日記帳




2008年08月28日(木) 「これは食べ物ではありません」

スーパーマーケットなどの出入り口付近、普段は見向きもせずに通り過ぎているガチャガチャコーナーで、ミスタードーナッツとコラボしたクリップ、というシリーズを見つけて、あまりの可愛さにすっかり蒐集欲をかき立てられています。

現時点で手に入ったのは、ポン・デ・リングのチョコ、ストロベリークリームのかかったもの、チョコがけオールドファッション(と、それぞれ思われる三種)、D-ポップ、お持ち帰り用紙箱、の計5種。職場に持ち込んで、机上の電話用メモを束ねているので、殺風景な事務用品の中、目立ってラブリーな存在感です。

ガチャガチャといえば、はるか昔に「おでん消しゴム」に熱中した時期があって、祖父母の家に遊びにいった帰りのバス停で良く買ってもらったのですが、どこに心惹かれていたのかといえば、おでんそのものよりも、添え物だった搾り出した練り辛子型消しゴムの方だった……というようなことを、コンビニに並び始めたおでんを見ながら思い出していました。もう、そんな季節なのですね。


2008年08月27日(水) Oyster or Persimmon?

となりの客はよく牡蠣食う客だ、という一文をちょうど読んでいた本の中に見つけて、へ? 「柿」じゃなかったの? と一瞬天地がひっくり返るような(多少誇張気味)驚きを味わったのですが、しかしスタンダードは果物のカキの方ですよね、オイスターのカキではなく。

恐らく、前後の文脈(牡蠣が出てきた)を踏まえた洒落なのだと思われます。しかし、時に呆然とするような勘違いをしていることがあるので油断がなりません。例えば、「おかしらつき」は尾と頭ではなく「かしら」に接頭語がついていると思い込んでいたことや、「あきのみやじま」はなぜ日本三景の中でここだけ季節限定なんだろうと疑問に思っていたこと、などなど。

牡蠣食う客、が出てきた『河岸忘日抄』を読み終わってしまって、居心地良い場所から煩雑な日常に帰らないと行けなくなった旅行客のように、寂しい思いをしています。どんな心情でいても、数ページ読んだだけで心が凪いで充たされる、得難い本でした。


拍手御礼。「白い魚」へ感想を下さった方へ。
なにはさておき「日当たりが悪いんだ」という一言から始めたいがために、生まれたような話ですので、印象的と仰っていただけると、とても嬉しいです。言うならば、掴みはオーケー、というような心境でございます。
日常とファンタジーのあわいを縫うような、現実に起こりそうで起こらないような、そんな話はまた書いてみたいと思っています。
感想、ありがとうございました!


2008年08月19日(火) かえりみすればつきかたぶきぬ

二泊三日で、奈良と三重へ旅行に行って参りました。
主な目当ては、奈良のならまちと伊勢のおかげ横丁散策、であります。

ならまちは、細い路地がうねうねと続く界隈に、古い民家と、ところどころカフェや和菓子やさん、雑貨やさんなどが点在する、徒歩でてくてく巡るにはとても楽しい町でした。
右の道から左の道へ、そして更に細い裏道へ、と思いつきでぐんぐん歩いていくと、どの路地にも「ちょっとココロ惹かれる」モノが見つかったりします。
ふらりと立ち寄ったお店でいただいたカキ氷も、きりりと酸っぱい梅蜜が美味でした。

すっかりお馴染みの場所になっているおかげ横丁では、念願だった赤福をお店でいただき、お気に入りの酒器のお店でぐい呑みを自分用のお土産にして、あとは駄菓子やさんや招き猫のお店や造り酒屋さんなどを覗き込んだり。お酒が飲めればもっと楽しいだろうなあ! と思うのも、いつも通りでありました。

日記タイトルは、途中で立ち寄った道の駅にて、人麻呂饅頭だか人麻呂煎餅だかを発見→お隣の建物には「かぎろい」の文字が→そういえばそんな歌がありましたね、確か「ひんがしの」で始まる→でも後半が思い出せません、という連想ゲームの結果でした。

***

拍手御礼。
メディアマーカー仲間さんへ。
図書館検索機能は、実はまだ気付いておりませんで、教えていただいて思わず「ほほう!」と唸ってしまいました。ありがとうございます! これからは、心の中で「先輩!」と呼ばせていただきます!
私のリストは、我ながらあまりの統一感の無さに「こんなに守備範囲を広げていては、そりゃあいつまで立っても積読本が減らないだろうよ……!」と呆れ返ってしまうようなラインナップですが、もし何かのお役に立てるようでしたら、いやお役に立てるような場面が思いつかないのですが、いやいやそれでも万が一何かのお役に……(エンドレス)。
自分の好きな文章を書かれる方が、どんな本に興味を持ってらっしゃるのかしら、ということは、もうとてもとても気になってしまう話題ですので、こちらこそわくわくしつつリストを拝見したいと思います! そしてしっかりインプット(読書)したら、アウトプット(創作)にも励みたいと……弱気になりつつ思っています。
それでは、長々と失礼いたしました。



2008年08月14日(木) be getting ready

ある方の日記で紹介されていたのを拝見し、「MediaMarker」というツールにすっかり心惹かれてしまった私。こちらは、蔵書や所有CDなどを整理整頓することのできるスグレモノ、のようなのです。
確かに、本やCDの表紙やジャケットがずらりと並ぶ様は、眺めていて幸福感に浸れる光景で、いいなあ私も使ってみたい……! と思ったものの、読了本管理用には(充分使いこなせているとは言えないものの)読書感想ブログを既に持っているし、ここでまた道具ばかり増やすのもなあ……と後ろ髪を引かれつつ、導入は見送ることにしました。
が、しかし! これから読みたい本の管理用としてならば、十二分に活用できるではありませんか! 加速度的に増えていく潜在的積読本リストの煩雑さを解決する一助となってくれるに違いありません!(思わず感嘆符を連発)
絶好の口実を見つけたので、いそいそとツールを入手し、手書きの(それゆえ非常に読みにくい)覚書からちまちまと本のタイトルを移植しています。

 「彩色本棚準備室」

純然たる未読本のみのリスト、しかも読書ブログを上回って余りある無節操さ、その上いずれ凄まじい冊数になることは疑いない、でも物凄く楽しい!
こんな使い勝手の良いツールと出会うきっかけを与えて下さった方へ、感謝の思いを捧げつつ。ありがとうございました!(そして、レポートお疲れ様でした!)





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