど国語を学ぶやうな状態に自然的習慣によつてやるがよい、即ち幾遍となく繰返へしするがよい、チト極端な話のやうだが之も自然の方法であるから手当り次第読んで往くがよからう」

─夏目漱石『現代読書法』



まさに、これしかない!と私は思う。
誰も最初から読めたわけではないのである。


─ BOOK INFO ─

◆ジェーン・オースティン『ノ−サンガー・アベイ』読了



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2002年03月10日(日)
エネミー・ライン

何と言ってもジーン・ハックマンがカッコいい!!!

自分の身を捨てても「絶対に助ける←→絶対に助けてくれる」という信頼関係は、親子にしかないだろうな。すでにもう親子にもないかもしれない。。。
ハックマンみたいなあんな人はいないよ。

他人に期待してはいけない。期待してはいけない。期待してはいけない。。。
何も返ってこなくても、自分のベストを尽くすのみ。
戦争映画としてはどうなのかな?と思うけど、束の間、こういう熱い人間関係もあるのだという夢を見た。


─ BOOK INFO ─

読了したもの
◆J.R.R.トールキン『指輪物語(4)旅の仲間(下2)』
◆イルゼ・アイヒンガー『縛られた男』
◆フィリップ・プルマン『琥珀の望遠鏡』





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2002年03月08日(金)
コラテラル・ダメージ

シュワちゃんの新作映画「コラテラル・ダメージ」は、副次的な犠牲ということだそうだ。
テロ、報復、どちらにも、関係のない一般の人の犠牲があるということ。
ニューヨーク市民、アフガニスタン難民。その他多くの犠牲がある。
ビン・ラディンのDNA鑑定はどうなったのやら。
結局ビン・ラディンなど、戦争のいい訳にすぎなかったのではないか?

それはそうと、今回シュワちゃんの泊まっているホテルは、渋谷のセルリアンタワー東急ホテルだそうだ。いつもの新宿のパーク・ハイアットではなかった。昨日先走ってパーク・ハイアットに行かなくてよかった。(^^;
シュワちゃんは旅先でも必ずトレーニングを欠かさない。それを聞くたびに、ああ、私もトレーニングしよう!と思うのだが、やったためしがない。あはは!

「アクションは一番簡単さ!毎日トレーニングをしているからね!」

私も一度言ってみたい。。。




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2002年03月07日(木)
シュワちゃん来日!

あ”がががががーーーー!
シュワちゃんが来てる!
会いたい〜!


髪の毛も短くなって、なんか若返った感じ。
今度もまたパークハイアットかな?
会いに行っちゃおうかなああああああーーーー!
部屋においでなんて言われたらどうしようかなああああああーーーー!
でもでも、来ていく服がないぞ。何をしゃべればいいんだろう?
もう少し痩せておくんだった!
なーんて、テレビを見ながらバカなことを考えてる私。

4月20日「コラテラル・ダメージ」公開!

もちろん先行オールナイトで見ます!
先先行オールナイトだって行きます!
必ず行くからねーーーーー!!!




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2002年03月06日(水)
指輪グッズゲット!

今日は、病院→紀伊国屋→アイリッシュパブ→薬局というお決まりのコースの日。普段ならこのあと、「どん底で一杯」または「HAVANAで一杯」というのが加わるのだが、今日はなし。
今日の目玉は、先行オールナイトで買いそびれた「指輪グッズ」をゲットしたこと!

病院に行ったあと、再度3時からの「ロード・オブ・ザ・リング」を観がてら、グッズを買おうと計画していたのだが、1時頃、映画館の前にはすでに列が!しかも立ち見だとか。。。そうか、今日は水曜日だから、感謝デーだかサービスデーだかで1000円の日だった。計画失敗。

せめてグッズだけでもと覗いてみたがそれらしきものはなく、見まわすと、例の矢印があった。つまり、外のショップにありますよということ。早速映画館のならびにあるグッズショップ(ハリー・ポッターグッズショップから、いつのまにかピカデリーグッズショップに名前も変わっていた)に行って、「映画館の前に貼ってあるアラゴルンのポスターください」というと、「非売品です」という答え。「ぢ、ぢゃあ、チェーンつきの指輪ください」と行ったら、「売り切れです」という神も仏もあったもんじゃない的答え。

それでもせっかくなので、携帯ストラップとボールペン&シャープペン(文房具はお約束)、それにエルフバッジを購入。「リングつきポスター」というのがあったので、リングはどういうの?と聞くと、出して見せてくれたのは、直径3センチもある巨大な指輪!これじゃハリポタのハグリッドでも大きいだろうてな感じ。しょうがないから、シャープペンシルについていたプラスチックの指輪で我慢することにした。とりあえず小指には入りそうだし。メッキじゃないから金色もはげないしね。(^^;
でも、フロドが指輪を小指にはめてたら、ちょっと気持ち悪いだろうなあ。。。

ところで、ストラップにもボールペンにもシャープにもついているフィギュアは誰よ?ガンダルフか?と思ったが、顔がない。それに、ガンダルフを表すなら、もっとガンダルフらしい装いというかポーズというか、なんか違うだろう。では黒の乗り手?そんなものがあちこちついていたのでは、なんだか縁起が悪いんじゃないか?・・・などと、帰りにモスバーガーで買った「海鮮おこめサンド」(塩味)にしょうゆをかけながらぶつぶつと文句を言ってみた。

しかしグッズはハリー・ポッターのグッズのほうが充実していたな。
でも、プラスチックの指輪にもちゃんとエルフの文字が入っているし、柔らかくてつけ心地もいいので、結構気に入っている。あはあ〜!
エルフのバッジはまるで買う気はなかったのだが、どん底のさんせ君が、「エルフがみんなつけてた」と言うので、じゃあ私もつけないと!と思い(なんで?)、迷わず買った。しめて、3050円なり。うぷっ!


─ BOOK INFO ─

紀伊国屋

・『穴』ガイ・バート \1000 (B+)
・『サンキュー・ボーイズ』ビバリー・ドノフリオ \1000 (B+)

◆ガイ・バート『穴』読了






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2002年03月05日(火)
図書館

久々に図書館に行ったので、状況も考えずに3冊借りてしまった。
しかもよりにもよってどれも読みでのあるものばかり。。。

・『ノーサンガー・アベイ』ジェーン・オースティン
・『説得』ジェーン・オースティン
・『舞踏会へ向かう三人の農夫』リチャード・パワーズ

きっと歯医者で麻酔をかけられ、思考が麻痺していたのだろう。1日に立てた読書予定とは大幅に違うもの。仕事のために、DOVERの児童ものシリーズを読む!だって?ぷぷぷっ!全く我ながら何を考えているのやら。
児童書のシリーズを読もう!と思った途端に、大人の、しかも純文学が読みたくなってしまったのだ。歯医者で麻酔をしなくとも、十分脳性麻痺である。




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2002年03月04日(月)
地図

洋物の本は上下2巻でも途中で投げ出してしまうような、ちょんまげ派のアポロ13号だが、『指輪物語』にはすっかりはまったようだ。指輪のプロローグとも言うべき『ホビットの冒険』も入れると、現在8冊目。これは驚異的である。
しかし、実は秘密があった。彼は地図好きだったのだ。

『指輪物語』には物語の舞台となる「中つ国」の地図が載っており(もちろんこれもトールキンのオリジナル)、指輪を読むということの中には、「中つ国」の歴史と地理を学ぶということも含まれる。だが私の場合、すでに4回目だというのに、かの地図に関しては、単なる絵柄としてしか見たことがないので、ホビット庄がどこにあるのか、それに対してモルドール(指輪の旅の行き先)はどちらの方向なのかなどということは、全く気にもとめていなかった。

ところがアポロ13号は、あの細かい地図(文庫本だからなおのこと小さい)を見ながら、いちいち確かめているようなのだ。この地図はマニアにはかなり人気があって、絵としても素晴らしいので、眺めている分にはなかなかいいのだけれど、どうも私ははなから地図には興味を示さないタイプであるから、架空の地図で架空の土地の位置を確かめている間に、1ページでも先に進みたいと思う。いわば「地図の読めない女」なんである。

それにひきかえアポロ13号は、書店で新しく日本語で出た地図を見てきて、あれはどうも良くないとのたまったり、映画のパンフレットについていた地図と本に載っている地図を見比べたりして(どう見ても同じだと思うのだが)、ああでもない、こうでもないと毎日ご熱心だ。

昨日も、白の魔法使いと言われているサルマン(指輪に取りつかれて悪い魔法使いになってしまった賢者)がいるところ(アイゼンガルド)の字が小さくてわからないじゃないか!と憤慨していたので、老眼鏡でも買ってやろうかと言うと、そういう問題じゃないという。ここは重要な地点なのだから、ちゃんとわかるように書いてなければダメなんだそうだ。はあ〜、なるほど。。。

今では、4回目再読中の私より、ずっと「中つ国」の地理に詳しいアポロ13号である。


─ BOOK INFO ─

◆ラーゲルレーヴ『ニルスのふしぎな旅<1>』読了



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2002年03月03日(日)
ひなまつり

◆ひなまつり

桃の節句。
このあたりで桃というと、新宿御苑で見れる。今頃咲いていたっけ?
「ぎょえんのさくら」と言えば音的にきれいだが、「ぎょえんのもも」とか「ぎょえんのうめ」というのはなんだか変だ。
でも、梅、桃、桜、どれが好きかと言ったら、梅。控えめで初々しい美しさがある。香りも一番芳しい。父も梅が一番好きだと言っていた。桜もきれいだけれど、散るのが早くてなんだか痛々しい。

ところで3月というと、もう厚手のコートは着れないのかな?
この間バーゲンで3着も買ったのに。<もう着るときがないから安いんだろうって!(^^;
私はお勤めじゃないから、あまり外に出ないし、コートを3着買っても着る機会がない。それでも安いと思うと買ってしまうのは、母親ゆずりだ。
母も買い物好きで、どう見ても無駄だと思うものを凝りもせずに買う。コートなども着きれないほど!
先日も実家で、その「コート・コレクション」を見てきたが、小さかったけど直せば着れるとか、流行遅れだがそのうちまた流行るとか、そんなものばかり。誰が直すんだろう?いつ流行るんだろう?開いた口がふさがらないとはこういう時に言うのだなと思った。あんなにコートばかり買って、一体中身はどうするっていうんだろ?<人のことは言えないが。

そういえば、春のコートってなかったな。。。


◆耐えがたきを耐え・・・

ひなまつりなのに、どんよりと曇って春らしくない天気。
今日はアポロ13号がゴルフで早朝に出かけた。朝早いので、夜中に起こしてしまったら悪いと思って、ずっと起きていた。そうでなくてもきっと朝まで起きていただろうが。。。
外は曇っていて、あんまり楽しくなさそうだから、お天気に惑わされず、これから気兼ねなく寝れる。(^^;

夜中にものすごくお腹が空いて、何かお腹に入れないことには、食べ物の妄想で頭が巨大化してしまうと思ったが、朝まで我慢した。夕べの残りのケンタッキー・フライドチキンが頭に浮かび、死ぬほどひもじかったのだが、これまた夜中に音を立てて起こしてしまっては悪いと思ったため、耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、なんとかアポロ13号を送りだして、やっとさっき食べることができた。もちろんすでにコールドチキンである。レンジが壊れているので、温められないのだ。(泣)
やはり夜中に食べるべきだったか?
しかし寝る前にこんなに油っこいものを食べては、ほとんど相撲取りの生活だ。





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2002年03月01日(金)
季節の匂い

◆季節の匂い

3月になったら、急に暖かくなった。今は曇っているが、さっきまでうららかに晴れていた。
でも、都心では春の匂いがしない。春だけではない。夏の匂いも、秋の匂いも、冬の匂いもしない。子供の頃には季節が早々と匂いでわかったのに、今ではどう見てもその季節であるということで、初めて気がつくなんていうこともざら。
私の守り本尊は大日如来らしい。そのせいか、いくら夜中にうごめいていても、太陽の光がないと気分が沈む。太陽には強さと希望がある。天体ということでいえば、月も星も好きだけれど、地球の生命の源ともいえる太陽は、やはり信仰にも値する。季節の匂いは、自然の呼吸が太陽によって暖められて広がるものだと思う。もちろん太陽の位置によって光の強弱があるから、それが季節を分ける正確なものさしになるのだ。

今住んでいるところは、東と南に窓があるので明るいはずだが、どうしてだか昼間も暗い。だからむしろ昼間はそこにいるのがいやだ。逆に夜は周囲の灯りで明るいのだけど、このあたりは都心でありながら、年々過疎化してきて人がすくないために、昼間でも不気味だ。何もお化け話をする気はないが、長居は無用といった感じ。長居をする気はなかったが、気がつけば地縛霊にでもとりつかれたみたいに、一向に引っ越せない。不気味なのは、自然がないせいもある。それが最も大きな理由だろうか。特に自然愛好家ではないが、自然の息吹の感じられない土地というのは、文字どおり「不自然」だ。自然の持つパワーを取りこめない人間は、いつしかバランスが崩れていくのではないかと思う。季節の匂いのしない土地は、生きている喜びもない。いつしか時が過ぎ去るだけだ。


◆忘れるべからず

人に期待しないこと!

期待しなければ、失望もない。
毎度言い聞かせるのに、すぐに忘れる。
まだまだ修行が足りない。。。


◆スウェーデンてどんなとこ?

昨日、Amazonから本が5冊届いた。
『ニルスのふしぎな旅』4巻と『シッピング・ニュース』だ。
この二つは何の関係もないようだが、『ニルスのふしぎな旅』の作者はスウェーデン人。『シッピング・ニュース』の映画の監督もスウェーデン人なのだ。
文学の上でスウェーデンというと、北欧神話やロッタちゃんやピッピ?
北欧というと幻想的なイメージがあるが、社会的には「揺り篭から墓場まで」という福祉の面が有名。なので、わが国でもどうにも小泉が弱いものいじめをやめないようなら、スウェーデンにでも移住しようかと思っているくらいだ。

しかし、アメリカの作家アースキン・コールドウェルの本によれば、スウェーデン人は乱暴で、何をするかわからないといった記述がある。もちろんこれは昔の移民に対する偏見にしかすぎないのだけれど、楽しい老後を夢見てスウェーデンに移住したはいいが、バイキングみたいな乱暴者ばかりに囲まれて暮らすのはいやだなあ・・・なんて、愚にもつかないことを考えたりする。

幻想的な白夜・・・老い先短い余生を送るには、あの世との境も不明瞭になっていいかも。(^^;


─ BOOK INFO ─

Amazonより

・『Little Christmas Elf』 Eileen Curran \467

AmazonでUK本の扱いが始まったので、早速エルフ関連の本を4冊オーダーしたが、そのうち3冊入手不可でキャンセルされた。入手できるかどうか確認して載せていないのだろうか?

◆ Eileen Curran『Little Christmas Elf』読了



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