日記帳




2007年02月19日(月) 三日天下

読書録更新情報。読書に関する限り、今年の私は頑張ってます?(疑問形?)

 2007/2 『おいしい話―料理小説傑作選』 小川洋子・他
     『牧師館の殺人』 アガサ・クリスティー

やっとのことで、リアルタイムです。追いついたぜ! と反っくり返っていられるのも、多分ほんの数日でしょう。これぞ三日天下(?)。

アンソロジーである一冊目は、ミクシィをご覧になっている方ならご存知の、「寒気がする」だの「気持ちが悪い」だの愚痴っていた、アレです。あ、でも別にそんな話ばかりではないのでご安心を。ただ、アレのインパクトが強烈すぎたのです……。

ハヤカワ文庫から刊行されている「クリスティー文庫」全百冊をある程度まで読破する、というのは(全部とは言わない)今年立てた読書目標のひとつです。読み出せば早いクリスティー作品、なのですが、しかし粒揃いで面白く、いつ読んでもいいやという安心感が逆に徒となるのか、ついつい後回しにされてしまいます。

読書感想ブログ仲間が欲しいなあと密かに、けれども割と切実に思っています。結構楽しいですよ? 自分の備忘録代わりにもなりますし。「去年の今頃はこんな本を読んだのか」と振り返るよすがにもなります。どなたか始めてみませんか?


2007年02月18日(日) そんなバナナ

心優しき皆様のおかげで、今年もまたたくさんの方に誕生日を祝っていただけました。ありがとうございます。

友人よりお江戸から届いた贈り物はバナナの皮をかたどったドアストッパーで、ご丁寧にも「踏んで転ばないように」との注意書き付きでした。かつて私に向かって「バナナの皮で滑って転びそうな人だよね」と言い放ったことを、よもや覚えていたわけではないでしょうが、笑ってしまうような見た目(失礼)に反してなかなかの働き者で、毎日重宝しています。ありがとう友よ。有難い忠告にも関わらず、何度か踏みつけては「おわっ!」とのけぞったことは、君には伝えない方が良かろうと思うよ。


少し遡りますが、読書録更新情報です。

 2005/10  『青空の卵』 坂木司
 2007/1 『風の影(上・下)』 カルロス・ルイス・サフォン

……日付は決して誤植ではありません。うっかり忘れるにもほどがありました。あまりに無体な。


頭が二つに足が無数、人を襲う上に固い甲羅で覆われていて簡単には息の根を止められない、という化け物の出てくる悪夢を見た数日後、口直しのようにして、愛らしいウサギが山ほど登場する夢を見ました。
タンポポの綿毛を一回り大きくしたような、白くてふわふわのウサギがたくさん、です。あら可愛いと一羽手のひらに乗せてみたところ、しばらくもぞもぞうごうごした後、何が気に入らなかったか私の指をかぷっと噛んで逃げて行きました。別に痛くはありませんでしたが、しかし夢の中ぐらい動物たちと仲良くしたいものです。


2007年02月12日(月) 石川旅情

石川県に行って来ました。
目的は、蟹であります。蟹三昧であります。お刺身に茹で蟹に焼き蟹に蟹鍋に蟹ご飯に蟹のスープに……ええと、まだあったのですが思い出すだにおなか一杯のためこの辺りで打ち止めです。
一泊二日のため、さほどじっくり観光はできなかったのですが、その分魚介類は堪能してきました。近江町市場の海鮮丼は素晴らしかったです。コロッケも美味しかったです。ひがし茶屋街のカフェも素敵でした。生菓子付きの加賀棒茶セットは、ほっと一息つくのにぴったりな和み系のお味でした。
……全くもって食べ物の話ばかり。

食べること以外といえば、「折紙博物館」にて世界最小の折鶴を鑑賞してきました。鑑賞と言っても、なにせ0.5ミリ角のフィルムで折られた作品のこと、大きさは髪の毛の太さよりまだ小さいというわけで、顕微鏡でないと見えません。顕微鏡を通したってどこ辺りが折鶴なのやら……というのはきっと言ってはいけないことなのでしょう。ええ。

お土産(自分用の)もいろいろと。千代紙に足袋靴下に蒔絵シールに、和小物に囲まれていると、気分だけは大和撫子でございます。

今年は暖冬と良く聞きますが、北陸石川も例外ではなく、雪などどこに? といった景色でした。散策して回るには都合がいいものの、しかし本当に二月なのかとなにやら不安になるような気候でもあります。

そして今年も誘惑に負けて自ら告知いたします。
明日13日は、私の誕生日です。


2007年02月04日(日) 指折り数える

更新情報です。
「三行小説」にお題6つ分を追加しました。「おとな」「遊び」「初体験」「生」「死」「悲しみ」の6題です。まだやっていたのか、という声には、ニヒルに微笑みつつ耳を塞ぎます。……言い逃れにもキレがありません。

今年、創作上で打ち立てたテーマのひとつが「ドラマチック」なのですが、しかしたった65文字でドラマを創る、というのは私の手に負える業ではない、としみじみ感じています。一文字の余裕もないのに細かなところを書き込みたがる癖は相変わらずで、あと5文字あと3文字あと1文字削らねば……! とぎりぎりの攻防戦は、続ける内に段々楽しくなってきてしまいます。

そして、読書録更新状況です。今回は2冊分追加しました。

 2006/10 『逆説思考』 森下伸也
 2007/1  『春になったら苺を摘みに』 梨木香歩

過去分は、うっかり埋もれたまま早幾歳月、という一冊が残っているのですが、2006年度分は全冊記録し終わりました。読了本タワーの高さにたじたじとなっていた頃には、全て感想をつけ終わる日が来るなどとは予想も期待もできなかったのですが、やればできるものです、ね。これも、読書ブログを楽しみにして下さる方々(がいらっしゃると仮定して、敢えて複数形で)のおかげであります。どうぞ2007年度もできればよろしくご愛顧のほどを、とお願いする次第です。
合計47冊、というのは一昨年に比べれば随分と減量気味です。昨年は、読書不毛地帯とでも言うべき空白期間が述べ2ヶ月ほど存在していたので、その辺りが響いている模様。

新年一月分の読了本は計6冊、まずまずのスタートなので、この調子で昨年の遅れを取り戻したいところです。何の遅れかといえば、着実に増え続ける切抜き記事の消費率について、なのでした。読書傾向が無節操になればなるほど、読書ブログの内容は雑多かつ色とりどりになり、それは悪いことではないんじゃないかと思うのですが、しかし読書速度の遅さにもどかしい思いをする機会も増えるのです。まあ、読みたい本の幻に囲まれているわけですから、所詮は幸せな悩みなのですが。 





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